JP2012021501A - エンジン渦流制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンジン運転中は常時、第1AFM7によって測定される吸気通路2を通過する吸気流量(全体の吸気量)と、第2AFM8によって測定されるTCV3によって絞られる部位の吸気流量との関係(偏流度合)を用いて「推定タンブル比」を求める。そして、「推定タンブル比」が「目標タンブル比」に追従するように、電動アクチュエータを介してTCV3の開度をフィードバック制御する。これにより、「推定タンブル比」によって推定される「実タンブル比」を「目標タンブル比」に制御でき、エンジン1の燃焼状態を最適に保ち、失火やノック等の「不具合」の発生を未然に防いで、TCV制御装置の信頼性を高めることができる。
【選択図】 図1
Description
渦流発生バルブの開度制御を行なう技術として、特許文献1に開示される技術が知られている。
特許文献1は、タンブル流コントロールバルブ(以下、TCVと称す)の開度制御に関する。この特許文献1は、EGR導入中におけるノック発生の回避技術であり、ノックの発生をノックセンサが検出した際に、ノックを抑制する方向にTCV開度を加減するものである。
そこで、特許文献1の技術は、ノックセンサによって検出されるノック強度に応じてTCV開度を調整することで、点火時期を大きく変更することなく、トルク変動を抑制しながらノック回避を行なうものである。
図6の実線に示すTCV開度「x」の所定点火時期の「点A0」においてノックが発生したとする。
すると、特許文献1の技術は、TCV開度を「x+α」に大きくする。その結果、燃焼が緩慢になり、ノック発生を抑制できる。
燃焼が緩慢になることで「点A1」に示すようにトルク低下する。
そこで、点火時期を「補正量β」だけ進角させ、「点A2」に示すようにトルク変動を防止する。
ノックを検出した際に、始めからTCV開度を大きく開くと、EGR導入中は燃焼耐性が低いこととあいまって失火が発生する。
このため、特許文献1に示す技術は、ノックの有無を観測しながら、TCV開度を徐々に変化させていく必要がある。その結果、TCV開度が収束するまでに時間を要する。即ち、引用文献1の技術は、素早くノック回避を行なうことができない。
請求項1のエンジン渦流制御装置は、スロットルバルブの吸気上流側の吸気流量(第1測定流量)と、渦流発生バルブによって絞られた際に流速が速められる部位の吸気流量(第2測定流量)との関係(偏流度合)を用いて「推定渦流比」を求める。
そして、エンジン渦流制御装置は、「推定渦流比」が、エンジンの運転状態に応じて設定された「目標渦流比」に追従するように、電動アクチュエータを介して渦流発生バルブの開度をフィードバック制御する。
これにより、「推定渦流比」によって推定される「実渦流比(実際の渦流比)」を「目標渦流比」に制御することができ、エンジンの燃焼状態を最適に保つことができる。
即ち、失火やノック等の「不具合」の発生を未然に防ぐことができ、エンジン渦流制御装置を搭載するエンジンの信頼性を高めることができる。
請求項2の手段のエンジン渦流制御装置における渦流比推定手段は、第2AFM(第2エアフロメータの略)による第2測定流量を第1AFM(第1エアフロメータの略)による第1測定流量で除して得られた「流量比」を、気筒内に吸引される「吸気流量」で補正して「推定渦流比」を求めるものである。
これにより、気筒内に吸引される吸気流量が変動しても正確な「推定渦流比」を求めることができる。
請求項3の手段のエンジン渦流制御装置の制御装置は、「目標渦流比」を用いて「目標制御値(目標開度、目標制御電圧など)」の算出を行なうフィードフォワード制御手段を備え、このフィードフォワード制御手段が算出した「目標制御値」を用いて渦流発生バルブの開度制御を行なうものである。
このように、フィードフォワード制御を組み合わせることで、エンジンの運転状態が変わるなどして「目標渦流比」が変更された際でも、「推定渦流比」を「目標渦流比」に素早く近づけることができる。
請求項4の手段のエンジン渦流制御装置の制御装置は、フィードバック制御手段による「補正値(補正開度、補正電圧など)」を学習記憶する学習手段を備え、この学習手段が学習記憶した「学習値」を用いて渦流発生バルブの開度制御を行なうものである。
このように、学習制御を組み合わせることで、フィードバック制御手段の「補正値(補正量)」を小さくすることができる。
このため、エンジンの運転状態が変わるなどして「目標渦流比」が変更された際に、「推定渦流比」を「目標渦流比」に素早く近づけることができる。
請求項5の手段のエンジン渦流制御装置は、渦流発生バルブの開度を検出する開度センサを備える。
そして、制御装置は、開度センサの検出する「検出開度」が、制御装置の算出した「算出開度」に一致するように、電動アクチュエータを通電制御するモータ通電値算出手段を備えるものである。
このように、渦流発生バルブの開度を検出しながら、渦流発生バルブの開度制御を行なうため、渦流発生バルブの制御精度を高めることができる。
請求項6の手段のエンジン渦流制御装置は、TCV制御装置であって、
渦流発生バルブは、エンジンの気筒内にタンブル流を生じさせるTCVであり、
「推定渦流比」および「目標渦流比」における「渦流比」は、気筒内に生じるタンブル流の流速をエンジンの回転数で除した「タンブル比」である。
TCV制御装置(エンジン渦流制御装置の一例)は、車両走行用エンジン1に搭載されるものであり、
・吸気通路2内に配置されてエンジン1の気筒内にタンブル流(渦流の一例)を生じさせるTCV3(渦流発生バルブの一例)と、
・このTCV3の開度を可変させる電動アクチュエータ4と、
・この電動アクチュエータ4を通電制御するECU5(制御装置の一例)と、
を備える。
スロットルバルブ6の吸気上流において吸気流量の測定を行なう第1AFM7(既存のAFM)と、
TCV3によって絞られた際に流速が速められる部位の吸気流量の測定を行なう第2AFM8(新規に設けるAFM)とを備える。
エンジン1の運転状態に応じて「目標タンブル比(目標渦流比の一例)」の設定を行なう目標タンブル比設定手段11(目標渦流比設定手段の一例)と、
第1AFM7によって測定される第1測定流量と第2AFM8によって測定される第2測定流量の関係(偏流度合)を用いて「推定タンブル比(推定渦流比の一例)」を求めるタンブル比推定手段12(渦流比推定手段の一例)と、
このタンブル比推定手段12の推定する「推定タンブル比」が、目標タンブル比設定手段11の設定する「目標タンブル比」に追従するように電動アクチュエータ4を介してTCV3の開度をフィードバック制御するフィードバック制御手段13と、
を備える。
この実施例は、車両走行用エンジン1に搭載されるTCV制御装置に本発明を適用したものであり、このTCV制御装置を図1〜図5を参照して説明する。
・エンジン1の気筒内に渦流を生じさせるTCV3と、
・このTCV3の開度を可変させる電動アクチュエータ4と、
・TCV3の開度を検出する開度センサ14と、
・この電動アクチュエータ4を通電制御するECU5とを備える。
なお、タンブル比とは、シリンダ内に生じるタンブル流の回転速度を、エンジン1の回転速度で除した数値(即ち、タンブル比=タンブル流の流速/エンジン回転速度)である。
TCV3は、このTCV3が配置される部位の吸気通路2の一部(例えば、上部)を少しだけ開口させた閉塞状態(以下、全閉と称す)と、TCV3が配置される部位の吸気通路2を全開にした状態(以下、全開と称す)との間で開度変化可能な板状部材であり、固定部材(例えばバルブハウジング)に対して軸受を介し回転自在に支持されたシャフトにネジ等の締結部材を用いて固定されるものである。
・通電により回転トルクを発生する電動モータと、
・この電動モータの回転トルクを増幅してシャフトに伝達する減速機構と、
・シャフトの開度を全開位置(初期位置)へ戻すリターンスプリングと、
で構成される。
減速機構は、複数のギヤの組み合わせによって電動モータの出力トルク(回転トルク)を増幅してシャフトに伝えるものであり、減速機構の最終ギヤがTCV3を駆動するシャフトの端部に結合されるものである。
開度センサ14は、2つの部材の相対回転を非接触で検出する磁気型センサであり、
・シャフトと一体に回動する磁束発生部と、
・例えば減速機構等を収容するハウジングの開口部を閉塞するカバーに設けられて磁束発生部より与えられる磁束変化を検出する磁気検出部(ホールIC等)と、
で構成される。
ECU5によるTCV3の開度制御を説明する。
ECU5は、エンジン1の運転状態に応じた各種の演算を行なう電子制御部15の他に、この電子制御部15で算出された制御信号に基づいて電動モータに駆動電圧を与えるドライブユニット16(EDU)を備える。
ここで、電子制御部15には、エンジン運転状態を検出する手段として、エンジン制御において通常搭載される種々センサ類(スロットル開度センサ、エンジン回転数センサ、冷却水温センサ等など周知のセンサ類)が接続される。
周知のセンサ類には、エアクリーナとスロットルバルブ6の間の吸気通路2において、吸気通路2を通過する吸気流量の測定を行なう第1AFM7(第1吸気流量測定センサ)が含まれるものである。
なお、第2AFM8の構造は、周知の第1AFM7と構造が同じであり、吸気流量の測定ポイントが異なるものである。
このTCV制御プログラムを説明する。
・エンジン1の運転状態に応じて「目標タンブル比」の設定を行なう目標タンブル比設定手段11と、
・第1AFM7によって測定される第1測定流量と第2AFM8によって測定される第2測定流量の関係(偏流度合)を用いて「推定タンブル比」を求めるタンブル比推定手段12と、
・このタンブル比推定手段12の推定する「推定タンブル比」が、目標タンブル比設定手段11の設定する「目標タンブル比」に追従するように電動アクチュエータ4を介してTCV3の開度をフィードバック制御するフィードバック制御手段13と、
を備える。
具体例を図3を参照して説明する。
タンブル比には、エンジン1の運転状態に応じて許容制御範囲Lが存在する。
この許容制御範囲Lよりタンブル比が大きいと、点火プラグ1aの火花放電部が強いタンブル流に晒されることによって、点火後の火炎核成長が阻害されて失火に陥ってしまう。
逆に、許容制御範囲Lよりタンブル比が小さいと、気筒内のガス流動が小さいことで火炎が広がり難くなり、燃焼が不安定になる。
特に、EGRガスの導入時は、許容制御範囲Lが狭くなる。
そこで、目標タンブル比設定手段11は、失火や燃焼不安定を回避するために、エンジン1の運転状態に応じた許容制御範囲Lの略中央値(具体的には最も安定した燃焼が得られる値)を「目標タンブル比」としてマップや計算式を用いて算出するように設けられている。
しかるに、車両走行用エンジン1の回転数は一定ではなく、低回転から高回転まで広い範囲で変動し、気筒内に吸引される吸気流量が変動する。具体的に、「流量比(第2測定流量/第1測定流量)」と「推定タンブル比」との関係は、図4に示すように、「気筒内に吸引される吸気流量の変化(図中、実線α、β、γ)」に応じて変動する。このため、「流量比(第2測定流量/第1測定流量)」だけでは「推定タンブル比」を求めることができない。
・「気筒内に吸引される吸気流量」が小さい時(第1AFM7によって測定される第1測定流量が少ない時、あるいはエンジン回転数が低い時)に、「流量比」を大きく補正して「推定タンブル比」を求め、
・「気筒内に吸引される吸気流量」が大きい時(第1AFM7によって測定される第1測定流量が多い時、あるいはエンジン回転数が高い時)に、「流量比」を小さく補正して「推定タンブル比」を求める。
具体的にタンブル比推定手段12は、マップや計算式を用いて「流量比」を「吸気流量」で補正して「推定タンブル比」を算出するように設けられている。
・タンブル比推定手段12の推定する「推定タンブル比」が、目標タンブル比設定手段11の設定する「目標タンブル比」より小さい場合は、「推定タンブル比」が大きくなるようにTCV3の開度を小さくし、
・逆に、タンブル比推定手段12の推定する「推定タンブル比」が、目標タンブル比設定手段11の設定する「目標タンブル比」より大きい場合は、「推定タンブル比」が小さくなるようにTCV3の開度を大きくするものである。
なお、「推定タンブル比」を「目標タンブル比」に収束させる制御は、PI制御やPID制御など、周知の収束制御を適用するものである。
(i)バルブ開度とタンブル比との関係は、設計値(吸気流量が一定)において図5の実線Aの関係に設けられ、「所定のベース開度」において「目標流量比(所定のタンブル比)」が得られるように設けられている。
(ii)しかしながら、エンジン各部の製品バラツキや、線膨張、経年変化(吸気バルブや吸気ポート内にデポジットが付着する等)により、バルブ開度とタンブル比との関係は、図5の破線B、Cに示すように変動する可能性がある。
(iii)そこで、上述したフィードバック制御手段13により、「推定タンブル比」が「目標タンブル比」に収束するように電動アクチュエータ4を介してTCV3の開度制御を実施する。
逆に、バルブ開度とタンブル比との関係が、図5の破線Cに示すように実線Aより上回っている場合には、「推定タンブル比」が「目標タンブル比」より上回るため、フィードバック制御手段13がTCV開度を大きくして「推定タンブル比」を「目標タンブル比」に収束させる。
このフィードフォワード制御手段17は、「目標タンブル比に応じたTCV開度(未補正開度)」を算出するものであり、「目標タンブル比」が算出されると、「エンジン運転状態」と「目標タンブル比」の関係に基づき、マップや計算式を用いてTCV3の「目標開度」を求めるものである。
学習手段18における「補正開度」の更新、変更、修正は、周知の学習制御を用いるものである。
開度センサ14の検出する「検出開度」を、ECU5の算出した「算出開度」に一致させる制御は、周知のフィードフォワード制御および周知のフィードバック制御を用いて実施されるものである。
この実施例1のTCV制御装置は、上述したように、
・第1AFM7によって測定されたスロットルバルブ6の吸気上流側の吸気流量(第1測定流量)と、第2AFM8によって測定されたTCV3によって絞られた際に流速が速められる部位の吸気流量(第2測定流量)との関係(偏流度合)を用いて「推定タンブル比」を求め、
・「推定タンブル比」が「目標タンブル比」に追従するように、電動アクチュエータ4を介してTCV3の開度をフィードバック制御する。
これにより、「推定タンブル比」によって推定される「実タンブル比」を「目標タンブル比」に制御することができ、エンジン1の燃焼状態を最適に保つことができる。
即ち、失火やノック等の「不具合」の発生を未然に防ぐことができ、TCV制御装置を搭載するエンジン1の信頼性を高めることができる。
この実施例1のTCV制御装置は、既存のTCV制御装置に対し、部品の増加を第2AFM8のみに抑えることができる。
これにより、本発明を適用したTCV制御装置を安価に提供することができる。
即ち、コスト上昇を抑えて、「推定タンブル比」によって推定される「実タンブル比」を「目標タンブル比」に制御することができる。
実施例1のTCV制御装置は、車両走行用エンジン1に用いられるものであるが、上述したように、「流量比(第2測定流量/第1測定流量)」を、気筒内に吸引される「吸気流量」で補正して「推定タンブル比」を求めるため、気筒内に吸引される吸気流量が変動しても正確な「推定タンブル比」を求めることができる。
実施例1のTCV制御装置は、「目標タンブル比」を用いて「目標開度」の算出を行なうフィードフォワード制御手段17を備え、このフィードフォワード制御手段17が算出した「目標開度」を用いてTCV3の開度制御を行なう。このため、エンジン1の運転状態が変わるなどして「目標タンブル比」が変更された際でも、「推定タンブル比」を「目標タンブル比」に素早く近づけることができる。
実施例1のTCV制御装置は、フィードバック制御手段13による「補正開度」を学習記憶する学習手段18を備え、この学習手段18が学習記憶した「学習値」を用いてTCV3の開度制御を行なう。このように、学習制御をフィードバック制御に組み合わせることで、フィードバック制御手段13による「補正開度」を小さくすることができる。このため、エンジン1の運転状態が変わるなどして「目標タンブル比」が変更された際に、「推定タンブル比」を「目標タンブル比」に素早く近づけることができる。
実施例1のTCV制御装置は、開度センサ14の検出するTCV3の「検出開度」が、ECU5の算出した「算出開度(目標開度+学習開度+補正開度)」に追従するように、電動アクチュエータ4を通電制御するモータ通電値算出手段19を備えるものである。このように、TCV3の開度を検出しながら、TCV3の開度制御を行なうため、TCV3の制御精度を高めることができる。
2 吸気通路
3 TCV(渦流発生バルブ)
4 電動アクチュエータ
5 ECU(制御装置)
6 スロットルバルブ
7 第1AFM
8 第2AFM
11 目標タンブル比設定手段
12 タンブル比推定手段
13 フィードバック制御手段
14 開度センサ
17 フィードフォワード制御手段
18 学習手段
19 モータ通電値算出手段
Claims (6)
- 吸気通路(2)内に配置されてエンジン(1)の気筒内に渦流を生じさせる渦流発生バルブ(3)と、
この渦流発生バルブ(3)の開度を可変させる電動アクチュエータ(4)と、
この電動アクチュエータ(4)を通電制御する制御装置(5)と、
を備えるエンジン渦流制御装置において、
このエンジン渦流制御装置は、
前記吸気通路(2)内に配置されるスロットルバルブ(6)の吸気上流側において前記吸気通路(2)内を通過する吸気流量の測定を行なう第1エアフロメータ(7)と、
前記渦流発生バルブ(3)によって絞られた際に流速が速められる部位の吸気流量の測定を行なう第2エアフロメータ(8)とを備え、
前記制御装置(5)は、
前記エンジン(1)の運転状態に応じて「目標渦流比」の設定を行なう目標渦流比設定手段(11)と、
前記第1エアフロメータ(7)によって測定される第1測定流量と前記第2エアフロメータ(8)によって測定される第2測定流量の関係を用いて「推定渦流比」を求める渦流比推定手段(12)と、
この渦流比推定手段(12)の推定する「推定渦流比」が、前記目標渦流比設定手段(11)の設定する「目標渦流比」に追従するように前記電動アクチュエータ(4)を介して前記渦流発生バルブ(3)の開度をフィードバック制御するフィードバック制御手段(13)と、
を備えることを特徴とするエンジン渦流制御装置。 - 請求項1に記載のエンジン渦流制御装置において、
前記渦流比推定手段(12)は、
前記第2エアフロメータ(8)によって測定される第2測定流量を前記第1エアフロメータ(7)によって測定される第1測定流量で除して得られた「流量比」を、
前記気筒内に吸引される「吸気流量」で補正して前記「推定渦流比」を求めることを特徴とするエンジン渦流制御装置。 - 請求項1または請求項2に記載のエンジン渦流制御装置において、
前記制御装置(5)は、前記「目標渦流比」を用いて「目標制御値」の算出を行なうフィードフォワード制御手段(17)を備え、
このフィードフォワード制御手段(17)が算出した前記「目標制御値」を用いて前記渦流発生バルブ(3)の開度制御を行なうことを特徴とするエンジン渦流制御装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のエンジン渦流制御装置において、
前記制御装置(5)は、前記フィードバック制御手段(13)による「補正値」を学習記憶する学習手段(18)を備え、
この学習手段(18)が学習記憶した「学習値」を用いて前記渦流発生バルブ(3)の開度制御を行なうことを特徴とするエンジン渦流制御装置。 - 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のエンジン渦流制御装置において、
このエンジン渦流制御装置は、前記渦流発生バルブ(3)の開度を検出する開度センサ(14)を備え、
前記制御装置(5)は、前記開度センサ(14)の検出する「検出開度」が、当該制御装置(5)の算出した「算出開度」に一致するように、前記電動アクチュエータ(4)を通電制御するモータ通電値算出手段(19)を備えることを特徴とするエンジン渦流制御装置。 - 請求項1〜請求項5のいずれかに記載のエンジン渦流制御装置において、
前記渦流発生バルブ(3)は、前記エンジン(1)の気筒内にタンブル流を生じさせるタンブル流コントロールバルブであり、
「渦流比」は、前記気筒内に生じるタンブル流の流速を前記エンジン(1)の回転数で除した「タンブル比」であり、
当該エンジン渦流制御装置は、タンブル流コントロールバルブ(3)を用いて前記気筒内におけるタンブル流をコントロールするTCV制御装置であることを特徴とするエンジン渦流制御装置。
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