JP2012022766A - 媒体を製造するためのシステムおよび方法 - Google Patents

媒体を製造するためのシステムおよび方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012022766A
JP2012022766A JP2011147156A JP2011147156A JP2012022766A JP 2012022766 A JP2012022766 A JP 2012022766A JP 2011147156 A JP2011147156 A JP 2011147156A JP 2011147156 A JP2011147156 A JP 2011147156A JP 2012022766 A JP2012022766 A JP 2012022766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protective film
surface finish
finish layer
etching
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011147156A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5913846B2 (ja
Inventor
Vian Chipin
ビアン ショーピン
Dye King
ダイ キング
S Karczmar Dan
エス. カーチャー ダン
F Marcade Mark
エフ. マーケード マーク
Whe Kifeng
ショー キ−フォン
J Chen Jane
ジェイ. チャン ジェーン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HGST Netherlands BV
Original Assignee
Hitachi Global Storage Technologies Netherlands BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Global Storage Technologies Netherlands BV filed Critical Hitachi Global Storage Technologies Netherlands BV
Publication of JP2012022766A publication Critical patent/JP2012022766A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5913846B2 publication Critical patent/JP5913846B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/84Processes or apparatus specially adapted for manufacturing record carriers
    • G11B5/8408Processes or apparatus specially adapted for manufacturing record carriers protecting the magnetic layer

Abstract

【課題】媒体を製造するシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】媒体を製造する方法は、基板上に記録媒体を形成するステップを含む。記録媒体上の、基板と反対側に保護膜が成膜される。保護膜は第一の表面仕上げ層を有する。保護膜はエッチングされ、材料が取り除かれ、保護膜に、第一の表面仕上げより平滑な第二の表面仕上げ層が設けられる。成膜とエッチングは、in−situドライ真空工程で逐次的に行われてもよい。第二の表面仕上げ層には、エッチング後に、保護膜をさらに平坦化するための機械加工を行わなくてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は一般に、ハードディスクドライブに関し、特に、媒体を製造するためのシステムおよび方法に関する。
ハードディスクドライブの面密度の向上に対する要求によって、ヘッドとディスク媒体との界面における磁気スペーシングをますます小さくする必要がある。磁気記録媒体の観点からすれば、磁気スペーシングの縮小という重大な課題が、ディスク媒体上のカーボン保護膜の厚さを削減する際の本質的な制約となっている。
従来の製造技術の1つの制約は、それらによって生じる表面の粗さである。表面が粗いと、固有の被覆率を提供するというその機能を果たす従来の保護膜の能力が低下し、その結果、ディスク媒体が腐食する。これに加え、粗い媒体では、ヘッドにとっての間隙が小さくなる。最終的なテープ研磨またはバニッシュ等の機械的研磨工程によって、表面を平滑にすることができる。しかしながら、これらの工程は、ディスク媒体の形状のピークの上に残留する保護層材料まで除去してしまい、これもまた、腐食の問題の原因となりうる。したがって、表面平滑さの設計の改善とディスク媒体の被覆率を向上させる保護膜形成工程に引き続き関心が寄せられている。
媒体を製造するためのシステムおよび方法の実施形態が開示される。いくつかの実施形態において、ディスク媒体の製造方法は、基板上に記録媒体を形成するステップを含む。記録媒体の、基板と反対側に保護膜を成膜する。保護膜は、第一の表面仕上げ層を有する。
保護膜をエッチングして、保護膜材料の一部を除去し、より平滑な表面を設ける。第二の保護膜表面仕上げ層は第一の表面仕上げ層より平滑である。エッチングは、イオンビームエッチングを含んでいてもよい。保護膜の第二の表面仕上げ層には、エッチング後、保護膜をさらに平坦化するための機械的工程を行わなくてもよい。成膜とエッチングは、in−situドライ真空工程で逐次的に行ってもよい。
他の実施形態において、成膜は不活性ガスと反応ガスを導入した真空中で行う。エッチングステップの後、方法は、第二の表面仕上げ層の上に第二の保護膜を成膜するステップをさらに含んでいてもよい。第二の保護膜は実質的に、第二の表面仕上げ層を有していてもよく、機械的、エッチングまたはその他の工程によってさらに平坦化しなくてもよい。
これらの実施形態の上記およびその他の目的と利点は、以下の詳細な説明を付属の特許請求範囲と添付の図面と併せて読めば、当業者にとって明らかとなるであろう。
実施形態の特徴と利点が実現される方法をより詳細に理解できるように、添付の図面に描かれているその実施形態を参照することによって、より具体的な説明が得られるかもしれない。しかしながら、図面はいくつかの実施形態を描いただけにすぎず、したがって、同等に有効な実施形態があるかもしれないため、範囲を限定するとはみなされないものとする。
異なる図面で用いられている同じ参照記号の使用は、同様または同じ品目であることを指す。
媒体の製造工程の実施形態の概略等角図である。 ディスク媒体の各種実施形態の2種類の表面仕上げパラメータ、Rv(max)とRqのグラフであり、エッチング工程による表面粗さの変化を示す。 ディスク媒体の各種実施形態の2種類の表面仕上げパラメータ、Rv(max)とRqのグラフであり、エッチング工程による表面粗さの変化を示す。 従来のディスク媒体の浮上高さ制御性能をディスク媒体の実施形態と比較したグラフである。
媒体を製造するためのシステムおよび方法の実施形態が開示される。図1Aと図1Bに示されるように、磁気記録ディスク媒体等の媒体11を製造するための方法の1つの実施形態は、基板15上に記録媒体13を形成するステップを含む。たとえば、記録媒体13は、軟磁性裏打ち層17、磁気交換遮断層19および記録層21を有する垂直磁気記録(PMR)媒体を含んでいてもよい。これらの層は、用途に応じて複数の副層を含んでいてもよい。当業者にはわかるように、本明細書で開示する実施形態は他のタイプの媒体にも適している。
保護膜23は、記録媒体13の上の、基板15と反対側に成膜される。成膜は、真空中にアルゴンその他等の不活性ガスを導入して行ってもよい。保護膜は、アモルファスまたはダイヤモンドライクカーボン(DLC)等のカーボン保護膜(COC)、窒化ケイ素、炭化ケイ素その他を含んでいてもよい。保護膜は、図のようなピーク(山)とバレー(谷)を有する第一の表面仕上げ層25(図1の(a))を有する。
その後、保護膜23をエッチングし(27)、保護膜材料の少なくとも一部を除去する。エッチング27は、イオンビームエッチングを含んでいてもよい。エッチング27により、保護膜23には、第一の表面仕上げ層25(図1の(a))より平滑な第二の表面仕上げ層29(図1の(b))が設けられる。保護膜23の第二の表面仕上げ層29には、エッチング後に、保護膜をさらに平坦化するための機械的加工(たとえば、最終テープ研磨等)をさらに行わなくてもよい。成膜とエッチングは、in−situドライ真空工程で逐次的に行ってもよい。
他の実施形態では、エッチングは、不活性ガスと、ドーパント等の少なくとも1つの反応ガスを導入した真空中で行われる。たとえば、反応ガスは、窒素、水素、酸素、キセノン、クリプトン、ネオンまたはCO、あるいはこれらのどのような組み合わせを含んでいてもよい。エッチングステップの後に、方法は、第二の表面仕上げ層29の上に第二の保護膜31(図1の(b))を成膜するステップをさらに含んでいてもよい。第二の保護膜31も、カーボン保護膜であってよい。第二の保護膜31は実質的に、図のように第二の表面仕上げ層29を有していてもよい。いくつかの実施形態において、第二の保護膜31は、機械的、エッチングまたはその他の工程によってさらに平坦化しなくてもよい。
第二の表面仕上げ層の実施形態は、第一の表面仕上げ層より約15%〜35%平滑であり、他の形態では第一の表面仕上げ層より20%〜30%平滑である。以下にさらに説明するように、第二の表面仕上げ層はまた、約0.20〜0.35Å、および他の実施形態では0.24〜0.30Åの平均高さ(Ra)を有する。エッチングは、約0.1〜40秒間、または他の実施形態では3〜30秒間にわたる表面スパイクまたはピーク除去を含んでいてもよい。エッチングにより、ディスク上のタッチダウン(TD)パワーが約1〜20mW、または他の実施形態では約6〜15mW改善されるかもしれない。
いくつかの実施形態において、PMR媒体の媒体表面の平坦化のためのドライ真空in−situ工程により、表面粗さが低くなる。従来の技術によって生産されたものと比較して、媒体表面粗さは有意に低減され、タッチダウン間隙は有意に改善される。
たとえば、スパッタリングによる成膜工程の後に、ドライ真空イオンビームエッチング工程を使って、ディスク表面を平滑化する。再び図1の(a)を参照すると、完成間近のPMR媒体の概略図が示されている。第一の表面仕上げ層25は、薄膜スバッタリング工程中の原子可動性の制御と結晶成長による、高い表面粗さを示す。しかしながら、真空工程の最終ステップの1つでin−situイオンビームエッチング27を適用することにより、第二の表面仕上げ層29の粗さを、図1の(b)に示されるように有意に低減させることができる。低い表面粗さ29を有する平坦化された媒体では、ヘッドとディスクの界面における間隙が増大しているかもしれず、これによって、信号対雑音比(SNR)、重ね書き(OW)、分解能等の記録性能が改善される。粗さが低いことにより、媒体腐食ロバスト性が改善された、より薄いカーボン保護膜層の使用もまた可能となる。
イオンビームエッチング工程の実施形態は、ドライ真空条件下で、スパッタリング仕上げのディスク媒体の表面を研磨するために使用してもよい。たとえば、利用してもよいエッチング工程条件のいくつかを表1と表2にまとめる。これらの表は、各種の表面処理条件下でのディスク粗さ特性を示している。この開示では、表面仕上げに関する用語、Ra、Rq、RpおよびRvを以下のように定義する。
Ra:すべての正と負の高さの数学的平均である。
Rq:二乗平均平方根(rms)である。
Rp:平均からのピーク高さである。
Rv:平均からのバレー深さである。
Rv−max:平均からの最大バレー深さである。
Figure 2012022766
表面エッチングを行った媒体のサンプルと表面エッチングを行っていないものの表面粗さを比較したところ、エッチング工程後の有意な表面形状の変化が明らかになった。このデータは、少なくとも一部の表面スパイクピークが除去されたことを示している。図2と図3はそれぞれ、エッチング工程時間に関する粗さパラメータ、Rv−masとRqのグラフ41、43を示している。表2は、エッチングを行った媒体サンプルとエッチングを行っていないものを比較した、その他のデータを示す。
Figure 2012022766
選択されたエッチング条件において、Rv−maxは、エッチングされていない媒体と比較して、約26%減少する。さらに、表面エッチングされた媒体のいくつかの実施形態に関して、追加のカーボン保護膜層(CN)を再成膜することにより、さらに表面の平滑さが保護される。この特徴によって、ハードディスクドライブの統合時における潤滑剤の選択に対して有意な利益を提供する。
表3に、媒体の磁気特性に対するエッチング工程の各種パラメータの影響をまとめる。
Figure 2012022766
このデータは、媒体の磁気特性性能が、アルゴンおよび窒素をドーピングした条件下のいずれにおいても、保護膜エッチング工程に対して略影響を受けないことを明確に示している。これは、表面エッチング工程を現在の媒体製造に容易に取り入れられることを示している。
図4は、スピンスタンドサーマルフライハイトコントロール(TFC)試験の結果のグラフである。この試験は、2種類のディスクドライブヘッドに関して、対照用、つまりエッチングされていない媒体をエッチングされた媒体と比較するものである。測定されたAE信号は、エッチングされていない媒体と比較して、表面エッチングが行われた媒体のTFCタッチダウン(TD)パワーが6mW〜15mWの範囲で増大したことを示している。そのため、本明細書に記載の平坦化工程により、ヘッドと媒体の間隙が有意に増大する。
表4に、エッチングされた媒体とエッチングされていないものを比較するGuzikスピンスタンド試験から得られたデータをまとめる。エッチングされたカーボン保護膜を有する媒体は、OW、SNR、低周波数(LF)振幅およびビットエラーレート(BER)が改善され、これは、タッチダウン(TD)パワーのゲインと一致する。
Figure 2012022766
TFCタッチダウンおよび一定のプルバック条件下で、エッチングされた媒体は記録性能において明確な利点を示す。表面エッチングされたディスクに関して、媒体のOWは約0.5〜3dB、またはいくつかの実施形態では約1.2dB改善された。媒体のSNRは約0.1〜2dB、またはいくつかの実施形態では約0.5および1dB改善された。エッチングにより、媒体のLFもまた約1%〜20%、またはいくつかの実施形態では約11%改善される。エッチングはさらに、媒体のBERを約10%〜20%、またはいくつかの実施形態では約16%改善させた。したがって、エッチングされたCOCを有する媒体の全体的な耐食性は、エッチングされていないCOCを有する従来の媒体のそれの約2〜10倍優れている。
表5に示されているように、カーボン保護膜のエッチングにより、エッチングされていない保護膜と比較して、コバルト溶出量が少ない等、耐食性がはるかに改善される。
Figure 2012022766
エッチングされたディスクについては、たとえCOCの層が薄くても、コバルト溶出量は低く、これは耐食性がよりよいことを示している。これらの性能上の利益によって、ハードディスクドライブ業界において現在のPMR技術をさらに拡張するための道が開かれる。
これらの工程は、各種の機器で実行してもよい。従来、カーボン保護膜はスパッタリング工程によって成膜されるが、スパッタリングを用いて30Åのロバストなカーボン保護膜を生成することは現実的ではない。現在、イオンビーム成膜、プラズマ促進化学蒸着およびフィルタード陰極真空アークシステム等の技術で、薄い保護用カーボン保護膜を生成できる。特に、イオンビームカーボン(IBC)成膜技術によれば、高品質の、薄い、耐久性のある、製造可能でロバストなカーボン保護膜が生成される。IBC工程では、炭化水素(C)ガスを前駆体として使用し、炭化水素分子のイオン化によってプラズマを発生させる。これらのイオン化された種は、ターゲットに向けられる。高い衝撃エネルギーを有するイオンによって、カーボン保護膜内のダイヤモンド状含有物の割合が高くなり、それによって高い硬度、高い密度および高い弾性係数が得られる。これに加え、イオンビームカーボン保護膜は、摩擦化学反応による摩耗と腐食に対する抵抗力が有意に改善される。逆に、イオンビーム工程を、カーボン被覆ディスク媒体等のターゲット物体から材料をエッチングするために使用することができる。
再び図1の(a)と(b)を参照すると、被加工物を製造するためのシステムの実施形態は、被加工物を製造するための複数の工程ステーションを有するスパッタリングシステムを含む。工程ステーションの少なくとも1つは保護膜形成工程ステーションであり、ここでは被加工物に保護膜を成膜して、被加工物に第一の表面仕上げ層を設け、逐次的に、保護膜をエッチングして、保護膜に第一の表面仕上げ層より平滑な第二の表面仕上げ層を設ける。保護膜の第二の表面仕上げ層には、エッチングの後に、保護膜をさらに平坦化するための機械的加工を行わなくてもよい。工程ステーションのこの少なくとも1つは、保護膜を成膜する第一の保護膜加工ステーションと、保護膜をイオンビームエッチングするための第二の保護膜加工ステーションを含んでいてもよい。
被加工品は、磁気媒体、ソリッドステートメモリ、半導体、磁気ランダムアクセスメモリまたはソーラー薄膜を含んでいてもよい。工程ステーションのこの少なくとも1つは、in−situドライ真空工程を含んでいてもよい。これに加え、工程ステーションのこの少なくとも1つは、実質的に第二の表面仕上げ層を有する第二の保護膜を第二の表面仕上げ層の上に成膜してもよい。
この文章による説明は、最良の態様を含む実施形態を開示するため、また、当業者が本発明を実施し、使用できるようにするための例を用いている。特許可能な範囲は特許請求範囲によって定義され、当業者が着想するその他の例を含んでもよい。このような他の例は、それらが特許請求範囲の文言から相違しない構造的要素を含んでいれば、あるいはそれらが特許請求範囲の文言からの相違が些少な同等の構造的要素を含んでいれば、特許請求範囲に含めるものとする。
一般的な説明または例において上述した行動のすべてが必要であるとは限らず、特定の行動の一部は不要かもしれず、および前述の行動のほかに、1つまたは複数の別の行動が実行されるかもしれないことに注意されたい。さらにまた、記載された行動の順番は、必ずしもそれらが実行される順番であるとは限らない。
上の明細書の中で、概念を特定の実施形態に関して説明してきた。しかしながら、当業者は、以下の特許請求範囲に記載された本発明の範囲から逸脱することなく、さまざまな改変や変更を加えることができると理解するであろう。したがって、明細書と図面は、限定的な意味ではなく、例示としてみなされるものであり、このような改変はすべて、本発明の範囲内に含めるものとする。
本明細書において、「含む(comprises、comprising)」、「含有する(includes、including)」、「有する(has、having)」またはこれらの変化形は、非排他的包含をカバーするものとする。たとえば、一連の特徴を含む工程、方法、物品または装置は、必ずしもこれらの特徴にのみ限定されるのではなく、明記されていない、またはこれらの工程、方法、物品または装置に固有のその他の特徴を含むかもしれない。さらに、特に明確なことわりがないかぎり、「または(or)」は排他的な「または」ではなく、包含的な「または」である。たとえば、AまたはBという条件は、以下のいずれか1つにより満足される。Aは真であり(または存在し)、かつBは偽である(または存在しない)、Aは偽であり(または存在せず)、かつBは真である(または存在する)、およびAとBの両方が真である(または存在する)。
また、不定冠詞(a、an)の使用は、本明細書に記載された要素と構成要素を説明するために用いられる。これは、単に便宜のため、および本発明の範囲の一般的な意味を提供するために行われている。この説明は、1つまたは少なくとも1つを含むものと解釈すべきであり、そうではないことが明確である場合を除き、単数形は複数形もまた含む。
利益、その他の利点および問題の解決策を、特定の実施形態に関して上述した。しかしながら、この利益、利点、問題の解決策および、何らかの利益、利点または解決策を発生させる、またはより顕著となるかもしれない特徴は、特許請求範囲のいずれかまたは全部の重要、必要または不可欠な特徴とは解釈されないものとする。
明細書を読んだ後に、当業者は、本明細書においては明瞭化のために別の実施形態に関して説明された特定の特徴が、1つの実施形態の中で複合的に提供されてもよいと理解するであろう。逆に、簡潔さのために、1つの実施形態に関して説明された各種の特徴は、別々に、またはいかなる副結合において提供してもよい。さらに、範囲として記された数値には、その範囲の中の個々のすべての数値が含まれる。
11 媒体
13 記録媒体
15 基板
17 軟磁性裏打ち層
19 磁気交換遮断層
21 記録層
23 保護膜
25 第一の表面仕上げ層
27 エッチング
29 第二の表面仕上げ層
31 第二の保護膜

Claims (20)

  1. 記録媒体を製造するための方法であって、
    基板上に記録媒体を形成する形成ステップと、
    前記記録媒体の、前記基板とは反対側に保護膜を成膜する成膜ステップであって、前記保護膜は第一の表面仕上げ層を有する成膜ステップと、
    前記保護膜をエッチングして、前記保護膜に前記第一の表面仕上げ層より平滑な第二の表面仕上げ層を設けるエッチングステップと、
    を含む方法。
  2. 前記保護膜の前記第二の表面仕上げ層には、前記エッチングステップの後に前記保護膜をさらに平坦化するための機械的加工が行われない、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記成膜ステップは、不活性ガスを導入した真空中で行われ、
    前記エッチングステップは、イオンビームエッチングを含み、
    前記第二の表面仕上げ層は、前記第一の表面仕上げ層より約15%〜35%平滑である、
    請求項1に記載の方法。
  4. 前記成膜ステップは、不活性ガスと、窒素、水素、酸素、キセノン、クリプトン、ネオンおよびCOの少なくとも1つを含む反応ガスと、を導入した真空中で行われ、
    前記第二の表面仕上げ層は、前記第一の表面仕上げ層より約20%〜30%平滑である、
    請求項1に記載の方法。
  5. 前記成膜ステップと前記エッチングステップは、in−situドライ真空工程中に逐次的に行われ、
    前記記録媒体は垂直磁気記録媒体であり、
    前記保護膜はカーボン保護膜である、
    請求項1に記載の方法。
  6. 前記エッチングステップの後に、前記第二の表面仕上げ層の上に第二の保護膜を成膜するステップをさらに含み、
    前記第二の保護膜は、実質的に前記第二の表面仕上げ層を有する第二のカーボン保護膜である、
    請求項1に記載の方法。
  7. 前記第二の保護膜には、前記第二の保護膜をさらに平坦化するための機械的加工が行われない、
    請求項6に記載の方法。
  8. 前記第二の表面仕上げ層は、約0.20〜0.35Åの平均高さ(Ra)を有し、
    前記エッチングステップは、約0.1〜40秒間の時間にわたるスパイクピークの除去を含む、
    請求項1に記載の方法。
  9. 前記第二の表面仕上げ層は、約0.24〜0.30Åの平均高さ(Ra)を有し、
    前記エッチングステップは、約3〜30秒間の時間にわたるスパイクピークの除去を含む、
    請求項1に記載の方法。
  10. 前記エッチングステップにより、エッチングされていないカーボン保護膜を有する記録媒体と比較して、(a)記録ヘッドタッチダウン(TD)パワーが約1〜20mW、および(b)前記エッチングされていない媒体の重ね書き(OW)が約0.5〜3dB、改善される、
    請求項1に記載の方法。
  11. 前記エッチングステップにより、エッチングされていないカーボン保護膜を有する記録媒体と比較して、(a)記録ヘッドタッチダウン(TD)パワーが約6〜15mW、および(b)信号対雑音比(SNR)が約0.1〜2dB、改善される、
    請求項1に記載の方法。
  12. 前記エッチングステップにより、エッチングされていないカーボン保護膜を有する記録媒体と比較して、(a)信号対雑音比(SNR)が約0.5〜1.0dB、(b)低周波数振幅が約1%〜20%、および(c)ビットエラーレート(BER)が約10%〜20%、改善される、
    請求項1に記載の方法。
  13. 被加工物を製造するシステムであって、
    前記被加工物を製造するための複数の加工ステーションを有するスパッタリングシステムを含み、
    前記加工ステーションの少なくとも1つは、前記被加工物に保護膜を成膜して、前記被加工物に第一の表面仕上げ層を設け、逐次的に前記保護膜にエッチングを行い、前記保護膜に前記第一の表面仕上げ層より平滑な第二の表面仕上げ層を設ける、保護膜加工ステーションである、
    システム。
  14. 前記加工ステーションの前記少なくとも1つは、前記保護膜を成膜するための第一の保護膜加工ステーションと、前記保護膜をイオンビームエッチングするための第二の保護膜加工ステーションと、を含む、
    請求項13に記載のシステム。
  15. 前記被加工物は、磁気媒体、ソリッドステートメモリ、半導体、磁気ランダムアクセスメモリまたはソーラー薄膜であり、
    前記保護膜の前記第二の表面仕上げ層には、前記エッチング後に、前記保護膜をさらに平坦化するための機械的加工を行わない、
    請求項13に記載のシステム。
  16. 前記加工ステーションの前記少なくとも1つは、不活性ガスと、窒素、水素、酸素、キセノン、クリプトン、ネオンおよびCOの少なくとも1つを含む反応ガスと、を使用するin−situドライ真空工程を含み、
    前記保護膜はカーボン保護膜である、
    請求項13に記載のシステム。
  17. 前記工程ステーションの前記少なくとも1つは、前記第二の表面仕上げ層の上に第二の保護膜を成膜し、
    前記第二の保護膜は、実質的に前記第二の表面仕上げ層を有する第二のカーボン保護層である、
    請求項13に記載のシステム。
  18. 前記第二の表面仕上げ層は、前記第一の表面仕上げ層より約15%〜35%平滑であり、
    前記第二の表面仕上げ層は、約0.20〜0.35Åの平均高さ(Ra)を有し、
    前記エッチングは、約0.1〜40秒間の時間にわたるスパイクピークの除去を含む、
    請求項13に記載のシステム。
  19. 前記エッチングにより、エッチングされていないカーボン保護膜を有する記録媒体と比較して、(a)記録ヘッドタッチダウン(TD)パワーが約1〜20mW、および(b)エッチングされていない媒体の重ね書き(OW)が約0.5〜3dB、改善される、
    請求項13に記載のシステム。
  20. 前記エッチングにより、エッチングされていないカーボン保護膜を有する記録媒体と比較して、(a)信号対雑音比(SNR)が約0.5〜1.0dB、(b)低周波数振幅が約1%〜20%、および(c)ビットエラーレート(BER)が約10%〜20%、改善される、
    請求項13に記載のシステム。
JP2011147156A 2010-07-15 2011-07-01 媒体を製造するためのシステムおよび方法 Expired - Fee Related JP5913846B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/836,823 2010-07-15
US12/836,823 US20120012554A1 (en) 2010-07-15 2010-07-15 System and method of fabricating media

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012022766A true JP2012022766A (ja) 2012-02-02
JP5913846B2 JP5913846B2 (ja) 2016-04-27

Family

ID=45466110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011147156A Expired - Fee Related JP5913846B2 (ja) 2010-07-15 2011-07-01 媒体を製造するためのシステムおよび方法

Country Status (3)

Country Link
US (2) US20120012554A1 (ja)
JP (1) JP5913846B2 (ja)
CN (1) CN102339611A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9159353B2 (en) * 2012-05-16 2015-10-13 HGST Netherlands B.V. Plasma polish for magnetic recording media
US8900465B1 (en) * 2012-06-29 2014-12-02 WD Media, LLC Methods for reducing surface roughness of magnetic media for storage drives
US9312141B2 (en) 2013-11-21 2016-04-12 HGST Netherlands B.V. Vapor phase chemical mechanical polishing of magnetic recording disks
US9449633B1 (en) 2014-11-06 2016-09-20 WD Media, LLC Smooth structures for heat-assisted magnetic recording media
US9940953B1 (en) 2016-10-25 2018-04-10 Seagate Technology Llc Si-based overcoat for heat assisted magnetic recording media
US9940963B1 (en) 2016-11-17 2018-04-10 Western Digital Technologies, Inc. Magnetic media with atom implanted magnetic layer

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001014657A (ja) * 1999-06-29 2001-01-19 Showa Denko Kk 磁気記録媒体およびその製造方法
JP2002050032A (ja) * 2000-07-31 2002-02-15 Showa Denko Kk 磁気記録媒体、その製造方法およびその検査方法
JP2002056526A (ja) * 2000-08-10 2002-02-22 Fuji Electric Co Ltd 薄膜磁気記録媒体の製造方法
JP2002163818A (ja) * 2000-10-19 2002-06-07 Hoya Corp 情報記録媒体用基板、及び情報記録媒体、並びに情報記録媒体用基板表面の管理方法
JP2002230739A (ja) * 2001-02-02 2002-08-16 Hitachi Ltd 磁気記録媒体およびその製造方法、これを用いた磁気記録装置
JP2004055060A (ja) * 2002-07-22 2004-02-19 Fuji Electric Holdings Co Ltd 磁気記録媒体の製造方法
JP2006031852A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Toshiba Corp 磁気記録媒体、磁気記録装置、および磁気記録媒体の製造方法
JP2007109380A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Seagate Technology Llc キャップ層とオーバーコート前のエッチングとによって改善された耐食性を有するグラニュラ磁気記録媒体
JP2010015690A (ja) * 2009-10-22 2010-01-21 Toshiba Corp 磁気記録媒体及び磁気記録再生装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5958134A (en) * 1995-06-07 1999-09-28 Tokyo Electron Limited Process equipment with simultaneous or sequential deposition and etching capabilities
US5943187A (en) * 1997-06-18 1999-08-24 International Business Machines Corporation Carbon overcoat for a slider with improved step coverage
JP3731640B2 (ja) * 1999-11-26 2006-01-05 株式会社日立グローバルストレージテクノロジーズ 垂直磁気記録媒体及び磁気記憶装置
US7552524B2 (en) * 2006-05-16 2009-06-30 Sae Magnetics (H.K.) Ltd. Method for preventing TMR MRR drop of a slider
CN101197139A (zh) * 2006-12-05 2008-06-11 希捷科技有限公司 通过蚀刻帽层和前置防护涂层而提高抗腐蚀性的颗粒状磁记录介质
KR20080073395A (ko) * 2007-02-06 2008-08-11 삼성전자주식회사 수직 자기 기록 방식의 자기 기록 매체 및 그를 구비한하드디스크 드라이브
JP5431678B2 (ja) * 2008-03-05 2014-03-05 昭和電工株式会社 磁気記録媒体の製造方法、磁気記録媒体、及び磁気記録再生装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001014657A (ja) * 1999-06-29 2001-01-19 Showa Denko Kk 磁気記録媒体およびその製造方法
JP2002050032A (ja) * 2000-07-31 2002-02-15 Showa Denko Kk 磁気記録媒体、その製造方法およびその検査方法
JP2002056526A (ja) * 2000-08-10 2002-02-22 Fuji Electric Co Ltd 薄膜磁気記録媒体の製造方法
JP2002163818A (ja) * 2000-10-19 2002-06-07 Hoya Corp 情報記録媒体用基板、及び情報記録媒体、並びに情報記録媒体用基板表面の管理方法
JP2002230739A (ja) * 2001-02-02 2002-08-16 Hitachi Ltd 磁気記録媒体およびその製造方法、これを用いた磁気記録装置
JP2004055060A (ja) * 2002-07-22 2004-02-19 Fuji Electric Holdings Co Ltd 磁気記録媒体の製造方法
JP2006031852A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Toshiba Corp 磁気記録媒体、磁気記録装置、および磁気記録媒体の製造方法
JP2007109380A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Seagate Technology Llc キャップ層とオーバーコート前のエッチングとによって改善された耐食性を有するグラニュラ磁気記録媒体
JP2010015690A (ja) * 2009-10-22 2010-01-21 Toshiba Corp 磁気記録媒体及び磁気記録再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20120012554A1 (en) 2012-01-19
US20120325771A1 (en) 2012-12-27
JP5913846B2 (ja) 2016-04-27
CN102339611A (zh) 2012-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5913846B2 (ja) 媒体を製造するためのシステムおよび方法
JP4357570B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP4703609B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP2007257801A (ja) パターンド媒体の製造方法
JP4488236B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法、及び磁気記録再生装置
KR100766351B1 (ko) 자기 기록 매체 및 그 제조 방법, 자기 기억 장치, 기판,텍스쳐 형성 장치
WO2005064598A1 (ja) 凹凸パターンの凹部充填方法及び磁気記録媒体の製造方法
JP2007226862A (ja) 磁気記録媒体、その製造方法、及び磁気記録再生装置
US7875374B2 (en) Substrate for perpendicular magnetic recording media and perpendicular magnetic recording media using same
JP4745307B2 (ja) 磁気記録媒体および磁気記録媒体の製造方法
JP2007042263A (ja) 磁気記録媒体用基板及び磁気記録媒体並びに磁気記録再生装置
JP2008034034A (ja) 磁気記録媒体の製造方法、磁気記録媒体および磁気記録装置
JP4775806B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP4946500B2 (ja) ナノホール構造体及びその製造方法、並びに、磁気記録媒体及びその製造方法
JP4703608B2 (ja) ディスクリートトラック媒体の製造方法
JP5121902B2 (ja) 磁気記録媒体
US20130155543A1 (en) Patterned magnetic recording media and methods of production thereof utilizing crystal orientation control technology
US6132813A (en) High density plasma surface modification for improving antiwetting properties
US6821448B2 (en) Methods for producing thin film magnetic devices having increased orientation ratio
US20040009372A1 (en) Magnetic recording medium and manufacturing method thereof
JP2005235356A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP3657196B2 (ja) 磁気記録媒体及び磁気ディスク装置
WO2007094481A1 (en) Magnetic recording medium5 method for production thereof and magnetic recording and reproducing device
JP2006155863A (ja) 垂直磁気記録媒体およびその製造方法並びに磁気記録再生装置
US11508405B1 (en) Magnetic recording media with plasma-polished pre-seed layer or substrate

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150317

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150617

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160301

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5913846

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees