JP2012030708A - 惰行制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両振動の影響による惰行制御の終了を防止できる惰行制御装置を提供する。
【解決手段】惰行制御判定マップ2へのクラッチ回転数とアクセル開度のプロット点が惰行制御可能領域内にあって、アクセルペダル操作速度が所定範囲内にて、かつクラッチ回転数とアクセル開度のプロット点が惰行制御しきい線をアクセル開度減少方向に通過したとき、クラッチを断すると共にエンジン回転数を低下させて惰行制御を開始し、アクセルペダル操作速度が所定範囲外となったか又はプロット点が惰行制御可能領域外に出たとき惰行制御を終了する惰行制御実行部3と、アクセルペダル操作加速度が車両振動判定値範囲外のときには、惰行制御実行部3による惰行制御開始・終了の判定を無効とし、アクセルペダル操作加速度が車両振動判定値範囲内のときは、惰行制御実行部3による惰行制御開始・終了の判定を有効とする振動影響除去部4とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、走行中にクラッチを断にしエンジンをアイドル状態に戻して燃料消費を抑える惰行制御装置に係り、車両振動の影響による惰行制御の終了を防止できる惰行制御装置に関する。
車両において、クラッチが断のとき、アクセルペダルが踏み込まれると、アクセルが開かれてエンジンがいわゆる空ぶかしとなり、エンジン回転数は、アクセル開度に対応したエンジン回転数に落ち着く。このとき、エンジンが発生させた駆動力とエンジン内部抵抗(フリクション)とが均衡し、エンジン出力トルクは0である。すなわち、エンジンは、外部に対して全く仕事をせず、燃料が無駄に消費される。例えば、エンジン回転数が2000rpmで空ぶかしをしたとすると、運転者には大きなエンジン音が聞こえるので、相当な量の燃料が無駄に消費されていることが実感できる。
エンジンが外部に対して仕事をしない状態は、前述したクラッチ断のときの空ぶかしに限らず、車両の走行中にも発生している。すなわち、エンジンは、空ぶかしのときと同じようにアクセル開度に対応したエンジン回転数で回転するだけで、車両の加速・減速に寄与しない。このとき、エンジンを回転させるためだけに燃料が消費されており、非常に無駄である。
本出願人は、エンジンが回転はしているが外部に対して仕事をしないときに、クラッチを断にし、エンジンをアイドル状態に戻して燃料消費を抑える惰行制御(燃費走行制御とも言う)を行う惰行制御装置を提案した(特許文献1)。
特開2006−342832号公報 特開平8−67175号公報 特開2001−304305号公報
前述の提案に加え、本出願人は、クラッチ回転数とアクセル開度とを指標とする惰行制御判定マップを用い、クラッチ回転数とアクセル開度のプロット点が惰行制御可能領域内にあって、アクセルペダル操作速度が所定範囲内にて、かつクラッチ回転数とアクセル開度のプロット点が惰行制御しきい線をアクセル開度減少方向に通過したとき、クラッチを断すると共にエンジン回転数を低下させて惰行制御を開始し、アクセルペダル操作速度が所定範囲外となったか又はプロット点が惰行制御可能領域外に出たとき惰行制御を終了する惰行制御装置を提案中である。
ところで、運転者は、アクセルペダルを踏み込んだり戻したり維持したりしているが、車両振動の影響を受けて運転者も振動し、アクセルペダルも振動する。このため、アクセルペダルに取り付けられたアクセル操作量センサが出力するアクセルペダル操作量(アクセル開度)の信号には、車両振動による成分が含まれる。例えば、運転者がアクセルペダルを同じ操作量に維持しようとアクセルペダルに載せた足を静止させているときでも、路面の変化などによって車両が振動すると、アクセルペダルから足が離れるなどしてアクセルペダル操作量に変動が生じる。
このような車両振動に起因するアクセル操作量センサ出力の変動により、アクセルペダル操作速度や惰行制御判定マップにプロットするアクセル開度が変動する。このとき、運転者の意志とは無関係に惰行制御が開始されたり、終了されたりすることがある。
惰行制御中に車両振動の影響によって惰行制御が終了してしまうと、燃料消費を抑える効果が減じてしまう。また、車両振動の影響によって惰行制御が終了した後すぐに車両振動が小さくなって惰行制御が開始されるといったハンチングが起きると、車両制御上好ましくなく、また、運転者に違和感が感じられる。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、車両振動の影響による惰行制御の終了を防止できる惰行制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、クラッチ回転数とアクセル開度で参照される惰行制御判定マップと、前記惰行制御判定マップへのクラッチ回転数とアクセル開度のプロット点が惰行制御可能領域内にあって、アクセルペダル操作速度が所定範囲内にて、かつクラッチ回転数とアクセル開度のプロット点が惰行制御しきい線をアクセル開度減少方向に通過したとき、クラッチを断すると共にエンジン回転数を低下させて惰行制御を開始し、アクセルペダル操作速度が所定範囲外となったか又はプロット点が惰行制御可能領域外に出たとき惰行制御を終了する惰行制御実行部と、アクセルペダル操作加速度が車両振動判定値範囲外のときには、前記惰行制御実行部による惰行制御開始・終了の判定を無効とし、アクセルペダル操作加速度が車両振動判定値範囲内のときは、前記惰行制御実行部による惰行制御開始・終了の判定を有効とする振動影響除去部とを備えたものである。
また、本発明は、クラッチ回転数とアクセル開度で参照される惰行制御判定マップと、アクセルペダル操作速度の信号から遮断周波数以上の高周波成分を除去するローパスフィルタと、前記惰行制御判定マップへのクラッチ回転数とアクセル開度のプロット点が惰行制御可能領域内にあって、アクセルペダル操作速度が所定範囲内にて、かつクラッチ回転数とアクセル開度のプロット点が惰行制御しきい線をアクセル開度減少方向に通過したとき、クラッチを断すると共にエンジン回転数を低下させて惰行制御を開始し、アクセルペダル操作速度が所定範囲外となったか又はプロット点が惰行制御可能領域外に出たとき惰行制御を終了する惰行制御実行部とを備えたものである。
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
(1)車両振動の影響による惰行制御の終了を防止できる。
本発明の惰行制御装置のブロック構成図である。 本発明の惰行制御装置が適用される車両のクラッチシステムのブロック構成図である。 図2のクラッチシステムを実現するアクチュエータの構成図である。 本発明の惰行制御装置が適用される車両の入出力構成図である。 惰行制御の概要を説明するための作動概念図である。 惰行制御判定マップのグラフイメージ図である。 惰行制御による燃費削減効果を説明するためのグラフである。 惰行制御判定マップを作成するために実測したアクセル開度とクラッチ回転数のグラフである。 本発明の惰行制御装置における車両振動の影響除去の手順を示すフローチャートである。 本発明の惰行制御装置における信号波形図である。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1に示されるように、本発明に係る惰行制御装置1は、クラッチ回転数とアクセル開度で参照される惰行制御判定マップ2と、惰行制御判定マップ2へのクラッチ回転数とアクセル開度のプロット点が惰行制御可能領域内にあって、アクセルペダル操作速度が所定範囲内にて、かつクラッチ回転数とアクセル開度のプロット点が惰行制御しきい線をアクセル開度減少方向に通過したとき、クラッチを断すると共にエンジン回転数を低下させて惰行制御を開始し、アクセルペダル操作速度が所定範囲外となったか又はプロット点が惰行制御可能領域外に出たとき惰行制御を終了する惰行制御実行部3と、アクセルペダル操作加速度が車両振動判定値範囲外のときには、前記惰行制御実行部による惰行制御開始・終了の判定を無効とし、アクセルペダル操作加速度が車両振動判定値範囲内のときは、前記惰行制御実行部による惰行制御開始・終了の判定を有効とする振動影響除去部4とを備える。
惰行制御装置1を構成する惰行制御判定マップ2、惰行制御実行部3、振動影響除去部4は、例えば、ECU(図示せず)に搭載されるのが好ましい。
本発明の惰行制御装置1を搭載する車両について各部を説明する。
図2に示されるように、本発明の惰行制御装置1を搭載する車両のクラッチシステム101は、マニュアル式とECU制御による自動式との両立方式である。クラッチペダル102に機械的に連結されたクラッチマスターシリンダ103は、運転者によるクラッチペダル102の踏み込み・戻し操作に応じて中間シリンダ(クラッチフリーオペレーティングシリンダ、切替シリンダとも言う)104に動作油を供給するようになっている。一方、ECU(図示せず)で制御されるクラッチフリーアクチュエータユニット105は、クラッチ断・接の指令により中間シリンダ104に動作油を供給するようになっている。中間シリンダ104は、クラッチスレーブシリンダ106に動作油を供給するようになっている。クラッチスレーブシリンダ106のピストン107がクラッチ108の可動部に機械的に連結されている。
図3に示されるように、アクチュエータ110は、クラッチフリーアクチュエータ111を備える。クラッチフリーアクチュエータ111は、中間シリンダ104とクラッチフリーアクチュエータユニット105とを備える。クラッチフリーアクチュエータユニット105は、ソレノイドバルブ112、リリーフバルブ113、油圧ポンプ114を備える。中間シリンダ104は、プライマリピストン116とセカンダリピストン117とが直列配置されてなり、クラッチマスターシリンダ103からの動作油によりプライマリピストン116がストロークすると、セカンダリピストン117が随伴してストロークするようになっている。また、中間シリンダ104は、クラッチフリーアクチュエータユニット105からの動作油によりセカンダリピストン117がストロークするようになっている。セカンダリピストン117のストロークに応じてクラッチスレーブシリンダ106に動作油が供給される。この構成により、マニュアル操作が行われたときには、優先的にマニュアル操作どおりのクラッチ断・接が実行され、マニュアル操作が行われていないときにはECU制御どおりのクラッチ断・接が実行される。
なお、本発明の惰行制御装置1は、マニュアル式のない自動式のみのクラッチシステムにも適用できる。
図4に示されるように、車両には、主として変速機・クラッチを制御するECU121と、主としてエンジンを制御するECM122とが設けられる。ECU121には、シフトノブスイッチ、変速機のシフトセンサ、セレクトセンサ、ニュートラルスイッチ、T/M回転センサ、車速センサ、アイドルスイッチ、マニュアル切替スイッチ、パーキングブレーキスイッチ、ドアスイッチ、ブレーキスイッチ、半クラッチ調整スイッチ、アクセル操作量センサ、クラッチセンサ、油圧スイッチの各入力信号線が接続されている。また、ECU121には、クラッチシステム101の油圧ポンプ114のモータ、ソレノイドバルブ112、坂道発進補助用バルブ、ウォーニング&メータの各出力信号線が接続されている。ECM122には、図示しないがエンジン制御に利用される各種の入力信号線と出力信号線が接続されている。ECM122は、エンジン回転数、アクセル開度、エンジン回転変更要求の各信号をCAN(Controller Area Network;車載ネットワーク)の伝送路を介してECU121に送信することができる。
なお、本発明で使用するクラッチ回転数は、クラッチのドリブン側の回転数であり、トランスミッションのインプットシャフトの回転数と同一である。図示しないインプットシャフト回転数センサが検出したインプットシャフト回転数からクラッチ回転数を求めることができる。あるいは車速センサが検出した車速から現在ギア段のギア比を用いてクラッチ回転数を求めることができる。クラッチ回転数は、車速相当のエンジン回転数を表している。
以下、本発明の惰行制御装置1の動作を説明する。
図5により、惰行制御の作動概念を説明する。横軸は時間と制御の流れを示し、縦軸はエンジン回転数を示す。アイドル回転の状態からアクセルペダル141が大きく踏み込まれてアクセル開度が70%の状態が継続する間、エンジン回転数142が上昇し、車両が加速される。エンジン回転数142が安定し、アクセルペダル141の踏み込みが小さくなりアクセル開度が35%になったとき後述する惰行制御開始条件が成立したとする。惰行制御開始により、クラッチが断に制御され、エンジン回転数142がアイドル回転数に制御される。車両は惰行制御走行することになる。その後、アクセルペダルの踏み込みがなくなってアクセル開度が0%になるか又はその他の惰行制御終了条件が成立したとする。惰行制御終了により、エンジンが回転合わせ制御され、クラッチが接に制御される。この例では、アクセル開度が0%であるので、エンジンブレーキの状態となり、車両は減速される。
惰行制御が行われなかったとすると、惰行制御の実行期間の間、破線のようにエンジン回転数が高いまま維持されることになるので、燃料が無駄に消費されるが、惰行制御が行われることで、惰行制御中はエンジン回転数142がアイドル回転数となり燃料が節約される。
図6に惰行制御判定マップ2をグラフイメージで示す。
惰行制御判定マップ2は、横軸をアクセル開度とし、縦軸をクラッチ回転数とするマップである。惰行制御判定マップ2は、エンジン出力トルクが負となるマイナス領域MAと、エンジン出力トルクが正となるプラス領域PAとに分けることができる。マイナス領域MAは、エンジン要求トルクよりもエンジンのフリクションが大きく、エンジン出力トルクが負となる領域である。プラス領域PAは、エンジン要求トルクがエンジンのフリクションよりも大きいため、エンジン出力トルクが正となる領域である。マイナス領域MAとプラス領域PAの境界となるエンジン出力トルクゼロ線ZLは、背景技術で述べたようにエンジンが外部に対して仕事をせず、燃料が無駄に消費されている状態を示している。
本実施形態では、惰行制御判定マップ2のエンジン出力トルクゼロ線ZLよりやや左(アクセル開度が小さい側)に惰行制御しきい線TLが設定される。惰行制御判定マップ2には、マイナス領域MAとプラス領域PAとの間に惰行制御しきい線TLを含む有限幅の惰行制御可能領域CAが設定される。惰行制御判定マップ2には、クラッチ回転数の下限しきい線ULが設定されている。下限しきい線ULは、アクセル開度とは無関係にクラッチ回転数の下限しきい値を規定したものである。下限しきい線ULは、アイドル状態におけるクラッチ回転数よりも図示のようにやや上に設定される。
惰行制御装置1は、次の4つの惰行開始条件が全て成立したとき、惰行制御を開始するようになっている。
(1)アクセルペダルの操作速度がしきい値範囲内
(2)惰行制御判定マップ2においてクラッチ回転数とアクセル開度のプロット点が惰行制御しきい線TLをアクセル戻し方向で通過
(3)惰行制御判定マップ2へのプロット点が惰行制御可能領域CA内
(4)惰行制御判定マップ2においてクラッチ回転数が下限しきい線UL以上
惰行制御装置1は、次の2つの惰行終了条件がひとつでも成立したとき、惰行制御を終了するようになっている。
(1)アクセルペダルの操作速度がしきい値範囲外
(2)惰行制御判定マップ2へのプロット点が惰行制御可能領域CA外
惰行制御判定マップ2と惰行開始条件、惰行終了条件に従う惰行制御装置1の動作を説明する。
惰行制御実行部3は、アクセルペダル操作量に基づくアクセル開度と、インプットシャフト回転数又は車速から求めたクラッチ回転数とを常に監視し、図6の惰行制御判定マップ2上に、アクセル開度とクラッチ回転数の座標点をプロットする。時間の経過に伴い座標点が移動する。このとき、座標点が惰行制御可能領域CA内に存在する場合、惰行制御実行部3は、惰行制御を開始するか否かの判定を行うようになる。座標点が惰行制御可能領域CA内に存在しない場合、惰行制御実行部3は、惰行制御を開始するか否かの判定を行わない。
次に、座標点が惰行制御しきい線TLをアクセル開度が減少する方向に通過すると、惰行制御実行部3は、惰行制御を開始する。すなわち、惰行制御装置1は、クラッチを断に制御すると共に、ECM122がエンジンに指示する制御アクセル開度をアイドル相当に制御する。これにより、クラッチは断となり、エンジンはアイドル状態になる。
図6に座標点の移動方向を矢印で示したように、アクセル開度が減少する方向とは、図示左方向である。もし、座標点が惰行制御しきい線TLを通過しても、座標点の移動方向が図示右方向の成分を有する場合、アクセル開度は増加するので、惰行制御実行部3は、惰行制御を開始しない。
惰行制御実行部3は、惰行制御を開始した後も、アクセル開度とクラッチ回転数とを常に監視し、惰行制御判定マップ2に、アクセル開度とクラッチ回転数の座標点をプロットする。座標点が惰行制御可能領域CAから外に出たとき、惰行制御実行部3は、惰行制御を終了する。
以上の動作により、アクセルペダルが踏み込み側に操作されているときは、アクセル開度とクラッチ回転数の座標点が惰行制御しきい線TLを通過しても惰行制御が開始されず、アクセルペダルが戻し側に操作されているときのみ、座標点が惰行制御しきい線TLを通過することで惰行制御が開始されるので、運転者は、違和感がなくなる。
惰行制御実行部3は、座標点が下限しきい線ULよりも下に存在する(クラッチ回転数が下限しきい値より低い)ときは、惰行制御を開始しない。これは、エンジンがアイドル状態のときにクラッチを断にしても燃料消費を抑える効果が多くは期待できないからである。よって、惰行制御実行部3は、座標点が下限しきい線ULよりも上に存在するときのみ、惰行制御を開始することになる。
図7により、惰行制御による燃費削減効果を説明する。
まず、惰行制御を行わないものとする。エンジン回転数は、約30sから約200sまでの間、1600〜1700rpmの範囲で遷移しており、約200sから約260sまでの間に、約1700rpmから約700rpm(アイドル回転数)へ低下している。
エンジントルクは、約30sから約100sまでの間に増加しているが、その後、減少に転じ、約150sまで減少を続けている。エンジントルクは、約150sから約160sまでほぼ0Nmであり、約160sから約200sまでの間に増加するが、約200sにてほぼ0Nmになる。結果的に、エンジントルクがほぼ0Nmとなる期間は、約150sから約160sまで(楕円B1)、約200sから約210sまで(楕円B2)、約220sから約260sまで(楕円B3)の3箇所である。
燃料消費量(縦軸目盛りなし;便宜上、エンジントルクと重なるように配置してある)は、約50sから約200sまではエンジントルクの遷移にほぼ随伴して変化している。エンジントルクがほぼ0Nmであっても、燃料消費量は0ではない。
ここで、惰行制御を行うものとすると、エンジントルクがほぼ0Nmとなる期間において、エンジン回転数がアイドル回転数に制御されることになる。グラフには、惰行制御を行わないエンジン回転数の線(実線)から別れるように惰行制御時のエンジン回転数の線(太い実線)が示される。惰行制御は、楕円B1,B2,B3の3回にわたり実行された。この惰行制御が行われた期間における燃料消費量は、惰行制御を行わない場合の燃料消費量を下回っており、燃料消費が節約されたことが分かる。
次に、惰行制御判定マップ2の具体的な設定例を説明する。
図8に示されるように、惰行制御判定マップ2を作成するために、アクセル開度とクラッチ回転数の特性を実測し、横軸をアクセル開度とし縦軸をクラッチ回転数(=エンジン回転数;クラッチ接のとき)としたグラフを作成する。これにより、実測したエンジン出力トルクゼロ線ZLを描くことができる。エンジン出力トルクゼロ線ZLよりも左側全体がマイナス領域MAであり、右側全体がプラス領域PAである。
エンジン出力トルクゼロ線ZLのやや左側に惰行制御しきい線TLを定義して描く。惰行制御しきい線TLのやや左側に減速ゼロしきい線TLgを推測して描く。エンジン出力トルクゼロ線ZLのやや右側に加速ゼロしきい線TLkを推測して描く。減速ゼロしきい線TLgと加速ゼロしきい線TLkに挟まれた領域を惰行制御可能領域CAと定義する。下限しきい線ULは、この例では、880rpmに設定する。
なお、減速ゼロしきい線TLg、加速ゼロしきい線TLkは、運転者が運転しづらくない程度に設定するが、人間の感覚の問題であるため設計では数値化できないので、実車でチューニングする。惰行制御しきい線TLは、減速ゼロしきい線TLgと加速ゼロしきい線TLkの中央に設定する。
以上のように作成した図8のグラフを適宜に数値化(離散化)して記憶素子に書き込むことにより、惰行制御実行部3がその演算処理に利用可能な惰行制御判定マップ2が得られる。
次に、本発明の惰行制御装置1における車両振動の影響除去について図9を参照しつつ説明する。
ステップS91にて、振動影響除去部4は、アクセルペダル操作加速度Aαを求める。アクセルペダル操作加速度Aαは、アクセル操作量センサが出力するアクセルペダル操作量から求めることができる。次いで、ステップS92にて、振動影響除去部4は、アクセルペダル操作加速度Aαが車両振動判定値−Th以上かつTh以下(−Th〜Thの範囲内)であるかどうか判定する。アクセルペダル操作加速度Aαが車両振動判定値範囲内ということは、アクセルペダル操作量の変動が車両振動によるものでなく、運転者の意志に基づく操作がなされたということである。YESの場合は、何もせず終了する。車両振動影響除去の手順において何もせず終了するということは、惰行制御実行部3が判定している惰行制御開始・終了の判定をそのまま有効とすることを意味する。
ステップS92の判定でNOの場合、前述とは逆にアクセルペダル操作加速度Aαが車両振動判定値−Thより小さい又は車両振動判定値Thより大きい、つまり車両振動判定値範囲外であるから、アクセルペダル操作量の変動が車両振動によるものであり、運転者の意志ではないという判定である。この場合、ステップS93へ進む。
ステップS93にて、振動影響除去部4は、現在、惰行制御中かどうか判定する。YESの場合は、ステップS94へ進み、NOの場合は、ステップS95へ進む。
ステップS94にて、振動影響除去部4は、惰行制御実行部3による惰行制御終了を無効とし、惰行制御を続行させる。すなわち、アクセルペダル操作量の変動が車両振動によるものであるから、惰行制御実行部3において判定したアクセルペダル操作速度と惰行制御判定マップ2のプロット点による惰行制御終了の判定が無効となる。
ステップS95にて、振動影響除去部4は、惰行制御実行部3による惰行制御開始を無効とし、惰行制御でない状態を続行させる。すなわち、アクセルペダル操作量の変動が車両振動によるものであるから、惰行制御実行部3において判定したアクセルペダル操作速度と惰行制御判定マップ2のプロット点による惰行制御開始の判定が無効となる。
本発明の効果を図10により説明する。
A1のようにアクセルペダルが踏み込まれたことにより、車両が加速され、その後、A2のようにアクセルペダルが戻されて惰行開始条件が成立したことにより、惰行制御が開始されている。その後、惰行制御中に、車両振動があったためにA3のようにアクセルペダル操作速度に変動が生じている。アクセルペダルの操作速度がしきい値範囲外ならば、惰行制御実行部3は惰行制御を終了と判定してしまう。
しかし、アクセルペダル操作加速度を見ると、A4のように車両振動判定値範囲−Th〜Thの外に出たり内に入ったりを繰り返している時間帯がある。ここで車両振動判定値±Thは、車両振動の影響が効果的に除去できるよう、実験により設定したものである。同じアクセルペダル操作加速度の信号に対し、車両振動判定値の絶対値が大きければアクセルペダル操作加速度が車両振動判定値範囲内となる時間が多くなり、車両振動判定値の絶対値が小さければアクセルペダル操作加速度が車両振動判定値範囲外となる時間が多くなる。
振動影響除去部4は、アクセルペダル操作加速度が車両振動判定値範囲外のときは、アクセルペダル操作量、アクセルペダル操作速度の変動の原因が車両振動であると見なし、惰行制御実行部3による惰行制御終了を無効とし、惰行制御を続行させる。一方、アクセルペダル操作加速度が車両振動判定値範囲内のとき、アクセルペダル操作が運転者意志であると見なすことになる。
例えば、アクセルペダルの操作速度がしきい値範囲外となっても、アクセルペダル操作加速度が車両振動判定値範囲外であると、惰行制御は終了しない。その前後の時間において、アクセルペダル操作加速度が車両振動判定値範囲内であっても、そのときアクセルペダルの操作速度がしきい値範囲内に戻っていれば、惰行制御は終了しない。
これにより、車両振動によって運転者意志とは無関係に惰行制御が終了されることが防止できる。ここでは、惰行制御の終了判定に対して車両振動が影響するのを防止することについて説明したが、惰行制御の開始判定に対して車両振動が影響するのを防止する場合も同様に有効である。
ところで、本発明では、アクセルペダル操作加速度が車両振動判定値範囲外であると惰行制御実行部3による惰行制御開始・終了の判定が無効になるので、アクセルペダル操作速度あるいはアクセルペダル操作量から変化が急激な部分をフィルタリングしたのと同じような効果がある。等価的なフィルタ効果によるアクセルペダル操作速度の信号は、A3の部分がA5のようになる。
このフィルタ効果は、アクセルペダル操作速度あるいはアクセルペダル操作量の信号から遮断周波数以上の高周波成分を除去するローパスフィルタの効果と類似している。したがって、ローパスフィルタを用いてアクセルペダル操作速度あるいはアクセルペダル操作量の信号から高周波成分を除去し、このアクセルペダル操作速度あるいはアクセルペダル操作量を惰行制御実行部3が判定に用いるようにしても、車両振動の影響による惰行制御の終了を防止することができる。遮断周波数は、車両振動に特有な成分が効果的に除去できるよう、実験により設定するとよい。
以上説明したように、本発明の惰行制御装置1によれば、アクセルペダル操作加速度が車両振動判定値範囲外のときには、アクセルペダル操作速度と惰行制御判定マップ2のプロット点による惰行制御開始・終了の判定が無効となるので、車両振動の影響による惰行制御の終了を防止することができる。これにより、惰行制御の燃料消費を抑える効果が長く持続され、また、惰行制御が終了・開始が繰り返されるハンチングがなくなり、運転者の違和感が解消される。
1 惰行制御装置
2 惰行制御判定マップ
3 惰行制御実行部
4 振動影響除去部

Claims (2)

  1. クラッチ回転数とアクセル開度で参照される惰行制御判定マップと、
    前記惰行制御判定マップへのクラッチ回転数とアクセル開度のプロット点が惰行制御可能領域内にあって、アクセルペダル操作速度が所定範囲内にて、かつクラッチ回転数とアクセル開度のプロット点が惰行制御しきい線をアクセル開度減少方向に通過したとき、クラッチを断すると共にエンジン回転数を低下させて惰行制御を開始し、アクセルペダル操作速度が所定範囲外となったか又はプロット点が惰行制御可能領域外に出たとき惰行制御を終了する惰行制御実行部と、
    アクセルペダル操作加速度が車両振動判定値範囲外のときには、前記惰行制御実行部による惰行制御開始・終了の判定を無効とし、アクセルペダル操作加速度が車両振動判定値範囲内のときは、前記惰行制御実行部による惰行制御開始・終了の判定を有効とする振動影響除去部とを備えたことを特徴とする惰行制御装置。
  2. クラッチ回転数とアクセル開度で参照される惰行制御判定マップと、
    アクセルペダル操作速度の信号から遮断周波数以上の高周波成分を除去するローパスフィルタと、
    前記惰行制御判定マップへのクラッチ回転数とアクセル開度のプロット点が惰行制御可能領域内にあって、アクセルペダル操作速度が所定範囲内にて、かつクラッチ回転数とアクセル開度のプロット点が惰行制御しきい線をアクセル開度減少方向に通過したとき、クラッチを断すると共にエンジン回転数を低下させて惰行制御を開始し、アクセルペダル操作速度が所定範囲外となったか又はプロット点が惰行制御可能領域外に出たとき惰行制御を終了する惰行制御実行部とを備えたことを特徴とする惰行制御装置。
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