JP2012028496A - メタルコア基板とその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】一枚のメタルコアを異なる電位で使用し、しかもメタルコアの連結部を切断する孔あけ部分を他の用途にも活用する。
【解決手段】導電性の板状のメタルコア2が複数のメタルコア部分3,4に分割された状態で各メタルコア部分の間を含めて絶縁部6〜8で覆われ、各メタルコア部分を相互に連結する連結部5が、絶縁部の上からあけられた端子挿入用のスルーホール11によって切断されているメタルコア基板1を採用する。導電性の板状のメタルコア2に分割用の断続的なスリット24と該スリット間の連結部5とを形成し、メタルコアを該スリットと連結部とを含めて絶縁部6〜8で覆い、絶縁部8の上から連結部を孔あけ加工で切断し、孔あけ加工部分を端子挿入用のスルーホール11として利用したメタルコア基板の製造方法を併せて採用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、導電性の板状のメタルコアを切断用の連結部を介して分割した状態で表裏の絶縁樹脂層で覆ったメタルコア基板とその製造方法に関するものである。
従来、メタルコア層を絶縁基板の厚み方向中間部に配置したメタルコア基板に関して種々の構造や製法が提案されている。例えば、特許文献1には、メタルコアを有する大電流用基板と、メタルコアを有しない小電流用基板とを隙間を存して並設し、両基板を接続ブロックやコネクタで跨がせて接続したことが記載され、特許文献2には、配線板の外形に沿って適宜数の連結部を残してスリットを形成した複数枚のメタルコアを樹脂絶縁層を介して積層し、連結部を孔あけ加工によりカットすることが記載されている。
また、特許文献3には、メタルコアに各パッケージごとに複数のスルーホールを設けると共に、各パッケージの境に複数のスリットを断続的に形成して、スリット間を連結部で連結させ、メタルコアの表裏の絶縁層上に導電層を形成し、スルーホール内の導電層で表裏の導電層を接続し、これら絶縁層と導電層を複数層に積層し、絶縁層の上からスリット間の連結部をドリルの孔あけで切断して、メタルコアを各パッケージごとに分離させ、絶縁層の上から孔あけ部とスリット対応部とをダイサーで切断して、複数のパッケージの積層回路体を形成することが記載されている。
特開2007−281138号公報(図1,図2) 特開平8−288660号公報(図1,図4) 特開2004−193186号公報(図2〜図6)
しかしながら、上記従来の特許文献1記載の発明にあっては、大電流用基板と小電流用基板とを隙間をあけて隣接配置させるために、両基板間の位置ずれや強度低下を生じる懸念があった。また、特許文献2,3記載の発明にあっては、メタルコアをスリットとスリット間の連結部の孔あけとで一枚ずつ切り離して使用するために、一枚のメタルコアを異なる電位の領域で使用することができず、また、スリット間の連結部の孔あけ部分をダイサー等で半分に切断するために、孔あけ部分が無駄になってしまうという懸念があった。
本発明は、上記した点に鑑み、メタルコアを複数に分離しても位置ずれ等を生じることがなく、また、一枚のメタルコアを異なる電位の領域で使用することができ、しかもメタルコアの連結部を切断する孔あけ部分を他の用途にも活用することができるメタルコア基板とその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るメタルコア基板は、導電性の板状のメタルコアが複数のメタルコア部分に分割された状態で各メタルコア部分の間を含めて絶縁部で覆われ、各メタルコア部分を相互に連結する連結部が、該絶縁部の上からあけられた端子挿入用のスルーホールによって切断されていることを特徴とする。
上記構成により、初期的に各メタルコア部分を連結するために設けられた連結部(一つではなく複数であることが好ましい)が、孔あけ加工で切断され、その孔あけ部が端子挿入用のスルーホールとして利用されることで、各メタルコア部分を連結するための樹脂部分が端子挿入部すなわち樹脂部表面の回路に対する端子接続部として活用され、メタルコア基板の無駄な部分が削減されて、基板上に実装される部品の搭載面積が広がり、部品のレイアウトの自由度も高まる。
請求項2に係るメタルコア基板は、請求項1記載のメタルコア基板において、前記各メタルコア部分の間に設けられた前記絶縁部において前記連結部以外の部分に端子挿入用の他のスルーホールが設けられていることを特徴とする。
上記構成により、各メタルコア部分を連結するための樹脂部分が他の端子挿入部すなわち樹脂部表面の他の回路に対する他の端子接続部として活用され、メタルコア基板の無駄な部分がさらに削減されて、基板上に実装される部品の搭載面積がさらに広がり、部品のレイアウトの自由度もさらに高まる。
請求項3に係るメタルコア基板は、請求項1又は2記載のメタルコア基板において、前記複数のメタルコア部分がそれぞれ異なる電位で使用されることを特徴とする。
上記構成により、連結部を切断することで、各メタルコア部分が例えば電位の高い電源分配部と電位の低いグランド接続部として適用され、一枚のメタルコア基板のメタルコア部分に複数の機能を持たせることができる。
請求項4に係るメタルコア基板の製造方法は、導電性の板状のメタルコアに分割用の断続的なスリットと該スリット間の連結部とを形成し、該メタルコアを該スリットと該連結部とを含めて絶縁部で覆い、該絶縁部の上から該連結部を孔あけ加工で切断し、該孔あけ加工部分を端子挿入用のスルーホールとして利用したことを特徴とする。
上記構成により、初期的に各メタルコア部分を連結するために設けられた連結部(一つではなく複数であることが好ましい)が、孔あけ加工で切断され、その孔あけ部が端子挿入用のスルーホールとして利用されることで、各メタルコア部分を連結するための樹脂部分が端子挿入部すなわち樹脂部表面の回路に対する端子接続部として活用され、メタルコア基板の無駄な部分が削減されて、基板上に実装される部品の搭載面積が広がり、部品のレイアウトの自由度も高まる。
請求項1記載の発明によれば、各メタルコア部分を予め連結部で連結しておくことで、各メタルコア部分の位置ずれを防止することができ、また、連結部を切断して各メタルコア部分を異なる電位で使用することができ、しかも、連結部の切断のための孔あけ部を端子挿入用のスルーホールとしたことで、各メタルコア部分の間のメタルコア基板の無駄を削減して、基板上の部品の搭載面積を拡大すると共に、部品のレイアウトの自由度を高めることができる。
請求項2記載の発明によれば、各メタルコア部分の間に連結部の切断用以外の他のスルーホールを配置したことで、各メタルコア部分の間のメタルコア基板の無駄を一層削減して、基板上の部品の搭載面積を一層拡大すると共に、部品のレイアウトの自由度を一層高めることができる。
請求項3記載の発明によれば、一枚のメタルコア基板に例えば電源分配部とグランド接続部との両方の機能を持たせることができ、メタルコア基板を搭載する電気接続箱等の小型化を図ることができる。
請求項4記載の発明によれば、各メタルコア部分を予め連結部で連結しておくことで、各メタルコア部分の位置ずれを防止することができ、また、連結部を切断して各メタルコア部分を異なる電位で使用することができ、しかも、連結部の切断のための孔あけ部を端子挿入用のスルーホールとしたことで、各メタルコア部分の間のメタルコア基板の無駄を削減して、基板上の部品の搭載面積を拡大すると共に、部品のレイアウトの自由度を高めることができる。
本発明に係るメタルコア基板の一実施形態を示す、表面側の絶縁層を省略した(内部のメタルコアを露出させた)状態の平面図である。 メタルコア基板の一般的な断面図である。 メタルコア基板と接続用の端子とを示す分解斜視図である。 メタルコア基板の製造方法の第一工程を示す、(a)は平面図、(b)は斜視図である。 同じく第二工程を示す、(a)は平面図、(b)は斜視図である。 同じく第三工程を示す、(a)は平面図、(b)は斜視図である。
図1〜図3は、本発明に係るメタルコア基板とその製造方法の一実施形態を示すものである。
図1の如く、このメタルコア基板1は、一枚の導電金属板から打ち抜き形成した略長方形のメタルコア2と、メタルコア2の幅方向の上半部3と下半部4とを幅方向中央で一体に連結する導電性の複数(本例で四つ)の幅狭の連結部5と、メタルコア2の外周と幅方向中央における上半部3と下半部4との間の隙間と表裏両面(図2)とに設けられた絶縁樹脂部(絶縁部)6〜8(図2)と、表裏の絶縁樹脂部(層)8を含めて基板上半部3と下半部4とを厚み方向に貫通した複数の端子挿入用のスルーホール9,10,13,14と、各連結部5を基板厚み方向に貫通切断する複数(本例で四つ)の端子挿入用の各スルーホール11とを備えたものである。
図2の如く、メタルコア2の少なくとも片面(裏面)の絶縁樹脂層8には所要形状に印刷等で導電回路パターン15が形成されている。メタルコア2は表裏の絶縁樹脂層8や回路パターン15よりも厚く形成されている。図1のメタルコア2の上半部3と下半部4との板厚は同一である。図1のメタルコア2の下半部4の左端の切欠部16は例えば目視による位置決めと後述の電気接続箱への組付形状によるものである。明細書で「上下」の方向性は説明の便宜上のものであり、必ずしもメタルコア基板1の組付方向と一致するとは限らない。
図1の如く、メタルコア2の上半部3と下半部4の各スルーホール9,10,13,14は、メタルコア2との接続をしない部分において絶縁樹脂層で内周面を囲まれており(メタルコア2との接続をする部分は絶縁樹脂層を有さない)、導電性のメタルコア2とスルーホール内に挿入される端子(例えば図4の端子17〜20)とを電気的に絶縁する。
各連結部5を切断する各スルーホール11においては、連結部5をスルーホール11の孔あけで切断した後、孔の内周面を絶縁層で絶縁して、連結部5の切断面とスルーホール内に挿入される端子(図4の端子17,18の一部)とを電気的に絶縁することが好ましい。
各スルーホール9〜14内の絶縁層の表面には導電層をメッキ等で形成することが好ましく、このスルーホール9〜14内の導電層はメタルコア基板表面の回路パターン15(図2)のハンダ接続用のランドに一体に続くようにする。
図1のメタルコア2の外周の絶縁樹脂部6と中央の絶縁樹脂部7とは一体に続いている。中央の絶縁樹脂部7には連結部5を切断するスルーホール11以外に他のスルーホール12が複数基板厚み方向に貫通して予め設けられている。図1においては円内の要部拡大図の如く、連結部5を切断する前の状態を実線で示し、連結部5を切断するスルーホール11を鎖線で示している。このスルーホール11は内径を他のスルーホール12よりも大きくして、スルーホール内面に後付けする絶縁層の厚みを確保したり、あるいは絶縁層を設けない場合に、挿入される端子(図3の端子17,18の一部)との絶縁距離を確保することが好ましい。
図3の如く、完成したメタルコア基板1は、メタルコア2の横長矩形状の上半部3と下半部4との中間に基板長手(水平)方向の帯状の絶縁樹脂部7を有し、絶縁樹脂部7を介してメタルコア2の上半部3と下半部4とが完全に分離(分割)されている。例えば上半のメタルコア部分3は電源分配部として機能と、下半のメタルコア部分4は上半部4とは電位の異なるアース用のグランド接続部として機能する。
メタルコア2の表裏面と上下左右の外周端とにも絶縁樹脂部6,8が形成され、メタルコア2は絶縁樹脂部6〜8で完全に覆われている。中央の帯状の絶縁樹脂部7の厚みとメタルコア基板1の各メタルコア部分3,4を含む上半部3’及び下半部4’の厚みとは等しい。図3では中央の絶縁樹脂部7を上下二本の実線で示しているが、実際には中央の絶縁樹脂部7は上半部3’と下半部4’の表裏や外周端の絶縁樹脂部6,8と一体に樹脂成形されている。
図1においてメタルコア2の上半部3と下半部4とを連結した連結部5は図3において中央の絶縁樹脂部7のスルーホール11で完全に切断され、メタルコア2の上半部3と下半部4とは中央の絶縁樹脂部7で同一平面に連結されている。各スルーホール9(図1)〜14は端子径に応じた各種径のドリルで同時に加工される。
図1の連結部5を切断した四つのスルーホール11は図3において三つ図示されており、他の一つは高さ方向中央のリレー21の端子に挿入されている。メタルコア基板1の上半部3’と下半部4’の裏面の回路パターン15(図2)は中央の帯状の絶縁樹脂部7の裏面7aを横断して続いており、中央の絶縁樹脂部7のスルーホール11,12に挿入された端子17,18は回路15の横断部分にハンダで接続される。
図3ではメタルコア基板1の中央付近のスルーホール10〜14のみを図示している。中央の絶縁樹脂部7の各スルーホール11,12は横一列に配置され、絶縁樹脂部7のスルーホール11,12の上側に隣接してメタルコア基板1の上半部3’のスルーホール10が絶縁樹脂部7のスルーホール11,12と同じピッチと径で横一列に配置されている。
リレー21の右側において上側のヒューズ接続用の各端子17とコネクタ接続用の各端子18とが中央のスルーホール11,12とその上側のスルーホール10とに挿入されて裏面の回路15(図2)にハンダ接続される。所要な端子はスルーホール10〜12内でメタルコア2にハンダ接続される。各端子17,18はL字状に屈曲され、垂直な電気接触部17a,18aが前後二列に絶縁樹脂製の端子ホルダ22に貫通固定され、水平な基板接続部17b,18bが上下二列に配置されている。
メタルコア基板1の下半の二列の各スルーホール13,14には、下側のコネクタ接続用のL字状の各端子19,20の水平な各基板接続部19b,20bが挿入されて裏面の回路15(図2)やスルーホール13,14内のメタルコア2にハンダ接続される。各端子19,20は絶縁樹脂製の端子ホルダ23に固定されている。
メタルコア基板1の表裏にはリレー21以外に抵抗やダイオード等の電子部品(図示せず)が表面実装される。各端子17〜20と各電子部品とメタルコア基板1とで成る基板組立体は不図示の絶縁樹脂製のケース内に収容され、ケースは不図示のアンダカバーで封止され、ケースは上部にヒューズ装着部とコネクタハウジングと横一列に有し、アンダカバーは各コネクタハウジングを横一列に有する。
上側のヒューズ装着部とコネクタハウジングとに上側の各端子17,18の電気接触部17a,18aが挿入され、下側のコネクタハウジング内に下側の各端子19,20の電気接触部19a,20aが挿入される。メタルコア基板1の使用例はこれに限らず、電源分配部3’とグランド接続部4’とを二分した種々の電気接続箱等に適用可能である。
以下に、図4〜図6を用いて、上記メタルコア基板1の製造方法の一実施形態を説明する。
先ず、図4(a)(b)の如く、一枚の導電金属製の板状のメタルコア2の幅方向中間部をプレスで打ち抜きして、幅方向中間部に断続的なスリット24とスリット間の複数本の細幅の連結部5とを形成し、連結部5のみを残して一枚のメタルコア2を幅方向に二分割する。一方と他方の各メタルコア部分3,4は連結部5を介して一体に連結される。
次いで、図5(a)(b)の如く、成型金型内において溶融した絶縁樹脂材でメタルコア2を全体的に(表裏面と外周端と中央の連結部分とを)覆い、溶融樹脂材を冷却固化させて、メタルコア2の外側に絶縁樹脂部6〜8を形成する。
絶縁樹脂部としてメタルコア2の表裏面と連結部5の表裏面とに絶縁樹脂層8が薄く付着し、メタルコア2の中央に幅狭な各連結部5を幅方向に横断する帯状の絶縁樹脂部7が厚く形成される。二つのメタルコア部分3,4は連結部5と中央の絶縁樹脂部7とで連結されている。図5(b)では外周端の絶縁樹脂部6の図示を省略している。メタルコア2と絶縁樹脂部6〜8とでメタルコアサブ基板2’が構成される。
次いで、絶縁樹脂部8の少なくとも片面(裏面)に導電性の回路パターン15(図2)を主要形状に印刷形成し、回路パターン15の上から絶縁樹脂部8の片面に極薄の絶縁フィルム(図示せず)を被着させて回路パターン15を外部に対して絶縁する。
次いで、図6(a)(b)の如く、メタルコア2の連結部5(図5)を絶縁樹脂部8の上から中央の絶縁樹脂部7を含めてドリルの孔あけ加工等で切断すると共に、孔あけ部分(孔部)を端子挿入用のスルーホール11として活用する。二つのメタルコア部分3,4は中央の絶縁樹脂部7で連結されている。スルーホール11と同時に他のスルーホール10,12〜14もドリルで孔あけする。これにより、メタルコア基板1が形成される。
スルーホール11の内面には連結部5の切断面(メタルコア2)との接触を防止するための絶縁層を形成することが好ましい。一つのスルーホール11内において連結部5の何れか一方の切断面と、スルーホール11内に挿入する端子17,18との電気的接続を行う場合は、何れか他方の切断面のみを絶縁層で覆って絶縁し、その上からスルーホール11内に導電層を形成することが好ましい。
孔部11の内径を連結部5の長さと同程度ないしそれよりも大きく形成して、孔部11の中央に端子17,18を挿入する場合は、端子と連結部5の切断面(メタルコア2)との間に隙間があいて絶縁されるので、絶縁層の形成は不要となり、この場合、端子と回路パターン15(図2)とのハンダ接続は小さな導電片(図示せず)を介して行うことが好ましい。
連結部5が除去されて一枚のメタルコア2が二つのメタルコア部分3,4に分割されるので、各メタルコア部分3,4を電源分配部とグランド接続部といった二系統の異なる電位で使用することができる。また、連結部5にスルーホール11を設けたことで、また、連結部5を覆う中央の帯状の絶縁樹脂部7に他のスルーホール12を設けたことで、連結部以外のメタルコア部分3,4にあけるスルーホール10,13,14の数を連結部5のスルーホール11の数だけ減少させることができ、これによりメタルコア基板1のロスが減少し、部品搭載面積が拡大される。
例えばIC(電子部品)をメタルコア基板1に搭載する場合、電源分配部3においてICの電源端子(図示せず)をメタルコア2に接続し、ICの他の部品等への接続用の端子(図示せず)を回路パターン15に接続する。これはグランド接続部4側においても同様である。
なお、上記実施形態においては、メタルコア2を二つに分割したが、三つないしそれ以上に分割した状態で一枚のメタルコア基板1として使用することも可能である。その場合においても、分割された各メタルコア部分(3,4)は絶縁樹脂部7で連結された状態で、各分割部におけるメタルコア2の連結部5が端子挿入用のスルーホール11で切断される。また、絶縁部6〜8として絶縁樹脂にかえて絶縁性セラミック等を用いることも可能である。
また、上記実施形態においては、一枚のメタルコア基板1の例で説明したが、例えばメタルコア2が複数層に配置されたもの(特開平8−288660号公報参照)や、絶縁樹脂層8が複数層に配置されたもの(特開2004−193186号公報参照)のように、複数層に重ねられたメタルコア基板としても使用することができる。また、本発明の構成は、メタルコア基板の製造方法として以外に、メタルコア基板の分割方法や形成方法等としても有効なものである。
本発明に係るメタルコア基板とその製造方法は、導電性のメタルコアの連結部を孔あけで切断し、その孔部を端子挿入接続用のスルーホールとして活用して、自動車用の電気接続箱等に内蔵されるメタルコア基板の部品レイアウトの自由度等を高めるために利用することができる。
1 メタルコア基板
2 メタルコア
3 上半部(メタルコア部分)
4 下半部(メタルコア部分)
5 連結部
6〜8 絶縁樹脂部(絶縁部)
11 スルーホール
12 他のスルーホール
24 スリット

Claims (4)

  1. 導電性の板状のメタルコアが複数のメタルコア部分に分割された状態で各メタルコア部分の間を含めて絶縁部で覆われ、各メタルコア部分を相互に連結する連結部が、該絶縁部の上からあけられた端子挿入用のスルーホールによって切断されていることを特徴とするメタルコア基板。
  2. 前記各メタルコア部分の間に設けられた前記絶縁部において前記連結部以外の部分に端子挿入用の他のスルーホールが設けられていることを特徴とする請求項1記載のメタルコア基板。
  3. 前記複数のメタルコア部分がそれぞれ異なる電位で使用されることを特徴とする請求項1又は2記載のメタルコア基板。
  4. 導電性の板状のメタルコアに分割用の断続的なスリットと該スリット間の連結部とを形成し、該メタルコアを該スリットと該連結部とを含めて絶縁部で覆い、該絶縁部の上から該連結部を孔あけ加工で切断し、該孔あけ加工部分を端子挿入用のスルーホールとして利用したことを特徴とするメタルコア基板の製造方法。
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