JP2012022830A - 車両用電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両振動が入力されても温調用の媒体ジャケットと外部の冷却回路との接続部位に応力が集中しないようにする。
【解決手段】組電池100は、嵌合孔11fが形成されたタブ11tを縁部に有するバッテリ10と、温調用媒体を流通させる内部媒体通路IPを内部に有し、バッテリ10の周辺に配置される媒体ジャケット20と、温調用媒体を流通させる外部媒体通路OPを内部に有し、嵌合孔11fに嵌合され、嵌合孔11fに嵌合された状態で外部媒体通路OPと内部媒体通路IPとを連通させる固定ブロック70と、バッテリ10、媒体ジャケット20及び固定ブロック70を連結し固定する固定ボルト80と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用電源装置、特に、その温度調節のための構成に関する。
特許文献1は、バッテリと絶縁冷却スペーサとを交互に積層し、この積層体を両側から端面プレートで挟み、端面プレート同士を積層方向に延びる固定バーによって連結した組電池を開示している。
絶縁冷却スペーサにはそれぞれ冷却パイプが設けられている。各冷却パイプは、連結部材で接続され、連結部材を介して組電池外部に配置される冷却回路に接続される。各冷却パイプには、連結部材を介して冷却回路から供給される冷却液が供給され、これによって絶縁冷却スペーサに接触するバッテリが冷却される。
特開2009−9853号公報
上記構成では、連結部材が固定バーと別部材になっている。このため、車両振動に起因して連結部材と固定バーとの距離が変化すると、連結部材と冷却パイプとの接続部位に力が作用して応力が集中し、ひいては当該部位の劣化、損傷が起こる。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもので、温調用媒体を流通させる媒体ジャケットを用いてバッテリの温度調節を行う車両用電源装置において、媒体ジャケットを外部の温調回路に接続する部位に応力が集中しないようにすることを目的とする。
本発明のある態様によれば、バッテリ、媒体ジャケット、固定ブロック及び固定手段を備えた車両用電源装置が提供される。
バッテリは、嵌合孔が形成されたタブを縁部に有する。媒体ジャケットは、温調用媒体を流通させる内部媒体通路を内部に有し、バッテリの周辺に配置される。固定ブロックは、温調用媒体を流通させる外部媒体通路を内部に有し、嵌合孔に嵌合され、嵌合孔に嵌合された状態で外部媒体通路と内部媒体通路とを連通させる。固定手段は、バッテリ、媒体ジャケット及び固定ブロックを連結し固定する。
上記態様によれば、外部媒体通路と固定ブロック等との距離が変わることがない。したがって、車両振動等が作用しても外部媒体通路に力が作用して応力が集中することがなく、応力集中による外部媒体通路の劣化・損傷を防止することができる。
本発明の実施形態に係る組電池の全体構成図である。 図1のII-II断面図である。 図1のIII-III断面図である。 図2の丸Xで囲んだ部分の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る組電池に接続される温調回路の回路図である。 本発明の実施形態に係る組電池の一部変形例である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る組電池100の全体を示している。組電池100は、組電池100が搭載される車両の電源となるもので、バッテリ10と、媒体ジャケット20と、静電防止シート30と、補強プレート40と、バネ部材50と、端面プレート60とを備える。各部材は、固定ブロック70及び固定ボルト80によって連結・固定される。
バッテリ10は、ラミネート型のバッテリセル11を複数(この例では4つ)を積層して構成されるバッテリである。バッテリ10はこれに限定されず、バッテリセル単体、角形電池であってもよい。
媒体ジャケット20、静電防止シート30及び補強プレート40は、バッテリ10とバッテリ10との間に配置、挟持される。また、バネ部材50は、バッテリ10と端面プレート60との間及びバッテリ10と補強プレート40との間に配置される(図2参照)。固定ブロック70は、直接又はブラケットを介して、図示しないケーシング又は車体に取り付けられる。
図中左手前の固定ブロック70の内部には、温調回路200(図5参照)から供給される温調用媒体(例えば、絶縁油)を媒体ジャケット20に供給する供給側媒体通路が形成されている。また、図中右手前の固定ブロック70の内部には、媒体ジャケット20から流出する温調用媒体を温調回路200に戻す排出側媒体通路が形成される。
温調回路200から供給される温調用媒体は、供給側媒体通路を介して媒体ジャケット20に供給され、媒体ジャケット20の周囲に配置されるバッテリ10の冷却・加温に供される。バッテリ10との熱交換によって温度が上昇又は低下した温調用媒体は、排出側媒体通路を介して温調回路200に戻される。温調回路200から供給される温調用媒体の温度を調整することにより、バッテリ10の温度が適温に保たれる。
本実施形態では、図中左手前の固定ブロック70に供給側媒体通路、図中右手前の固定ブロック70に排出側媒体通路がそれぞれ形成しているが、これらの位置関係は逆でもよい。あるいは、対角線上に配置される固定ブロック70にそれぞれ供給側媒体通路と、排出側媒体通路とを形成してもよい。
図2は図1のII-II断面を示し、図3は図1のIII-III断面を示している。また、図4は図2の丸Xで囲んだ部分の分解斜視図である。これらを参照しながら組電池100の構成について詳しく説明する。
図2、図3に示されるように、固定ブロック70は、温調回路200との接続管71pを側面に有するヘッド部71と、ヘッド部71からバッテリ10の積層方向に延びる筒状部72と、筒状部72の途中から積層方向に対して直角方向に延び、筒状部72に対して着脱可能な矩形フランジ部73と、を備える。筒状部72は矩形フランジ部73が設けられる位置で上下に分割され、この結果、固定ブロック70は第1ブロック70a〜第4ブロック70dに4分割される。
図2に示されるように、第1〜第3ブロック70a〜70cの内部には、温調用媒体を流通させる媒体通路(以下、「外部媒体通路」という。)OPが形成されている。また、第1〜第4ブロック70a〜70dの内部には、図3に示されるように、固定ボルト80を挿通するためのボルト孔81が形成されている。
第1ブロック70aの矩形フランジ部73の底面、第3ブロック70cの矩形フランジ部73の底面には、それぞれ媒体ジャケット20の縁部21を受け入れるための受け部73rが形成されている(図2、4参照)。受け部73rの形状・深さは、媒体ジャケット20の縁部21を隙間なく受け入れることができるよう、媒体ジャケット20の縁部21の形状・厚さと同じである。
媒体ジャケット20の内部には、温調用媒体を流通させるための媒体流路(以下、「内部媒体通路」という。)IPが形成されている。内部媒体通路IPは、媒体ジャケット20の縁部21に形成される開口22に接続している。温調用媒体は、この開口22を介して媒体ジャケット20内に供給される。
図2には温調用媒体の流れ方向を矢印で示している。温調回路200から固定ブロック70内の外部媒体通路OPに流入した温調用媒体は、上下の媒体ジャケット20へとそれぞれ分配され、それぞれの媒体ジャケット20内へと供給される。
内部媒体通路IPは媒体ジャケット20の内部を蛇行するように配置され、これによって媒体ジャケット20に接触するバッテリ10の温度調節を面方向に均一に行われるようにする。内部媒体通路IPの他端(不図示)は、媒体ジャケット20の別の縁部に形成される開口(不図示)に接続し、この開口を介して媒体ジャケット20外に温調用媒体が排出される。
媒体ジャケット20の縁部21が第1ブロック70aと第2ブロック70bとの間、及び、第3ブロック70cと第4ブロック70dとの間に挟持されると、媒体ジャケット20の縁部に開口する開口22が外部媒体通路OPと整列し、これによって外部媒体通路OPと内部媒体通路IPとが連通する。
各ブロック70a〜70dの矩形フランジ部73は、第4ブロック70dを除き、図4に示されるように、外部媒体通路OP及び開口よりも大きな径の環状溝73gが形成されている。環状溝73gにはゴム材料でできたOリング90が収装されている。Oリング90が媒体ジャケット20及び補強プレート40に密着し、これらの部材の間の隙間がOリング90によって封止されることによって、各ブロックと媒体ジャケット20との間、及び、各ブロックと補強プレート40との間で液密が保たれる。
各バッテリセル11は、図2、図3に示されるように、縁部から外側に延びるタブ11tを有している。タブ11tは固定ブロック70の筒状部72の外径と略同じ径の嵌合孔11fを有している。嵌合孔11fに固定ブロック70の筒状部72を嵌合させることによって、各バッテリ10が固定ブロック70に連結される。なお、嵌合孔11fに筒状部72を嵌合させる時には、当該嵌合を可能にすべく、矩形フランジ部73が筒状部72から一時的に取り外される。
静電防止シート30は、バッテリ10又は媒体ジャケット20に接着される樹脂製のシートであり、組電池100内部での静電気発生を防止する。補強プレート40は、上下の端面プレート60の略中間に配置され、固定ブロック70同士を連結して補強するとともに、後述する端面プレート60と同様にバネ部材50を支持する板状部材である。
バネ部材50は、端面プレート60とバッテリ10との間、及び、補強プレート40とバッテリ10との間、すなわち、媒体ジャケット20からみてバッテリ10の反対側に配置され、バッテリ10を媒体ジャケット20に向けて付勢する。バネ部材50は、バッテリ10の最大膨張量を吸収できるだけの十分な変形代を有しており、また、図2、3では簡略化して描かれているが、その付勢力が面方向で均一になるよう、複数かつ等間隔に配置される。バネ部材50は、例えば、アルミ製の板バネである。
バネ部材50がバッテリ10を媒体ジャケット20に向けて付勢することにより、バッテリ10、静電防止シート30及び媒体ジャケット20が密着し、これにより、媒体ジャケット20内を流れる温調用媒体とバッテリ10との熱交換が効果的に行われる。
また、バネ部材50は、充電による自己発熱、経時劣化等によるバッテリ10の膨張を吸収し、膨張したバッテリ10が他の部品に接触してバッテリ10や他の部品が損傷しないようにする。また、バッテリ10の膨張によって固定ブロック70及び媒体ジャケット20が変形するのを抑え、外部媒体通路OPに応力が集中しないようにする。
端面プレート60は、組電池100の積層方向両端に配置され、組電池100の上面全体及び下面全体を覆う板状部材である。図3に示されるように、ボルト孔81にボルトスペーサ82を嵌合させ、これに固定ボルト80を挿入して締め付けることによって、組電池100の各構成部品が連結・固定される。端面プレート60は、バネ部材50をバッテリ10の反対側から支持し、バネ部材50の付勢力を受けて変形しないよう、端面プレート60には、バッテリ10、バネ部材50、よりも高剛性の部材が用いられる。
次に、温調回路200の構成について説明する。
図5は、組電池100に接続される温調回路200の回路図である。組電池100と温調回路200は、固定ブロック70の接続管71pに接続されるゴムホース等によって連結される。これにより、車両振動によって組電池100と温調回路200との間の距離が変化しても、各部位に力が作用しないようになっている。
温調回路200は、低温媒体生成器210と、電気ヒータ220と、媒体温度センサ230と、ポンプ240と、これらを接続する温調用媒体通路250と、制御装置260と、電池温度センサ270とで構成される回路であり、車両用空調システム300と組み合わせられて動作する。
低温媒体生成器210は、低温媒体生成器210に流入する車両用空調システム300の冷媒と低温媒体生成器210に流入する温調用媒体との間で熱交換を行わせ、低温の温調用媒体を生成する熱交換器である。
電気ヒータ220は、図示しない電源から電力の供給を受けて温調用媒体通路内を流れる温調用媒体を加熱し、高温の温調用媒体を生成するヒータである。
媒体温度センサ230は、組電池100に供給される温調用媒体の温度を検出するセンサである。
ポンプ240は、図示しない電源から電力の供給を受けて駆動され、組電池100から排出された温調用媒体を圧送し、温調回路200から媒体ジャケット20に温調用媒体を輸送するポンプである。
電池温度センサ270は、組電池100の内部温度を検出するセンサである。
車両用空調システム300は、コンプレッサ310と、コンデンサ320と、蒸発器330と、流路切換えバルブ340と、逆止弁350と、これらを接続する冷媒通路360とで構成される回路である。
コンプレッサ310は冷媒を圧縮するコンプレッサであり、圧縮された冷媒はコンデンサ320に送られる。
コンデンサ320は、圧縮されて温度が上昇した冷媒と外気との間で熱交換を行わせて冷媒の温度を下げ、冷媒を液化させる熱交換器である。コンデンサ320には、外気をコンデンサ320に送り込むためのファン320fが隣接して設けられている。
蒸発器330は、液化した冷媒と車内に導入される空気との間で熱交換を行わせ、低温の空気を作り出す熱交換器である。また、蒸発器330は、図示しない減圧機構を有している。車両用空調システム300においては、別途ヒータ(不図示)によって作り出された高温の空気とこの低温の空気とを混合することで、所望の温度の空調用空気を作り出し、車室内に供給する。
流路切換えバルブ340は、コンデンサ320で冷却・液化された冷媒を蒸発器330のみに送る状態、低温媒体生成器210のみに送る状態、蒸発器330及び低温媒体生成器210の両方に送る状態を切り換えるバルブである。
逆止弁350は、低温媒体生成器210からコンプレッサ310への冷媒の流れのみを許容し、蒸発器330を通過した冷媒が低温媒体生成器210に流入するのを阻止するバルブである。
制御装置260には、電池温度センサ270から入力される信号に基づき、組電池100の冷却・加温の要否を判断する。
制御装置260は、組電池100を冷却する必要があると判断した場合は、流路切換えバルブ340を切り換え、冷媒が低温媒体生成器210(空調中は蒸発器330及び低温媒体生成器210)に供給されるようにする。これにより温調用媒体の温度が低下し、これをポンプ240で組電池100に供給することで組電池100を冷却する。このとき、制御装置260は、電気ヒータ220への通電は行わない。
制御装置260は、媒体温度センサ230によって温調用媒体の温度を監視し、温調用媒体の温度が組電池100の冷却に適した温度に保たれるように、車両用空調システム300の負荷をフィードバック制御する。車両用空調システム300の負荷は車両用空調システム300の制御装置(不図示)を介して調整される。
逆に、制御装置260は、組電池100を加温する必要があると判断した場合は、電気ヒータ220への通電を行い、温調用媒体を加温する。そして、加温した温調用媒体をポンプで組電池100に供給することによって、組電池100を加温する。このとき、制御装置260は、冷媒が低温媒体生成器210に流れない状態に流路切換えバルブ340を切り換える。制御装置260は、媒体温度センサ230によって温調用媒体の温度を監視し、温調用媒体の温度が組電池100の加温に適した温度に保たれるように、電気ヒータ220への通電をフィードバック制御する。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態では、媒体ジャケット20内の内部媒体通路IPを外部の温調機構に接続するための接続部として機能する外部媒体通路OPを、組電池100の構成部品の連結・固定に用いられる固定ブロック70内に形成した。
すなわち、固定ブロック70と外部媒体通路OPとが一体となっているので、車両振動が入力される等しても、固定ブロック7等と外部媒体通路OPとの距離が変わることがない。したがって、外部媒体通路OPに力が作用して応力が集中するのが防止され、応力集中による外部媒体通路OPの劣化・損傷が防止される。また、固定ブロック70の外部に外部媒体通路OPを別途設ける構成と比べて、部品点数が削減され構成が簡素化されるので、レイアウト性・組み立て性が向上し、重量・コストを低減することができる。
また、固定ブロック70と媒体ジャケット20との間の液密構造を、両者を結合するのではなく、両者を分離したまま両者の間にOリング90を配置することによって実現している。これにより、仮に固定ブロック70と媒体ジャケット20との距離が変化しても、外部媒体通路OPに力が作用するのが抑えられ、応力集中による外部媒体通路OPの劣化・損傷を防止することができる。ここではOリング90を用いているが、液密構造が実現できれば、シーリング剤、パッキン等、他のシール部材を用いてもよい。
また、媒体ジャケット20からみてバッテリ10よりも外側にバネ部材50を配置したので、バネ部材50によってバッテリ10の膨張を吸収することができ、バッテリ10の膨張によって固定ブロック70及び媒体ジャケット20が変形するのを抑えることができる。これにより、外部媒体通路OPに力が作用しないようにし、応力集中による外部媒体通路OPの劣化・損傷をさらに防止することができる。
なお、この実施形態では、バッテリ10を媒体ジャケット20に向けて付勢するのにバネ部材50を用いているが、弾力性のある樹脂材料等、他の部材を用いてもよい。また、バネ部材50の形状も板バネ形状に限定されず、コイルバネ等であってもよい。
また、上記実施形態では、媒体ジャケット20からみてバネ部材50よりもさらに外側に、バッテリ10、前記媒体ジャケット20及びバネ部材50よりも剛性の高い端面プレート60を配置した。これにより、バネ部材50を確実に支えることができ、バネ部材50を設けたことによる上記効果を高めることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例を示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、固定ブロック70に形成される外部媒体通路OPの流路面積はどの位置をとっても同じであるが、この場合、下流にいくほど温調用媒体の圧力が高く、下流側に配置される媒体ジャケット20に温調用媒体が流れやすいという傾向がある。しかしながら、バッテリ10の温度調節を均一に行うには、温調用媒体が各媒体ジャケット20に均等に分配されるのが好ましい。
そこで、図6に示すように、外部媒体通路OPの流路面積(流路断面が円形の場合内径)を温調用媒体の流れ方向下流側に行くほど小さくなるようにしてもよい。これにより、上流側の媒体ジャケット20に温調用媒体が流れやすくなり、バッテリ10の温度調節をより均一に行うことができる。各電池の熱膨張の程度が揃えられることから、電池の熱膨張によって外部媒体通路OPに作用する力を抑え、応力集中による外部媒体通路OPの劣化・損傷をさらに防止することができる。
さらに、排出側の外部媒体通路OPを同様の形状としてもよい。各媒体ジャケット20から排出される温調用媒体が下流側から順次外部媒体通路OPに流入し、下流側ほど温調用媒体の流量が増大するので、上記形状とすることで温調用媒体を滞りなく流すことができる。
なお、ここでは、外部媒体通路OPの形状を逆円錐型としているが、温調用媒体が均等に配分されるのであれば、他の形状(例えば、傾斜が連続的又は段階的に変化する形状)がであってもよい。
また、上記実施形態は、媒体ジャケット20に温調用媒体を流通させてバッテリ10の冷却・加温の両方を行うが、冷却・加温のうちいずれか一方のみを行うものであってもよい。
また、媒体ジャケット20は積層されるバッテリ10の間に配置されるが、媒体ジャケット20を配置する位置はこれに限定されず、バッテリ10との熱交換が可能な位置であればよい。
10 バッテリ
11 バッテリセル
11t タブ
11f 嵌合孔
20 媒体ジャケット
50 バネ部材(弾性部材)
60 端面プレート
70 固定ブロック
80 固定ボルト
81 ボルト孔(固定孔)
90 Oリング(シール部材)
100 組電池(車両用電源装置)
200 温調回路
300 車両用空調システム
OP 外部媒体通路
IP 内部媒体通路

Claims (5)

  1. 車両用電源装置であって、
    嵌合孔が形成されたタブを縁部に有するバッテリと、
    温調用媒体を流通させる内部媒体通路を内部に有し、前記バッテリの周辺に配置される媒体ジャケットと、
    温調用媒体を流通させる外部媒体通路を内部に有し、前記嵌合孔に嵌合され、前記嵌合孔に嵌合された状態で前記外部媒体通路と前記内部媒体通路とを連通させる固定ブロックと、
    前記バッテリ、前記媒体ジャケット及び前記固定ブロックを連結し固定する固定手段と、
    を備えたことを特徴とする車両用電源装置。
  2. 請求項1に記載の車両用電源装置であって、
    前記固定ブロックと前記媒体ジャケットとの間にシール部材を配置したことを特徴とする車両用電源装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用電源装置であって、
    前記媒体ジャケットからみて前記バッテリよりも外側に弾性部材を配置したことを特徴とする車両用電源装置。
  4. 請求項3に記載の車両用電源装置であって、
    前記媒体ジャケットからみて前記弾性部材よりもさらに外側に、前記バッテリ、前記媒体ジャケット及び弾性部材よりも剛性の高い端面プレートを配置したことを特徴とする車両用電源装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一つに記載の車両用電源装置であって、
    前記媒体ジャケットを複数有し、
    前記外部媒体通路は温調用媒体を前記外部媒体通路から前記複数の媒体ジャケットに配分する通路であり、前記外部媒体通路の流路面積は温調用媒体の流れ方向下流に行くほど小さくなる、
    ことを特徴とする車両用電源装置。
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