JP2015095624A - 接合体及びパワーモジュール用基板 - Google Patents

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    • H01L2924/13055Insulated gate bipolar transistor [IGBT]

Abstract

【課題】熱抵抗が十分に低く、かつ冷熱サイクルが負荷された際にセラミックス基板が割れることを抑制できる接合体、及びこの接合体からなるパワーモジュール用基板を提供する。
【解決手段】セラミックス基板11と、このセラミックス基板11の一方の面にCu板が接合されてなるCu層12A、13Aと、このCu層のうち前記セラミックス基板が接合された面と反対側の面に純度99.95mass%以上のAl板が接合されてなるAl層12B、13Bと、を備え、前記Cu板の厚さが0.05mm以上とされており、前記Al板の厚さが0.2mm以上0.6mm以下とされていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

この発明は、セラミックス基板の一方の面に金属板が接合された接合体、及びセラミックス基板の一方の面に回路層が形成されたパワーモジュール用基板に関するものである。
セラミックス基板の一方の面に金属板が接合された接合体は、例えばLEDやパワーモジュール等の半導体装置に用いられている。この半導体装置は、導電材料からなる回路層の上に半導体素子が接合された構造とされている。
各種の半導体素子のうちでも、電気自動車や電気車両などを制御するために用いられる大電力制御用のパワー素子においては、発熱量が多いことから、これを搭載する基板としては、例えばAlN(窒化アルミ)などからなるセラミックス基板上に導電性の優れた金属板を回路層として接合したパワーモジュール用基板が、従来から広く用いられている。また、セラミックス基板のうち回路層とは反対側の面に、金属板が金属層として接合されることもある。
そして、このようなパワーモジュール用基板は、その回路層上に、はんだ材を介してパワー素子としての半導体素子が搭載され、パワーモジュールとされる。
半導体素子から発生する熱をパワーモジュール用基板側に効率的に放散するパワーモジュール用基板として、例えば特許文献1には、回路層及び金属層がCuで構成されたパワーモジュール用基板が開示されている。
特開2003−309234号公報
ところで、特許文献1に開示されたパワーモジュール用基板においては、回路層及び金属層が変形抵抗の大きいCuで構成されているので、冷熱サイクルが負荷された際にCuとセラミックス基板との熱膨張係数の差に起因して生じる熱応力によってセラミックス基板に割れが発生するおそれがある。
ここで、Cuで構成される回路層及び金属層の厚さを薄くすることで冷熱サイクルが負荷された際に生じる熱応力を低減することが考えられる。しかしながら、回路層を薄くすると回路層に流すことができる電流が低下したり、半導体素子からの熱を回路層で拡げることができず熱抵抗が上昇したりする問題がある。また、金属層の厚さを薄くすると半導体素子側から伝達される熱を金属層から効率的に放散することが困難である。
この発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、熱抵抗が十分に低く、かつ冷熱サイクルが負荷された際にセラミックス基板が割れることを抑制できる接合体、及びこの接合体からなるパワーモジュール用基板を提供することを目的とする。
前述の課題を解決するために、本発明の接合体は、セラミックス基板と、このセラミックス基板の一方の面にCu板が接合されてなるCu層と、このCu層のうち前記セラミックス基板が接合された面と反対側の面に純度99.95mass%以上のAl板が接合されてなるAl層と、を備え、前記Cu板の厚さが0.05mm以上とされており、前記Al板の厚さが0.2mm以上0.6mm以下とされていることを特徴としている。
本発明の接合体によれば、セラミックス基板の一方の面に接合されるCu板の厚さが0.05mm以上とされているので、Al層側からCu層に伝達される熱を拡げ、熱抵抗を低減できる。
さらにCu層には0.2mm以上0.6mm以下のAl層が接合されているので、熱抵抗をさらに低減することができる。また、接合されるAl板の純度が99.95mass%以上かつ板厚が0.6mm以下とされているのでAl層の変形抵抗が小さく、接合体に冷熱サイクルが負荷された場合でも、セラミックス基板に生じる熱応力を低減し、セラミックス基板に割れが発生することを抑制できる。
また、本発明の接合体において、前記セラミックス基板が、AlN及び96%アルミナのうちいずれか一方からなり、前記Cu板の厚さが0.15mm未満とされていることが好ましい。
この場合、セラミックス基板がAlN及び96%アルミナのうちいずれか一方からなり、Cu板の厚さが0.15mm未満とされているので、接合体に冷熱サイクルが負荷された際にセラミックス基板に生じる熱応力を低減し、セラミックス基板に割れが発生することを抑制できる。
また、本発明の接合体において、前記セラミックス基板が、強化アルミナ及びSiのうちいずれか一方からなり、前記Cu板の厚さが0.45mm未満とされていても良い。
この場合、強化アルミナやSiは比較的強度が高いため、Cu板の厚さを0.45mm未満のように比較的厚く設定しても、接合体に冷熱サイクルが負荷された際にセラミックス基板に割れが発生することを抑制できる。
また、本発明の接合体において、前記Cu層と前記Al層とが、固相拡散接合されていることが好ましい。
Cu層とAl層を接合すると、液相が生じて接合界面にコブが生じたり、厚みが変動したりすることがあるが、この場合、Cu層とAl層とが固相拡散接合されているので、Al層とCu層とを良好に接合できる。
また、前記固相拡散接合は、前記Cu層と前記Al層の積層方向に3kgf/cm以上35kgf/cm以下の加圧力を負荷して行われていることが好ましい。
この場合、固相拡散接合時の加圧力が3kgf/cm以上とされているので、Cu層とAl層との接合界面に隙間が生じることを抑制できる。また、固相拡散接合時の加圧力が35kgf/cm以下とされているので、接合時にセラミックス基板に割れが発生することを抑制できる。
また、本発明の接合体において、前記Cu層と前記Al層は、間にTi箔及びNi箔のうちいずれか一方を介在させて加熱処理を行うことにより接合されていても良い。
この場合、Cu層とAl層との間にTi箔及びNi箔のいずれか一方を介在して加熱処理を行うことでCu層とAl層とが接合されているので、Ni又はTiがバリア層として働きCuとAlが直接接触することがなくなり、Cu層とAl層との液相を生じることなく確実に接合することができる。
また、前記Cu層と前記Al層を、間にTi箔及びNi箔のうちいずれか一方を介在させて接合する際に、前記Cu層と前記Al層の積層方向に1kgf/cm以上35kgf/cm以下の加圧力を負荷して加熱処理を行い接合する構成とされても良い。
この場合、接合時の加圧力が1kgf/cm以上とされているので、接合界面に隙間が生じることを抑制できる。また、接合時の加圧力が35kgf/cm以下とされているので、接合時にセラミックス基板に割れが発生することを抑制できる。
また、前記セラミックス基板の一方側又は他方側にヒートシンクが接合されていることが好ましい。
この場合、接合体に伝達される熱をヒートシンクから外部へと効率的に放散することができる。
本発明のパワーモジュール用基板は、前述の接合体からなり、前記セラミックス基板と、前記セラミックス基板の一方の面に形成された回路層と、を備え、前記回路層は、前記セラミックス基板の一方の面にCu板が接合されてなるCu層と、このCu層の一方の面に純度99.95mass%以上のAl板が接合されてなるAl層と、を有し、前記Cu板の厚さが0.05mm以上とされており、前記Al板の厚さが0.2mm以上0.6mm以下とされていることを特徴としている。
本発明のパワーモジュール用基板によれば、回路層がセラミックス基板の一方の面に形成されたCu層を有しているので、回路層上に半導体素子が搭載された場合に、半導体素子から発生する熱をパワーモジュール用基板側へ伝達する際に、回路層のCu層で面方向に拡げて効率的に放散することができ、熱抵抗を低減可能となる。さらに、Cu層は、板厚が0.05mm以上のCu板が接合されることで形成されるので、確実に熱抵抗を低減でき、かつ回路層に比較的大きな電流を流すことができる。
さらに、回路層においてCu層の一方の面には、0.2mm以上0.6mm以下のAl層が接合されているので、熱抵抗をさらに低減することができる。また、接合されるAl板の純度が99.95mass%以上かつ板厚が0.6mm以下とされているのでAl層の変形抵抗が小さく、パワーモジュール用基板に冷熱サイクルが負荷された場合でも、セラミックス基板に生じる熱応力を低減し、セラミックス基板に割れが発生することを抑制できる。
また、前述のパワーモジュール用基板において、前記セラミックス基板の他方の面に金属層を備え、前記金属層は、前記セラミックス基板の他方の面にCu板が接合されてなるCu層と、このCu層のうち前記セラミックス基板が接合された面と反対側の面に純度99.95mass%以上のAl板が接合されてなるAl層と、を有し、前記Cu板の厚さが0.05mm以上とされており、前記Al板の厚さが0.2mm以上0.6mm以下とされていても良い。
この場合、金属層がセラミックス基板の他方の面に、板厚が0.05mm以上のCu板が接合されて形成されたCu層を備えているので、回路層側から伝達される熱を効率的に金属層から放散することができる。また、このCu層には、純度99.95mass%以上かつ厚さが0.2mm以上0.6mm以下のAl板が接合されてAl層が形成されているので、さらに効率的に金属層から熱を放散することができる。また、このAl層は変形抵抗が小さいので、冷熱サイクルが負荷された際にセラミックス基板に発生する熱応力をAl層で吸収し、セラミックス基板に割れが発生することを抑制できる。
また、本発明のパワーモジュール用基板は、前述の接合体からなり、前記セラミックス基板と、前記セラミックス基板の一方の面に形成された回路層と、前記セラミックス基板の他方の面に形成された金属層と、を備え、前記金属層は、前記セラミックス基板の他方の面にCu板が接合されてなるCu層と、このCu層のうち前記セラミックス基板が接合された面と反対側の面に純度99.95mass%以上のAl板が接合されてなるAl層と、を有し、前記Cu板の厚さが0.05mm以上とされており、前記Al板の厚さが0.2mm以上0.6mm以下とされていても良い。
本発明によれば、熱抵抗が十分に低く、かつ冷熱サイクルが負荷された際にセラミックス基板が割れることを抑制できる接合体、及びこの接合体からなるパワーモジュール用基板を提供することができる。
本発明の第一実施形態に係るパワーモジュールの概略説明図である。 第一実施形態に係るパワーモジュール用基板の概略説明図である。 図1の回路層の拡大説明図である。 図1の金属層の拡大説明図である。 第一実施形態に係るパワーモジュールの製造方法のフロー図である。 第一実施形態に係るパワーモジュールの製造方法の概略説明図である。 本発明の第二実施形態に係るパワーモジュールの概略説明図である。 第二実施形態に係るパワーモジュール用基板の概略説明図である。 第二実施形態に係るパワーモジュールの製造方法のフロー図である。 第二実施形態に係るパワーモジュールの製造方法の概略説明図である。 本発明の他の実施形態に係るパワーモジュール用基板の概略説明図である。 本発明の他の実施形態に係るパワーモジュール用基板の概略説明図である。 本発明の他の実施形態に係るパワーモジュール用基板の概略説明図である。 CuとAlの2元状態図である。
(第一実施形態)
以下に、本発明の実施形態について、添付した図面を参照して説明する。まず、本発明の第一実施形態について説明する。
本発明の実施形態に係る接合体は、セラミックス基板11と、このセラミックス基板11の一方の面及び他方の面に形成された回路層12及び金属層13を備えたパワーモジュール用基板10を構成するものである。
図1に、このパワーモジュール用基板10を備えたパワーモジュール1を示す。
パワーモジュール1は、パワーモジュール用基板10と、このパワーモジュール用基板10の一方側(図1において上側)に、第一はんだ層2を介して接合された半導体素子3と、を備えている。なお、本実施形態においては、パワーモジュール用基板10の他方側(図1において下側)に、第二はんだ層32を介してヒートシンク30が接合されている。
第一はんだ層2は、例えばSn−Ag系、Sn−Cu系、Sn−In系、若しくはSn−Ag−Cu系のはんだ材(いわゆる鉛フリーはんだ材)とされており、パワーモジュール用基板10と半導体素子3とを接合するものである。
半導体素子3は、半導体を備えた電子部品であり、必要とされる機能に応じて種々の半導体素子が選択される。本実施形態では、半導体素子3は、IGBT素子とされている。
第二はんだ層32は、第一はんだ層2と同様に、例えばSn−Ag系、Sn−Cu系、Sn−In系、若しくはSn−Ag−Cu系のはんだ材(いわゆる鉛フリーはんだ材)とされている。
ヒートシンク30は、パワーモジュール用基板10側の熱を放散するためのものである。ヒートシンク30は、熱伝導性が良好な材質で構成されることが望ましく、本実施形態においては、A6063(Al合金)で構成されている。このヒートシンク30には、冷却用の流体が流れるための流路31が設けられている。
パワーモジュール用基板10は、図2に示すように、セラミックス基板11と、このセラミックス基板11の一方の面(図2において上面)に形成された回路層12と、セラミックス基板11の他方の面(図2において下面)に形成された金属層13と、を備えている。
セラミックス基板11は、回路層12と金属層13との間の電気的接続を防止するものであり、絶縁性の高いAlN(窒化アルミ)、96%アルミナ、強化アルミナ又は窒化珪素等で構成されている。また、セラミックス基板11の厚さは、0.2〜1.5mmの範囲内に設定されている。第一実施形態において、セラミックス基板11は、AlNで構成されており、厚さは0.635mmに設定されている。
回路層12は、セラミックス基板11の一方の面(図2において上面)に形成されたCu層12Aと、このCu層12Aのうちセラミックス基板11が接合された面と反対側の面(図2において上面)に形成されたAl層12Bとを有している。
Cu層12Aは、Al層12Bの一方の面に無酸素銅の圧延板からなる厚さ0.05mm以上のCu板22Aが接合されることにより形成されている。本実施形態においては、Cu板22Aの厚さの上限は、0.15mm未満とされている。本実施形態では、Cu板22Aとして、厚さ0.1mmのCu板を用いた。
Al層12Bは、純度が99.95mass%以上のAlの圧延板からなるAl板22BがCu層12Aの一方の面(上面)に接合されることにより形成されている。ここで、Al板22Bの厚さは、0.2mm以上0.6mm以下とされている。本実施形態では、Al板22Bとして、厚さ0.5mmのAl板を用いた。
そして、これらのCu層12AとAl層12Bとの界面には、図3に示すように、拡散層12Cが形成されている。
拡散層12Cは、Al層12BのAl原子と、Cu層12AのCu原子とが相互拡散することによって形成されるものである。この拡散層12Cにおいては、Al層12BからCu層12Aに向かうにしたがい、漸次Al原子の濃度が低くなり、かつCu原子の濃度が高くなる濃度勾配を有している。
拡散層12Cは、CuとAlからなる金属間化合物で構成されており、本実施形態では、複数の金属間化合物が接合界面に沿って積層した構造とされている。ここで、この拡散層12Cの厚さは、1μm以上80μm以下の範囲内、好ましくは、5μm以上80μm以下の範囲内に設定されている。
本実施形態では、図3に示すように、CuとAlからなる金属間化合物が積層された構造とされており、Al層12B側からCu層12A側に向けて順に、Al層12BとCu層12Aとの接合界面に沿って、θ相16、η2相17が積層し、さらにζ2相18A、δ相18B及びγ2相18Cのうち少なくとも一相が積層した構造とされている(図14参照)。
また、この拡散層12CとCu層12Aとの接合界面には、酸化物19が、接合界面に沿って層状に分散している。なお、本実施形態においては、この酸化物19は、アルミナ(Al)等のアルミニウム酸化物とされている。なお、酸化物19は、拡散層12CとCu層12Aとの界面に分断された状態で分散しており、拡散層12CとCu層12Aとが直接接触している領域も存在している。また、この酸化物19は拡散層12CとAl層12Bとの界面に沿って、ζ2相18A、δ相18B及びγ2相18Cのうち少なくとも一つの相で構成された層の内部に層状に分散していてもよい。
さらに、本実施形態では、Cu層12Aの平均結晶粒径が50μm以上200μm以下の範囲内とされ、Al層12Bの平均結晶粒径が500μm以上とされている。
金属層13は、セラミックス基板11の他方の面(図2において下面)に形成されたCu層13Aと、このCu層13Aのうちセラミックス基板11が接合された面と反対側の面(図2において下面)に形成されたAl層13Bとを有している。
Cu層13Aは、セラミックス基板11の他方の面に無酸素銅の圧延板からなる厚さ0.05mm以上のCu板23Aが接合されることにより形成されている。本実施形態においては、Cu板23Aの厚さの上限は、0.15mm以下とされている。本実施形態では、Cu板23Aとして厚さ0.1mmのCu板を用いた。
Al層13Bは、純度が99.95mass%以上のAlの圧延板からなるAl板23Bが、Cu層13Aのうちセラミックス基板11が接合された面と反対側の面(下面)に接合されることにより形成されている。ここで、Al板23Bの厚さは、0.2mm以上0.6mm以下とされている。本実施形態では、Al板23Bとして厚さ0.5mmのAl板を用いた。
そして、これらのCu層13AとAl層13Bとの界面には、Cu層12AとAl層12Bとの界面と同様に、図4に示すように、拡散層13Cが形成されている。
拡散層13Cは、Al層13BのAl原子と、Cu層13AのCu原子とが相互拡散することによって形成されるものである。この拡散層13Cにおいては、Al層13BからCu層13Bに向かうにしたがい、漸次アルミニウム原子の濃度が低くなり、かつCu原子の濃度が高くなる濃度勾配を有している。
拡散層13Cは、拡散層12Cと同様に、CuとAlからなる金属間化合物で構成されており、複数の金属間化合物が接合界面に沿って積層した構造とされている。ここで、この拡散層13Cの厚さは、1μm以上80μm以下の範囲内、好ましくは、5μm以上80μm以下の範囲内に設定されている。本実施形態では、図4に示すように、3種の金属間化合物が積層された構造とされており、Al層13B側からCu層13A側に向けて順に、Al層13BとCu層13Aとの接合界面に沿って、θ相16、η2相17が積層し、さらにζ2相18A、δ相18B及びγ2相18Cのうち少なくとも一相が積層した構造とされている。また、この拡散層13CとCu層13Aとの接合界面には、酸化物19が、接合界面に沿って層状に分散している。また、この酸化物19は拡散層13CとAl層13Bとの界面に沿って、ζ2相18A、δ相18B及びγ2相18Cのうち少なくとも一つの相で構成された層の内部に層状に分散していてもよい。
さらに、本実施形態では、Cu層13Aの平均結晶粒径が50μm以上200μm以下の範囲内とされ、Al層13Bの平均結晶粒径が500μm以上とされている。
次に、本実施形態に係るパワーモジュール用基板10、パワーモジュール1の製造方法について図5及び図6を参照して説明する。
まず、図6に示すように、セラミックス基板11の一方の面及び他方の面に、Ag−Cu−Tiからなる活性ろう材25を介してCu板22A、23Aを積層する(Cu板積層工程S11)。そして、加圧・加熱後冷却することによって、セラミックス基板11とCu板22A、23Aを接合し、Cu層12A、13Aを形成する。(Cu層形成工程S12)。なお、このろう付けの温度は、800℃〜900℃に設定されている。
次に、図6に示すように、Cu層12Aの上面にAl板22Bを積層し、Cu層13Aの下面にAl板23Bを積層する(Al板積層工程S13)。次いで、セラミックス基板11、Cu層12A、13A、及びAl板22B、23Bを積層方向に加圧して、真空加熱炉の中に装入する。本実施形態においては、積層方向に3kgf/cm(2.94×10Pa)以上35kgf/cm(3.43×10Pa)以下の加圧力を負荷し、真空加熱炉の加熱温度を400℃以上548℃未満に設定し、5分以上240分以下保持して固相拡散接合を行っている。この固相拡散接合により、Cu層12A、13AにAl板22B、23Bを接合してAl層12B、13Bを形成し、回路層12及び金属層13が形成される(回路層及び金属層形成工程S14)。
なお、本実施形態において、固相拡散接合する際の好ましい加熱温度は、AlとCuとの共晶温度(548℃)より5℃低い温度からAlとCuとの共晶温度未満の範囲とされている。
また、本実施形態においては、Cu層12A、13AとAl板22B、23Bとの接合されるそれぞれの面は、予め当該面の傷が除去されて平滑にされた後、固相拡散接合されている。
こうして、本実施形態に係るパワーモジュール用基板10が製造される。
次に、図6に示すように、はんだ材を介してパワーモジュール用基板10の金属層13とヒートシンク30とを接合する(ヒートシンク接合工程S15)。次いで、はんだ材を介してパワーモジュール用基板10の回路層12と半導体素子3とを接合する(半導体素子接合工程S16)。
以上のようにして、本実施形態に係るパワーモジュール1が製造される。
以上のような構成とされた本実施形態に係るパワーモジュール用基板10及びパワーモジュール1によれば、回路層12がセラミックス基板11の一方の面に形成されたCu層12Aを有しているので、回路層12上に搭載された半導体素子3から発生する熱をパワーモジュール用基板10側へ伝達する際に、回路層12のCu層12Aで面方向に拡げて効率的に放散することができ、熱抵抗を低減可能となる。さらに、Cu層12Aは、板厚が0.05mm以上のCu板22Aが接合されることで形成されるので、Cu層12Aが十分に厚くなり、確実に熱抵抗を低減でき、かつ回路層に大きな電流を流すことができる。
さらに、回路層12においてCu層12Aの一方の面には、純度99.95mass%以上かつ厚さが0.2mm以上0.6mm以下のAl板22Bが接合されてAl層12Bが形成されているので、Al層12Bの変形抵抗が小さく、パワーモジュール用基板に冷熱サイクルが負荷された場合でも、セラミックス基板11に生じる熱応力を低減し、セラミックス基板11に割れが発生することを抑制できる。
また、金属層13がセラミックス基板11の他方の面に、板厚が0.05mm以上のCu板23Aが接合されて形成されたCu層13Aを備えているので、半導体素子3側から伝達される熱を効率的に金属層13からヒートシンク30側へ放散することができる。また、このCu層13Aには、純度99.95mass%以上かつ厚さが0.2mm以上0.6mm以下のAl板23Bが接合されてAl層13Bが形成されているので、さらに効率的に金属層13からヒートシンク30側へ熱を放散することができる。さらに、このAl層13Bは変形抵抗が小さいので、冷熱サイクルが負荷された際にセラミックス基板11に発生する熱応力をAl層13Bで吸収し、セラミックス基板11に割れが発生することを抑制できる。
また、本実施形態においては、Cu板22A、23Aの厚さが0.15mm未満とされているので、パワーモジュール用基板10に冷熱サイクルが負荷された際にセラミックス基板11に生じる熱応力を低減でき、比較的強度が低いAlNによりセラミックス基板11が構成されていても、セラミックス基板11に割れが発生することを抑制可能である。
また、本実施形態においては、Cu層12AとAl層12B、及びCu層13AとAl層13Bが固相拡散接合によって接合されているので、Cu層12A、13Aの表面にAl層13A、13Bが形成された回路層12及び金属層13を得ることができる。
また、Cu層12A、13AとAl層12B、13Bとが、3kgf/cm以上35kgf/cmで加圧されて400℃以上548℃未満で加熱処理を行うことにより固相拡散接合されているので、Cu層12A、13AとAl層12B、13Bとの液相が生じて接合界面にコブが生じたり、厚みが変動したりすることを抑制してCu層12A、13AとAl層12B、13Bとを接合することができる。
固相拡散接合時の加圧力が3kgf/cm(2.94×10Pa)未満の場合、Cu層12A、13AとAl板22B、23Bとを十分に接合することが困難となり、Cu層12A、13AとAl層12B、13Bとの間に隙間が生じる場合がある。また、35kgf/cm(3.43×10Pa)を超える場合、加圧力が高すぎるために、セラミックス基板11に割れが発生することがあるため、固相拡散接合の際の加圧力は3kgf/cm以上35kgf/cm以下の範囲に設定されている。
固相拡散接合する際の温度が400℃以上の場合には、Cu原子とAl原子との拡散が促進され、短時間で十分に固相拡散させることができる。また、548℃未満の場合には、CuとAlとの間で液相が生じて接合界面にコブが生じたり、厚みが変動したりすることを抑制できる。そのため、本実施形態において固相拡散接合の温度は、400℃以上548℃未満の範囲に設定されている。
また、固相拡散接合時における好ましい加熱温度は、CuとAlとの共晶温度(548℃)より5℃低い温度から共晶温度未満の範囲とされており、この場合、Cu層12A、13AとAl層12B、13Bとの接合界面に液相が形成されず、CuとAlとの化合物が生成されないので、固相拡散接合の接合信頼性が良好となることに加えて、固相拡散接合の際の拡散速度が速く、比較的短時間で固相拡散接合ができる。
また、固相拡散接合する際に、接合される面に傷がある場合、固相拡散接合時に隙間が生じる場合があるが、Cu層12A、13AとAl層12B、13Bとの接合される面は、予め当該面の傷が除去されて平滑にされた後に固相拡散接合されているので、それぞれの接合界面に隙間が生じることを抑制して接合することが可能である。
また、Cu層12A、13Aと拡散層12C、13Cとの接合界面に、酸化物19が接合界面に沿って層状に分散しているので、Al板22B、23Bに形成された酸化膜が確実に破壊され、CuとAlの相互拡散が十分に進行していることになり、Cu層12A、13Aと拡散層12C、13Cとが確実に接合されている。
また、本実施形態では、拡散層12C、13Cは、複数の金属間化合物がCu層12A、13AとAl層12B、13Bとの接合界面に沿って積層した構造とされているので、脆い金属間化合物が大きく成長してしまうことを抑制できる。また、Cu層12A、13A中のCuとAl層12B、13B中のAlとが相互拡散することにより、Al層12B、13B側からCu層12A、13A側に向けてそれぞれの組成に適した金属間化合物が層状に形成されていることから、接合界面の特性を安定させることができる。
具体的には、拡散層12C、13Cは、Al層12B、13B側からCu層12A、13A側に向けて順に、θ相16、η2相17が積層し、さらにζ2相18A、δ相18B及びγ2相18Cのうち少なくとも一つの相が積層しているので、拡散層12C、13C内部における体積変動が小さくなり、内部歪みが抑えられることになる。
さらに、本実施形態においては、Al層12B、13Bの平均結晶粒径が500μm以上とされ、Cu層12A、13Aの平均結晶粒径が50μm以上200μm以下の範囲内とされており、Al層12B、13B及びCu層12A、13Aの平均結晶粒径が比較的大きく設定されている。よって、Cu層12A、13A及びAl層12B、13Bに過剰な歪み等が蓄積されておらず、疲労特性が向上することになる。
さらに、本実施形態においては、拡散層12C、13Cの平均厚みが1μm以上80μm以下、好ましくは5μm以上80μm以下の範囲内とされているので、CuとAlの相互拡散が十分に進行しており、Cu層12A、13AとAl層12B、13Bとを強固に接合できるとともに、Cu層12A、13A及びAl層12B、13Bに比べて脆い金属間化合物が必要以上に成長することが抑えられており、接合界面の特性が安定することになる。
また、本実施形態においては、パワーモジュール用基板10の金属層13とヒートシンク30とが接合されているので、半導体素子3側からの熱をヒートシンク30から外部へ効率的に放散することができる。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態について説明する。なお、第一実施形態と同一の構成のものについては、同一の符号を付して記載し、詳細な説明を省略する。
図7に、本発明の第二実施形態に係るパワーモジュール101を示す。
パワーモジュール101は、パワーモジュール用基板110と、このパワーモジュール用基板110の一方側(図7において上側)に、第一はんだ層2を介して接合された半導体素子3と、を備えている。なお、本実施形態においては、パワーモジュール用基板110の他方側(図1において下側)に、第二はんだ層32を介してヒートシンク30が接合されている。
パワーモジュール用基板110は、図8に示すように、セラミックス基板111と、このセラミックス基板111の一方の面(図8において上面)に形成された回路層112と、セラミックス基板111の他方の面(図8において下面)に形成された金属層113と、を備えている。
セラミックス基板111は、AlN(窒化アルミ)、96%アルミナ、強化アルミナ又は窒化珪素等で構成されている。また、セラミックス基板111の厚さは、0.2〜1.5mmの範囲内に設定されている。第二実施形態では、セラミックス基板111は、強化アルミナで構成されおり、厚さは0.25mmに設定されている。
回路層112は、セラミックス基板111の一方の面(図8において上面)に形成されたCu層112Aと、このCu層112Aのうちセラミックス基板111が接合された面と反対側の面(図8において上面)にTi層112Cを介して積層されたAl層112Bとを有している。
Cu層112Aは、セラミックス基板111の一方の面に無酸素銅の圧延板からなる厚さ0.05mm以上のCu板122Aが接合されることにより形成されている。本実施形態においては、Cu板122Aの厚さの上限は、0.45mm未満とされている。本実施形態では、Cu板122Aとして厚さ0.3mmのCu板を用いた。
Al層112Bは、純度が99.95mass%以上のAlの圧延板からなるAl板122BがCu層112Aの一方の面(上面)にTi箔122Cを介して接合されることにより形成されている。ここで、Al板122Bの厚さは、0.2mm以上0.6mm以下とされている。本実施形態では、Al板122Bとして厚さ0.5mmのAl板を用いた。
Ti層112Cは、Cu層112AとAl板122BとがTi箔122Cを介して接合されることにより形成されるものである。ここで、Ti箔122Cの純度は99mass%以上とされている。また、Ti箔122Cの厚さは3μm以上40μm以下に設定されており、本実施形態では、15μmに設定されている。
金属層113は、セラミックス基板111の他方の面(図8において下面)に形成されたCu層113Aと、このCu層113Aのうちセラミックス基板111が接合された面と反対側の面(図8において下面)にTi層113Cを介して積層されたAl層113Bとを有している。
Cu層113Aは、セラミックス基板111の他方の面に無酸素銅の圧延板からなる厚さ0.05mm以上のCu板123Aが接合されることにより形成されている。本実施形態においては、Cu板123Aの厚さの上限は、0.45mm未満とされている。本実施形態では、Cu板123Aとして厚さ0.3mmのCu板を用いた。
Al層113Bは、純度が99.95mass%以上のAlの圧延板からなるAl板123Bが、Cu層113Aのうちセラミックス基板111が接合された面と反対側の面(下面)に、Ti箔123Cを介して接合されることにより形成されている。ここで、Al板123Bの厚さは、0.2mm以上0.6mm以下とされている。本実施形態では、Al板123Bとして厚さ0.5mmのAl板を用いた。
Ti層113Cは、Cu層113AとAl板123BとがTi箔123Cを介して積層され接合されることにより形成されるものである。ここで、Ti箔123Cの純度は99mass%以上とされている。また、Ti箔123Cの厚さは3μm以上40μm以下に設定されており、本実施形態では、15μmに設定されている。
次に、第二実施形態に係るパワーモジュール用基板110、パワーモジュール101の製造方法について図9及び図10を参照して説明する。
まず、図10に示すように、セラミックス基板111の一方の面及び他方の面に、Ag−Cu−Tiからなる活性ろう材25を介してCu板122A、123Aを積層する(Cu板積層工程S21)。そして、加圧・加熱後冷却することによって、セラミックス基板111とCu板122A、123Aを接合し、Cu層112A、113Aを形成する。(Cu層形成工程S22)。なお、このろう付けの温度は、800℃〜900℃に設定されている。
次に、図10に示すように、Cu層112Aの上面にTi箔122Cを介してAl板122Bを積層し、Cu層113Aの下面にTi箔123Cを介してAl板123Bを積層する(Al板及びTi箔積層工程S23)。次いで、積層方向に加圧して、真空加熱炉の中に装入する。第二実施形態においては、積層方向に1kgf/cm(9.8×10Pa)以上35kgf/cm(3.4×10▼6Pa)以下の加圧力を負荷し、真空加熱炉の加熱温度を630℃以上643℃以下に設定し、30分以上180分以下保持する。これにより、Cu層112A、113Aに、Ti箔122C、123C及びAl板122B、123Bを接合して、Ti層112C、113C及びAl層112B、113Bを形成し、回路層112及び金属層113が形成される(回路層及び金属層形成工程S24)。
また、本実施形態においては、Cu層112A、113A、Ti箔122C、123C、及びAl板122B、123Bとの接合されるそれぞれの面は、予め当該面の傷が除去されて平滑にされた後、固相拡散接合されている。
こうして、本実施形態に係るパワーモジュール用基板110が製造される。
次に、図10に示すように、はんだ材を介してパワーモジュール用基板110の金属層113とヒートシンク30とを接合する(ヒートシンク接合工程S25)。次いで、はんだ材を介してパワーモジュール用基板110の回路層111と半導体素子3とを接合する(半導体素子接合工程S26)。
以上のようにして、本実施形態に係るパワーモジュール101が製造される。
以上のような構成とされた本実施形態に係るパワーモジュール用基板110及びパワーモジュール101によれば、回路層112がセラミックス基板111の一方の面に形成されたCu層112Aを有しているので、回路層112上に搭載された半導体素子3から発生する熱をパワーモジュール用基板110側へ伝達する際に、回路層112のCu層112Aで面方向に拡げて効率的に放散することができ、熱抵抗を低減可能となる。
また、金属層113がセラミックス基板111の他方の面に、板厚が0.05mm以上のCu板123Aが接合されて形成されたCu層113Aを備えているので、半導体素子3側から伝達される熱を効率的に金属層113からヒートシンク130側へ放散することもできる。
第二実施形態においては、セラミックス基板111が、比較的強度が高い強化アルミナによって構成されているため、Cu層112A、113Aの厚さを比較的厚く設定しても、冷熱サイクルが負荷された際にセラミックス基板111に割れが発生することを抑制できる。すなわち、Cu層112A、113Aとして接合されるCu板122A、123Aの厚さを0.45mm未満のように比較的厚く設定することができるため、パワーモジュール用基板110の熱抵抗を十分に低減することができ、かつ回路層に大きな電流を流すことができる。
また、Cu層112A、113Aに、Ti箔122C、123Cを介してAl板122B、123Bを積層し、加熱処理を行い接合しているので、接合時にTi箔122C、123Cがバリア層として働き、Cu層112A、113AとAl板122B、123Bとが直接接触することがないので、CuとAlとの液相を生じることなくTi層112C、113Cを介してCu層112A、113AとAl層112B、113Bとを確実に接合することができる。
また、第二実施形態においては、Al板122B、123Bを接合する際の加圧力が1kgf/cm(9.8×10Pa)以上とされているので、接合界面に隙間が生じることを抑制でき、かつ加圧力が35kgf/cm(3.4×10Pa)以下とされているので、接合時にセラミックス基板に割れが発生することを抑制できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
なお、本実施形態では、セラミックス基板の一方の面に回路層が形成され、他方の面に金属層が形成されたパワーモジュール基板について説明したが、金属層は形成されていなくても良い。例えば、図11に示すように、パワーモジュール用基板210は、セラミックス基板11と、セラミックス基板11の一方の面に形成された回路層12とを備えており、このパワーモジュール用基板210の一方側(上側)に半導体素子3が接合され、他方側にヒートシンク30が接合されることによりパワーモジュール201が形成されていても良い。
また、回路層及び金属層が、セラミックス基板の一方の面及び他方の面に接合されたCu層と、このCu層に接合されたAl層とを備える場合について説明したが、回路層及び金属層のうちいずれか一方のみが、上述の構成とされていても良い。例えば、図12に示すように、金属層313がCu層のみで構成されていても良い。また、金属層313をアルミニウム又はアルミニウム合金で構成することもできる。
さらに、図13に示すように、回路層312がCu層のみで構成されていても良い。また、回路層312をアルミニウム又はアルミニウム合金で構成することもできる。
また、上記実施形態では、Cu層を形成するCu板として無酸素銅を用いたが、無酸素銅以外の純銅や銅合金を用いることもできる。
また、第二実施形態においては、Cu層にTi箔を介してAl板を積層し、加熱処理を行うことで接合する場合について説明したが、Ti箔の代わりにNi箔を用いることもできる。この場合、Cu層にNi箔を介してAl板を積層して加熱処理を行うことにより、Ni層を介してCu層とAl層とを良好に接合することができる。
Ti箔に代えてNi箔を用いる場合、接合時の加熱温度は、630℃以上639.9℃以下の範囲にすることが好ましい。また、接合時の加圧力は、3kgf/cm以上10kgf/cmの範囲にすることが好ましい。また、Ni箔の厚さは、0.08mm以上0.25mm以下の範囲にすることが好ましい。
また、上記実施の形態においては、Cu層とAl層とが、加熱処理を行うことによって接合される場合について説明したが、これに限定されるものではなく、熱間圧延法や表面活性化による接合方法を採用することもできる。また、この場合においても、Cu層とAl層との間にTi箔やNi箔を介在させて接合することができる。
また、上記実施の形態では、セラミックス基板の一方の面及び他方の面に、Ag−Cu−Tiからなる活性ロウ材を介してCu板を接合する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えばDBC法(Direct Bonding Copper)により接合しても良い。
また、パワーモジュール用基板の金属層とヒートシンクとをはんだ材によって接合する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えばグリースを介して接合する構成とされても良い。
また、上記実施の形態では、ヒートシンクがA6063(アルミニウム合金)からなる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、純アルミニウム、無酸素銅などの純銅、又は銅合金等からなる構成とされても良い。例えば、ヒートシンクが無酸素銅からなる場合、金属層のAl層とヒートシンクとを固相拡散接合によって接合することもできる。
また、上記の実施形態では、ヒートシンクが放熱フィンを備えていない場合について説明したが、放熱フィンを備えていても良い。
以下に、本発明の効果を確認すべく行った確認実験の結果について説明する。
(本発明例1〜14、比較例1〜4)
まず、表1に示すセラミック基板の一方の面及び他方の面に活性ロウ材を介して表1に示すCu板を積層し、積層方向に加圧して850℃で30分保持して接合し、セラミックス基板の一方の面及び他方の面にCu層を形成した。
次に、表1に示すAl板をそれぞれのCu層に積層した後に、真空雰囲気において表1に示す加圧力及び加熱温度条件で90分保持して接合し、セラミックス基板の一方の面及び他方の面に、回路層及び金属層を形成した。
以上のようにして、本発明例1〜14、比較例1〜4のパワーモジュール用基板を製造した。なお、本発明例12については、回路層をCu層のみで構成した。また、本発明例13については、金属層をCu層のみで構成した。
Figure 2015095624
(本発明例15〜29、比較例5〜8)
表2に示すセラミック基板の一方の面及び他方の面に活性ロウ材を介して表2に示すCu板を積層し、積層方向に加圧して850℃で30分保持して接合し、セラミックス基板の一方の面及び他方の面にCu層を形成した。次に、表2に示すAl板を、純度99mass%のTi箔又はNi箔(28mm×28mm、厚さ:表2参照)を介してそれぞれのCu層に積層した後に、真空雰囲気において表2に示す加圧力及び加熱温度条件で90分保持して接合し、セラミックス基板の一方の面及び他方の面に、回路層及び金属層を形成した。
以上のようにして、本発明例15〜29、比較例5〜8のパワーモジュール用基板を製造した。
Figure 2015095624
(従来例1)
表1に示すセラミック基板の一方の面及び他方の面に活性ロウ材を介して表1に示すCu板を積層し、積層方向に加圧して850℃で30分保持して接合し、従来例1のパワーモジュール用基板を製造した。
(従来例2)
表1に示すセラミック基板の一方の面及び他方の面にAl−10mass%Siロウ材を介して表1に示すAl板を積層し、積層方向に加圧して645℃で30分保持して接合し、従来例2のパワーモジュール用基板を製造した。
なお、セラミックス基板のサイズは、30mm×30mm×0.635mmtに設定した。
また、Cu板のサイズは、28mm×28mm(厚さ:表1、表2参照)に設定した。
また、Al板のサイズは、28mm×28mm(厚さ:表1、表2参照)に設定した。
以上のようにして製造されたパワーモジュール用基板に、Sn−Cuはんだ材を介して回路層とIGBT素子とを300℃で接合した。次いで、Niめっきを形成したA6063アルミニウム合金からなり流路を有するヒートシンク(70mm×50mm×10mmt)とパワーモジュール用基板の金属層をSn−Cuはんだ材を介して300℃で接合した。
以上のようにして、本発明例1〜29、比較例1〜8、従来例1、2のパワーモジュールを製造した。そして、これらのパワーモジュールに対して、冷熱サイクル試験を実施した。
また、熱抵抗測定用パワーモジュールについては、IGBT素子の代わりにヒータチップをはんだ付けし、次いでNiめっきをしたアルミニウム合金(A6063)製放熱板とパワーモジュール用基板の金属層を接合し、これをグリースを介して、ヒートシンクに固定して作製した。このパワーモジュールを用いて熱抵抗測定を実施した。冷熱サイクル試験と熱抵抗測定の方法について、以下に説明する。
(冷熱サイクル試験)
冷熱サイクル試験の試験条件を以下に示す。
評価装置:エスペック株式会社製TSB−51
液相:フロリナート
温度条件:−40℃×5分 ←→ 125℃×5分
冷熱サイクルの500サイクル毎にパワーモジュールの観察を実施し、セラミックス基板の割れが確認された時点でのサイクル数(冷熱サイクル寿命)を評価した。
なお、本発明例1〜14、比較例1〜4及び従来例1〜2についてはサイクル数1000回以下を×、1000回を超え3000回未満を○、3000回以上を◎と評価した。
また、本発明例15〜29及び比較例5〜8についてはサイクル数1000回以下を×、1000回を超え1500回以下を○、1500回を超えたものを◎と評価した。
(熱抵抗測定)
ヒータチップを100Wの電力で加熱し、熱電対を用いてヒータチップの温度(T1)とヒートシンク上面の温度(T2)を測定した。そして、ヒータチップとヒートシンク上面の温度差を電力で割った値を熱抵抗とした。
なお、本発明例1〜14、比較例1〜4及び従来例1〜2については、熱抵抗の値が0.205(℃/W)以上を×、0.205(℃/W)未満を○と評価した。
また、本発明例15〜29及び比較例5〜8については、熱抵抗の値が0.215(℃/W)以上を×、0.215(℃/W)未満を○と評価した。
以上の試験の結果を表3、表4に示す。
Figure 2015095624
Figure 2015095624
表3、表4に示すように、Cu板の厚さが0.05mm未満された比較例1、比較例5及びAl板の厚さが0.2mm未満とされた比較例2、6については、熱抵抗が高かった。
また、Al板の厚さが0.6mmを超えた比較例3、7及びAl板の純度が99.95mass%未満とされた比較例5、8については、セラミックス基板の割れが早期に発生し、冷熱サイクル寿命が短いことが確認された。
回路層及び金属層にCu板のみを接合した従来例1では、熱抵抗は低いもののセラミックス基板の冷熱サイクル寿命が短かった。
回路層及び金属層にAl板のみを接合した従来例2では、セラミックス基板の冷熱サイクル寿命は長いものの熱抵抗が高いことが確認された。
一方、本発明例1〜29では、熱抵抗を低くすると共に、冷熱サイクルが負荷された場合でもセラミックス基板の割れが抑制し、冷熱サイクル寿命が長いパワーモジュールであることが確認された。
1、101、201 パワーモジュール
10、110、210 パワーモジュール用基板
11 セラミックス基板
12、112、312 回路層
12A、13A、112A、113A Cu層
12B、13B、112B、113B Al層
12C、13C 拡散層
13、113、313 金属層
22A、23A Cu板
22B、23B Al板
30 ヒートシンク
122C、123C Ti箔

Claims (11)

  1. セラミックス基板と、このセラミックス基板の一方の面にCu板が接合されてなるCu層と、このCu層のうち前記セラミックス基板が接合された面と反対側の面に純度99.95mass%以上のAl板が接合されてなるAl層と、を備え、
    前記Cu板の厚さが0.05mm以上とされており、
    前記Al板の厚さが0.2mm以上0.6mm以下とされていることを特徴とする接合体。
  2. 前記セラミックス基板が、AlN及び96%アルミナのうちいずれか一方からなり、
    前記Cu板の厚さが0.15mm未満とされていることを特徴とする請求項1に記載の接合体。
  3. 前記セラミックス基板が、強化アルミナ及びSiのうちいずれか一方からなり、
    前記Cu板の厚さが0.45mm未満とされていることを特徴とする請求項1に記載の接合体。
  4. 前記Cu層と前記Al層とが、固相拡散接合されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の接合体。
  5. 前記固相拡散接合は、前記Cu層と前記Al層の積層方向に3kgf/cm以上35kgf/cm以下の加圧力を負荷して行われていることを特徴とする請求項4に記載の接合体。
  6. 前記Cu層と前記Al層は、間にTi箔及びNi箔のうちいずれか一方を介在させて加熱処理を行うことにより接合されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の接合体。
  7. 前記Cu層と前記Al層の積層方向に1kgf/cm以上35kgf/cm以下の加圧力を負荷して加熱処理を行い接合されていることを特徴とする請求項6に記載の接合体。
  8. 前記セラミックス基板の一方側又は他方側にヒートシンクが接合されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の接合体。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の接合体からなり、前記セラミックス基板と、前記セラミックス基板の一方の面に形成された回路層と、を備え、
    前記回路層は、前記セラミックス基板の一方の面にCu板が接合されてなるCu層と、このCu層の一方の面に純度99.95mass%以上のAl板が接合されてなるAl層と、を有し、
    前記Cu板の厚さが0.05mm以上とされており、
    前記Al板の厚さが0.2mm以上0.6mm以下とされていることを特徴とするパワーモジュール用基板。
  10. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の接合体からなり、前記セラミックス基板と、前記セラミックス基板の一方の面に形成された回路層と、前記セラミックス基板の他方の面に形成された金属層と、を備え、
    前記金属層は、前記セラミックス基板の他方の面にCu板が接合されてなるCu層と、このCu層のうち前記セラミックス基板が接合された面と反対側の面に純度99.95mass%以上のAl板が接合されてなるAl層と、を有し、
    前記Cu板の厚さが0.05mm以上とされており、
    前記Al板の厚さが0.2mm以上0.6mm以下とされていることを特徴とするパワーモジュール用基板。
  11. 前記セラミックス基板の他方の面に金属層を備え、
    前記金属層は、前記セラミックス基板の他方の面にCu板が接合されてなるCu層と、このCu層のうち前記セラミックス基板が接合された面と反対側の面に純度99.95mass%以上のAl板が接合されてなるAl層と、を有し、
    前記Cu板の厚さが0.05mm以上とされており、
    前記Al板の厚さが0.2mm以上0.6mm以下とされていることを特徴とする請求項9に記載のパワーモジュール用基板。
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