JP2012027256A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像読取部の上下の操作範囲の縮小化を実現すると共に、画像形成装置本体の高さを低く抑えることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 画像形成部200と、画像読取部100と、連結体300と、画像形成部200及び画像読取部100の間で連結体300に回動自在に支持される排出トレイ252cと、画像形成部200及び画像読取部100の間で連結体300に回動自在に支持される排出トレイ252dと、排出トレイ252d及び排出トレイ252cの間を結合可能な分離結合体dと、分離結合体dが結合するように駆動を制御することで排出トレイ252dを画像読取部100に連動可能とし、分離結合体dによる結合を解除するように駆動を制御することで画像読取部100を単独で回動可能とするコントローラ50と、を備える画像形成装置1を構成した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、或いはこれらの複合機等の画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成部、及び、画像形成部の上方に配置された画像読取部を備え、画像形成部及び画像読取部の間の空間に複数の排出トレイを備える画像形成装置が知られる。このような画像形成装置に関する発明として、特許文献1に記載の発明が開示されている。
特許文献1に記載の発明は、特に、画像形成部に対して画像読取部が回動自在に接続されると共に、画像形成部に対して排出トレイが画像読取部の回動動作に連動して上下移動する画像形成装置に関する発明である。こうした構成によれば、胴内排出されたシートの視認性や取出し易さの向上が図れる。
特開2002−207332号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置では、複数の排出トレイが画像読取部と一体的に開く構成となっているが、例えば、最下段の排出トレイに出力されたシートを取り出すためには、画像読取部が大きく開かれなければならなかった。そうなると、画像読取部の上下の操作範囲が大きくなる。
また、複数の排出トレイ同士の間は、出力されたシートの取り出し易さを考慮すると、排出トレイ同士の間隔を狭めることには限度がある。そうなると、画像形成装置本体の高さが高くなる。
本発明は、上記実情に鑑み、画像読取部の上下の操作範囲の縮小化を実現すると共に、画像形成装置本体の高さを低く抑えることができる画像形成装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部の上方に配置されて原稿の画像を読み取る画像読取部と、前記画像形成部及び前記画像読取部を連結し、前記画像読取部を回動自在に支持する連結体と、前記画像形成部及び前記画像読取部の間に設けられ、画像形成されて排出されたシートが積載される下側排出トレイと、前記画像形成部及び前記画像読取部の間であって前記下側排出トレイよりも上方に設けられ、画像形成されて排出されたシートが積載される、前記連結体に回動自在に支持された上側排出トレイと、前記画像読取部を開く動作によって前記上側排出トレイが連動して前記上側排出トレイと前記下側排出トレイの間隔が拡張するよう前記画像読取部及び前記上側排出トレイの間を結合する状態と、前記画像読取部を開く動作によって前記画像読取部と前記上側排出トレイとの間隔を拡張するよう前記画像読取部及び前記上側排出トレイの間の結合を解除した状態とに切り換え可能な結合部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが下側排出トレイからシートを取り出す場合には、上側排出トレイを画像読取部に連動させ、ユーザが上側排出トレイからシートを取り出す場合には、画像読取部を単独で回動させることができる。ユーザが排出されたシートを容易に取り出すことができるようにしながらも、画像読取部の上下の操作範囲の縮小化が実現されると共に、画像形成装置本体の高さが低く抑えられる。
本発明の実施例1に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。 結合手段が取り外された画像形成装置の構成を示す斜視図である。 画像読取部及び排出トレイが連動して空間が開放された画像形成装置の構成を示す断面図である。 コントローラの制御工程を示すフローチャートである。 コントローラの制御工程を示すフローチャートである。 実施例2に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。 画像読取部が上方に持ち上げられた画像形成装置の構成を示す断面図である。 コントローラの制御工程を示すフローチャートである。 コントローラの制御工程を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、この発明を実施するための形態を実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対位置等は、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるから、特に特定的な記載が無い限りは、発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1(a)は、本発明の実施例1に係る画像形成装置1の構成を示す断面図である。図1(b)は、コントローラ50の構成を示す概念図である。図2は、結合手段(10b〜10d、11b〜11d、12b〜12d)が取り外された画像形成装置1の構成を示す斜視図である。画像形成装置1は、電子写真画像形成プロセスを利用した両面印刷機能を有する画像形成装置である。図1(a)及び図2に示されるように、画像形成装置1は画像形成装置本体(以下、単に『装置本体』という)1Aを有する。
また、画像形成装置1は、画像読取部100、レーザビームプリンタからなる画像形成部200を備える。画像形成部200は、シートPに画像を形成する。また、画像形成部200は、レーザスキャナ210、プロセスカートリッジ220を備える。さらに、画像形成部200は、カセット給送部230、フロントカバーを兼ねることが可能なMP(マルチペーパー)給送部240、画像形成部200の上面及び多段排出トレイから成る排出部250を備える。
また、画像読取部100は、画像形成部200の上方に配置されて原稿の画像を読み取るものである。画像形成部200及び画像読取部100の間には、画像形成部200及び画像読取部100の間を連結し、画像読取部100を回動自在に支持する連結体300が設けられている。画像読取部100は、連結体300に支持された第1軸Jを中心に回動自在に支持される。また、画像読取部100は、表示部・入力キー等により構成される操作部106を備える。操作部106は、後述の排出トレイ252d〜252aのいずれかにシートPを排出することをユーザが指定操作可能に構成されている。
画像読取部100は、原稿載置台105(図2参照)にセットされた原稿を1枚づつ分離して搬送し、画像情報を読取る原稿読取部(不図示)を備える。また、画像読取部100は、図示しないガラス面上に原稿をセットし、読取光学系を移動しながら画像情報を読取るフラットベッド原稿読取部(不図示)を備える。
カセット給送部230は、画像形成部200の底部に配設されている。給送カセット231に積載されたシートPは、中板232が中板バネ233によって上方に付勢され、半円状の給送ローラ234に圧接され、分離パッド235によって1枚ずつ分離(デュプロ分離方式)されて搬送される。この分離されたシートPは、所定時間の経過後にTOPセンサ201により先端を検出される。シートPの給送が開始されてから所定時間以内にTOPセンサ201がシートPの先端を検出しない場合はジャムと判断し、操作部106に表示を行うようになっている。
プロセスカートリッジ220に設けられた『像坦持体』でドラム状の感光体ドラム221上にレーザスキャナ210からレーザ光を照射することで静電像が形成される。静電像は、感光体ドラム221に対向した現像位置に現像ローラ222との間でトナーで可視化され、形成されたトナー像の先端とシートPの先端が一致するように、画像出力タイミングを合わされた後、転写部である転写ローラ223でシートP上に転写される。
さらに、シートPには、『定着部』である定着装置260が画像情報を定着させる。そして、シートPは、排送ローラ251(251a、251b、251c、251d)により画像形成部200の上面及びその上方の多段の排出トレイ252(252a、252b、252c、252d)から成る排出部250へと排出される。
シートPはシートサイズに合わせて移動可能に装着されたシート規制板(不図示)によって側端面を規制され斜行や不送りが発生しないようになっている。画像は給送カセット231に積載されたシートPの下面側に記録される。また、シートPの有無はカセットセンサ(不図示)により検知される。給送カセット231は、シート積載可能枚数が約250枚であり、装置本体1Aに対して前面方向に引き出されるように構成されている(フロントローディング方式)。また、積載可能なシートサイズはA4、A5、B5、レター、リーガルの5種類である。
また、画像形成装置1は、画像形成部200の前面にMP(マルチペーパー)給送部240を備える。MP(マルチペーパー)給送部240は、開閉可能なMPトレイ241を備える。MPトレイ241に積載しきれないサイズのシートPは、MP延長トレイ242を引き出すことによって積載可能となっており、シートPの後端がMPトレイ241からはみ出して垂れ下がることが防止されている。MP中板(不図示)は、MP中板バネ(不図示)によって上方に付勢されているが、カム(不図示)によってMP中板は待機状態では押下げられているため、シートPはMP中板に積載可能にされている。
画像形成装置1のコントローラ50からMP給送を開始するための信号が伝達されると、不図示のカムが回動し、MP中板の押下げ解除により積載されたシートPは半円状のMP給送ローラ243に圧接される。そして、シートPは、MP分離パッド244によって1枚ずつ分離され(摩擦片分離方式)、搬送される。
この分離されたシートPは、MP給送ローラ243とMP分離パッド244によって圧接搬送し続け、レジストローラを兼ねた転写前ローラ対202に受け渡される。制御手段であるコントローラ50は、シートPの給送が開始されてから所定時間以内に、TOPセンサ201がシートPの先端を検出しない場合はジャムと判断し、操作部106に表示させる。
さらに、給送中のシートPは、転写前ローラ対202に到達後も搬送され続け、TOPセンサ201により先端位置を検知される。そして、シートPは、感光体ドラム221に形成されたトナー像の先端とシートPの先端が一致するように、シートPの給送タイミング及び画像出力のタイミングを合わされた後に、転写ローラ223でシートP上に転写される。画像は、MPトレイ241に積載されたシートPの上面側に記録される。
また、シートPの有無はMPセンサ(不図示)により検知される。MP給送部240の積載可能枚数は約100枚であり、MP給送部240を付けることにより、シートPの給送可能なシートサイズに、ハガキや名刺を加えることもできる。
プロセスカートリッジ220は、画像形成部200に対し着脱自在に構成されている。また、着脱カバー203が開いた状態及びプロセスカートリッジ220が装着されていない状態では、画像形成部200に対する電力供給がされないようになっている。
排出部250は、画像形成装置1の高さを低く設定するために、排出トレイ252a〜252dの間を積載可能枚数分のみにレイアウトされている。複数の排出トレイ252d〜252aが、画像形成部200及び画像読取部100の間に配置される。排出トレイ252d〜252bは、連結体300に支持された複数の第2軸K1〜K3の各々を中心に回動自在に支持されている。排出トレイ252aは、画像形成部200の上部のフレームで形成される。排出トレイ252d〜252bは、画像読取部100及び画像形成部200の間に確保される空間で、画像形成されたシートPが積載されるようになっている。
なお、鉛直方向で隣り合う排出トレイにおいて、『下側排出トレイ』といった場合には、画像形成部200の側に配置された排出トレイを意味し、『上側排出トレイ』といった場合には、画像読取部100の側に配置された排出トレイを意味する。したがって、排出トレイ252d及び排出トレイ252cの間では、『上側排出トレイ』には排出トレイ252dが該当し、『下側排出トレイ』には排出トレイ252cが該当する。
画像形成装置1は、『上側排出トレイ』である排出トレイ252d及び『下側排出トレイ』である排出トレイ252cを含めてn≧3との条件を前提にn個の排出トレイを有する。nは、3以上の自然数である。ここで、画像読取部100からn番目の排出トレイを第n排出トレイ、画像読取部100からn−1番目の排出トレイを第n−1排出トレイと定義する。そして、この実施例のように排出トレイが例えばn=3(個)である場合に、排出トレイ252dは、『上側排出トレイ』『第1排出トレイ』『第n−2排出トレイ』に相当する。また、排出トレイ252cは、『下側排出トレイ』『第2排出トレイ』『第n−1排出トレイ』に相当する。さらに、排出トレイ252bは、『第3排出トレイ』『第n排出トレイ』に相当する。排出トレイがn≧3の複数段である限り、4段、5段・・・等でも同様に解する。
また、『第1結合手段』である分離結合体d及び『第2結合手段』である分離結合体cを含めてn個の『結合手段』である分離結合体を有する。第n−1排出トレイ及び第n排出トレイの間を結合可能な結合手段を第n結合手段、第n−2排出トレイ及び第n−1排出トレイの間を結合可能な結合手段を第n−1結合手段、と定義する。そして、この実施例のように分離結合体が例えばn=3(個)である場合に、分離結合体dは、『結合部』『第1結合手段』『第n−2結合手段』に相当する。また、分離結合体cは、『第2結合手段』『第n−1結合手段』に相当する。さらに、分離結合体bは、『第3結合手段』『第n結合手段』に相当する。排出トレイがn≧3の複数段である限り、結合手段もn≧3の複数個である限り、上から4個目、5個目・・・等でも同様に解する。
したがって、排出トレイ252bは、画像読取部100から3番目の排出トレイで『第3排出トレイ』に相当し、排出トレイ252c及び排出トレイ252bの間の分離結合体bは、『第3結合手段』に相当する。なお、画像形成部200の上面に形成され、画像形成されて排出されたシートPが積載される排出トレイ252aは『固定排出トレイ』に相当する。
排出部250への出力は、ユーザの使用に応じて設定可能である。排出部250へのシートPの出力は、例えば、コピー時は排送ローラ251aから、プリント出力時はユーザ毎に出力先が設定された排送ローラ251d〜251aから、FAX受信時は排送ローラ251dから、とすることもでき、仕分けされて出力できる。そのために、他のユーザの出力シートとの混載を避けることができる。また、通常使用サイズであるA4・レター紙については、例えば、排出トレイ252aに出力されるものと設定されれば、画像読取部100および上部の排出トレイ252b〜252dを開放することなく取り出し可能となる。
図1(b)に示されるように、コントローラ50は、アクセス時駆動部50a、シート有無判断部50b、無シート時駆動部50cを有している。また、コントローラ50は、指定時駆動部50d、小サイズ記憶部50e、小サイズ記憶時駆動部50fを有している。さらに、コントローラ50は、上方順記憶部50g、上方順連動解除部50h、下方順連動解除部50j、連動状態戻し部50kを有している。これらに関しては、コントローラ50の制御工程として、後述する。
図3は、画像読取部100及び排出トレイ252d、252cが連動して上方へと持ち上げられ、排出トレイ252c及び排出トレイ252bの間の空間が開放された画像形成装置1の構成を示す断面図である。図3のように排出トレイ252cと排出トレイ252bの間の間隔(空間)が拡張されると、排出トレイ252bの上面が開放されるようになる。図3に示されるように、画像読取部100は、画像形成部200に対して第1軸Jを中心に回動自在に支持されていると共に、開放状態で自立保持できる。また、各々の排出トレイ252d〜252bは、画像形成部200に対して第2軸K3、K2、K1を中心に回動自在に支持されている。各々の排出トレイ252d〜252bは、画像読取部100と連動して開放状態となったときに一体的に開放状態で自立保持できる。ただし、排出トレイ252aは、画像形成部200に直接に形成されているために、動作しない。
各々の排出トレイ252aの下端部側及び排出トレイ252b〜252dの基端部側の各々には、シート検知センサ13a〜13dが取り付けられている。『シート検知手段』であるシート検知センサ13d〜13aは、排出トレイ252d〜252aに積載されたシートPを検知可能に構成されている。
また、画像読取部100及び排出トレイ252d、252cの各々は、ユーザが操作することでユーザが選択した排出トレイ252d〜252bの連動を解除する『連動解除機構』である手動スイッチ14d〜14bを有する。また、第n排出トレイまである場合には、手動スイッチ14d〜14bは、以下のようになる。すなわち、画像形成部200、排出トレイ252d、排出トレイ252c・・・第n−1排出トレイの各々は、手動スイッチ14d、手動スイッチ14c、手動スイッチ14b、・・・『第n手動スイッチ』を有する。そして、ユーザが手動スイッチ14d、手動スイッチ14c、手動スイッチ14b、・・・『第n手動スイッチ』を操作することでユーザが選択した排出トレイ252d、排出トレイ252c・・・第n−1排出トレイの連動を解除する。
すなわち、各々の画像読取部100の裏面上部側には、排出トレイ252dの連動を解除する手動スイッチ14dが取り付けられている。排出トレイ252dの裏面上部側には、排出トレイ252cの連動を解除する手動スイッチ14cが取り付けられている。排出トレイ252cの裏面上部側には、排出トレイ252bの連動を解除する手動スイッチ14bが取り付けられている。したがって、ユーザがシートPの出力を選択した排出トレイ252d〜252bにアクセスしたい場合には、ユーザが選択した排出トレイ252d〜252bの上方にある手動スイッチ14d〜14bを操作すれば良い。例えば、ユーザが排出トレイ252bをシートPの出力先と選択した場合には、手動スイッチ14bを操作すれば、排出トレイ252bよりも上方の排出トレイ252c、252dが画像読取部100に連動することになる。ユーザが排出トレイ252cをシートPの出力先と選択した場合には、手動スイッチ14cを操作すれば、排出トレイ252cよりも上方の排出トレイ252dが画像読取部100に連動することになる。ユーザが排出トレイ252dをシートPの出力先と選択した場合には、手動スイッチ14dを操作すれば、排出トレイ252dよりも上方の画像読取部100のみが開放可能となる。
このように、複数の排出トレイ252b〜252dの各々が個々のユーザに割当てられた場合には、ユーザは、操作部106からでなく、手動スイッチ14b〜14dでユーザ個人の排出トレイ252b〜252dの連動を解除すれば良い。そうすると、ユーザが選択した排出トレイ252b〜252dよりも上方の排出トレイ252c、252dのみを画像読取部100に連動させたり、画像読取部100のみを開くことができる。
画像読取部100におけるシート搬送方向と直交するシート幅方向の端部の下部には、連結部材11dが取り付けられており、連結部材11dには結合部材10dが回動自在に取り付けられている。同様に、排出トレイ252d、252cにおけるシート搬送方向と直交するシート幅方向の端部の下部には、連結部材11c、11bが取り付けられており、連結部材11c、11bには結合部材10c、10bが回動自在に取り付けられている。これらの結合部材10c、10bは、電磁石で形成されている。
また、排出トレイ252d〜252bにおけるシート搬送方向と直交するシート幅方向の端部の上部には、結合板12d〜12bが取り付けられている。結合板12d〜12bは結合部材10d〜10bと対向して配置されている。結合板12d〜12bは、結合部材10d〜10bで吸引される被吸引板であると共に、結合部材10d〜10bと摺動可能な摺動板であるとも言える。結合部材10d〜10b及び結合板12d〜12bは、結合しつつ互いに微妙に摺動するので、画像読取部100及び排出トレイ252d〜252bがスムーズに回転することができる。この構成により、電磁石を下方でONした状態から開放しても画像読取部100と一緒に排出トレイ252d〜252bをスムーズに開放することが可能となる。このように、前述してきた連結部材11、結合部材10、結合板12は、これらで『結合手段』である分離結合体d〜bを構成する。
分離結合体d〜bのうち、上側排出トレイである排出トレイ252d及び画像読取部100の間を結合可能な分離結合体dが『第1結合手段』に相当する。分離結合体dは、連結部材11d、結合部材10d、結合板12dを有する。分離結合体dは、排出トレイ252d及び画像読取部100の間を結合及び結合解除可能なものである。
また、分離結合体d〜bのうち、下側排出トレイである排出トレイ252c及び上側排出トレイである排出トレイ252dの間を結合可能な分離結合体cが『第2結合手段』に相当する。分離結合体cは、連結部材11c、結合部材10c、結合板12cを有する。分離結合体cは、排出トレイ252c及び排出トレイ252dの間を結合及び結合解除可能なものである。
さらに、分離結合体d〜bのうち、下側排出トレイである排出トレイ252b及び上側排出トレイである排出トレイ252cの間を結合可能な分離結合体bが『第3結合手段』に相当する。分離結合体bは、連結部材11b、結合部材10b、結合板12bを有する。分離結合体cは、排出トレイ252b及び排出トレイ252cの間を結合及び結合解除可能なものである。
ユーザが排出トレイ252bを指定して、出力されたシートPの内容を確認して取り出したい場合、又は、小サイズのシートPをプリント若しくはコピーした場合には、コントローラ50は、以下のように制御する。すなわち、コントローラ50は、結合部材10d及び結合板12dを結合させると共に、結合部材10c及び結合板12cを結合させ、排出トレイ252c、252dを画像読取部100に連動させて一体的に回動可能にする。つまり、画像読取部100、及び、排出トレイ252bよりも上方の排出トレイ252c、252dを連動して一体的に回動させる。これと同時に、コントローラ50は、結合部材10b及び結合板12bの結合を解除させ、排出トレイ252bを画像読取部100に連動しないようにして回動不可にする。つまり、画像読取部100を開く動作に、排出トレイ252cと排出トレイ252bの間の間隔が拡張されるように、排出トレイ252c及び排出トレイ252dが連動する。このように動作させることで、排出トレイ252c及び排出トレイ252bの間の空間が広く確保され、排出トレイ252bに積載されるシートPが取り出し易くなっている。
(ユーザがアクセスする排出トレイがある場合)
コントローラ50は、装置本体100Aの内部の機器の駆動を種々の作用で制御する。コントローラ50は、アクセス時駆動部50aを有する。アクセス時駆動部50aは、分離結合体dが結合するように駆動を制御することで排出トレイ252dを画像読取部100に連動可能とする。また、アクセス時駆動部50aは、分離結合体dによる結合を解除するように駆動を制御することで画像読取部100を単独で回動可能とする。これによって、ユーザは、排出トレイ252dに容易にアクセスできる。
アクセス時駆動部50aは、分離結合体d、cが結合するように駆動を制御することで排出トレイ252d、252cを画像読取部100に連動可能とする。また、アクセス時駆動部50aは、分離結合体dが結合したまま分離結合体cによる結合を解除するように駆動を制御することで排出トレイ252dを画像読取部100に連動可能とする。これによって、ユーザは、排出トレイ252cに容易にアクセスできる。
アクセス時駆動部50aは、『第1結合手段』である分離結合体dから『第n結合手段』例えば第3分離結合体である分離結合体bまでが結合するように駆動を制御することで排出トレイ252dから排出トレイ252bまでを画像読取部100に連動可能とする。また、『第1結合手段』である分離結合体dから『第n−1結合手段』例えば第2分離結合体cまでが結合したまま『第n結合手段』例えば第3分離結合体bによる結合を解除するように駆動を制御する。このことで排出トレイ252dから排出トレイ252cまでを画像読取部100に連動可能とする。これによって、ユーザは、排出トレイ252bに容易にアクセスできる。
(排出トレイにシートが無いものがある場合)
また、コントローラ50は、シート有無判断部50b及び無シート時駆動部50cを有する。シート有無判断部50bは、シート検知センサ13d〜13aの検知結果に基づいて排出トレイ252d〜252aに排出されたシートPの有無を判断する。
無シート時駆動部50cは、シート有無判断部50bが『上側排出トレイ』である排出トレイ252dにシートPが無いと判断した場合には、以下の制御をする。すなわち、無シート時駆動部50cは、分離結合体dを駆動させて『上側排出トレイ』である排出トレイ252dを直ぐ上の画像読取部100と連動可能とする。
無シート時駆動部50cは、シート有無判断部50bが『下側排出トレイ』である排出トレイ252cにシートPが無いと判断した場合には、以下の制御をする。すなわち、無シート時駆動部50cは、分離結合体cを駆動させて『下側排出トレイ』である排出トレイ252cを直ぐ上の排出トレイ252dと連動可能とする。この結果、排出トレイ252d及び排出トレイ252cにシートPが無いと判断される場合には、排出トレイ252d、排出トレイ252cが画像読取部100と連動可能となる。
無シート時駆動部50cは、シート有無判断部50bが『第n排出トレイ』例えば排出トレイ252bにシートが無いと判断した場合には、『第n結合手段』例えば分離結合体bを駆動させる。こうして、無シート時駆動部50cは、『第n排出トレイ』例えば排出トレイ252bを直ぐ上の『第n−1排出トレイ』例えば排出トレイ252cと連動可能とする。この結果、排出トレイ252d、排出トレイ252c及び排出トレイ252bにシートPが無いと判断される場合には、排出トレイ252d、排出トレイ252c、排出トレイ252bが画像読取部100と連動可能となる。
また、シート検知センサ13d〜13aの検知結果に基づいて、コントローラ50が分離結合体b〜dの駆動を以下のように制御してもよい。即ち、シートPが有る排出トレイの上面が開かれるようにコントローラ50が分離結合体b〜dの駆動を制御する。例えば、排出トレイ252dにシートがあるときには、画像読取部100と排出トレイ252dとの結合を解除するように分離結合体dの動作をコントローラ50が制御する。このようにすることで、画像読取部100を開く動作によって画像読取部100と排出トレイ252dとの間隔が拡張して排出トレイ252dの上面が開放されるようになる。また、排出トレイ252cにシートがあるときには、画像読取部100に排出トレイ252dが連動するように且つ排出トレイ252dと排出トレイ252cとの結合を解除するように分離結合体b、cをコントローラ50が制御する。そして画像読取部100を開く動作によって画像読取部100に排出トレイ252dが連動し、排出トレイ252dと排出トレイ252cとの間隔が拡張されて、排出トレイ252cの上面が開かれるようにする。なお、シートPがある排出トレイが複数存在する場合には、シートPが有る排出トレイのうちの最も上方に位置する排出トレイの上面が開かれるようにコントローラ50が分離結合体d〜bの駆動を制御するように構成することが好ましい。
(ユーザがシートを排出する排出トレイを指定操作する場合)
コントローラ50は、指定時駆動部50dを有する。指定時駆動部50dは、ユーザが排出トレイ252dを指定した場合には、操作部106から受信した操作情報に基づいて、分離結合体dの駆動を解除させる。そして、指定時駆動部50dは、画像読取部100を単独で回動可能とする。
指定時駆動部50dは、ユーザが排出トレイ252cを指定した場合には、操作部106から受信した操作情報に基づいて、分離結合体cの駆動を解除させつつ分離結合体dを駆動させる。そして、指定時駆動部50dは、排出トレイ252cを直ぐ上の画像読取部100と連動可能とする。
指定時駆動部50dは、ユーザが『第n排出トレイ』例えば排出トレイ252bを指定した場合には、以下の制御をする。すなわち、指定時駆動部50dは、操作部106から受信した操作情報に基づいて、『第n結合手段』例えば分離結合体bの駆動を解除させつつ分離結合体dから『第n−1結合手段』例えば分離結合体cまでを駆動させる。こうして、指定時駆動部50dは、『第n−1排出トレイ』例えば排出トレイ252cから画像読取部100までを連動可能とする。
(小サイズシートが排出される場合)
さらに、コントローラ50は、所定のサイズよりも小さいサイズのシートPが排出された排出トレイ252d〜252aのいずれかを記憶する小サイズ記憶部50eを有する。また、コントローラ50は、小サイズ記憶時駆動部50fを有する。
小サイズ記憶時駆動部50fは、小サイズ記憶部50eが記憶した小さいサイズのシートPが排出されたのが排出トレイ252dである場合、小サイズ記憶部50eの記憶情報に基づいて、分離結合体dの駆動を解除させて画像読取部100を単独で回動可能とする。なお、小サイズ記憶時駆動部50fは、小サイズ記憶部50eが記憶した小さいサイズのシートPが排出されたのが排出トレイ252dでない場合、分離結合体dの駆動を続行させる。
小サイズ記憶時駆動部50fは、小サイズ記憶部50eが記憶した小さいサイズのシートPが排出されたのが排出トレイ252cである場合には、小サイズ記憶部50eの記憶情報に基づいて、以下のように制御する。すなわち、小サイズ記憶時駆動部50fは、分離結合体cの駆動を解除させつつ分離結合体dを駆動させて排出トレイ252dを直ぐ上の画像読取部100と連動可能とする。なお、小サイズ記憶時駆動部50fは、小サイズ記憶部50eが記憶した小さいサイズのシートPが排出されたのが排出トレイ252cでない場合、分離結合体cの駆動を続行させる。
小サイズ記憶時駆動部50fは、小サイズ記憶部50eが記憶した小さいサイズのシートが排出されたのが『第n排出トレイ』例えば排出トレイ252bである場合には、以下のように制御する。すなわち、小サイズ記憶時駆動部50fは、小サイズ記憶部50eの記憶情報に基づいて、『第n結合手段』例えば分離結合体bの駆動を解除させつつ『第n−1結合手段』例えば分離結合体cを駆動させる。こうして、小サイズ記憶時駆動部50fは、『第n−1排出トレイ』を直ぐ上の『第n−2排出トレイ』例えば排出トレイ252dと連動可能とする。なお、小サイズ記憶時駆動部50fは、小サイズ記憶部50eが記憶した小さいサイズのシートPが排出されたのが排出トレイ252d、252cでない場合、分離結合体dの駆動を続行させている。従って、小サイズ記憶時駆動部50fは、小サイズ記憶部50eが記憶した小さいサイズのシートが排出されたのが『第n排出トレイ』例えば排出トレイ252bである場合、分離結合体d、cを駆動させ、分離結合体bの駆動のみ解除させることになる。
こうした制御であれば、排出トレイ252b〜252d同士の間隔を考慮すると通常の使用状態では視認できないような小サイズのシートPが出力された場合であっても、画像読取部100が開放されれば、ユーザは必要なシートPに容易にアクセスできる。
(上方の排出トレイから順に小さいサイズのシートが排出される場合)
また、コントローラ50は上方順記憶部50gを有する。上方順記憶部50gは、サイズの異なるシートPが排出トレイ252d〜252aに排出された場合には、上方の排出トレイ252d〜252aから順にサイズが大きなシートを排出させて、排出トレイ252d〜252aに排出されたシートPのサイズを記憶する。また、第n排出トレイまである場合には、以下のようになっている。すなわち、上方順記憶部50gは、サイズの異なるシートPが排出される場合には、排出トレイ252d、排出トレイ252c・・・第n排出トレイの順にサイズが大きなシートPを排出して、排出されたシートPのサイズを記憶する。
また、コントローラ50は、上方順連動解除部50hを有する。上方順連動解除部50hは、上方の排出トレイ252d〜252aから順に連動を解除する。また、上方順連動解除部50hは、第n排出トレイまである場合には、以下のように制御する。すなわち、排出トレイ252d、排出トレイ252c・・・第n排出トレイの順に連動を解除する。こうした制御であれば、例えば、1番小さいサイズのシートPが排出トレイ252dから取り出された後に、次に小さいサイズのシートPが排出された排出トレイ252cが開放される。このために、ユーザは、排出トレイ252d〜252aに順次アクセスして小さい順に小サイズのシートPを取り出すことができる。
(下方の排出トレイから順にシートが取り出される場合)
さらに、コントローラ50は、下方順連動解除部50jを有する。下方順連動解除部50jは、ユーザが下方から順に排出トレイ252b〜252dに積載されるシートPを除去する場合には、下方の排出トレイ252b〜252dから順に連動を解除する。なお、第n排出トレイまである場合には、下方順連動解除部50jは、以下のように制御する。すなわち、下方順連動解除部50jは、ユーザが第n排出トレイ・・・排出トレイ252c、排出トレイ252dの順に、積載されるシートPを除去する場合には、第n排出トレイ・・・排出トレイ252c、排出トレイ252dの順に連動を解除する。
こうした制御であれば、ユーザは、第n排出トレイ・・・排出トレイ252b、排出トレイ252c、排出トレイ252dの順にシートPを取ることになる。そして、ユーザがシートPを取る度に、それよりも上方の第n−1排出トレイ・・・排出トレイ252c、252dが順に下降(又は落下)してくることになる。すなわち、排出トレイ252bからシートPが取り出されると排出トレイ252cが落下し、排出トレイ252cからシートPが取り出されると排出トレイ252dが落下し、排出トレイ252dからシートPが取り出されると画像読取部100が落下してくる。その結果、ユーザは、片手で排出トレイ252b〜252dの上のシートPを順次取り出すことができる。つまり、ユーザは、一方の手が塞がっている場合であっても、他方の手で排出トレイ252b〜252dの上のシートPを順次回収することができる。
(排出トレイに積載されるシートを取り出した後に排出トレイを連動状態に戻す場合)
コントローラ50は、連動状態戻し部50kを有する。連動状態戻し部50kは、シート検知センサ13d〜13aの検知結果に基づいて排出トレイ252dにシートPが有ると判断した後に、ユーザがシートPを取り去ることでシートPが無いと判断した場合には、以下のように制御する。すなわち、連動状態戻し部50kは、分離結合体dを駆動させて排出トレイ252dを直ぐ上の画像読取部100との連動状態に戻す。
連動状態戻し部50kは、シート検知センサ13d〜13aの検知結果に基づいて排出トレイ252cにシートPが有ると判断した後に、ユーザがシートPを取り去ることでシートPが無いと判断した場合には、以下のように制御する。すなわち、連動状態戻し部50kは、分離結合体cを駆動させて排出トレイ252cを直ぐ上の排出トレイ252d及び画像読取部100との連動状態に戻す。
連動状態戻し部50kは、『シート検知手段』の検知結果に基づいて『第n排出トレイ』例えば排出トレイ252bにシートPが有ると判断した後に、ユーザがシートPを取り去ることでシートPが無いと判断した場合には、以下のように制御する。すなわち、連動状態戻し部50kは、『第n結合手段』例えば分離結合体bを駆動させて『第n排出トレイ』例えば排出トレイ252bを直ぐ上の『第n−1排出トレイ』例えば排出トレイ252cとの連動状態に戻す。
この制御で、例えば、1つの排出トレイ252cからシートPが取り出された後、ユーザがその排出トレイ252cを回動すれば、以下の効果が得られる。すなわち、画像読取部100と連動した排出トレイ252dに対して、シートPが無い排出トレイ252cが固定される。そして、ユーザは、次にシートPが排出されている排出トレイ252bに容易にアクセスでき、シートPの有無を確認する操作を無くすことができ、快適なシートP取出しが可能となる。
図4は、コントローラ50の制御工程を示すフローチャートである。図4に示されるように、コントローラ50は、制御を開始する。コントローラ50は、ユーザによるプリント出力の信号を受信する(S1)。コントローラ50は、予めユーザ毎に設定された排出トレイ252bにシートPを出力する(S2)。コントローラ50は、排出されたシートPが小サイズのシートPか否かを判断する(S3)。なお、S3の制御工程では小サイズのシートPか否かの判断がされているが、小サイズのシートPがどの排出トレイ252d〜252aで排出されるのかを設定しておけば、この判断は省略される。
コントローラ50は、S3の判断の結果、YESの場合(小サイズのシートPの場合)には、排出トレイ252bより上方である結合部材10d、10cの電磁石の電源をONにする(S4)。ただし、この電磁石の電源がONの状態は、排出トレイ252d、252cに取り付けられている傾きセンサがONと判断するまでの時間(排出トレイ252d、252cが開いていると判断するまでの時間)である。または、この電磁石の電源がONの状態は、予め設定された省電力モードへ入るまでの時間、又は、シート検知センサ13a〜13dの検知結果に基づいてコントローラ50が排出トレイ252d、252cの上にシートPが無いと判断するまでの時間である。
コントローラ50は、S3の判断の結果、NOの場合(定形サイズのシートPの場合)には、電磁石をOFFにして(S5)、制御を終了する。コントローラ50は、S4の制御工程の後に、排出トレイ252bの傾きセンサがONか否か(排出トレイ252bが開いているか否か)、省エネモードがONか否か、排出トレイ252bにシートPが無いか否かを判断する(S6)。
コントローラ50は、S6の判断の結果、YESの場合には、電磁石をOFFにし(S7)、制御を終了する。コントローラ50は、S6の判断の結果、NOの場合には、再びS6の制御工程を辿る。
これにより、出力した小サイズのシートPを取り出す際、又は、出力したシートPを確認する際、画像読取部100を開けてから排出トレイ252d〜252bを開ける手間が無く、画像読取部100を開けるだけで出力したシートPを確認して取り出せる。排出空間の1ヶ所だけの開放で済むことから開放する動作も最小で済む。
図5は、コントローラ50の制御工程を示すフローチャートである。この図5の工程で、コントローラ50は、ユーザによる操作部106から受信した指定結果に基づいて、指定された排出トレイ252bの連動を解除し、指定された排出トレイ252bよりも上方の排出トレイ252c、252dを連動させる。図5に示されるように、コントローラ50は、制御を開始する。コントローラ50は、ユーザが操作部106から開放する排出トレイ252bを選択した場合には(S11)、前述の図4の制御よりも優先して、選択した排出トレイ252bよりも上方の結合部材10d、10cの電磁石の電源をONにする(S12)。ただし、この電磁石の電源がONの状態は、排出トレイ252d、252cに取り付けられている傾きセンサがONと判断するまでの時間(排出トレイ252d、252cが開いていると判断するまでの時間)である。または、この電磁石の電源がONの状態は、予め設定された省電力モードへ入るまでの時間、又は、シート検知センサ13の検知結果に基づいてコントローラ50が排出トレイ252d、252cの上にシートPが無いと判断するまでの時間である。コントローラ50は、排出トレイ252bに取り付けられている傾きセンサがONか否か(排出トレイ252bが開いているか否か)、省エネモードがONか否か、排出トレイ252bにシートPが無いか否かを判断する(S13)。
コントローラ50は、S13の判断の結果、YESの場合には、電磁石をOFFにし(S14)、制御を終了する。コントローラ50は、S13の判断の結果、NOの場合には、再びS13の制御工程を辿る。
これにより、ユーザが出力に選択した排出トレイ252bを画像読取部100と共に開けるだけでシートPの確認と取り出しができる。
さらに、出力したシートPは、他のユーザの出力やFAX等の混載により、取り出した後、シートPを排出トレイ252b〜252dに戻すことも予想される。このために、手動モードを設け、画像読取部100または排出トレイ252d〜252bの前面下側に設けた手動スイッチ(SW)14d〜14bにより、ユーザが選択した排出トレイ252d〜252cの下部の電磁石のみをOFFにし、開放することも可能である。このように、選択的に開放し自立保持させることができる。
この時、積載位置にある排出トレイ252b用の手動スイッチ14bがOFFになる場合、上方に開放された排出トレイ252c、252d、画像読取部100の電磁石がONになる。積載位置にある排出トレイ252c用の手動スイッチ14cがOFFになる場合、上方に開放された排出トレイ252d、画像読取部100の電磁石がONになる。積載位置にある排出トレイ252d用の手動スイッチ14dがOFFになる場合、上方に開放された画像読取部100の電磁石がONになる。このように、シートPが排出された排出トレイ252a〜252dよりも上方の排出トレイ252b〜252dが画像読取部100に連動して画像読取部100と共に自立保持可能となる。ユーザは、シートPが排出された排出トレイ252b〜252dの上のシートPを取り出すことができる。
また、上方に開放された排出トレイ252b〜252dを摘むと、再び排出トレイ252b〜252dの手動スイッチ14b〜14dが入り、選択した排出トレイ252b〜252dの上部の電磁石がOFFとなり、選択的に積載位置に戻すことも可能である。
図6は、実施例2に係る画像形成装置501の構成を示す断面図である。図7は、画像読取部100が上方に持ち上げられた画像形成装置501の構成を示す断面図である。実施例2の構成のうち実施例1と同一の構成及び効果に関しては、同一の符号を用いて説明を適宜省略する。実施例2の画像形成装置501が実施例1の画像形成装置1と異なる点は、実施例2の画像形成装置501では、ロック手段であるフック状のロック部材20d〜20bの駆動によって、排出トレイ252d〜252bを画像読取部100に連動させる点である。
ユーザが出力した内容を確認して取り出したい場合や小サイズのシートPをプリント又はコピーしたい場合には、ユーザは、以下の操作をする。まず、ユーザが複数の排出トレイ252d〜252bのいずれか(例えば排出トレイ252b)にシートPを排出すると、画像読取部100、及び、シートPが排出された排出トレイ252bよりも上方の排出トレイ252c、252dを一体的に回動させる。そうすると、シートPが排出された排出トレイ252bの上方の空間が広がる。こうすることで、ユーザは、シートPを容易に確認及び取り出すことができる。この場合に、画像読取部100は不図示のヒンジにより開放状態で自立保持される。この時、開放した排出トレイ252d、252c及び画像読取部100をロック部材20d、20cにより連結することで、出力した排出トレイ252bよりも上方の排出トレイ252c、252dも自立保持できる。
画像読取部100及び各排出トレイ252d、252c、252bにおけるシート搬送方向と直交するシート幅方向の端部の下部にロック部材20d、20c、20bが取り付けられている。ロック部材20d、20c、20bは、画像読取部100及び各排出トレイ252d、252c、252bの下部に固定された回動中心軸20d1、20c1、20b1を中心に回動自在に取り付けられている。各々の排出トレイ252d〜252bにおけるシート搬送方向と直交するシート幅方向の上部には、上向きにロック軸固定板21d1、21c1、21b1が形成されている。各々のロック軸固定板21d1、21c1、21b1には、ロック部材20d、20c、20bの鍵部と対向する位置にロック軸21d、21c、21bが図6の紙面に垂直な方向に凸状に形成されている。ロック軸21d〜21bは、排出トレイ252d〜252bの各々におけるシート搬送方向と直交するシート幅方向の端部の上部に固定されている。なお、ロック部材20d〜20b、回動中心軸20d1〜20b1、ロック軸21d〜21b、ロック軸固定板21d1〜21b1は、シート幅方向の端部に配置されている。そして、これらは、排出トレイ252d〜252bの表面にシートPが排出されるのを妨害することはないようになっている。
また、ロック部材20d〜20bには、ソレノイド22d〜22b及びロックレバー23d〜23bが順に接続されている。ロック部材20d〜20bの基端部は回動中心軸20d1、20c1、20b1に取り付けられた図示しない捩りコイルバネによって、図6中では時計回り方向に付勢されている。したがって、ロック部材20d〜20bは、鍵部がロック軸21d〜21bに引っ掛かる方向に付勢されていることになる。そして、ソレノイド22d〜22bがオン(ON)されてリンク22d1、22c1、22b1が引張られたり、または、ロックレバー23d、23c、23bが引張られたりすることにより、ロックが解除する構成となっている。
図8は、コントローラ50の制御工程を示すフローチャートである。図8に示されるように、コントローラ50は、制御を開始する。コントローラ50は、ユーザによるプリント出力の信号を受信する(S21)。コントローラ50は、予めユーザ毎に設定された排出トレイ252bに出力する(S22)。コントローラ50は、出力されたシートPが小サイズのシートPか否かを判断する(S23)。なお、S23の制御工程では小サイズのシートPか否かの判断がされているが、小サイズのシートPがどの排出トレイ252d〜252bで排出されるのかを設定しておけば、この判断は省略される。
コントローラ50は、YESの場合(小サイズのシートPの場合)には、排出トレイ252cのロック部材20b〜20dに接続したソレノイド22をONにし(S24)、ソレノイド22b〜22dをONにすることでロックを解除状態とする(S24)。ただし、このソレノイド22b〜22dの電源がONの状態は、排出トレイ252b〜252dに取り付けられている傾きセンサがONと判断するまで(排出トレイ252b〜252dが開いていると判断するまで)である。または、ソレノイド22b〜22dの電源がONの状態は、予め設定された省電力モードへ入るまで、又は、シート検知センサ13a〜13dの検知結果に基づいてコントローラ50が排出トレイ252b〜252dの上にシートPが無いと判断するまでである。コントローラ50は、S23の判断の結果、NOの場合(定形サイズのシートPの場合)には、ソレノイド22b〜22dをOFFにして(S25)、制御を終了する。コントローラ50は、S24の制御工程の後に、傾きセンサがONか否か、省エネモードがONか否か、排出トレイ252b〜252dにシートPが無いか否かを判断する(S26)。
コントローラ50は、S26の判断の結果、YESの場合には、ソレノイド22をOFFし(S27)、制御を終了する。コントローラ50は、S26の判断の結果、NOの場合には、再びS26の制御工程を辿る。
ユーザが出力した小サイズのシートPを取り出す際、又は、出力したシートPを確認する際、画像読取部100を開けてから排出トレイ252b〜252dを開ける手間が無く、画像読取部100を開けるだけで出力したシートPを確認し取り出すことができる。排出空間の1ヶ所だけの開放ですむことから開放する動作も最小ですむ。
図9は、コントローラ50の制御工程を示すフローチャートである。コントローラ50は、制御を開始する。ユーザが操作部106から開放する排出トレイ252b〜252dを選択する(S31)。コントローラ50は、前述の図8の制御よりも優先して、選択した排出トレイ252b〜252dのソレノイド22b〜22dをONにしてロックを解除する(S32)。ただし、このソレノイド22b〜22dの電源がONの状態は、排出トレイ252b〜252dに取り付けられている傾きセンサがONと判断するまで(排出トレイ252b〜252dが開いていると判断するまで)である。または、このソレノイド22b〜22dの電源がONの状態は、予め設定された省電力モードへ入るまで、又は、シート検知センサ13a〜13dの検知結果に基づいてコントローラ50が排出トレイ252b〜252dの上にシートPが無いと判断するまでである。このために、コントローラ50は、傾きセンサがONか否か、省エネモードがONか否か、排出トレイ252b〜252dにシートPが無いか否かを判断する(S33)。
コントローラ50は、S33の判断の結果、YESの場合には、ソレノイド22をOFFにして(S34)、制御を終了する。コントローラ50は、S33の判断の結果、NOの場合には、再びS33の制御工程に戻る。
これにより、ユーザが出力に選択した排出トレイ252b〜252dを、画像読取部100を開けるだけでシートPの確認と取り出しができる。
さらに、出力したシートPは、他のユーザの出力やFAX等の混載により、取り出した後、シートPを排出トレイ252b〜252dに戻すことも予想される。この時、ロックレバー23を引くことで開放することも可能であり、選択的に開放し自立保持させることができる。
この時、続けて積載位置にある排出トレイ252bのロックレバー23bを引いた場合、上方に開放された画像読取部100又は排出トレイ252c、252dのソレノイド22をONさせる。このことで、シートPが排出された排出トレイ252bよりも上方の画像読取部100及び排出トレイ252c、252dが画像読取部100に連動して画像読取部100と共に自立保持可能となる。ユーザは、シートPが排出された排出トレイ252bの上のシートPを取り出すことができる。
なお、実施例1及び2はいずれも、排出トレイ同士や排出トレイと画像読取部を結合するか結合を解除するかに関して、コントローラによって制御される結合手段(分離結合体、ロック部材)を例示して説明してきた。しかし、ユーザの手動で、結合するか結合を解除するかを切り換え可能に構成してもよい。
実施例1又は2の構成によれば、以下の効果が得られる。すなわち、例えば、ユーザが排出トレイ252cからシートPを取り出す場合には、排出トレイ252dを画像読取部100に連動させ、ユーザが排出トレイ252dからシートPを取り出す場合には、画像読取部100を単独で回動させることができる。したがって、画像読取部100を大きく開く必要性が低減される。また、排出トレイ252a〜252d同士の間隔が従来よりも狭くてもユーザはシートPを従来よりも容易に取り出すことができる。その結果、画像読取部100の上下の操作範囲の縮小化が実現されると共に、装置本体1Aの高さが低く抑えられる。
実施例1及び2の構成によれば、シートPが排出されない排出トレイ252b〜252dのみが画像読取部100の回動に連動する。シートPが排出された排出トレイ252b〜252dが画像読取部100の回動に連動しない。その結果、シートPが排出された排出トレイ252b〜252dの上のシートPがずれること、その排出トレイ252b〜252dからシートPが落下するといった現象が抑制される。
実施例1及び2の構成によれば、ユーザによる操作部106からの指定に基づいて、画像読取部100の回動に連動して排出トレイ252b〜252dを回動させる。その結果、ユーザの都合に合わせて排出トレイ252b〜252dが開放される。
前述の実施例1及び2では、画像読取部100及び複数の排出トレイ252b〜252dを連動させる『連動機構』は、結合部材10d〜10bの電磁石、及び、電磁石に吸引される『被吸引部材』である結合板12d〜12bを有する。また、前述の実施例2では、画像読取部100及び複数の排出トレイ252b〜252dを連動させる『連動機構』は、『ロック手段』であるロック部材20d〜20b、及び、ロック部材20d〜20bを駆動させるソレノイド22d〜22bを有する。しかしながら、これらの実施例の構成に限定されなくても良い。すなわち、画像読取部100及び複数の排出トレイ252b〜252dを連動させる『連動機構』は、『ロック手段』であるロック部材20d〜20b、及び、ロック部材20d〜20bを駆動させるモータを有する構成であっても良い。
なお、実施例1及び2の説明では、排出トレイ252bにシートPが出力されるとして説明していった。しかし、排出トレイ252a、252c、252dにシートPが出力される場合も、コントローラ50は、同様に制御する。
また、実施例1及び2では、画像読取部100と連動可能な排出トレイの数は3つであったが、この数に限定されなくても良い。すなわち、排出トレイや結合手段の数は、3よりも多くても良い。
1・・・・・画像形成装置
50・・・・コントローラ
100・・・画像読取部
200・・・画像形成部
300・・・連結体
252d・・排出トレイ(上側排出トレイ)
252c・・排出トレイ(下側排出トレイ)
252b・・排出トレイ(第n排出トレイ)
P・・・・・シート

Claims (14)

  1. シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部の上方に配置されて原稿の画像を読み取る画像読取部と、
    前記画像形成部及び前記画像読取部を連結し、前記画像読取部を回動自在に支持する連結体と、
    前記画像形成部及び前記画像読取部の間に設けられ、画像形成されて排出されたシートが積載される下側排出トレイと、
    前記画像形成部及び前記画像読取部の間であって前記下側排出トレイよりも上方に設けられ、画像形成されて排出されたシートが積載される、前記連結体に回動自在に支持された上側排出トレイと、
    前記画像読取部を開く動作によって前記上側排出トレイが連動して前記上側排出トレイと前記下側排出トレイの間隔が拡張するよう前記画像読取部及び前記上側排出トレイの間を結合する状態と、前記画像読取部を開く動作によって前記画像読取部と前記上側排出トレイとの間隔を拡張するよう前記画像読取部及び前記上側排出トレイの間の結合を解除した状態とに切り換え可能な結合部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記結合部が前記画像読取部及び前記上側排出トレイの間を結合するように駆動を制御することで前記上側排出トレイを前記画像読取部に連動可能とし、前記結合部による結合を解除するように駆動を制御することで前記画像読取部を単独で回動可能とするコントローラを備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記結合部は、前記下側排出トレイ及び前記上側排出トレイの間を結合可能であって、前記画像読取部及び前記上側排出トレイの間を結合する第1結合手段と、前記下側排出トレイ及び前記上側排出トレイの間を結合する第2結合手段と、を備え、
    前記コントローラは、前記上側排出トレイ及び前記画像読取部の間を前記第1結合手段が結合し且つ前記上側排出トレイと下側排出トレイの間を前記第2結合手段が結合するように駆動を制御することで前記上側排出トレイ及び前記下側排出トレイを前記画像読取部に連動可能とし、前記上側排出トレイ及び前記画像読取部の間を前記第1結合手段が結合したまま前記上側排出トレイ及び前記下側排出トレイの間の第2結合手段による結合を解除するように駆動を制御することで前記画像読取部及び前記上側排出トレイを前記画像読取部に連動可能とすることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記上側排出トレイ及び前記下側排出トレイを含めてn≧3との条件を前提にn個の排出トレイを有し、前記画像読取部からn番目の排出トレイを第n排出トレイ、前記画像読取部からn−1番目の排出トレイを第n−1排出トレイと定義し、
    前記第1結合手段及び前記第2結合手段を含めてn個の結合手段を有し、前記第n−1排出トレイ及び前記第n排出トレイの間を結合可能な結合手段を第n結合手段、前記第n−2排出トレイ及び前記第n−1排出トレイの間を結合可能な結合手段を第n−1結合手段、と定義した場合に、
    前記コントローラは、
    前記第1結合手段から前記第n結合手段までが結合するように駆動を制御することで前記上側排出トレイから前記第n排出トレイまでを前記画像読取部に連動可能とし、
    前記第1結合手段から前記第n−1結合手段までが結合したまま前記第n結合手段による結合を解除するように駆動を制御することで前記上側排出トレイから前記第n−1排出トレイまでを前記画像読取部に連動可能とすることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記上側排出トレイから前記第n排出トレイまでの各々に設けられて、積載されたシートを検知可能なシート検知手段を備え、
    前記コントローラは、
    前記シート検知手段の検知結果に基づいて前記上側排出トレイから前記第n排出トレイまでの各々に排出されたシートの有無を判断するシート有無判断部と、
    前記シート有無判断部が前記上側排出トレイにシートが無いと判断した場合には、前記第1結合手段を駆動させて前記上側排出トレイを直ぐ上の前記画像読取部と連動可能とし、前記シート有無判断部が前記下側排出トレイにシートが無いと判断した場合には、前記第2結合手段を駆動させて前記下側排出トレイを直ぐ上の前記上側排出トレイと連動可能とし、前記シート有無判断部が前記第n排出トレイにシートが無いと判断した場合には、前記第n結合手段を駆動させて前記第n排出トレイを直ぐ上の前記第n−1排出トレイと連動可能とする無シート時駆動部と、
    を更に有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記上側排出トレイから前記第n排出トレイまでのいずれかにシートを排出することをユーザが指定操作可能な操作部を備え、
    前記コントローラは、ユーザが前記上側排出トレイを指定した場合には、前記操作部から受信した操作情報に基づいて、前記第1結合手段の駆動を解除させて前記画像読取部を単独で回動可能とし、ユーザが前記下側排出トレイを指定した場合には、前記操作部から受信した操作情報に基づいて、前記第2結合手段の駆動を解除させつつ前記第1結合手段を駆動させて前記上側排出トレイを直ぐ上の前記画像読取部と連動可能とし、ユーザが前記第n排出トレイを指定した場合には、前記操作部から受信した操作情報に基づいて、前記第n結合手段の駆動を解除させつつ前記第1結合手段から前記第n−1結合手段までを駆動させて前記第n−1排出トレイから前記画像読取部までを連動可能とする指定時駆動部を更に有することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記コントローラは、
    所定のサイズよりも小さいサイズのシートが排出された前記上側排出トレイから第n排出トレイまでのいずれかを記憶する小サイズ記憶部と、
    前記小サイズ記憶部が記憶した小さいサイズのシートが排出されたのが前記上側排出トレイである場合には、前記小サイズ記憶部の記憶情報に基づいて、前記第1結合手段の駆動を解除させて前記画像読取部を単独で回動可能とし、前記小サイズ記憶部が記憶した小さいサイズのシートが排出されたのが前記下側排出トレイである場合には、前記小サイズ記憶部の記憶情報に基づいて、前記第2結合手段の駆動を解除させつつ前記第1結合手段を駆動させて前記上側排出トレイを直ぐ上の前記画像読取部と連動可能とし、前記小サイズ記憶部が記憶した小さいサイズのシートが排出されたのが前記第n排出トレイである場合には、前記小サイズ記憶部の記憶情報に基づいて、前記第n結合手段の駆動を解除させつつ前記第n−1結合手段を駆動させて前記第n−1排出トレイを直ぐ上の第n−2排出トレイと連動可能とする小サイズ記憶時駆動部と、
    を更に有することを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記コントローラは、
    サイズの異なるシートが排出される場合には、前記上側排出トレイ、前記下側排出トレイ・・・前記第n排出トレイの順にサイズが大きなシートを排出して、排出されたシートのサイズを記憶する上方順記憶部と、
    前記上側排出トレイ、前記下側排出トレイ・・・前記第n排出トレイの順に連動を解除する上方順連動解除部と、
    を更に有することを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記コントローラは、ユーザが前記第n排出トレイ・・・前記下側排出トレイ、前記上側排出トレイの順に、積載されるシートを除去する場合には、前記第n排出トレイ・・・前記下側排出トレイ、前記上側排出トレイの順に連動を解除する下方順連動解除部を更に有することを特徴とする請求項4乃至請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成部、前記上側排出トレイ、前記下側排出トレイ・・・前記第n−1排出トレイの各々は、ユーザが操作することでユーザが選択した前記上側排出トレイ及び前記下側排出トレイ・・・第n−1排出トレイの連動を解除する連動解除機構を更に有することを特徴とする請求項4乃至請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記コントローラは、前記シート検知手段の検知結果に基づいて前記上側排出トレイにシートが有ると判断した後に、ユーザがシートを取り去ることでシートが無いと判断した場合には、前記第1結合手段を駆動させて前記上側排出トレイを直ぐ上の前記画像読取部との連動状態に戻し、前記シート検知手段の検知結果に基づいて前記下側排出トレイにシートが有ると判断した後に、ユーザがシートを取り去ることでシートが無いと判断した場合には、前記第2結合手段を駆動させて前記下側排出トレイを直ぐ上の前記上側排出トレイとの連動状態に戻し、前記シート検知手段の検知結果に基づいて前記第n排出トレイにシートが有ると判断した後に、ユーザがシートを取り去ることでシートが無いと判断した場合には、前記第n結合手段を駆動させて前記第n排出トレイを直ぐ上の前記第n−1排出トレイとの連動状態に戻す連動状態戻し部を更に有することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  12. 前記第1結合手段及び前記第2結合手段は、電磁石、及び、前記電磁石に吸引される被吸引部材を有することを特徴とする請求項3乃至請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記第1結合手段及び前記第2結合手段は、ロック手段、及び、前記ロック手段を駆動させるソレノイドを有することを特徴とする請求項3乃至請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記第1結合手段及び前記第2結合手段は、ロック手段、及び、前記ロック手段を駆動させるモータを有することを特徴とする請求項3乃至請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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