JP2008103248A - 2次電池の保持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池ホルダ内に形成される流体通路から流体が漏洩することを抑制する2次電池の保持構造、を提供する。
【解決手段】2次電池の保持構造は、電池セル31と、電池セル31を挟持して保持し、互いに組み合わされ、流体を流通させる吸気チャンバ21、排気チャンバ26および排ガス通路28を形成する電池ホルダ11および電池ホルダ12とを備える。電池ホルダ11は、電池ホルダ12に向かって延出し、その延出する方向に沿って徐々に細くなる先細りの凸形状を有する延出部53および63を含む。電池ホルダ12は、凸形状に対応する奥細りの凹形状を有する嵌合部58および68を含む。延出部53と嵌合部58とが嵌合されることにより、吸気チャンバ21および排気チャンバ26が形成されている。延出部63と嵌合部68とが嵌合されることにより、排ガス通路28が形成されている。
【選択図】図2

Description

この発明は、一般的には、2次電池の保持構造に関し、より特定的には、電池セルを保持する電池ホルダを備え、その電池ホルダに流体が流通する流体通路が形成される2次電池の保持構造に関する。
従来の2次電池の保持構造に関して、たとえば、特開2002−42753号公報には、外周面が導電性材料により形成された電池を絶縁を確保しながら複数、積層するとともに、各電池を均等に冷却することを目的とした電池ホルダが開示されている(特許文献1)。特許文献1では、組電池が、電池と電池ホルダとが交互に積層されて構成されている。電池ホルダの外縁部には、電池の外周と整合する電池保持部が形成されている。複数の電池が、各電池の両側に配置された電池ホルダの電池保持部によって挟持されている。電池ホルダは、隣り合う電池間に冷却風の流路を形成している。
また、特開2002−141114号公報には、細長い電池モジュールを均一に冷却して電池を理想的な環境で、大電流で充放電させることを目的とした組電池が開示されている(特許文献2)。特許文献2では、電池モジュールを収納するホルダケースが、複数の小ホルダを連結する状態で設けられている。隣接する小ホルダ間には、内部に空気を流す通風口が形成されている。小ホルダの側面部には、互いに嵌り合う突起または凹所が形成されている。
また、特開2005−268004号公報には、汎用性に優れ、簡単な構成で外部からの衝撃に対して蓄電体セルを的確に保護することを目的とした蓄電体装置が開示されている(特許文献3)。特許文献3では、平面ラミネート型電池が外装ケースに収納されている。外装ケースは、同一形状をなす複数の枠体が互いに積層されて構成されている。各枠体間を互いに連結可能とするために、枠体には、嵌合突部と嵌合凹部とが配設されている。
また、特開2006−134853号公報には、バッテリボックスの小型化およびコストダウンを可能にし、かつバッテリモジュールのガタ音を防止することを目的としたバッテリボックス構造が開示されている(特許文献4)。特許文献4では、複数のバッテリモジュールが、発砲絶縁樹脂からなるインシュレータ内に収容されている。インシュレータを構成するインシュレータ本体、インシュレータアッパおよびインシュレータサイドが、互いに凹凸嵌合して連結されている。
特開2002−42753号公報 特開2002−141114号公報 特開2005−268004号公報 特開2006−134853号公報
上述の特許文献1では、電池ホルダが電池を挟持した状態で複数、積層されるため、電池ホルダ間につなぎ目が形成される。しかしながら、このような構成では、電池ホルダ内に形成された冷却風流路からそのつなぎ目を通じて冷却風が流出するおそれが生じる。この場合、電池の冷却効率が低下するという懸念が生じる。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、電池ホルダ内に形成される流体通路から流体が漏洩することを抑制する2次電池の保持構造を提供することである。
この発明に従った2次電池の保持構造は、電池セルと、電池セルを挟持して保持し、互いに組み合わされ、流体を流通させる流体通路を形成する第1電池ホルダおよび第2電池ホルダとを備える。第1電池ホルダは、第2電池ホルダに向かって延出し、その延出する方向に沿って徐々に細くなる先細りの凸形状を有する延出部を含む。第2電池ホルダは、凸形状に対応する奥細りの凹形状を有する嵌合部を含む。延出部と嵌合部とが嵌合されることにより、流体通路が形成されている。
このように構成された2次電池の保持構造によれば、先細りの凸形状を有する延出部と奥細りの凹形状を有する嵌合部とを嵌合させることにより、両者を面接触させた状態で接続することができる。これにより、第1電池ホルダと第2電池ホルダとの間で、流体通路から流体が漏洩することを抑制できる。
また好ましくは、第1電池ホルダと第2電池ホルダとが、交互に積層されている。第1電池ホルダは、その積層方向の両側に向かって延出する一対の延出部を含む。第2電池ホルダは、一対の延出部が嵌合される一対の嵌合部を含む。このように構成された2次電池の保持構造によれば、交互に積層された第1電池ホルダと第2電池ホルダとの各間で、流体通路から流体が漏洩することを抑制できる。
また好ましくは、第1電池ホルダと第2電池ホルダとは、同一形状を有する。第1電池ホルダおよび第2電池ホルダの積層方向において、第1電池ホルダと第2電池ホルダとが表裏反対に配置されている。このように構成された2次電池の保持構造によれば、部品点数を増加させることなく、各電池ホルダ間で延出部と嵌合部とを嵌合させる構成を得ることができる。
また好ましくは、第1電池ホルダおよび第2電池ホルダは、弾性を有する材料から成形されている。延出部は、嵌合部に圧入されている。このように構成された2次電池の保持構造によれば、延出部と嵌合部との密着性を向上させることで、流体の漏洩をより効果的に抑制することができる。
また好ましくは、流体通路を流通する流体は、電池セルを冷却する冷媒および電池セルから排出されるガスの少なくともいずれか一方である。このように構成された2次電池の保持構造によれば、冷媒の漏洩を抑制することによって、電池セルの冷却効率を向上させることができる。また、電池セルから排出されたガスの漏洩を抑制できる。
以上説明したように、この発明に従えば、電池ホルダ内に形成される流体通路から流体が漏洩することを抑制する2次電池の保持構造を提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
図1は、この発明の実施の形態における2次電池の保持構造が適用された電池パックを示す斜視図である。図2は、図1中に示す電池パックの分解組み立て図である。
図1および図2を参照して、電池パック10は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関と、充放電可能な2次電池とを動力源とするハイブリッド車両に搭載されている。電池パック10の搭載場所としては、車両の適切な場所であって良く、たとえば車両室内(シート下など)であったり、ラゲージルームであって良い。電池パック10は、電池セル31と、電池セル31を挟持して保持し、互いに組み合わされる電池ホルダ11および電池ホルダ12とを備える。
複数の電池セル31が、所定の方向(以下、電池セル31の積層方向と呼ぶ)に積層されている。電池セル31は、正極端子32および負極端子33を含む。複数の電池セル31は、互いに隣り合う電池セル31間で正極端子32と負極端子33とが並ぶように積層されている。互いに隣り合う電池セル31間で正極端子32と負極端子33とが、図示しないバスバーにより接続されている。複数の電池セル31は、互いに電気的に直列に接続されている。
電池セル31は、リチウムイオン電池から構成されている。電池セル31は、充放電可能な2次電池であれば特に限定されず、たとえばニッケル水素電池であっても良い。電池セル31は、セル内部に発生したガスを外部に排出する排気口36を含む。
電池ホルダ11と電池ホルダ12とは、電池セル31の積層方向に沿って交互に配置されている。その交互に配置された電池ホルダ11および12の両側には、エンドプレート40および41が配置されている。エンドプレート40とエンドプレート41とは、拘束部材としての拘束バンド42により互いに結合されている。拘束バンド42は、電池セル31の積層方向に沿った拘束力を電池ホルダ11および12に作用させている。このような構成により、交互に配置された電池ホルダ11および12が、拘束バンド42によって一体に保持されている。
なお、電池ホルダ11および12を一体に保持する拘束部材は、拘束バンド42に限定されず、たとえば、電池セル31の積層方向に軸力を発生させるボルトであっても良い。また、拘束部材は、電池セル31の積層方向に締め付け力を発生させるゴムや紐、テープ等であっても良い。
電池セル31は、互いに反対側に面する一対の側面31aを有する。側面31aは、電池セル31が有する複数の表面のうち最も大きい面積を有する表面である。複数の電池セル31は、電池セル31の積層方向に隣り合う位置で側面31aが互いに向い合うように配置されている。
電池ホルダ11および12は、吸気チャンバ21mおよび21n(以下、両者を区別しない場合には吸気チャンバ21と呼ぶ)と、排気チャンバ26mおよび26n(以下、両者を区別しない場合には排気チャンバ26と呼ぶ)とを形成する。吸気チャンバ21mと吸気チャンバ21nとは、電池ホルダ11および12の側辺に沿って上下に並ぶ。排気チャンバ26mと排気チャンバ26nとは、電池ホルダ11および12の側辺に沿って上下に並ぶ。冷却風の流れ方向に直交する平面で切断された場合に、吸気チャンバ21および排気チャンバ26は、略矩形の断面形状を有する。
吸気チャンバ21および排気チャンバ26は、電池セル31の積層方向の直交方向において電池セル31に隣接して設けられている。吸気チャンバ21および排気チャンバ26は、電池セル31の積層方向に延びている。吸気チャンバ21および排気チャンバ26は、電池セル31を挟んで水平方向に並んでいる。電池パック10では、高さを低く抑えるため、冷却風を水平方向に流通させる横流し方式が採られている。
電池ホルダ11および12は、吸気チャンバ21と排気チャンバ26との間で冷却風を流通させる冷却風通路23をさらに形成する。冷却風通路23は、積層方向に隣り合う電池セル31の間にそれぞれ形成されている。冷却風通路23は、電池セル31の積層方向の直交方向に延びる。
吸気チャンバ21には、チャンバ内に空気を圧送する押し込み型のファンが接続されている。この場合、電池パック10内で吸気チャンバ21の圧力が最も高くなる。あるいは、排気チャンバ26には、チャンバ内の空気を吸引する引き込み型のファンが接続されている。この場合、電池パック10内で排気チャンバ26内の圧力が最も低くなる。
図3は、図1中の電池パックに冷却風が流通する様子を示す平面図である。図1から図3を参照して、車両室内から電池パック10に導入された冷却風は、吸気チャンバ21から冷却風通路23に流れ込む。冷却風通路23に流れ込んだ冷却風は、電池セル31の側面31aに沿って流れ、この間、電池セル31を冷却する。電池セル31との熱交換によって温度上昇した冷却風は、冷却風通路23から排気チャンバ26に流れ込む。吸気チャンバ21と冷却風通路23との間および冷却風通路23と排気チャンバ26との間で、冷却風の流れ方向が変化する。本実施の形態では、これらの間で、冷却風の流れ方向が90°変化する。
なお、図中には、吸気チャンバ21および排気チャンバ26に同一方向に冷却風が流れる場合を示したが、反対方向に冷却風が流れる構成としても良い。
電池ホルダ11および12は、電池セル31から排出されたガスを流通させる排ガス通路28mおよび28n(以下、両者を区別しない場合には排ガス通路28と呼ぶ)を形成する。排気口36は、排ガス通路28内で開口する。排ガス通路28は、電池セル31の積層方向に延びる。排ガス通路28は、電池セル31の直上に形成されている。
図4は、図1中の電池ホルダを示す斜視図である。図5は、図1中の電池ホルダの分解組み立て図である。図4および図5を参照して、電池ホルダ11および12は、絶縁性材料から形成されている。電池ホルダ11および12は、弾性を有する材料から成形されている。電池ホルダ11および12は、ポリプロピレン(polypropylene)やポリプロピレンの重合体等の樹脂材料から形成されている。電池ホルダ11および12は、表面に樹脂がコーティングされた金属から形成されても良い。
電池ホルダ11は、分割体13および分割体14を含む。分割体13と分割体14とは、電池セル31を挟持した状態で一体化されている。分割体13と分割体14とは、超音波溶着あるいは熱溶着により一体化されている。電池ホルダ12は、電池ホルダ11と同様の構造を有する。
電池ホルダ11および12は、枠体51を含む。枠体51は、電池セル31の周縁を取り囲むように形成されている。枠体51は、略矩形の枠形状を有する。枠体51は、端面51aと端面51bとを含む。端面51aと端面51bとは、電池セル31の積層方向において互いに反対方向を向く。端面51aおよび51bは、電池セル31の積層方向に直交する平面内で延在する。
電池ホルダ11は、延出部53mおよび53n(以下、両者を区別しない場合には延出部53と呼ぶ)を含む。延出部53mと延出部53nとは、電池ホルダ11の側辺に沿って上下に並ぶ。延出部53は、枠体51に一体に成形されている。延出部53は、電池ホルダ12に向けて延出する凸形状を有する。電池ホルダ12は、嵌合部58mおよび58n(以下、両者を区別しない場合には嵌合部58と呼ぶ)を含む。嵌合部58mと嵌合部58nとは、電池ホルダ12の側辺に沿って上下に並ぶ。嵌合部58は、枠体51に成形されている。嵌合部58は、延出部53が有する凸形状に対応する凹形状を有する。
本実施の形態では、電池ホルダ11と電池ホルダ12とは、同一形状を有する。電池ホルダ11および12は、端面51aおよび端面51bからそれぞれ延出する一対の延出部53と、端面51aおよび端面51bからそれぞれ凹む一対の嵌合部58とを含む。電池セル31の積層方向において、電池ホルダ11と電池ホルダ12とは互いに表裏反対となるように配置されている。すなわち、互いに隣り合う電池ホルダ11および電池ホルダ12間で、電池ホルダ11の端面51aと電池ホルダ12の端面51aとが向い合い、電池ホルダ11の端面51bと電池ホルダ12の端面51bとが向い合う。このとき、互いに隣り合う電池ホルダ11および電池ホルダ12間で、電池ホルダ11の延出部53と電池ホルダ12の嵌合部58とが対向し、電池ホルダ11の嵌合部58と電池ホルダ12の延出部53とが対向する。
延出部53は、吸気チャンバ21または排気チャンバ26を取り囲むように筒形状に形成されている。嵌合部58は、枠体51を貫通する孔形状に形成されている。互いに隣り合う電池ホルダ11および電池ホルダ12間で、延出部53と嵌合部58とが嵌合されることにより、吸気チャンバ21および排気チャンバ26が形成されている。
延出部53は、吸気チャンバ21または排気チャンバ26を三方から取り囲む。延出部53は、冷却風通路23に向い合う位置で切り欠かれている。延出部53は、吸気チャンバ21または排気チャンバ26の全周を取り囲む形状を有しても良い。この場合、たとえば、冷却風通路23に向い合う位置で延出部53に開口部が形成されることにより、冷却風通路23およびチャンバ間の冷却風の流通が確保される。
図6は、図2中のVI−VI線上に沿った電池パックの断面図である。図中では、代表的に排気チャンバ26を形成する電池ホルダ11および12の一断面を示したが、延出部53および嵌合部58が嵌合するこれ以外の断面も、同様の形状を有する。
図4から図6を参照して、延出部53は、その延出する方向に沿って徐々に細くなる先細りの凸形状を有する。延出部53は、端面51aおよび端面51bからそれぞれ離れるに従って徐々に細くなる先細りの凸形状を有する。延出部53は、テーパ面53aを含む。テーパ面53aは、延出部53の外周面である。テーパ面53aは、電池セル31の積層方向に対して傾斜して延在する。電池セル31の積層方向に直交する平面で切断された場合に、テーパ面53aにより囲まれる延出部53の面積は、端面51aおよび端面51bから離れるに従って徐々に減少する。
延出部53は、吸気チャンバ21または排気チャンバ26を形成する内壁53dを含む。内壁53dは、チャンバ内の冷却風の流れ方向に対して平行に延在する。このような構成により、吸気チャンバ21または排気チャンバ26内で冷却風流れの圧損が増大することを防ぐ。
嵌合部58は、延出部53が有する凸形状に対応する奥細りの凹形状を有する。嵌合部58は、端面51aおよび端面51bからそれぞれ離れるに従って、徐々に細くなる奥細りの凹形状を有する。嵌合部58は、テーパ面58aを含む。テーパ面58aは、嵌合部58に嵌合された延出部53のテーパ面53aと対向する。テーパ面58aは、電池セル31の積層方向に対して傾斜して延在する。テーパ面58aは、テーパ面53aと同じ傾きで延在する。電池セル31の積層方向に直交する平面で切断された場合に、テーパ面58aにより囲まれる嵌合部58の面積は、端面51aおよび端面51bからそれぞれ離れるに従って減少する。
延出部53と嵌合部58とは、冷却風通路23の延長線上で嵌合する。互いに隣り合う電池ホルダ11および電池ホルダ12の間で、端面51a同士が離間し、端面51b同士が離間する。延出部53は、その延出する先端に先端部53eを含む。互いに隣り合う電池ホルダ11および電池ホルダ12の間で、先端部53e同士が離間する。
延出部53と嵌合部58とが嵌合された状態で、テーパ面53aとテーパ面58aとが面接触する。延出部53および嵌合部58は、それぞれ他方を誘い込む凸形状および凹形状を有するため、拘束バンド42による拘束力により、テーパ面58aとテーパ面53aとの密着性が増大する。電池ホルダ11および12が弾性変形することにより、延出部53が嵌合部58に対して圧入される。
このような構成により、電池ホルダ11と電池ホルダ12との間で吸気チャンバ21および排気チャンバ26の密閉性を向上させることができる。これにより、吸気チャンバ21および排気チャンバ26を流通する冷却風が電池ホルダ11および12から漏洩することを抑制できる。また、電池パック10の組み立て工程時、延出部53と嵌合部58との嵌合により電池ホルダ11と電池ホルダ12との結合性を高めることができる。これにより、拘束バンド42による拘束前、組み合わされた電池ホルダ11および電池ホルダ12の取り扱いが容易となり、組み立て時の作業性を向上させることができる。
図4および図5を参照して、電池ホルダ11および12は、一対の延出部63と、一対の嵌合部68とを含む。互いに隣り合う電池ホルダ11および電池ホルダ12間で、電池ホルダ11の延出部63と電池ホルダ12の嵌合部68とが向い合い、電池ホルダ11の嵌合部68と電池ホルダ12の延出部63とが向い合う。延出部63および嵌合部68は、それぞれ延出部53および嵌合部58と同様の形状を有する。互いに隣り合う電池ホルダ11および電池ホルダ12間で、延出部63と嵌合部68とが嵌合されることによって、排ガス通路28が形成されている。
このような構成により、排ガス通路28を流通するガスが電池ホルダ11および12から漏洩することを抑制できる。
この発明の実施の形態における2次電池の保持構造は、電池セル31と、電池セル31を挟持して保持し、互いに組み合わされ、流体を流通させる流体通路としての吸気チャンバ21、排気チャンバ26および排ガス通路28を形成する第1電池ホルダとしての電池ホルダ11および第2電池ホルダとしての電池ホルダ12とを備える。電池ホルダ11は、電池ホルダ12に向かって延出し、その延出する方向に沿って徐々に細くなる先細りの凸形状を有する延出部53および63を含む。電池ホルダ12は、凸形状に対応する奥細りの凹形状を有する嵌合部58および68を含む。延出部53と嵌合部58とが嵌合されることにより、吸気チャンバ21および排気チャンバ26が形成されている。延出部63と嵌合部68とが嵌合されることにより、排ガス通路28が形成されている。
このように構成された、この発明の実施の形態における2次電池の保持構造によれば、吸気チャンバ21および排気チャンバ26に流通する冷却風および排ガス通路28を流通するガスが、電池ホルダ11および12内から漏洩することを抑制できる。本実施の形態では、吸気チャンバ21および排気チャンバ26や排ガス通路28の気密性を確保するためにスポンジやブチルテープ等の別部材を使用しないため、組み付け工程や部品コストの増大を招くことがない。
図7は、図4中に示す延出部および嵌合部の変形例を示す図である。図7(A)は延出部を示し、図7(B)は嵌合部を示す。図7を参照して、延出部53および嵌合部58の形状は、吸気チャンバ21および排気チャンバ26の断面形状に合わせて適宜変更されても良い。
本変形例では、吸気チャンバ21および排気チャンバ26が、電池セル31の積層方向に直交する平面で切断された場合に、半楕円形の断面形状を有する。これに合わせて、延出部53は、吸気チャンバ21または排気チャンバ26の周囲で半楕円形に延在する形状を有する。嵌合部58は、延出部53が有する凸形状に対応する凹形状を有する。延出部53は、湾曲面からなる内壁53dを含む。このような構成によれば、吸気チャンバ21および排気チャンバ26内の角部を減らし、冷却風流れの圧損を低減させることができる。
他の変形例として、図4中の枠体51の上下の辺に沿って、延出部および嵌合部が嵌合する構造を設けても良い。この場合、冷却風通路23内から冷却風が漏洩することを抑制できる。また、本実施の形態では、電池ホルダ11および12を構成する分割体13と分割体14とを溶着する構造としたが、分割体13および分割体14の間に延出部および嵌合部が嵌合する構造を設け、電池セル11を挟持した状態で分割体13および分割体14を積層する構造としても良い。
なお、電池パックの構造は、図1中に示す形態に限定されない。図1中に示す電池パック10では、冷却風が水平方向に流通する横流し方式が採られているが、冷却風が上下方向に流通する縦流し方式が採られても良い。また、複数の電池セル31を積層する形態は、図2中に示す形態に限定されず、たとえば、冷却風通路23内の冷却風の流れ方向に複数の電池セルが並べられても良い。
また、本発明を、燃料電池と2次電池とを駆動源とする燃料電池ハイブリッド車両(FCHV:Fuel Cell Hybrid Vehicle)または電気自動車(EV:Electric Vehicle)に適用することもできる。本実施の形態におけるハイブリッド車両では、燃費最適動作点で内燃機関を駆動するのに対して、燃料電池ハイブリッド車両では、発電効率最適動作点で燃料電池を駆動する。また、2次電池の使用に関しては、両方のハイブリッド車両で基本的に変わらない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態における2次電池の保持構造が適用された電池パックを示す斜視図である。 図1中に示す電池パックの分解組み立て図である。 図1中の電池パックに冷却風が流通する様子を示す平面図である。 図1中の電池ホルダを示す斜視図である。 図1中の電池ホルダの分解組み立て図である。 図2中のVI−VI線上に沿った電池パックの断面図である。 図4中に示す延出部および嵌合部の変形例を示す図である。
符号の説明
10 電池パック、11,12 電池ホルダ、21 吸気チャンバ、26 排気チャンバ、28 排ガス通路、31 電池セル、53,63 延出部、58,68 嵌合部。

Claims (5)

  1. 電池セルと、
    前記電池セルを挟持して保持し、互いに組み合わされ、流体を流通させる流体通路を形成する第1電池ホルダおよび第2電池ホルダとを備え、
    前記第1電池ホルダは、前記第2電池ホルダに向かって延出し、その延出する方向に沿って徐々に細くなる先細りの凸形状を有する延出部を含み、
    前記第2電池ホルダは、前記凸形状に対応する奥細りの凹形状を有する嵌合部を含み、
    前記延出部と前記嵌合部とが嵌合されることにより、前記流体通路が形成されている、2次電池の保持構造。
  2. 前記第1電池ホルダと前記第2電池ホルダとが、交互に積層され、
    前記第1電池ホルダは、その積層方向の両側に向かって延出する一対の前記延出部を含み、
    前記第2電池ホルダは、一対の前記延出部が嵌合される一対の前記嵌合部を含む、請求項1に記載の2次電池の保持構造。
  3. 前記第1電池ホルダと前記第2電池ホルダとは、同一形状を有し、
    前記第1電池ホルダおよび前記第2電池ホルダの積層方向において、前記第1電池ホルダと前記第2電池ホルダとが表裏反対に配置されている、請求項2に記載の2次電池の保持構造。
  4. 前記第1電池ホルダおよび前記第2電池ホルダは、弾性を有する材料から成形され、
    前記延出部は、前記嵌合部に圧入されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の2次電池の保持構造。
  5. 前記流体通路を流通する流体は、前記電池セルを冷却する冷媒および前記電池セルから排出されるガスの少なくともいずれか一方である、請求項1から4のいずれか1項に記載の2次電池の保持構造。
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