JP2006284812A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より確実に信頼性のあるデータを用いて動作の制御を行う画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、データの書込みおよび読出しが可能でかつ予め第1アドレス領域に工場出荷前の調整で得られた調整データが書き込まれかつ同一アドレスに対する書込み回数を記憶する手段105を有した記憶装置45と、工場出荷後の最初の電源投入を検出する検出手段と、最初の電源投入の検出に呼応して、第1アドレス領域が記憶するデータを記憶装置における第1アドレス領域とは異なる第2アドレス領域に書き込むバックアップ手段と、第1アドレス領域から読み出したデータと第2アドレス領域から読み出したデータとを比較する比較手段と、第2アドレス領域へのデータの書込み回数が適正値であるかを判定する判定手段と、比較手段による比較の結果および判定手段による判定の結果に基づいて画像形成動作を制御する制御手段101とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は種々の画像形成装置に関し、例えば複写機、ファクシミリ装置、プリンタ、および複合機などの電子写真方式または静電記録方式の画像形成装置に関する。
一般に、電子写真プロセスによって用紙に画像をプリントする画像形成装置は、製造工場で種々の調整を受けて、所定品質の画像の出力が可能な状態で出荷される。調整によって部品特性のばらつきや組立て誤差が補われる。
調整の結果を示す調整データは画像形成装置内の不揮発性メモリによって記憶される。出荷された画像形成装置がユーザーによって使用されるとき、不揮発性メモリから調整データが読み出され、画像形成動作の制御に用いられる。それによって、調整の結果を反映した良好な画像が形成される。
調整データの記憶に関する公知文献として特開2001−34113号公報がある。同公報には、装置本体と装置本体に着脱可能なユニットとにそれぞれ不揮発性メモリを設け、同一の調整データを2つの不揮発性メモリに記憶させ、それによって調整データをバックアップしてデータの消失を防ぐことが記載されている。
また、不揮発性メモリの制御に関する公知文献として特開平8−329208号公報がある。同公報では、特定のアドレス領域に対する書込みの回数をカウントする回路の構成が開示されている。
特開2001−34113号公報 特開平8−329208号公報
上述のように出荷前に不揮発性メモリによって記憶される調整データが出荷後にメモリ動作の乱れや外乱ノイズといった何らかの原因で書き換わってしまった場合に、画像形成が正しく制御されないという問題があった。
制御の信頼性を高める対策として、出荷後の最初の使用に際して、調整データをコピーして不揮発性メモリにおけるコピー元アドレスと異なるアドレスの領域に書き込むバックアップを行ない、以後の画像形成においてコピー元の調整データとコピー先の調整データ(バックアップデータ)とを照合(比較)することが考えられる。コピー先のデータ値がコピー元のデータ値と一致すれば、コピー先もコピー元も書き換わっていないとの判断はほぼ正しい。しかし、偶然に両データが同様に書き換わることもあり得るので、調整データの信頼性は確実ではない。また、照合の結果が不一致であった場合に、どちらの調整データの信頼性が高いかを判断することはできない。
本発明は、より確実に信頼性のあるデータを用いて動作の制御を行う画像形成装置の提供を目的としている。
本発明の目的を達成する画像形成装置は、データの書込みおよび読出しが可能でかつ予め第1アドレス領域に工場出荷前の調整で得られた調整データが書き込まれかつ同一アドレスに対する書込み回数を記憶する手段を有した記憶装置と、工場出荷後の最初の電源投入を検出する検出手段と、最初の電源投入の検出に呼応して、前記第1アドレス領域が記憶するデータを前記記憶装置における前記第1アドレス領域とは異なる第2アドレス領域に書き込むバックアップ手段と、前記第1アドレス領域から読み出したデータと前記第2アドレス領域から読み出したデータとを比較する比較手段と、前記第2アドレス領域へのデータの書込み回数が適正値であるかを判定する判定手段と、前記比較手段による比較の結果および前記判定手段による判定の結果に基づいて画像形成動作を制御する制御手段とを備える。より好ましい画像形成装置は、前記第2アドレス領域が記憶するデータを用いないことを報知する報知手段を備える。他のより好ましい画像形成装置は、さらに出力画像の画質に係わる再調整処理を行う画像調整手段と、前記再調整処理により得られる再調整データを前記第1アドレス領域に書き込むデータ書込み手段と、前記データ書込み手段による書込みの後に前記第1アドレス領域が記憶するデータを前記第2アドレス領域に書き込む再バックアップ手段と、再調整の回数をカウントするカウント手段とを備える。
第1アドレス領域から読み出したデータと第2アドレス領域から読み出したデータとが一致するという第1の条件、および第2アドレス領域へのデータの書込み回数が所定の適正値であるという第2の条件の両方を満たせば、第1の条件のみを満たす場合と比べてデータの信頼性はより高い。第1および第2の条件が満たされる場合のみ、第2アドレス領域で記憶されているデータを用いて画像形成動作を制御し、第1および第2の条件が満たされない場合には、予め定められた代替のデータを用いて画像形成動作を制御することにより、信頼性のない調整データに基づいた画像形成が行われるの防ぐことができる。また、第1および第2の条件が満たされない場合において、再調整処理を行って新たに調整データを作成してもよいし、画像形成を禁止してもよい。所定の報知を行うことにより、ユーザーやサービスマンが画像形成装置の状態を知ることができる。
書込み回数に係る適正値とは、記憶装置が正しくアクセスされた場合に当然にとる所定値である。例えば、正規の動作が行われたとすればその時点以前に1回しか書込みが行われないシーケンスでは、適正値は1回である。再調整が行われるなどしてその時点以前に2回以上のn回の書込みが行われていないはずであれば、その時点での適正値はn回である。この適正値はコード化して表してもよい。
本発明によれば、より確実に信頼性のあるデータを用いて動作の制御を行うことが可能になる。
以下においては画像形成装置として複写機を想定した実施形態を説明する。ただし、複写機に限らず、プリンタ、ファクシミリ装置、複合機などの他の画像形成装置にも本発明を適用することができる。
図1は本発明に係る複写機の全体構成を示す概略図である。
複写機1は、デジタル式カラー複写機であり、自動原稿送り装置(ADF)を備えたイメージリーダ部10、画面表示機能をもつ操作パネル15、および電子写真方式のプリンタ部20から構成されている。また、複写機1はコンピュータ5や記憶装置6などの外部機器とのデータ通信のためのインタフェースを備えており、外部機器から入力される画像デ−タをプリントしたり、逆にイメージリーダ部10で読み取った画像デ−タを外部機器へ送ったりすることができる。
プリンタ部20は、トナーカートリッジ30、感光体ユニット40、および用紙カセット51,52を有する。トナーカートリッジ30および感光体ユニット40は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ−(Y)、ブラック(K)の4色のトナー像を形成するため、各色に対して一組ずつ配置されている。各トナーカートリッジ30は1色のトナーを収容し、トナーが無くなったときのカートリッジ交換が容易なように着脱可能に配置されている。感光体ユニット40も着脱可能であり、適宜に新品と交換される。
電子写真プロセスによるカラー複写は広く知られておりかつ画像形成の手法自体は本発明に直接には関係しないので、イメージリーダ部10およびプリンタ部20の内部構成の詳細な説明を省略する。
図2は感光体ユニットの構成を示す。
感光体ユニット40は、円筒状の感光体41およびトナー供給口42を有しており、ユニット内部で感光体41の表面にトナーを付着させるように構成されている。また、感光体ユニット40はユニット識別情報を含む各種データを記憶するメモリモジュール45を有している。メモリモジュール45は、複写機本体に装着した状態での感光体ユニット40における例えば前面部に配置され、複写機本体との間でデータの受け渡しを行う。感光体ユニット40と複写機本体との電気的接続方法に限定はなく、コネクタを用いる接触形式および電磁的結合や無線通信を用いる非接触形式のどちらでもよい。
図3は本発明に係るデータ記憶システムの構成の第1例を示し、図4はCPUの機能構成を示す。
図3におけるデータ記憶システム100は、複写機1の制御手段として複写機本体1Aに組み付けられたCPU101、読み書き可能な不揮発性メモリ(例えばEEPROM)の記憶領域の一部または全部であるデータ記憶部102、データ記憶部102を制御するメモリ制御部103、データ記憶部102に対する書込みの回数をカウントする書込み回数カウント部104、および書込みの回数のカウント値を記憶する不揮発性の記憶領域である書込み回数記憶部105から構成される。データ記憶システム100において、データ記憶部102、メモリ制御部103、書込み回数カウント部104、および書込み回数記憶部105は複写機本体1Aに対して着脱可能な上述の感光体ユニット40におけるメモリモジュール45に配置されている。データ記憶システム100では、メモリモジュール45が本発明の記憶装置に相当する。
CPU101は、マイクロプロセッサとプログラム実行に必要な周辺デバイスからなり、ROM112が記憶する制御プログラムを実行する。それにより、CPU101は、図4に示される検出手段111、バックアップ手段112、比較手段113、判定手段114、制御手段115、報知手段116、画像調整手段117、データ書込み手段118、再バックアップ手段119、およびカウント手段120として機能する。
検出手段111は工場出荷後の最初の電源投入を検出する。バックアップ手段112は、最初の電源投入の検出に呼応して、記憶装置としてのメモリモジュール45における第1アドレス領域が記憶するデータをメモリモジュール45における第1アドレス領域とは異なる第2アドレス領域に書き込む。比較手段113は第1アドレス領域から読み出したデータと第2アドレス領域から読み出したデータとを比較する。判定手段114は第2アドレス領域へのデータの書込み回数が適正値であるかを判定する。制御手段115は比較手段113による比較の結果および判定手段114による判定の結果に基づいて画像形成動作を制御する。報知手段116は判定手段114により書込み回数が適正値でないと判定された場合に、第2アドレス領域が記憶するデータを用いないことを報知する。画像調整手段117は出力画像の画質に係わる再調整処理を行う。データ書込み手段118は再調整処理により得られる再調整データを第1アドレス領域に書き込む。再バックアップ手段119はデータ書込み手段118による書込みの後に第1アドレス領域が記憶するデータを第2アドレス領域に書き込む。そして、カウント手段120は再調整の回数をカウントする。
書込み回数カウント部104は、例えばアドレスデコーダとカウンタとで構成される。書込み回数記憶部105は、データ記憶部102をもつ不揮発性メモリまたはそれとは別の不揮発性メモリに設けられる。
以上の構成のデータ記憶システム100は、複写機1の制御に必要な調整データのバックアップに用いられる。特定の項目の調整データは工場出荷前の調整またはCPU101が実行する再調整処理において生成される。また消耗品に係わる項目の調整データは、CPU101が定期的または設定時期に実行する調整処理において生成される。工場出荷後に生成された調整データはRAM111で暫定的に保持されるとともに、データ記憶部102に書き込まれてバックアップされる。その後、RAM111がクリアされるなどしてバックアップデータが必要になったとき、データ記憶部102がアクセスされる。
データ記憶システム100では次の動作が行われる。
複写機本体1に存在するデータをメモリモジュール45のデータ記憶部102へ書き込む際、CPU101は、メモリ制御部103に対して書込み先のアドレスを指定してデータを転送する。メモリ制御部103は、データ記憶部102における指定されたアドレス領域にデータを書き込む。それと同時に、メモリ制御部103は、書込み回数カウント部104に対して書込み先のアドレスを通知する。これを受けて、書込み回数カウント部104は、書込み先のアドレス領域に対する書込みのカウント値を1つインクリメントする。そして、書込み回数カウント部104は、インクリメントしたカウント値を書込み回数として書込み回数記憶部105に書き込む。その際、書込み回数はデータ記憶部102におけるアドレスと対応づけられる。
CPU101がデータ記憶部102に記憶されているデータを必要とするとき、CPU101はメモリ制御部103に対してアドレスを指定する。メモリ制御部103は、データ記憶部102における指定されたアドレス領域からデータを読み出すとともに、指定されたアドレスに対応する現時点の書込み回数を書込み回数カウント部104経由で取得し、データ記憶部102から読み出されたデータと書込み回数記憶部105から読み出された書込み回数とをCPU101へ送る。
このようにメモリ制御部103が書込み回数の読み書きを制御するデータ記憶システム100の構成は、CPU101がメモリ制御部103を介さずにデータ記憶部102と書込み回数記憶部105とにアクセスする構成と比べて、データと書込み回数とが整合しなくなる確率を低減するのに有利である。その理由として、CPU101が行う処理が簡略されること、および複写機本体1と着脱可能なメモリモジュール45との通信の回数が少ないことが挙げられる。これに対して、書込み回数を複写機本体1A内でカウントして記憶する場合には、複写機本体1Aとメモリモジュール45との間のデータ受け渡しに不具合が生じるといった何らかの障害で実際にはデータが記憶されていないにも係わらず、書込み回数をカウントアップしてしまうことがある。
図5はデータ記憶システムの構成の第2例を示し、図6はデータ記憶システムの構成の第3例を示す。これらの図において、図3の構成に対応する構成要素に図3と同一の符号を付してある。以下の図においても同様である。
図5のデータ記憶システム100bでは、データ記憶部102とメモリ制御部103と書込み回数カウント部104と書込み回数記憶部105とを有するメモリモジュール45bが、複写機本体1Aに配置されている。例えばメモリモジュール45bはCPU101が実装された制御ボードに設けられる。
図6のデータ記憶システム100cでは、記憶装置55bのうちのメモリ制御部103と書込み回数カウント部104とがCPU101とともに複写機本体1Aに配置されており、データ記憶部102と書込み回数記憶部105とが複写機本体1A以外(例えば着脱可能なユニット)に配置されている。データ記憶部102と書込み回数記憶部105とを別個のメモリデバイスに分けて設ける場合には、データ記憶部102および書込み回数記憶部105の一方を複写機本体1Aに配置することもできる。
図7はデータ記憶システムにおけるメモリのデータ構成例を示す。図中のアドレス番号は割り当てるアドレスの区別を示すものであり、メモリ内のアドレス位置を限定するものではない。すなわち、割り当てるアドレスはメモリ内の任意のアドレスでよく、先頭アドレスから順に割り当てても割り当てなくてもよい。また、データ記憶部102と書込み回数記憶部105とを1つのメモリデバイスの異なるアドレス領域に設ける場合や異なるメモリデバイスに設ける場合には、両者の間でアドレスの対応づけがなされておればよい。
メモリモジュール45において、アドレスAdr1に対して工場使用モードデータ(Data#1)と書込み回数(WriteCount#1)とが記憶され、アドレスAdr2に対して通常使用モードデータ(Data#2)と書込み回数(WriteCount#2)とが記憶される。また、アドレスAdr3に対してはサービス使用モードデータ(Data#3)と書込み回数(WriteCount#3)とが、アドレスAdr4に対しては主走査ズレ調整データ(Data#4)と書込み回数(WriteCount#4)とが、アドレスAdr5に対しては主走査ズレ調整データのコピー(Data#5)と書込み回数(WriteCount#5)とが、アドレスAdr6に対しては主走査ズレ再調整実施回数(Data#6)と書込み回数(WriteCount#6)とが記憶される。工場使用モードデータは複写機1の工場出荷前の使用における動作モードに関係するデータであり、通常使用モードデータは工場出荷後のユーザーによる使用における動作モードに関係するデータであり、サービスマン使用モードデータは工場出荷後のサービスマンによる使用における動作モードに関係するデータである。主走査ズレ調整データは調整処理によって得られる主走査方向のズレの調整結果を示すデータである。主走査ズレ再調整実施回数は、主走査方向のズレを再調整した回数である。これらデータData#1〜Data#6、および書込み回数WriteCount#1〜WriteCount#6のデフォルト値は「0」である。
ここでは、調整の項目として主走査ズレを挙げたが、工場で行われる他の項目の調整として、副走査方向のズレを矯正するための調整、画像の濃淡の調整、画像の階調性の調整、転写出力電圧の調整、トナー濃度を最適化する調整、定着器を設定温度に保つための調整などがある。
以下、フローチャートを用いて複写機1の動作および機能をさらに詳しく説明する。
図9は組立て工場での調整の手順を示す図である。工場では様々な調整が行われるが、ここでは代表例として主走査方向の画像のズレを矯正する調整に着目して説明をする。
複写機1の電源を工場使用モードでオンし(#1)、工場使用モードであることを示すために、データ記憶部102におけるアドレスAdr1の領域に工場使用モードデータ"Ox55"を書き込む(#2)。その後に調整を行う(#3)。主走査方向のズレ調整の結果である調整データを、データ記憶部102におけるアドレスAdr4の領域に書き込む(#4)。そして、電源をオフする(#5)。
このような手順で様々な調整を受けた複写機1が、工場から出荷される。調整を受けることによって、ユーザーが使用するときに複写機1は良好な画像を出力する。
図10は通常の使用におけるCPU101の動作の概略を示すフローチャートである。
CPU101は、複写機1の電源が通常使用モードでオンされると、最初にデータ記憶部102におけるアドレスAdr2の領域に通常使用モードデータ"OxAA"を書き込む(#11)。
次に、初めて通常使用モードで電源がオンされたかどうかを判断する。具体的には、アドレスAdr2に対する書込み回数"WriteCount#2"を読み出し、"WriteCount#2"の値が「1」であるかどうかを判断する(#12)。
"WriteCount#2"の値が「1」であれば、通常使用モードでの初めての電源オンに対する処理として、工場で書き込まれた調整データをコピーする。すなわち、アドレスAdr4の領域に記憶されている主走査方向のズレを調整するための調整データ"Data#4"をアドレスAdr5の領域にコピーする(#13)。"WriteCount#2"の値が「1」でなければ、調整データのコピー処理(#13)をスキップする。
調整データの信頼性を確認する処理として、コピー元のアドレスAdr4の領域に記憶されている調整データ"Data#4"の値とコピー先のアドレスAdr5の領域に記憶されている調整データ"Data#5"の値とが一致しており、かつ、アドレスAdr5に対する書込み回数"WriteCount#5"の値が「1」であるかどうかを判断する(#14)。
"Data#4"の値と"Data#5"の値とが一致しかつWriteCount#5"の値が「1」であるという条件が満たされているならば、"Data#5"を正常にコピーされた信頼性のあるデータとみなすことができる。この場合には、CPU101は以後の画像形成動作において"Data#5"を使用して主走査方向のズレを調整する(#15)。
"Data#4"の値と"Data#5"の値とが異なっているか、または"WriteCount#5"の値が「1」ではない場合には、CPU101は以後の画像形成動作において"Data#5"を使用せず、代替データを使用して主走査方向のズレを調整する(#16)。この場合、正規の調整データを使用しないので出力画像の画質を保証することはできないものの、複写機1の動作は継続されるので、ユーザーは相応の画質の出力画像を得ることができる。
代替データとしては、複写機1に外部のコントローラ(例えばコンピュータ)から入力されるデータ、RAM111内のデフォルト値データ、およびROM112が記憶する予め用意されたデータがある。データ形式はソースコードであってもよい。メモリモジュール45とは別の記憶手段によって記憶されているデータを代替データとするのが好ましい。実際に適用される代替のデータ値としては、調整データ値の取り得る範囲内の中心値、最大値、最小値などが考えられる。
代替データを使用して動作を継続させる場合、外部のコンピュータ(コントローラ)へ通知する、操作パネル15上へ表示する、音を鳴らす、振動させる、などの処理のうち1つまたは複数を行う報知処理を制御シーケンスに組み入れてもよい。報知処理によって、ユーザーやサービスマンは、画質が保証されない動作状態であることを知ることができる。報知があったときに、代替データを使用して動作を継続させるか改めて調整データを取得する再調整を行わせるかの選択をユーザーが行うことができるようにしてもよい。
なお、調整データが転写出力電圧や定着温度に関するデータである場合、代替データを使用することによって転写チャージャが高電圧を出力したり、定着器が高温になったりする可能性がある。すなわち、複写機1自体がダメージを受けるおそれがある。したがって、データ記憶部102に記憶されている調整データの信頼性が確認できないときには、動作の継続によって複写機1がダメージを受ける可能性のあることを外部のコントローラなどに通知し、複写機1の動作を停止させるようにしてもよい。
図11は再調整処理のフローチャートである。
最初に、アドレスAdr6の領域に記憶されている主走査ズレ再調整実施回数"Data#6"を読み出し、読み出した値に「1」を加えた値をアドレスAdr6の領域に書き込む(#21)。
主走査方向のズレを矯正するための再調整を実施し(#22)、再調整で得られたデータを調整データ"Data#4"としてアドレスAdr4の領域に書き込む(#23)。続いて、アドレスAdr4の領域に書き込んだ"Data#4"をアドレスAdr5の領域にコピーする(#24)。
調整データの信頼性を確認する処理として、コピー元のアドレスAdr4の領域に記憶されている調整データ"Data#4"の値とコピー先のアドレスAdr5の領域に記憶されている調整データ"Data#5"の値とが一致しており、かつ、アドレスAdr5に対する書込み回数"WriteCount#5"の値がアドレスAdr6の領域の主走査ズレ再調整実施回数"Data#6"の値に「1」を加算した値であるかどうかを判断する(#25)。
"Data#4"の値と"Data#5"の値とが一致しかつWriteCount#5"の値とData#6"の値とが整合するという条件が満たされているならば、"Data#5"を正常にコピーされた信頼性のあるデータとみなすことができる。この場合には、CPU101は以後の画像形成動作において"Data#5"を使用して主走査方向のズレを調整する(#26)。
"Data#4"の値と"Data#5"の値とが一致していても異なっていても、"WriteCount#5"の値とData#6"の値とが整合しない場合は、CPU101は以後の画像形成動作において"Data#5"を使用せず、上述のような代替データを使用して主走査方向のズレを調整する(#27)。
代替データを使用して動作を継続させる場合、その旨をユーザーに報知する処理を行うようにしてもよい。報知があったときに、代替データを使用して動作を継続させるか再々調整を行わせるかの選択をユーザーが行うことができるようにしてもよい。信頼性のある調整データが得られるかまたは制限回数に達するまで再調整を繰り返すようにし、その制限回数を外部装置からのコマンドまたはディップスイッチなどによりソフト的またはハード的にユーザーが設定できるようにしてもよい。再調整を行う回数を限定することにより、例えばバックアップする領域が正常に書き込みできなくなっていたとしても、調整を無限に繰り返して画像形成が開始されないという不都合は生じない。
また、複写機1が上述のようなダメージを受ける可能性があり、1回または複数回の再調整を試みても信頼性のある調整データが得られなかった場合は、その旨を報知して複写機1の動作を停止させるようにしてもよい。
以上の実施形態において、画像形成装置の種類、画像形成装置の全体および各部の構成、画像形成の方式、データ記憶システムの構成、個数、処理内容、または処理順序などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
本発明は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ、および複合機などの各種の画像形成装置の動作の信頼性向上に有用である。
本発明に係る複写機の全体構成を示す概略図である。 感光体ユニットの構成を示す図である。 本発明に係るデータ記憶システムの構成の第1例を示す図である。 CPUの機能構成を示す図である。 データ記憶システムの構成の第2例を示す図である。 データ記憶システムの構成の第3例を示す図である。 データ記憶システムにおけるメモリのデータ構成例を示す図である。 組立て工場での調整の手順を示す図である。 通常の使用におけるCPUの動作の概略を示すフローチャートである。 再調整処理のフローチャートである。
符号の説明
1 複写機(画像形成装置)
45 メモリモジュール(記憶装置)
101 CPU
111 検出手段
112 バックアップ手段
113 比較手段
114 判定手段
115 制御手段
116 報知手段
117 画像調整手段
118 データ書込み手段
119 再バックアップ手段
120 カウント手段
Adr#4 第1アドレス
Adr#5 第2アドレス
WriteCount#4 書込み回数
102 データ記憶部
103 メモリ制御部
104 書込み回数カウント部
105 書込み回数記憶部

Claims (5)

  1. データの書込みおよび読出しが可能でかつ予め第1アドレス領域に工場出荷前の調整で得られた調整データが書き込まれた記憶装置を備える画像形成装置であって、
    前記記憶装置は同一アドレスに対する書込み回数を記憶する手段を有しており、
    工場出荷後の最初の電源投入を検出する検出手段と、
    最初の電源投入の検出に呼応して、前記第1アドレス領域が記憶するデータを前記記憶装置における前記第1アドレス領域とは異なる第2アドレス領域に書き込むバックアップ手段と、
    前記第1アドレス領域から読み出したデータと前記第2アドレス領域から読み出したデータとを比較する比較手段と、
    前記第2アドレス領域へのデータの書込み回数が適正値であるかを判定する判定手段と、
    前記比較手段による比較の結果および前記判定手段による判定の結果に基づいて画像形成動作を制御する制御手段と、を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記比較手段による比較の結果がデータの一致を示すものであり、かつ前記判定手段により書込み回数が適正値であると判定された場合に、前記第2アドレス領域が記憶するデータを用いて画像形成動作を制御する
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記比較手段による比較の結果がデータの不一致を示すものであるか、または前記判定手段により書込み回数が適正値でないと判定された場合に、前記第2アドレス領域が記憶するデータを用いずに、予め定められたデータを用いて画像形成動作を制御する
    請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記判定手段により書込み回数が適正値でないと判定された場合に、前記第2アドレス領域が記憶するデータを用いないことを報知する報知手段を備える
    請求項3または請求項4記載の画像形成装置。
  5. 出力画像の画質に係わる再調整処理を行う画像調整手段と、
    前記再調整処理により得られる再調整データを前記第1アドレス領域に書き込むデータ書込み手段と、
    前記データ書込み手段による書込みの後に前記第1アドレス領域が記憶するデータを前記第2アドレス領域に書き込む再バックアップ手段と、
    再調整の回数をカウントするカウント手段と、を備え、
    前記比較手段は、前記データ書込み手段による書込みの後において、前記第1アドレス領域から読み出したデータと前記第2アドレス領域から読み出したデータとを比較し、
    前記判定手段は、前記データ書込み手段による書込みの後において、前記第2アドレス領域へのデータの書込み回数が再調整回数のカウント値に応じた値であるかを判定する
    請求項1記載の画像形成装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008217646A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Kyocera Mita Corp 画像形成システム及び画像形成プログラム
JP2012024957A (ja) * 2010-07-21 2012-02-09 Seiko Epson Corp 情報処理装置、印刷装置及びデータ管理方法
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