JP2012028583A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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昭宏 花村
Masahiro Tsukamoto
雅裕 塚本
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卓 下村
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Abstract

【課題】半導体チップの接合するにあたって、半導体チップの位置ずれを抑える。
【解決手段】第1外部電極20に荷重と超音波とを印可することによって、第1金属電極10aと第1外部電極20とが金属接合され、第2金属電極10bと第2外部電極30とが金属接合される半導体装置において、第1外部電極20と第1金属電極10aとの間の最大静止摩擦力を、第2外部電極30と第2金属電極10bとの間の最大静止摩擦力よりも小さくした。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、特に、半導体チップと外部電極との接続技術に関する。
特許文献1は、半導体チップの主平面およびその反対側の面を二つの外部電極で挟み、外部電極の上から超音波を印加して半導体チップの両面を同時に外部電極に接合する技術を開示している。この技術では、柔らかい貴金属でできたバンプを半導体チップと外部電極との間に挟み込むことで、半導体チップに大きな力が加わらないようにしている。
特許第4260263号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、半導体チップを固定せずに超音波が印加されるので、振動が印加されてから接合が完了するまでの間、振動によって半導体チップの位置がずれてしまい、外部電極と正しく接合できない場合があった。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもので、半導体チップを外部電極に接合するにあたって、半導体チップの位置ずれを抑えることを目的とする。
本発明のある態様によれば、半導体装置は、半導体チップと、前記半導体チップの主平面に形成された第1金属電極と、前記主平面と反対側の面に形成された第2金属電極と、前記第1金属電極に対向して配置された第1外部電極と、前記第2金属電極に対向して配置された第2外部電極と、を備える。
当該半導体装置では、荷重と超音波とが印可されることによって、前記第1金属電極と前記第1外部電極とが金属接合され、前記第2金属電極と前記第2外部電極とが金属接合される。そして、前記第1外部電極と前記第1金属電極との間の最大静止摩擦力が、前記第2外部電極と前記第2金属電極との間の最大静止摩擦力よりも小さくされる。
本願の一態様によれば、反対側の面の最大静止摩擦力を超えるまで半導体チップは移動しないので半導体チップを位置ずれさせることなく外部電極に金属接合することができる。
本発明に係るパワー半導体装置の第1実施形態を示す図である。 本発明に係るパワー半導体装置の第2実施形態を示す図である。 本発明に係るパワー半導体装置の第3実施形態を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
第1実施形態
図1は本発明の第1実施形態を示している。パワー半導体装置100は、パワー半導体チップ10と、第1金属電極10aと、第2金属電極10bと、第1外部電極20と、第2外部電極30とを備える。
パワー半導体チップ10の主平面には素子が形成されている。第1金属電極10aは主平面に形成され、第2金属電極10bは主平面と反対側の面(裏面)に形成される。第1外部電極20は、第1金属電極10aに対向して配置されるとともに第1金属電極10aと直接金属接合される。第2外部電極30は、第2金属電極10bに対向して配置されるとともに第2金属電極10bと直接金属接合される。
第1金属電極10aの表面、第2金属電極10bの表面、第1外部電極20、及び、第2外部電極30は、アルミニウムまたはアルミニウム合金である。
第1金属電極10a及び第1外部電極20の少なくとも一方(一方でも両方でもよい。以下、同じ)の表面には、めっきが形成される。めっきは、アルミニウム合金同士に比べてアルミニウムとの摩擦係数が小さい金、銅、コバルト、鉄、クロム、ニッケル、モリブデン、ニオブなどの金属で構成される。これにより、第1金属電極10aと第1外部電極20との間の最大静止摩擦力は、第2金属電極10bと第2外部電極30の間の最大静止摩擦力に比べて小さくなる。
めっきは、上記最大静止摩擦力の差を生じさせるために形成されるので、1ミクロン以下の薄いめっきで十分である。めっきを薄くすることによって、パワー半導体チップ10と外部電極20、30との接合部においてめっきが分散して金属間化合物が生成されるのが抑えられ、接合部に金属間化合物が混入することによる接合部の強度低下を抑えることができる。
続いて、パワー半導体装置100の製造方法及びその作用効果について説明する。
まず、固定台40の上に第2外部電極30が設置される。
次に、第2外部電極30と第2金属電極10bとが接するように、第2外部電極30の上にパワー半導体チップ10が設置される。
次に、パワー半導体チップ10の第1金属電極10aの上に第1外部電極20が設置される。このとき、第1金属電極10aまたは第1外部電極20のうち少なくとも一方の表面にはめっきが形成され、両者の間の摩擦係数が低減されている。
次に、第1外部電極20の上に超音波圧着ツール41が押し付けられ、荷重と超音波とが印加される。
第1金属電極10aと第1外部電極20との間の最大静止摩擦力は、めっきが両者の間にあることによって、第2金属電極10bと第2外部電極30との間の最大静止摩擦力よりも小さくなる。したがって、第1外部電極20に超音波を印加すると、超音波圧着ツール41に近い第1金属電極10aと第1外部電極20との間でのみ超音波振動の摺動が開始される。
一旦摺動が開始されると動摩擦力は静止摩擦力より小さいので、第2金属電極10bと第2外部電極30との間では超音波振動は起こらず、第1金属電極10aと第1外部電極20との間でのみ超音波振動が行われ、当該部位において接合中心が成長する。
この接合中心による力が反対側の面の最大静止摩擦力を超えるまでパワー半導体チップ10は移動しないので、パワー半導体チップ10が位置ずれを起こすことはない。
接合中心による力が反対側の面の静止摩擦力を超えると、反対側の面の摺動が始まり、第2金属電極10bと第2外部電極30との間で超音波振動による接合が開始される。
この時点では、パワー半導体チップ10は接合中心の形成によって第1外部電極20に拘束されているので、パワー半導体チップ10の位置ずれが起こることはない。よって、これ以降は、超音波振動を大きくするともに荷重を重くし、超音波圧着ツール41から離れた第2金属電極10bと第2外部電極30との間にも十分なエネルギーを供給し、強度の高い金属接合を実現する。
このように、第1実施形態によれば、パワー半導体チップ10を、位置ずれさせることなく、外部電極20、30と金属接合することができる。
また、接合にはんだを使用しないので、はんだの融点より高い温度でパワー半導体装置100を使用することが可能になり、高温での信頼性が高くなる。さらに、貴金属のバンプを使用しないので、パワー半導体装置100を低コストで製造することができ、また、バンプの位置ずれによるパワー半導体チップ10の破損も防止できる。
一方の面にニッケルめっきを形成した半導体チップを2枚のアルミニウム電極に挟み、一方から超音波を印可して金属接合を行う実験を行った結果は次の通りである。
超音波を印加する超音波圧着ツールに近い面(第1実施形態では、第1金属電極10a及び/又は第1外部電極20の表面)にめっきをした場合は、その部位が十分に金属接合されたことが確かめられた。また、半導体チップの位置は殆どずれないことが確認された。一方、超音波を印加する超音波圧着ツールから遠い面(第1実施形態では、第2金属電極10b及び/又は第2外部電極30の表面)にめっきをした場合は、その部位の金属接合が十分になされなかった。
なお、第1実施形態では、第1金属電極10a及び第1外部電極20の少なくとも一方の表面にアルミニウム合金同士よりもアルミニウムとの摩擦係数が小さくなる金属のめっきを形成しているが、逆に、第2金属電極10b及び第2外部電極30の少なくとも一方の表面にアルミニウム合金同士よりもアルミニウムとの摩擦係数が大きくなる金属のめっきを形成してもよい。そのような摩擦係数を増大させるめっきとしては、例えば、鉛、スズ、マグネシウム、亜鉛などの金属のめっきである。このようにしても上記したのと同様の超音波による金属接合が可能である。
また、第1金属電極10a及び第1外部電極20の少なくとも一方の表面にめっきを形成しているが、これに代えて、第1金属電極10a及び第1外部電極20の少なくとも一方の表面に微少な凹凸を形成するようにしてもよい。凹凸は、第1金属電極10aと第1外部電極20との間の摩擦抵抗を上記めっきと同程度に低減できる大きさであればよく、例えば、凹部と凸部の幅がそれぞれミクロンオーダーの凹凸である。
このように、めっきに代えて凹凸を形成する場合であっても、第2金属電極10bと第2外部電極30との間の最大静止摩擦力に比べて第1金属電極10aと第1外部電極20との間の最大静止摩擦力を小さくできるので、めっきをした場合と同じ結果が得られる。また、接合部に異種金属(めっき用の金属)が混入しないので、高温での信頼性が高い接合が実現される。また、めっきを使用しない分、安く製造することができる。
第2実施形態
図2は本発明の第2実施形態を示している。パワー半導体装置200は、パワー半導体チップ10と、第1金属電極10aと、第2金属電極10bと、第1外部電極20と、第2外部電極30とを備える。
パワー半導体チップ10の主平面には素子が形成されている。第1金属電極10aは主平面に形成され、第2金属電極10bは主平面と反対の面(裏面)に形成される。
第2外部電極30の表面には凸形状30pが形成される。これによって、第2金属電極10bと第2外部電極30との接触面積が、第1金属電極10aと第1外部電極20との接触面積よりも小さくなっている。
第1外部電極20は、第1金属電極10aに対向して配置されるとともに第1金属電極10aと直接金属接合される。第2外部電極30は、第2金属電極10bに対向して配置されるとともに第2金属電極10bと直接金属接合される。
続いて、パワー半導体装置200の製造方法及びその作用効果について説明する。
まず、固定台40の上に第2外部電極30が設置される。
次に、第2外部電極30の上に形成された凸形状30pに第2金属電極10bが接するようにパワー半導体チップ10が第2外部電極30の上に設置される。
次に、パワー半導体チップ10の第1金属電極10aに接するように第1外部電極20がパワー半導体チップ10の上に設置される。
次に、第1外部電極20の上に超音波圧着ツール41が押し付けられ、荷重と超音波とが印加される。
第1金属電極10aと第1外部電極20との間に比べて第2金属電極10bと第2外部電極30との間は面荷重が高く、摩擦抵抗が大きいので、超音波を印加すると超音波圧着ツール41に近い第1金属電極10aと第1外部電極20との間で超音波振動の摺動が開始される。一旦摺動が開始されると動摩擦力は静止摩擦力より小さいので、第1金属電極10aと第1外部電極20との間でのみ超音波振動が行われ、当該部位において接合中心が成長する。この接合中心による力が反対側の面の最大静止摩擦力を超えるまで、パワー半導体チップ10は移動しないので、パワー半導体チップ10の位置ずれは起こらない。
その後、接合中心による力が反対側の面の静止摩擦力を超えると、反対側の面の摺動が始まり、超音波振動による接合が開始される。この時点では、パワー半導体チップ10は接合中心の形成によって第1外部電極20に拘束されるので、パワー半導体チップ10の位置ずれはやはり起こらない。
また、接合中心ができた後はパワー半導体チップ10の位置がずれないので、途中から超音波振動を大きくし荷重を強くすることによって、超音波圧着ツール41から離れた面にも十分なエネルギーを供給し、第2金属電極10bと第2外部電極30との間で強度の高い金属接合を実現する。
このように電極同士の接触面積を異ならせる方法であっても、第1実施形態と同様に、パワー半導体チップ10の位置ずれを起こすことなくパワー半導体チップ10と外部電極20、30とを接続することができる。
さらに、第2実施形態では、めっきを使用しないので、接合部に異種金属が混入せず、高温での信頼性が高い接合が実現できる。また、めっきを使用しない分、安く製造することができる。
第3実施形態
図3は本発明の第3実施形態を示している。パワー半導体装置300は、第1パワー半導体チップ10と、第1金属電極10aと、第2金属電極10bと、第2パワー半導体チップ11と、第3金属電極11aと、第4金属電極11bと、第1外部電極20と、第2外部電極30と、第3外部電極60とを備える。
第1パワー半導体チップ10の主平面には素子が形成されている。第1金属電極10aは主平面に形成され、第2金属電極10bは主平面と反対の面(裏面)に形成される。第1外部電極20は、第1金属電極10aに対向して配置されるとともに第1金属電極10aと直接金属接合される。第2外部電極30は、第2金属電極10bに対向して配置されるとともに第2金属電極10bと直接金属接合される。
第2パワー半導体チップ11は、第2外部電極30の裏面側に配置される。第3金属電極11aは、第2パワー半導体チップ11の主平面に形成され、第2外部電極30に対向して配置されるとともに第2外部電極30と直接金属接合される。第4金属電極11bは、第2パワー半導体チップ11の主平面と反対側の面(裏面)には形成される。第4金属電極11bは、第3外部電極60に対向して配置されるとともに第3外部電極60と直接金属接合される。
各電極はアルミニウムもしくはアルミニウム合金で形成され、第1金属電極10aと第1外部電極20との間の最大静止摩擦力は第2金属電極10bと第2外部電極30と間の最大静止摩擦力より小さい。また、第4金属電極11bと第3外部電極60との間の最大静止摩擦力は第3金属電極11aと第2外部電極30との間の最大静止摩擦力よりも小さい。最大静止摩擦力の差は、第1実施形態と同様に、めっきによって形成される。
続いて、パワー半導体装置300の製造方法及びその作用効果について説明する。
まず、第2超音波圧着ツール42の上に第3外部電極60が設置される。
次に、第3外部電極60の上に第4金属電極11b側が接するように第2パワー半導体チップ11が設置される。
次に、第2パワー半導体チップ11の第3金属電極11aの上に第2外部電極30が設置される。
次に、第2外部電極30の上に第2金属電極10b側が接するようにパワー半導体チップ10が設置される。
次に、パワー半導体チップ10の第1金属電極10aの上に第1外部電極20が設置される。
その後、第1外部電極20の上に第1超音波圧着ツール41が押し付けられ、第1超音波圧着ツール41から第1外部電極20に荷重と超音波とが印加されるとともに、第2超音波圧着ツール42から第3外部電極60に荷重と超音波とが印加される。これにより、第1金属電極10aと第1外部電極20との間、及び、第4金属電極11bと第3外部電極60との間で金属接合が開始される。
第1外部電極20と第1金属電極10aとの最大静止摩擦力、及び、第3外部電極60と第4金属電極11bとの最大静止摩擦力が減少するように第1外部電極20及び第1金属電極10aの少なくとも一方の表面、並びに、第3外部電極60及び第4金属電極11bの少なくとも一方の表面には、第1実施形態と同様に、めっきが形成されている。
また、外部電極20、30、60のパワー半導体チップ10、11に接する面に同じ面積の凸形状20p、30p、60pがそれぞれ形成されている。これにより、パワー半導体チップ10、11の上下の接触面積を等しくし、面荷重の影響を無くすことができる。
第1外部電極20に印加する超音波と第3外部電極60に印加する超音波は、振動方向が同じで逆位相であるか、または、振動方向が異なるようにする。超音波の振動方向が同じで逆位相とすれば、超音波が打ち消し合うことなく効率良く接合でき、また、振動方向が異なれば、二つの超音波振動の位相を調整することにより接合面を均一に接合することができる。
第1金属電極10aと第1外部電極20との間、及び、第4金属電極11bと第3外部電極60との間で接合中心が形成されると、第1外部電極20に対する第1パワー半導体チップ10の位置、及び、第3外部電極60に対する第2パワー半導体チップ11の位置がずれなくなるので、途中から超音波振動を大きくして荷重を強くする。これにより、第2金属電極10bと第2外部電極30の間及び第3金属電極11aと第2外部電極30の間にも十分なエネルギーを供給し、これらの部位においても強度の高い金属接合を実現することができる。
このように、第3実施形態によれば、接合面が複数ある構造においても第1実施形態と同様に超音波による金属接合を行うことができる。なお、第3実施形態では、めっきを形成することで接合面の最大静止摩擦力に差を設けているが、凹凸を設けること、又は、接触面積を異ならせることによって最大静止摩擦力に差を設けるようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例を示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、外部電極に接合される半導体チップはパワー半導体チップに限定されず、本発明は、半導体チップと外部電極とを接続する半導体装置に広く適用可能である。また、接合面の数も、第1及び第2実施形態では2つ、第3実施形態では4つであるが、3つの接合面、又は、5つ以上の接合面を有していても本発明は適用可能である。
また、最大静止摩擦力に差を設ける方法として、めっきを形成する方法、凹凸を形成する方法、接触面積を異ならせる方法について説明したが、これらのうち複数を組み合わせて最大静止摩擦力に差を設けるようにしてもよい。例えば、対向する面の一方にめっきを形成するとともに他方に凹凸を形成する等により、当該部位の最大静止摩擦力を低下させることができる。
10 …パワー半導体チップ、第1パワー半導体チップ
10a…第1金属電極
10b…第2金属電極
11 …第2パワー半導体チップ
11a…第3金属電極
11b…第4金属電極
20 …第1外部電極
30 …第2外部電極
40 …固定台
41 …超音波圧着ツール
42 …超音波圧着ツール
60 …第3外部電極
100…パワー半導体装置
200…パワー半導体装置
300…パワー半導体装置

Claims (12)

  1. 半導体チップと、
    前記半導体チップの主平面に形成された第1金属電極と、
    前記主平面と反対側の面に形成された第2金属電極と、
    前記第1金属電極に対向して配置された第1外部電極と、
    前記第2金属電極に対向して配置された第2外部電極と、
    を備え、荷重と超音波とが印可されることによって、前記第1金属電極と前記第1外部電極とが金属接合され、前記第2金属電極と前記第2外部電極とが金属接合される、半導体装置であって、
    前記第1外部電極と前記第1金属電極との間の最大静止摩擦力を、前記第2外部電極と前記第2金属電極との間の最大静止摩擦力よりも小さくした、
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記第1金属電極及び前記第1外部電極の少なくとも一方の表面、または、前記第2金属電極及び前記第2外部電極の少なくとも一方の表面にめっきを形成した、
    ことを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1または2に記載の半導体装置であって、
    前記第1金属電極及び前記第1外部電極の少なくとも一方の表面に凹凸を形成した、
    ことを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一つに記載の半導体装置であって、
    前記第2金属電極と前記第2外部電極との接触面積が、前記第1金属電極と前記第1外部電極との接触面積よりも小さい、
    ことを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一つに記載の半導体装置であって、
    固定台の上に前記第2外部電極を設置し、前記第2外部電極に前記第2金属電極が接するように前記半導体チップを前記第2外部電極の上に設置し、前記半導体チップの前記第1金属電極に接するように前記第1外部電極を前記半導体チップの上に設置し、前記第1外部電極に荷重と超音波とを印加することによって、前記第1金属電極と前記第1外部電極とが金属接合され、次いで、前記第2金属電極と前記第2外部電極とが金属接合される、
    ことを特徴とする半導体装置。
  6. 第1半導体チップと、
    前記第1半導体チップの主平面に形成された第1金属電極と、
    前記第1半導体チップの前記主平面と反対側の面に形成された第2金属電極と、
    第2半導体チップと、
    前記第2半導体チップの主平面に形成された第3金属電極と、
    前記第2半導体チップの前記主平面と反対側の面に形成された第4金属電極と、
    前記第1金属電極に対向して配置された第1外部電極と、
    前記第2金属電極及び第3金属電極の間に配置された第2外部電極と、
    前記第4金属電極に対向して配置された第3外部電極と、
    を備え、荷重と超音波とが印可されることによって、前記第1金属電極と前記第1外部電極とが金属接合されるとともに前記第4金属電極と前記第3外部電極とが金属接合され、前記第2金属電極及び前記第3金属電極が前記第2外部電極と金属接合される、半導体装置であって、
    前記第1外部電極と前記第1金属電極との間、及び、前記第3外部電極と前記第4金属電極との間の最大静止摩擦力を、前記第2外部電極と前記第2金属電極との間、及び、前記第2外部電極と前記第3金属電極との間の最大静止摩擦力よりも小さくした、
    ことを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項6に記載に記載の半導体装置であって、
    前記第1金属電極及び前記第1外部電極の少なくとも一方の表面にめっきが形成されるとともに前記第4金属電極及び前記第3外部電極の少なくとも一方の表面にめっきが形成される、または、前記第2金属電極及び前記第2外部電極の少なくとも一方の表面にめっきが形成されるとともに前記第3金属電極と前記第2外部電極の少なくとも一方の表面にめっきが形成される、
    ことを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項6または7に記載に記載の半導体装置であって、
    前記第1金属電極及び前記第1外部電極の少なくとも一方の表面に凹凸が形成されるとともに前記第4金属電極及び前記第3外部電極の少なくとも一方の表面に凹凸が形成される、
    ことを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項6から8のいずれか一つに記載に記載の半導体装置であって、
    前記第2金属電極と前記第2外部電極との接触面積、及び、前記第3金属電極と前記第2外部電極との接触面積が、前記第1金属電極と前記第1外部電極との接触面積、及び、前記第4金属電極と前記第3外部電極との接触面積よりも小さい、
    ことを特徴とする半導体装置。
  10. 請求項6から9のいずれか一つに記載に記載の半導体装置であって、
    前記第1外部電極及び前記第3外部電極にそれぞれ荷重と超音波とが印加され、
    前記第1外部電極に印加される超音波と前記第3外部電極に印加される超音波とは、振動方向が同じで逆位相、または、振動方向が異なる、
    ことを特徴とする半導体装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一つに記載の半導体装置であって、
    前記第1外部電極と前記第1金属電極とが金属接合された後、印可される超音波の振動が増大され、前記第2外部電極と前記第2金属電極とが金属接合される、
    ことを特徴とする半導体装置。
  12. 半導体チップと、前記半導体チップの主平面に形成された第1金属電極と、前記主平面と反対側の面に形成された第2金属電極と、前記第1金属電極に金属接合される第1外部電極と、前記第2金属電極に金属接合される第2外部電極と、を有する半導体装置の製造方法であって、
    前記第1外部電極と前記第1金属電極との間の最大静止摩擦力を、前記第2外部電極と前記第2金属電極との間の最大静止摩擦力よりも小さくし、
    固定台の上に前記第2外部電極を設置し、
    前記第2外部電極に前記第2金属電極が接するように前記半導体チップを前記第2外部電極の上に設置し、
    前記半導体チップの前記第1金属電極に接するように前記第1外部電極を前記半導体チップの上に設置し、
    荷重と超音波とを印加することによって、前記第1金属電極と前記第1外部電極とを金属接合し、次いで、前記第2金属電極と前記第2外部電極とを金属接合する、
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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