JP2012024957A - 情報処理装置、印刷装置及びデータ管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】書き換え可能なデータ領域に記憶される処理データの一部が書き換えられたことに基づく誤作動を抑制できる情報処理装置、印刷装置及びデータ管理方法を提供する。
【解決手段】コントローラーは、検査プログラムを記憶するROMと、ROMに記憶される検査プログラムが書き込まれる第1領域を有する第2メモリーと、第1領域の検査プログラムが書き換えられたか否かを判定する判定部150と、判定部150によって第1領域の検査プログラムが書き換えられていないと判定された場合に、検査プログラムに基づいたチェック処理を行う検査部152と、判定部150によって第1領域の検査プログラムが書き換えられたと判定された場合に、チェック処理とは異なる再書き込み処理を行うリード部151とを備えている。
【選択図】図6
【解決手段】コントローラーは、検査プログラムを記憶するROMと、ROMに記憶される検査プログラムが書き込まれる第1領域を有する第2メモリーと、第1領域の検査プログラムが書き換えられたか否かを判定する判定部150と、判定部150によって第1領域の検査プログラムが書き換えられていないと判定された場合に、検査プログラムに基づいたチェック処理を行う検査部152と、判定部150によって第1領域の検査プログラムが書き換えられたと判定された場合に、チェック処理とは異なる再書き込み処理を行うリード部151とを備えている。
【選択図】図6
Description
本発明は、情報処理装置、該情報処理装置を備える印刷装置に関する。また、本発明は、情報処理装置におけるデータ管理方法に関する。
従来、印刷媒体に印刷を施す大型の印刷装置として、例えば特許文献1に記載の印刷装置が提案されている。この印刷装置は、複数の印刷ヘッドと、該各印刷ヘッドに個別対応する駆動制御部とを備えている。こうした各印刷ヘッド及び各駆動制御部は、1つのキャリッジにそれぞれ搭載されている。また、印刷装置の本体には、各駆動制御部に個別対応する複数のデータ処理部と、該各データ処理部を統括して制御する主制御部とが設けられている。データ処理部は、個別対応する駆動制御部にデータを転送する。すなわち、上記印刷装置は、1つの駆動制御部と1つのデータ処理部とを1組とする回路セットを印刷ヘッド毎に設けた構成である。
ところで、印刷装置では、一般的に、インクが収容されるインクカートリッジ(収容容器)が交換された場合には、該インクカートリッジが不適切カートリッジであるか否かが検査される。不適切カートリッジとは、空インクのインクカートリッジなどの使用不能なカートリッジを指すものではなく、印刷に使用できるものの印刷品質を保証する観点から適切ではないインクカートリッジを示している。例えば使用期限が過ぎたインクカートリッジが「不適切カートリッジ」に該当する。こうした検査時に実行される検査プログラム(処理データ)は、RAMなどで構成される所定のデータ領域に書き込まれている。
なお、印刷装置には、不揮発性のメモリーなどで構成される記憶手段が設けられており、該記憶手段には、上記検査プログラムを含め複数種類のプログラムが記憶されている。そして、印刷装置の電源がオンになった場合に、記憶手段に記憶される検査プログラムが、上記データ領域に書き込まれる。
ところで、検査プログラムが書き込まれるデータ領域には、通常、印刷時に必要な印刷データなどが書き込まれることはない。しかしながら、印刷装置を制御するためのプログラムに、バグが潜んでいる可能性がある。こうしたバグによって予期せぬ事態が発生した場合には、上記データ領域に検査プログラムではない他のデータが書き込まれ、検査プログラムが壊れるおそれがある。特に、データ領域がRAMの先頭アドレスから設定されている場合には、バグによって、データ領域に他のデータが書き込まれる可能性が高い。
インクカートリッジが交換されない間では、インクカートリッジの検査が行われないため、印刷装置が正常に動作する。しかし、インクカートリッジが交換され、上記検査を行う場合には、少なくとも一部が書き換えられた検査プログラムに基づいた処理が行われるため、印刷装置が誤作動を起こす可能性があった。
なお、こうした問題は、印刷装置を制御する情報処理装置に限らず、書き換え可能な記憶手段に書き込まれるデータに基づいた処理を行う情報処理装置であれば、印刷装置以外の他の装置を制御する情報処理装置でも発生し得る。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、書き換え可能なデータ領域に記憶される処理データの一部が書き換えられたことに基づく誤作動を抑制できる情報処理装置、印刷装置及びデータ管理方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、処理データを記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶される前記処理データが書き込まれるデータ領域を有する第2の記憶手段と、前記データ領域の処理データが書き換えられたか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記データ領域の処理データが書き換えられていないと判定された場合に、前記データ領域に記憶される処理データに基づいた第1の処理を行う第1の処理手段と、前記判定手段によって前記データ領域の処理データが書き換えられたと判定された場合に、前記第1の処理とは異なる第2の処理を行う第2の処理手段と、を備える。
上記構成によれば、データ領域に書き込まれた処理データが書き換えられた場合には、データ領域に書き込まれているデータに基づいた第1の処理を行わずに、第2の処理が行われる。そのため、書き換え可能なデータ領域に記憶される処理データの一部が書き換えられたことに基づく誤作動を抑制できる。
本発明の情報処理装置は、出力手段による出力態様を制御する制御手段をさらに備え、前記第2の処理手段は、前記判定手段によって前記データ領域の処理データが書き換えられたと判定された場合において、前記制御手段による前記出力手段の制御の終了後に、前記第1の記憶手段に記憶される処理データを前記データ領域に書き込む前記第2の処理を行う。
制御手段による出力手段の制御中に、データ領域に書き込まれた処理データが書き換えられる可能性がある。そのため、制御手段による出力手段の制御中に、第1の記憶手段に記憶される処理データをデータ領域に再度書き込ませたとしても、データ領域に書き込まれた処理データが再度書き換えられる可能性がある。そこで、本発明では、制御手段による出力手段の制御終了後に、第1の記憶手段に記憶される処理データがデータ領域に再度書き込まれる。この状態でデータ領域の処理データに基づいた第1の処理を行うことにより、情報処理装置を正常に動作させることができる。
本発明の情報処理装置において、前記出力手段は、流体を収容する収容容器から供給された流体を一時的に貯留する貯留部と、前記収容容器から前記貯留部に流体を供給する際に駆動する供給装置と、前記貯留部から供給された流体を用いて印刷媒体に印刷を施す印刷ヘッドと、を有しており、前記制御手段は、前記判定手段によって前記データ領域の処理データが書き換えられたと判定された場合に、前記供給装置の駆動を禁止し、この状態で前記貯留部内に貯留される流体の残量が多いと判定した場合には印刷媒体への印刷を行う一方、前記貯留部内に貯留される流体の残量が少ないと判定した場合には印刷媒体への印刷を中止する。
上記構成によれば、データ領域の処理データが書き換えられた場合には、供給装置の駆動が停止され、収容容器から貯留部に流体が供給されなくなる。すると、貯留部に貯留される流体を用いて印刷媒体に印刷を行うことになる。しかし、印刷に必要な流体量によっては、貯留部に貯留される流体だけでは印刷を完了させることができないおそれがある。この場合、印刷媒体への印刷が中止される。そのため、印刷媒体への印刷が中途半端な状態で中断される可能性を抑制できる。
本発明の情報処理装置は、前記出力手段を駆動させるために必要な駆動データを他の情報処理装置から受信する通信手段をさらに備え、前記第1の処理手段は、前記判定手段によって前記データ領域の処理データが書き換えられたと判定された場合には、前記第2の処理手段による前記第2の処理の終了後に前記第1の処理を行い、前記通信手段は、前記第2の処理手段による前記第2の処理の開始前から前記出力手段を次回駆動させるために必要な駆動データの受信を開始していた場合には、前記第1の処理手段による前記第1の処理の終了後に、前記他の情報処理装置からの駆動データの再送信を要求する。
上記構成によれば、データ領域の処理データが書き換えられた場合には、第1の記憶手段に記憶される処理データがデータ領域に再度書き込まれ(第2の処理)、該処理データに基づいた第1の処理が行われる。このとき、他の情報処理装置からの駆動データの受信を第2の処理の開始前から行っていた場合には、処理データをデータ領域に再度書き込ませたことによって、受信した駆動データの少なくとも一部が書き換えられた可能性がある。そのため、データ領域に再度書き込まれた処理データに基づいた第1の処理の実行後には、他の情報処理装置に対して駆動データの再送信が要求される。そして、再送信された駆動データに基づいて出力手段の駆動が制御される。そのため、出力手段の誤作動を抑制できる。
本発明の情報処理装置において、前記第2の処理手段は、前記判定手段によって前記データ領域の処理データが書き換えられたと判定された場合に、前記第1の記憶手段に記憶される処理データを前記データ領域に書き込む前記第2の処理を行う。
上記構成によれば、データ領域内が書き換えられた場合には、第1の記憶手段に記憶される処理データがデータ領域に再度書き込まれ、該処理データに基づいた第1の処理が実行される。そのため、第1の処理を正常に実行させることができる。
本発明の情報処理装置において、前記第2の処理手段は、該第1の処理手段による前記第1の処理よりも優先順位の高い第3の処理が存在する場合には、該第3の処理の実行中に、前記第2の処理を行わない。
一般的に、複数の処理が同時に実行される場合、各処理には優先順位が設定される。そこで、本発明では、データ領域の処理データが書き換えられた場合において第1の処理よりも優先順位の高い第3の処理がある場合には、該第3の処理が終了するまで第2の処理が行われない。そのため、第3の処理を正確に実行させることができる。
本発明の情報処理装置において、前記第2の処理手段は、前記第3の処理の終了後に前記第2の処理を行い、その後、前記第1の処理手段は、前記第1の処理を行った後、異常が発生した旨を報知する報知処理を行う。
上記構成によれば、データ領域に処理データが再度書き込まれ(第2の処理)、該処理データに基づいた第1の処理が行われた後では、情報処理装置が正常に動作しないおそれがある。そのため、情報処理装置内で異常が発生した旨の報知処理が行われる。すなわち、報処理装置内で異常が発生したことを、ユーザーに認識させることができる。
本発明の情報処理装置は、流体を用いて印刷媒体に印刷を行う出力手段を制御する情報処理装置であって、前記第3の処理は、前記出力手段による流体の消費量を取得する。
上記構成によれば、印刷で消費された流体の消費量を正確に取得させることができる。
上記構成によれば、印刷で消費された流体の消費量を正確に取得させることができる。
本発明の情報処理装置において、前記処理データは、プログラムである。
上記構成によれば、第1の処理手段の誤作動を抑制できる。
本発明の印刷装置は、着脱可能な状態で装着された収容容器から供給された流体を貯留する貯留部、及び該貯留部から供給された流体を用いて印刷媒体に印刷を施す印刷ヘッドを有する出力手段と、上記情報処理装置と、を備える。
上記構成によれば、第1の処理手段の誤作動を抑制できる。
本発明の印刷装置は、着脱可能な状態で装着された収容容器から供給された流体を貯留する貯留部、及び該貯留部から供給された流体を用いて印刷媒体に印刷を施す印刷ヘッドを有する出力手段と、上記情報処理装置と、を備える。
上記構成によれば、データ領域内に処理データ以外のデータが書き込まれたとしても、印刷装置の誤作動を抑制できる。
本発明の情報処理方法は、処理データを記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶される前記処理データが書き込まれるデータ領域を有する第2の記憶手段とを備えた情報処理装置におけるデータ管理方法であって、前記データ領域の処理データが書き換えられたか否かを判定させる判定ステップと、前記判定ステップで前記データ領域の処理データが書き換えられていないと判定した場合に、前記第2の記憶手段の前記データ領域の処理データに基づいた第1の処理を行わせる第1のステップと、前記判定ステップで前記データ領域の処理データが書き換えられたと判定した場合には、前記第1の処理とは異なる第2の処理を行わせる第2のステップと、を有する。
本発明の情報処理方法は、処理データを記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶される前記処理データが書き込まれるデータ領域を有する第2の記憶手段とを備えた情報処理装置におけるデータ管理方法であって、前記データ領域の処理データが書き換えられたか否かを判定させる判定ステップと、前記判定ステップで前記データ領域の処理データが書き換えられていないと判定した場合に、前記第2の記憶手段の前記データ領域の処理データに基づいた第1の処理を行わせる第1のステップと、前記判定ステップで前記データ領域の処理データが書き換えられたと判定した場合には、前記第1の処理とは異なる第2の処理を行わせる第2のステップと、を有する。
上記構成によれば、上記情報処理装置と同等の作用・効果を得ることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明をラテラル方式のインクジェット式プリンターに具体化した第1の実施形態を図1〜図8に従って説明する。
以下、本発明をラテラル方式のインクジェット式プリンターに具体化した第1の実施形態を図1〜図8に従って説明する。
図1は、ラテラル方式のインクジェット式プリンターを備えた印刷システムの模式図である。図1に示すように、印刷システム100は、画像データを生成する画像生成装置110と、画像生成装置110から受信した画像データを基に印刷データを生成するホスト装置120と、ホスト装置120から受信した印刷データに基づく画像を印刷する印刷装置の一例としてのラテラル方式のインクジェット式プリンター(以下、単に「プリンター」ともいう。)11とを備えている。
画像生成装置110は、例えばパーソナルコンピューターにより構成され、その本体111内のCPUが画像作成用ソフトウェアを実行することで構築される画像生成部112を備えている。ユーザーは、画像生成部112を起動させて入力装置113を操作することにより、モニター114上で画像を作成し、画像の印刷を指示する。すると、その画像に係る画像データは、所定の通信インターフェイスを介してホスト装置120へ送信される。
ホスト装置120は、例えばパーソナルコンピューターにより構成され、その本体121内のCPUがプリンタードライバー用ソフトウェアを実行することで構築されるプリンタードライバー122と、ユーザーによって操作される操作部124とを備えている。プリンタードライバー122は、画像生成装置110から受信した画像データを基に印刷データを生成し、プリンター11に設けられた情報処理システムの一例としての制御装置Cへ送信する。制御装置Cは、プリンタードライバー122から受信した印刷データに基づいてプリンター11を制御し、プリンター11に印刷データに基づく画像を印刷させる。なお、モニター123には、プリンター11に制御用設定値を入力設定するためのメニュー画面、プリンター11で発生したエラーを報知するエラー画面及び印刷対象の画像などが表示される。
次に、図1に示すプリンター11の構成について説明する。なお、以下における明細書中の説明において、「左右方向」、「上下方向」をいう場合は、図1等の図面に矢印で示した方向を基準として示すものとする。また、図1において手前側を前側、奥側を後側とする。
図1に示すように、プリンター11は、直方体状の本体ケース12を備えている。本体ケース12内には、印刷媒体の一例としての長尺状のシート13を繰り出す繰出し部14と、そのシート13にインク(流体)の噴射により印刷を施す印刷室15と、その印刷によりインクが付着したシート13に乾燥処理を施す乾燥装置16と、乾燥処理が施されたシート13を巻き取る巻取り部17とが設けられている。
すなわち、本体ケース12内におけるやや上寄りの位置には、本体ケース12内を上下に区画する平板状の基台18が設けられており、この基台18よりも上側の領域が矩形板状の支持部材19を基台18上に支持してなる印刷室15となっている。そして、基台18よりも下側の領域において、シート13の搬送方向で上流側となる左側寄りの位置に、繰出し部14が配設されると共に、下流側となる右側寄りの位置に、乾燥装置16及び巻取り部17が配設されている。
繰出し部14には、前後方向に延びる巻き軸20が回転自在に設けられ、その巻き軸20に対してシート13が予めロール状に巻かれた状態で一体回転可能に支持されている。すなわち、シート13は、巻き軸20が回転することにより、繰出し部14から繰り出される。また、繰出し部14から繰り出されたシート13は、巻き軸20の右側に位置する第1ローラー21に巻き掛けられて上方へ案内される。
一方、支持部材19の左側であって下側の第1ローラー21と上下方向で対応する位置には、第2ローラー22が下側の第1ローラー21と平行な状態で設けられている。そして、第1ローラー21によって搬送方向が鉛直上方向に変換されたシート13は、第2ローラー22に左側下方から巻き掛けられることにより、その搬送方向が水平右方向に変換されて支持部材19の上面に摺接する。
また、支持部材19の右側には、左側の第2ローラー22と支持部材19を挟んで対向する第3ローラー23が第2ローラー22と平行な状態で設けられている。なお、第2ローラー22及び第3ローラー23は、各々の周面の頂部が支持部材19の上面と同一高さとなるように位置調整されている。
印刷室15内で左側の第2ローラー22により搬送方向が水平右方向に変換されたシート13は、支持部材19の上面に摺接しつつ下流側となる右側に搬送された後、第3ローラー23に右側上方から巻き掛けられることにより搬送方向が鉛直下方向に変換されて基台18よりも下側の乾燥装置16に向けて搬送される。そして、乾燥装置16内を通過することにより乾燥処理が施されたシート13は、更に鉛直下方向に搬送された後、第4ローラー24に巻き掛けられて搬送方向を水平右方向に変換され、第4ローラー24の右側に配設された巻取り部17の巻取り軸25が搬送モーター61(図3参照)の駆動力に基づいて回転することによりロール状に巻き取られる。
印刷室15内における支持部材19の前後両側には、左右方向に延びるガイドレール26(図1では2点鎖線で示す。)が対をなすように設けられている。ガイドレール26の上面は支持部材19の上面よりも高くなっており、両ガイドレール26の上面には、矩形状のキャリッジ27が第1及び第2キャリッジモーター62,63(図3参照)の駆動に基づき両ガイドレール26に沿って主走査方向X(図1では左右方向)への往復移動が可能な状態で支持されている。そして、このキャリッジ27の下面側には支持板28を介して複数の記録ヘッド(印刷ヘッド)29が支持されている。なお、本実施形態では、第1キャリッジモーター62を「第1CRモーター62」というと共に、第2キャリッジモーター63を「第2CRモーター63」というものとする。
支持部材19の左端から右端までの一定範囲が印刷領域とされており、この印刷領域単位でシート13は間欠的に搬送される。そして、支持部材19上に停止したシート13に対してキャリッジ27の往復移動に伴い記録ヘッド29からインクが噴射されることでシート13に印刷が施される。
なお、印刷時には、支持部材19の下側に設けられた吸引装置30が駆動され、支持部材19の上面に開口する多数の吸引孔に及ぶ負圧による吸引力により、シート13が支持部材19の上面に吸着される。そして、シート13への1回分の印刷が終わると、吸引装置30の負圧が解除され、シート13の搬送が行われる。
また、印刷室15内において、第3ローラー23よりも右側となる非印刷領域には、非印刷時に記録ヘッド29のメンテナンスを行うためのメンテナンス装置32が設けられている。メンテナンス装置32は、記録ヘッド29毎にキャップ33と昇降装置34とを備えている。各キャップ33は、昇降装置34の駆動により、記録ヘッド29のノズル形成面35(図2参照)に当接するキャッピング位置と、ノズル形成面35から離間する退避位置との間を移動する。
また、本体ケース12内には、異なる色のインクをそれぞれ収容した複数(例えば8個)のインクカートリッジ(収容容器)IC1,IC2,IC3,IC4,IC5,IC6,IC7,IC8が着脱可能に装着されている。これら各インクカートリッジIC1〜IC8は、インク供給路70A(図2参照)などを通じて記録ヘッド29に接続され、各記録ヘッド29は、各インクカートリッジIC1〜IC8から供給されたインクを噴射する。すなわち、本実施形態のプリンター11では、8色のインクを用いたカラー印刷が可能となっている。なお、図1及び図2に示すように、本体ケース12においてインクカートリッジIC1〜IC8の配置位置と対応する箇所には、開閉式のカバー38が設けられている。そして、インクカートリッジIC1〜IC8の交換作業は、カバー38を開けた状態で行われる。
8個のインクカートリッジIC1〜IC8は、例えば黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)等の各インクを収容する。なお、保湿液を収容する保湿液カートリッジが装填される構成も採用できる。もちろん、インクの種類(色数)は適宜設定でき、黒インクだけでモノクロ印刷する構成や、インクを2色としたり、8色以外で3色以上の任意の色数としたりした構成も採用できる。
各インクカートリッジIC1〜IC8は、図示しないカートリッジホルダーを介して制御装置Cと電気的にそれぞれ接続されている。そして、各インクカートリッジIC1〜IC8に実装された不揮発性の記憶素子47(図3参照)には、対応する色のインク残量情報が書き込まれる。
図2は、キャリッジの底面に設けられた複数の記録ヘッドと、各記録ヘッドへインクを供給するインク供給装置とを示す模式図である。図2に示すように、キャリッジ27の下面側に支持された支持板28には、複数個(本実施形態では15個)の記録ヘッド29がシート13の搬送方向(図2において白抜き矢印で示す方向)と直交する幅方向(前後方向)に亘って千鳥状の配置パターンで支持されている。そして、各記録ヘッド29の下面となるノズル形成面35には、多数のノズル36が前後方向(副走査方向Y)に沿って1列に配置されてなるノズル列37が主走査方向Xに所定間隔をおいて複数列(本実施形態では8列)形成されている。
本実施形態のプリンター11には、各インクカートリッジIC1〜IC8に個別対応する複数(本実施形態では8個)のサブタンク(貯留部)67と、図示しないカートリッジホルダーに装着されたインクカートリッジIC1〜IC8からインクをサブタンク67に供給するためのインク供給装置39とが設けられている。このインク供給装置39は、ポンプモーター65、加圧ポンプ66及び図示しないカートリッジホルダーを備えている。
カートリッジホルダーに装着されたインクカートリッジIC1〜IC8は、インク供給路70A(例えばチューブ)を通じてサブタンク67に接続されている。また、サブタンク67は、インクカートリッジIC1〜IC8から供給されたインクを一時的に貯留するタンクであって、インク供給路70B(例えばチューブ)を通じて各記録ヘッド29に接続されている。但し、図2では、複数(例えば8個)のサブタンク67は1つの記録ヘッド29との接続関係のみ示している。実際には、8個のサブタンク67からは記録ヘッド29と同数本のインク供給路70B(例えばチューブ)が延びており、各インク供給路70Bそれぞれ対応する記録ヘッド29に接続されている。インクカートリッジIC1〜IC8からの各色のインクは、サブタンク67及びインク供給路70Bを通じて各記録ヘッド29に供給される。
また、カートリッジホルダーに装着されたインクカートリッジIC1〜IC8は、加圧ポンプ66の吐出口と空気供給路71を通じて接続される。制御装置Cがポンプモーター65を駆動して加圧ポンプ66がポンプ駆動されることにより、加圧ポンプ66から吐出された加圧空気が空気供給路71を通じてインクカートリッジIC1〜IC8内に供給される。したがって、本実施形態では、インク供給装置39、サブタンク67及び記録ヘッド29により、印刷媒体に印刷を行う出力手段が構成される。
また、本体ケース12において図2に実線で示す閉状態にあるカバー38の回動端と対応する位置には、カバー38を閉状態にロックするための電磁ロック68が設けられている。例えば本体ケース12におけるカバー38の近傍位置には、ユーザーがカバー38のロック/ロック解除の操作をするための操作スイッチ72(図3参照)が設けられている。制御装置Cは、操作スイッチ72からカバー38をロックさせる操作がなされた際のロック信号を入力すると、電磁ロック68を励磁駆動させることによりカバー38を閉状態にロックさせる。また、制御装置Cは、操作スイッチ72からカバー38のロックを解除させる操作がなされた際のロック解除信号を入力すると、電磁ロック68を消磁させることによりカバー38をロック解除させる。カートリッジ交換を行う際は、図2に示すように、カバー38を二点鎖線で示す開状態(但し最大開度は図2の状態より大きい)で、インクカートリッジIC1〜IC8のうち少なくとも1個の交換を行って再びカバー38を図2に実線で示す閉状態とした後、操作スイッチ72を操作することでカバー38を閉状態にロックさせる。なお、カバーロックを指示する方式は、操作スイッチ72による操作方式に限定されず、カバー38が閉状態にあることを検知するセンサーから制御装置Cが閉検知信号を入力したときに電磁ロック68を励磁駆動させる構成も採用できる。
図3は、印刷システム100の電気構成を示すブロック図である。図3に示すホスト装置(他の情報処理装置)120内のプリンタードライバー122は、モニター123に表示させるべきメニュー画面などの各種画面の表示制御を行うと共に、各画面の表示状態において操作部124から入力した操作信号に応じた所定処理を行うホスト制御部125を備えている。このホスト制御部125は、プリンタードライバー122を統括的に制御する。また、プリンタードライバー122は、上位の画像生成装置110から受信した画像データに対して印刷データの生成に必要な画像処理を施す、解像度変換部126、色変換部127及びハーフトーン処理部128を備えている。解像度変換部126は、画像データを表示解像度から印刷解像度へ変換する解像度変換処理を行う。色変換部127は、表示用の表色系(例えばRGB表色系やYCbCr表色系)から印刷用の表色系(例えばCMYK表色系)に色変換する色変換処理を行う。さらにハーフトーン処理部128は、表示用の高階調(例えば256階調)の画素データを印刷用の低階調(例えば2階調又は4階調)の画素データに階調変換するハーフトーン処理などを行う。そして、プリンタードライバー122は、これらの画像処理によって生成された印刷画像データに、印刷制御コード(例えばESC/P)で記述されたコマンドを付して駆動データの一例としての印刷ジョブデータ(以下、単に「印刷データ」ともいう。)を生成する。
ホスト装置120は、データの転送制御を行う転送制御部129を備えている。この転送制御部129は、プリンタードライバー122で生成された印刷データを所定容量のパケットデータずつ制御装置Cへ順次シリアル転送する。
プリンター11側の制御装置Cは、ホスト装置120から印刷データを受信して記録系の制御をはじめとする各種制御を行う一対のコントローラー(情報処理装置)41,42を備えている。一対のコントローラー41,42は、複数個(本例では15個)の記録ヘッド29を所定個数(本例では7個と8個)の2つに分けて分担して制御する。すなわち、マスター側コントローラー41が7個の記録ヘッド29Bの制御を受け持ち、スレーブ側コントローラー42が8個の記録ヘッド29Aの制御を受け持つ。
なお、図2に示すキャリッジ27に設けられた15個の記録ヘッド29は、副走査方向Yに沿って2列で配列された記録ヘッド29A,29Bが副走査方向Yに半ピッチ分ずつずれた千鳥配置をとっている。そして、図3に示す各コントローラー41,42は、2列のうち1列分ずつの記録ヘッド29A,29Bをそれぞれ分担する。
さらに、制御装置Cは、マスター側コントローラー41の出力側(制御下流側)に通信線SL1を通じて接続されたメカコントローラー43を備えている。メカコントローラー43は、主に搬送系及びキャリッジ駆動系を含むメカニカル機構部44の制御を司る。マスター側コントローラー41は、自身が受け持つ7個の記録ヘッド29Bの印刷準備ができ(つまりインク滴噴射制御に使用する印刷画像データが揃っており)、且つスレーブ側コントローラー42が受け持つ8個の記録ヘッド29Aも印刷準備ができた段階でキャリッジ起動コマンドをメカコントローラー43へ送信する。これにより、コントローラー41,42のうち一方の印刷準備完了前にキャリッジ27が起動されてしまうことに起因し、記録ヘッド29が噴射位置に到達したにも拘わらずインク滴が噴射されない噴射ミスが防止される。
また、マスター側コントローラー41は、自身が受け持つ7個の記録ヘッド29Bの印刷を完了し、且つスレーブ側コントローラー42が受け持つ8個の記録ヘッド29Aも印刷を完了した段階で、シート13の搬送を指令する搬送コマンドをメカコントローラー43へ送信する。これにより、コントローラー41,42のうち一方が印刷完了前の段階でシート13が搬送開始(又は支持部材19上のシートの吸着解除)されてしまうことに起因し、記録ヘッド29から噴射されたインク滴のシート13に対する着弾位置のずれ(印刷位置ずれ)が防止される。このようにマスター側コントローラー41は、スレーブ側コントローラー42と進捗の同期をとってコマンドを送信する機能を備えている。そして、両コントローラー41,42は、制御上の同期をとるために、他方のコントローラーへコマンドを出力するスレーブ側と、スレーブ側から受け付けたコマンドと自身のコマンドとが揃い且つコマンド内容が一致することを確認した時点でメカコントローラー43へコマンドを出力するマスター側とに分かれる。本実施形態では、制御上の同期をとるための仕組みの部分でマスター側とスレーブ側とで異なる部分があっても、マスター側コントローラー41とスレーブ側コントローラー42とを同じプログラムの構成で実現している。この特徴部分については後述する。
図3に示すホスト装置120内のプリンタードライバー122は、2つのコントローラー41,42のそれぞれが受け持つ記録ヘッド29の配置位置に応じて印刷画像データを2つに分割し、分割した各印刷画像データに同一のコマンドを付して2つの印刷データを生成する。
図3に示すように、ホスト装置120は、2つのシリアル通信ポートU1,U2を備えている。また、2つのコントローラー41,42もそれぞれシリアル通信ポートU3,U4を備えている。そして、転送制御部129は、シリアル通信ポートU1,U3間の通信を介してマスター側コントローラー41へ対応する印刷データをシリアル転送すると共に、シリアル通信ポートU2,U4間の通信を介してスレーブ側コントローラー42へ対応する印刷データをシリアル転送する。本実施形態では、シリアル通信ポートU1〜U4として、例えばUSB(Universal Serial Bus)ポートが用いられる。ホスト装置120は、2つのシリアル通信ポートU1,U2を構成する2つのUSBホストによって2系統でシリアル転送を行って、各コントローラー41,42へ比較的高速に印刷データを転送する。
但し、2系統であるものの比較的遅いシリアル転送であるため、本実施形態のラテラル式のプリンター11では、1回分(1頁分)の印刷データを全て受信し終わってから印刷が開始される。これは、例えば1パス分の印刷データ受信完了段階で印刷を開始すると、途中で次パスの印刷データの受信完了を待つ待機時間ができ、このときノズル36内におけるインクの増粘によるノズル36の目詰まりを回避すべく、キャリッジ27を非印刷領域内のホーム位置(待機位置)へ一時退避させて、記録ヘッド29をキャップ33でキャッピングする必要が生じるからである。このように1回の印刷途中でキャリッジ27をホーム位置に退避させていると、却って印刷所要時間が長くなってしまうので、1回分(1頁分)の印刷データを全て受信してから、印刷を開始するようにしている。
2つのコントローラー41,42には、複数個(N個(本例では4個))ずつのヘッド制御ユニット(以下、「HCU」ともいう。)45が接続され、各HCU45にはそれ一個につき記録ヘッド29が複数個(M個(本例では2個))ずつ接続されている。
また、2つのコントローラー41,42に接続された各通信回路46には、8個のインクカートリッジIC1〜IC8に実装された8個の記憶素子47のうち半分の4個ずつがそれぞれ接続されている。マスター側コントローラー41は、4個のインクカートリッジIC1〜IC4に実装された記憶素子47と通信可能であり、スレーブ側コントローラー42は、4個のインクカートリッジIC5〜IC8に実装された記憶素子47と通信可能である。記憶素子47には、対応するインクカートリッジICのインク残量情報、インク色、使用期限、メンテナンス情報、品番などの各種のインク関連情報が記憶される。
マスター側コントローラー41は、4個のインクカートリッジIC1〜IC4のインク残量を管理し、一方のスレーブ側コントローラー42は、残り4個のインクカートリッジIC5〜IC8のインク残量を管理する。マスター側コントローラー41は、通信回路46を介してインクカートリッジIC1〜IC4の各記憶素子47と通信してそのメモリーに記憶されたインク情報及びインク残量情報の読み出し及びインク残量情報の書込みが可能となっている。同様に、スレーブ側コントローラー42は、通信回路46を介して各インクカートリッジIC5〜IC8に実装された記憶素子47と通信してそのメモリーに記憶されたインク情報及びインク残量情報の読み出し及びインク残量情報の書込みが可能となっている。
各コントローラー41,42は、プリンター11の起動時に記憶素子47のメモリーからインク残量を読み出し、管理対象のインクカートリッジで消費されたインク消費量を所定の時期に算出し、各インクカートリッジの現在のインク残量を逐次算出する。そして、各コントローラー41,42は、例えばプリンター11の電源遮断時にその管理している現在のインク残量情報を記憶素子47に書き込む処理を行う。例えばホスト装置120は、プリンター11の各コントローラー41,42と通信してインク残量情報を取得し、そのモニター123(図1参照)に各インクカートリッジIC1〜IC8のインク残量を表示する。
2つのコントローラー41,42は、プリンター11に複数個設けられた記録ヘッド29及びインクカートリッジIC1〜IC8を分担して制御又は管理することにより、負担の軽減を図っている。
図3に示すように、マスター側コントローラー41には、リニアエンコーダー50が接続されている。このリニアエンコーダー50はキャリッジ27の移動経路に沿って設けられ、マスター側コントローラー41には、このリニアエンコーダー50からキャリッジ27の移動距離に比例する数のパルスをもつ検出信号(エンコーダーパルス信号)が入力される。マスター側コントローラー41に入力されたエンコーダーパルス信号は、両コントローラー41,42間に接続された信号線SL2を通じてスレーブ側コントローラー42へ伝達される。さらに、マスター側コントローラー41とスレーブ側コントローラー42は、通信線SL3を通じて互いに接続されている。
各コントローラー41,42は、CPU53(中央処理装置)、ASIC54(Application Specific IC(特定用途向け集積回路))、RAM55、及び不揮発性メモリー56をそれぞれ備えている。CPU53は、不揮発性メモリー56に記憶されたプログラムを実行することにより、印刷制御に必要な各種タスク(各種処理)を実行する。また、ASIC54は、印刷データの処理など記録系のデータ処理などを行う。ASIC54は、印刷画像データに基づき記録ヘッド29のインク滴噴射回数に相当するドット数を色別に計数し、記録ヘッド29毎の各色のドット数を合計して色別のインク消費量も算出する。このとき、マスター側のASIC54は、7個の記録ヘッド29Bのインク消費量を色別に算出し、一方のスレーブ側のASIC54は、8個の記録ヘッド29Aのインク消費量を色別に算出する。
そして、マスター側コントローラー41は、7個の記録ヘッド29Bが消費した8色分のインク消費量のうち、スレーブ側に接続された記憶素子47に保存すべき4色分のインク消費量をスレーブ側コントローラー42へ送る。一方、スレーブ側コントローラー42は、8個の記録ヘッド29Aが消費した8色分のインク消費量のうち、マスター側に接続された記憶素子47に保存すべき4色分のインク消費量をマスター側コントローラー41へ送る。そして、各コントローラー41,42は、自身のASIC54が算出した未送信の4色分のインク消費量と、相手側のコントローラーから受信した同色の4色分のインク消費量を色別に加算して、自身が受け持つ4個のインクカートリッジICのインク消費量をそれぞれ求める。そして、記憶素子47に記憶されたそれまでのインク残量から今回求めたインク消費量を減算し、その時々のインク残量を色毎に取得する。
例えばホスト装置120のプリンタードライバー122からインク残量情報の要求を受け付けると、各コントローラー41,42は、互いに自身が管理する4色分のインク残量を相手側に送信する。そして、各コントローラー41,42は、相手側から受信した4色分のインク残量と、自身管理の4色分のインク残量との合計8色分のインク残量情報をホスト装置120のプリンタードライバー122へ送信する。プリンタードライバー122は、各コントローラー41,42のそれぞれから8色分のインク残量情報を受信し、そのうち一方(例えばマスター側)から受信した8色分のインク残量情報に基づいて、モニター123に8色分のインク残量を示すインジケーターを含む印刷条件設定画面を表示する。
一方、メカコントローラー43には、モーター駆動回路60を介してメカニカル機構部44を構成する搬送モーター61、第1CRモーター62及び第2CRモーター63がそれぞれ接続されている。また、メカコントローラー43には、メンテナンス装置32及び電磁ロック68がそれぞれ接続されている。さらに、メカコントローラー43には、モーター駆動回路76を介してインク供給装置39を構成するポンプモーター65が接続されており、ポンプモーター65が駆動されることにより加圧ポンプ66が駆動される。
また、メカコントローラー43には、入力系として、前述の操作スイッチ72及びエンコーダー73がそれぞれ接続されている。メカコントローラー43は、操作スイッチ72からロック操作信号を入力すると電磁ロック68を励磁し、操作スイッチ72から解除操作信号を入力すると電磁ロック68を消磁する。なお、メカコントローラー43は、電磁ロック68を励磁させてカバー38をロックすると、カバー38が閉じていることを示す正常情報をマスター側コントローラー41に出力する。
こうしたメカコントローラー43は、マスター側コントローラー41から通信線SL1を通じて受信した各種コマンドに従って、各モーター61〜63,65、メンテナンス装置32及び電磁ロック68を駆動制御する。
制御装置Cは、印刷時に、搬送モーター61を駆動してシート13の次の被印刷領域を支持部材19上に配置すべくシート13を搬送する搬送動作と、シート搬送後に次の被印刷領域を支持部材19に吸着させる吸着動作と、記録ヘッド29によるシート13への印刷動作と、1回分(1頁分)の印刷終了後にシート13の吸着を解除する吸着解除動作とを行う。このとき、印刷動作は、キャリッジ27の主走査方向Xへの移動中に記録ヘッド29からインク滴を噴射することにより行われる。この印刷動作は、各CRモーター62,63の駆動によるキャリッジ27の主走査方向への移動(1パス動作)と、1パス終了毎に行われるキャリッジ27の副走査方向Yへの移動とを、所定回数繰り返すことにより行われる。
図4は、マスター側コントローラー41とスレーブ側コントローラー42の機能構成を説明するブロック図である。図4に示すように、両コントローラー41,42は、互いに対称な構成を有している。なお、対称な構成(ほぼ同じ機能構成)であるので、以下、マスター側コントローラー41の構成を説明し、これと対比してスレーブ側コントローラー42の一部異なる構成を説明する。
マスター側コントローラー41は、通信手段の一例としてのシリアル通信ポートU3、画像処理部81、主制御部82、制御手段の一例としてのメカ制御部83、メカI/F部84、仮想メカコントローラー85を備えている。さらに、マスター側コントローラー41は、エラー管理部86、通信I/F部87、画像バッファー88、ヘッド制御部89及びインク管理部90を備えている。一方、スレーブ側コントローラー42は、仮想メカコントローラー85に替えて、仮想駆動制御手段の一例としてのダミーメカコントローラー95を備える点が異なるだけで、その他の構成はマスター側コントローラー41と同様である。なお、主制御部82は、各部83〜90を統括的に制御する機能を有する。
また、スレーブ側コントローラー42のメカI/F部84は、マスター側コントローラー41の仮想メカコントローラー85と通信線SL3を通じて接続されている。すなわち、マスター側コントローラー41のメカI/F部84が実際のメカコントローラー43に接続されているのに対して、スレーブ側コントローラー42のメカI/F部84はマスター側コントローラー41内に設けられた仮想メカコントローラー85に接続されている。つまり、スレーブ側のメカI/F部84は、メカコントローラー43へコマンドを出力したつもりで実際は仮想メカコントローラー85へコマンドを送信している。
図4に示すマスター側コントローラー41においてシリアル通信ポートU3は、ホスト装置120のプリンタードライバー122(図1、図3参照)から印刷データを入力する。マスター側の画像処理部81は、印刷データの解凍処理、コマンド解析、マイクロウィーブ処理及び縦横変換処理などの画像処理を行う。同様に、図4に示すスレーブ側コントローラー42においてシリアル通信ポート(通信手段)U4は、ホスト装置120のプリンタードライバー122(図1、図3参照)から印刷データを入力する。スレーブ側の画像処理部81は、印刷データの解凍処理、コマンド解析、マイクロウィーブ処理及び縦横変換処理などの画像処理を行う。
画像処理部81は、解凍後の印刷データを画像バッファー88に一時格納し、画像バッファー88から読み出した印刷データに対してコマンド解析を行う。印刷データは、印刷画像データと印刷言語記述コマンドとを含む。画像処理部81は、解凍後の印刷データ中の印刷言語記述コマンドを解析してコマンドを取得し、その取得したコマンドをメカ制御部83へ送る。また、画像処理部81は、印刷画像データに対してドットをノズルに割り付ける割付処理(マイクロウィーブ処理)及び縦横変換処理などの必要な画像処理を順次施し、記録ヘッド29の制御に使用するヘッド制御データを生成して画像バッファー88に格納する。
ヘッド制御部89は、画像バッファー88からヘッド制御データを読み出し、このヘッド制御データを記録ヘッド29毎に分割して各HCU45へ割り振りつつ転送する。さらに、HCU45は、記録ヘッド29へ対応するヘッド制御データを逐次送信する。記録ヘッド29内の不図示のヘッド駆動回路は、ヘッド制御データに基づきノズル36毎の噴射駆動素子を駆動制御し、ノズル36からインク滴を噴射させる。このとき、ヘッド制御部89は、リニアエンコーダー50から入力されるエンコーダーパルス信号を基に噴射タイミング信号を生成し、ヘッド駆動回路はこの噴射タイミング信号に基づき噴射駆動素子を駆動させる。
メカ制御部83は、画像処理部81から受け付けたコマンドをメカI/F部84へ送る。このとき、メカ制御部83は、例えばヘッド制御部89の処理の進捗を監視しており、次パスの印刷に使用するヘッド制御データが揃い印刷準備ができた段階でコマンドをメカI/F部84へ送る。
メカI/F部84は、メカ制御部83からコマンドを受け付けると、仮想メカコントローラー85に問合せをする。そして、メカI/F部84は、仮想メカコントローラー85から問合せの応答としてAck信号(肯定信号)を受信すると、コマンドをメカコントローラー43へ送信する。つまり、メカI/F部84は、仮想メカコントローラー85への問合せの応答としてAck信号を受信しなければ、Ack信号を受信するまで待機し、Ack信号を受信するとコマンドをメカコントローラー43へ送信する。但し、待機時間が予め設定時間に達してタイムアウトとなった場合は、その旨をメカ制御部83を経由して主制御部82へ送信する。
一方のスレーブ側コントローラー42においても画像処理部81、メカ制御部83、メカI/F部84は同様の処理を行う。但し、ダミーメカコントローラー95は、仮想メカコントローラー85と異なる機能をもつ。ダミーメカコントローラー95は、メカI/F部84から問合せを受け付けると、無条件で直ちにAck信号を返す。このため、スレーブ側コントローラー42におけるメカI/F部84は、メカ制御部83からコマンドを受け付けて問合せをすると、ダミーメカコントローラー95から直ぐにAck信号を受信するので、コマンドの受付けからほぼ待ち時間なくそのコマンドを出力できる。
これに対して、マスター側コントローラー41における仮想メカコントローラー85は、メカI/F部84から問合せを受け付けると、通信線SL3に接続された入力端子としての入力ポート(シリアル通信ポートU3とは異なる入力ポート)で通信線SL3を通じて送られてきたコマンドを受信していることを条件に、メカI/F部84にAck信号を返す。このため、マスター側コントローラー41におけるメカI/F部84は、マスター側とスレーブ側の両メカI/F部84が共にコマンドを受け付けるまで待ち、マスター側とスレーブ側の両方でコマンドが揃ってからメカコントローラー43へコマンドを出力する。このため、マスターとスレーブの両コントローラー41,42間で同期をとってコマンドをメカコントローラー43へ送信できる。
図4に示すように、仮想メカコントローラー85とダミーメカコントローラー95は同じ構成であり、共に仮想メカコン部96とダミーメカコン部97を備えている。仮想メカコン部96が起動されると仮想メカコントローラー85として機能し、ダミーメカコン部97が起動されるとダミーメカコントローラー95として機能する。仮想メカコン部96とダミーメカコン部97のうちどちらを起動するかは、主制御部82が、自身がマスターであるかスレーブであるかを判定して決める。主制御部82は、マスターであると判定した場合、仮想メカコン部96を有効としこれを起動するとともに、ダミーメカコン部97を無効としこれを起動させない。一方、主制御部82は、スレーブであると判定した場合、ダミーメカコン部97を有効としこれを起動するとともに、仮想メカコン部96を無効としこれを起動させない。
通信I/F部87は、マスターとスレーブにおける各ヘッド制御部89及び各インク管理部90が、処理の同期をとったり、互いの情報を交換し合ったりするための通信を行うために設けられたものである。
インク管理部90は、ASIC54内のインク消費量演算部(図示せず)から約半数の記録ヘッド29A(又は29B)が消費した8色分のインク消費量を取得する。そして、インク管理部90は、ホスト装置120のプリンタードライバー122からインク残量情報の要求を受け付けたとき、1回の印刷が終わったとき、電源が遮断されたときなどの所定時期に、相手側管理の4色分のインク消費量情報をメカ制御部83及び通信I/F部87を経由して相手側コントローラーのインク管理部90へ送信する。また、インク管理部90は、インク残量演算部98を備え、受信した4色分のインク消費量と、自身が受け持つ4色分のインク消費量とを色別に加算して、全ての記録ヘッド29で消費された4色分のインク消費量を算出する。さらに、インク残量演算部98は、この4色分のインク消費量を前回のインク残量から減算することで、現在のインク残量を算出する。現在のインク残量情報は、RAM55の所定記憶領域に一時記憶され、例えば電源遮断時などの所定時期に、インク管理部90がRAM55から読み出した現在のインク残量を不揮発性メモリー56に書き込むと共に記憶素子47のメモリーに書き込む。
また、プリンタードライバー122からインク残量情報の要求を受け付けた場合、インク管理部90は、RAM55に記憶した現在のインク残量を相手側コントローラーのインク管理部90に送信する。そして、インク管理部90は、自身が受け持つ4色と相手側が受け持つ4色とを合わせた合計8色分のインク残量情報をシリアル通信ポートU3,U4を介してプリンタードライバー122へ送信する。このとき、プリンタードライバー122は、マスターとスレーブの両コントローラー41,42からそれぞれ8色分のインク残量情報(同一情報)を受信するが、異なる通信経路で受信した2つのインク残量情報のうち一方のインク残量情報を用いてモニター123へのインク残量表示を行う。但し、2つのインク残量情報が異なる場合は、マスター側コントローラー41から受信したインク残量情報を採用する。
また、インク管理部90は、例えば、プリンター11が起動された最初の初期化動作時や、インクカートリッジICの交換直後には、インクカートリッジICの適切性を判断(チェック)するチェック処理(第1の処理)を行う。そして、インク管理部90は、不適切なインクカートリッジを検出した場合、その旨を示すエラーコードをメカ制御部83に出力する。ここで、不適切なインクカートリッジとは、空インクのインクカートリッジなどの使用不能なカートリッジを指すものではなく、印刷に使用できるものの印刷品質を保証する観点から適切ではないインクカートリッジを指す。例えば使用期限が過ぎたインクカートリッジなどが「不適切カートリッジ」に該当する。
メカ制御部83は、コマンドの実行順を制御するジョブ制御部93と、ジョブ制御部93で制御された順番でコマンドを出力することでシーケンス制御を行うシーケンス制御部94とを備えている。そして、メカ制御部83は、メカI/F部84、ヘッド制御部89及びインク管理部90からエラーコードが入力された場合、該エラーコードをエラー管理部86に転送する。
エラー管理部86は、入力されたエラーコードに基づきエラーコマンドを生成し、該エラーコマンドを主制御部82に出力する。エラーコマンドが入力された主制御部82は、該エラーコマンドを、シリアル通信ポートU3(又はU4)を介してホスト装置120側に転送する。
次に、本実施形態のRAM55及び不揮発性メモリー56のうち要部について、図5に基づき説明する。
図5に示すように、不揮発性メモリー56は、第1の記憶手段の一例としてのROM140を有しており、該ROM140には、インクカートリッジICの適切性を検査するための検査プログラム(処理データ)が予め記憶されている。RAM55は、複数(例えば2つ)のメモリーを有している。例えば、RAM55は、第1メモリー141と、第2の記憶手段の一例としての第2メモリー142とを有している。第1メモリー141は、一例として、SDRAM(Synchronous DRAM)であり、その先頭アドレスは、「50000000(16進数)」に設定されている。また、第2メモリー142は、一例として、DDR2(Double Data Rate 2)−SDRAMであり、その先頭アドレスは、「60000000(16進数)」に設定されている。
図5に示すように、不揮発性メモリー56は、第1の記憶手段の一例としてのROM140を有しており、該ROM140には、インクカートリッジICの適切性を検査するための検査プログラム(処理データ)が予め記憶されている。RAM55は、複数(例えば2つ)のメモリーを有している。例えば、RAM55は、第1メモリー141と、第2の記憶手段の一例としての第2メモリー142とを有している。第1メモリー141は、一例として、SDRAM(Synchronous DRAM)であり、その先頭アドレスは、「50000000(16進数)」に設定されている。また、第2メモリー142は、一例として、DDR2(Double Data Rate 2)−SDRAMであり、その先頭アドレスは、「60000000(16進数)」に設定されている。
第1メモリー141には、メカコントローラー43を介してメカニカル機構部44を駆動させるための各種プログラムが記憶される第1領域143と、プリンター11の動作中に各種情報が適宜書き込まれる第2領域144とが形成されている。第2領域144は、第1領域143の最終アドレスの次のアドレス以降に位置している。
第2メモリー142には、検査プログラムが書き込まれる第1領域(データ領域)145と、画像バッファー88とが形成されている。第1領域145は、第2メモリー142の先頭に配置されると共に、画像バッファー88は、第2メモリー142の最終アドレスを含む位置に位置している。第1領域145には、プリンター11の電源がオンになった場合にROM140に記憶される検査プログラムがCPU53によって書き込まれる。
画像バッファー88は、プレーンバッファー88aと、ヘッドイメージバッファー88bと、受信バッファー88cとを含んでいる。プレーンバッファー88aは、各種割付処理(マイクロウィーブ処理)及び縦横変換処理などの必要な画像処理が施される前のデータが格納される領域であるとともに、ヘッドイメージバッファー88bは、各種画像処理が施されたヘッド制御データが格納される領域である。さらに、受信バッファー88cは、ホスト制御部125側から受信した印刷データが格納される領域である。ちなみに、ホスト装置120側からの印刷データの受信時に受信バッファー88cがオーバーフローを起こした場合には、第2メモリー142の先頭アドレスを含んだ第1領域145に、印刷データの一部が格納される。その結果、第1領域145に元々書き込まれていたデータが書き換えられてしまう。
次に、インク管理部90の要部について図6に基づき説明する。
図6に示すように、インク管理部90は、インク残量演算部98に加え、判定部150、リード部151及び検査部152をさらに有している。
図6に示すように、インク管理部90は、インク残量演算部98に加え、判定部150、リード部151及び検査部152をさらに有している。
判定部150は、第2メモリー142の第1領域145に記憶される検査プログラムが正常であるか否かを判定する。第2メモリー142の第1領域145には、プリンター11の電源がオンになった場合に、ROM140の検査プログラムが書き込まれる。換言すると、第1領域145に記憶される検査プログラムは、ROM140に記憶される検査プログラム(「オリジナルプログラム」ともいう。)と同一であるはずである。そこで、一例として、判定部150は、第1領域145に記憶される検査プログラムの一部(例えば、先頭の一部分)と、ROM140に記憶される検査プログラムの一部(例えば、先頭の一部分)とが同一である場合には正常であると判定し、同一ではない場合には検査プログラムが正常ではないと判定する。そして、判定部150は、第1領域145に記憶される検査プログラムの少なくとも一部が書き換えられたと判定した場合には、その旨をリード部151に出力する。したがって、本実施形態では、判定部150が、判定手段として機能する。なお、このように検査プログラムの少なくとも一部が他のデータに書き換えられたことを、「検査プログラムに異常が発生した」ということとする。
リード部151は、判定部150から検査プログラムが異常である旨が入力された場合に、ROM140に記憶される検査プログラムを第2メモリー142の第1領域145に再度書き込ませる第2の処理を行う。この点で、本実施形態では、リード部151が、第2の処理手段として機能する。なお、リード部151は、プリンター11の電源がオンになった場合にも、ROM140に記憶される検査プログラムを、第2メモリー142の第1領域145に書き込ませる。
検査部152は、第1領域145に記憶される検査プログラムが正常である場合に、インクカートリッジICの適切性を判断(チェック)するチェック処理(第1の処理)を行う。この点で、本実施形態では、検査部152が、第1の処理手段として機能する。
次に、インク管理部90が実行するインク検査処理ルーチンについて、図7に示すフローチャートに基づき説明する。
さて、インク管理部90は、インク検査処理ルーチンを予め設定された所定周期毎に行う。初めのステップS100において、インク管理部90は、インクカートリッジICが交換されたか否かを判定する。マスター側で管理するインクカートリッジIC1〜IC4が交換された場合、マスター側コントローラー41は、インクカートリッジIC1〜IC4の少なくとも一つが交換された旨を、通信I/F部87を通じてスレーブ側コントローラー42に送信する。同様に、スレーブ側で管理するインクカートリッジIC5〜IC8が交換された場合、スレーブ側コントローラー42は、インクカートリッジIC5〜IC8の少なくとも一つが交換された旨を、通信I/F部87を通じてマスター側コントローラー41に送信する。そのため、マスター側のインク管理部90は、スレーブ側で管理するインクカートリッジIC5〜IC8の交換も検知できると共に、スレーブ側のインク管理部90は、マスター側で管理するインクカートリッジIC1〜IC4の交換も検知できる。そのため、ステップS100の判定結果は、マスター側でもスレーブ側でも同一の判定結果となる。そして、インク管理部90は、インクカートリッジICが交換されていない場合(ステップS100;NO)にはインク検査処理ルーチンを終了する一方、インクカートリッジICが交換された場合(ステップS100;YES)にはその処理を次のステップS110に移行する。
さて、インク管理部90は、インク検査処理ルーチンを予め設定された所定周期毎に行う。初めのステップS100において、インク管理部90は、インクカートリッジICが交換されたか否かを判定する。マスター側で管理するインクカートリッジIC1〜IC4が交換された場合、マスター側コントローラー41は、インクカートリッジIC1〜IC4の少なくとも一つが交換された旨を、通信I/F部87を通じてスレーブ側コントローラー42に送信する。同様に、スレーブ側で管理するインクカートリッジIC5〜IC8が交換された場合、スレーブ側コントローラー42は、インクカートリッジIC5〜IC8の少なくとも一つが交換された旨を、通信I/F部87を通じてマスター側コントローラー41に送信する。そのため、マスター側のインク管理部90は、スレーブ側で管理するインクカートリッジIC5〜IC8の交換も検知できると共に、スレーブ側のインク管理部90は、マスター側で管理するインクカートリッジIC1〜IC4の交換も検知できる。そのため、ステップS100の判定結果は、マスター側でもスレーブ側でも同一の判定結果となる。そして、インク管理部90は、インクカートリッジICが交換されていない場合(ステップS100;NO)にはインク検査処理ルーチンを終了する一方、インクカートリッジICが交換された場合(ステップS100;YES)にはその処理を次のステップS110に移行する。
ステップS110において、インク管理部90は、第2メモリー142の第1領域145に記憶される検査プログラムが正常であるか否かを判定する。そして、インク管理部90は、第1領域145に記憶される検査プログラムが正常である場合(ステップS110;YES)にはその処理を後述するステップS115に移行する一方、正常ではない場合(ステップS110;NO)にはその処理を後述するステップS120に移行する。したがって、本実施形態では、ステップS110が、判定ステップに相当する。
ここで、第1領域145に記憶される検査プログラムが異常となる場合の一例について説明する。第2メモリー142の第1領域145には、本来、検査プログラム以外の他のコードが書き込まれることはないはずである。しかし、コントローラー41,42は、設計者やユーザーの予期しない動作を行う可能性がある。一例として、ファームプログラム内などにバグが存在する場合、該バグに基づく誤作動が発生し得る。こうしたバグに基づく誤作動によって、例えば、本来は受信バッファー88cに格納させるべきデータが、第2メモリー142の第1領域145に書き込まれたり、他のデータ領域に書き込むべきデータが、第2メモリー142の第1領域145に書き込まれたりすることがある。これは、指定するアドレスの下位側が誤って「0000(16進数)」に設定されたことにより発生し得る。また、第1メモリー141の第2領域144がオーバーフローを起こし、本来は第1メモリー141の第2領域144に格納すべきデータが、第2メモリー142の第1領域145に書き込まれることがある。こうした場合には、第2メモリー142の第1領域145に書き込まれた検査プログラムが異常となり得る。
ステップS115において、インク管理部90は、第2メモリー142の第1領域145に記憶される検査プログラムが正常であるため、再書き込みフラグFLG2をオフにセットし、その処理を後述するステップS140に移行する。
一方、ステップS120において、インク管理部90は、サブタンク残量フラグFLG1がオンであるか否かを判定する。このサブタンク残量フラグFLG1は、詳しくは後述するが、ホスト装置120から受信した印刷データに基づいた印刷時におけるインク使用量の推定値が、サブタンク67内のインク残量未満である場合にはオンにセットされ、インク使用量の推定値がサブタンク67内のインク残量以上である場合にはオフにセットされるフラグである。そして、インク管理部90は、サブタンク残量フラグFLG1がオフである場合(ステップS120;NO)には、サブタンク67内のインク残量が少ないと判断し、その処理を後述するステップS130に移行する。一方、インク管理部90は、サブタンク残量フラグFLG1がオンである場合(ステップS120;YES)には、サブタンク67内のインク残量が多いと判断し、その処理を次のステップS125に移行する。
ステップS125において、インク管理部90は、印刷中であるか否かを判定する。そして、インク管理部90は、印刷中である場合(ステップS125;YES)にはインク検査処理ルーチンを一旦終了し、印刷中ではない場合(ステップS125;NO)にはその処理を次のステップS130に移行する。
ステップS130において、インク管理部90は、再書き込み処理(第2の処理)を行う。したがって、本実施形態では、ステップS130が、第2のステップに相当する。次のステップS135において、インク管理部90は、再書き込みフラグFLG2をオンにセットし、その処理を次のステップS140に移行する。すなわち、本実施形態では、印刷が行われていない場合(印刷終了後も含む。)に、第2の処理が行われる。
ステップS140において、インク管理部90は、上記チェック処理を行う。すなわち、インク管理部90の検査部152は、第2メモリー142の第1領域145に記憶される検査プログラムを実行し、各インクカートリッジIC1〜IC8の適切性を判断(チェック)するチェック処理を行う。このとき、検査部152は、自身が管理する全てのインクカートリッジICに対してチェック(検査)を行ってもよいし、今回交換されたインクカートリッジICにのみチェックを行ってもよい。そして、検査部152は、不適切カートリッジの存在を検知した場合には、その旨を示すエラーコードをメカ制御部83に出力する。その後、インク管理部90は、インク検査処理ルーチンを終了する。したがって、本実施形態では、ステップS140が、第1のステップに相当する。
次に、主制御部82が実行する印刷処理ルーチンについて、図8に示すフローチャートに基づき説明する。
さて、主制御部82は、ホスト装置120からの印刷データの受信が完了したタイミングで、印刷処理ルーチンを行う。初めのステップS200において、主制御部82は、再書き込みフラグFLG2がオフであるか否かを判定する。このとき、マスター側の主制御部82は、スレーブ側の再書き込みフラグFLG2がオフであるか否かの情報を通信I/F部87を介して要求し、スレーブ側の再書き込みフラグFLG2を取得する。同様に、スレーブ側の主制御部82は、マスター側の再書き込みフラグFLG2がオフであるか否かの情報を通信I/F部87を介して要求し、マスター側の再書き込みフラグFLG2を取得する。そして、主制御部82は、マスター側及びスレーブ側の各再書き込みフラグFLG2が共にオフである場合(ステップS200;YES)には、その処理を後述するステップS220に移行する。これは、マスター側でもスレーブ側でも、第1メモリー141の第1領域145に書き込まれた検査プログラムが異常ではない、又は異常が検知されていないと判断されたためである。一方、主制御部82は、マスター側及びスレーブ側のうち少なくとも一方の再書き込みフラグFLG2がオンである場合には、その処理を次のステップS205に移行する。これは、マスター側及びスレーブ側のうち少なくとも一方で、第1メモリー141の第1領域145に書き込まれた検査プログラムの異常が検知されたためである。
さて、主制御部82は、ホスト装置120からの印刷データの受信が完了したタイミングで、印刷処理ルーチンを行う。初めのステップS200において、主制御部82は、再書き込みフラグFLG2がオフであるか否かを判定する。このとき、マスター側の主制御部82は、スレーブ側の再書き込みフラグFLG2がオフであるか否かの情報を通信I/F部87を介して要求し、スレーブ側の再書き込みフラグFLG2を取得する。同様に、スレーブ側の主制御部82は、マスター側の再書き込みフラグFLG2がオフであるか否かの情報を通信I/F部87を介して要求し、マスター側の再書き込みフラグFLG2を取得する。そして、主制御部82は、マスター側及びスレーブ側の各再書き込みフラグFLG2が共にオフである場合(ステップS200;YES)には、その処理を後述するステップS220に移行する。これは、マスター側でもスレーブ側でも、第1メモリー141の第1領域145に書き込まれた検査プログラムが異常ではない、又は異常が検知されていないと判断されたためである。一方、主制御部82は、マスター側及びスレーブ側のうち少なくとも一方の再書き込みフラグFLG2がオンである場合には、その処理を次のステップS205に移行する。これは、マスター側及びスレーブ側のうち少なくとも一方で、第1メモリー141の第1領域145に書き込まれた検査プログラムの異常が検知されたためである。
ステップS205において、主制御部82は、上記ステップS140のチェック処理の開始前から、次回用の印刷データの受信が開始されていたか否かを判定する。そして、主制御部82は、次回用の印刷データを受信していない場合(ステップS205;NO)にはその処理を後述するステップS220に移行する一方、次回用の印刷データの受信が開始されていた場合(ステップS205;YES)にはその処理を次のステップS210に移行する。
ステップS210において、主制御部82は、ホスト装置120側に次回用の印刷データの送信を再要求する。次のステップS215において、主制御部82は、次回用の印刷データの受信が完了したか否かを判定する。そして、主制御部82は、次回用の印刷データの受信が完了するまでステップS210の判定処理を繰り返し、次回用の印刷データの受信が完了した場合(ステップS215;YES)には、その処理を次のステップS220に移行する。
ステップS220において、主制御部82は、現時点で、第2メモリー142の第1領域145に書き込まれた検査プログラムが正常であるか否かを、インク管理部90に問い合わせて判定する。そして、主制御部82は、検査プログラムが正常である場合(ステップS220;YES)にはその処理を次のステップS225に移行する一方、検査プログラムが異常である場合(ステップS220;NO)にはその処理を後述するステップS250に移行する。
ステップS225において、主制御部82は、インク供給装置39の駆動を許可する。次のステップS230において、主制御部82は、サブタンク残量フラグFLG1をオンにセットする。そして、次のステップS235において、主制御部82は、印刷を許可する旨をメカ制御部83に出力する印刷許可処理を行う。次のステップS240において、主制御部82は、印刷が終了したか否かを判定する。そして、主制御部82は、印刷が終了した場合(ステップS240;YES)には印刷処理ルーチンを終了する一方、印刷中である場合(ステップS240;NO)にはその処理を前述したステップS220に移行する。第2メモリー142の第1領域145の検査プログラムが正常である場合には、インク供給装置39の駆動が許可された状態、即ちインクカートリッジIC1〜IC8からサブタンク67にインクを供給させつつシート13に対して印刷が行われる。
ステップS250において、主制御部82は、インク供給装置39の駆動を禁止する。すなわち、第2メモリー142の第1領域145の検査プログラムが異常である場合には、インクカートリッジIC1〜IC8からサブタンク67へのインク供給が禁止される。次のステップS255において、主制御部82は、各サブタンク67内におけるインク残量Izを取得する。このとき、マスター側コントローラー41の主制御部82は、スレーブ側コントローラー42側から該スレーブ側コントローラー42で管理するサブタンク67のインク残量Izも取得する。同様に、スレーブ側コントローラー42の主制御部82は、マスター側コントローラー41側から該マスター側コントローラー41で管理するサブタンク67のインク残量Izも取得する。
次のステップS260において、主制御部82は、各サブタンク67内のインク残量Izだけで、受信した印刷データに基づいた印刷が可能であるか否かを判定する。そして、主制御部82は、印刷可能と判定した場合(ステップS260;YES)にはその処理を前述したステップS230に移行する。すなわち、第2メモリー142の第1領域145の検査プログラムが異常である場合には、サブタンク67内に貯留されるインクのみで、シート13に対して印刷が行われる。一方、主制御部82は、印刷不能と判定した場合(ステップS260;NO)にはその処理を次のステップS265に移行する。
ステップS265において、主制御部82は、サブタンク残量フラグFLG1をオフにセットし、その後、印刷を行わせることなく、印刷処理ルーチンを終了する。すなわち、印刷が中止される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)第2メモリー142の第1領域145に書き込まれた検査プログラムの少なくとも一部が書き換えられた場合には、上記チェック処理が行われない。そのため、書き換えられた検査プログラム、即ち異常と診断された検査プログラムの実行を回避でき、プリンター11の制御装置Cの誤作動を抑制できる。
(1)第2メモリー142の第1領域145に書き込まれた検査プログラムの少なくとも一部が書き換えられた場合には、上記チェック処理が行われない。そのため、書き換えられた検査プログラム、即ち異常と診断された検査プログラムの実行を回避でき、プリンター11の制御装置Cの誤作動を抑制できる。
(2)印刷中では、第2メモリー142の第1領域145に書き込まれた検査プログラムが誤って書き換えられる可能性がある。そのため、印刷中に、ROM140に記憶される検査プログラムを第2メモリー142の第1領域145に再度書き込ませたとしても、第1領域145に書き込まれた検査プログラムが再び書き換えられる可能性がある。そこで、本実施形態では、印刷終了後に、ROM140に記憶される検査プログラムが第2メモリー142の第1領域145に再度書き込まれる。その結果、印刷中に印刷に直接関係のないデータの書き換えが行われることが抑制され、印刷時においてプリンター11を正常に動作させることができる。
また、印刷が完了してから正常な検査プログラムの実行によってインクカートリッジICの適切性を判断するチェック処理が行われるため、不適切カートリッジが有るか否かを適切に検査できる。
(3)第2メモリー142の第1領域145に書き込まれた検査プログラムが異常である場合には、インク供給装置39の駆動が停止され、インクカートリッジICからサブタンク67にインクが供給されなくなる。すると、サブタンク67に貯留されるインクを用いてシート13に印刷を行うことになる。しかし、サブタンク67内のインク残量Izだけでは、印刷を完了させることができないおそれがある。この場合、シート13への印刷が中止される。そのため、シート13への印刷が中途半端な状態で停止させる可能性を抑制できる。
こうして印刷が中止された場合には、ROM140に記憶される検査プログラムが第2メモリー142の第1領域145に再度書き込まれ、検査プログラムに基づいたチェック処理が行われる。そして、検査の結果、不適切カートリッジがない場合には、ホスト装置120側から印刷データが再受信されると共に、インク供給装置39の駆動が許可される。この状態で印刷が開始される。したがって、インクカートリッジIC1〜IC8の検査を適切に行うことができると共に、シート13に対して印刷を適切に行うことができる。
(4)第2メモリー142の第1領域145に書き込まれた検査プログラムが異常である場合には、ROM140に記憶される検査プログラムが第2メモリー142の第1領域145に再度書き込まれ、検査プログラムに基づいたチェック処理が行われる。第2メモリー142の第1領域145における検査プログラムの再書き込みが行われる前から、次回用の印刷データの受信が開始されていた場合には、第1領域145に検査プログラムを再度書き込むことによって、受信した次回用の印刷データの少なくとも一部が、検査プログラムの一部に書き換えられる可能性がある。これは、バグなどの原因によって、印刷データの一部が第2メモリー142の第1領域145に書き込まれている可能性があるためである。そこで、本実施形態では、第1領域145に再度書き込まれた検査プログラムに基づいたチェック処理の実行後には、ホスト装置120側に対して印刷データの再送信が要求される。そして、再送信された印刷データに基づいて印刷が行われる。そのため、シート13に適切な画像を印刷させることができる。
(5)本実施形態では、インクカートリッジICが交換された場合に、第2メモリー142の第1領域145の検査プログラムが正常であるか否かが判定される。そして、正常ではないと判定された場合には、印刷の終了後などに、第1領域145に検査プログラムが再度書き込まれ、該検査プログラムに基づいて不適切カートリッジが存在するか否かが検査される。したがって、インクカートリッジICが交換された場合には、不適切カートリッジが存在するか否かを確実に検査することができる。
(6)また、本実施形態の制御装置Cは、複数のコントローラー41,42を備えており、各コントローラー41,42で検査プログラムに基づいたインクカートリッジIC1〜IC8の検査が行われる。このとき、マスター側(又はスレーブ側)で第2メモリー142の第1領域145における検査プログラムの異常が検知された場合には、その情報がスレーブ側(又はマスター側)にも通知される。そして、各コントローラー41,42で、第2メモリー142の第1領域145における検査プログラムの再書き込みが行われる。また、印刷データの再要求を行う場合でも、コントローラー41,42の各々が印刷データの再要求を行う。すなわち、各コントローラー41,42は、互いに同期をとりつつ、各処理を行っている。したがって、各コントローラー41,42が個別に各種処理を行う場合と比較して、シート13対する印刷不良の発生する可能性を低減することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図9に基づき説明する。なお、第2の実施形態は、インク検査処理ルーチンの内容が第1の実施形態と異なっている。したがって、以下の説明においては、第1の実施形態と相違する部分について主に説明するものとし、第1の実施形態と同一又は相当する部材構成には同一符号を付して重複説明を省略するものとする。
次に、本発明の第2の実施形態を図9に基づき説明する。なお、第2の実施形態は、インク検査処理ルーチンの内容が第1の実施形態と異なっている。したがって、以下の説明においては、第1の実施形態と相違する部分について主に説明するものとし、第1の実施形態と同一又は相当する部材構成には同一符号を付して重複説明を省略するものとする。
インク管理部90が実行するインク検査処理ルーチンについて、図9に示すフローチャートに基づき説明する。
さて、インク管理部90は、インク検査処理ルーチンを予め設定された所定周期毎に行う。初めのステップS300において、インク管理部90は、上記ステップS100と同様に、インクカートリッジICが交換されたか否かを判定する。そして、インク管理部90は、インクカートリッジICが交換されていない場合(ステップS300;NO)にはインク検査処理ルーチンを終了する一方、インクカートリッジICが交換された場合(ステップS300;YES)にはその処理を次のステップS305に移行する。
さて、インク管理部90は、インク検査処理ルーチンを予め設定された所定周期毎に行う。初めのステップS300において、インク管理部90は、上記ステップS100と同様に、インクカートリッジICが交換されたか否かを判定する。そして、インク管理部90は、インクカートリッジICが交換されていない場合(ステップS300;NO)にはインク検査処理ルーチンを終了する一方、インクカートリッジICが交換された場合(ステップS300;YES)にはその処理を次のステップS305に移行する。
ステップS305において、インク管理部90は、第2メモリー142の第1領域145に記憶される検査プログラムが正常であるか否かを判定する。そして、インク管理部90は、第1領域145に記憶される検査プログラムが正常である場合(ステップS305;YES)にはその処理を次のステップS310に移行する一方、正常ではない場合(ステップS305;NO)にはその処理を後述するステップS320に移行する。したがって、本実施形態では、ステップS305が、判定ステップに相当する。
ステップS310において、インク管理部90は、第1領域145に記憶される検査プログラムが正常であるため、再書き込みフラグFLG2をオフにセットし、その処理を後述するステップS340に移行する。
一方、ステップS320において、インク管理部90は、現時点において同時並行で行われる各処理(各タスク)の中で、インクカートリッジIC1〜IC8を検査するチェック処理の優先順位が1番であるか否かを判定する。具体的には、インク管理部90は、メカ制御部83を介して主制御部82に、チェック処理よりも優先順位の高い処理が実行中であるか否かに関する情報を要求する。そして、インク管理部90は、チェック処理の優先順位が1番である場合(ステップS320;YES)にはその処理を後述するステップS325に移行する。一方、インク管理部90は、チェック処理の優先順位が1番ではない場合(ステップS320;NO)にはインク検査処理ルーチンを一旦終了する。
なお、チェック処理の優先順位よりも高い優先順位の処理(第3の処理)は、一例として、インク消費量を取得する処理が挙げられる。特に印刷中においては、各記録ヘッド29からインクが噴射される。本実施形態では、インク消費量は、インクの噴射回数を色毎に計数し、該計数結果に基づき算出している。そして、このように算出されたインク消費量に基づき、インクカートリッジIC1〜IC8内におけるインク残量が取得される。すなわち、インク消費量の取得は、インクカートリッジIC1〜IC8の交換タイミングをユーザーに報知させるためには非常に重要な処理である。そのため、インク消費量を取得するための処理は、インクカートリッジIC1〜IC8を検査するチェック処理よりも優先順位が高めに設定される。
ステップS325において、インク管理部90は、上記ステップS130と同様に、再書き込み処理を行う。したがって、本実施形態では、ステップS325が、第2のステップに相当する。次のステップS330において、インク管理部90は、再書き込みフラグFLG2をオンにセットし、その処理を次のステップS340に移行する。
ステップS340において、インク管理部90は、上記ステップS140と同様に、チェック処理を行う。したがって、本実施形態では、ステップS325が、第1のステップに相当する。
次のステップS350において、インク管理部90は、再書き込みフラグFLG2がオンであるか否かを判定する。そして、インク管理部90は、再書き込みフラグがオフである場合(ステップS350;NO)には、チェック処理(第1の処理)を行うにあたって、再書き込み処理(第2の処理)を行っていないため、インク検査処理ルーチンを一旦終了する。一方、インク管理部90は、再書き込みフラグFLG2がオンである場合(ステップS350;YES)には、チェック処理を行うにあたって、再書き込み処理を行ったため、その処理を次のステップS355に移行する。ステップS355において、インク管理部90は、検査プログラムが異常である旨を示すエラーコードを、メカ制御部83に出力する、即ち報知処理を行う。その後、インク管理部90は、インク検査処理ルーチンを一旦終了する。
メカ制御部83に出力されたエラーコードは、エラー管理部86に転送される。そして、エラー管理部86は、転送されたエラーコードを含むエラーコマンドを主制御部82に出力する。すると、主制御部82は、印刷を中止させると共に、エラーコマンドをホスト装置120側に送信する。その結果、ホスト装置120のモニター123には、コントローラー41,42内でエラーが発生した旨及び印刷が中止された旨が表示される。
したがって、本実施形態では、上記第1の実施形態における効果(1)(5)に加え、以下に示す効果を更に得ることができる。
(7)第2メモリー142の第1領域145の検査プログラムが異常である場合には、第1領域145に検査プログラムが再度書き込まれ、該検査プログラムに基づいて不適切カートリッジが存在するか否かが検査される。したがって、インクカートリッジICが交換された場合には、不適切カートリッジが存在するか否かを確実に検査することができる。
(7)第2メモリー142の第1領域145の検査プログラムが異常である場合には、第1領域145に検査プログラムが再度書き込まれ、該検査プログラムに基づいて不適切カートリッジが存在するか否かが検査される。したがって、インクカートリッジICが交換された場合には、不適切カートリッジが存在するか否かを確実に検査することができる。
(8)インクカートリッジIC1〜IC8を検査する処理の優先順位よりも高い優先順位の第3の処理が実行される場合には、該第3の処理が終了するまで、第2メモリー142の第1領域145への検査プログラムの再書き込みが行われない。これは、ファームプログラム内に存在するバグなどに起因して、第3の処理時に取得されたデータが、第2メモリー142の第1領域145内に書き込まれている可能性があるためである。この状態で、第1領域145への検査プログラムの再書き込みを行った場合には、第3の処理時に取得されたデータが消えてしまい、プリンター11の制御に支障をきたすおそれがある。したがって、第3の処理をより正確に実行させることができ、ひいてはプリンター11の誤作動を抑制することができる。
(9)第3の処理は、インク消費量を取得する処理である。そのため、第2メモリー142の第1領域145の検査プログラムが異常であるとしても、インク消費量を確実に取得でき、ひいてはインクカートリッジIC1〜IC8内におけるインク残量を取得することができる。すなわち、インクカートリッジIC1〜IC8の交換タイミングをユーザーに適切に報知できる。
(10)第2メモリー142の第1領域145に検査プログラムが再度書き込まれ、該検査プログラムに基づいた検査の実行後では、コントローラー41,42が正常に動作しないおそれがある。これは、印刷に必要なデータが第2メモリー142の第1領域145に誤って書き込まれている可能性があるためである。そのため、コントローラー41,42内で異常が発生した旨の報知処理が行われる。すなわち、コントローラー41,42で異常が発生したことを、ユーザーに認識させることができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・第2の実施形態において、インクカートリッジIC1〜IC8の重量を検出するためのセンサーを設け、該センサーからの検出信号に基づきインクカートリッジIC1〜IC8内におけるインク残量を検出する場合などには、インク検査処理ルーチンのステップS320の判定処理を省略してもよい。このように構成しても、インクカートリッジIC1〜IC8内におけるインク残量を好適に検出できる。
・第2の実施形態において、インクカートリッジIC1〜IC8の重量を検出するためのセンサーを設け、該センサーからの検出信号に基づきインクカートリッジIC1〜IC8内におけるインク残量を検出する場合などには、インク検査処理ルーチンのステップS320の判定処理を省略してもよい。このように構成しても、インクカートリッジIC1〜IC8内におけるインク残量を好適に検出できる。
・第2の実施形態において、インク検査処理ルーチンを、印刷中には行わない制御構成とした場合には、インク検査処理ルーチンのステップS320の判定処理を省略してもよい。
・第1の実施形態において、次回印刷用の印刷データが、今回の印刷が完了してからしか受信されない場合には、印刷処理ルーチンからステップS200,S205,S210,S215の各処理を省略してもよい。
・第1の実施形態において、ステップS125の判定結果が肯定になった場合には、検査プログラムが異常であることをユーザーに報知させる処理を行ってもよい。
・各実施形態において、インク検査処理ルーチンのステップS100,S300の判定処理を、インクカートリッジIC1〜IC8の交換を検知したか否かを判断する処理以外の他の処理に変更してもよい。例えば、ステップS100,S300の判定処理を、印刷データを受信したか否かの判定処理にしてもよい。
・各実施形態において、インク検査処理ルーチンのステップS100,S300の判定処理を、インクカートリッジIC1〜IC8の交換を検知したか否かを判断する処理以外の他の処理に変更してもよい。例えば、ステップS100,S300の判定処理を、印刷データを受信したか否かの判定処理にしてもよい。
・各実施形態において、第2メモリー142の第1領域145には、所定のタイミングで実行されるプログラムであれば検査プログラム以外の他のプログラムを書き込ませてもよい。
・各実施形態において、第2メモリー142の第1領域145に書き込まれるプログラムは、その先頭に印刷中止用のコードを含んだプログラムであってもよい。この場合、印刷時に第1領域145に記憶されるデータが読み込まれると、印刷が中止される。そのため、シート13に、ユーザーが意図しない画像が誤って印刷されることを抑制できる。
また、第2メモリー142の第1領域145に書き込まれるプログラムは、その先頭に空白データ(即ち、0(2進数)が複数個連続するデータ)を含んだプログラムであってもよい。この場合、印刷時に第1領域145に記憶されるデータが読み込まれても、記録ヘッド29からインクが噴射されない。そのため、シート13に、ユーザーが意図しない画像が誤って印刷されることを抑制できる。
・各実施形態において、第2メモリー142の第1領域145に書き込まれる処理データは、所定の画像をシート13に印刷させるための印刷データであってもよい。
・各実施形態では、第2メモリー142の第1領域145への検査プログラムの再書き込み時には、マスター側とスレーブ側とで同期をとっているが、同期をとらなくてもよい。この場合、スレーブ側のみで検査プログラムが異常である場合には、スレーブ側で検査プログラムの再書き込みが行われる一方、マスター側では検査プログラムの再書き込みが行われない。
・各実施形態では、第2メモリー142の第1領域145への検査プログラムの再書き込み時には、マスター側とスレーブ側とで同期をとっているが、同期をとらなくてもよい。この場合、スレーブ側のみで検査プログラムが異常である場合には、スレーブ側で検査プログラムの再書き込みが行われる一方、マスター側では検査プログラムの再書き込みが行われない。
・各実施形態において、各コントローラー41,42は、互いに異なる構成であってもよい。例えば、仮想メカコントローラー85は、ダミーメカコン部97を省略した構成であってもよいし、ダミーメカコントローラー95は、仮想メカコン部96を省略した構成であってもよい。
・各実施形態において、制御装置Cは、複数(例えば2つ)のスレーブ側コントローラーを備えた構成であってもよい。
・各実施形態において、RAM55は、1つ又は3つ以上の任意数(例えば3つ)のメモリーを含んだ構成であってもよい。また、検査プログラムが書き込まれるデータ領域は、書き換え可能な状態と書き換え不能な状態とをCPU53からの指示によって変更できるデータ領域であってもよいし、常に書き換え可能なデータ領域であってもよい。
・各実施形態において、RAM55は、1つ又は3つ以上の任意数(例えば3つ)のメモリーを含んだ構成であってもよい。また、検査プログラムが書き込まれるデータ領域は、書き換え可能な状態と書き換え不能な状態とをCPU53からの指示によって変更できるデータ領域であってもよいし、常に書き換え可能なデータ領域であってもよい。
・各実施形態において、第1領域145は、第2メモリー142の先頭に設けなくてもよい。
・各実施形態において、プリンター11は、複数の記録ヘッド29を備えた構成であれば、シリアル方式のプリンターであってもよいし、印刷時に記録ヘッド29が移動しない所謂ライン方式のプリンターであってもよい。
・各実施形態において、プリンター11は、複数の記録ヘッド29を備えた構成であれば、シリアル方式のプリンターであってもよいし、印刷時に記録ヘッド29が移動しない所謂ライン方式のプリンターであってもよい。
・各実施形態では、プリンター11として、インクジェット式プリンターが採用されているが、インク以外の他の流体を噴射したり吐出したりする流体噴射装置を採用してもよい。また、微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置に流用可能である。この場合、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態を言い、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インクおよび油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置が挙げられる。さらに、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサ等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。そして、これらのうちいずれか一種の液体噴射装置に本発明を適用することができる。また、流体は、トナーなどの粉粒体でもよい。なお、本明細書でいう流体には、気体のみからなるものは含まないものとする。
・各実施形態において、プリンター11は、ドットインパクト方式、レーザー方式などの他の印刷方式のプリンターでもよい。
次に、上記各実施形態及び別の実施形態から把握できる技術的思想を以下に追記する。
次に、上記各実施形態及び別の実施形態から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記処理データは、前記印刷装置に装着された収容容器を検査するための検査プログラムであり、
前記第1の処理手段は、収容容器の交換後において、前記判定手段によって前記データ領域の前記処理データが書き換えられていないと判定されたときに、前記第1の処理を行うことを特徴とする印刷装置。
前記第1の処理手段は、収容容器の交換後において、前記判定手段によって前記データ領域の前記処理データが書き換えられていないと判定されたときに、前記第1の処理を行うことを特徴とする印刷装置。
(ロ)複数の情報処理装置を備えた情報処理システムにおいて、
前記各情報処理装置は、請求項1〜請求項9のうち何れか一項に記載の情報処理装置であり、
前記各情報処理装置のうち第1の情報処理装置は、自身の前記データ領域に書き込まれた前記処理データが書き換えられたことを前記判定手段によって判定した場合には、その旨を前記第1の情報処理装置とは異なる第2の情報処理装置に送信し、
前記第1の情報処理装置の前記第2の処理手段は、前記処理データが書き換えられた旨を前記第2の情報処理装置に送信した後に、前記第2の処理を行い、
前記第2の情報処理装置の前記第2の処理手段は、前記第1の情報処理装置側から前記処理データが書き換えられた旨を受信した場合に、前記第2の処理を行うことを特徴とする情報処理システム。
前記各情報処理装置は、請求項1〜請求項9のうち何れか一項に記載の情報処理装置であり、
前記各情報処理装置のうち第1の情報処理装置は、自身の前記データ領域に書き込まれた前記処理データが書き換えられたことを前記判定手段によって判定した場合には、その旨を前記第1の情報処理装置とは異なる第2の情報処理装置に送信し、
前記第1の情報処理装置の前記第2の処理手段は、前記処理データが書き換えられた旨を前記第2の情報処理装置に送信した後に、前記第2の処理を行い、
前記第2の情報処理装置の前記第2の処理手段は、前記第1の情報処理装置側から前記処理データが書き換えられた旨を受信した場合に、前記第2の処理を行うことを特徴とする情報処理システム。
11…印刷装置としてのインクジェット式プリンター、13…印刷媒体としてのシート、29…出力手段を構成する記録ヘッド(印刷ヘッド)、39…出力手段を構成するインク供給装置、41,42…情報処理装置としてのコントローラー、67…出力手段を構成するサブタンク(貯留部)、83…制御手段としてのメカ制御部、120…他の情報処理装置としてのホスト装置、140…第1の記憶手段としてのROM、142…第2の記憶手段としての第2メモリー、145…データ領域としての第1領域、150…判定手段としての判定部、151…第2の処理手段としてのリード部、152…第1の処理手段としての検査部、C…情報処理システムとしての制御装置、IC,IC1〜IC8…収容容器としてのインクカートリッジ、U3,U4…通信手段としてのシリアル通信ポート。
Claims (11)
- 処理データを記憶する第1の記憶手段と、
前記第1の記憶手段に記憶される前記処理データが書き込まれるデータ領域を有する第2の記憶手段と、
前記データ領域の処理データが書き換えられたか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記データ領域の処理データが書き換えられていないと判定された場合に、前記データ領域に記憶される処理データに基づいた第1の処理を行う第1の処理手段と、
前記判定手段によって前記データ領域の処理データが書き換えられたと判定された場合に、前記第1の処理とは異なる第2の処理を行う第2の処理手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 出力手段による出力態様を制御する制御手段をさらに備え、
前記第2の処理手段は、前記判定手段によって前記データ領域の処理データが書き換えられたと判定された場合において、前記制御手段による前記出力手段の制御の終了後に、前記第1の記憶手段に記憶される処理データを前記データ領域に書き込む前記第2の処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記出力手段は、流体を収容する収容容器から供給された流体を一時的に貯留する貯留部と、前記収容容器から前記貯留部に流体を供給する際に駆動する供給装置と、前記貯留部から供給された流体を用いて印刷媒体に印刷を施す印刷ヘッドと、を有しており、
前記制御手段は、
前記判定手段によって前記データ領域の処理データが書き換えられたと判定された場合に、前記供給装置の駆動を禁止し、
この状態で前記貯留部内に貯留される流体の残量が多いと判定した場合には印刷媒体への印刷を行う一方、前記貯留部内に貯留される流体の残量が少ないと判定した場合には印刷媒体への印刷を中止することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記出力手段を駆動させるために必要な駆動データを他の情報処理装置から受信する通信手段をさらに備え、
前記第1の処理手段は、前記判定手段によって前記データ領域の処理データが書き換えられたと判定された場合には、前記第2の処理手段による前記第2の処理の終了後に前記第1の処理を行い、
前記通信手段は、前記第2の処理手段による前記第2の処理の開始前から前記出力手段を次回駆動させるために必要な駆動データの受信を開始していた場合には、前記第1の処理手段による前記第1の処理の終了後に、前記他の情報処理装置からの駆動データの再送信を要求することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記第2の処理手段は、前記判定手段によって前記データ領域の処理データが書き換えられたと判定された場合に、前記第1の記憶手段に記憶される処理データを前記データ領域に書き込む前記第2の処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記第2の処理手段は、該第1の処理手段による前記第1の処理よりも優先順位の高い第3の処理が存在する場合には、該第3の処理の実行中に、前記第2の処理を行わないことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
- 前記第2の処理手段は、前記第3の処理の終了後に前記第2の処理を行い、
その後、前記第1の処理手段は、前記第1の処理を行った後、異常が発生した旨を報知する報知処理を行うことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。 - 流体を用いて印刷媒体に印刷を行う出力手段を制御する情報処理装置であって、
前記第3の処理は、前記出力手段による流体の消費量を取得することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。 - 前記処理データは、プログラムであることを特徴とする請求項1〜請求項8のうち何れか一項に記載の情報処理装置。
- 着脱可能な状態で装着された収容容器から供給された流体を貯留する貯留部、及び該貯留部から供給された流体を用いて印刷媒体に印刷を施す印刷ヘッドを有する出力手段と、
請求項1〜請求項9のうち何れか一項に記載の情報処理装置と、を備えることを特徴とする印刷装置。 - 処理データを記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶される前記処理データが書き込まれるデータ領域を有する第2の記憶手段とを備えた情報処理装置におけるデータ管理方法であって、
前記データ領域の処理データが書き換えられたか否かを判定させる判定ステップと、
前記判定ステップで前記データ領域の処理データが書き換えられていないと判定した場合に、前記第2の記憶手段の前記データ領域の処理データに基づいた第1の処理を行わせる第1のステップと、
前記判定ステップで前記データ領域の処理データが書き換えられたと判定した場合には、前記第1の処理とは異なる第2の処理を行わせる第2のステップと、を有することを特徴とするデータ管理方法。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010163653A JP2012024957A (ja) | 2010-07-21 | 2010-07-21 | 情報処理装置、印刷装置及びデータ管理方法 |
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014191265A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Oki Data Corp | 画像形成装置 |
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2010
- 2010-07-21 JP JP2010163653A patent/JP2012024957A/ja not_active Withdrawn
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