JP2012030666A - 交通制御システム、車両制御システムおよび交通管制システム - Google Patents

交通制御システム、車両制御システムおよび交通管制システム Download PDF

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Abstract

【課題】渋滞を抑制することができる交通制御システムを提供すること。
【解決手段】交通制御システムは、車両の走行速度と交通量との対応関係に基づいて走行状態に関する目標値を生成し、道路上の複数の車両CSを共通の目標値に基づいて制御する。目標値は、道路における当該複数の車両よりも進行方向前方の領域103の予測交通量に基づいて生成されることができる。交通制御システムは、目標値として、例えば、目標速度や目標車間を生成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、交通制御システム、車両制御システムおよび交通管制システムに関する。
従来、車両の走行を誘導する技術が知られている。特許文献1には、本線路および支線路における交通流を演算し、この演算した交通流に従って本線路および支線路に沿ってそれぞれ設けられた本線用車両誘導灯および支線用車両誘導灯の点灯パターンを点灯制御装置を介して制御し、本線路および支線路を走行する車両の合流地点に至るまでの走行を円滑に誘導する合流車両制御装置の技術が開示されている。特許文献1によれば、合流地点における車両の流れを円滑にして、積極的かつ効率的に渋滞を解消することができるとされている。
特開平05−006498号公報
道路における渋滞を抑制することについて、なお検討の余地がある。例えば、合流地点以外の場所においても渋滞を抑制できることが望まれている。
本発明の目的は、渋滞を抑制することができる交通制御システム、車両制御システムおよび交通管制システムを提供することである。
本発明の交通制御システムは、車両の走行速度と交通量との対応関係に基づいて走行状態に関する目標値を生成し、道路上の複数の車両を共通の前記目標値に基づいて制御することを特徴とする。
上記交通制御システムにおいて、前記道路の交通量についての検出または推定結果に基づいて前記目標値を生成することが好ましい。
上記交通制御システムにおいて、前記道路における前記複数の車両よりも進行方向前方の領域の予測交通量に基づいて前記目標値を生成することが好ましい。
上記交通制御システムにおいて、合流路と合流する前記道路における前記合流路との合流地点よりも進行方向後方の領域において前記複数の車両を共通の前記目標値に基づいて制御するものであって、前記予測交通量は、前記道路における前記合流地点よりも進行方向前方の領域の交通量に関するものであって、前記進行方向後方の領域の交通量および前記合流路の交通量のそれぞれについての検出または推定結果に基づくことが好ましい。
上記交通制御システムにおいて、前記目標値として、目標速度を生成するものであって、前記対応関係に基づいて、前記進行方向前方の領域を前記目標速度で通行可能な交通量が前記予測交通量を満たすように前記目標速度を生成することが好ましい。
上記交通制御システムにおいて、前記目標値として、自車両の直前を走行する車両と自車両との車間距離に関連する値の目標である目標車間を生成し、所定制御を実行可能な所定車両を前記目標車間に基づいて制御するものであって、前記所定制御とは、自車両の前方を走行する他の前記所定車両である前方所定車両の減速に関する情報を通信によって取得し、前記減速に関する情報に基づいて前記前方所定車両の減速と連動して自車両を減速させる制御であり、前記目標車間は、前記目標車間に基づいて前記所定車両を制御した場合に前記進行方向前方の領域を通行可能な交通量が前記予測交通量を満たすように生成されることが好ましい。
上記交通制御システムにおいて、前記道路における前記複数の車両よりも進行方向前方の走行環境に基づいて前記目標値を生成することが好ましい。
本発明の車両制御システムは、車両の走行速度と交通量との対応関係に基づく走行状態に関する他車両と共通の目標値を生成あるいは取得し、前記目標値に基づいて車両の走行制御を行うことを特徴とする。
本発明の交通管制システムは、車両の走行速度と交通量との対応関係に基づいて走行状態に関する目標値を生成し、前記目標値に基づく自車両の制御を実行可能な道路上の複数の車両に対して共通の前記目標値を送信することを特徴とする。
本発明にかかる交通制御システムは、車両の走行速度と交通量との対応関係に基づいて走行状態に関する目標値を生成し、道路上の複数の車両を共通の目標値に基づいて制御する。本発明にかかる交通制御システムによれば、渋滞を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態にかかる交通制御システムを示す図である。 図2は、システム搭載車両の追従制御および協調減速制御について説明するための図である。 図3は、5台のシステム搭載車両による隊列走行を示す図である。 図4は、実施形態の交通制御システムによる交通制御について説明するための図である。 図5は、走行速度と交通量との対応関係を示す図である。 図6は、人間の車間時間特性を示す図である。 図7は、第2実施形態の目標車間時間の一例を示す図である。 図8は、目標車間時間の決定方法について説明するための図である。 図9は、第3実施形態の交通量調整走行制御について説明するための図である。
以下に、本発明の実施形態にかかる交通制御システム、車両制御システムおよび交通管制システムにつき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
(第1実施形態)
図1から図6を参照して、第1実施形態について説明する。本実施形態は、交通制御システム、車両制御システムおよび交通管制システムに関する。図1は、実施形態にかかる交通制御システムを示す図である。
本実施形態では、全体交通容量を考慮した目標速度が生成され、この目標速度に基づく車両の制御がなされる。道路の本線に対して合流する合流路がある場合に、合流地点よりも下流側の交通容量が、本線の交通量と合流路の交通量との和を満たすことができるように本線の車両の目標速度が生成される。全体の交通容量を考慮した速度制御がなされることによって、道路の交通状態が臨界状態や渋滞状態となることが未然に抑制される。
本実施形態の交通制御システム1は、車両制御システム1−1およびインフラシステム2−1を備える。車両制御システム1−1は、車両ECU20、前方車間距離センサ21、後方車間距離センサ22、車速センサ23、加速度センサ24、車車間通信装置25、路車間通信装置26、エンジンECU31およびブレーキECU32を有する。
車両ECU20は、車両全体の制御を行う電子制御ユニットであり、例えば、CPU、ROM、RAM等を含むコンピュータを有するものである。前方車間距離センサ21は、自車両の直前を走行する車両と自車両との車間距離を検出することができる。後方車間距離センサ22は、自車両の直後を走行する車両と自車両との車間距離を検出することができる。前方車間距離センサ21および後方車間距離センサ22としては、例えば、レーザーレーダーセンサ又はミリ波レーダーセンサなどのセンサを用いることができる。前方車間距離センサ21は車両の前部に、後方車間距離センサ22は車両の後部に配置されている。前方車間距離センサ21および後方車間距離センサ22は、車両ECU20に接続されており、各車間距離センサ21,22により検出された車間距離を示す信号は、それぞれ車両ECU20に出力される。
車速センサ23は、自車両の走行速度を検出することができる。車速センサ23は、たとえば、車輪速を検出するものであってもよい。車速センサ23は、車両ECU20に接続されており、車速センサ23によって検出された車速を示す信号は、車両ECU20に出力される。
加速度センサ24は、自車両の前後方向の加速度を検出することができる。加速度センサ24は、車両ECU20に接続されており、加速度センサ24によって検出された加速度を示す信号は、車両ECU20に出力される。
車車間通信装置25は、車両間の通信を行うものである。車両ECU20は、車車間通信装置25が搭載された他の車両と車車間通信装置25を介して走行状態に関する情報等の各種情報を授受することができる。以下の説明において、車両制御システム1−1が搭載された車両を「システム搭載車両」と記載する。
路車間通信装置26は、インフラシステム2−1と車両制御システム1−1との通信を行う通信装置である。
エンジンECU31は、車両ECU20からの指令に基づいてエンジンを制御することができる。本実施形態では、エンジンECU31は、車両ECU20から出力される目標加速度に基づいて、吸気制御、燃料噴射制御および点火制御等によってエンジンの出力を制御する。
ブレーキECU32は、車両ECU20からの指令に基づいてブレーキを制御することができる。本実施形態では、ブレーキECU32は、車両ECU20から出力される目標加速度に基づいて、ブレーキアクチュエータを動作させて車両の制動力を制御する。
車両制御システム1−1は、ACC(Adaptive Cruise Control)制御を実行することができる。ACC制御は、例えば、レーダー等により先行車を検出し、先行車に合わせ一定の車間距離を保つように追従走行する追従制御、および、車両の車速が一定車速となるように車両を走行させる定速走行制御を実行するものである。
定速走行制御では、運転者により入力された設定車速を目標車速として車速が自動制御される。車両制御システム1−1は、例えば、ACC制御の実行中に先行車が検出されていない場合、設定車速を維持して走行するように車両の走行制御を行う。また、車両制御システム1−1は、設定車速よりも低速で走行する先行車が検出されている場合、その先行車との車間距離を予め入力された所定距離に保つように追従制御を行う。車両ECU20は、先行車との車間距離が所定距離よりも小さくならないように車両の加速度を制御する。従って、車両制御システム1−1は、先行車の車速が設定車速よりも低速である場合、自車の車速を低下させて車間距離を保つようにする。
また、車両制御システム1−1は、自車両の前方を走行するシステム搭載車両(前方所定車両)の減速と連動して自車両を減速させる協調減速制御を実行可能である。図2は、システム搭載車両の追従制御および協調減速制御について説明するための図である。図2には、高速道路等の自動車専用道路において、システム搭載車両CSと車両制御システム1−1が搭載されていない一般車両COが混在して走行する状況が示されている。なお、符号Lcは、システム搭載車両CS間の車間距離である通信車間距離を示す。
追越車線上には、3台のシステム搭載車両CS1,CS2およびCS3が走行している。各システム搭載車両CS1,CS2およびCS3は、車車間通信によって自車両の走行状態に関する情報等を他車両に送信する。
車車間通信では、識別情報、走行情報、制御目標量情報、ドライバ操作情報、車両スペック情報、通信規格情報、環境情報を含む各種情報が他車両に向けて送信される。識別情報は、送信元の車両IDや送信元車両が所属する車群のIDを含む。走行情報は、現在位置、進行方向(方位)、走行速度、走行加速度、ジャーク、車間距離、車間時間等の自車両の走行状態に関する測定値情報である。制御目標量情報は、車載機器が車両を制御する際の目標値・入力値・制御指令値等であって、目標速度、目標加速度、目標ジャーク、目標方向(方位)、目標車間時間、目標車間距離を含む。
ドライバ操作情報は、運転者から入力操作された操作量や入力情報であって、アクセル操作量、ブレーキ操作量(踏力やストローク)、ウィンカ操作(操作の有無や操作方向)、舵角、ブレーキランプのON/OFF等を含む。車両スペック情報は、車重、最大ブレーキ力、最大加速力、最大ジャーク、各アクチュエータ(ブレーキ、アクセル、シフト等)の反応速度や時定数を含む。通信規格情報は、予め決められたルールに基づくものであって、挨拶情報や転送情報を示すフラグなどを含む。環境情報は、走行環境に関する情報であって、路面情報(例えばμ、勾配、温度、ウエット/ドライ/凍結、アスファルト/未舗装)、風速や風向などの情報を含む。
車両制御システム1−1は、自車両CS3の直前を走行する直前車両Cpreに対する追従制御を実行可能であると共に、前方のシステム搭載車両CS1,CS2と協調して減速する協調減速制御を実行することができる。追従制御および協調減速制御は、例えば、ACC制御の一つの制御モードとして行われる。車両ECU20は、追従制御において、自車両CS3と直前車両Cpreとの車間距離Lを予め定められた目標車間距離Ltとするように自車両CS3の加速度を制御する。また、車両ECU20は、前方のシステム搭載車両CS1,CS2と自車両CS3との速度差を低減するように自車両CS3の加速度を制御する。車両ECU20は、例えば、下記式(1)によって自車両CS3の目標加速度である自車目標加速度atを算出する。
t=kvc1(Vc1−V)+kvc2(Vc2−V)+・・・+kvcN(VcN−V)
+kaRelV(Vpre−V)+kaS(Lt−L)…(1)
上記式(1)において、Vは自車速度、Vpreは直前車速度、Lは車間距離、kaRelVは直前車との速度差フィードバックゲイン、kaSは直前車との車間距離誤差フィードバックゲインである。また、kvc1・・・kvcNは、前方のシステム搭載車両との速度差フィードバックゲインであり、例えば正の値である。Vc1・・・VcNは、前方のシステム搭載車両の速度である。本実施形態では、自車両の前方のシステム搭載車両の速度Vci(i=1,2,…N)が当該システム搭載車両の減速に関する情報に対応している。図2では、通信範囲R1内において自車両CS3の前方を走行するシステム搭載車両は2台であるため、上記式(1)においてN=2とすればよい。エンジンECU31およびブレーキECU32は、自車目標加速度atに基づいて自車両CS3の加速度を制御する。
このように、前方のシステム搭載車両CS1,CS2の減速と連動して自車両CS3の減速がなされることで、システム搭載車両によって減速ショックウェーブを分断することなどが可能となる。道路上において、車両が減速した場合に、その減速が後続車両に次々と伝播することがある。このときに、減速における速度低下量が増幅して後続車両に伝播していく減速ショックウェーブが発生することがある。例えば、システム搭載車両CS2の前方から減速ショックウェーブが伝播してきた場合、システム搭載車両CS2の速度低下量よりも1台後ろの一般車両CO1の速度低下量は大きくなり、2台後ろの一般車両CO2の速度低下量は更に大きくなる。減速ショックウェーブは、例えば、運転者が直前の車両の動きを見て、直前の車両が減速して車間が詰まり始めた後で自車両の減速を開始することによる。
本実施形態のシステム搭載車両は、前方のシステム搭載車両の減速と連動して自車両を減速させる協調減速制御を行うことができる。これにより、直前車両Cpreに減速が伝播する前に減速を開始することで直前車両Cpreとの車間距離Lを十分に確保しておくことができる。よって、システム搭載車両によって減速の伝播を吸収・分断し、渋滞の発生を抑制したり渋滞を緩和したりすることが可能となる。
また、本実施形態のシステム搭載車両は、隊列走行を行うことができる。隊列走行とは、複数のシステム搭載車両が隊列を組むように走行することであり、同一車線上において複数のシステム搭載車両が一般車両を間に挟むことなく縦列して走行することを示す。隊列走行では、直前のシステム搭載車両との車間距離を目標の車間に保つように追従する追従走行制御において、車車間通信によって取得した他のシステム搭載車両に関する情報に基づいて自車両の加速度が制御される。本実施形態では、直前の車両との車間距離の検出結果に基づいて直前の車両に対する追従制御を行うACC制御に対して、車間距離に加えて通信によって取得した他の隊列構成車両に関する情報に基づいて直前のシステム搭載車両に対する追従走行制御を行うものを「通信ACC制御」と称する。
図3は、5台のシステム搭載車両による隊列走行を示す図である。隊列走行するシステム搭載車両を先頭から順にCS11、CS12、CS13、CS14、CS15とする。各システム搭載車両は、車車間通信装置25により自車両の車両スペック情報、走行状態情報、および加速度指令値情報を他車両に送信すると共に、各他車両の車両スペック情報、走行状態情報、および加速度指令値情報を取得する。つまり、隊列走行する全ての車両の車両制御システム1−1は、隊列走行する全ての構成車両の車両スペック情報、走行状態情報、および加速度指令値情報を共有する。
なお、以下の説明において、隊列の先頭から数えてn番目(n=1,2,3,4,5)のシステム搭載車両CSの加速度を「an」で、走行速度を「Vn」で、加速度指令値を「un」でそれぞれ表す。また、n番目のシステム搭載車両CSと(n+1)番目のシステム搭載車両CSとの車間誤差を「Ln」で表す。なお、車間誤差とは、目標車間距離Ltgtに対する現在の車間距離Lとの誤差を示す。また、隊列の先頭を走行するシステム搭載車両CS11を「先頭車両」とも記載し、隊列における先頭車両CS11の後方を走行するシステム搭載車両を「後続車両」とも記載する。
隊列走行制御では、先頭車両CS11の走行状態に応じて、4台の後続車両CS12〜CS15の走行状態が制御される。先頭車両CS11は、運転者により手動で運転されていても、ACC制御等のクルーズコントロールがなされていてもよい。車両制御システム1−1は、先頭車両CS11に追従するように各後続車両CS12〜CS15の走行状態を制御する。
隊列走行制御では、各後続車両CS12〜CS15の加速度指令値u2〜u5の決定において、各後続車両CS12〜CS15に関する情報だけでなく全ての車両CS11〜CS15の走行状態情報等が用いられる。隊列走行制御では、最適制御(LQ制御)が用いられ、隊列を構成する全ての車両CS11〜CS15についての加速度a1〜a5と、車間誤差L1〜L4と、車両間相対速度L'1〜L'4と、加速度指令値u1〜u5とを利用して、加速度指令値u2〜u5が決定される。なお、車両間相対速度は、先頭からn番目のシステム搭載車両CSの車速Vnと先頭から(n+1)番目のシステム搭載車両CSの車速Vn+1との差であるが、車間誤差Lnの時間微分でもあることから、車両間相対速度をdLn/dtまたはL'nと記載する。
車両制御システム1−1は、例えば、以下に説明するアルゴリズムで各後続車両CS12〜CS15の加速度指令値u2〜u5を決定する。
隊列走行制御では、加速度指令値u2〜u5を制御入力とし、加速度a1〜a5と、車間誤差L1〜L4と、車両間相対速度L'1〜L'4とを状態量として、車両CS11〜CS15の隊列走行を下記[数1]の状態空間方程式で表す。車両制御システム1−1は、[数1]で表されるシステムに対して、最適制御を適用する。
Figure 2012030666
但し、
x:状態ベクトル、x=(a1、L1、L'1、a2、L2、L'2、a3、L3、L'3、a4、L4、L'4、a5T
c:加速度指令値ベクトル、uc=(u2、u3、u4、u5T
0:先頭車両の加速度指令値
uw:道路勾配や風などの外乱
を示す。
上記[数1]中のA、Bc、B0、Bwは、車両CS11〜CS15の車両スペック情報等の諸条件に基づいて適宜決定される行列である。また、[数1]中では時間微分をx等の文字の上のドットで表しているが、これに代えて、以下の説明では時間微分をx'等と記載する。
加速度指令値ベクトルucは、フィードバックゲイン行列Kを用いて、下記[数2]で表される。
Figure 2012030666

5台の隊列走行におけるフィードバックゲイン行列Kは、13列×4行の行列である。
上記[数1]で表されるシステムの最適制御を行うための評価関数Jは、下記[数3]のように定められる。
Figure 2012030666
上記[数3]中の車間誤差L1〜L4に関する項、車両間相対速度L'1〜L'4に関する項、加速度指令値u2〜u5に関する項には、それぞれ重み付けの重みεL、εdL、εuが設定されている。すなわち、評価関数Jに含まれる重みεL、εdL、εuの配分によって、車間距離の安定性、車両間相対速度の低減、車両の加減速の低減といった3つの要素の隊列走行制御における重要度のバランスが決定される。
上記[数3]の評価関数Jを最小にするようなフィードバックゲイン行列K1は、隊列を構成する車両CS11〜CS15の5台の組が決定されることで一意に求められる。フィードバックゲイン行列K1が適用された上記[数2]において、先頭車両CS11の加速度指令値u1をフィードフォワードにセットすると共に、各センサ類からの情報に基づいて得られる状態ベクトルxを代入することで、評価関数Jを最小にするような加速度指令値ベクトルucが求められる。すなわち、評価関数Jを最小にするような加速度指令値u2〜u5の組が求められる。
なお、状態ベクトルxの各要素は、各車両CS11〜CS15の各センサ類からの情報に基づいて得られる。例えば、車両間相対速度L'1〜L'4は、各車両CS11〜CS15の車速センサ23から得られる車速情報に基づいて、前後の車両の車速差として算出される。
次に、インフラシステム2−1について説明する。インフラシステム2−1は、交通基盤としての道路側に設置されたシステムである。インフラシステム2−1は、例えば、道路上や道路脇等に配置される。インフラシステム2−1は、図1に示すように、交通量計測装置11、インフラ装置12および路車間通信装置13を有する。本実施形態のインフラシステム2−1は、車両の走行速度と交通量との対応関係に基づいて走行状態に関する目標値を生成し、当該目標値に基づく自車両の制御を実行可能な道路上の複数のシステム搭載車両に対して共通の当該目標値を送信する交通管制システムとしての機能を有する。
交通量計測装置11は、道路を走行する車両の交通量を計測するものである。交通量計測装置11は、道路の計測箇所における単位時間あたりの車両の通過台数および車両の通過速度を検出することができる。
インフラ装置12は、交通量計測装置11の検出結果に基づいて、車両の走行状態に関する目標値を生成する。インフラ装置12は、生成した目標値を路車間通信装置13によって各システム搭載車両に対して送信する。
路車間通信装置13は、車両制御システム1−1の路車間通信装置26から送信される信号を受信する。また、路車間通信装置13が送信した信号は、車両制御システム1−1の路車間通信装置26によって受信される。このように、車両制御システム1−1とインフラシステム2−1とは双方向の通信が可能である。
図4は、本実施形態の交通制御システム1による交通制御について説明するための図である。図4には、高速道路等の自動車専用道路における合流箇所が示されている。図4において、符号100は、自動車専用道路の本線を示し、符号110は、本線100に合流する合流路を示す。本線100は、走行車線および追越車線を各1車線有する2車線道路である。合流路110は、1車線道路である。合流路110は、合流地点102において本線100に合流している。また、符号R2は、路車間通信装置13の通信範囲を示す。
本線100における合流地点102よりも車両進行方向の上流側(進行方向後方)である上流側本線101には、交通量計測装置11として上流側交通量計測装置11aが配置されている。上流側交通量計測装置11aは、上流側本線101を走行する車両の通行量を計測する。上流側交通量計測装置11aは、上流側本線101の各車線の交通量をそれぞれ計測する。合流路110には交通量計測装置11として合流路交通量計測装置11bが配置されている。合流路交通量計測装置11bは、合流路110の交通量を計測する。また、本線100における合流地点102よりも下流側(進行方向前方)である下流側本線103には、交通量計測装置11として下流側交通量計測装置11cが配置されている。下流側交通量計測装置11cは、下流側本線103を走行する車両の通行量を計測する。下流側交通量計測装置11cは、下流側本線103の各車線の交通量をそれぞれ計測する。各交通量計測装置11a,11b,11cによって計測された交通量を示す信号は、インフラ装置12に出力される。
インフラ装置12は、各交通量計測装置11a,11b,11cによって計測された交通量に基づいて、本線100を走行する車両の走行状態に関する目標値を生成する。以下に図5および図6を参照して、インフラ装置12による目標値の生成方法について説明する。図5は、走行速度と交通量との対応関係を示す図、図6は、人間の車間時間特性を示す図である。
図5において、横軸は道路の交通量Q[台/(時間・車線)]を示し、縦軸は車両の走行速度V[km/h]を示す。図5には、各車両を運転者が運転した場合の交通量Qと速度Vとの関係が示されている。図5において原点を通る直線の傾きは、道路上の車両密度を示す。車両密度は、交通量Qの増加や走行速度Vの減少によって増加し、交通量Qの減少や走行速度Vの増加によって減少する。また、符号Dcは、臨界密度を示す。車両密度が臨界密度Dcを超えると、渋滞状態に移行しやすい。
符号QCは、臨界線を示す。臨界線QCとは、人間が各車両を運転した場合に通行可能な最大交通量と速度との関係を示す線である。つまり、臨界線QC上の交通量は、それぞれの走行速度において道路を通行することができる交通量の最大値、すなわち道路の交通容量に相当する。
臨界線QCは、人間の車間時間特性に対応している。図6に示す曲線Atは、人間が各走行速度Vで車両を走行させるときの平均的な車間時間特性を示している。図6に示すように、時速60km/h程度で直前の車両との車間時間は最小値t0となり、この速度よりも走行速度が高速側に向かうほど、あるいは低速側に向かうほど車間時間は長くなる。最小値t0は、例えば、0.7[s]程度である。道路上の車両密度、すなわち交通量は、車間時間の逆数に対応する。つまり、車間時間が短いほど交通量は大きくなる。図5に示すように、通行可能な交通量Qは、人間の車間時間特性Atにおいて車間時間が最短となる時速60km/h程度において最大交通量Q4となる。
図5において、符号Ph1は自由相、Ph2は臨界相、Ph3は渋滞相をそれぞれ示す。自由相Ph1は、臨界線QCにおける車両密度が小さな範囲に対応する。臨界相Ph2は、臨界線QCにおいて自由相Ph1よりも車両密度が大きな範囲であって、臨界密度Dcの近傍および臨界密度Dcよりも車両密度が小さな範囲に対応する。渋滞相Ph3は、臨界線QCにおいて臨界密度Dcよりも車両密度が大きな範囲に対応する。
車両密度が臨界密度Dcを超えると一様な流れが不安定になり、わずかな速度の揺らぎが、車両の進行方向とは逆向きに成長しながら伝わり(減速ショックウェーブ)、渋滞相Ph3へ一気に変化(相転移)する。例えば、走行速度Vと交通量Qとの組合せが臨界相Ph2にあって交通流状況が臨界状態である場合、外乱や更なる交通量の増加によって車両密度が臨界密度Dcを超えやすく、渋滞状態に移行しやすい。例えば、サグ等において速度低下が後続車両に伝播するショックウェーブが発生すると、相転移によって渋滞状態に移行しやすい。
インフラ装置12は、図5に示す車両の走行速度と交通量Qとの対応関係に基づいて、車両の走行状態に関する目標値を生成する。本実施形態では、インフラ装置12は、上流側交通量計測装置11aによって検出された上流側本線101の交通量Q1と、合流路交通量計測装置11bによって検出された合流路110の交通量Q2とに基づいて、車両の目標速度を生成する。上流側本線101の交通量Q1と合流路の交通量Q2との和である合計交通量Q3は、下流側本線103の将来の交通量である。つまり、合計交通量Q3は、上流側本線101を走行するシステム搭載車両よりも進行方向前方の領域である下流側本線103の予測交通量であり、かつ合流地点102よりも進行方向前方の領域の予測交通量でもある。インフラ装置12は、合流後の交通量である合計交通量Q3に基づいて、下流側本線103が渋滞状態となることを抑制できるように目標速度を生成する。
例えば、上流側本線101における走行速度が80km/hである場合に、図5に示すように、検出された上流側本線101の交通量Q1と合流路110の交通量Q2との合計交通量Q3が、当該速度において臨界線QC上の交通量よりも大きな交通量となることや、臨界相Ph2の交通量となることがある。そのまま本線100の車両を時速80km/hで走行させておくと、下流側本線103において渋滞状態となることが予測できる。
この場合、インフラ装置12は、合計交通量Q3において渋滞状態となることを抑制できる速度を目標速度とする。例えば、合計交通量Q3と臨界線QCとの交点である車速V1とV2との間の車速を目標速度として、この目標速度で本線100上の車両が走行すれば、合流路110から車両が合流した後に渋滞状態となることが抑制される。車速V2以上V1以下の車速の領域では、通行可能な交通量の最大値(臨界線QCで示す車速)は、合計交通量Q3以上である。よって、この車速の領域内の速度を目標速度とすれば、下流側本線103を通行可能な交通量が合計交通量Q3を満たすようにすることができる。インフラ装置12は、速度V2以上V1以下の車速の範囲で目標速度を生成する。例えば、目標速度は、上記の範囲における上流側本線101を走行する車両の速度80km/hに近い値、例えば、上記の範囲の上限速度V1や上記の範囲における上限速度V1の近傍の走行速度とされることが可能である。
なお、目標速度は、臨界状態を抑制できる走行速度の範囲において決定されてもよい。例えば、臨界相Ph2よりも低い走行速度の範囲(速度Va1未満)で目標速度が生成されることで、下流側本線103における臨界状態の抑制が可能となる。また、目標速度は、渋滞相Ph3よりも高い走行速度の範囲や、臨界密度Dcよりも高い走行速度の範囲で決定されてもよい。
インフラ装置12は、生成した目標速度を路車間通信によって上流側本線101上の各システム搭載車両CSに送信する。インフラシステム2−1から送信された目標速度を受信した車両ECU20は、目標速度を実現するように、目標加速度を生成し、エンジンECU31およびブレーキECU32に出力する。これにより、合流路110と合流する本線100における合流路110との合流地点102よりも進行方向後方の領域である上流側本線101において、交通制御システム1によって複数のシステム搭載車両が共通の目標速度に基づいて制御される。
例えば、ACC制御がONの状態であるシステム搭載車両の車両ECU20は、ACC制御の設定車速として、運転者によって入力された速度をインフラシステム2−1から取得した目標速度に変更する。このように各システム搭載車両によってインフラシステム2−1から取得した目標速度に基づく走行制御がなされることで、道路上の複数の車両が共通の目標値に基づいて制御されることとなる。以下の説明において、走行速度と交通量Qとの関係に基づいて生成された目標値に基づくシステム搭載車両の走行制御を「交通量調整走行制御」と記載する。なお、車両ECU20は、運転者によって入力された速度を記憶装置に記憶しておき、交通量調整走行制御の終了後に設定車速を記憶しておいた速度に戻す。交通量調整走行制御は、例えば、システム搭載車両が合流地点102を通過して下流側本線103を走行し始めた後に終了する。なお、交通量調整走行制御は、下流側本線103を所定の距離や所定の時間走行した後に終了されてもよい。
交通量調整走行制御の開始時に、ACC制御の定速制御モードであれば、運転者によって入力された設定車速に代えて、インフラシステム2−1から取得した目標速度に基づく定速制御に移行する。また、交通量調整走行制御の開始時に追従制御モードであれば、開始時の走行速度に応じて追従制御を継続し、または減速制御に移行する。目標速度が交通量調整走行制御の開始時の走行速度よりも低速であれば減速制御に移行し、目標速度が開始時の走行速度以上であれば追従制御を継続する。
また、インフラシステム2−1から目標速度を受信したときに、システム搭載車両が通信ACC制御を実行中であれば、通信ACC制御において同じ隊列に属する各システム搭載車両の目標速度がインフラシステム2−1から取得した目標速度で更新される。なお、ACC制御や通信ACC制御等のクルーズコントロール制御中にインフラシステム2−1から目標速度を取得した場合、運転者による交通量調整走行制御の実行許可がなされている場合に限り交通量調整走行制御へ移行するようにされてもよい。ACC制御等のクルーズコントロールがOFFとされている状態でインフラシステム2−1から目標速度を取得した場合、車両ECU20は交通量調整走行制御が要求されていることを運転者に通知し、運転者の許可を得て交通量調整走行制御を開始するようにしてもよい。
交通量調整走行制御において、車両ECU20は、少なくとも合流地点102において目標速度を実現できる目標加速度を生成する。車両ECU20は、例えば、合流地点102よりも所定距離だけ上流側において目標速度を実現するように、目標加速度を決定してもよい。エンジンECU31およびブレーキECU32は、目標加速度(減速側の加速度を含む)を実現するように、エンジンやブレーキを制御する。目標速度がそれまでの走行速度よりも低速である場合、システム搭載車両CSはブレーキ制御などによって減速し、後続する一般車両もこれに応じて減速する。
複数のシステム搭載車両CSが上流側本線101上を分散して走行している場合、交通量調整走行制御によって上流側本線101上の各所においてシステム搭載車両CSが減速する。各システム搭載車両が共通の目標速度に向けて協調して減速を行うことで、それぞれのシステム搭載車両と直前の一般車両との車間距離が増加する。よって、前方のシステム搭載車両CSから減速の伝播が生じたとしてもその減速の伝播は後方のシステム搭載車両CSで分断される。つまり、交通量調整走行制御には、減速ショックウェーブによる渋滞の発生を抑制しつつ上流側本線101の平均走行速度を低下させることができるという利点がある。また、交通量調整走行制御では、各システム搭載車両CSの前方に適度なスペースが空くことで、合流路110から本線100への合流がスムーズに行われる効果が期待できる。
上流側本線101上において複数のシステム搭載車両CSが隊列走行制御を実行している場合、交通量調整走行制御によって、目標速度に向けて隊列の各構成車両が一斉に減速を開始する。隊列走行しているシステム搭載車両CS間では減速の伝播が発生しないため、目標速度に減速する際の上流側本線101における減速の伝播が抑制される。また、上流側本線101上に隊列走行するシステム搭載車両の車群が複数ある場合、各車群において前方からの減速の伝播が分断される。よって、交通量調整走行制御における目標速度への減速に伴う減速ショックウェーブが抑制される。
交通量調整走行制御において、システム搭載車両が目標速度に向けて減速する場合、減速ショックウェーブの発生を抑制できることが好ましい。このため、交通量調整走行制御において、減速ショックウェーブの発生を抑制する観点から減速開始地点が決定されてもよい。例えば、交通量調整走行制御における減速度の大きさの上限値が定められ、この上限値よりも緩い減速度で目標速度まで減速できるように減速開始地点が決定されてもよい。
以上説明したように、本実施形態の交通制御システム1によれば、インフラシステム2−1によって、合流後の交通量において臨界状態や渋滞状態となることを抑制可能な目標速度が生成される。システム搭載車両によって交通量調整走行制御がなされて合流の手前で予め本線100の車速が調整されることで、合流後の渋滞の発生が抑制される。
なお、本実施形態では交通量計測装置11によって検出された道路の交通量に基づいて目標速度が生成されたが、これに代えて、交通量についての推定結果に基づいて目標速度が生成されてもよい。交通量は、例えば、システム搭載車両の周囲の車両台数に基づいて推定可能である。周囲の車両の台数は、例えば、レーダー等のセンサによって近傍を走行する車両数や各車両との相対位置を検出したり、カメラ等によって撮像された自車両の周囲の画像データに基づいて近傍を走行する車両数や各車両との相対位置を検出したりすることによって検出可能である。インフラシステム2−1は、各システム搭載車両から路車間通信によって取得した周囲の車両台数に基づいて上流側本線101の交通量Q1を推定することができる。同様にして合流路110の交通量Q2が推定されてもよい。例えば、インフラシステム2−1において合流路110を走行するシステム搭載車両と通信可能な路車間通信装置13を備え、合流路110を走行するシステム搭載車両から取得した情報に基づいて合流路110の交通量Q2を推定するようにしてもよい。
本実施形態では、上流側本線101の交通量Q1と合流路110の交通量Q2との合計交通量Q3に基づいて目標速度が生成されたが、目標速度を生成するパラメータは、これには限定されない。例えば、合計交通量Q3に加えて、下流側交通量計測装置11cによって検出された交通量や速度に基づいて目標速度が生成されてもよい。一例として、目標速度と、下流側交通量計測装置11cによって検出された下流側本線103の実際の速度との乖離に基づいて、目標速度の補正がなされてもよい。
(第1実施形態の変形例)
第1実施形態の変形例について説明する。上記第1実施形態では、インフラシステム2−1によって交通量調整走行制御の目標速度が生成されたが、これに代えて、車両制御システム1−1によって目標速度が生成されてもよい。例えば、インフラシステム2−1は上流側本線101の交通量Q1と合流路110の交通量Q2との合計交通量Q3を各システム搭載車両CSに対して送信し、合計交通量Q3を受信した車両制御システム1−1の車両ECU20が目標速度を生成するようにしてもよい。
(第2実施形態)
図7および図8を参照して、第2実施形態について説明する。第2実施形態については、上記実施形態で説明したものと同様の機能を有する構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
上記第1実施形態では、交通量調整走行制御において、走行速度と交通量Qとの対応関係に基づいて目標速度が生成されたが、生成される走行状態に関する目標値はこれには限定されない。例えば、目標速度に代えて、目標車間が生成されてもよい。目標車間とは、自車両の直前を走行する車両と自車両との車間距離に関連する値の目標であり、例えば、目標車間距離や目標車間時間である。本実施形態では、走行速度と交通量Qとの関係に基づいて目標車間時間が生成され、交通量調整走行制御においてこの目標車間時間に基づくシステム搭載車両の走行制御がなされる。交通量調整走行制御を行うシステム搭載車両は、例えば、通信ACC制御を行うことができるものである。隊列走行する各システム搭載車両間の車間時間が短くされることで、道路上を通行可能な交通量が増加する。
図7は、本実施形態の目標車間時間の一例を示す図である。図7において、符号A'tは、目標車間時間の一例を示す。同一の走行速度において、目標車間時間A'tは、人間の車間時間特性Atよりも短くされる。通信ACC制御では、隊列を構成する各システム搭載車両は通信によって他の隊列構成車両の走行状態を把握しており、各システム搭載車両が連動して加減速することができる。例えば、通信ACC制御では、自車両の前方を走行するシステム搭載車両(前方所定車両)の減速に関する情報に基づいて前方のシステム搭載車両と連動して自車両を減速させることができる。このため、通信ACC制御では、人間の車間時間特性Atよりも短い車間時間での隊列走行が可能である。本実施形態では、通信ACC制御が所定制御に対応し、通信ACC制御を実行可能なシステム搭載車両が所定車両に対応する。
図8は、目標車間時間の決定方法について説明するための図である。システム搭載車両の目標車間時間を人間の車間時間特性Atに対応する車間時間よりも短くした場合、臨界線QCは交通量が増加する側に変化する。例えば、各走行速度について、人間の車間時間特性Atで決まる車間時間に対して一定の車間時間だけ短縮した値を目標車間時間とした場合、臨界線はQC1で示すようになる。つまり、車間時間を短縮させた場合の臨界線QC1は、人間の車間時間特性Atに対応する臨界線QCに対して交通量を増加させる側に移動する。
インフラ装置12は、合計交通量Q3に基づいて、交通容量が合計交通量Q3を満足するように目標車間時間を生成する。例えば、上流側交通量計測装置11aによって検出された上流側本線101の走行速度が80km/hであり、合計交通量Q3が臨界線QCよりも大きい渋滞側の値である場合、インフラ装置12は、人間の車間時間特性Atで決まる車間時間よりも短い目標車間時間を生成する。インフラ装置12は、例えば、目標車間時間と走行速度との組合せと、通行可能な最大の交通量との対応関係を示すマップを予め記憶している。インフラ装置12は、このマップを参照して、目標車間時間に基づいてシステム搭載車両を制御した場合に下流側本線103を通行可能な交通量が合計交通量Q3を満たすように目標車間時間を生成する。言い換えると、下流側本線103の走行速度を上流側本線101の走行速度に対して変化させることなく、通行可能な交通量を合計交通量Q3以上とできる目標車間時間を上記マップから算出する。
なお、本線100を走行する車両における交通量調整走行制御を実行するシステム搭載車両の割合に応じて通行可能な交通量も変動する。このため、上記のマップは、更に、交通量調整走行制御を実行するシステム搭載車両の割合に関する値をパラメータとするものであってもよい。なお、インフラ装置12は、合計交通量Q3が臨界線QCよりも大きな値である場合に、臨界線QCに対する合計交通量Q3の超過の度合いにかかわらず、同じ目標車間時間を生成してもよい。例えば、人間の車間時間特性Atに対して一定の車間時間を減じたものが目標車間時間とされてもよい。また、選択可能な最小の車間時間が目標車間時間とされてもよい。
インフラシステム2−1から送信された目標車間時間を受信した各システム搭載車両は、通信ACC制御における目標車間距離Ltgtをインフラシステム2−1から取得した目標車間時間に対応する車間距離に変更する。これにより、走行速度と交通量Qとの関係に基づいて生成された目標車間時間に基づく交通量調整走行制御が実行される。隊列走行するシステム搭載車両間の車間距離の調節により、通行可能な交通量が増加することで、合流後の渋滞の発生が抑制される。
なお、目標車間時間に基づく交通量調整走行制御は、上記第1実施形態の目標速度に基づく交通量調整走行制御と独立して実行されても、目標速度に基づく交通量調整走行制御と組み合わせて実行されてもよい。例えば、目標車間時間に基づく交通量調整走行制御あるいは目標速度に基づく交通量調整走行制御のいずれか一方のみでは合計交通量Q3を満足するだけの交通容量が確保できない場合に、両者の交通量調整走行制御が組み合わて実行されてもよい。例えば、合計交通量Q3が、最大交通量Q4よりも大である場合、目標速度に基づく交通量調整走行制御のみでは下流側本線103における渋滞の発生を抑制することは困難である。この場合に、目標速度に基づく交通量調整走行制御に加えて、本実施形態の目標車間時間に基づく交通量調整走行制御がなされることで、渋滞の抑制や渋滞の緩和が可能となる。
なお、本実施形態では、通信ACC制御が所定制御であり、通信ACC制御を実行可能なシステム搭載車両が所定車両として目標車間時間に基づく交通量調整走行制御を実行する場合について説明したが、所定制御および所定車両はこれには限定されない。例えば、所定制御は、協調減速制御であってもよい。つまり、協調減速制御を実行可能な車両が所定車両として目標車間時間に基づく交通量調整走行制御を実行するようにしてもよい。
(第3実施形態)
図9を参照して、第3実施形態について説明する。第3実施形態については、上記実施形態で説明したものと同様の機能を有する構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
本実施形態では、前方プローブ情報等の進行方向前方の走行環境に基づいて目標速度が生成される点で上記各実施形態と異なる。図9は、本実施形態の交通量調整走行制御について説明するための図である。
例えば、交通量調整走行制御の制御対象となるシステム搭載車両の走行位置よりも進行方向前方の領域において降雨や低路面μ等の走行環境がある場合、その領域では交通容量が低下する。これは、降雨や低路面μ等の走行環境では、運転者が直前の車両との車間を増すことなどによる。図9において、QC2は、降雨時の人間の車間時間特性に対応する臨界線を示す。降雨時の臨界線QC2は、臨界線Qcよりも低交通量側にある。つまり、降雨時には降雨時以外よりも交通容量が低下する。例えば、雨が降っていない場合であれば時速80km/hにおいて交通量Q5が通行可能であっても、降雨時には同じ交通量Q5で渋滞状態となる。低路面μも同様であり、ウエット路面や凍結路面など路面μが低下している領域では、交通容量が低下する。
インフラ装置12は、前方に交通容量が低下する走行環境が検出されている場合、走行環境に応じて目標速度を生成する。インフラ装置12は、例えば、雨天時の臨界線Qc2や低路面μにおける臨界線など、それぞれの走行環境に応じた臨界線を予め記憶しており、その臨界線と、道路において検出された交通量とに基づいて目標速度を生成する。走行環境は、例えば、プローブカーから取得したり、道路状況を提供するセンターから取得したりすることが可能である。プローブカーは、走行環境の検出のための専用車両であっても、路車間通信が可能な車両、例えばシステム搭載車両等であってもよい。
インフラ装置12は、例えば、交通量計測装置11が設置された上流側では降雨が検出されておらず、かつ、交通量計測装置11の設置箇所よりも下流側において降雨が検出されている場合、交通量計測装置11によって検出された交通量Q5と、降雨時の臨界線QC2とに基づいて、上流側を走行するシステム搭載車両の目標速度を生成する。例えば、インフラ装置12は、図9に示すように、降雨時の臨界線QC2に対して交通容量を超過しない速度V4以上速度V3以下の速度を目標速度とする。インフラ装置12は、生成した目標速度を各システム搭載車両に路車間通信によって送信する。交通量調整走行制御の制御対象となる複数のシステム搭載車両によって、取得した目標速度に基づく走行制御が実行されることで、道路の交通流が調節され、下流側における渋滞の発生が抑制される。
なお、交通容量に影響する走行環境は、降雨や路面μなどの自然環境によるものには限定されない。言い換えると、交通容量に影響する走行環境は、運転者の車間時間特性を変化させるものには限定されない。例えば、車線数の減少なども交通容量に影響する走行環境に含まれる。車線数が減少する場合、減少箇所よりも下流側の交通容量は、減少箇所よりも上流側の交通容量よりも低下する。インフラ装置12は、車線数が減少する箇所よりも下流側の道路において臨界状態や渋滞状態となることを抑制可能な目標速度を生成し、各システム搭載車両に対して送信する。なお、車線の減少する箇所とは、道路において元々車線数が減少している箇所に限らず、工事や故障車、事故などにより一時的に車線数が減少する箇所も含むものである。
本実施形態によれば、交通容量の低下につながる走行環境に備えて予め交通流の速度が調節されることで、渋滞の発生を未然に抑制することが可能となる。
上記の各実施形態に開示された内容は、適宜組み合わせて実行されてもよい。
以上のように、本発明にかかる交通制御システム、車両制御システムおよび交通管制システムは、道路における渋滞を抑制するのに適している。
1 交通制御システム
1−1 車両制御システム
2−1 インフラシステム
11 交通量計測装置
12 インフラ装置
13,26 路車間通信装置
20 車両ECU
25 車車間通信装置
100 本線
101 上流側本線
102 合流地点
103 下流側本線
110 合流路
At 人間の車間時間特性

Claims (9)

  1. 車両の走行速度と交通量との対応関係に基づいて走行状態に関する目標値を生成し、
    道路上の複数の車両を共通の前記目標値に基づいて制御する
    ことを特徴とする交通制御システム。
  2. 前記道路の交通量についての検出または推定結果に基づいて前記目標値を生成する
    請求項1に記載の交通制御システム。
  3. 前記道路における前記複数の車両よりも進行方向前方の領域の予測交通量に基づいて前記目標値を生成する
    請求項1または2に記載の交通制御システム。
  4. 合流路と合流する前記道路における前記合流路との合流地点よりも進行方向後方の領域において前記複数の車両を共通の前記目標値に基づいて制御するものであって、
    前記予測交通量は、前記道路における前記合流地点よりも進行方向前方の領域の交通量に関するものであって、前記進行方向後方の領域の交通量および前記合流路の交通量のそれぞれについての検出または推定結果に基づく
    請求項3に記載の交通制御システム。
  5. 前記目標値として、目標速度を生成するものであって、
    前記対応関係に基づいて、前記進行方向前方の領域を前記目標速度で通行可能な交通量が前記予測交通量を満たすように前記目標速度を生成する
    請求項3または4に記載の交通制御システム。
  6. 前記目標値として、自車両の直前を走行する車両と自車両との車間距離に関連する値の目標である目標車間を生成し、所定制御を実行可能な所定車両を前記目標車間に基づいて制御するものであって、
    前記所定制御とは、自車両の前方を走行する他の前記所定車両である前方所定車両の減速に関する情報を通信によって取得し、前記減速に関する情報に基づいて前記前方所定車両の減速と連動して自車両を減速させる制御であり、
    前記目標車間は、前記目標車間に基づいて前記所定車両を制御した場合に前記進行方向前方の領域を通行可能な交通量が前記予測交通量を満たすように生成される
    請求項3から5のいずれか1項に記載の交通制御システム。
  7. 前記道路における前記複数の車両よりも進行方向前方の走行環境に基づいて前記目標値を生成する
    請求項1から6のいずれか1項に記載の交通制御システム。
  8. 車両の走行速度と交通量との対応関係に基づく走行状態に関する他車両と共通の目標値を生成あるいは取得し、
    前記目標値に基づいて車両の走行制御を行う
    ことを特徴とする車両制御システム。
  9. 車両の走行速度と交通量との対応関係に基づいて走行状態に関する目標値を生成し、
    前記目標値に基づく自車両の制御を実行可能な道路上の複数の車両に対して共通の前記目標値を送信する
    ことを特徴とする交通管制システム。
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