JP2012026669A - 空気清浄機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ファンケーシング70及びフィルタ支持部材は、加湿ロータを収納する内部の空間Sp2を形成するためのハウジングを有している。このハウジング内に、支持面75の支持面側山形凸部75aが配置される。ファンケーシング70などにより構成されるハウジング内に加湿ロータ及び水トレイ40が収納される。水トレイ40の下面側山形凸部40hは、水トレイ40がファンケーシング70に装着されたときに外部空間Sp1に面しないところで支持面側山形凸部75aにロックされる。
【選択図】図16
Description
本発明の一実施形態に係る空気清浄機の全体構成の概要を図1及び図2に示す。図1は空気清浄機の正面に向かって右上方から見た斜視図であり、図2は空気清浄機の背面に向かって左上方から見た斜視図である。
(2−1)水タンク
空気清浄機10は、その外郭が本体ケーシング20で覆われている。空気清浄機10の左側部には、図4に示すように、水タンク30が収納されている。本体ケーシング20は、左側板21が取り外せるようになっており、左側板21に水タンク30が取り付けられている。図示を省略するが、水タンク30の下方には注水口が設けられている。
図4の状態から、左側板21と水タンク30と水トレイ40を取り除き、さらに、シロッコファンをファンケーシング70とともに取り除いた状態が図5に示す状態である。水トレイ40は、図5に示す外部空間Sp1から装着される。図5においてハニカム状の開口を有する正面側の部材がフィルタ支持部材80である。フィルタ支持部材80に、図3に示したプレフィルタ17AやHEPAフィルタ17Bや脱臭エレメント17Cが取り付けられる。フィルタ支持部材80には、背面側に段差部85が設けられている。この段差部85にも仕切板45の一部が重ね合わされる。そして、この段差部85については、仕切板45が重ねあわされる部分にシール部材90が貼り付けられている。シール部材90は、例えば貫通孔の無いスポンジのように柔らかな発泡プラスチックで形成される。
図6に示す加湿ロータ50は、リング状フレーム52に円盤状の多孔質の気化フィルタ51が取り付けられた構造を有する。加湿ロータ50は、この気化フィルタ51から水を気化させて加湿を行う。そのために、加湿ロータ50の回転に連れて、乾いた気化フィルタ51の下部がロータ浸漬部42の水に漬かるように設計されている。また、気化フィルタ51への給水を補助するために、水溜部53によってロータ浸漬部42から水を汲みあげる。水溜部53からリング状フレーム52の内周に続くリング状フレーム52の穴(図示省略)を通って、リング状フレーム52の内周の気化フィルタ51に水を供給することができるよう構成されている。図示を省略しているが、加湿ロータ50は加湿運転時にモータによって回転される。
図6の状態から加湿ロータ50及び軸受け44を取り除いた状態を図13に示す。加湿ロータ50を取り除くことにより、加湿ロータ50の下流側にあるシロッコファン16が見える。シロッコファン16へは、ハウジングの後壁74の開口部76から加湿された空気が供給される。
図11はファンケーシングの構造を示す斜視図である。ハウジングの下壁73は、ファンケーシング70の一部である。下壁73の平らな部分が、水トレイ40を支える支持面75である。この支持面75はスタンド25よりも高い位置に設けられている。この支持面75の上を水トレイ40の前方リブ40fが摺動する。そして、水トレイ40は、スタンド25から離れており、水トレイ40の被ロック部である下面側山形凸部40hがスタンド25の上面には擦れないようになっている。
(3−1)水トレイの装着
水トレイ40の装着を説明し易くするため、水トレイ40とともに装着される加湿ロータ50と軸受け44を除くとともに、本体ケーシング20とフィルタ支持部材80などを取り除いた状態を示す図11乃至図13を用いて説明する。また、図12の状態においてx−z平面で切断した断面を図14に示す。フィルタ支持部材80を取りつけた状態において、y−z平面で切断した断面の一部を拡大したものを図15に示す。また、図13の状態においてx−z平面で切断した断面を図16に示す。
装着が完了した状態の支持面側山形凸部75a及び下面側山形凸部40hの周囲の拡大断面を図17に示す。図17に示す断面においては、支持面側山形凸部75aが凹部40iに嵌まって、支持面側山形凸部75aの頂部が下面40eには接触しない状態となっている。そして、後方リブ40gの側は、凸面が平らな凸部40jが支持面75に接することによって支えられている。
(4−1)
ファンケーシング70(本体)の支持面75に支持面側山形凸部75a(ロック部)を有している。この支持面75は、加湿ロータ50(加湿エレメント)を収納するためのハウジングの下壁73の一部をなす。加湿ロータ50の周囲を含む空間Sp2(内部空間)は、水トレイ40とファンケーシング70とフィルタ支持部材80とによって外部空間Sp1から仕切られている。ここで、外部空間Sp1は、本体ケーシング20と仕切板45などとの間にできる内部だけでなく、本体ケーシング20の外部を含む空間である。そして、水トレイ40の下面側山形凸部40h(被ロック部)は、ファンケーシング70に装着されたときに、外部空間Sp1に面しないところで支持面側山形凸部75aにロックされる。そのため、水トレイ40が装着されると支持面側山形凸部75aや下面側山形凸部40hが見えないだけでなく、水トレイ40の装着時に、外部空間Sp1に位置するスタンド25などの意匠面に下面側山形凸部40hによって傷がつく恐れもなくなる。それにより、加湿機能のために水トレイ40を側方から装着しなければならない場合であっても、意匠性に優れた空気清浄機10を提供できる。
水トレイ40の下面側山形凸部40h(被ロック部)は、仕切板45,46よりも加湿ロータ50(加湿エレメント)の側で、支持面側山形凸部75a(ロック部)にロックされる。それにより、水トレイ40は支持面側山形凸部75aによって、加湿ロータ50の側に押されることになり、ハウジングを形成するファンケーシング70やフィルタ支持部材80のシール部材90,92に仕切板45が押し付けられ、或いはファンケーシング70に仕切板46が押し付けられることになる。それにより、外部空間Sp1から内部の空間Sp2に通じる隙間の発生が防止され、加湿機能や空気清浄機能の低下が防止される。
水トレイ40の下面側山形凸部40hは、装着時に支持面側山形凸部75aに突き当たるように構成されている。下面側山形凸部40hが支持面側山形凸部75aに突き当たった状態では、図17に示す支持面側山形凸部75aの外側斜面75anに、下面側山形凸部40hの内側斜面40hmが乗り上げる。そのため、支持面側山形凸部75aの頂部を後方リブ40gが摺動していたときの力よりも強い力で押し込まなければ、図17に示すような装着完了の状態に移行させることができない。そのため、ユーザーは、ロックの始まりを手に伝わる下面側山形凸部40hが支持面側山形凸部75aを乗り上げるときに受ける感覚で知覚して、水トレイ40の装着の完了に向かって操作していることを認識することができる。それにより、ロックの機構が見えなくても水トレイ40の装着が行ない易くなる。
ファンケーシング70及びフィルタ支持部材80(本体)において、水トレイ40の仕切板45が重なる部分には、シール部材90,92が形成されている。また、支持面側山形凸部75aは単なる突出部分として形成されており、その周囲のファンケーシング70には開口部を設ける必要がない。そのため、内部の空間Sp2から外部空間Sp1に通じる空気の経路の発生を防止できる。それにより、加湿機能の低下や空気清浄機能の低下を防ぐことができる。
(5−1)変形例1A
上記実施形態では、加湿エレメントに加湿ロータ50を用いる気化加湿方式を例に挙げたが、加湿エレメントには加湿ロータ50を用いない、例えばヒータ加湿方式や超音波加湿方式などの他の加湿方式を用いることができる。
20 本体ケーシング
30 水タンク
40 水トレイ
50 加湿ロータ
70 ファンケーシング
80 フィルタ支持部材
Claims (6)
- ロック部(75a)を有する本体(70,80)と、
前記本体内に配置され、清浄化される空気に湿気を与えるための加湿エレメント(50)と、
被ロック部(40h)を有し、前記本体に側方から装着され、前記本体に装着されたときに前記加湿エレメントの周囲を含む内部空間を外部空間から仕切り、前記加湿エレメントに水を供給する水トレイ(40)と、
を備え、
前記本体は、前記内部空間を形成するためのハウジングを有しており、前記ロック部が前記ハウジング内に配置され、前記ハウジング内に前記加湿エレメント及び前記水トレイを収納するように構成され、
前記水トレイの前記被ロック部は、前記水トレイが前記本体に装着されたときに前記外部空間に面しないところで前記ロック部にロックされる、空気清浄機。 - 前記水トレイは、前記内部空間と前記外部空間との間を仕切り、前記ハウジングとともに前記内部空間を形成するための仕切板を有し、前記仕切板よりも前記加湿エレメント側で前記被ロック部が前記ロック部にロックされる、
請求項1に記載の空気清浄機。 - 前記本体は、前記加湿エレメント及び前記水トレイが収納される本体ケーシング(20)と、前記本体ケーシングの下方部に取り付けられるスタンド(25)とを有し、
前記本体ケーシングは、前記スタンドに取り付けられる部分が前記スタンドよりも小さくなるように前記下方部が椀状に成形されている、
請求項1又は請求項2に記載の空気清浄機。 - 前記ロック部及び被ロック部は、前記水トレイの装着時に前記ロック部に前記被ロック部が突き当たるように構成され、突き当たった状態から装着が完了する状態に移行させるために、前記ロック部に前記被ロック部が突き当たるまでに要した力よりも強い力で押し込まなければならないように構成されている、
請求項1から3のいずれか1項に記載の空気清浄機。 - 前記被ロック部は、前記ロック部に前記被ロック部が突き当たるまでに前記水トレイと前記本体とが摺動している摺動領域よりも前記本体側に突出し、
前記ロック部は、前記水トレイ側に突出し、前記摺動領域で前記水トレイと摺動する頂部を有している、
請求項4に記載の空気清浄機。 - 前記本体と前記仕切板との間に配置され、前記加湿エレメントの前記内部空間のシールを行うシール部材(90,92)をさらに備え、
前記ロック部は、前記内部空間から前記外部空間に抜ける開口部を持たない構造である、
請求項1から5のいずれか1項に記載の空気清浄機。
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- 2010-07-26 JP JP2010167010A patent/JP5447251B2/ja active Active
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