JP5904257B2 - パワーモジュール用基板の製造方法 - Google Patents

パワーモジュール用基板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5904257B2
JP5904257B2 JP2014227284A JP2014227284A JP5904257B2 JP 5904257 B2 JP5904257 B2 JP 5904257B2 JP 2014227284 A JP2014227284 A JP 2014227284A JP 2014227284 A JP2014227284 A JP 2014227284A JP 5904257 B2 JP5904257 B2 JP 5904257B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic substrate
power module
copper
substrate
circuit layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014227284A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015057847A (ja
Inventor
伸幸 寺▲崎▼
伸幸 寺▲崎▼
長友 義幸
義幸 長友
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2014227284A priority Critical patent/JP5904257B2/ja
Publication of JP2015057847A publication Critical patent/JP2015057847A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5904257B2 publication Critical patent/JP5904257B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/26Layer connectors, e.g. plate connectors, solder or adhesive layers; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/31Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process
    • H01L2224/32Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process of an individual layer connector
    • H01L2224/321Disposition
    • H01L2224/32151Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/32221Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/32225Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation

Landscapes

  • Ceramic Products (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Description

この発明は、セラミックス基板に銅又は銅合金からなる回路層又は金属層が接合されたパワーモジュール用基板の製造方法に関するものである。
LEDやパワーモジュール等の半導体装置においては、導電材料からなる回路層の上に半導体素子が接合された構造とされている。
風力発電、電気自動車等の電気車両などを制御するために用いられる大電力制御用のパワー半導体素子においては、発熱量が多いことから、これを搭載する基板としては、例えばAlN(窒化アルミ)などからなるセラミックス基板の一方の面に導電性の優れた金属板を回路層として接合したパワーモジュール用基板が、従来から広く用いられている。また、セラミックス基板の他方の面に、金属板を金属層として接合することもある。
例えば、特許文献1に示すパワーモジュール用基板においては、セラミックス基板(セラミックス部材)の一方の面及び他方の面に、銅板(銅部材)を接合することで回路層及び金属層が形成された構造とされている。このパワーモジュール用基板は、セラミックス基板の一方の面及び他方の面に、Ag−Cu−Ti系ろう材を介在させて銅板を配置し、加熱処理を行うことにより銅板が接合されている。
上述のAg−Cu−Ti系ろう材においては、活性金属であるTiが含有されているため、セラミックス基板と銅板とをAg−Cu−Ti系ろう材を介して接合する際に、ろう材の液相とセラミックス基板との濡れ性が良好となり、セラミックス基板と銅板とを良好に接合することができる。
特許第3211856号公報
ところで、特許文献1に開示されたように、Ag−Cu−Ti系ろう材を用いてセラミックス基板と銅板とを接合すると、Ag−Cu−Ti系ろう材の融点が高いため、セラミックス基板が熱により劣化してしまう問題があった。
また、Ag−Cu−Ti系ろう材は、高価なAgを含有しているため製造コストが高くなる問題もあった。
この発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、セラミックス部材と銅部材とを低温で接合でき、かつ製造コストが低いパワーモジュール用基板の製造方法を提供することを目的とする。
前述の課題を解決するために、本発明のパワーモジュール用基板の製造方法は、セラミックス基板の一方の面に銅又は銅合金からなる回路層が配設され、前記セラミックス基板の他方の面に金属層が配設されたパワーモジュール用基板の製造方法であって、活性金属材及び融点が710℃以下の溶加材を介して、前記セラミックス基板と前記回路層となる銅板とを積層する積層工程と、積層された前記セラミックス基板及び前記銅板を積層方向に加圧した状態で加熱処理する加熱処理工程と、を備えており、前記溶加材が液相線温度450℃以上のろう材であり、前記ろう材は、Cu−P系ろう材、Cu−Al系ろう材の中から選択されるいずれか一種であることを特徴としている。
本発明のパワーモジュール用基板の製造方法によれば、活性金属材及び融点が710℃以下の溶加材を介して、前記セラミックス基板と前記銅板とを積層する積層工程と、積層された前記セラミックス基板及び前記銅板を加熱処理する加熱処理工程と、を備えているので、加熱処理工程において、溶加材が溶融した液相に活性金属が溶け込み、溶加材の液相とセラミックス基板との濡れ性が良好となる。したがって、溶加材の液相が凝固した際に、溶加材とセラミックス基板との接合が良好となる。
また、溶加材の融点が710℃以下とされているので、Ag−Cu−Ti系ろう材を用いた場合と比較して、低温で溶加材の液相を形成することができる。このような低温域で加熱処理を行うと、セラミックス基板への熱的な負荷を軽減することができる。
さらに、Agを含有しない溶加材を用いてセラミックス基板と銅板とを接合するので、Ag−Cu−Ti系ろう材を用いた場合よりも製造コストを低減できる。
また、前記溶加材が液相線温度450℃以上のろう材であることが好ましい。具体的には、前記ろう材は、Cu−P系ろう材、Cu−Al系ろう材の中から選択されるいずれか一種であることが望ましい。
このようなろう材を用いた場合、ろう材の融点が低いので、低温条件でも確実にセラミックス基板と銅板との接合を行うことができる。
なお、Cu−P系ろう材としては、例えば、Cu−Pろう材、Cu−P−Snろう材、Cu−P−Sn−Ni系ろう材などを用いることができる。
ここで、前記加熱処理工程においては、積層された前記セラミックス基板及び前記銅板を積層方向に圧力1〜35kgf/cm で加圧することが好ましい。
また、上述のパワーモジュール用基板の製造方法において、前記活性金属材は、Ti材とされていることが好ましい。
この場合、溶加材の液相中にTiが溶け込むことで確実にセラミックス基板の表面を溶加材の液相で濡れさせることができ、セラミックス基板銅板とを確実に接合することが可能となる。
また、本発明のパワーモジュール用基板の製造方法は、前記金属層は、前記セラミックス基板の他方の面に銅又は銅合金からなる銅板が接合されて構成されており、前記セラミックス基板と前記回路層、及び前記セラミックス基板と前記金属層とを、前記積層工程及び前記加熱処理工程とによって接合する構成とされていても良い。
この場合、比較的低温で回路層及び金属層を形成することができるので、接合時にセラミックス基板が劣化することを抑制できる。
また、本発明のパワーモジュール用基板の製造方法は、前記金属層は、前記セラミックス基板の他方の面にアルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミニウム板が接合されて構成されており、前記回路層を前記セラミックス基板の一方の面に接合した後に、前記金属層を前記セラミックス基板の他方の面に接合する構成とされても良い。
この場合、比較的低温で回路層を形成することができるので、接合時にセラミックス基板が劣化することを抑制できる。
本発明によれば、セラミックス基板と銅板とを低温で接合でき、かつ製造コストが低いパワーモジュール用基板の製造方法を提供することができる。
本発明の第一実施形態に係るパワーモジュール用基板を用いたパワーモジュールの概略説明図である。 本発明の第一実施形態に係るパワーモジュール用基板の概略説明図である。 本発明の第一実施形態に係るパワーモジュール用基板の製造方法及びパワーモジュールの製造方法を説明するフロー図である。 本発明の第一実施形態に係るパワーモジュール用基板の製造方法及びパワーモジュールの製造方法の概略説明図である。 本発明の第二実施形態に係るパワーモジュール用基板を用いたパワーモジュールの概略説明図である。 本発明の第二実施形態に係るパワーモジュール用基板の製造方法及びパワーモジュールの製造方法を説明するフロー図である。 本発明の第二実施形態に係るパワーモジュール用基板の製造方法及びパワーモジュールの製造方法の概略説明図である。 本発明の他の実施形態に係るパワーモジュール用基板の製造方法の概略説明図である。
(第一実施形態)
以下に、本発明の実施形態について添付した図面を参照して説明する。まず、本発明の第一実施形態について説明する。
本実施形態である接合体の製造方法は、セラミックス基板11(セラミックス部材)と回路層12(銅部材)及び金属層13(銅部材)とを接合することにより、接合体としてパワーモジュール用基板10を製造するものである。図1に、本実施形態であるパワーモジュール用基板10を備えたパワーモジュール1を示す。
このパワーモジュール1は、回路層12が配設されたパワーモジュール用基板10と、回路層12の一方の面(図1において上面)に接合層2を介して接合された半導体素子3と、パワーモジュール用基板10の他方側(図1において下側)に配置されたヒートシンク30と、を備えている。
パワーモジュール用基板10は、図2に示すように、セラミックス基板11と、このセラミックス基板11の一方の面(図2において上面)に配設された回路層12と、セラミックス基板11の他方の面(図2において下面)に配設された金属層13と、を備えている。
セラミックス基板11は、絶縁性の高いAlN(窒化アルミ)、Si(窒化ケイ素)、Al(アルミナ)等のセラミックスで構成されている。本実施形態では、放熱性の優れたAlN(窒化アルミ)で構成されている。また、セラミックス基板11の厚さは、0.2〜1.5mmの範囲内に設定されており、本実施形態では、0.635mmに設定されている。
回路層12は、セラミックス基板11の一方の面に、導電性を有する銅又は銅合金の金属板が接合されることにより形成されている。本実施形態においては、回路層12は、純度99.99質量%以上の銅の圧延板を接合することで形成されている。なお、回路層12の厚さは0.1mm以上1.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、0.6mmに設定されている。
金属層13は、セラミックス基板11の他方の面に、銅又は銅合金の金属板が接合されることにより形成されている。本実施形態においては、金属層13は、回路層12と同様に、純度99.99質量%以上の銅の圧延板を接合することで形成されている。なお、金属層13の厚さは0.1mm以上1.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、0.6mmに設定されている。
半導体素子3は、Si等の半導体材料で構成されている。この半導体素子3と回路層12は、接合層2を介して接合されている。
接合層2は、例えばSn−Ag系、Sn−In系、若しくはSn−Ag−Cu系のはんだ材とされている。
ヒートシンク30は、前述のパワーモジュール用基板10からの熱を放散するためのものである。本実施形態においては、ヒートシンク30は、銅又は銅合金で構成されており、本実施形態では無酸素銅で構成されている。このヒートシンク30には、冷却用の流体が流れるための流路31が設けられている。なお、このヒートシンク30と金属層13とが、はんだ材からなるはんだ層18によって接合されている。
次に、本実施形態に係るパワーモジュール1の製造方法について、図3のフロー図及び図4を参照して説明する。
まず、図4に示すように、セラミックス基板11の一方の面(図4において上面)に、溶加材25、活性金属材26、及び回路層12となる銅板22を順に積層するとともに、セラミックス基板11の他方の面(図4において下面)にも、図4に示すように、溶加材25、活性金属材26、及び金属層13となる銅板23を順に積層する。(積層工程S01)。すなわち、セラミックス基板11と銅板22の間において、セラミックス基板11側に溶加材25を配置し、銅板22側に活性金属材26を配置しており、セラミックス基板11と銅板23の間において、セラミックス基板11側に溶加材25を配置し、銅板22側に活性金属材26を配置している。
ここで、溶加材25は融点が710℃以下のCu−P系ろう材とされている。なおCu−P系ろう材としては、例えば、Cu−Pろう材、Cu−P−Snろう材、Cu−P−Sn−Niろう材などを用いることができる。
本実施形態では、溶加材25としてCu−P−Sn−Ni系ろう材箔(Cu−7mass%P−15mass%Sn−10mass%Ni)を用いている。溶加材25の厚みは、5μm以上150μm以下の範囲とされている。
活性金属材26は、例えばTi、Zr、Nb、Hfといった活性元素のいずれか1種又は2種以上を含有するものとされており、本実施形態では、活性金属材26としてTi箔を用いている。活性金属材26の厚みは、1μm以上20μm以下の範囲とされている。
次に、セラミックス基板11、溶加材25、活性金属材26、及び銅板22、23を積層方向に加圧(圧力1〜35kgf/cm)した状態で、真空加熱炉内に装入して加熱する(加熱処理工程S02)。ここで、本実施形態では、真空加熱炉内の圧力は10−6Pa以上10−3Pa以下の範囲内に、加熱温度は560℃以上650℃以下の範囲内に、加熱時間は30分以上360分以下の範囲に設定している。
この加熱処理工程S02においては、活性金属材26(Ti箔)と銅板22、23とが固相拡散接合によって接合されるとともに、溶加材25が溶融して液相を形成し、この液相が凝固することにより、溶加材25を介して、セラミックス基板11と活性金属材26とが接合されることになる。なお、固相拡散接合によって接合される活性金属材26と銅板22、23との接合面は、予め平滑な面とされている。
これにより、セラミックス基板11(セラミックス部材)の一方の面及び他方の面に回路層12(銅部材)及び金属層13(銅部材)が形成され、本実施形態であるパワーモジュール用基板10(接合体)が製造される。
次いで、パワーモジュール用基板10の金属層13の下面に、はんだ材を介してヒートシンク30を接合する(ヒートシンク接合工程S03)。
次に、パワーモジュール用基板10の回路層12の上面に、はんだ材を介して半導体素子3を接合する(半導体素子接合工程S04)。
このようにして、本実施形態に係るパワーモジュール1が製造される。
以上のような構成とされた本実施形態のパワーモジュール用基板の製造方法によれば、セラミックス基板11と銅板22、23との間において、セラミックス基板11側に融点が710℃以下の溶加材25を配置し、銅板22、23側に活性金属材26(本実施形態においてはTi材)を配置した状態で加熱処理を行う構成とされているので、加熱時に溶加材25が溶融した液相にTiが溶け込み、溶加材25の液相とセラミックス基板11との濡れ性が良好となる。したがって、溶加材25の液相が凝固した際に、溶加材25とセラミックス基板11との接合信頼性が向上する。
また、本実施形態においては、活性金属材26と銅板22、23とを積層し、加圧した状態で、温度560℃以上650℃以下に加熱し保持する構成とされているので、活性金属材26に含まれるTi原子を銅板22、23中に拡散させ、銅板22、23に含まれる銅原子を活性金属材26中に拡散させ、活性金属材26と銅板22、23とを固相拡散接合することができる。
加熱温度が560℃以上の場合、活性金属材26に含まれるTi原子と銅板22、23に含まれる銅原子との拡散が促進され、短時間で十分に固相拡散させることができる。また、加熱温度が650℃以下の場合、活性金属材26と銅板22、23との間に液相が生じて接合界面にコブが生じたり、厚みが変動したりすることを抑制できる。そのため、加熱温度は、上記の範囲に設定されている。
また、加熱処理工程S02において、積層方向に加圧される圧力が1kgf/cm以上の場合は、活性金属材26と銅板22、23とを十分に接合させることができ、活性金属材26と銅板22、23(回路層12、金属層13)との間に隙間が生じることを抑制できる。また、負荷される圧力が35kgf/cm以下の場合は、セラミックス基板11に割れが発生することを抑制できる。そのため、加圧される圧力は上記の範囲に設定されている。
また、溶加材25の融点が710℃以下とされているので、Ag−Cu−Ti系ろう材を用いた場合と比較して、低温で溶加材の液相を形成することができる。
さらに、溶加材25と銅板22、23との間に活性金属材26が介在されているので、溶加材25の液相と銅板22、23とが直接接触することがなく、接合界面にコブが生じたり、厚みが変動したりすることを抑制できる。
上述のように、溶加材25がセラミックス基板11と良好に接合されるとともに、活性金属材26と銅板22、23とが固相拡散接合によって接合されるので、セラミックス基板11と銅板22、23とを良好に接合でき、セラミックス基板11と回路層12及び金属層13との接合信頼性を向上させることができる。
さらに、Agを含有しない溶加材25を用いてセラミックス基板11と銅板22、23とを接合するので、Ag−Cu−Ti系ろう材を用いた場合よりも製造コストを低減できる。
また、本実施形態においては、セラミックス基板11の一方の面及び他方の面に、回路層12及び金属層13を同時に接合する構成とされているので、製造工程を簡略化し、製造コストを低減できる。
さらに、活性金属材26と銅板22、23との接合される面は、予め平滑な面とされているので、接合界面に隙間が生じることを抑制でき、活性金属材26と銅板22,23とを確実に接合することができる。
また、本実施形態に係るパワーモジュール用基板10、パワーモジュール1によれば、セラミックス基板11の一方の面に銅板22からなる回路層12が形成されているので、半導体素子3からの熱を拡げてセラミックス基板11側に放散することができる。また、銅板22は変形抵抗が大きいので、ヒートサイクルが負荷された際に、回路層12の変形が抑制され、半導体素子3と回路層12とを接合する接合層2の変形を抑制し、接合信頼性を向上できる。
また、セラミックス基板11の他方の面に銅板23からなる金属層13が形成されているので、半導体素子3からの熱を効率的にヒートシンク30側へと伝達することができる。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態について説明する。なお、第一実施形態と同一の構成のものについては、同一の符号を付して記載し、詳細な説明を省略する。
図5に、第二実施形態であるパワーモジュール用基板110を備えたパワーモジュール101を示す。
このパワーモジュール101は、回路層112が配設されたパワーモジュール用基板110と、回路層112の一方の面(図5において上面)に接合層2を介して接合された半導体素子3と、パワーモジュール用基板110の他方側(図5において下側)に配置されたヒートシンク130と、を備えている。
パワーモジュール用基板110は、図5に示すように、セラミックス基板11と、このセラミックス基板11の一方の面(図5において上面)に配設された回路層112と、セラミックス基板11の他方の面(図5において下面)に配設された金属層113と、を備えている。
回路層112は、セラミックス基板11の一方の面に、導電性を有する銅又は銅合金の金属板が接合されることにより形成されている。本実施形態においては、回路層112は、純度99.99質量%以上の銅の圧延板を接合することで形成されている。なお、回路層112の厚さは0.1mm以上1.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、0.4mmに設定されている。
金属層113は、セラミックス基板11の他方の面に、アルミニウム又はアルミニウム合金の金属板が接合されることにより形成されている。第二実施形態においては、金属層113は、純度99.99質量%以上のアルミニウムの圧延板を接合することで形成されている。なお、金属層113の厚さは0.1mm以上3.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、2.1mmに設定されている。
ヒートシンク130は、前述のパワーモジュール用基板110からの熱を放散するためのものである。本実施形態においては、ヒートシンク130は、アルミニウム又はアルミニウム合金で構成されており、本実施形態ではA6063(アルミニウム合金)で構成されている。このヒートシンク130には、冷却用の流体が流れるための流路131が設けられている。なお、このヒートシンク130と金属層113とが、Al−Si系のろう材によって接合されている。
次に、本実施形態に係るパワーモジュール101の製造方法について、図6のフロー図及び図7を参照して説明する。
まず、図7に示すように、セラミックス基板11の一方の面(図7において上面)に、溶加材25、活性金属材26、及び回路層112となる銅板122を順に積層する(第一積層工程S11)。すなわち、セラミックス基板11と銅板122の間において、セラミックス基板11側に溶加材25を配置し、銅板122側に活性金属材26を配置している。
ここで、第二実施形態においては、溶加材25としてCu−P−Sn−Ni系ろう材箔(Cu−7mass%P−15mass%Sn−10mass%Ni)を用いている。この溶加材25の厚みは、5μm以上150μm以下の範囲とされている。
また、第二実施形態においては、活性金属材26としてTi箔を用いている。活性金属材26の厚みは、1μm以上20μm以下の範囲とされている。
次に、セラミックス基板11、溶加材25、活性金属材26及び銅板122を積層方向に加圧(圧力1〜35kgf/cm)した状態で、真空加熱炉内に装入して加熱する(第一加熱処理工程S12)。ここで、本実施形態では、真空加熱炉内の圧力は10−6Pa以上10−3Pa以下の範囲内に、加熱温度は560℃以上650℃以下の範囲内に、加熱時間は30分以上360分以下の範囲に設定している。
このようにして、セラミックス基板11の一方の面に銅板122が接合され、回路層112が形成される。
次いで、セラミックス基板11の他方の面(図7において下面)に、図7に示すように、Al−Si系ろう材127を介して金属層113となるアルミニウム板123を積層する。(第二積層工程S13)。第二実施形態において、第二積層工程13では、図7に示すように、アルミニウム板123の下方にさらにAl−Si系ろう材127を介してヒートシンク130を積層した。
次に、セラミックス基板11、アルミニウム板123及びヒートシンク130を積層方向に加圧(圧力1〜35kgf/cm)した状態で、真空加熱炉内に装入して加熱する(第二加熱処理工程S14)。ここで、本実施形態では、真空加熱炉内の圧力は10−6Pa以上10−3Pa以下の範囲内に、加熱温度は600℃以上650℃以下の範囲内に、加熱時間は30分以上180分以下の範囲に設定している。
このようにして、セラミックス基板11の他方の面にアルミニウム板123が接合されて金属層113が形成され、第二実施形態のパワーモジュール用基板110が製造され、さらにこのパワーモジュール用基板の下側にヒートシンク130が接合される。
次に、パワーモジュール用基板110の回路層112の上面に、はんだ材を介して半導体素子3を接合する(半導体素子接合工程S15)。
このようにして、第二実施形態のパワーモジュール101が製造される。
以上のような構成とされた本実施形態のパワーモジュール用基板110の製造方法によれば、セラミックス基板11と銅板122との間において、セラミックス基板11側に融点が710℃以下の溶加材25を配置し、銅板122側に活性金属材26(Ti材)を配置した状態で加熱処理を行う構成とされているので、加熱時に溶加材25が溶融した液相にTiが溶け込み、溶加材25の液相とセラミックス基板11との濡れ性が良好となる。
したがって、溶加材25の液相が凝固した際に、溶加材25とセラミックス基板11との接合信頼性が向上する。
また、本実施形態においては、活性金属材26と銅板122とを積層し、加圧した状態で、温度560℃以上650℃以下に加熱し保持する構成とされているので、活性金属材26と銅板122とを固相拡散接合することができる。
さらに、パワーモジュール110及びパワーモジュール101によれば、セラミックス基板11の他方の面にアルミニウム板123からなる金属層113が形成されているので、冷熱サイクルが負荷された際にパワーモジュール用基板110とヒートシンク130との間に生じる熱応力を回路層113によって吸収することができ、セラミックス基板11に割れが発生することを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
なお、上記の実施形態では、セラミックス基板の他方の面に、金属層を形成する場合について説明したが、金属層は形成されていなくても良い。
なお、上記実施の形態では、溶加材は、融点が710℃以下のCu−P−Sn−Ni系ろう材とされている場合について説明したが、溶加材は融点(固相線温度)710℃以下かつ液相線温度450℃以上のろう材とされても良い。具体的には、このろう材は、Cu−P系ろう材、Cu−Al系ろう材の中から選択されるいずれか一種であることが望ましい。なお、Cu−P系ろう材としては、例えば、Cu−Pろう材、Cu−P−Snろう材などを用いることができる。このようなろう材を用いた場合、ろう材の融点が低いので、低温条件でも確実にセラミックス部材と銅部材との接合を行うことができる
また、セラミックス部材側に活性金属材を配置し、銅部材側にろう材を配置し、加熱処理をすることにより、セラミックス部材と銅部材とを接合することもできる。例えば、図8に示すように、セラミックス部材211上にスパッタリング等により活性金属材226を配置し、活性金属材226と銅部材222との間に溶加材225を配置して、これらを積層し、積層方向に加圧して加熱処理を行うことにより活性金属材226と銅部材222とを接合することが可能である。
また、上記の実施形態では、パワーモジュール用基板の他方の面にヒートシンクを接合する場合について説明したが、ヒートシンクは接合されていなくても良い。
また、上記の実施形態では、パワーモジュール用基板とヒートシンクとをはんだ材又はろう材で接合する場合について説明したが、パワーモジュール用基板とヒートシンクとの間にグリースを介してネジ止めなどによって固定する構成とされても良い。
また、第二実施形態では、金属層とヒートシンクとを同時に接合する場合について説明したが、金属層を先に接合した後に、ヒートシンクを金属層に接合する構成とされても良い。
以下に、本発明の効果を確認すべく行った確認実験の結果について説明する。
本発明例1〜6,9,10及び参考例7,8については、AlNからなるセラミックス基板(40mm×40mm×0.635mmt)の一方の面及び他方の面に表1に示す溶加材、活性金属材、純度99.99%の銅からなる銅板(37mm×37mm×0.3mmt)を積層する。
本発明例11についてはAlNからなるセラミックス基板(40mm×40mm×0.635mmt)の一方の面に表1に示す溶加材、活性金属材、純度99.99%の銅からなる銅板(37mm×37mm×0.3mmt)を積層した。
なお、活性金属の位置が銅部材側(銅板側)とされた本発明例1〜6,9及び参考例7,8及び本発明例11については、セラミックス基板/溶加材/活性金属材/銅板の順に積層し、活性金属の位置がセラミックス基板側とされた本発明例10についてはセラミックス基板/活性金属材/溶加材/銅板の順に積層した。
そして、本発明例1〜6,9,10及び参考例7,8については、積層方向に圧力15kgf/cmで加圧した状態で真空加熱炉内に装入し、加熱することによってセラミックス基板の一方の面及び他方の面に銅板を接合し、回路層及び金属層を形成した。ここで、真空加熱炉内の圧力を10−6Pa以上、10−3Pa以下の範囲内に設定し、加熱温度及び加熱時間は表1に示す条件とした。このようにして本発明例1〜9のパワーモジュール用基板を得た。
本発明例11については積層方向に圧力15kgf/cmで加圧した状態で真空加熱炉内に装入し、加熱することによってセラミックス基板の一方の面に銅板を接合し、回路層を形成した。ここで、真空加熱炉内の圧力を10−6Pa以上、10−3Pa以下の範囲内に設定し、加熱温度及び加熱時間は表1に示す条件とした。冷却後、セラミックス基板の他方の面にAl−Si系ろう材を介して純度99.99質量%のアルミニウムからなるアルミニウム板を積層し、積層方向に5kgf/cmで加圧した状態で真空加熱炉内に装入し、640℃で30分間加熱することによってセラミックス基板の他方の面にアルミニウム板を接合し、本発明例11のパワーモジュール基板を得た。
次いで、上述のパワーモジュール用基板の金属層の他方の面側にヒートシンクを接合した。ヒートシンクは、りん脱酸銅からなる銅板(50mm×60mm×5mmt)とした。接合条件は、Sn−Sb系のはんだ材を用いて、270℃で加熱することによる接合とした。
このようにして、本発明例1〜6,9〜11及び参考例7,8のヒートシンク付パワーモジュール用基板を作製した。
上述のようにして得られた本発明例のヒートシンク付パワーモジュール用基板に対して、回路層とセラミックス基板との接合率及び、冷熱サイクル試験後の回路層とセラミックス基板との接合率を評価した。冷熱サイクルの試験方法と、接合率の評価方法を以下に説明する。
(冷熱サイクル試験)
冷熱サイクル試験は、冷熱衝撃試験機エスペック社製TSB−51を使用し、ヒートシンク付パワーモジュール用基板に対して、液相(フロリナート)で、−40℃×5分←→125℃×5分の3000サイクルを実施した。
(セラミックス基板と回路層との接合率評価)
ヒートシンク付パワーモジュール用基板に対し、セラミックス基板と回路層との界面の接合率について超音波探傷装置を用いて評価し、以下の式から算出した。
ここで、初期接合面積とは、接合前における接合すべき面積、すなわち本実施例では回路層の面積とした。超音波探傷像において剥離は接合部内の白色部で示されることから、この白色部の面積を剥離面積とした。なお、セラミックス基板及び回路層にクラックが生じた場合、このクラックは超音波探傷像において白色部で示され、クラックも剥離面積として評価されることになる。
(接合率(%))={(初期接合面積)−(剥離面積)}/(初期接合面積)×100
以上の評価の結果を表1に示す。
Figure 0005904257
融点が710℃以下の溶加材を用いた本発明例1〜6,9〜11及び参考例7,8においては、初期の接合率は高く、冷熱サイクルが負荷された後も高い接合率を維持しており、パワーモジュール用基板が得られることが確認された。
10、110 パワーモジュール用基板
11 セラミックス基板(セラミックス部材)
12、112 回路層(銅部材)
13 金属層(銅部材)
25、225 溶加材
26、226 活性金属材
113 金属層
211 セラミックス部材
222 銅部材

Claims (5)

  1. セラミックス基板の一方の面に銅又は銅合金からなる回路層が配設され、前記セラミックス基板の他方の面に金属層が配設されたパワーモジュール用基板の製造方法であって、
    活性金属材及び融点が710℃以下の溶加材を介して、前記セラミックス基板と前記回路層となる銅板とを積層する積層工程と、積層された前記セラミックス基板及び前記銅板を積層方向に加圧した状態で加熱処理する加熱処理工程と、を備えており、
    前記溶加材が液相線温度450℃以上のろう材であり、前記ろう材は、Cu−P系ろう材、Cu−Al系ろう材の中から選択されるいずれか一種であることを特徴とするパワーモジュール用基板の製造方法。
  2. 前記加熱処理工程においては、積層された前記セラミックス基板及び前記銅板を積層方向に圧力1〜35kgf/cm で加圧することを特徴とする請求項1に記載のパワーモジュール用基板の製造方法。
  3. 前記活性金属材は、Ti材とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパワーモジュール用基板の製造方法。
  4. 前記金属層は、前記セラミックス基板の他方の面に銅又は銅合金からなる銅板が接合されて構成されており、
    前記セラミックス基板と前記回路層、及び前記セラミックス基板と前記金属層とを、前記積層工程及び前記加熱処理工程とによって接合することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のパワーモジュール用基板の製造方法。
  5. 前記金属層は、前記セラミックス基板の他方の面にアルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミニウム板が接合されて構成されており、
    前記回路層を前記セラミックス基板の一方の面に接合した後に、前記金属層を前記セラミックス基板の他方の面に接合することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のパワーモジュール用基板の製造方法。
JP2014227284A 2014-11-07 2014-11-07 パワーモジュール用基板の製造方法 Active JP5904257B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014227284A JP5904257B2 (ja) 2014-11-07 2014-11-07 パワーモジュール用基板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014227284A JP5904257B2 (ja) 2014-11-07 2014-11-07 パワーモジュール用基板の製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013055517A Division JP5672324B2 (ja) 2013-03-18 2013-03-18 接合体の製造方法及びパワーモジュール用基板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015057847A JP2015057847A (ja) 2015-03-26
JP5904257B2 true JP5904257B2 (ja) 2016-04-13

Family

ID=52815808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014227284A Active JP5904257B2 (ja) 2014-11-07 2014-11-07 パワーモジュール用基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5904257B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109047962B (zh) * 2018-07-13 2020-09-22 无锡天杨电子有限公司 一种用于多芯片封装钎焊过程中保持界面平整的方法
DE102019126954A1 (de) 2019-10-08 2021-04-08 Rogers Germany Gmbh Verfahren zur Herstellung eines Metall-Keramik-Substrats, Lötsystem und Metall-Keramik-Substrat, hergestellt mit einem solchen Verfahren
JP7370222B2 (ja) 2019-11-05 2023-10-27 Dowaメタルテック株式会社 金属-セラミックス接合基板およびその製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63239166A (ja) * 1987-03-27 1988-10-05 株式会社東芝 セラミツクス接合体
JP2000119071A (ja) * 1998-10-14 2000-04-25 Fuji Electric Co Ltd 半導体装置用セラミックス基板
JP2003197826A (ja) * 2001-12-26 2003-07-11 Toshiba Corp セラミックス回路基板およびそれを用いた半導体モジュール
JP2005050919A (ja) * 2003-07-30 2005-02-24 Ngk Spark Plug Co Ltd 回路基板および半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015057847A (ja) 2015-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5672324B2 (ja) 接合体の製造方法及びパワーモジュール用基板の製造方法
JP6111764B2 (ja) パワーモジュール用基板の製造方法
JP5403129B2 (ja) パワーモジュール用基板、ヒートシンク付パワーモジュール用基板、パワーモジュール、及びパワーモジュール用基板の製造方法
JP6079505B2 (ja) 接合体及びパワーモジュール用基板
JP6323522B2 (ja) 冷却器付パワーモジュール用基板
JP5720839B2 (ja) 接合体及びパワーモジュール用基板
TWI637466B (zh) 接合體及功率模組用基板
JP6256176B2 (ja) 接合体の製造方法、パワーモジュール用基板の製造方法
JP5904257B2 (ja) パワーモジュール用基板の製造方法
JP6432208B2 (ja) パワーモジュール用基板の製造方法、及び、ヒートシンク付パワーモジュール用基板の製造方法
JP2014039062A (ja) パワーモジュール用基板、ヒートシンク付パワーモジュール用基板、パワーモジュール、及びパワーモジュール用基板の製造方法
JP2017135373A (ja) 接合体、パワーモジュール用基板、接合体の製造方法及びパワーモジュール用基板の製造方法
JP6303420B2 (ja) パワーモジュール用基板
JP6327058B2 (ja) ヒートシンク付パワーモジュール用基板、接合体の製造方法、パワーモジュール用基板の製造方法、及び、ヒートシンク付パワーモジュール用基板の製造方法
WO2017126641A1 (ja) 接合体、パワーモジュール用基板、接合体の製造方法及びパワーモジュール用基板の製造方法
WO2016060079A1 (ja) 冷却器付パワーモジュール用基板及びその製造方法
JP2017168509A (ja) セラミックス/アルミニウム接合体の製造方法、及び、パワーモジュール用基板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160216

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160229

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Ref document number: 5904257

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150