JPH08251714A - 電気自動車の電源装置 - Google Patents

電気自動車の電源装置

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Publication number
JPH08251714A
JPH08251714A JP7050696A JP5069695A JPH08251714A JP H08251714 A JPH08251714 A JP H08251714A JP 7050696 A JP7050696 A JP 7050696A JP 5069695 A JP5069695 A JP 5069695A JP H08251714 A JPH08251714 A JP H08251714A
Authority
JP
Japan
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battery pack
remaining capacity
power supply
battery
electric vehicle
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Withdrawn
Application number
JP7050696A
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English (en)
Inventor
Kazunari Handa
和功 半田
Hisamitsu Koga
久光 古賀
Naotake Kumagai
直武 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Publication of JPH08251714A publication Critical patent/JPH08251714A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Abstract

(57)【要約】 【目的】 循環電流によるバッテリ劣化を解消しながら
バッテリ容量の増大が図れ、これにより走行距離を延伸
できる電気自動車の電源装置を提供する。 【構成】 複数のバッテリパックBa ,Bb ,…Bn を
用意し、これらバッテリパックの残存容量Pを検出し、
同検出結果に基づき、各バッテリパックを走行用モータ
4の駆動用として一つずつ順次に選択する。各バッテリ
パックは、それぞれ複数のバッテリ1を直列に接続して
循環電流を生じないようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、走行用モータを動力
源とする電気自動車の電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】走行用モータを動力源として搭載した電
気自動車が開発され、実用化されつつある。この電気自
動車は、走行用モータへの駆動電力供給用にバッテリ電
源を備えており、同バッテリ電源の容量が大きければ走
行距離が長くなる。
【0003】バッテリ電源の系電圧を高めずに容量を大
きくしたい場合、複数のバッテリを並列に接続すればよ
い。この例を図7および図8に示している。図7の例で
は、複数のバッテリ1を二つずつ並列接続し、これら並
列回路を直列に接続している。
【0004】図8の例では、複数のバッテリ1を二つの
組に分けて組ごとに直列接続し、これら直列回路を並列
に接続している。なお、バッテリ電源の容量増に対応す
る参考例として、次のものがある。
【0005】実開昭62-140802 号公報に示されるもので
は、走行用モータを駆動する主バッテリと、電装品等の
補機を動作させるの補機バッテリを持ち、エマージェン
シに際し走行用モータを補機バッテリで駆動するように
している。
【0006】特開昭50-150113 号公報に示されるもので
は、走行負荷に応じて二系列のバッテリの直・並列の接
続を切り換えるようにしている。特開昭50-152416 号公
報および特開昭50-158012 号公報に示されるものでは、
特性の異なる二種類のバッテリを走行条件により切り換
えて使用するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図7および図8に示す
どちらのバッテリ電源でも、各バッテリの内部起電力の
差により、並列回路に図示破線で示す循環電流が生じ
る。循環電流が生じると、片方のバッテリでとくに電力
消費が進み、いわゆる片減りの状態となってバッテリ劣
化が早くなる。
【0008】この発明は上記の事情を考慮したもので、
第1の発明の電気自動車の電源装置は、循環電流による
バッテリ劣化を解消しながらバッテリ容量の増大が図
れ、これにより走行距離を延伸できることを目的とす
る。
【0009】第2の発明の電気自動車の電源装置は、第
1の発明の目的に加え、バッテリ寿命の大幅な向上が図
れることを目的とする。第3の発明の電気自動車の電源
装置は、第1の発明の目的に加えて一充電当たりの走行
距離を延伸できることを目的とする。
【0010】第4の発明の電気自動車の電源装置は、循
環電流および作動温度上昇によるバッテリ劣化を解消し
ながらバッテリ容量の増大が図れ、これにより走行距離
を延伸できることを目的とする。
【0011】第5の発明の電気自動車の電源装置は、第
4の発明の目的に加え、バッテリ寿命の大幅な向上が図
れることを目的とする。第6の発明の電気自動車の電源
装置は、循環電流を解消しながらバッテリ容量の増大が
図れて走行距離を延伸でき、しかもバッテリ容量を回復
できることを目的とする。
【0012】第7および第8の発明の電気自動車の電源
装置は、第6の発明の目的に加え、バッテリ容量の回復
を効率よく行なえることを目的とする。第9の発明の電
気自動車の電源装置は、循環電流を解消しながらバッテ
リ容量の増大が図れて走行距離を延伸でき、しかも作動
温度上昇によるバッテリの劣化を解消しながらバッテリ
容量の回復できることを目的とする。第10の発明の電
気自動車の電源装置は、第9の発明の目的に加え、バッ
テリ容量の回復を効率よく行なえることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明の電気自動車
の電源装置は、それぞれが複数のバッテリを直列に接続
してなる複数のバッテリパックと、同各バッテリパック
の残存容量を検出する検出手段と、同検出手段の検出結
果に基づき、上記各バッテリパックの一つを上記走行用
モータの駆動用として選択する制御手段とを備える。
【0014】第2の発明の電気自動車の電源装置は、第
1の発明において、制御手段が、各バッテリパックを残
存容量が所定値以下に減少するごとに一つずつ順次に選
択するようになっている。
【0015】第3の発明の電気自動車の電源装置は、第
1の発明において、制御手段が、各バッテリパックを残
存容量の多い順に且つ残存容量が設定量減少するごとに
一つずつ選択するようになっている。
【0016】第4の発明の電気自動車の電源装置は、そ
れぞれが複数のバッテリを直列に接続してなる複数のバ
ッテリパックと、同各バッテリパックの残存容量を検出
する容量検出手段と、上記各バッテリパックの温度を検
知する温度検知手段と、上記容量検出手段の検出結果お
よび上記温度検知手段の検知温度に基づき、上記各バッ
テリパックの一つを上記走行用モータの駆動用として選
択する制御手段とを備えている。
【0017】第5の発明の電気自動車の電源装置は、第
4の発明において、制御手段が、各バッテリパックを、
残存容量が設定量減少するごとに、または検知温度が設
定値に達するごとに、一つずつ順次に選択するようにな
っている。
【0018】第6の発明の電気自動車の電源装置は、そ
れぞれが複数のバッテリを直列に接続してなり、上記走
行用モータに対する駆動電力を出力する複数のバッテリ
パックと、上記各バッテリパックに対する充電用電圧を
出力する充電手段と、上記各バッテリパックの残存容量
を検出する検出手段と、同検出手段の検出結果に基づ
き、上記各バッテリパックの一つを上記充電手段に選択
的に接続する制御手段とを備えている。
【0019】第7の発明の電気自動車の電源装置は、第
6の発明において、制御手段が、各バッテリパックを残
存容量が所定値以上に増大するごとに一つずつ順次に選
択するようになっている。
【0020】第8の発明の電気自動車の電源装置は、第
6の発明において、制御手段が、各バッテリパックを残
存容量の少ない順に且つ残存容量が設定量増大するごと
に一つずつ選択するようになっている。
【0021】第9の発明の電気自動車の電源装置は、そ
れぞれが複数のバッテリを直列に接続してなり、上記走
行用モータに対する駆動電力を出力する複数のバッテリ
パックと、上記各バッテリパックに対する充電用電圧を
出力する充電手段と、上記各バッテリパックの残存容量
を検出する容量検出手段と、上記各バッテリパックの温
度を検知する温度検知手段と、上記容量検出手段の検出
結果および上記温度検知手段の検知温度に基づき、上記
各バッテリパックの一つを上記充電手段に選択的に接続
する制御手段とを備えている。
【0022】第10の発明の電気自動車の電源装置は、
第9の発明において、制御手段が、各バッテリパック
を、残存容量が設定量増大するごとに、または検知温度
が設定値に達するごとに、一つずつ順次に選択するよう
になっている。
【0023】
【作用】第1の発明の電気自動車の電源装置では、各バ
ッテリパックの残存容量に基づき、各バッテリパックの
一つが走行用モータの駆動用として選択される。各バッ
テリパックは、それぞれ複数のバッテリを直列に接続し
ているので、循環電流を生じない。
【0024】第2の発明の電気自動車の電源装置では、
第1の発明において、残存容量が所定値以下に減少する
ごとに、各バッテリパックが一つずつ順次に選択され
る。第3の発明の電気自動車の電源装置では、第1の発
明において、残存容量の多い順に且つ残存容量が設定量
減少するごとに、各バッテリパックが一つずつ選択され
る。
【0025】第4の発明の電気自動車の電源装置では、
各バッテリパックの残存容量が検出されるとともに、各
バッテリパックの温度が検知され、同検出結果および同
検知温度に基づき、各バッテリパックの一つが走行用モ
ータの駆動用として選択される。各バッテリパックは、
それぞれ複数のバッテリを直列に接続しているので、循
環電流を生じない。
【0026】第5の発明の電気自動車の電源装置では、
第4の発明において、残存容量が設定量減少するごと
に、または検知温度が設定値に達するごとに、各バッテ
リパックが一つずつ順次に選択される。
【0027】第6の発明の電気自動車の電源装置では、
各バッテリパックにより走行用モータが駆動される。各
バッテリパックは、それぞれ複数のバッテリを直列に接
続しているので、循環電流を生じない。また、各バッテ
リパックの残存容量が検出され、同検出結果に基づき、
各バッテリパックの一つが充電手段に選択的に接続され
る。
【0028】第7の発明の電気自動車の電源装置では、
第6の発明において、残存容量が所定値以上に増大する
ごとに、各バッテリパックが一つずつ順次に選択されて
充電される。
【0029】第8の発明の電気自動車の電源装置では、
第6の発明において、残存容量の少ない順に且つ残存容
量が設定量増大するごとに、各バッテリパックが一つず
つ選択されて充電される。
【0030】第9の発明の電気自動車の電源装置では、
各バッテリパックにより走行用モータが駆動される。各
バッテリパックは、それぞれ複数のバッテリを直列に接
続しているので、循環電流を生じない。また、各バッテ
リパックの残存容量が検出されるとともに、各バッテリ
パックの温度が検知され、同検出結果および同検知温度
に基づき、各バッテリパックの一つが充電手段に選択的
に接続される。
【0031】第10の発明の電気自動車の電源装置で
は、第9の発明において、残存容量が設定量増大するご
とに、または検知温度が設定値に達するごとに、各バッ
テリパックが一つずつ順次に選択されて充電される。
【0032】
【実施例】以下、この発明の第1実施例について図面を
参照して説明する。図1に示すように、複数のバッテリ
パックBa ,Bb ,…Bn が用意される。これらバッテ
リパックは、それぞれ、複数のバッテリ1を直列に接続
したもので、後述する走行用モータ4の駆動に必要な電
力を出力する。
【0033】バッテリパックBa ,Bb ,…Bn の正側
端子に切換スイッチ2の各固定端子が接続され、同切換
スイッチ2の可動端子がモータ電力変換器3の一方の入
力端子に接続される。そして、バッテリパックBa ,B
b ,…Bn の負側端子が上記モータ電力変換器3の他方
の入力端子に接続される。
【0034】切換スイッチ2は、上記各バッテリパック
のいずれか一つをコントローラ10の選択指令に応じて
モータ電力変換器3の入力端子に選択的に接続するため
のもので、機械的接点および電子的接点のどちらを用い
てもよい。モータ電力変換器3は、入力電圧(直流電
圧)をスイッチングによりコントローラ10の指令に応
じた周波数(およびレベル)の電圧に変換して出力す
る。この出力は走行用モータ4の駆動電力となる。
【0035】走行用モータ4は、たとえば三相誘導モー
タであり、モータ電力変換器3の出力に応じた速度で動
作し、電気自動車の車輪を駆動する。切換スイッチ2の
可動端子と各バッテリパックの負側端子との間に、電圧
センサ5が接続される。この電圧センサ5は、切換スイ
ッチ2によって選択されるバッテリパックの電圧を検知
する。この検知結果は残存容量計6に送られる。
【0036】各バッテリパックの負側端子とモータ電力
変換器3との間の接続ラインに、電流センサ7が取付け
られる。この電流センサ7は、切換スイッチ2で選択さ
れるバッテリパックからの出力電流(=モータ電力変換
器3への入力電流)を検知する。この検知結果は上記残
存容量計6に送られる。
【0037】残存容量計6は、電圧センサ5および電流
センサ7と共に残存容量検出手段を形成しており、切換
スイッチ2で選択されるバッテリパックがどれであるか
をコントローラ10の選択指令に応じて判別しながら、
同判別したバッテリパックの発揮電力を電圧センサ5お
よび電流センサ7の両検知結果から演算して求め、同演
算結果から上記バッテリパックの残存容量Pを検出す
る。
【0038】一方、充電器20が用意され、同充電器2
0の出力端子がスイッチ21および上記切換スイッチ2
を介してバッテリパックBa ,Bb ,…Bn に接続され
る。充電器20は、たとえば、あらかじめ電気自動車に
搭載されていて、車庫など建屋の商用交流電源に接続さ
れることにより同商用交流電源の電圧を所定レベルの直
流電圧に変換し、それを各バッテリパックに対する充電
用電圧として出力する。スイッチ21は、コントローラ
10の指令に応じて開閉する。
【0039】コントローラ10は、操作部11を付属し
て備え、主として次の機能手段を有する。 [1]運転時、残存容量計6で検出される各バッテリパ
ックの残存容量Pに基づいて切換スイッチ2を制御する
ことにより、各バッテリパックの一つを走行用モータ4
の駆動用として選択する制御手段。具体的には、残存容
量Pが所定値P1 以下に減少するごとに、各バッテリパ
ックを予め定められた順序で一つずつ選択する。
【0040】[2]操作部11で充電モードが設定され
ると、モータ電力変化器3のスイッチング動作を禁止し
た状態でスイッチ21を閉成しておき、残存容量計6で
検出される各バッテリパックの残存容量Pに基づいて切
換スイッチ2を制御することにより、各バッテリパック
の一つを充電器20に選択的に接続する制御手段。具体
的には、残存容量Pが所定値P2 (>P1 )以上に増大
するごとに、各バッテリパックを予め定められた順序で
一つずつ選択する。
【0041】つぎに、上記の構成の作用を図2のフロー
チャートを参照して説明する。いま、切換スイッチ2に
よってバッテリパックBa が選択され、同バッテリパッ
クBa の電力で走行用モータ4が駆動されているとす
る。このとき、バッテリパックBa の残存容量Pが検出
される。
【0042】検出残存容量Pは、運転が進むに従って減
少方向に変化する。検出残存容量Pが所定値P1 以下に
減少すると、切換スイッチ2が切換わって次のバッテリ
パックBb が選択され、同バッテリパックBb の電力で
走行用モータ4が駆動される。そして、バッテリパック
Bb の残存容量Pが検出される。
【0043】検出残存容量Pが所定値P1 以下に減少す
ると、切換スイッチ2が切換わって今度はバッテリパッ
クBc が選択される。こうして、各バッテリパックが一
つずつ順次に選択されていく。
【0044】このように、複数のバッテリパックBa ,
Bb ,…Bn を用意してバッテリ容量を増大することに
より、走行距離を延伸できる。とくに、バッテリパック
Ba ,Bb ,…Bn はそれぞれ複数のバッテリ1を直列
に接続したものであるから、循環電流を生じることがな
く、循環電流を原因とするバッテリ劣化が解消される。
【0045】バッテリパックBa ,Bb ,…Bn を一つ
ずつ順次に選択して使用するので、残存容量Pが所定値
1 以下に減少して一旦は使用が終わったバッテリパッ
クであっても、その後の未使用時に残存容量Pを自己回
復させることができ、再び使用に絶え得る状態となる。
すなわち、各バッテリパックを一巡だけでなく繰り返し
使用することが可能となり、一充電当たりの走行距離が
延伸する。
【0046】一方、定期的あるいは必要に応じて、各バ
ッテリパックを充電する必要がある。この充電に当たっ
ては、充電器20が車庫など建屋の商用交流電源に接続
されるとともに、操作部11で充電モードが設定され
る。
【0047】充電モードが設定されると、スイッチ21
が閉成され、バッテリパックBa ,Bb ,…Bn のいず
れか一つが切換スイッチ2を介して充電器20に接続さ
れる。当然ながら、モータ電力変化器3のスイッチング
動作によるモータ駆動は禁止される。
【0048】初め、切換スイッチ2によってバッテリパ
ックBa が選択されている状態にあれば、同バッテリパ
ックBa が充電器20に接続されて充電される。そし
て、バッテリパックBa の残存容量Pが検出される。
【0049】検出残存容量Pは、充電が進むに従って増
大方向に変化する。検出残存容量Pが所定値P2 (>P
1 )以上に増大すると、切換スイッチ2が切換わって次
のバッテリパックBb が選択され、同バッテリパックB
b が充電器20に接続されて充電される。そして、バッ
テリパックBb の残存容量Pが検出される。
【0050】検出残存容量Pが所定値P2 (>P1 )以
上に増大すると、切換スイッチ2が切換わって今度はバ
ッテリパックBc が選択される。こうして、各バッテリ
パックが一つずつ順次に選択されていく。
【0051】このように、複数のバッテリパックBa ,
Bb ,…Bn を一つずつ順次に選択して充電することに
より、バッテリ容量が回復し、安心して走行を行なうこ
とができる。
【0052】とくに、各バッテリパックを一つずつ順次
に充電するので、充電電流は小さくてすみ、よって充電
器20は小形のもので対応できる。これは、コストの低
減、および車体の軽量化につながる。建屋の商用交流電
源についても小容量のもので対応できることになり、実
用的である。
【0053】各バッテリパックを一つずつ充電するの
で、各バッテリパックの相互間に循環電流が生じること
もなく、各バッテリパックを効率よくしかも均等に充電
できる。これは、バッテリ寿命の向上につながる。
【0054】なお、上記第1実施例では、各バッテリパ
ックの残存容量Pの相互の大小関係にかかわらず、各バ
ッテリパックを予め定められた順序で一つずつ選択した
が、変形例として、運転時は残存容量Pの多い順に、充
電時は残存容量Pの少ない順に、各バッテリパックを一
つずつ選択してもよい。
【0055】また、上記第1実施例では、運転時は残存
容量Pが所定値P1 以下に減少するごとに、充電時は残
存容量Pが所定値P2 以上に増大するごとに、各バッテ
リパックを一つずつ選択したが、変形例として、運転時
は残存容量Pが設定量ΔP減少するごとに、充電時は残
存容量Pが設定量ΔP増大するごとに、各バッテリパッ
クを一つずつ順次に選択してもよい。
【0056】この両変形例を組み合わせることももちろ
ん可能である。すなわち、運転時は残存容量Pが多い順
に且つ残存容量Pが設定量ΔP減少するごとに、充電時
は残存容量Pが少ない順に且つ残存容量Pが設定量ΔP
増大するごとに、各バッテリパックを一つずつ選択して
もよい。
【0057】次に、この発明の第2実施例について説明
する。この実施例では、図3に示すように、バッテリパ
ックBa ,Bb ,…Bn にそれぞれ温度センサ8が取付
けられ、これら温度センサ8で検知される各バッテリパ
ックの温度Tのデータがコントローラ10に送られる。
【0058】コントローラ10は、主として次の機能手
段を備える。 [1]運転時、残存容量計6で検出される各バッテリパ
ックの残存容量Pおよび各温度センサ8の検知温度Tに
基づいて切換スイッチ2を制御することにより、各バッ
テリパックの一つを走行用モータ4の駆動用として選択
する制御手段。具体的には、残存容量Pが設定量ΔP減
少するごとに、または検知温度Tが設定値Ts に達する
ごとに、各バッテリパックを予め定められた順序で一つ
ずつ選択する。
【0059】[2]操作部11で充電モードが設定され
ると、モータ電力変化器3のスイッチング動作を禁止し
た状態でスイッチ21を閉成しておき、残存容量計6で
検出される各バッテリパックの残存容量Pおよび各温度
センサ8の検知温度Tに基づいて切換スイッチ2を制御
することにより、各バッテリパックの一つを充電器20
に選択的に接続する制御手段。具体的には、残存容量P
が設定量ΔP増大するごとに、または検知温度Tが設定
値Ts に達するごとに、各バッテリパックを予め定めら
れた順序で一つずつ選択する。
【0060】他の構成については、第1実施例と同じで
ある。上記の構成の作用を図4のフローチャートを参照
して説明する。まず、各バッテリパックの残存容量Pが
それぞれPo としてコントローラ10のメモリにあらか
じめ記憶されている。
【0061】いま、切換スイッチ2によってバッテリパ
ックBa が選択され、同バッテリパックBa の電力で走
行用モータ4が駆動されているとする。このとき、バッ
テリパックBa の残存容量Pが検出され、その検出残存
容量PとバッテリパックBaに対応する記憶残存容量Po
とが比較される。
【0062】検出残存容量Pが記憶残存容量Po よりも
設定量ΔP少ない値まで減少すると{P≦(Po −Δ
P)}、つまり検出残存容量Pがモータ駆動によって設
定量ΔP消費されると、そのときの検出残存容量PがP
o として更新記憶されるとともに、切換スイッチ2が切
換えられる。この切換により、次のバッテリパックBb
が選択され、同バッテリパックBb の電力で走行用モー
タ4が駆動される。そして、バッテリパックBb の残存
容量Pが検出され、その検出残存容量Pとバッテリパッ
クBb に対応する記憶残存容量Po とが比較される。
【0063】検出残存容量Pが記憶残存容量Po よりも
設定量ΔP少ない値まで減少すると{P≦(Po −Δ
P)}、つまり検出残存容量Pがモータ駆動によって設
定量ΔP消費されると、そのときの検出残存容量PがP
o として更新記憶されるとともに、切換スイッチ2が切
換えられる。この切換により、次にバッテリパックBc
が選択され、同バッテリパックBc の電力で走行用モー
タ4が駆動される。そして、バッテリパックBc の残存
容量Pが検出され、その検出残存容量Pとバッテリパッ
クBc に対応する記憶残存容量Po とが比較される。
【0064】こうして、各バッテリパックが一つずつ順
次に選択されていく。全てのバッテリパックに対する選
択が一巡すると、初めのバッテリパックに戻って同様の
選択が繰り返される。
【0065】各バッテリパックの選択の様子を図5に示
している。なお、図5の例では、切換スイッチ2として
複数の独立接点を有するものを採用することにより、バ
ッテリパックの使用終了タイミングを次のバッテリパッ
クの使用開始タイミングよりも一定期間(瞬断防止期
間)tだけ遅くし、走行用モータ4に対する電源電圧の
供給が途切れないようにしている。また、図5の例で
は、バッテリパックがBa,Bb ,Bc ,Bd の四個あっ
て、それぞれの残存容量Pが多い順にBa ,Bb,Bc
,Bd となっている場合を示している。
【0066】このように、複数のバッテリパックBa ,
Bb ,…Bn を用意してバッテリ容量を増大することに
より、走行距離を延伸できる。とくに、バッテリパック
Ba ,Bb ,…Bn はそれぞれ複数のバッテリ1を直列
に接続したものであるから、循環電流を生じることがな
く、循環電流を原因とするバッテリ劣化が解消される。
【0067】バッテリパックBa ,Bb ,…Bn を一つ
ずつ順次に選択して使用するので、残存容量Pが設定量
ΔP減少して一旦は使用が終わったバッテリパックであ
っても、その後の未使用時に残存容量Pを自己回復させ
ることができ、よって一充電当たりの走行距離が延伸す
る。
【0068】ところで、使用中のバッテリパックは、作
動によって温度上昇する。この作動温度上昇は、バッテ
リ劣化につながるものであって、好ましくない。そこ
で、使用中のバッテリパックの温度Tが温度センサ8で
検知され、同検知温度Tと設定値Ts とが比較される。
【0069】検知温度Tが設定値Ts 以上に上昇する
と、たとえ検出残存容量Pがまだ設定量ΔP減少しない
状態であっても、切換スイッチ2が切換えられて次のバ
ッテリパックが選択される。
【0070】このように、作動温度上昇を考慮してバッ
テリパックの選択を切換えることにより、作動温度上昇
を原因とするバッテリ劣化が解消される。一方、定期的
あるいは必要に応じて、各バッテリパックを充電する必
要がある。この充電に当たっては、充電器20が車庫な
ど建屋の商用交流電源に接続されるとともに、操作部1
1で充電モードが設定される。
【0071】充電モードが設定されると、スイッチ21
が閉成され、バッテリパックBa ,Bb ,…Bn のいず
れか一つが切換スイッチ2を介して充電器20に接続さ
れる。当然ながら、モータ電力変化器3のスイッチング
動作によるモータ駆動は禁止される。
【0072】初め、切換スイッチ2によってバッテリパ
ックBa が選択されている状態にあれば、同バッテリパ
ックBa が充電器20に接続されて充電される。このと
き、バッテリパックBa の残存容量Pが検出され、その
検出残存容量PとバッテリパックBa に対応する記憶残
存容量Po とが比較される。
【0073】検出残存容量Pが記憶残存容量Po よりも
設定量ΔP多い値まで増大すると{P≦(Po +Δ
P)}、つまり検出残存容量Pが充電によって設定量Δ
P増大すると、そのときの検出残存容量PがPo として
更新記憶されるとともに、切換スイッチ2が切換えられ
る。この切換により、次のバッテリパックBb が選択さ
れ、同バッテリパックBb が充電器20に接続されて充
電される。そして、バッテリパックBb の残存容量Pが
検出され、その検出残存容量PとバッテリパックBb に
対応する記憶残存容量Po とが比較される。
【0074】検出残存容量Pが記憶残存容量Po よりも
設定量ΔP多い値まで増大すると{P≦(Po +Δ
P)}、つまり検出残存容量Pが充電によって設定量Δ
P増大すると、そのときの検出残存容量PがPo として
更新記憶されるとともに、切換スイッチ2が切換えられ
る。この切換により、次のバッテリパックBc が選択さ
れ、同バッテリパックBc が充電器20に接続されて充
電される。そして、バッテリパックBc の残存容量Pが
検出され、その検出残存容量PとバッテリパックBc に
対応する記憶残存容量Po とが比較される。
【0075】こうして、各バッテリパックが一つずつ順
次に選択されていく。全てのバッテリパックに対する選
択が一巡すると、初めのバッテリパックに戻って同様の
選択が繰り返される。
【0076】ところで、充電中のバッテリパックは、作
動によって温度上昇する。この作動温度上昇は、バッテ
リ劣化につながるものであって、好ましくない。そこ
で、充電中のバッテリパックの温度Tが温度センサ8で
検知され、同検知温度Tと設定値Ts とが比較される。
【0077】検知温度Tが設定値Ts 以上に上昇する
と、たとえ検出残存容量Pがまだ設定量ΔP増大しない
状態であっても、切換スイッチ2が切換えられて次のバ
ッテリパックが選択される。
【0078】このように、作動温度上昇を考慮してバッ
テリパックの選択を切換えることにより、作動温度上昇
を原因とするバッテリ劣化が解消される。各バッテリパ
ックの選択の様子を図6に示している。なお、図6の例
では、切換スイッチ2として複数の独立接点を有するも
のを採用することにより、バッテリパックの充電終了タ
イミングを次のバッテリパックの充電開始タイミングよ
りも一定期間(瞬断防止期間)tだけ遅くし、充電器4
の充電電流出力が途切れないようにしている。また、図
6の例では、バッテリパックがBa ,Bb ,Bc ,Bd
の四個あって、それぞれの残存容量Pが多い順にBa ,
Bb ,Bc ,Bd となっている場合を示している。
【0079】このように、複数のバッテリパックBa ,
Bb ,…Bn を一つずつ順次に選択して充電することに
より、バッテリ容量が回復し、安心して走行を行なうこ
とができる。
【0080】とくに、各バッテリパックを一つずつ充電
するので充電電流が小さくてすみ、よって充電器20は
小形のもので対応できる。これは、コストの低減、およ
び車体の軽量化につながる。建屋の商用交流電源につい
ても小容量のもので対応できることになり、実用的であ
る。
【0081】各バッテリパックを一つずつ充電するの
で、各バッテリパックの相互間に循環電流が生じること
もなく、各バッテリパックを効率よくしかも均等に充電
できる。これは、バッテリ寿命の向上につながる。
【0082】各バッテリパックに対する充電量を決めて
いるので(設定量ΔP)、途中で充電モードが解除され
ても、各バッテリパックの残存容量Pは略等しい状態と
なる。これも、バッテリ寿命の向上につながる。
【0083】なお、上記第2実施例では、各バッテリパ
ックの残存容量Pの相互の大小関係にかかわらず、各バ
ッテリパックを予め定められた順序で一つずつ選択した
が、変形例として、運転時は残存容量Pの多い順に、充
電時は残存容量Pの少ない順に、各バッテリパックを一
つずつ選択してもよい。
【0084】また、上記第2実施例では、運転時は残存
容量Pが設定量ΔP減少するごとに、充電時は残存容量
Pが設定量ΔP増大するごとに、各バッテリパックを一
つずつ選択したが、変形例として、運転時は残存容量P
が所定値P1 以下に減少するごとに、充電時は残存容量
Pが所定値P2 (>P1 )以上に増大するごとに、各バ
ッテリパックを一つずつ順次に選択してもよい。
【0085】この両変形例を組み合わせることももちろ
ん可能である。すなわち、運転時は残存容量Pが多い順
に且つ残存容量Pが所定値P1 以下に減少するごとに、
充電時は残存容量Pが少ない順に且つ残存容量Pが所定
値P2 以上に増大するごとに、各バッテリパックを一つ
ずつ選択してもよい。
【0086】さらに、第1実施例および第2実施例で
は、充電器20として建屋の商用交流電源に接続する外
部接続用のものを用いたが、充電器20として回生トル
クの制御回路を用い、車両の制動エネルギを回生トルク
として回収し、同回生トルクから各バッテリパックに対
する充電用電圧を得るようにしてもよい。走行用モータ
のほかにエンジンを備えたハイブリッドタイプの電気自
動車の場合には、エンジン動力で作動する発電器を充電
器20として用いることも可能である。その他、この発
明は上記実施例に限定されるものではなく、要旨を変え
ない範囲で種々変形実施可能である。
【0087】
【発明の効果】以上述べたように、第1の発明の電気自
動車の電源装置は、それぞれが複数のバッテリを直列に
接続してなる複数のバッテリパックと、同各バッテリパ
ックの残存容量を検出する検出手段と、同検出手段の検
出結果に基づき、上記各バッテリパックの一つを上記走
行用モータの駆動用として選択する制御手段とを備えた
ので、循環電流によるバッテリ劣化を解消しながらバッ
テリ容量の増大が図れ、これにより走行距離を延伸でき
る。
【0088】第2の発明の電気自動車の電源装置は、第
1の発明において、各バッテリパックを残存容量が所定
値以下に減少するごとに一つずつ順次に選択する構成と
したので、第1の発明の効果に加え、バッテリ寿命の大
幅な向上が図れる。
【0089】第3の発明の電気自動車の電源装置は、第
1の発明において、残存容量の多い順に且つ残存容量が
設定量減少するごとに、各バッテリパックを一つずつ選
択する構成としたので、第1の発明の効果に加え、バッ
テリ寿命の大幅な向上が図れる。
【0090】第4の発明の電気自動車の電源装置は、そ
れぞれが複数のバッテリを直列に接続してなる複数のバ
ッテリパックと、同各バッテリパックの残存容量を検出
する容量検出手段と、上記各バッテリパックの温度を検
知する温度検知手段と、上記容量検出手段の検出結果お
よび上記温度検知手段の検知温度に基づき、上記各バッ
テリパックの一つを上記走行用モータの駆動用として選
択する制御手段とを備えたので、循環電流および作動温
度上昇によるバッテリ劣化を解消しながらバッテリ容量
の増大が図れ、これにより走行距離を延伸できる。
【0091】第5の発明の電気自動車の電源装置は、第
4の発明において、残存容量が設定量減少するごとに、
または検知温度が設定値に達するごとに、各バッテリパ
ックを一つずつ順次に選択する構成としたので、第4の
発明の効果に加え、バッテリ寿命の大幅な向上が図れ
る。
【0092】第6の発明の電気自動車の電源装置は、そ
れぞれが複数のバッテリを直列に接続してなり、上記走
行用モータに対する駆動電力を出力する複数のバッテリ
パックと、上記各バッテリパックに対する充電用電圧を
出力する充電手段と、上記各バッテリパックの残存容量
を検出する検出手段と、同検出手段の検出結果に基づ
き、上記各バッテリパックの一つを上記充電手段に選択
的に接続する制御手段とを備えたので、循環電流を解消
しながらバッテリ容量の増大が図れて走行距離を延伸で
き、しかもバッテリ容量を回復できる。
【0093】第7の発明の電気自動車の電源装置は、第
6の発明において、残存容量が所定値以上に増大するご
とに、各バッテリパックを一つずつ順次に選択して充電
する構成としたので、第6の発明の効果に加え、バッテ
リ容量の回復を効率よく行なうことができる。
【0094】第8の発明の電気自動車の電源装置は、第
6の発明において、残存容量の少ない順に且つ残存容量
が設定量増大するごとに、各バッテリパックを一つずつ
選択して充電する構成としたので、第6の発明の効果に
加え、バッテリ容量の回復を効率よく行なうことができ
る。
【0095】第9の発明の電気自動車の電源装置は、そ
れぞれが複数のバッテリを直列に接続してなり、上記走
行用モータに対する駆動電力を出力する複数のバッテリ
パックと、上記各バッテリパックに対する充電用電圧を
出力する充電手段と、上記各バッテリパックの残存容量
を検出する容量検出手段と、上記各バッテリパックの温
度を検知する温度検知手段と、上記容量検出手段の検出
結果および上記温度検知手段の検知温度に基づき、上記
各バッテリパックの一つを上記充電手段に選択的に接続
する制御手段とを備えたので、循環電流を解消しながら
バッテリ容量の増大が図れて走行距離を延伸でき、しか
も作動温度上昇によるバッテリ劣化を解消しながらバッ
テリ容量を回復できる。
【0096】第10の発明の電気自動車の電源装置は、
第9の発明において、残存容量が設定量増大するごと
に、または検知温度が設定値に達するごとに、各バッテ
リパックを一つずつ順次に選択して充電する構成とした
ので、第9の発明の効果に加え、バッテリ容量の回復を
効率よく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の電気回路の構成図。
【図2】第1実施例の作用を説明するためのフローチャ
ート。
【図3】第2実施例の電気回路の構成図。
【図4】第2実施例の作用を説明するためのフローチャ
ート。
【図5】第2実施例における運転時の各バッテリパック
の選択例を示す図。
【図6】第2実施例における充電時の各バッテリパック
の選択例を示す図。
【図7】従来のバッテリ電源の接続例を示す図。
【図8】従来のバッテリ電源の他の接続例を示す図。
【符号の説明】
1…バッテリ、2…切換スイッチ、3…モータ電力変換
器、4…走行用モータ、5…電圧センサ、6…残存容量
計、7…電流センサ、8…温度センサ、10…コントロ
ーラ、11…操作部、20…充電器(充電手段)、21
…スイッチ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行用モータを動力源とする電気自動車
    において、 それぞれが複数のバッテリを直列に接続してなる複数の
    バッテリパックと、 同各バッテリパックの残存容量を検出する検出手段と、 同検出手段の検出結果に基づき、上記各バッテリパック
    の一つを上記走行用モータの駆動用として選択する制御
    手段と、 を備えたことを特徴とする電気自動車の電源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電気自動車の電源装置
    において、 制御手段は、各バッテリパックを残存容量が所定値以下
    に減少するごとに一つずつ順次に選択することを特徴と
    する電気自動車の電源装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電気自動車の電源装置
    において、 制御手段は、各バッテリパックを残存容量の多い順に且
    つ残存容量が設定量減少するごとに一つずつ選択するこ
    とを特徴とする電気自動車の電源装置。
  4. 【請求項4】 走行用モータを動力源とする電気自動車
    において、 それぞれが複数のバッテリを直列に接続してなる複数の
    バッテリパックと、 同各バッテリパックの残存容量を検出する容量検出手段
    と、 上記各バッテリパックの温度を検知する温度検知手段
    と、 上記容量検出手段の検出結果および上記温度検知手段の
    検知温度に基づき、上記各バッテリパックの一つを上記
    走行用モータの駆動用として選択する制御手段と、 を備えたことを特徴とする電気自動車の電源装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の電気自動車の電源装置
    において、 制御手段は、各バッテリパックを、残存容量が設定量減
    少するごとに、または検知温度が設定値に達するごと
    に、一つずつ順次に選択することを特徴とする電気自動
    車の電源装置。
  6. 【請求項6】 走行用モータを動力源とする電気自動車
    において、 それぞれが複数のバッテリを直列に接続してなり、上記
    走行用モータに対する駆動電力を出力する複数のバッテ
    リパックと、 上記各バッテリパックに対する充電用電圧を出力する充
    電手段と、 上記各バッテリパックの残存容量を検出する検出手段
    と、 同検出手段の検出結果に基づき、上記各バッテリパック
    の一つを上記充電手段に選択的に接続する制御手段と、 を備えたことを特徴とする電気自動車の電源装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の電気自動車の電源装置
    において、 制御手段は、各バッテリパックを残存容量が所定値以上
    に増大するごとに一つずつ順次に選択することを特徴と
    する電気自動車の電源装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の電気自動車の電源装置
    において、 制御手段は、各バッテリパックを残存容量の少ない順に
    且つ残存容量が設定量増大するごとに一つずつ選択する
    ことを特徴とする電気自動車の電源装置。
  9. 【請求項9】 走行用モータを動力源とする電気自動車
    において、 それぞれが複数のバッテリを直列に接続してなり、上記
    走行用モータに対する駆動電力を出力する複数のバッテ
    リパックと、 上記各バッテリパックに対する充電用電圧を出力する充
    電手段と、 上記各バッテリパックの残存容量を検出する容量検出手
    段と、 上記各バッテリパックの温度を検知する温度検知手段
    と、 上記容量検出手段の検出結果および上記温度検知手段の
    検知温度に基づき、上記各バッテリパックの一つを上記
    充電手段に選択的に接続する制御手段と、 を備えたことを特徴とする電気自動車の電源装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の電気自動車の電源装
    置において、 制御手段は、各バッテリパックを、残存容量が設定量増
    大するごとに、または検知温度が設定値に達するごと
    に、一つずつ順次に選択することを特徴とする電気自動
    車の電源装置。
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