JP2012023947A - 二次電池制御装置および二次電池の制御方法、電子機器 - Google Patents

二次電池制御装置および二次電池の制御方法、電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】複数個の二次電池を切り替えて使用する際に、機器を連続して使用する使用時間を長くすることができる二次電池制御装置、および、二次電池の制御方法を得ること。
【解決手段】同じ定格を有する複数の二次電池3それぞれの温度を検出する複数の温度検出素子8と、複数の二次電池のうちのいずれかの出力を負荷と接続する切替器10と、温度検出素子によって得られたそれぞれの二次電池の温度情報に基づいて、複数の二次電池のうちのいずれを使用するかを選択して切替器を切り替える制御部9とを備え、制御部は、選択された二次電池を負荷に接続した後、最初に選択された二次電池の温度が所定の閾値温度に達したとき、負荷と接続する二次電池を未だ選択されていない他の二次電池に順次切り替え、全ての二次電池を選択した後に、最後に選択された二次電池の温度が閾値温度に達したとき、再び最初に選択した二次電池を負荷と接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、リチウムイオン電池などの二次電池を動作電源として備えた電子機器における、電源として二次電池を使用する際の制御を行う制御装置、および、二次電池使用時の制御方法に関する。
近年、電子機器の小型化軽量化の進展に伴い、携帯機器の普及がすすんでいる。モバイル機器とも呼ばれるこれら携帯機器の普及に合わせて、携帯機器の電源となる充電可能な二次電池の需要が著しく伸びている。
モバイル機器のより長時間の使用を確保するために、二次電池の電池容量を高める取り組みが行われているが、二次電池の容量には限りがあり、一つの二次電池として、ノートパソコンなどの比較的大電流を使用するモバイル機器用として用いられ長時間の使用を実現できる二次電池は未だ開発の途上にある。また、大きくて重い一つの二次電池を使用するよりは、二次電池一つとしては所定の大きさにとどめた2個以上の二次電池を必要な数だけ使用できるようにすることが、予想される使用状況や使用時間に応じて使用する二次電池の数を選択できるため、ユーザーにとって好都合である。また、二次電池の製造面でも、所定の大きさの二次電池が数多く生産できることで、設計面、製造コスト面で、メーカーにとっても好都合である。
一方、一つのモバイル機器で複数の二次電池を使用する場合には、まず、モバイル機器に実際に搭載されている二次電池の数を確認し、複数個の二次電池が使用可能である場合には、それぞれの二次電池に残っている電流量などの状況を把握して使用する二次電池を選択し、一つの二次電池が使用不可となった場合にはスムーズに別の二次電池に切り替えるといった、二次電池使用のための制御が必要となる。
このように、2つ以上の二次電池を使用する際の電池使用の制御方法として、使用機器である電子装置側での二次電池使用制御のための負担を減らすために、二次電池自体に通信機能と制御機能とを持たせて、それぞれの接続状況や使用電池の切り替えタイミングを発信、記録、制御させるようにすることが提案されている(特許文献1参照)。
図8に、特許文献1に記載された、複数の二次電池を用いる従来の電子装置のブロック構成図を示す。
従来の電子装置102は、主電源101に接続された第1の電池パック103と第2の電池パック104とを備えていて、電子装置102の駆動回路である負荷105は、外部の主電源101、第1の電池パック103、第2の電池パック104のいずれかの電力を切り替えて動作する。
第1の電池パック103と第2の電池パック104とは、同じ構成の二次電池であり、それぞれが電子装置102に着脱可能である。第1の電池パック103と第2の電池パック104とは、それぞれの内部に、充放電可能な図6では図示しない電源部を有する他、電池パックの状態が設定される状態設定部112、122を備えた制御回路部111、121を有している。
状態設定部112、122は、それぞれの電池パック103、104が、電子装置102に装着されているか否か、また、充電された電力の残量が存在していて使用可能であるか否かといった、電池パック103、104の状態が設定される部分である。
図6に示す従来の電子装置102に、第1の電池パック103が装着されると、第1の電池パック103の装着検出端子が装着されたことを検出し、また、他の電池パックが既に装着されていないことを確認して、第1の電池パック103の状態設定部112が動作状態に設定される。第1の電池パック103の制御回路部111は、他の電池パック(第2の電池パック104)が接続されたときに第1の電池パック103が装着、動作中であることを認識できるように、存在表示ライン131に存在表示信号を出力した後、負荷105に電力を供給する。
続いて、第2の電池パック104が装着されると、第1の電池パック103からの存在表示信号に基づき、第2の電池パック104の状態設定部122は非動作状態に設定される。第2の電池パック104の制御回路部121は、第2の電池パック104からの電力供給を行わない。
その後、第1の電池パック103が放電し使用不可の状態になった場合には、第1の電池パック103の制御回路部111が状態設定部112の存在表示信号を消去する。第2の電池パック104の制御回路部122は、存在表示ライン131から第1の電池パック103の存在表示信号が表示されなくなったことを感知し、第2の電池パック104の状態設定部122が動作状態に設定されて、第2の電池パック104からの電力の供給が開始される。
このように、他の電池が装着されているか否かと、他の電池が動作中であるか否かとを、電池パックの存在表示信号として互いに検出し合うことで、2つ以上の電池パックから途切れることなく電力が供給される。なお、図6に示した従来の電子装置102では、電池パックへの充電についても、それぞれの電池パック103、104に搭載された制御回路部111、121によってコントロールされる。また、電子装置102では、それぞれの電池パック103、104の状態は、状態情報通信ライン132を通じて電子装置102本体のCPU106に伝えられ、監視されている。
特開2005−323483号公報
上記従来の電子装置における二次電池の管理方法は、複数の電池パックの充電、放電をそれぞれの電池が備えた制御回路を用いてコントロールするものであり、複数個の電池の装着状況に応じた連続的な電力供給や、外部電源に接続されているときの効率的な充電処理を実現するものである。
しかし、上記従来の電子装置では、二次電池からの電力使用時に使用する電池パックの使用順序を、電子機器に装着された順に基づいて定め、一つの電池パックから連続して電力供給を行い、その電池が使用不可となった後に次の電池の電力を使用するように切り替えるという制御を行っている。このため、二次電池の連続使用によって電池温度が上昇し易く、使用状況によっては制限温度を超えて所定の電力供給が行えなくなるタイミングが早くなる。また、一旦使用し終えたと判断された二次電池を再び使用することは想定されていないため、例えば、環境温度に左右されて一時的に出力が下がっていただけの二次電池が、その後使用可能な状況に回復したとしても、使用できる状況になった二次電池から再び電力供給を受けることはできない。このため、トータルの二次電池の使用時間を十分に長くすることができないという不都合が生じる。
本発明は、上記従来の二次電池制御装置および二次電池の制御方法における課題を解決し、複数個の二次電池を切り替えて使用する際に、機器を連続して使用する使用時間を長くすることができる二次電池制御装置と二次電池の制御方法、および、二次電池を制御して使用する電子機器を得ることを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の二次電池制御装置は、同じ定格を有する複数の二次電池それぞれの温度を検出する複数の温度検出素子と、前記複数の二次電池のうちのいずれかの出力を負荷と接続する切替器と、前記温度検出素子によって得られたそれぞれの前記二次電池の温度情報に基づいて、前記複数の二次電池のうちのいずれを使用するかを選択して前記切替器を切り替える制御部とを備え、前記制御部は、選択された前記二次電池を前記負荷に接続した後、最初に選択された二次電池の温度が所定の閾値温度に達したとき、前記負荷と接続する二次電池を未だ選択されていない他の前記二次電池に順次切り替え、全ての前記二次電池を選択した後に、最後に選択された前記二次電池の温度が前記閾値温度に達したとき、再び最初に選択した前記二次電池を前記負荷と接続することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため本発明の二次電池の制御方法は、同じ定格を有する複数の二次電池を切り替えて負荷と接続する二次電池の制御方法であって、前記複数の二次電池のうちのいずれかの二次電池を、負荷と接続する二次電池として選択して負荷と接続し、最初に選択された前記二次電池の温度が所定の閾値温度に達したとき、前記負荷と接続する二次電池を未だ選択されていない他の前記二次電池に順次切り替え、全ての前記二次電池を選択した後に、最後に選択された前記二次電池の温度が所定の閾値温度に達したとき、再び最初に選択した前記二次電池を前記負荷と接続することを特徴とする。
さらに、本発明の電子機器は、上記した本発明の二次電池制御装置を備えている。
本発明の二次電池の制御装置は、二次電池の温度を温度検出素子で把握して、負荷に接続された二次電池の温度が閾値温度となった場合には、順次別の二次電池と切り替えて負荷と接続することから、複数の二次電池を用いて長時間の連続使用を実現することができる。
また、本発明の二次電池の制御方法は、負荷に接続された二次電池の温度が閾値温度となった場合には、順次別の二次電池と切り替えて負荷と接続することで、閾値温度以下の二次電池を用いて長時間の連続使用を実現することができる。
一実施形態にかかる二次電池制御装置の構成例を示す回路ブロック図である。 一実施形態にかかる二次電池制御装置における、制御部の電池切り替えモードでの使用制御ロジックの例を示すフローチャートである。 一実施形態にかかる二次電池制御装置における使用制御時の二次電池の温度の変化を示す図である。 一実施形態にかかる二次電池制御装置における、制御部のパワー制御モードでの使用制御ロジックの例を示すフローチャートである。 一実施形態にかかる二次電池制御装置における使用制御時の、パワー制御モードにおける二次電池の温度と負荷での電力状態の変化を示す図である。 本実施形態にかかるノートパソコンの構成例を示す図である。 本実施形態にかかるノートパソコンの第2の構成例を示す図である。 従来の二次電池の充電装置の構成を示す回路ブロック図である。
本発明の二次電池制御装置は、同じ定格を有する複数の二次電池それぞれの温度を検出する複数の温度検出素子と、前記複数の二次電池のうちのいずれかの出力を負荷と接続する切替器と、前記温度検出素子によって得られたそれぞれの前記二次電池の温度情報に基づいて、前記複数の二次電池のうちのいずれを使用するかを選択して前記切替器を切り替える制御部とを備え、前記制御部は、選択された前記二次電池を前記負荷に接続した後、最初に選択された二次電池の温度が所定の閾値温度に達したとき、前記負荷と接続する二次電池を未だ選択されていない他の前記二次電池に順次切り替え、全ての前記二次電池を選択した後に、最後に選択された前記二次電池の温度が前記閾値温度に達したとき、再び最初に選択した前記二次電池を前記負荷と接続する。
上記本発明の二次電池制御装置は、二次電池の温度が所定の閾値温度に到達すると、負荷と接続される二次電池を他の未使用の二次電池に切り替え、全ての二次電池が使用された場合には、再び最初に選択された二次電池を使用するようにする。このようにすることで、選択して使用された二次電池の温度が一旦閾値温度に到達した場合でも、他の二次電池を使用している間に温度が低下することが期待でき、長時間にわたって、二次電池を切り替えた連続使用を行うことができる。
前記二次電池制御装置において、前記制御部が、前記負荷に接続される複数の二次電池の中から、電子機器のより外側に装着されている二次電池、または、電子機器の使用時に温度が上がりにくい二次電池、もしくは、温度が上昇しても冷めやすい二次電池を、最初に選択する二次電池とすることが好ましい。このようにすることで、配置位置の関係から温度上昇が生じにくい二次電池を主として使用することができ、バッテリ温度が上昇しないように負荷制限を行うことなく、二次電池を用いた電子機器の使用時間を長くすることができる。すなわち、フルパワーでバッテリ動作できる時間を長くすることができる。
また、前記負荷の動作を制限する動作電力制御部をさらに備え、最初に選択された前記二次電池の温度が前記閾値温度に達したとき、他の前記二次電池の温度がいずれも所定の基準温度以上である場合には、前記制御部は、前記最初に選択された二次電池を前記負荷と接続したまま、前記二次電池の温度に対応して前記負荷の動作電力を順次切り下げる動作制限を行うことが好ましい。このようにすることで、使用する二次電池の切り替えだけでは二次電池の温度が低下しない場合でも、負荷に与える影響を限定しながら、二次電池を長時間にわたって使用し続けることができる。
さらに、前記負荷の動作を制限しても、最初に選択された前記二次電池の温度が所定の上限温度に達した場合には、前記制御部は、前記負荷での動作を負荷が最小となるように制御することが好ましい。このようにすることで、二次電池特性の劣化などの重大な影響を与えることなく、最大限の使用時間を確保することができる。
さらにまた、前記負荷の動作モードが、前記動作制限モードもしくは前記最小負荷モードであるときに、前記最初に選択された二次電池以外の前記二次電池が前記基準温度以下となった場合には、前記制御部は、前記負荷と接続する二次電池を前記基準温度以下となった二次電池に切り替えるとともに、前記負荷の動作モードを通常のモードに戻すことが好ましい。このようにすることで、負荷への制限をかけることなく再び二次電池を使用することができる。
さらに、本発明の二次電池制御装置は、二次電池の温度を検出する温度検出素子と、前記二次電池が接続される負荷の動作を制限する動作電力制御部と、前記温度検出素子によって得られた前記二次電池の温度情報に基づいて、前記動作電力制御部を制御する制御部とを備え、前記二次電池の温度が所定の閾値温度に達したとき、前記制御部は、前記二次電池の温度に対応して前記負荷の動作電力を順次切り下げる動作制限を行うことを特徴とする。
このようにすることで、二次電池が一つの場合であっても、負荷に与える影響を限定しながら、二次電池を長時間にわたって使用し続けることができる。
また、前記負荷の動作を制限しても、前記二次電池の温度が所定の上限温度に達した場合には、前記制御部は、前記負荷での動作を負荷が最小となるように制御することが好ましい。
本発明の二次電池の制御方法は、同じ定格を有する複数の二次電池を切り替えて負荷と接続する二次電池の制御方法であって、前記複数の二次電池のうちのいずれかの二次電池を、負荷と接続する二次電池として選択して負荷と接続し、最初に選択された前記二次電池の温度が所定の閾値温度に達したとき、前記負荷と接続する二次電池を未だ選択されていない他の前記二次電池に順次切り替え、全ての前記二次電池を選択した後に、最後に選択された前記二次電池の温度が所定の閾値温度に達したとき、再び最初に選択した前記二次電池を前記負荷と接続することを特徴とする。
上記本発明の二次電池の制御方法は、二次電池の温度が所定の閾値温度に到達すると、負荷と接続される二次電池を他の未使用の二次電池に切り替え、全ての二次電池が使用された場合には、再び最初に選択された二次電池を使用する。このため、選択して使用された二次電池の温度が一旦閾値温度に到達した場合でも、他の二次電池を使用している間に温度が低下することが期待でき、長時間にわたって、二次電池を切り替えた連続使用を行うことができる。
また、前記制御部が、前記負荷に接続される複数の二次電池の中から、電子機器のより外側に装着されている二次電池、または、電子機器の使用時に温度が上がりにくい二次電池、もしくは、温度が上昇しても冷めやすい二次電池を、最初に選択する二次電池とする
ことが好ましい。このようにすることで、配置位置の関係から温度上昇が生じにくい二次電池を主として使用することができ、バッテリ温度が上昇しないように負荷制限を行うことなく、二次電池を用いた電子機器の使用時間を長くすることができる。すなわち、フルパワーでバッテリ動作できる時間を長くすることができる。
さらに、最初に選択された前記二次電池の温度が前記閾値温度に達したとき、他の前記二次電池の温度がいずれも所定の基準温度以上である場合には、前記最初に選択された二次電池を前記負荷と接続したまま、前記二次電池の温度に対応して前記負荷の動作電力を順次切り下げる動作制限を行うことが好ましい。このようにすることで、使用する二次電池の切り替えだけでは二次電池の温度が低下しない場合でも、負荷に与える影響を限定しながら、二次電池を長時間にわたって使用し続けることができる。
さらにまた、前記負荷の動作を制限しても、最初に選択された前記二次電池の温度が所定の上限温度に達した場合には、前記負荷での動作を負荷が最小となるように制御することが好ましい。このようにすることで、二次電池特性の劣化などの重大な影響を与えることなく、より長い使用時間を確保することができる。
また、前記負荷の動作を制限している場合、もしくは前記負荷での動作を負荷が最小となるように制御している場合に、前記最初に選択された二次電池以外の前記二次電池が前記基準温度以下となった場合には、前記制御部は、前記負荷と接続する二次電池を前記基準温度以下となった二次電池に切り替えるとともに、前記負荷の動作制限を解除することが好ましい。このようにすることで、負荷への制限をかけることなく再び二次電池を使用することができる。
さらに、本発明の二次電池の制御方法は、二次電池の温度が所定の閾値温度に達したとき、前記二次電池の温度に対応して前記二次電池の負荷の動作電力を順次切り下げる動作制限を行うことを特徴とする。
このようにすることで、二次電池が一つの場合であっても、負荷に与える影響を限定しながら、二次電池を長時間にわたって使用し続けることができる。
また、前記負荷の動作を制限しても、前記二次電池の温度が所定の上限温度に達した場合には、前記負荷での動作を負荷が最小となるように制御することが好ましい。
さらに、本発明の電子機器は、負荷と、前記負荷の動作電源としての複数の二次電池と、前記複数の二次電池を切り替える本発明にかかるいずれかの二次電池制御装置とを備える。このようにすることで、本発明の二次電池制御装置の特長を活かして、より安定して長時間の二次電池駆動ができる電子機器を実現することができる。
(発明の実施の形態)
以下、二次電池制御装置と二次電池の制御方法、二次電池制御装置を備えた電子機器の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態にかかる二次電池制御装置として、電子機器であるノートパソコンに組み込まれた二次電池制御装置の概略構成を示す回路ブロック図である。なお、図1以下本実施形態では、同じ定格を有するバッテリAとバッテリBとの2個の二次電池を用いた場合を例示して説明する。
図1に示すように、本実施形態の二次電池の制御装置は、第1の二次電池であるバッテリA(3A)と第2の二次電池であるバッテリB(3B)のいずれかを、ノートパソコンを駆動するための電源に接続された負荷であるDC/DCコンバータ11に接続するものであり、バッテリA(3A)の温度を検出する第1の温度検出素子8Aと、バッテリB(3B)の温度を検出する第2の温度検出素子8Bと、バッテリA(3A)とバッテリB(3B)とを切り替えてDC/DCコンバータ11に接続する切替器10と、バッテリA(3A)の温度情報とバッテリB(3B)の温度情報とに基づいて、切替器を切り替え制御する制御部9とを備えている。
なお、第1の二次電池であるバッテリA(3A)と第2の二次電池であるバッテリB(3B)とは、いずれもノートパソコンに対して脱着自在であり、いずれも同じ定格を有している。
本実施形態のノートパソコンに組み込まれた二次電池制御装置の制御部9は、二次電池からの電力供給の制御を行うと共に、バッテリA(3A)とバッテリB(3B)とを充電する際の制御をも行うものとして例示している。このため、図1には、外部の商用電源から交流電力を取得し、直流電圧に変換して出力するACアダプタ1、バッテリA(3A)を充電するための充電器4A、バッテリA(3A)の充電状態や動作状況を確認するための電流検出素子6A、電圧検出素子7A、さらには、バッテリB(3B)を充電するための充電器4B、バッテリB(3B)の充電状態や動作状況を確認するための電流検出素子6B、電圧検出素子7Bを含めて図示している。
また、図1中におけるFET2、5A、5Bは、いずれも、ACアダプタ1とバッテリA(3A)、バッテリB(3B)とDC/DCコンバータ11の切り替え、バッテリA(3A)およびバッテリB(3B)への充電器4A、4Bの接続の切り替えなどを行うスイッチである。
さらに、制御部9からの指示によって、負荷であるノートパソコンでの動作モードを切り替え制御する動作電力制御部12が、ノートパソコン内に配置されている。
制御部9は、マイコンや、ロジック回路の組み合わせで構成されており、温度検出素子8A、8Bから、バッテリA(3A)およびバッテリB(3B)の温度情報が入力される。そして、あらかじめ定められた制御ロジックに基づいて、バッテリA(3A)とバッテリB(3B)とのいずれの電力を用いるかの判断を行い、スイッチング素子である切替器10を切り替えて、いずれかのバッテリ3A、3Bの出力端子を、ノートパソコンを駆動するための電圧源であるDC/DCコンバータ11に接続する。
また、後述するように、バッテリA(3A)からバッテリB(3B)へと切り替えることができない状態のときには、制御部9は、バッテリA(3A)の温度状態に対応してノートパソコンの動作モードをより電力負担の少ないモードに切り替えるよう、動作電力制御部12に対して指示を出し、ノートパソコンの動作電力を制御する。
温度検出素子8A、8Bは、熱電対や、サーミスタなどの熱感応性の電気素子など、周知の温度検出手段を用いることができ、バッテリA(3A)、バッテリB(3B)がノートパソコンに装着されたときに、その温度を十分な精度で検出することができる位置に配置されている。
なお、二次電池であるバッテリA(3A)およびバッテリB(3B)は、いずれも例えば4つの充電セルを備えた5700mAh/7.4V、のリチウムイオンバッテリであるが、本実施形態の二次電池制御装置および二次電池の制御方法において、二次電池の種類やその出力電圧値、容量などに特別な制約はなく、各種の二次電池を用いて制御部9の制御ロジックを適用することができる。ただし、2つのバッテリAとバッテリBとが同じ定格を有するものであることは、本実施形態における二次電池の制御装置および制御方法を適用する上での前提となるものである。
また、本実施形態の二次電池の制御装置は、上記の通りノートパソコンに内蔵されたものを例示しているが、ノートパソコン本体部分の回路構成などの図示と説明は省略する。
次に、本実施形態の二次電池の制御装置における制御部9の動作、および、制御部9での制御ロジックとして示される、二次電池制御方法の具体例について、図面を用いて説明する。
(第1段階:電池切替モード)
図2は、本実施形態の二次電池制御装置における制御部9の制御ロジックの一例として、2つの二次電池として、バッテリA(3A)とバッテリB(3B)とが装着された場合に、これを切り替えて負荷の電力とする際のバッテリの切り替え方法を示すフローチャートである。また、図3は、図2に示したフローチャートに基づく二次電池の切り替え制御が行われたときの、バッテリA(3A)とバッテリB(3B)との温度の変化を示す図である。
なお、以下本明細書において、図2のフローチャートに示された、2つのバッテリのいずれを使用するかを切り替える二次電池の使用方法の制御ロジックを、電池切替モードと称することとする。
図2で示す、本実施形態の二次電池の制御装置における制御部9の電池電力使用時(放電時)の制御ロジック例では、電池電力を使用開始(ステップS101)するにあたって、まず、制御部9が、バッテリが複数個装着されているか否かの確認を行う(ステップS102)。
上記したように、図2および図3を用いて説明する本実施形態の二次電池制御においては、バッテリAとバッテリBとの2つのバッテリが使用する場合を想定してこれを切り替える制御ロジックを説明しているが、本実施形態の二次電池の制御装置における制御ロジックは、バッテリが2つの場合に限らず、3つ以上の場合にも同じ考え方を適用して、順次バッテリを切り替えて使用することができる。
また、このステップS102では、満充電状態である必要はないものの通常の使用に耐える一定以上の充電電圧を有しているバッテリが複数あるか否かを確認するものである。
なお、図1に示したように、本実施形態に示す制御回路の制御部9では、バッテリA(3A)とバッテリB(3B)との充電制御も行うために、それぞれのバッテリの電池電圧を検出する電圧検出素子7A、7Bを備えている。このため、装着されたバッテリが使用可能であるか否かは容易に検出できるが、制御部9が二次電池の充電の制御を行わない場合には、制御部9にそれぞれの二次電池の充電状態が情報として入力されるようになっていることが好ましい。
ステップS102で、使用可能なバッテリが複数装着されていない場合(Noの場合)には、バッテリを切り替えて使用する制御を行うことができないので、制御部9はステップS110に進み、後述するパワー制御モードへと移行することとなる。
ステップS102で複数のバッテリがあることが確認できた場合(Yesの場合)には、ステップS103で、制御部9は、以後の制御を行うにあたって、バッテリAとして取り扱うバッテリを選択する。
以下説明するように、本実施形態として説明する制御ロジックでは、バッテリA(3A)を主として、また、バッテリB(3B)を副として、それぞれ使用することとなる。このため、例えば、使用開始時点で温度の低いバッテリ、使用サイクルが分かっている場合には使用サイクルのより少ないバッテリ、電池残量がより多いバッテリを、本実施形態の制御ロジックにおける「バッテリA」として選択する。
また、機器に装着された複数のバッテリ自体に特性や条件の差がない場合には、電子機器であるノートパソコンのより外側に装着されているバッテリ、または、放熱フィンや放熱のためのファンや冷却装置、通風口などの、使用時にバッテリの温度が上がりにくいバッテリや温度が上がってもすぐに冷めやすい条件で装着されているバッテリを、主たるバッテリである「バッテリA」として選択する。
このようにすることで、主として使用するバッテリの温度を、比較的低い状態に保つことができるので、より長時間にわたって負荷であるノートパソコンに所望の電力を供給し続けることができる。なお、各バッテリの使用経歴や電池残量にかかわらず、予め電子機器であるノートパソコンにおける装着位置条件のみで、主バッテリとして用いるバッテリAを定めておくことができる。このようにすることで、配置位置の関係から温度上昇が生じにくい二次電池を主として使用することができ、バッテリ温度が上昇しないように負荷制限を行うことなく、二次電池を用いた電子機器の使用時間を長くすることができ、フルパワーでバッテリ動作できる時間を長くすることができる。また、いずれのバッテリの条件も全く同じ場合には、どのバッテリをバッテリAとして設定してもかまわない。
ステップS104では、制御部9は、切替器10を切り替えて、選択されたバッテリA(3A)の出力端子とDC/DCコンバータ11とを接続する。このようにして、バッテリの電力によるノートパソコンの駆動が始まる。
バッテリA(3A)を使用することで、図3に示すように、放電によりバッテリA(3A)の温度TBaが上昇する。
バッテリは、連続して使用されることによりその温度が上昇する。バッテリの温度が、所定の温度以上となると放電特性が低下するなど、バッテリの電力供給上問題となる場合がある。また、バッテリの温度上昇により、バッテリの周囲に配置された電子回路部品や、ノートパソコンなどの電子機器の筐体にダメージを与えることがある。このため、ノートパソコンなどの電子機器に組み込んでバッテリを使用する際には、バッテリ温度の上限値が規格として定められている。例えば、リチウムイオンバッテリの場合などでは、一例として80度を上限規格値として定められる。
また、小型軽量の携帯型電子装置の場合には、ユーザーが装置を手に持って使用することを想定しなくてはならない。この場合、装置内部のバッテリ温度が上昇すると、その熱が筐体を伝わってユーザーに感じ取られてしまう。ユーザーに不快感なく機器を使用してもらうために、電子装置としての筐体温度の上限値が定められている場合、この電子装置の筐体温度の制限に基づいて、内部に配置されるバッテリの上限温度を定めなくてはならない場合が生じる。以下、本実施形態では、温度条件の一例として、ノートパソコンの筐体温度の上限が47度に設定されているためバッテリの上限温度が52度として定められている場合について、バッテリの具体的な温度制限条件を説明するものとする。
上記のように本実施形態のノートパソコンでは、バッテリの上限温度が52度であるために、バッテリがこの上限温度を超えることがないように、制御ロジック上の閾値温度T1を45度としてバッテリの切り替え使用を行う。
制御部9は、続くステップS105でバッテリA(3A)の温度を監視し、バッテリA(3A)の温度を検出する温度検出素子8Aで検出された温度TBaが、閾値温度T1(=45度)以上となった場合(Yesの場合)には、次のステップS106に進む。
ステップS106では、制御部9は、温度検出素子8BからのバッテリB(3B)の温度情報を取得し、バッテリB(3B)が使用可能な温度である基準温度以下か否かを確認する。バッテリB(3B)が使用可能であると判断された場合(Yesの場合)は、ステップS107にすすみ、バッテリB(3B)が使用不可と判断された場合(Noの場合)には、ステップS110へと進む。
ここで、バッテリB(3B)が使用可能な状態の温度の上限である基準温度とは、閾値温度T1より低い温度であって、バッテリB(3B)を使用するように切り替えた場合に、すぐに、バッテリB(3B)の温度が閾値温度T1に到達しない温度をいう。具体的には、閾値温度T1が45度である本実施形態の制御ロジックの場合、例えば基準温度の値を42度と設定することができる。
本実施形態の制御ロジックにしたがって、バッテリ駆動を開始した直後、特に、まだ一度もバッテリBを使用していない場合には、バッテリB自体の発熱が生じていないためバッテリBの温度上昇はほとんど生じていないと考えられる。しかし、本実施形態で示した制御ロジックに基づいて、バッテリAとバッテリBとを切り替えて使用した場合には、バッテリAが閾値温度T1に到達した場合に、バッテリBの温度が十分に下がっていないことが考えられる。このように、2つのバッテリ共に使用が困難と判断される場合には、ステップS103で、バッテリの温度上昇の点でより有利と考えてあらかじめ選択したバッテリAを用いて、後述のパワー制御モード(ステップS110以降)での制御を行うこととなる。
一方、ステップS106で、バッテリBの温度が使用可能な状態の温度であると判断された場合(Yesの場合)には、制御部9は、切替器10を制御して、バッテリB(3B)の出力端子とDC/DCコンバータ11とを接続する(ステップS107)。このようにして、バッテリBへの切り替え操作が行われる。
次に、制御部9は、温度検出素子8Bの出力を監視して、使用状態となっているバッテリBの温度TBbが閾値温度T1以上となっていないかを確認する(ステップS108)。
ステップS108で、バッテリBの温度TBbが閾値温度T1以上となっていない場合(Noの場合)には、ステップS107に戻って、引き続きバッテリBを用いたバッテリ駆動が続けられる。一方、バッテリBの温度TBbが閾値温度T1以上となっている場合(Yesの場合)には、ステップS109にすすんで、制御部9は、切替器10を制御して、バッテリAの出力端子をDC/DCコンバータ11に接続する。このようにして、バッテリBからバッテリAへの使用バッテリの切り替えが行われる。
なお、ステップS107で説明したように、バッテリBへの切り替え時には、事前にバッテリBが使用可能な状態にあるか否かを確認したが、前述したように、本実施形態の制御ロジックにおいては、最初にステップS103としてより温度上昇の面で有利なバッテリを主として使用するバッテリAとして選択しているため、ステップS109でのバッテリBからバッテリAへの切り替え時には、事前にバッテリAの状態の確認は行わない。
バッテリAに使用バッテリを切り替えた後には、制御部9は、ステップS105に戻ってバッテリAの温度TBaが閾値温度T1以上であるか否かを確認する。以下、ステップS105からステップS109の動作を繰り返し、バッテリAからバッテリBへの切り替えができなくなった状態で、ステップS110として示したパワー制御モードへと移行することになる。
上記、図2の制御ロジックでのバッテリ制御を行うことにより、図3に示すように、使用時間t0からt1までの間はバッテリAが使用されてその温度が上昇し、時間t1でバッテリAの温度TBaが閾値温度T1に到達している。ここで、制御部9が使用バッテリをバッテリBに切り替えるため、時間t1からt2までは、バッテリBの温度TBbが上昇する。一方、時間t1からt2の間は、バッテリAは使用されていないため、その温度TBaは徐々に低下する。
その後、時間t2でバッテリBの温度TBbが閾値温度T1に到達したため、時間t2で使用バッテリが再びバッテリAに切り替えられる。その後、時間t3で再びバッテリBに、さらに、時間t=4でバッテリAへと使用バッテリを切り替える。なお、図3のグラフでは、バッテリが使用されているときの温度変化を実線で、また、使用されていないときのバッテリの温度変化を点線で示している。
その後、時刻t5で、バッテリAの温度TBaが閾値温度T1に到達するが、繰り返して使用された結果、バッテリBの温度の低下度合いが鈍くなっていて、時間t5の段階でバッテリBの温度TBbが、使用可能と判断される基準温度の42度を下回っていない。このため、図2に示すステップS106におけるNoの場合となり、ステップS110として示すパワー制御モードに移行することとなる。
(第2段階:パワー制御モード)
次に、本実施形態の制御部9における制御ロジックとして、バッテリの温度が下がりにくくなる飽和状態に達していて、バッテリの切り替えでは対応できなくなった場合に行われる、負荷であるノートパソコンでの電力制限を行ってバッテリの温度上昇を抑制する、パワー制御モードについて説明する。
図4は、本実施形態の二次電池制御装置におけるパワー制御モードでの制御ロジックを示すフローチャートであり、図5は、図4に示したフローチャートに基づく二次電池の制御が行われたときの、バッテリAの温度を下段に、負荷であるノートパソコンでの電力値を上段に、それぞれ示したものである。
図4に示したパワー制御モードでの制御ロジック例では、スタート時点が、図2に示した制御ロジックのステップS110である。このとき、バッテリAの温度TBaは、図5下段に時間t5として示すように、閾値温度T1となっている。このときは、まだ、制御部9から、動作電力制御部12に対して、電力をセーブする旨の指示が出ていないため、ノートパソコンで許容される電力は、当初の電力P0のままである。
次のステップS201で、制御部9は、温度検出素子8Aからの温度情報を取得して、バッテリAの温度TBaが、第1の制限温度T2以上であるか否かを判断する。この第1の制限温度T2、および後述する第2の制限温度T3は、上記電池切替モードで電池切り替えの基準とした閾値温度T1より高く、バッテリの上限温度T4より低い温度である。例えば、本実施形態の場合には、T1が45度、T4が52度であるため、制限温度の一例として、第1の制限温度T2を48度、第2の制限温度T3を50度と設定している。
ステップS201でバッテリAの温度TBaが、第1の制限温度T2以上でない場合(Noの場合)には、制御部9は、温度検出素子8Bで得られる温度情報から、バッテリBの温度が、使用可能温度以下になっているか否かを判断する(ステップS202)。
図4に制御ロジックを示すパワー制御モードは、バッテリBの温度が下がりにくくなる飽和状態に達してしまっていて、バッテリAのみしか使用できない場合の制限モードであるから、常にバッテリBの温度を確認してバッテリBの温度が使用可能温度に低下した場合には、使用バッテリをバッテリBに切り替えて、電池切り替えモードに戻ることが好ましいからである。
ステップS202でバッテリBの温度が使用可能温度以下となっている場合(Yesの場合)には、ステップS215に進んで、図2で示した電池切替モードでのステップS107に戻り、制御部9は、切替器10を制御してバッテリB(3B)の出力端をDC/DCコンバータ11の出力端に接続する。
ステップS202でバッテリBが使用可能温度以下に下がっていない場合(Noの場合)には、ステップS201に戻る。
一方、ステップS201で、バッテリAの温度TBaが、第1の制限温度T2以上となっている場合(Yesの場合)は、制御部9は、動作電力制御部12に信号を送って、ノートパソコンの消費電力を通常の電力(定格消費電力)P0よりも低い消費電力のP1に制限するよう指示を出す(ステップS203)。この時点が、図5に示す時間t=t6である。
続いて、制御部9は、バッテリBの温度状態を確認し(ステップS204)、バッテリBが使用可能である場合(Yesの場合)にはステップS215へとすすみ、電池切替モードに戻る。バッテリBが使用可能温度となっていない場合(Noの場合)には、ステップS205ヘとすすむ。
ステップS205では、制御部9はバッテリAの温度TBaが第1の制限温度T2を下回っていないか確認する。バッテリAの温度TBaが第1の制限温度T2を下回っていた場合(Yesの場合)には、制御部9は、動作電力制御部12に、電力制限をなくしてもとの電力P0に戻すよう指示をする(ステップS206)。その後、ステップS201に戻る。
バッテリAの温度TBaが第1の制限温度T2を下回っていない場合(Noの場合)には、ステップS207へとすすみ、制御部9は、バッテリAの温度TBaが、第2の制限温度T3を上回っていないかを確認する。
ステップS207において、バッテリAの温度TBaが第2の制限温度T3を上回っていない場合(Noの場合)には、制御部9は、ステップS204に戻る。
一方、バッテリAの温度TBaが、第2の制限温度T3を上回っている場合(Yesの場合)には、ステップS208に進んで、制御部9は動作電力制御部12に対して、より少ない電力であるP2での動作を行うように指示をする。この状態が、図5における時間t=t7の状態である。
その後、制御部9は、バッテリBの温度状態を確認し(ステップS209)、バッテリBが使用可能である場合(Yesの場合)にはステップS215へとすすみ、電池切替モードに戻る。バッテリBが使用可能温度となっていない場合(Noの場合)には、ステップS210ヘとすすむ。
ステップS210では、制御部9はバッテリAの温度TBaが第2の制限温度T3を下回っていないか確認する。バッテリAの温度TBaが第2の制限温度T3を下回っていた場合(Yesの場合)には、制御部9は、ステップS203にもどって、動作電力制御部12に、負荷の電力制限を緩和して、一つ前の状態であるP1に戻すよう指示をする。
一方、バッテリAの温度TBaが第2の制限温度T3を下回っていない場合(Noの場合)には、ステップS211へとすすみ、制御部9は、バッテリAの温度TBaが、バッテリの上限温度T4を上回っていないかを確認する。
ステップS211において、バッテリAの温度TBaが上限温度T4を上回っていない場合(Noの場合)には、制御部9は、ステップS209に戻る。
一方、ステップS211で、バッテリAの温度TBaが上限温度T4を上回っている場合(Yesの場合)には、ステップS212に進んで、制御部9は動作電力制御部12に対して、ハードウェア(HW)制限モードへと移行するように指示をする。このハードウェア制限モードは、ノートパソコンのクロック周波数自体を低減して、電力負担を最低限のものとするモードである。ハードウェア制限モードに移行することで、ノートパソコンが動作する上で必要とされる電力は大幅に低減されるため、以降はバッテリAの温度上昇が止まる。このときのバッテリの温度と消費電力との関係を示すのが、図5における時間t=t8の状態である。
その後、ステップS213に進んで、制御部9は、バッテリBの温度状態を確認し、バッテリBが使用可能である場合(Yesの場合)にはステップS215へとすすみ、電池切替モードに戻る。バッテリBが使用可能温度となっていない場合(Noの場合)には、ステップS214ヘとすすむ。
ステップS214では、制御部9はバッテリAの温度TBaが上限温度T4を下回っていないか確認する。バッテリAの温度TBaが上限温度T4を下回っていた場合(Yesの場合)には、制御部9は、ステップS208にもどって、動作電力制御部12に、負荷の電力制限を緩和して、一つ前の状態であるP=P2の状態に戻すよう指示をする。
一方、ステップS214で、バッテリAの温度TBaが限界温度T4を下回っていない場合(Noの場合)には、ステップS212へ戻って、ハードウェア制限モード(P=P3)での動作が継続される。
以上、説明したように、パワー制御モードでの制御ロジックでは、常に電池切替モードに戻ることができないか、バッテリBの温度を確認しながら、バッテリAの温度が上限温度T4を越えないように、ノートパソコンでの電力制限を徐々に厳しくしていく。
なお、図4および図5を用いた説明では、電力制限をP1およびP2の二段階とした後、ハードウェア制限モードP3に移行する例を示したが、電力制限のステップは、2段階に限られず、適宜必要な段階に定めることができる。なお、本実施形態では、一例として、第1段目の電力制の制限値P1を40W、第2段目の電力制の制限値P2を30Wとして設定した。
また、動作電力制御部12でノートパソコンの電力制限を行う場合には、ノートパソコンでの動作が不安定となることを防止するため、電力制限のないP0から制限電力40WのP1へ、また、P1から制限電力30WのP2へと、それぞれ一気に制限をかけるのではなく、例えば、1〜2Wずつ微細なステップで電力制限をかけながら、P1およびP2に切り替えるようにすることができる。
以上本実施形態として、二次電池制御装置の制御部での制御ロジックを、電池切替モードとパワー制御モードとの2つのモードに分けて説明してきた。
なお、上記本実施形態の制御ロジックは、バッテリAとバッテリBとが十分な充電電圧を保っていることを前提として説明したものである。電池切替モードでのバッテリ駆動を行っている途中でバッテリAもしくはバッテリBいずれかの充電電圧がなくなって使用不可となった場合には、その段階で2つのバッテリ間で使用電池の切替を行うことができなくなるから、バッテリAおよびバッテリBの温度にかかわらず、まだ使用できる側のバッテリを用いてパワー制御モードに移行しての制御が行われる。
また、電池切替モードにおいて、2つのバッテリの充電電圧がともになくなってしまった場合、さらには、パワー制御モードでバッテリAの充電電圧が無くなってしまった場合には、通常のバッテリ駆動の電子機器と同じように、事前にバッテリ容量が低下して駆動ができなくなりつつあることを警告した後、ハードディスクなどの機器の破損や、データの消失などが生じないような状態で、ノートパソコンの動作を終了させることになる。
また、電子機器に接続された使用可能な状態のバッテリが3つ以上ある場合には、複数のバッテリの中からバッテリAとして使用を制御するバッテリを選択し、他のバッテリを順次バッテリB、バッテリC、以下順次D、E等として設定し、バッテリAの温度が閾値温度に到達した場合には、バッテリBに切り替え、さらに、バッテリBが閾値温度に達した場合にはバッテリCに切り替える、という具合に、順次使用するバッテリを切り替えて負荷に接続する。
なお、バッテリAを用いたパワー制御モードに移行している場合には、常に他の全てのバッテリの温度を確認しつつ、いずれかのバッテリの温度が基準温度以下となった場合には、そのバッテリを選択して、電池切替モードに戻ることが好ましい。
また、上記図4および図5を用いて説明したパワー制御モードでのバッテリ駆動は、装着された電池が一つの場合を含めて、電池切替モードの適用とは別個独立に、二次電池を用いて駆動される電子機器全般に対して適用することができる。
ここで、本実施形態において電子機器として例示したノートパソコンの構成について説明する。
図6は、本実施形態の電子機器としてのノートパソコン30の構成を示す図である。なお、図6では、ノートパソコン30におけるバッテリの配置位置を明瞭に示すために、ノートパソコン30の本体部32をその底面の少し背面側から見た状態を示し、本体部32の底板を透明にした状態で図示している。
図6に示すように、本実施形態のノートパソコン30は、その内面側に液晶パネルなどの表示デバイスが配置された蓋体31と、内部に各種の電子部材が内蔵された本体部32とを備えている。蓋体31は、本体部32に対して回動可能なように取り付けられており、本体部32の上面には、キーボードや電源スイッチ、操作パッドなどが形成されている。
本体部32の内部には、蓋体31が取り付けられた背面に近い側に2つのバッテリ33(33aおよび33b)が着脱可能に配置されている。本実施形態のノートパソコン30では、本体部32の中心線Xよりも遠い位置に配置されているバッテリ33aが外側のバッテリであり、上記実施形態で説明した第1のバッテリであるバッテリAとなる。一方、本体部32の中心部側(中心線X側)に位置するもう一つのバッテリ33bが、上記実施形態で説明した第2のバッテリであるバッテリBとなる。
本体部32には、バッテリ33の他に、ハードデスクドライブ(HDD)34、メモリカードなどとのインターフェイスとなるカードスロット35、中央演算素子(CPU)37が搭載された回路基板36などの各種機器が配置されている。なお、本実施形態の二次電池の制御装置も、例えば回路基板36上の電子回路として構成されている。
また、本実施形態のノートパソコン30の本体部では、電源回路などのノートパソコン30が動作した際に発熱する回路部品が回路基板36の中央寄りの点線で囲った部分38に配置され、本体部32内部の放熱のためファン39を備えている。このため、本体部32内部の2つのバッテリ33aとバッテリ33bとにおいて、バッテリ33aは、発熱源であるCPU37や回路基板36の中央寄りの部分38からより遠い位置にあり、また、放熱部材であるファン39により近い位置に配置されていることがわかる。すなわち、2つのバッテリの中で、バッテリ33aはバッテリ33bと比較して、より低い温度に保たれるバッテリであり、この点からもバッテリ33aを第1のバッテリであるバッテリAとして、二次電池制御を行うことが好ましいことがわかる。
なお、図6で説明したノートパソコン30は、ノートパソコンの一般的な構成として、図示説明した以外の構成を採ることができる。例えば、図6に図示した以外にも、DVD/CDのディスクドライブ装置や、無線LANとの接続を行うためのアンテナモジュールなどの各種部材を必要に応じて配置されることは言うまでもない。
図7は、本実施形態にかかるノートパソコンの別の構成例を示す図である。なお、図7においても、ノートパソコン40におけるバッテリの配置位置を明瞭に示すために、ノートパソコン40を背面側から見た状態を示している。
図7に示す、別の構成例のノートパソコン40は、本体部42に回動可能に取り付けられた蓋体41を有していて、本体部42の背面側に、2つのバッテリ43(43aおよび43b)が着脱可能に配置されている。なお、第2の構成例として示すノートパソコン40は、2つのバッテリ43が本体部42の厚み方向である上下方向に並べて配置されている点が、2つのバッテリ33が左右方向に並べて配置されていた図6に示すノートパソコン30と異なっている。なお、第2の構成例のノートパソコン40も、従来周知のノートパソコンの構成をそのまま採用することができるので、ノートパソコン40の各種部材についての図示と詳細な説明は省略する。
図7に示すノートパソコン40の場合は、バッテリ43aおよびバッテリ43bともに、本体部42内の他の構成部品44との距離は等しいが、ノートパソコン40の厚さ方向を考えると、図7中下側に位置するバッテリ43aの方が、もう一つのバッテリ43bよりもノートパソコンの筐体表面に近いため、外側に配置されていると考えることができる。このため、図7に示したように、2つのバッテリが上下方向に並んでいる場合には、下側である筐体表面に近い側のバッテリ43aを第1のバッテリであるバッテリAとして、本実施形態の二次電池の制御方法を適用することが好ましい。
以上、本発明の実施形態として、電子機器としてのノートパソコンを、リチウムイオン電池を使用して駆動する場合の二次電池制御装置、および、二次電池の制御方法について説明したが、本発明の二次電池制御装置および制御方法は、ノートパソコンに限らず二次電池で駆動するものであれば、携帯電話や携帯用ゲーム機、小型テレビジョン受像器やブルーレイディスプレイヤー、ナビゲーションシステムなど、携帯機器をはじめとする各種電子機器の二次電池の制御装置および制御方法として適用することができる。
また二次電池としては、上記例示したリチウムイオン電池をはじめ、ニッケルカドミウム(ニッカド)電池、リチウムイオンポリーマー電池などの、充電と放電とが可能な各種の二次電池を用いることができる。
本発明にかかる二次電池の制御装置、二次電池制御方法、および、電子機器は、モバイル機器をはじめとする各種の電子機器の電源として、二次電池を効率よく使用することができる制御装置および制御方法として、幅広い用途に適用することができる。
3(3A、3B) バッテリ(二次電池)
8(8A、8B) 温度検出素子
9 制御部
10 切替器
11 DC/DCコンバータ(負荷)
12 動作電力制御部

Claims (15)

  1. 同じ定格を有する複数の二次電池それぞれの温度を検出する複数の温度検出素子と、
    前記複数の二次電池のうちのいずれかの出力を負荷と接続する切替器と、
    前記温度検出素子によって得られたそれぞれの前記二次電池の温度情報に基づいて、前記複数の二次電池のうちのいずれを使用するかを選択して前記切替器を切り替える制御部とを備え、
    前記制御部は、選択された前記二次電池を前記負荷に接続した後、最初に選択された二次電池の温度が所定の閾値温度に達したとき、前記負荷と接続する二次電池を未だ選択されていない他の前記二次電池に順次切り替え、
    全ての前記二次電池を選択した後に、最後に選択された前記二次電池の温度が前記閾値温度に達したとき、再び最初に選択した前記二次電池を前記負荷と接続することを特徴とする二次電池制御装置。
  2. 前記制御部が、前記負荷に接続される複数の二次電池の中から、電子機器のより外側に装着されている二次電池、または、電子機器の使用時に温度が上がりにくい二次電池、もしくは、温度が上昇しても冷めやすい二次電池を、最初に選択する二次電池とする請求項1に記載の二次電池制御装置。
  3. 前記負荷の動作を制限する動作電力制御部をさらに備え、
    最初に選択された前記二次電池の温度が前記閾値温度に達したとき、他の前記二次電池の温度がいずれも所定の基準温度以上である場合には、前記制御部は、前記最初に選択された二次電池を前記負荷と接続したまま、前記二次電池の温度に対応して前記負荷の動作電力を順次切り下げる動作制限を行う請求項1または2に記載の二次電池制御装置。
  4. 前記負荷の動作を制限しても、最初に選択された前記二次電池の温度が所定の上限温度に達した場合には、前記制御部は、前記負荷での動作を負荷が最小となるように制御する請求項3に記載の二次電池制御装置。
  5. 前記負荷の動作を制限している場合、もしくは前記負荷での動作を負荷が最小となるように制御している場合に、前記最初に選択された二次電池以外の前記二次電池が前記基準温度以下となった場合には、前記制御部は、前記負荷と接続する二次電池を前記基準温度以下となった二次電池に切り替えるとともに、前記負荷の動作制限を解除する請求項3または4に記載の二次電池制御装置。
  6. 二次電池の温度を検出する温度検出素子と、
    前記二次電池が接続される負荷の動作を制限する動作電力制御部と、
    前記温度検出素子によって得られた前記二次電池の温度情報に基づいて、前記動作電力制御部を制御する制御部とを備え、
    前記二次電池の温度が所定の閾値温度に達したとき、前記制御部は、前記二次電池の温度に対応して前記負荷の動作電力を順次切り下げる動作制限を行うことを特徴とする二次電池制御装置。
  7. 前記負荷の動作を制限しても、前記二次電池の温度が所定の上限温度に達した場合には、前記制御部は、前記負荷での動作を負荷が最小となるように制御する請求項6に記載の二次電池制御装置。
  8. 同じ定格を有する複数の二次電池を切り替えて負荷と接続する二次電池の制御方法であって、
    前記複数の二次電池のうちのいずれかの二次電池を、負荷と接続する二次電池として選択して負荷と接続し、
    最初に選択された前記二次電池の温度が所定の閾値温度に達したとき、前記負荷と接続する二次電池を未だ選択されていない他の前記二次電池に順次切り替え、
    全ての前記二次電池を選択した後に、最後に選択された前記二次電池の温度が所定の閾値温度に達したとき、再び最初に選択した前記二次電池を前記負荷と接続することを特徴とする二次電池の制御方法。
  9. 前記制御部が、前記負荷に接続される複数の二次電池の中から、電子機器のより外側に装着されている二次電池、または、電子機器の使用時に温度が上がりにくい二次電池、もしくは、温度が上昇しても冷めやすい二次電池を、最初に選択する二次電池とする請求項8に記載の二次電池の制御方法。
  10. 最初に選択された前記二次電池の温度が前記閾値温度に達したとき、他の前記二次電池の温度がいずれも所定の基準温度以上である場合には、前記最初に選択された二次電池を前記負荷と接続したまま、前記二次電池の温度に対応して前記負荷の動作電力を順次切り下げる動作制限を行う請求項8または9に記載の二次電池の制御方法。
  11. 前記負荷の動作を制限しても、最初に選択された前記二次電池の温度が所定の上限温度に達した場合には、前記負荷での動作を負荷が最小となるように制御する請求項10に記載の二次電池の制御方法。
  12. 前記負荷の動作を制限している場合、もしくは前記負荷での動作を負荷が最小となるように制御している場合に、前記最初に選択された二次電池以外の前記二次電池が前記基準温度以下となった場合には、前記負荷と接続する二次電池を前記基準温度以下となった二次電池に切り替えるとともに、前記負荷の動作制限を解除する請求項10または11に記載の二次電池の制御方法。
  13. 二次電池の温度が所定の閾値温度に達したとき、前記二次電池の温度に対応して前記二次電池の負荷の動作電力を順次切り下げる動作制限を行うことを特徴とする二次電池の制御方法。
  14. 前記負荷の動作を制限しても、前記二次電池の温度が所定の上限温度に達した場合には、前記負荷での動作を負荷が最小となるように制御する請求項13に記載の二次電池の制御方法。
  15. 負荷と、前記負荷の動作電源としての複数の二次電池と、前記複数の二次電池を切り替える請求項1〜7のいずれかに記載の二次電池制御装置とを備えたことを特徴とする電子機器。
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