JP2012021697A - 空調システム - Google Patents

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克也 綾部
Shigeki Suzuki
繁樹 鈴木
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Abstract

【課題】配線コストを低減する空調システムを提供することを目的としている。
【解決手段】コントローラ500及び室外機150との間でデータを送受信する第1の通信手段101、第1の通信手段101との間でデータを送受信する第2の通信手段102を備え、コントローラ500から第1の通信手段101を介して空調制御コマンドBを受信すると、空調制御コマンドBに基づいて空調制御を行う室内機100と、空調対象空間1の環境状態を示すセンサー情報Aを無線で収集し、センサー情報Aを第2の通信手段102に送信する無線アダプタ200と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、空調システムに関し、特に、空調システムの電気的な接続を改良したものである。
空調システムとして、室内に1台あるいは1群の局所空調装置(室内機)が各階ごとに設けられているものが知られている。このような局所空調装置は、冷媒配管を介して中央熱源機器(室外機)と接続され、室内に暖気(又は冷気)を供給するようになっている。また、このような空調システムでは、各階には各種センサーが設けられ、これらのセンサーの情報が各階に設けられているアクセスポイント(無線基地局)に出力されるようになっている。そして、これらのアクセスポイントは、センサー情報を1箇所に集めるため、例えばビル監視制御装置等に配線を介して電気的に接続されている。
そのようなものとして、例えば、局所空調装置と、各種センサー(温度センサー、湿度センサー、位置情報センサー、CO2 センサー)部と、アクセスポイント(無線基地局)と、中央熱源機器と、ビル監視制御装置と、を有している空調システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。なお、局所空調装置は、中央熱源機器から供給される冷媒の熱(又は冷熱)を暖気(又は冷気)として放出する装置であり、各階に設けられている。また、ビル監視制御装置は、各階のセンサーのセンサー値に基づいて、各階ごとの環境状態分布(温度分布、湿度分布、CO2 濃度分布)を作成し、この環境状態分布に基づいて中央熱源機器を動作させるものである。
この空調システムは、各階に設けられている各種センサーのセンサー情報を、同階のアクセスポイントに出力させるようになっている。そして、アクセスポイントとビル監視制御装置は、配線で電気的に接続されており、センサー情報がビル監視制御装置に集められるようになっている。
また、室内機又はリモコン(リモートコントローラ)に、室内環境(温度、湿度、ガス濃度等)を検出するセンサーが設けられており、その検出値に基づいて、室内機を制御するという空調システムが知られている。しかし、「快適さ」、「省エネルギー」といったユーザーからの要望にさらに応じるには、室内環境を検出する位置として室内機またはリモコンだけでは、十分ではなかった。
それを受けて、室内機と、リモコンと、センサーステーションと、を有している空調システムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。なお、センサーステーションは、室内環境(温度、湿度又はガス濃度等)を検出するセンサー、それらのセンサーのセンサー値を受ける制御回路、室内機にセンサー値を送信する送信回路が少なくとも設けられている。この空調システムは、センサーステーションが空調空間の任意の位置に設置可能になっている。したがって室内機及びリモコンだけでなく、センサーステーションにおいても、室内環境を検出することができ、ユーザーからの要望に幅広く対応できるようになっている。
特開2002−13788号公報(5〜7頁、第1図) 特開2008−75973号公報(14頁、第16図)
特許文献1に記載の技術では、各階に設けられている局所空調装置とビル監視制御装置とを配線で接続する以外に、当該配線とは別の配線でビル監視制御装置とアクセスポイントを接続しなければならず、その分コストアップになってしまっていた。
特許文献2に記載の技術では、室内機本体内に、特定の無線の通信規格及び周波数に対応した通信回路を設けており、その無線の通信規格及び周波数に対応しないセンサーを室内に追加して設置した場合、別途その通信規格及び周波数に対応した室内機を設けなければならず、管理しにくくなってしまっていた。また、室内機本体内に、様々な無線の通信規格及び周波数に対応した高機能な通信回路を設けると、コストアップになってしまっていた。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、配線コストを低減する空調システムを提供することを目的としている。
本発明に係る空調システムは、コントローラ及び室外機との間でデータを送受信する第1の通信手段、第1の通信手段との間でデータを送受信する第2の通信手段を備え、コントローラから第1の通信手段を介して空調制御コマンドを受信すると、空調制御コマンドに基づいて空調制御を行う室内機と、空調対象空間の環境状態を示すセンサー情報を無線で収集し、センサー情報を第2の通信手段に送信する無線アダプタと、を備え、室内機は、第2の通信手段が受信したセンサー情報を、第1の通信手段を介してコントローラに送信し、コントローラは、センサー情報を受信すると、センサー情報に対応した空調制御コマンドを第1の通信手段に送信する。
本発明に係る空調システムによれば、検知部、無線アダプタ、第2の通信手段、第1の通信手段及びコントローラが直列に接続されているので、配線コストを低減することができる。
本空調システムの概要構成図である。 図1に示す空調システム700の無線通信のセンサー情報形式例及びセンサー種別コードを説明するものである。 図1に示す空調システムの第1の通信手段の通信優先順位例を説明するものである。 図1に示す空調システムのコントローラの制御信号情報を説明するものである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本空調システム700の概要構成図である。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
図1に示すように、空調システム700は、室内機100、室外機150、無線アダプタ200、検知部400、コントローラ500、空調ネットワーク600及びセンサーネットワーク650を有している。なお、図1には、空調対象空間1を併せて図示している。
空調システム700は、空調対象空間1を空調対象として設置された室内機100及び室内機100に熱源を供給する室外機150を制御し、空調対象空間1に空調空気を供給するものである。つまり、空調システム700は、コントローラ500からの空調制御コマンド情報Bに基づいて、室内機の運転及び冷媒回路を循環している冷媒の温度、圧力を変化させて、空調対象空間1の空気調和を行うものである。なお、図1では、室内機100、室外機150がそれぞれ1台ずつ備えられているものとして説明するが、室内機100、室外機150の台数は限定されるものではない。また、室内機100は、空調対象空間1に空調空気を供給できる場所に配置され、室外機150は、室外(例えば、屋上、地下等)に配置される。
[冷媒回路構成]
まず、空調システム700の冷媒回路構成について説明する。
室内機100は、室内熱交換器2及び室内機送風機3を少なくとも有している。
室内熱交換器2は、例えば伝熱管と多数のフィンとにより構成されるクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器で構成するとよい。また、冷房運転時において、室内熱交換器2は、蒸発器として機能して空気(又は、水やブラインなどの熱媒体)を冷却し、暖房運転時において、凝縮器(放熱器)として機能して空気を加温する。
室内機送風機3は、室内熱交換器2に付設され、室内熱交換器2に供給する空気の流量を可変することが可能なファン等からなる。この室内機送風機3は、室内機100内に室内空気を吸入し、室内熱交換器2により冷媒との間で熱交換した空気を空調空気として空調対象空間1内に供給する。
室外機150は、圧縮機6、室外熱交換器8、室外機送風機9及び絞り装置10を少なくとも有している。
圧縮機6は、運転容量を可変することが可能であり、例えばインバータにより制御されるモータ(図示せず)によって駆動される容積式圧縮機を用いる。この圧縮機6は、室外機制御手段11に制御される。
室外熱交換器8は、例えば伝熱管と多数のフィンとにより構成されるクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器で構成するとよい。また、室外熱交換器8は、冷房運転時において、凝縮器(放熱器)として機能して空気(又は、水やブラインなどの熱媒体)に放熱し、暖房運転時において、蒸発器として機能して空気を冷却している。
室外機送風機9は、室外熱交換器8に付設され、室外熱交換器8に供給する空気の流量を可変することが可能なファン等からなる。この室外機送風機9は、室外機150内に室外空気を吸入し、室外熱交換器8により冷媒との間で熱交換した空気を室外に排出する。
絞り装置10は、室外熱交換器8と室内熱交換器2の間に配置されている。この絞り装置10は、絞り開度が可変であり、冷媒回路内を流れる冷媒の流量の調節等を行う。
そして、図1に示すように、圧縮機6、室外熱交換器8、絞り装置10及び室内熱交換器2とは、この順番で環状に冷媒配管60で接続され、冷媒回路を構成している。したがって、空調システム700は、冷媒回路に冷媒を循環させることで冷暖房を行うことができるようになっている。
[電気的な構成]
次に、空調システム700の電気的な構成について説明する。
室内機100は、第1の通信手段101、第2の通信手段102及び室内機制御手段103を有している。また、第1の通信手段101と第2の通信手段102は第1配線J1で、第1の通信手段101と室内機制御手段103は第2配線J2で、それぞれ接続されている。
第1の通信手段101は、コントローラ500に、空調ネットワーク600を介して接続されている。第1の通信手段101は、センサー情報Aをコントローラ500に、空調制御コマンド情報Bを室内機制御手段103に、送信する。
また、第1の通信手段101は、室内機制御状態情報Dを、室内機制御手段103から受信し、当該室内機制御状態情報Dをコントローラ500に送信する。
さらに、第1の通信手段101は、空調制御コマンド情報Bに基づいて、室外機通信手段12に、圧縮機6及び室外機送風機9の制御情報を含んだ室外機制御情報Eを送信する。
第2の通信手段102は、無線アダプタ200に、アダプタインターフェース300を介して接続されており、センサー情報Aを受信する。また、第2の通信手段102は、第1の通信手段101に第1配線J1を介して接続されており、第1の通信手段101にセンサー情報Aを送信する。なお、空調システム700のセンサー情報Aは、火災センサー情報A1、漏水センサー情報A2及び温度センサー情報A3の内、少なくとも1つを含んだものをいう。
室内機制御手段103は、第1の通信手段101に、第2配線J2を介して接続されており、第1の通信手段101から空調制御コマンド情報Bを受信し、また、第1の通信手段101に室内機制御状態情報Dを送信する。また、室内機制御手段103は、少なくとも室内機送風機3を制御することが可能となっている。
室外機150は、室外機制御手段11及び室外機通信手段12を有している。また、室外機制御手段11と室外機通信手段12は、第3配線J3で接続されている。
室外機通信手段12は、第1の通信手段101から送信される室外機制御情報Eを受信し、また、室外機制御手段11に当該室外機制御情報Eを送信するものである。
室外機制御手段11は、室外機通信手段12から受信した室外機制御情報Eに基づいて、圧縮機6及び室外機送風機9を制御するものである。
無線アダプタ200は、無線により検知部400と接続されており、検知部400からセンサー情報Aを受信する。また、無線アダプタ200は、アダプタインターフェース300を介して、第2の通信手段102と接続されており、第2の通信手段102にセンサー情報Aを送信する。
検知部400は、少なくとも火災センサー部401、温度センサー部403及び漏水センサー部402から構成されている。検知部400は、各センサー(火災センサー401a、漏水センサー402a、温度センサー403a)のセンサー情報Aを無線アダプタ200に送信する。なお、火災センサー部401、温度センサー部403及び漏水センサー部402は、別体であるものとして説明するが、一体でもよい。また、火災センサー部401、温度センサー部403及び漏水センサー部402が空調対象空間1に設けられる数は、特に、限定されない。
火災センサー部401は、火災センサー401a(火災をセンシングする方式は、特に限定されないものとする)と火災センサー通信部401bを少なくとも有している。火災センサー通信部401bは、火災センサー401aの火災センサー情報A1を受け取り、無線アダプタ200に、当該火災センサー情報A1を無線で送信するものである。
温度センサー部403は、温度センサー403a(温度をセンシングする方式は、特に、限定されないものとする)と温度センサー通信部403bを少なくとも有している。温度センサー通信部403bは、温度センサー403aの温度センサー情報A3を受け取り、無線アダプタ200に、当該温度センサー情報A3を無線で送信するものである。
漏水センサー部402は、漏水センサー402a(漏水をセンシングする方式は、特に、限定されないものとする)と温度センサー通信部403bを少なくとも有している。漏水センサー通信部402bは、漏水センサー402aの温度センサー情報A3を受け取り、無線アダプタ200に、当該温度センサー情報A3を無線で送信するものである。
コントローラ500は、少なくとも室外機通信手段12及び第1の通信手段101に、空調ネットワーク600を介して、接続されている。コントローラ500は、第1の通信手段101からセンサー情報Aを受信したり、第1の通信手段101に空調制御コマンド情報Bを送信したりするようになっている。
空調ネットワーク600は、室内機100、室外機150及びコントローラ500とを配線で電気的に接続して形成される配線網(通信網)である。
また、検知部400と無線アダプタ200を無線で通信し、無線アダプタ200と第2の通信手段102をアダプタインターフェース300で接続して形成される通信網をセンサーネットワーク650と定義する。
まず、空調ネットワーク600を介した空調システム700の通信について説明する。
第1の通信手段101は、コントローラ500に入力された空調制御コマンド情報Bを、空調ネットワーク600を介して受信する。この空調制御コマンド情報Bは、さらに第1の通信手段101から室内機制御手段103に送信される。また、第1の通信手段101は、室内機制御手段103から受信した室内機制御状態情報D及び第2の通信手段102から受信したセンサー情報Aをコントローラ500に、空調ネットワーク600を介して送信する。
コントローラ500は、空調制御コマンド情報Bを、室外機通信手段12に、空調ネットワーク600を介して送信する。この空調制御コマンド情報Bは、さらに室外機通信手段12から室外機制御手段11に送信される。
次に、センサーネットワーク650の通信について説明する。
第2の通信手段102は、センサーネットワーク650の通信制御を行う。具体的には、検知部400から送信されたセンサー情報Aは、無線アダプタ200に受信され、無線アダプタ200から、アダプタインターフェース300を介して、第2の通信手段102に送信されるようになっている。
なお、アダプタインターフェース300には、JEM−Sのシリアル通信制御を採用しているものとする。つまり、無線アダプタ200から第2の通信手段102に、センサー情報Aをシリアル通信方式で送信することが可能となっている。なお、JEM−Sとは、(社団法人)日本電気工業会が「工業会規格JEM1462でシリアルHA端子」として定めた、ホームオートメーション用、業界標準規格のシリアル通信方式のことである。
[通信動作]
次に、空調システム700の動作について説明する。
図2は、図1に示す空調システム700の無線通信のセンサー情報形式例及びセンサー種別コードを説明するものである。図2に示すように、検知部400から送信されるセンサー情報Aの形式は、少なくともセンサーID、センサー種別、センサー値を有している。
センサーIDは、各検知部400に付与されるものである。仮に、空調対象空間1に、火災センサー部401、漏水センサー部402、温度センサー部403、温度センサー部404(図示省略)及び温度センサー部405(図示省略)の計5個の検知部400が設けられている場合には、それぞれに異なったセンサーIDが付与されるということである。
なお、図2に示すように、火災センサー部401のセンサーID401、漏水センサー部402のセンサーID402、温度センサー部403のセンサーID403、温度センサー部404のセンサーID404、温度センサー部405のセンサーID405であるものとして説明する。
センサー種別は、検知部400の種類を識別するものである。つまり、ID403〜ID405のデータ種別が同じ種類のセンサーを表し、ID401、ID402がID403〜ID405とは異なる種類のセンサーを表しているということになる。
例えば、ID401のセンサー種別が10、ID402のセンサー種別が20、ID403〜ID405のセンサー種別が30として説明する。
センサー値は、検知部400の各センサー(火災センサー401a、漏水センサー402a、温度センサー403a〜405a)のセンシング結果(図2の備考参照)を表すものである。例えば、火災センサー401aが、火災をセンシングした場合のコードを1とし、火災をセンシングしていない場合のコードを0とする。また、漏水センサー402aが、漏水をセンシングした場合のコードを1とし、漏水をセンシングしていない場合のコードを0とする。また、温度センサー403aが、室内の気温を30度とセンシングした場合のコードを30とする。なお、上記したセンサーID、センサー種別及びセンサー値は、各センサーが出力する電気信号を、コード(数値)として表現したものである。
例えば、図2に示すように、火災センサー401aが、火災をセンシングした場合には、「センサーID、センサー種別、センサー値」がそれぞれ「401、10、1」となる。従って、火災センサー通信部401bは、この「401、10、1」の内容に相当する火災センサー情報A1を、無線で無線アダプタ200に送信し、当該無線を無線アダプタ200が受信するようになっている。
その後、無線アダプタ200は、当該火災センサー情報A1を、アダプタインターフェース300を介して、第2の通信手段102に送信する。さらに、第2の通信手段102は、当該火災センサー情報A1を第1の通信手段101に送信する。
[通信優先順位]
図3は、図1に示す空調システム700の第1の通信手段101の通信優先順位例を説明するものである。第1の通信手段101は、人や財産に危害を及ぼすように緊急度の高い情報ほど優先順位を高く処理するようになっている。
第1の通信手段101は、第2の通信手段102から受信したセンサー情報Aに基づいて、送信するセンサー情報A及び室内機制御状態情報Dの送信優先順位を決定する「送信優先順位処理」をする機能を有しており、優先順位の高い情報からコントローラ500へ送信するようになっている。
図3に示すように、第1の通信手段101は、例えばセンサー種別を一番優先して識別する。そして、第1の通信手段101が少なくとも火災センサー情報A1を有する情報を送信優先順位処理している場合は、この火災センサー情報A1をコントローラ500に送信する。なお、火災センサー情報A1が火災をセンシングした情報であってもなくても一番優先されるものとする。
また、例えば、第1の通信手段101が、漏水センサー情報A2、温度センサー情報A3及び室内機制御状態情報Dを受信している状態の時に、後から、火災センサー情報A1が送信されてきた場合にも、火災センサー情報A1を最優先して、コントローラ500に送信する。なお、図3に示す、各種情報の優先順位は、あくまで一例である。
第1の通信手段101が、2番目に優先する情報は、温度センサー403aが空調対象空間1の温度が50度以上であることを示す温度センサー情報A3である。第1の通信手段101が、火災センサー情報A1を有さず、且つ、空調対象空間の温度が50度以上であることを示す温度センサー情報A3から少なくとも構成される情報を送信優先順位処理している場合は、当該温度センサー情報A3をコントローラ500に送信する。
第1の通信手段101が、3番目に優先する情報は、漏水センサー402aが空調対象空間1で漏水をセンシングした漏水センサー情報A2である。第1の通信手段101が、火災センサー情報A1及び空調対象空間の温度が50度以上であることを示す温度センサー情報A3を有さず、漏水をセンシングした漏水センサー情報A2を有する情報を送信優先順位処理している場合は、当該温度センサー情報A3をコントローラ500に送信する。
第1の通信手段101は、火災センサー情報A1、空調対象空間の温度が50度以上であることを示す温度センサー情報A3及び空調対象空間1で漏水をセンシングした漏水センサー情報A2が送信優先順位処理中でなければ、室内機制御状態情報Dを室内機制御手段103に送信する。
[コントローラ500の制御信号情報]
図4は、図1に示す空調システム700のコントローラ500の制御信号情報を説明するものである。コントローラ500は、センサーIDが401、センサー種別が10、センサー値が1、であるセンサー情報Aを、第1の通信手段101から受信した場合には、コントローラ500が、室内機送風機3を停止する情報を含んだ室内機制御状態情報Dを空調制御コマンド情報Bとして空調ネットワーク600に送信する。なお、室内機100のIDのコードは100であるものとして説明する(室内機が複数台設けられている空調システムにおいては、それぞれの室内機に異なったIDを付与すればよい)。
室内機送風機3を停止する情報を含んだ室内機制御状態情報Dが、空調ネットワーク600、第1の通信手段101を介して室内機制御手段103に送信されて、室内機制御手段103は、室内機送風機3を停止するように制御する。
コントローラ500は、センサーIDが403、センサー種別が20、センサー値が室内温度が50度以上、である情報を、第1の通信手段101から受信した場合には、コントローラ500が、室内機送風機3を停止する情報を含んだ空調制御コマンド情報Bを空調ネットワーク600に送信する。
室内機送風機3を停止する情報を含んだ室内機制御状態情報Dが、空調ネットワーク600、第1の通信手段101を介して室内機制御手段103に送信されて、室内機制御手段103は、室内機送風機3を停止するように制御する。
コントローラ500は、センサーIDが402、センサー種別が30、センサー値が1、である情報を、第1の通信手段101から受信した場合には、コントローラ500は、室内機送風機3を停止する情報を含んだ空調制御コマンド情報Bを空調ネットワーク600に送信する。
室内機送風機3を停止する情報を含んだ室内機制御状態情報Dが、空調ネットワーク600、第1の通信手段101を介して室内機制御手段103に送信されて、室内機制御手段103は、室内機送風機3を停止するように制御する。
コントローラ500の空調対象空間1の設定温度がユーザーによって27度と設定されている時に、コントローラ500が、センサーIDが404、センサー種別が20、センサー値が室内温度が30度以上、であるセンサー情報A及び室内機送風機3の運転状態に関する情報を含んだ室内機制御状態情報Dを、第1の通信手段101から受信している時には、コントローラ500は、室内機送風機3の制御内容を含んだ空調制御コマンド情報Bを第1の通信手段に送信する。
これを受けて、第1の通信手段101は、室内機制御手段103に、空調制御コマンド情報Bを送信する。室内機送風機3の制御内容を含んだ空調制御コマンド情報Bを受信した室内機制御手段103は、室内機送風機3のモーター(図示省略)を制御する。
また、第1の通信手段101は、室外機通信手段12に、室外機制御情報Eを送信する。室外機送風機9及び圧縮機6の制御内容を含んだ室外機制御情報Eを受信した室外機通信手段12は、室外機制御手段11に当該室外機制御情報Eを送信し、室外機制御手段11は、圧縮機6を制御する。
[空調システム700の有する効果]
空調システム700は、検知部400、無線アダプタ200、第1の通信手段101、第2の通信手段102、空調ネットワーク600、コントローラ500を、直列に配線又は無線で接続したものである。
つまり、空調システム700は、同じ空調対象空間1に設けられている無線アダプタ200と室内機100をアダプタインターフェース300を介して接続し、センサー情報Aをコントローラ500に空調ネットワーク600を介して送信し、センサー情報Aを受け取ったコントローラ500は、空調制御コマンド情報Bを室内機100に送信するようになっている。
しかし、仮に、空調システム700が、無線アダプタ200とコントローラ500とを空調ネットワーク600と異なる「センサー専用の配線」で接続し、無線アダプタ200からセンサー情報Aを当該「センサー専用の配線」でコントローラ500に送信し、空調制御コマンド情報Bを空調ネットワーク600を介して室内機100に送信するような構成になっていると、当該「センサー専用の配線」の分だけコストアップしてしまう。
具体的には、無線アダプタ200とコントローラ500とを当該「センサー専用の配線」で接続するにあたり、例えば壁などで仕切られた空間に穴をあける等といった工事をして、引き回さなければならないので、配線コスト(配線を引き回す工事のコストを含む)がかかってしまう。しかし、空調システム700は、無線アダプタ200と室内機100は同じ空調対象空間1に設けられているので、アダプタインターフェース300の配線長は短く工事も容易であるので、当該「センサー専用の配線」を設ける空調システムより、配線コストを削減することができる。
さらに、空調システム700は、第2の通信手段102と無線アダプタ200の通信手段が、JEM−S方式であるので、1種類の室内機100に対して多種の汎用センサーを接続できるようになっている。
また、第1の通信手段101が、センサー情報A及び空調制御コマンド情報Bに優先順位を決定し、優先順位の高い情報から送信するので、空調システム700に、各センサー部とコントローラ500を直接接続する必要がないことは言うまでもない。
1 空調対象空間、2 室内熱交換器、3 室内機送風機、6 圧縮機、8 室外熱交換器、9 室外機送風機、10 絞り装置、11 室外機制御手段、12 室外機通信手段、50 空調対象空間外、60 冷媒配管、100 室内機 101 第1の通信手段、102 第2の通信手段、103 室内機制御手段、150 室外機、200 無線アダプタ、300 アダプタインターフェース、400 検知部、401 火災センサー部、401a 火災センサー、401b 火災センサー通信部、402 漏水センサー部、402a 漏水センサー、402b 漏水センサー通信部、403 温度センサー部、403a 温度センサー、403b 温度センサー通信部、404 温度センサー部、405 温度センサー部、500 コントローラ、600 空調ネットワーク、650 センサーネットワーク、700 空調システム、A センサー情報、A1 火災センサー情報、A2 漏水センサー情報、A3 温度センサー情報、B 空調制御コマンド情報、D 室内機制御状態情報、E 室外機制御情報、J1 第1配線、J2 第2配線、J3 第3配線。

Claims (4)

  1. コントローラ及び室外機との間でデータを送受信する第1の通信手段、前記第1の通信手段との間でデータを送受信する第2の通信手段を備え、前記コントローラから前記第1の通信手段を介して空調制御コマンドを受信すると、前記空調制御コマンドに基づいて空調制御を行う室内機と、
    空調対象空間の環境状態を示すセンサー情報を無線で収集し、前記センサー情報を前記第2の通信手段に送信する無線アダプタと、
    を備え、
    前記室内機は、前記第2の通信手段が受信したセンサー情報を、前記第1の通信手段を介して前記コントローラに送信し、
    前記コントローラは、前記センサー情報を受信すると、前記センサー情報に対応した空調制御コマンドを前記第1の通信手段に送信する
    ことを特徴とする空調システム。
  2. 前記第2通信手段及び前記無線アダプタは、業界標準インターフェースを備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記第1通信手段は、前記センサー情報及び前記空調制御コマンドの優先順位を決定し、前記優先順位の高いものから送信する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の空調システム。
  4. 前記センサー情報は、環境状態を検知するセンサーを特定するセンサー種別情報及びそのセンサーが検知した値であるセンサー値情報を有し、
    前記第1通信手段が、前記センサー種別情報又はセンサー値情報に基づいて優先順位を決定し、前記優先順位の高いものから送信する
    ことを特徴とする請求項3に記載の空調システム。
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