JP2012023538A - 音響機器用支持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品同士の組合せ容易性、設置容易性、支持具の安定性、支持具の高さ調整、設置面での振動吸収性、音響機器の振動の特質性の各目的に対応すること。
【解決手段】上壁に係入穴およびその内部に収納空間を有する少なくとも3個の台座と、その下端部が前記係入穴をそれぞれ貫通しかつ収納空間を形成する底壁内面に支持された状態で各台座に垂設された少なくとも3本の所定長の支持杆と、これらの支持杆の前記各台座の係入穴からそれぞれ突出する上端部に一体的に連結されかつ音響機器の底面を直接又は間接的に支持する受板部材とから成る音響機器用支持具。
【選択図】図2

Description

本発明は音響機器用支持具に関し、特に、「スピーカー」と称される音響機器用支持具に関する。
普通一般に「インシュレータ」と称される音響機器用支持具は、(a)部品同士の組合せの容易性、(b)支持具の設置容易性、(c)支持具の安定性、(d)受板部材に対する微調整の容易性、(e)設置面での振動吸収性、(f)オーディオ機器の振動方向の特質対応性等が発明の課題として要求されている。
例えば特許文献1のインシュレータは、前記(f)の目的を達成するために、「2つの凸曲面が重ね合わされて、中央部が厚く、外周側に向かうにしたがって薄くなるような外形を有する円盤状に形成されている。このインシュレータの側方投影面は楕円形であり、無振動時の基本姿勢において、オーディオ機器との接触部と設置面との接触部とを結ぶ線が楕円の短軸となり、それに直交する軸が楕円の長軸となっている」。
上記構成のインシュレータは、オーディオ機器とその設置面との間に配置されるが、その場合、オーディオ機器の自重により基本姿勢にもどり(自己復元力性)、オーディオ機器は安定して支持されるという利点を有する。
しかしながら、特許文献1のインシュレータは、弾性変位・弾性変位復帰する球体なので、オーディオ機器の底面と床面(設置面)との間の間隔(オーディオ機器の高さ)を十分に得ることができない、という問題点がある。
このような問題点は、特許文献2に記載の容器型インシュレータや特許文献3に記載の容器型と逆円錐形状の載置ブロックとの組み合わせから成るコンパクト型インシュレータにも言える。なお、特許文献4は、音響機器から再生される音像位置の上下感の向上を図るために本発明者が創作したものである。
特開2006−229268号 特開2000−23272号 実用新案登録第3107462号 特開2010−41641号
本願発明の所期の目的は、インシュレータの課題である、上述の(a)乃至(f)の目的を満足することができる音響機器用支持具を提案することである。また、特許文献4に記載の発明の目的の一つである、音響機器から再生される音像位置の上下感の向上を図ることである。その他音響機器用支持具の確実な安定性を図ることである。
本発明の音響機器用支持具は、基本的には、上壁に係入穴およびその内部に収納空間を有する少なくとも3個の台座と、その下端部が前記係入穴をそれぞれ貫通しかつ前記収納空間を形成する底壁内面に支持された状態で各台座に垂設された少なくとも3本の所定長の支持杆と、これらの支持杆の前記各台座の係入穴からそれぞれ突出する上端部に一体的に連結されかつ音響機器の底面を直接又は間接的に支持する受板部材とから成る。
上記構成に於いて、受板部材は、少なくとも3つ以上のメネジ孔を有し、これらのメネジ孔に各支持杆の上端部が螺合することを特徴とする。また支持杆は、望ましくは合計4本であり、ボックス状の音響機器の底面中央部の前後及び左右を支持することができるように受板部材の4つのメネジ孔にそれぞれ螺合している。また、支持杆は、逆円錐状あるいはラッパ状の外周面を有する挿入下端部と、この挿入下端部の周縁部に周設されかつ該挿入下端部が台座の収納空間内に位置付けられた際に該台座の係入穴の内周縁に係止され得る被係合部分と、この被係合部分よりも小径でありかつ挿入下端部の先端部分が台座の底壁内面に支持された際に少なくとも前記係入穴に位置する無ネジ部と、上端部に工具用の係合部を有する前記上端部側のオネジ部をそれぞれ有することを特徴とする。
また受板部材は、その裏面中央部の前後と左右にそれぞれ垂設状態に配設された合計4の支持杆を有する受板本体と、この受板本体の上壁に固定された単数又は複数本の支持柱と、この支持柱の上端に固定されたボックス状の音響機器用載置板とからなる。また台座の係入穴は、メネジ孔、あるいは弾性変位及び弾性復帰する蓋体の貫通係合孔であることを特徴とする。さらに、支持杆は、台座の底壁内面の中央支持部に支持される挿入下端部と、この挿入下端部に連設する無ネジ部にさらに連設するオネジ部と、このオネジ部に螺合する上端部側の螺合杆とから成ることを特徴とする。加えて、受板部材には、複数本の第2の支持杆が螺着されていることを特徴とする。
(a)部品同士の組合せが容易である。すなわち、台座に対して、支持杆を回しながら、或いは回さないでそのままその挿入下端部を台座の係入穴に差し込むと、台座と支持杆は一体的にかつ回転可能な状態に係合する。また支持具は、台座と支持杆と受板部材か一体的に連結されているので、運搬や設置が容易である。また支持具の支持杆は、その挿入下端部が台座の収納空間を形成する底壁内面に支持された状態で受板部材に一体的に連結されているので、安定した状態で音響機器を支持することができる。さらに、支持具は所定長の支持杆を備えているので、音響機器を所望の高さにて支持することができる。
(b)請求項2に記載の発明は、受板部材を支持杆に連結する際、工具で支持杆を回すと、受板部材は上下方向に微調整可能な状態で簡単に連結する。
(c)請求項3に記載の発明は、支持杆は合計4本であり、ボックス状の音響機器の底面中央部の前後及び左右を支持することができるように受板部材の4つのメネジ孔にそれぞれ螺合しているので、オーディオ機器の前後方向の変位という特性に対応して支持することができる。
その結果、特許文献4に記載の発明の目的の一つである、音響機器から再生される音像位置の上下感の向上を図ることができる。
(d)請求項4に記載の発明は、支持杆の挿入下端部が逆円錐状あるいはラッパ状の外周面を有し、かつ尖鋭状に形成されているので、従来の技術と同様に設置面での振動吸収性を十分に得ることができる。
(e)請求項5に記載の発明は、音響機器を、さらに所望の高さにて支持することができる。
(f)請求項6に記載の発明は、台座に対して、支持杆を回しながら、或いは回さないでそのままその挿入下端部を台座の係入穴に差し込むと、支持杆が台座から容易に抜けない。
(g)請求項7に記載の発明は、支持杆が「ニ物品」でなるものの、第1実施例と同様の効果を得ることができる。
(h)請求項8に記載の発明は、受板部材に対して台座及び支持杆が「三点支持態様」或いは「四点支持態様」で使用された際、受板部材の中央部に位置する支持杆の左右に第2の支持杆を螺着することにより、音響機器用支持具をさらに安定した状態で使用することができる。
図1乃至図6は本発明の第1実施例を示す各説明図。図8は本発明の第2実施例を示す説明図。図10至図13は本発明の第3実施例を示す各説明図。図14至図16は本発明の第4実施例を示す各説明図。図17至図19は本発明の第5実施例を示す各説明図。
第1実施例の斜視図。 分解斜視図(説明の便宜上、台座と支持杆はそれぞれ一つを示す)。 台座の係入穴に支持杆の下端部を通す前の一部概略断面説明図。 台座の係入穴に支持杆の下端部を通した後の一部概略断面説明図。 図4の状態に於いて、支持杆の上端部に受板部材を螺合連結する一部概略断面説明図。 受板部材の裏面に合計4本の支持杆を一体的に配設した底面視からの説明図。 第1実施例の使用態様を示す概略説明図。 第2実施例の図1と同様の斜視図。 第2実施例の使用態様を示す概略説明図。 第3実施例の一部概略断面説明図。 台座の係入穴に支持杆の下端部を通す直前の一部概略断面説明図。 蓋体の貫通係合孔が弾性変位した状態の説明図。 台座の係入穴に支持杆の下端部を通した後の一部概略断面説明図。 第4実施例の一部概略断面説明図。 分解状態の説明図。 ニ物品で構成されている支持杆の下端部側と上端部側とを螺合連結した一部概略断面説明図。 第5実施例の説明図。 第5実施例の図5と同様の一部概略断面説明図。 第5実施例の図7と同様の概略説明図。
まず、図1乃至図6は本発明の第1実施例を示す各説明図である。そして、図7は第1実施例の使用態様を示す概略説明図である。これらの図中に於いて、Xはボックス状の音響機器Yを支持する音響機器用支持具である。この音響機器用支持具Xは、当業者の間では「オーディオ用インシュレータ」と称されている。ここでのオーディオ用インシュレータは、複数個の台座と、各台座にそれぞれ垂直状態に設けられる複数本の支持杆と、これらの支持杆の上端部に水平状態に固定される音響機器Y用の受板部材とか成る。
付言すると、本発明は、上壁に係入穴およびその内部に収納空間を有する複数個の台座1と、その下端部が前記係入穴をそれぞれ貫通しかつ前記収納空間を形成する底壁内面に支持された状態で各台座に垂設された少なくとも3本以上の所定長の支持杆2と、これらの支持杆の上端部に連結されかつ音響機器の底面を直接又は間接的に支持する受板部材3とから成る。
さて、図1は第1実施例の斜視図で、1は台座、2は所定長の支持杆、3は受板部材である。本実施例では、台座1と支持杆2は一体的に組み合わせられ、前記支持杆2は矩形状の受板部材3の底面中央部の前後及び左右に合計4本固定的に配設されている(図6参照)。
台座1の形状は、四角形、五角形、六角形等の角盤形状のもの又は楕円、円形等の円盤形状のもの、その他任意の形状でも良い。要は、受板部材3はボックス状の音響機器Yを載せることができる大きさ、厚さ及び形状であれば良い。
図2は台座1と支持杆2と受板部材3をそれぞれ結合する前の分解斜視図である。説明の便宜上、金属製の台座1と金属製の支持杆2はそれぞれ一つを示す。受板部材3の中央部の前後及び左右には連結孔としてのメネジ孔4(4a、4b)が形成されている。これら4つの連結孔4をそれぞれ線で結ぶと「菱形形状」となる。
付言すると、前後の連結孔4a、4a同士と、左右の連結孔4b、4b同士をそれぞれ線で結ぶとプラス(+)の形状と成る。また、前後の連結孔4a、4aを結ぶ線は、左右の連結孔4b、4bを結ぶ線よりも長い。
台座1は、手前部分の一部を切欠して示している。ここで、台座1の構成を説明すると、1aは(底壁)底部、1bは周胴部(周壁)、1cは上部(上壁)である。底壁1aは円板状に形成され、その内壁底面の中央部には窪み状の支持部5が設けられている。この支持部5を基準として、上壁1cの中央部には円形状の係入穴6が設けられている。本実施例では、この係入穴6はメネジ孔であり、該係入穴6は支持杆2の下端部側の被係止部8としてのオネジに螺合する。
台座1はその内部に係入穴6に連通する収納空間7を有する。したがって、台座1は上壁1cに係入穴6およびその内部に収納空間7を有する中空柱である。
台座1は受座の機能を有するものであればその形態は特に問わない。例えば球台、角柱、すい台等の外観形状であっても良い。本実施例では、その外観形状は、全体として短柱状の受座である。
図3は台座1の係入穴6に支持杆2の挿入下端部2aを通す前の一部概略断面説明図、また、図4は台座1の係入穴6に支持杆2の挿入下端部2aを通した後の一部概略断面説明図である。これらの図から明らかなように、所定長の支持杆2は、逆円錐状(本実施例)あるいはラッパ状の外周面を有する挿入下端部2aと、この挿入下端部の上端周縁部に周設されかつ該挿入下端部2aが台座1の収納空間7内に位置付けられた際に該台座1の係入穴6の内周縁に係止され得る被係合部分8と、この被係合部分よりも小径でありかつ挿入下端部2aの尖鋭状先端部分が台座1の底壁1a内面の支持部5に支持された際に少なくとも前記係入穴6に位置する無ネジ部9と、上端部に工具用の係合部10を有する上端部側のオネジ部11をそれぞれ有する。
支持杆2の挿入下端部2aの外周面はラッパ状(特開2010−41641号公報の図1)であっても良い。付言すると、挿入下端部2aの外周面を回転曲面形状に形成しても良い。
図3の状態から図4の状態にする場合、すなわち、支持杆2の逆円錐状の挿入下端部2aを、係入穴6を介して台座1の収納空間7内に完全に差し込む場合には、工具を支持杆2の係合部(例えば角型係合穴)に差込み、矢印で示す方向へと回す。挿入下端部2aが係入穴6を通過する際、挿入下端部2a側の被係合部分(オネジ部分)8は係入穴(メネジ孔)6に螺合しながら、該係入穴を通過する。
したがって、挿入下端部2aが一旦内部空間7内に位置付けられると、支持杆2をそのまま台座1から抜き取ることができない。それは支持杆2を持ち上げると、支持杆2の被係合部分(オネジ部分)8が台座1の係入穴(メネジ孔)6の縁部(係止部分)に係止されるからである。このように、本実施例では、互いにバラバラの状態にある複数個の台座1と複数個の支持杆2は、それぞれ互いに回転可能に係合する。
図5は、図4の状態に於いて、支持杆2の上端部に受板部材3を連結する一部概略断面説明図である。台座1の内部空間7に挿入下端部2aの全体が入り込んだ場合に於いて、支持杆2の無ネジ部9は係入穴6に遊嵌合状態に位置する。前述したように、本実施例では受板部材3の各連結孔4a、4a、4b、4bに合計4本の支持杆2の上端部をそれぞれ前後・左右の線対称の位置に螺合させることができるが、その場合図5で示すように、上端部の螺合部11をメネジ孔4a(4b)に嵌め合わせながら、六角レンチ、ドライバー等の工具Zの先を係合穴10に差し込み、該工具Zを矢印で示す方向へと回すと、支持杆2は支持部5に支持された状態で自由に回転することができるので、受板部材3は支持杆2の回転量に対応して相対的に下方へと位置変位する。
図6は受板部材3の裏面に合計4本の支持杆2を一体的に配設した底面視からの説明図である。この図6を基準にすると、合計4本の支持杆2は、ボックス状の音響機器Yの底面中央部の前後及び左右を支持することができるように受板部材3の4つのメネジ孔4a、4a、4b、4bにそれぞれ螺着している。図7は使用態様の一例を示す概略説明図で、受板部材3の上面に音響機器Yが直接載っている状態である。
なお、受板部材3と計4本の支持杆2との位置関係は本実施例が望ましいが、必ずしも該本実施例に限定するものではない。受板部材3は、少なくとも3つ以上のメネジ孔4を有し、これらのメネジ孔4に各支持杆2の上端部が螺合しても良い。また、公知事項ではあるが、台座1の内部空間7に液体、流動体、半流動体、粉状体、砂状体、粒状体等の振動吸収物質を収納しても良い。
この欄では、本実施例の射程距離に含まれると考えられる他の実施例について説明する。なお、第1実施例と同一の部分には同一又は同様の符号を付して重複説明を割愛する。
図8は本発明の第2実施例を示す説明図、図10至図13は本発明の第3実施例を示す各説明図、図14至図16は本発明の第4実施例を示す各説明図、そして、図17至図19は本発明の第5実施例を示す各説明図である。
まず、第2実施例に於いて、前記第1実施例と主に異なる点は、受板部材3Aである。この受板部材3Aは図9で示すように、音響機器Yを受板本体の上方に位置する載置板を介して間接的に支持することができる。
しかして、音響機器用支持具X2の該受板部材3Aは、その裏面中央部の前後と左右にそれぞれ垂設状態に配設された合計4の支持杆2を有する受板本体3と、この受板本体3の上壁に固定された単数(本実施例)又は複数本の支持柱15と、この支持柱の上端に固定されたボックス状の音響機器用載置板16とから成る。前記音響機器用載置板16の形状や大きさは、望ましくは受板本体3と同様の形態である。
このように構成しても、受板部材3Aの構成が変わるだけに過ぎないから、音響機器用支持具X2は菱形状に配設された合計4つの台座1と各台座にそれぞれ一体的に係合した4つの支持杆2により、ボックス状の音響機器Yの底面中央部の前後及び左右を支持することができる。
次に、図10は第3実施例の全体の説明図である。この第3実施例の音響機器用支持具X3に於いて、前記第1実施例と主に異なる点は、支持杆2Aの挿入下端部2a、台座1Aの上壁1cの構成及び係入穴6Aである。第1実施例の台座の係入穴はメネジ孔であるが、この第3実施例の係入穴6Aは弾性変位及び弾性復帰する蓋体21の貫通係合孔6Aである点が相違する。
しかして、支持杆2Aの挿入下端部2aの被係合部分8Aは無ネジの鍔状である。また台座1Aは、台座本体20と、該台座本体の上面に周設された凹所20aに固定的に嵌合する弾性蓋体、例えば硬質のゴム材で出来た蓋体21とから成り、前記蓋体21の中央部に貫通係合孔6Aが形成されている。特に図示しないが、蓋体21には、貫通係合孔6Aの縁部から半径外方向に単数又は複数本のスリットが形成されている。
上記構成に於いて、図11は台座1Aの貫通係合孔6Aに支持杆2Aの挿入下端部2aを通す直前の説明図である。また図12は、蓋体21の貫通係合孔6Aが弾性変位した状態の説明図である。さらに、図13は台座1Aの貫通係合孔6Aに支持杆2Aの挿入下端部2aを通した後の説明図である。
このように、支持杆2Aの挿入下端部2aの被係合部分8Aと台座1Aの係入穴6Aとの係合構成を設計変更しても、本発明の本質的事項に影響を与えない。
さらに、第4実施例の音響機器用支持具X4は、支持杆2Bを下端部側と上端部側に「ニ物品」に分割し、台座1Bに支持杆2Bを係合させる際に、下端部側と上端部側を一体的に係合した上で、貫通孔6Bを有する蓋板31を台座本体30の上面に固定手段32(例えば固着具32aのオネジ32b)を介して固定した点が第1実施例と主に異なる。
しかして、支持杆2Bは、台座1Bの底壁内面の中央支持部に支持される挿入下端部2aと、この挿入下端部に連設する無ネジ部9にさらに連設するオネジ部28と、このオネジ部に螺合する上方の螺合杆29とから成る。
このように、支持杆2Bを下端部側と上端部側に「ニ物品」に分割しても、本発明の本質的事項に影響を与えない。
加えて、第5実施例の音響機器用支持具X5は、第1実施例の音響機器用支持具Xを前提として、さらに、合計4本の第2の支持杆35を螺着した点である。付言すると、第5実施例は第1実施例の音響機器用支持具Xに第2の支持杆35を加味した実施形態である。
すなわち、この第5実施例では、受板部材3Bの四隅に第2のメネジ34をそれぞれ形成し、これらの第2のメネジ34に第2の支持杆35の上端螺合部(オネジ)を螺合自在に取り付けることができるように構成している。
図17では、「四点支持態様」で使用する際、受板部材3Bの中央部に位置する支持杆2の左右に第2の支持杆35を螺着し、音響機器用支持具X5をさらに安定した状態で使用する。もちろん、本発明は「三点支持態様」での使用も可能であるから、そのような場合には、第2の支持杆35は合計2本用いれば十分である。
本発明は音響機器を製造・販売、展示、使用する場で利用される。
X、X1、X2、X3、X4、X5…音響機器用支持具、Y…音響機器、1A、1B…台座、Z…工具、1a…底壁、1b…周壁、1c…上壁、2、2A、2B…支持杆、2a…挿入下端部、3、3A、3B…受板部材、4(4a、4b)…連結孔、5…支持部、7…収納空間、6、6A…係入穴、8…被係止部分、9…無ネジ部、10…係合部(係合穴)、11…上端部の螺合部、15…支持柱、16…音響機器用載置板、29…上方の螺合杆、20、30…台座本体、21、31…蓋体、32…固定手段、35…第2の支持杆。

Claims (8)

  1. 上壁に係入穴およびその内部に収納空間を有する少なくとも3個の台座と、その下端部が前記係入穴をそれぞれ貫通しかつ前記収納空間を形成する底壁内面に支持された状態で各台座に垂設された少なくとも3本の所定長の支持杆と、これらの支持杆の前記各台座の係入穴からそれぞれ突出する上端部に一体的に連結されかつ音響機器の底面を直接又は間接的に支持する受板部材とから成る音響機器用支持具。
  2. 請求項1に於いて、受板部材は、少なくとも3つのメネジ孔を有し、これらのメネジ孔に各支持杆の上端部がそれぞれ螺合することを特徴とする音響機器用支持具。
  3. 請求項1又は請求項2に於いて、支持杆は合計4本であり、ボックス状の音響機器の底面中央部の前後及び左右を支持することができるように受板部材の4つのメネジ孔にそれぞれ螺合していることを特徴とする音響機器用支持具。
  4. 請求項1に於いて、支持杆は、逆円錐状あるいはラッパ状の外周面を有する挿入下端部と、この挿入下端部の周縁部に周設されかつ該挿入下端部が台座の収納空間内に位置付けられた際に該台座の係入穴の内周縁に係止され得る被係合部分と、この被係合部分よりも小径でありかつ挿入下端部の先端部分が台座の底壁内面に支持された際に少なくとも前記係入穴に位置する無ネジ部と、上端部に工具用の係合部を有する前記上端部側のオネジ部をそれぞれ有することを特徴とする音響機器用支持具。
  5. 請求項1に於いて、受板部材は、その裏面中央部の前後と左右にそれぞれ垂設状態に配設された合計4の支持杆を有する受板本体と、この受板本体の上壁に固定された単数又は複数本の支持柱と、この支持柱の上端に固定されたボックス状の音響機器用載置板とからなる音響機器用支持具。
  6. 請求項1に於いて、台座の係入穴は、メネジ孔、あるいは弾性変位及び弾性復帰する蓋体の貫通係合孔であることを特徴とする音響機器用支持具。
  7. 請求項1に於いて、支持杆は、台座の底壁内面の中央支持部に支持される挿入下端部と、この挿入下端部に連設する無ネジ部にさらに連設するオネジ部と、このオネジ部に螺合する上端部側の螺合杆とから成ることを特徴とする音響機器用支持具。
  8. 請求項1に於いて、受板部材には、複数本の第2の支持杆が螺着されていることを特徴とする音響機器用支持具。
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