JP2012021552A - ディスクブレーキ - Google Patents

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Abstract

【課題】スプラッシュガードにおける振動モードの節上となる部分の応力集中の発生を抑制できるディスクブレーキの提供を図る。
【解決手段】スプラッシュガード4の振動モードの節M上に跨る少なくとも切欠部7の両側の切欠隅部7a周縁の第1領域S1と、板面中央の取付面6とその周縁部分を含む第2領域S2とを高剛性部10として構成しているため、振動モードの節M上に集中する傾向にある応力をこれら第1領域S1,第2領域S2の高剛性部10で分散して、一般面へ広く分散可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等の車両に用いられるディスクブレーキに関する。
車両用ディスクブレーキの中には、例えば特許文献1に示されているように、ディスクロータユニットの車両中央側の側面を覆って円板状のスプラッシュガードを非回転に配設したものが知られている。
特開2002−276698号公報
前述のスプラッシュガードは、車体側の車軸支持部材、例えばナックルと、ディスクロータユニットのハブ軸受のアウターレースとの間に、中心孔周縁の取付面を挟み込んでボルト締結して非回転に固定してある。
このため、路面入力や制動トルク等の運動入力がディスクロータユニット,ナックルを経由してスプラッシュガードに振動として作用する。
このスプラッシュガードには、ナックルに固定したキャリパとの干渉を回避するための切欠部を形成してあり、該切欠部が取付面を部分的に占有し、もしくは取付面に近接するようになるため、振動によって切欠部の奥底縁両側の切欠隅部に応力が集中し易くなる。
そこで、本発明はスプラッシュガードにおける振動モードの節上となる部分の応力集中の発生を抑制できて、該スプラッシュガードの剛性,品質を高めることができるディスクブレーキを提供するものである。
本発明のディスクブレーキは、ホイールと共に回転するディスクロータユニットと、車体側の車軸支持部材に固定されて、ディスクロータユニットに対して圧接・離間作動するキャリパと、ディスクロータユニットの車両中央側の側面を覆って非回転に配設した円板状のスプラッシュガードと、を備えている。
このスプラッシュガードは、キャリパに対応する部分に切欠部を備えていて、周辺部材に作用する運動入力による振動モードの節が、切欠部の奥底縁とその両側の側縁とでなす一対の切欠隅部を起点に、該切欠部とは反対側の周縁方向に向けて線対称に発生する構成としている。
そして、スプラッシュガードの振動モードの節上に跨る少なくとも前記切欠隅部周縁の第1領域と、板面中央の取付面とその周縁部分を含む第2領域とを、高剛性部として構成したことを主要な特徴としている。
本発明によれば、スプラッシュガードの振動モードの節上に跨る少なくとも前記特定の第1領域および第2領域を高剛性部として構成しているため、振動モードの節上に集中す
る傾向にある応力を前記領域の高剛性部で分散して、一般面へ分散させることができる。
本発明に係るディスクブレーキを車両中央側から見た略示的外観斜視図。 スプラッシュガードの第1実施形態を示す平面図。 第1実施形態のスプラッシュガードの板厚と切欠隅部に作用する応力値との関係を示す説明図。 スプラッシュガードの第2実施形態を示す平面図。 図2,4に示した実施形態の第1〜第4領域の各異なる組合わせの補剛形態と、切欠隅部に作用する応力値との関係を示す説明図。 振動モードの節に対して有効な補剛が要求される領域の優先順位を示す説明図。 スプラッシュガードの第3実施形態を示す平面図。 スプラッシュガードの第4実施形態を示す平面図。 図8の変形例を示す平面図。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
図1は、車体側の車軸支持部材、例えばナックル1に組付けたディスクブレーキの全体構成を、車両中央側から見た外観斜視図として示している。
このディスクブレーキは、ディスクロータユニット2と、ディスクロータユニット2に対して圧接・離間作動するキャリパ3と、ディスクロータユニット2の車両中央側の側面を覆ってスプラッシュの侵入を防止する円板状のスプラッシュガード4と、を備えている。
ディスクロータユニット2は、車軸にスプライン結合するハブ8の外側端部にホイールと共締め固定して、ホイールと共に回転する。
キャリパ3はナックル1に締結固定してあり、ディスクロータユニット2の外周部を中間にして対向した一対のブレーキシューが、該ディスクロータユニット2に対して圧接・離間作動して制動,制動解除を行う。
スプラッシュガード4は、図2に示すようにハブ8を挿通する中心孔5の周縁を取付面6としている。そして、この板面中央の取付面6を、ハブ8の筒状軸8aの外周に嵌装したハブ軸受9のアウターレース9aと、ナックル1との間に挟み込んでボルト締結により非回転に固定している。図1中、1Aはロアリンクを示す。
スプラッシュガード4は、キャリパ3に対応する部分に、該キャリパ3との干渉を避けるための切欠部7を備えている。
図2に示す例では、切欠部7が取付面6に部分的に入り込んだ(占有した)形状とし、該取付面6の縁部を切欠奥底縁としている。
このようなスプラッシュガード4にあっては、路面入力や制動トルク等の運動入力がディスクロータユニット2,ナックル1を経由して振動入力として作用する。このスプラッシュガード4の一次固有振動数の振動モードの節Mは、切欠部7の奥底縁とその両側の側縁とでなす一対の切欠隅部7aを起点に、切欠部7と反対側の周縁方向に向けて略八の字状に線対称に発生する。
そこで、図2に示す第1実施形態にあっては、スプラッシュガード4の前記振動モードの節M上に跨る切欠隅部7aの周縁の第1領域S1と、取付面6とその周縁部分を含む第2領域S2と、切欠部7と略線対称位置で振動モードの節M上に跨る板面外周寄りの第3領域S3と、を高剛性部10として構成している。
この高剛性部10は、スプラッシュガード4の平坦な一般面に対して漸次面方向に凹凸状に断面形状変化して連なって形成してある。従って、高剛性部10と一般面との連設部は、緩傾斜して曲折部がRをもって連続し、急激な立ち上がり縁の無い形状としている。
上述の高剛性部10の凹凸形状は、例えばエンボス加工によって容易に形成することが可能である。
また、高剛性部10の凹凸形状の成形深さ(高さ)は、スプラッシュガード4の板厚、および一般面との連続性を考慮して適切に設定する。
図2に示す例では、第2領域S2の高剛性部10は、取付面6を全体的に紙面表側に向けて凸として形成している。そして、第1領域S1の高剛性部10は、取付面6とその周縁部分を径外方向へ若干拡張して、これら取付面6とその周縁部分を延長した形状として形成している。
また、第3領域S3の高剛性部10は、第2領域S2の高剛性部10の外周およびスプラッシュガード4の外周に沿った所要の幅の扇形帯状に形成してある。そして、この第3領域S3の高剛性部10は、第2領域S2の高剛性部10とは面方向に逆向きの凹凸状に、即ち、図2の紙面裏側に向けて凸として形成している。
この第1実施形態の構成によれば、スプラッシュガード4の振動モードの節M上に跨る切欠隅部7a,7a周縁の第1領域S1と、これに連なる板面中央の取付面6の全体とその周縁部分を含む第2領域S2を高剛性部10としてあるため、振動モードの節M上に集中する傾向の応力を領域S1,S2の高剛性部10で分散して、一般面へ分散させることができる。
高剛性部10は、一般面に対して漸次面方向に凹凸状に断面形状変化して連なって形成してあるため、一般面との連設部分が新たな応力集中発生要因となることがなく、高剛性部10から一般面へ応力を良好に広く分散させることができる。
特に、本実施形態では、切欠部7と略線対称位置で振動モードの節M上に跨る板面外周寄りの第3領域S3も高剛性部10として構成しているため、高剛性部10が、切欠部7に臨む板面中央の第1,第2領域S1,S2に片寄ることがなく、スプラッシュガード4の全体的な剛性バランスを良好にすることができる。
しかも、この第3領域S3の高剛性部10は、第2領域S2の高剛性部10の円形の外周に沿った所要幅の扇形帯状に形成してあって、第2領域S2の高剛性部10とは面方向に逆向きの凹凸状としている。このため、第2,第3領域S2,S3の高剛性部10,10間の板面に応力集中の発生要因となる谷部を生じることなく補剛面積を拡大できる。
この結果、スプラッシュガード4の振動モードの節M上に応力が集中するのを抑制して、スプラッシュガード4の機械的強度を高められ、品質の安定化を図ることができる。
図3は第1実施形態のスプラッシュガード4に路面入力を想定した振動入力を付与した
際の、板厚と切欠隅部7aに作用する応力値との関係を示している。
図示する例では、板厚0.4mm,0.5mm,0.6mm,0.7mm,0.8mmの各スプラッシュガード4の切欠隅部7aに作用する最大応力値を示している。
図3中、破線0は第1領域S1,第2領域S2,第3領域S3に高剛性部10を施していない板厚0.8mmのエンボス加工前のスプラッシュガードを比較例として、その切欠隅部に作用する最大応力値を示している。
第1実施形態の構成のスプラッシュガード4では、板厚を0.5mmにした場合に切欠隅部7aに作用する最大応力値が比較例とほぼ同じとなっている。
従って、第1実施形態の構成のスプラッシュガード4が、板厚0.8mmの比較例とほぼ同等の剛性を示すのは板厚が0.5mmのときであり、第1〜第3領域S1〜S3の剛性向上によって、比較例よりも板厚にして38%の軽量化が可能となる。
図4はスプラッシュガード4の第2実施形態を示すものである。
本実施形態のスプラッシュガード4にあっては、振動モードの節M上に跨る切欠隅部7aの周縁の第1領域S1と、取付面6とその周縁部分を含む第2領域S2と、第2領域S2に隣接する板面中央寄りの第4領域S4と、を高剛性部10として構成している。
第1,第2領域S1,S2の高剛性部10は、第1実施形態と同じ構成としている。また、第4領域S4の高剛性部10は、取付面6とその周縁部分を振動モードの節Mに沿って径外方向へ拡張して、これら取付面6とその周縁部分を略舌状に延長した形状として形成している。また、これら第1,第2,第4領域S1,S2,S4の外周側は、高剛性部10の無い平坦面として構成している。
従って、この第2実施形態の構成にあっても、振動モードの節M上に集中する傾向の応力を、第1,第2,第4領域S1,S2,S4の高剛性部10で分散して、一般面へ広く分散させることができる。また、第4領域S4の高剛性部10の設定によって、第1,第2領域S1,S2の高剛性部10との剛性バランスを良好にすることができる。
また、第1,第2,第4領域S1,S2,S4の外周側は、高剛性部10の無い平坦面として構成しているので、新たな応力集中発生要因を排除して、スプラッシュガード4の機械的強度の安定化を図ることができると共に、剛性バランスが不安定となるのを回避できる。
この第2実施形態は、第1実施形態における第3領域S3の高剛性部10に代えて、第4領域S4に高剛性部10を設定したものであるが、この第3領域S3の高剛性部10を更に付加することも可能である。
図5は第1実施形態および第2実施形態のように、スプラッシュガード4の第1〜第4領域S1〜S4の高剛性部10の設定の組合わせを変えて、路面入力を想定した振動入力を付与したときに、切欠隅部7aに作用する応力値を示している。
試料のスプラッシュガード4は何れも板厚0.8mmとしており、符号aは第1領域S1に高剛性部10を設定した場合の切欠隅部7aに作用する応力値を示している。また、bは第1領域S1と第3領域S3に高剛性部10を設定した場合の切欠隅部7aに作用する応力値を、およびcは第1領域S1と第3領域S3と第4領域S4とに高剛性部10を
設定した場合の切欠隅部7aに作用する応力値を示している。
また、符号dは第1領域S1と第2領域S2に高剛性部10を設定した場合の切欠隅部7aに作用する応力値を示している。更に、eは第1,第2領域S1,S2に加えて第3領域S3に高剛性部10を設定した場合の切欠隅部7aに作用する応力値を、およびfは第1,第2領域S1,S2に加えて第4領域S4に高剛性部10を設定した場合の切欠隅部7aに作用する応力値を示している。
符号gは板厚が本実施形態と同じで、高剛性部の無い比較例1のスプラッシュガードの切欠隅部に作用する応力値を、およびhは中心孔をバーリング加工した比較例2のスプラッシュガードの切欠隅部に作用する応力値を示している。
比較例2では、中心孔をバーリング加工することによって、その成形基部に新たな応力集中部が発生することから、比較例1よりも切欠隅部に作用する応力値が高くなっている。
一方、第1領域S1に高剛性部10を設定したもの、および第1領域S1に加えて第3領域S3に高剛性部10を設定し、あるいは第1領域S1に加えて第3,第4領域S3,S4に高剛性部10を設定したものでは、a〜cに示すように比較例1よりも切欠隅部7aに作用する応力値が若干低くなっている。
そして、第1,第2領域S1,S2に高剛性部10を設定したもの、および第1,第2領域S1,S2に加えて第3領域S3、または第4領域S4に高剛性部10を設定したものでは、d〜fに示すように比較例1よりも切欠隅部7aに作用する応力値が大幅に低下している。
符号eは第1実施形態の構造のスプラッシュガード4に対応し、fは第2実施形態の構造のスプラッシュガード4に対応している。これらは、何れも振動モードの節M上の応力集中を分散,抑制すると共に、全体的な剛性バランスを良好として、切欠隅部7aに作用する応力値を低下させることが判る。
図6に、図5の判定結果をもとにした、スプラッシュガード4の高剛性部10を設定するのに好ましい領域S1〜S4の優先順位を示す。図6では、スプラッシュガード4の切欠部7aの中央位置を通る直交座標軸H,Vで区分された第1〜第4象限で、強度上高剛性部10が必要な領域を◎印で、また、剛性バランス上高剛性部10があった方が望ましい領域を○印で示している。
図7はスプラッシュガード4の第3実施形態を示している。
この第3実施形態にあっては、前述の特定領域S1〜S4に選択的に設けられる高剛性部10を、スプラッシュガード4の板面を一方向に向けてエンボス加工して、複数の突起11を列設配置した構成としている。
突起11は平面正多角形、例えば、図7に示す例では平面正三角形として、隣接する突起11,11を相互の対向辺を平行にして配置し、そのときに、各対向辺間に生じる谷部が一直線に連なる曲げ最弱線wが、振動モードの節Mの向きと不一致となる、即ち、交差する配列としてある。
この第3実施形態の構成によれば、高剛性部10を、スプラッシュガード4の板面を一方向に向けてエンボス加工して列設配置した複数の平面正多角形の突起11で構成してい
るので、応力の分散効果を高めることができる。しかも、隣接する各突起11,11間の谷部で形成される曲げ最弱線wが、振動モードの節Mの向きと不一致となる配列としているため、この曲げ最弱線wが振動モードの節Mに対して、新たな応力集中発生要因となることがなく、強度・剛性上、有利に得ることができる。
図8はスプラッシュガード4の第4実施形態を示している。
この第4実施形態は、高剛性部10を、スプラッシュガード4の板面を一方向に向けてエンボス加工して、複数の突起11を列設配置して構成した点は、前記第3実施形態と同様である。
但し、本実施形態では突起11を、隣接する突起11,11間に生じる谷部が一直線に連ならない、即ち、曲げ最弱線w(図7参照)が生じない平面形状、および配列としている。
図8に示す例では、突起11を平面略半円弧状として、紙面上下方向に隣接する突起11,11を逆向きに配置し、紙面左右方向に隣接する複数の突起11,11により、上下の突起11,11同士の円弧が噛み合うようにして連鎖する紙面左右方向の突起列を構成している。そして、この突起列が紙面上下方向に多段に近接した配列としている。複数の突起11,11をこのような平面形状および配列とすることによって、図7に示す曲げ最弱線wが生じないようにしている。
従って、この第4実施形態の構成によれば、複数の突起11によって第3実施形態と同様に高剛性部10での応力の分散効果を高めることができる。しかも、隣接する突起11,11間の谷部が一直線に連なる曲げ最弱線wが存在しないため、スプラッシュガード4の曲げ剛性を高めることができる。
図9は図8に示した第4実施形態の変形例を示している。
この変形例にあっては、突起11の平面形状を円形として、その複数を図9の紙面上下方向および左右方向に近接配置することによって、隣接する突起11,11間に生じる谷部が一直線に連なる曲げ最弱線wが生じないようにしている。
この変形例の構成によれば、前述の効果に加えて、突起11を平面円形とすることによって、高剛性部10の剛性が擬似等方性となって曲げ剛性を更に高められると共に、エンボス加工の方向性を考える必要がなくなり、設計の自由度を向上することができる。
この変形例では、突起11の平面形状を円形としているが、平面正六角形としても同様の効果を得ることができる。
1…ナックル(車体側の車軸支持部材)
2…ディスクロータユニット
3…キャリパ
4…スプラッシュガード
6…取付面
7…切欠部
7a…切欠隅部
10…高剛性部
11…突起
…振動モードの節
S1…第1領域
S2…第2領域
S3…第3領域
S4…第4領域
w…曲げ最弱線

Claims (8)

  1. ホイールと共に回転するディスクロータユニットと、
    車体側の車軸支持部材に固定されて、前記ディスクロータユニットに対して圧接・離間作動するキャリパと、
    前記ディスクロータユニットの車両中央側の側面を覆って非回転に配設した円板状のスプラッシュガードと、を備え、
    前記スプラッシュガードは、前記キャリパに対応する部分に切欠部を備えていて、周辺部材に作用する運動入力による振動モードの節が、前記切欠部の奥底縁とその両側の側縁とでなす一対の切欠隅部を起点に、該切欠部とは反対側の周縁方向に向けて線対称に発生する構成であって、
    前記スプラッシュガードの前記振動モードの節上に跨る少なくとも前記切欠隅部周縁の第1領域と、板面中央の取付面とその周縁部分を含む第2領域とを、高剛性部として構成したことを特徴とするディスクブレーキ。
  2. 前記スプラッシュガードは、前記切欠部と略線対称位置で前記振動モードの節上に跨る板面外周寄りの第3領域を、前記高剛性部として構成したことを特徴とする請求項1に記載のディスクブレーキ。
  3. 前記スプラッシュガードは、前記第2領域に隣接して前記振動モードの節上に跨る板面中央寄りの第4領域を、前記高剛性部として構成したことを特徴とする請求項1または2に記載のディスクブレーキ。
  4. 前記スプラッシュガードの前記第1,第2領域と第4領域の外周側は、前記高剛性部の無い平坦面として構成したことを特徴とする請求項3に記載のディスクブレーキ。
  5. 前記高剛性部を、一般面に対して漸次面方向に断面形状変化して連なる凹凸形状としたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載のディスクブレーキ。
  6. 前記第3領域の高剛性部が前記第2領域の高剛性部の外周に沿って形成され、該第2領域の高剛性部とは面方向に逆向きの凹凸形状に構成したことを特徴とする請求項5に記載のディスクブレーキ。
  7. 前記高剛性部を、板面を一方向に向けてエンボス加工して複数の突起を列設配置した構成とし、
    前記複数の突起を平面正多角形として、その隣接する突起の対向辺間に生じる谷部が一直線に連なる曲げ最弱線が、前記振動モードの節の向きと不一致となる配列としたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載のディスクブレーキ。
  8. 前記高剛性部を、板面を一方向に向けてエンボス加工して複数の突起を列設配置した構成とし、
    前記突起を、隣接する突起間に生じる谷部が一直線に連ならない平面形状、および配列としたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載のディスクブレーキ。
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