JP2012022705A - 紙葉類集積装置、および紙葉類処理装置 - Google Patents

紙葉類集積装置、および紙葉類処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】この発明は、ジャムを生じることなく紙葉類を確実に集積できる紙葉類集積装置、および紙葉類処理装置を提供することを課題とする。
【解決手段】分離集積装置は、矢印3b方向に搬送された紙葉類を順次集積する集積部20、集積部20へ送り込まれる紙葉類の搬送方向後端を搬送方向に向けて叩く叩き車30、集積部20へ送り込まれた紙葉類の搬送方向先端を突き当てて停止させるストッパ23、および停止された紙葉類の搬送方向後端を押える錘ガイド26を有する。錘ガイド26は、搬送される紙葉類によって押し上げられて回転し、紙葉類の搬送方向後端近くをその自重によって押えるように機能する。これにより、次に送り込まれる紙葉類が先に集積されている紙葉類の下に潜り込むことを防止できる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、紙幣などの紙葉類を集積する紙葉類集積装置、およびこの紙葉類集積装置を備えた紙葉類処理装置に関する。
従来、紙葉類集積装置として、送り込まれた紙葉類を順次重ねて集積する集積部、この集積部へ送り込まれた紙葉類の搬送方向先端を突き当てて停止させるストッパ、および紙葉類の搬送方向後端を搬送方向に叩いて押し込む叩き車を有する装置が知られている。叩き車は、その周上に複数の突起を有し、回転の途中で突起によって紙葉類の後端を叩いて押圧するよう動作する。
集積部へ送り込まれる紙葉類は、叩き車の突起を乗り越えて集積部へ送り込まれ、搬送方向後端が突起によって叩かれて、搬送方向先端がストッパに突き当てられて集積部で停止される。順次送り込まれる紙葉類は、同様に送り込まれて、先に集積された紙葉類の上に順次集積される。
しかし、先に集積された紙葉類の搬送方向後端が折れ曲がっていたりカールしていたりすると、次に送り込まれる紙葉類の搬送方向先端が先に集積されている紙葉類の下に潜り込んでしまい、ジャムを生じる場合があった。
この発明の目的は、ジャムを生じることなく紙葉類を確実に集積できる紙葉類集積装置、および紙葉類処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の紙葉類集積装置は、搬送された紙葉類を集積する集積部と、この集積部で紙葉類の搬送方向先端を突き当てて停止させるストッパと、紙葉類を上記搬送方向に沿って上記集積部へ案内する搬送ガイドと、上記集積部へ搬送される紙葉類の搬送方向後端を搬送方向に沿って押し込む押し込み部材と、上記搬送ガイドの上記搬送方向に沿った後端近くに配置され、上記押し込み部材によって後端を押されて上記集積部に集積された紙葉類の搬送方向後端近くをその集積方向に押える押さえ部材と、を有する。
上記発明によると、集積部に集積した紙葉類の搬送方向後端を押える押さえ部材を有するため、集積した紙葉類の後端がカールしている場合であっても、次に集積される紙葉類を確実に集積でき、ジャムを生じることを防止できる。
また、本発明の紙葉類処理装置は、少なくとも1枚の紙葉類を投入するとともに少なくとも1枚の紙葉類を排出する唯一の投入排出口と、この投入排出口を介して投入された紙葉類を搬送路上に送り出すとともに、この搬送路を介して逆方向に搬送された紙葉類を受け入れて集積する集積部と、この集積部から搬送路上に送り出された紙葉類を検査する検査部と、この検査部における検査結果に従って当該紙葉類を処理する処理部と、上記集積部から搬送路上に送り出された紙葉類を正方向に搬送するとともに、上記搬送路を介して上記処理部から紙葉類を上記集積部へ逆方向に搬送する搬送部と、を有し、上記集積部は、逆方向に搬送された紙葉類の搬送方向先端を突き当てて停止させるストッパと、紙葉類を上記搬送方向に沿って上記集積部へ案内する搬送ガイドと、上記集積部へ搬送される紙葉類の搬送方向後端を搬送方向に沿って押し込む押し込み部材と、上記搬送ガイドの上記搬送方向に沿った後端近くに配置され、集積した紙葉類の搬送方向後端近くをその集積方向に押える押え部材と、を有する。
この発明の紙葉類処理装置、および紙葉類集積装置は、上記のような構成および作用を有しているので、ジャムを生じることなく紙葉類を確実に処理できる。
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1には、この発明の紙葉類処理装置1(以下、単に処理装置1と称する)の概略構造を模式的に示してある。
処理装置1は、装置の外殻をなす筐体2を有する。筐体2の図中左壁2aには、複数枚の紙葉類を集積状態で一括して投入することができるとともに複数枚の紙葉類を集積状態で一括して排出することのできる投入排出口4が突設されている。なお、投入排出口4からは1枚の紙葉類を投入できるとともに1枚の紙葉類を排出することもできる。
筐体2内の投入排出口4に対向した位置には、投入排出口4を介して投入された複数枚の紙葉類を1枚ずつに分離して搬送路3上に送り出すとともに、この搬送路3を介して逆方向に搬送された紙葉類を受け入れて集積する分離集積部6が設けられている。分離集積部6の詳細な構造については後に詳述する。
分離集積部6から延出した搬送路3は、検査部8を通って図中下方に延び、2つの処理部11、12で終わっている。搬送路3上には、この発明の搬送部として機能する複数の搬送ローラ対5が配設されており、搬送路3に沿って紙葉類が正方向(投入排出口4から処理部11、12に向かう方向)および逆方向(処理部11、12から投入排出口4に向かう方向)に搬送可能となっている。
検査部8は、搬送路3を介して搬送される紙葉類の特徴を検出し、且つ紙葉類の正損を検査し、紙葉類の種類や真偽などを判別する。検査部8の下流側の搬送路3の両側に設けられた2つの処理部11、12は、それぞれ、搬送路3を介して送り込まれた紙葉類を集積しつつ挟持拘束する無端状のベルト対13、14を有し、搬送路3を介して送り込まれた紙葉類を一時的に収容して必要なときに必要な枚数だけ搬送路3上へ紙葉類を送り出すよう機能する。
ベルト対13、14は、図中実線で示す受け入れ位置に配置された状態で搬送路3を介して送り込まれる紙葉類を挟んで順次集積して受け入れる方向に回転し、図中破線で示す排出位置に配置された状態で受け入れた紙葉類を搬送路上へ1枚ずつ送り出す方向に回転する。なお、ベルト対13、14は、図示しない昇降機構によって受け入れ位置と排出位置との間で昇降移動可能となっている。
しかして、投入排出口4を介して複数枚の集積状態の紙葉類が投入されると、分離集積部6で複数枚の紙葉類が1枚ずつに分離され、搬送路3上へ送り出される。そして、搬送路3を介して正方向に搬送されて検査部8で検査された紙葉類は、その検査結果に従って搬送先を決定され、2つの処理部11、12のうちいずれかに搬送先が指定される。
例えば、処理部11へ送り込まれた紙葉類は、図中実線で示す受け入れ位置に待機したベルト対13、14の間に挟まれて順次集積され、要求に応じて図中破線で示す排出位置へ上昇されて必要な枚数の紙葉類が搬送路3上へ送り出される。このとき、処理部11では、受け入れた紙葉類をベルト対13、14の間に挟んだままストックすることができ、必要な枚数だけ送り出すことができる。処理部12も同様に動作する。
そして、処理部11、12から搬送路3上へ送り出された紙葉類は、搬送路3を介して逆方向に搬送され、検査部8を通過して分離集積部6へ送り込まれる。分離集積部6では、搬送路3を介して逆方向に搬送された紙葉類を順次集積し、集積状態の複数枚の紙葉類を投入排出口4を介して一括して排出する。
以上のように、本実施の形態の処理装置1では、複数枚の紙葉類を一括投入可能な投入排出口4を介して複数枚の紙葉類を集積状態で一括して排出することができ、投入口とは別に複数の排出口を設ける必要がなく、装置構成を簡略化でき、装置コストを低減できる。また、この処理装置1では、集積状態の複数枚の紙葉類を一括投入できるとともに、集積状態の複数枚の紙葉類を一括して排出できるため、複数枚の紙葉類をまとめてハンドリングでき取り扱いを容易にできる。
次に、図2を参照して、この発明の紙葉類集積装置として機能する分離集積部6について詳細に説明する。
分離集積部6は、投入排出口4を介して筐体2内に受け入れた複数枚の集積状態の紙葉類を正方向(投入方向)に搬送する無端状のフロアベルト21を有する。フロアベルト21は、紙葉類の投入方向に沿って上方に傾斜して設けられており、紙葉類を正逆両方向に搬送するように正逆両方向に回転する。
搬送路を介してフロアベルト21の図中上方には、紙葉類の搬送方向に沿った両端を上方に湾曲させた搬送ガイド22、逆方向に搬送された紙葉類の搬送方向先端を突き当てて停止させるためのストッパ23、フロアベルト21との間で紙葉類を挟んで回転する無端状の押えベルト24、押えベルト24と一体的に動作可能に設けられた押え板25、および逆方向に搬送された紙葉類の搬送方向後端近くを集積方向に押える錘ガイド26(押さえ部材)が配置されている。
フロアベルト21と、搬送ガイド22、押えベルト24、および押え板25と、の間には、投入排出口4を介して一括投入された複数枚の紙葉類が集積状態で挿入されるとともに、後述するように逆方向に搬送された紙葉類が順次集積されるようになっており、このエリアがこの発明の集積部20として機能する。以下の説明では、投入排出口4から検査部8に向かう正方向を投入方向とし、検査部8から投入排出口4に向かう逆方向を搬送方向とする場合もある。
ストッパ23は、検査部8を通過して分離集積部6へ送り込まれた紙葉類の搬送方向先端を突き当てて集積部20で停止させる図中破線で示す動作位置と、この動作位置より上方に退避した図中実線で示す退避位置と、の間で移動可能に設けられている。ストッパ23は、図示しないソレノイドなどにより動作位置と退避位置との間で移動される。
搬送ガイド22は、フロアベルト21の集積部20に対面した部分の図中左端からフロアベルト21の中央部を超えて延設されており、紙葉類の搬送方向に沿った両端が上方に湾曲されている。そして、この搬送ガイド22は、投入方向から送り込まれる紙葉類の投入方向先端をフロアベルト21に向けてガイドするとともに搬送方向から送り込まれる紙葉類の搬送方向先端をフロアベルト21に向けてガイドする。なお、この搬送ガイド22は、極めて薄いステンレス板により形成されており、集積部20に紙葉類が介在しない状態でフロアベルト21に対して僅かに接触して配置されている。
押えベルト24は、紙葉類の搬送方向に沿って離間した2つのローラに巻回されて張設され、図示しないソレノイドにより動作する図示しないリンク機構によって、図中実線で示す動作位置と図示しない後述する退避位置との間で移動可能に設けられている。押えベルト24は、動作位置に配置されたとき、フロアベルト21と同期して回転し、フロアベルト21との間に挟んだ集積状態の紙葉類をフロアベルト21と協同して正逆両方向に搬送する。
紙葉類の投入方向に沿って押えベルト24の下流側に設けられた押え板25は、押えベルト24と一体的に移動し、押えベルト24が図中実線で示す動作位置に配置されたときには図中実線で示す位置に配置され、押えベルト24が退避位置へ退避したときには図示しない上方の退避位置へ退避する。押え板25は、動作位置に配置されたとき、集積状態で投入された紙葉類の投入方向先端近くをその集積方向に押圧するよう機能する。
錘ガイド26は、押えベルト24を巻回した2つのローラのうち紙葉類の投入方向に沿って下流側(図中右側)のローラの回転軸24aを共有し、この回転軸24aに対して回転自在に取り付けられている。言い換えると、錘ガイド26の回転軸は、錘ガイド26の重心から偏った(偏心した)位置に設けられている。また、錘ガイド26は、逆方向に搬送される紙葉類の搬送方向先端を案内する第1ガイド面26a(ガイド面)、および正方向に投入される紙葉類の投入方向先端を案内する第2ガイド面26bを有する。
本実施の形態では、錘ガイド26は、装置のフロント側およびリア側にそれぞれ1つずつ設けられており、集積部20へ集積される紙葉類の搬送方向後端近くを2位置で押えて紙葉類の後端が浮き上がることを防止するよう機能する。つまり、錘ガイド26は、回転軸24aを中心に自由回転し、その自重により紙葉類を押えるよう機能する。
また、上述したように動作位置に配置された押え板25に対して搬送路を介して対向する位置には、キックローラ31が設けられている。このキックローラ31は、押え板25によってフロアベルト21との間で押えられた集積状態の紙葉類のうち集積方向最下端の紙葉類に転接して回転し、当該紙葉類をずらして正方向に送り出すよう動作する。
また、キックローラ31より投入方向下流側には、搬送路を挟んで一定の押圧力で互いに転接したフィードローラ32、およびリバースローラ33が設けられている。フィードローラ32は、紙葉類を正方向に送る方向に回転し、リバースローラ33は、フィードローラ32に接触した紙葉類に連れ出された紙葉類に対して逆方向の分離トルクを付与するように機能する。
さらに、これらローラ対32、33より投入方向下流側には、ドライブローラ34、およびピンチローラ35が搬送路を介して互いに転接して配置されている。これらローラ対34、35は、引き抜きローラとして機能し、ローラ対32、33のニップを通過した紙葉類の先端をニップに受け入れてローラ対32、33より僅かに速い周速で回転することで当該紙葉類を投入方向に引き抜くように機能する。
以下、図2を参照して、紙葉類の投入時における分離集積部6の動作について説明する。
投入排出口4を介して集積状態の複数枚の紙葉類が一括投入されると、紙葉類の投入方向先端が搬送ガイド22の投入方向後端の湾曲部分によってフロアベルト21との間に案内され、フロアベルト21と搬送ガイド22との間に挿入される。このとき、ストッパ23は、図中実線で示す退避位置へ退避されており、投入される紙葉類に干渉することはない。また、このとき、押えベルト24および押え板25は、フロアベルト21から上方に離間した図示しない退避位置へ退避されており、紙葉類がフロアベルト21との間に容易に挿入できる。
また、このとき、押えベルト24を退避位置へ退避させるのと同時に、錘ガイド26の回転軸24aも上方に移動しており、錘ガイド26の姿勢が図示の姿勢から変化している。具体的には、錘ガイド26の第2ガイド面26bがフロアベルト21に近づく方向に僅かに回転される。上述したように、錘ガイド26は、回転軸24aを中心に自由に回転可能となっているため、投入された紙葉類の投入方向先端が第2ガイド面26bに当接すると、第2ガイド面26bに沿って紙葉類の投入方向先端が案内されるとともに、錘ガイド26が紙葉類によって押し上げられ、錘ガイド26は自重によって集積方向上端の紙葉類に接触する。
このように投入された紙葉類がフロアベルト21上の集積部20に配置されると、押えベルト24が押え板25とともに動作位置へ移動され、フロアベルト21との間に紙葉類が挟まれる。特に、このとき、押え板25が紙葉類の投入方向先端近くを集積方向に押圧する。この状態で、フロアベルト21が押えベルト24と同期して回転されると、紙葉類の投入方向先端がローラ対32、33のニップに向けて送り込まれる。また、このとき、キックローラ31が回転されて集積方向下端の紙葉類の投入方向先端が先行するように集積状態の紙葉類がずらされる。
フィードローラ32とリバースローラ33との間のニップに紙葉類が送り込まれると、最下端の紙葉類に連れ出された紙葉類がリバースローラ33から与えられる分離トルクによって分離される。さらに、これらローラ対32、33のニップを通過した紙葉類の投入方向先端が、ローラ対34、35のニップに受け入れられて引き抜かれ、複数枚の紙葉類が1枚ずつに分離されて矢印3a方向に送り出される。
次に、図2および図3を参照して、紙葉類の排出時における分離集積部6の動作について説明する。図3には、特に、紙葉類の排出時に機能する図2に図示していない構成部材を図示してある。これら図2には無い構成部材については、動作の説明と合わせて説明する。
検査部8を通過して逆方向に搬送された紙葉類が矢印3bで示す経路を通って分離集積部6へ送り込まれると、当該紙葉類の搬送方向先端が搬送ガイド36によって叩き車30(押し込み部材)に押し付けられる。このようにして押し付けられた紙葉類は、回転する叩き車30の後述する羽42を乗り越えて集積部20へ集積される。
叩き車30は、装置のフロント側およびリア側にそれぞれ設けられており、図4(b)に示すように無端状のベルト41を巻回したローラ部30aと、図4(a)に示すように4つの羽42を周面上に等間隔で有する羽車30bと、を同軸に備えている。羽車30bの各羽42の先端はそれぞれベルト41より僅かに突出している。2つの叩き車30は、4つの羽42が同じ位相になるように回転軸に取り付けられている。
搬送ガイド36は、2つの叩き車30それぞれに巻回されたベルト41の間に配置され、ベルト41の間で紙葉類の中央を僅かに下方に湾曲させるように紙葉類を叩き車30に押し付ける。このように、紙葉類を搬送方向を横切る方向に沿って湾曲させることで、紙葉類の剛性を高めることができる。なお、叩き車30を乗り越えた紙葉類の搬送方向先端が図中上方にカールしている場合、ガイド板37に当該紙葉類の搬送方向先端が当接して図中下方に指向される。
このようにして紙葉類が逆方向に搬送されて集積部20へ送り込まれると、搬送ガイド22が紙葉類の搬送方向先端によって図中上方に押し上げられる。このとき、搬送ガイド22は、回転軸22aを中心に回転し、紙葉類の搬送を妨げることはない。また、このとき、紙葉類の搬送方向先端が搬送ガイド22の搬送方向後端の湾曲した部分によって案内され、紙葉類が下搬送ガイド38との間に送り込まれる。下搬送ガイド38は、上述したフロアベルト21と同じ面に配置されている。
また、このとき、紙葉類の搬送方向後端は、回転する叩き車30の4つの羽42によって搬送方向に向けて叩かれる。つまり、紙葉類の後端が叩き車30を乗り越えるとき、紙葉類の後端近くにちょうど位置した羽42の押圧面42aによって紙葉類の後端が叩かれる。これにより、当該紙葉類が集積部20へ向けて押し込まれる。
このようにして、搬送ガイド22と下搬送ガイド38との間を通って送り込まれた紙葉類は、下搬送ガイド38に沿って案内されて、その搬送方向先端がストッパ23に突き当てられて停止される。ストッパ23は、予め図示の動作位置に移動されている。
ところで、紙葉類が集積部20へ送り込まれるとき、図2で説明した押えベルト24は上方の退避位置へ退避しており、回転軸24aに回動自在に取り付けられた錘ガイド26も図3に示す姿勢に回転されている。言い換えると、錘ガイド26は、図2で説明した紙葉類の投入時と図3に示す紙葉類の排出時とでその姿勢を異ならせるようになっている。このため、紙葉類を集積部20に集積する際には、紙葉類の搬送方向先端が錘ガイド26の第1ガイド面26aによって案内されて錘ガイド26を押し上げながら紙葉類が集積部20へ送り込まれるようになっている。
そして、紙葉類の搬送方向先端がストッパ23に突き当てられて停止したとき、集積した紙葉類の搬送方向後端近くが錘ガイド26の自重によって集積方向に押えられる。このように、集積した紙葉類の搬送方向後端近くを集積方向に押える錘ガイド26を設けたことにより、次に集積部20へ送り込まれる紙葉類の搬送方向先端が先に集積された紙葉類の下に潜り込んでしまうことを防止でき、紙葉類のジャムを防止できる。
なお、錘ガイド26が紙葉類を押える押圧位置は、この処理装置1で処理する紙葉類のうち搬送方向に沿った長さが最も短い紙葉類を最短紙葉類とし、搬送方向に沿った長さが最も長い紙葉類を最長紙葉類とした場合、ストッパ23からの距離が最短紙葉類より少なくとも短く、且つ最長紙葉類の3/4以上の長さに設定されている。錘ガイド26をこの範囲に配置することで、全ての長さの紙葉類の搬送方向後端を押えることができる。
また、紙葉類を排出する際の図3に示す姿勢にある錘ガイド26の紙葉類に対する押圧力は、上方に折れ曲がった紙葉類の後端が浮き上がらない程度の比較的弱い押圧力に設定されている。錘ガイド26による押圧力を決定する重さを重くし過ぎると、紙葉類の投入時および紙葉類の排出時に紙葉類が錘ガイド26を押し上げることができなくなり、ジャムの原因となる可能性がある。この錘ガイド26の押圧力は、錘ガイド26の形状、大きさ、厚さ、材質、回転軸24aの偏心位置などにより決定される。
以上のように、本実施の形態によると、紙葉類を排出するため集積部20に集積する際、搬送方向後端を錘ガイド26で押えるようにしたため、次に集積部20へ送り込まれる紙葉類が先に集積されている紙葉類の下に潜り込むことを防止でき、紙葉類のジャムを防止できる。
なお、この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。
例えば、上述した実施の形態では、複数枚の紙葉類を集積状態で一括して投入して排出する場合について説明したが、これに限らず、複数枚の紙葉類を集積状態で一括して投入して1枚の紙葉類を排出したり、1枚の紙葉類を投入して複数枚の紙葉類を集積状態で一括して排出したり、1枚の紙葉類を投入して1枚の紙葉類を排出することもできる。
この発明の実施の形態に係る紙葉類処理装置の概略構造を示す模式図。 図1の処理装置に組み込まれたこの発明の紙葉類集積装置としての分離集積部の構造を示す概略図。 図2とともに分離集積部の構造を説明するための説明図。 図3の叩き車を装置のリア側から見た背面図(a)、および紙葉類の投入方向から見た側面図(b)。
1…紙葉類処理装置、2…筐体、3…搬送路、4…投入排出口、5…搬送ローラ対、6…分離集積部、8…検査部、11、12…処理部、13、14…ベルト対、20…集積部、21…フロアベルト、22…搬送ガイド、23…ストッパ、24…押えベルト、24a…回転軸、25…押え板、26…錘ガイド、26a…第1ガイド面、26b…第2ガイド面、30…叩き車、31…キックローラ、32…フィードローラ、33…リバースローラ、34…ドライブローラ、35…ピンチローラ、42…羽、42a…押圧面。

Claims (10)

  1. 搬送された紙葉類を集積する集積部と、
    この集積部で紙葉類の搬送方向先端を突き当てて停止させるストッパと、
    紙葉類を上記搬送方向に沿って上記集積部へ案内する搬送ガイドと、
    上記集積部へ搬送される紙葉類の搬送方向後端を搬送方向に沿って押し込む押し込み部材と、
    上記搬送ガイドの上記搬送方向に沿った後端近くに配置され、上記押し込み部材によって後端を押されて上記集積部に集積された紙葉類の搬送方向後端近くをその集積方向に押える押さえ部材と、
    を有することを特徴とする紙葉類集積装置。
  2. 上記押さえ部材は、偏心した回転軸、および紙葉類の搬送方向先端をガイドするガイド面を有するとともに、回転の途中で自重により紙葉類を押える錘ガイドを有することを特徴とする請求項1に記載の紙葉類集積装置。
  3. 上記錘ガイドによる紙葉類の押圧位置は、上記ストッパからの距離が、搬送方向に沿った長さが最も短い最短紙葉類より短く、且つ搬送方向に沿った長さが最も長い最長紙葉類の3/4以上の長さに設定されていることを特徴とする請求項2に記載の紙葉類集積装置。
  4. 上記錘ガイドによる紙葉類の押圧力は、折れ曲がった紙葉類の端部が浮き上がらない程度に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の紙葉類集積装置。
  5. 少なくとも1枚の紙葉類を投入するとともに少なくとも1枚の紙葉類を排出する唯一の投入排出口と、
    この投入排出口を介して投入された紙葉類を搬送路上に送り出すとともに、この搬送路を介して逆方向に搬送された紙葉類を受け入れて集積する集積部と、
    この集積部から搬送路上に送り出された紙葉類を検査する検査部と、
    この検査部における検査結果に従って当該紙葉類を処理する処理部と、
    上記集積部から搬送路上に送り出された紙葉類を正方向に搬送するとともに、上記搬送路を介して上記処理部から紙葉類を上記集積部へ逆方向に搬送する搬送部と、を有し、
    上記集積部は、
    逆方向に搬送された紙葉類の搬送方向先端を突き当てて停止させるストッパと、
    紙葉類を上記搬送方向に沿って上記集積部へ案内する搬送ガイドと、
    上記集積部へ搬送される紙葉類の搬送方向後端を搬送方向に沿って押し込む押し込み部材と、
    上記搬送ガイドの上記搬送方向に沿った後端近くに配置され、集積した紙葉類の搬送方向後端近くをその集積方向に押える押え部材と、
    を有することを特徴とする紙葉類処理装置。
  6. 上記押さえ部材は、偏心した回転軸、および逆方向に搬送される紙葉類の搬送方向先端をガイドする第1ガイド面を有するとともに、回転の途中で自重により紙葉類を押える錘ガイドを有することを特徴とする請求項5に記載の紙葉類処理装置。
  7. 上記錘ガイドは、上記投入排出口を介して正方向に投入される紙葉類の投入方向先端を案内する第2ガイド面を有することを特徴とする請求項6に記載の紙葉類処理装置。
  8. 上記錘ガイドによる紙葉類の押圧位置は、上記ストッパからの距離が、搬送方向に沿った長さが最も短い最短紙葉類より短く、且つ搬送方向に沿った長さが最も長い最長紙葉類の3/4以上の長さに設定されていることを特徴とする請求項6に記載の紙葉類処理装置。
  9. 上記錘ガイドによる紙葉類の押圧力は、折れ曲がった紙葉類の端部が浮き上がらない程度に設定されていることを特徴とする請求項6に記載の紙葉類処理装置。
  10. 上記錘ガイドは、上記投入排出口を介して投入された紙葉類の投入方向先端をガイドする際、回転軸を移動して姿勢を変えて第2ガイド面の角度を変更することを特徴とする請求項7に記載の紙葉類処理装置。
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