JP2012020686A - 育児器具の座席構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】乳児から学童まで一貫して使用可能であって、乳幼児の年齢に応じたいずれの使用形態においても、乳幼児の安全性および快適性の観点から最適な座席の配置を実現することができる育児器具の座席構造を提供する。
【解決手段】座席構造は、座席ベース部14と、第一連結軸15および第二連結軸16を介して後傾可能に座席ベース部14に連結される背もたれ部13とを備える。ここで、第一連結軸15は、座席ベース部14または背もたれ部13のいずれか一方に取り付けられ、他方の部材には、第一連結軸15を受け入れる第一ガイド溝17が形成される。また、第二連結軸16は、座席ベース部14または背もたれ部13のいずれか一方に取り付けられ、他方の部材には、第二連結軸16を受け入れる第二ガイド溝18が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、育児器具の座席構造に関するものであり、特に、リクライニング可能な育児器具の座席構造に関するものである。
乳幼児を寝かせる、または着座させるために用いる育児器具の典型例として、自動車用のチャイルドシートがある。チャイルドシートは、リクライニング機構を備えているものや、前向き使用と後向き使用とを切り替え可能とする機構を備えるもの等、これまでに様々な形態の製品が開発されてきた。従来のチャイルドシートとして、例えば特開平10−250426号公報(特許文献1)や、特開2002−301965号公報(特許文献2)が、開示されている。
特許文献1に記載のチャイルドシートは、座部、および座部にリクライニング可能に連結された背もたれ部から構成された座席装置と、垂直方向に立ち上がる左右のアームレスト部を有し、上記座席装置を下方から支持する支持装置と、上記支持装置を鉛直方向に延びる座席回動軸を中心として回動可能に支持する座席ベース部とを備える。背もたれ部と左右のアームレスト部とは、連結軸(ピンボルト)を介して回動可能に連結されている。また、座部と左右のアームレスト部とは、座部に設けられた凸部と、左右のアームレスト部に前後方向に延在するように設けられたガイド溝とを介して互いに摺動可能に連結されている。背もたれ部を上記連結軸を中心として回動させると、座部がアームレスト部に対して前方へと相対移動するため、背もたれ部をベッド状態の位置にまでリクライニングさせることが可能な構成となっている。また、上記支持装置を座席ベース部上において座席回動軸を中心に回動させることにより、座席装置の向きを前方、後方、側方へと変更させることができる。この構成によれば、首の座らない新生児および乳児の時期から、有る程度大きくなった幼児および学童の時期まで一貫して使用可能なチャイルドシートを提供することができるとしている。
また、特許文献2に記載のチャイルドシートは、受け台と、受け台上に前後方向のみに摺動可能に連結されたリクライニングベースと、リクライニングベースに対して、そのリクライニングベースの上面に垂直な軸線の回りに回動可能に連結された座席本体とを備える。受け台の上面には、前方に向けて高さが低くなるように湾曲状に設けられた溝状レールが形成されている。また、リクライニングベースの下面には、溝状レールと係合する凸状レールが設けられている。リクライニングベースを受け台に対して前方へと摺動させると、上記溝状レールの形状に従って座席本体が一体的にリクライニングする構成となっている。また、上記座席本体をリクライニングベース上において回動させることにより、座席本体の向きを前方、後方へと変更させることができる。この構成によれば、受け台に対して座席本体を確実に支持させることができるため、衝突時等において座席本体が不用意に移動することを防ぐことができるとしている。
特開平10−250426号公報 特開2002−301965号公報
チャイルドシートの座席構造においては、前方衝突事故に対する安全性向上の観点から、前向きおよび後向きの使用形態の双方において、着座した乳幼児の頭部を自動車の車体前方側からより遠い位置、すなわち自動車の後部座席シート背もたれ部により近い位置に配置させることが、乳幼児を守る上で非常に重要な要素となる。したがって、前向きおよび後向きの使用形態の双方において、チャイルドシートの背もたれ部をより車体後方側に配置させることが可能な構成が必要となる。特許文献1に記載のチャイルドシートは、背もたれ部と、背もたれ部を支持する支持装置とを、支持装置に固定された連結軸を介して連結し、この連結軸を中心として背もたれ部を回動させることによって、背もたれ部のリクライニングを可能としている。したがって、チャイルドシートを後向き使用形態とし、背もたれ部のリクライニング角度を後向き使用形態に適したものとするために、背もたれ部を背面側、すなわち車体前方側へと後傾させると、必然的に乳幼児の頭部が車体前方側へ移動することとなる。このような構成は、上記したように、乳幼児の安全上の観点から好ましくない。
また、特許文献1に記載のチャイルドシートにおいては、上記のように、背もたれ部と支持装置とを連結する連結軸が固定されている。したがって、背もたれ部が支持装置に取り付けられた状態においては、背もたれ部のリクライニングの回動中心である上記連結軸と、上記座席回動軸との間の距離が固定される。このため、前向きまたは後向きのいずれか一方の使用形態において、背もたれ部がより車体後方側に配置されるように背もたれ部の取り付け位置を位置決めすると、当該取り付け位置から背もたれ部を座席回動軸を中心に180°回転させた状態である他方の使用形態においては、必然的に、背もたれ部がより車体前方側に配置されてしまうこととなる。
このように、背もたれ部が一つの固定された軸を中心としてリクライニングする構成を備えた従来のチャイルドシートは、前向き使用および後向き使用の双方の形態において、安全性上および快適性上、最適なリクライニング角度を作り上げることが不可能であった。
なお、特許文献2に記載のチャイルドシートの場合においては、受け台に設けられた溝状レールの形状に従ってリクライニングベースとともに座席本体全体がリクライニングする構成であるため、後向き状態においてリクライニングさせたとしても、着座する乳幼児の頭部が車体前方側へと移動することにはならない。しかしながら、座席本体が一体的に形成されているため、チャイルドシートをベッド状態とすることが不可能である。したがって、特許文献2に記載のチャイルドシートは、首の座らない新生児および乳児の時期から、有る程度大きくなった幼児および学童の時期まで、一貫して使用することが不可能である。また、特許文献2に記載のチャイルドシートは、その構造上、背もたれ部を座部に対して回動させることが不可能である。したがって、前向きまたは後向きのそれぞれの使用形態に応じて、安全性および快適性の観点から最適な背もたれ部と座部との間の角度や配置を作り上げることは不可能である。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、新生児および乳児の時期から、幼児および学童の時期まで一貫して使用することが可能であって、乳幼児の年齢に応じたいずれの使用形態においても、乳幼児の安全性および快適性の観点から最適な座席の配置を実現することができる育児器具の座席構造を提供することである。
本発明に係る育児器具の座席構造は、座席ベース部と、第一連結軸および第二連結軸を介して後傾可能に座席ベース部に連結される背もたれ部とを備える。ここで、第一連結軸は、座席ベース部または背もたれ部のいずれか一方に取り付けられ、他方の部材には、第一連結軸を受け入れて第一連結軸の移動を案内する第一ガイド溝が形成される。また、第二連結軸は、座席ベース部または背もたれ部のいずれか一方に取り付けられ、他方の部材には、第二連結軸を受け入れて第二連結軸の移動を案内する第二ガイド溝が形成されている。
この構成によれば、背もたれ部が、第一および第二連結軸と、第一および第二ガイド溝を介して座席ベース部に係止され、且つ、第一および第二ガイド溝の延在方向に従って、背もたれ部を座席ベース部に対して相対移動させることが可能となる。これにより、第一および第二ガイド溝の配置を適宜設計することにより、背もたれ部の位置やリクライニング角度を任意に作り上げることができるため、前向きまたは後向き等の使用形態に応じて、安全性および快適性に好適な背もたれ部の配置を実現することが可能となる。
好ましくは、背もたれ部が、第一後傾位置から第二後傾位置へ傾倒すると、第一連結軸は、第一ガイド溝の一方端から他方端へと移動するように案内され、且つ、第二連結軸は、第二ガイド溝の一方端から他方端へと移動するように案内される。
この構成によれば、背もたれ部が第一後傾位置または第二後傾位置の位置にある場合においては、第一連結軸は、第一ガイド溝の端部に係止され、且つ、第二連結軸は、第二ガイド溝の端部に係止されることとなる。これにより、背もたれ部が第一後傾位置または第二後傾位置の位置にある場合に、連結軸とガイド溝壁面との接触面積をより大きくすることができるため、背もたれ部を座席ベース部に係止する強度を向上させることができる。したがって、衝突事故時におけるチャイルドシートの衝撃耐久性を向上させることができる。
好ましくは、第一ガイド溝は、上方側に張り出るように湾曲状に延在し、第二ガイド溝は、後方側に張り出るように湾曲状に延在するように設けられている。
この構成によれば、第一および第二連結軸は、第一および第二ガイド溝に沿って湾曲状に滑らかに移動する。したがって、背もたれ部を、第一後傾位置から第二後傾位置までより滑らかに傾倒させることが可能となる。
好ましくは、第一連結軸は、背もたれ部に取り付けられ、第一ガイド溝は、座席ベース部に形成されており、第二連結軸は、座席ベース部に取り付けられ、第二ガイド溝は、背もたれ部に形成されている。
さらに好ましくは、第一ガイド溝は、その後端から当該後端の前方下方側に位置する前端まで、上方側に張り出るように湾曲状に延在し、第二ガイド溝は、上端から下端まで後方側に張り出るように湾曲状に延在する。そして、背もたれ部が、第一後傾位置から第二後傾位置へ傾倒すると、第一連結軸は、第一ガイド溝の後端から前端へと移動するように案内され、且つ、第二連結軸は、第二ガイド溝の下端から上端へと移動するように案内される。
この構成によれば、背もたれ部を第一後傾位置から第二後傾位置へ傾倒させると、第一連結軸が、第一ガイド溝に沿って前方下方側に向けて移動する。すなわち、第一連結軸とともに背もたれ部が前方下方側に移動することとなる。それとともに、座席ベース部に取り付けられた第二連結軸および第二ガイド溝によって、背もたれ部の前方下方への移動を許容しつつ、背もたれ部が座席ベース部の所定の位置に係止される。これにより、背もたれ部は、第一後傾位置から第二後傾位置へ傾倒する際に、前方下方側へ移動しつつ、座席ベース部に対して後傾することとなる。したがって、第一後傾位置における背もたれ部の位置から背面側にずれ込むことなく、背もたれ部をリクライニングさせることが可能となる。
好ましくは、背もたれ部に第一連結軸を介して連結された座部をさらに備える。そして、座部と、座席ベース部とは、第三連結軸を介して連結されている。この第三連結軸は、座部または座席ベース部のいずれか一方に取り付けられ、他方の部材には、前後方向に延在し、第三連結軸を受け入れて第三連結軸の移動を案内する第三ガイド溝が形成されている。
さらに好ましくは、第三連結軸は、座部に取り付けられ、第三ガイド溝は、座席ベース部に形成されている。
この構成によれば、座部は、背もたれ部が前方下方側へ移動しつつ第一後傾位置から第二後傾位置に傾倒する動きに追随し、第三ガイド溝の延在方向に沿うように前方側へ移動する。すなわち、第三ガイド溝の位置および延在方向を適宜設計することにより、第一後傾位置および第二後傾位置における背もたれ部と座部との間の角度を最適化することが可能となる。したがって、前向きおよび後向きの使用形態において、最適な背もたれ部および座部の配置を作り上げることが可能となる。
好ましくは、座席ベース部には、第一ガイド溝の前端に連なって上方側に延び、第一連結軸の上方への移動を案内する第四ガイド溝がさらに設けられており、第一連結軸が第四ガイド溝の上端に移動すると、背もたれ部は最大後傾位置へ傾倒し、育児器具はベッド状態となる。
この構成によれば、第一連結軸を第一ガイド溝の後端から前端へ移動させ、次いで第一ガイド溝の前端から第四ガイド溝の上端にまで移動させる一連の動作によって、背もたれ部を第一後傾位置から第二後傾位置、次いで最大後傾位置へと段階的にリクライニングさせることができる。したがって、使用者は、容易な操作によって、前向き使用形態から後向き使用形態、そしてベッド形態へとチャイルドシートの形態を変更することができる。これにより、育児器具をベッド状態にして用いることが多い年齢の小さな新生児や乳児の時期から、育児器具を椅子状態にして用いることが多くなる幼児および学童の時期まで一貫して使用することが可能となる。
なお、第一連結軸が第四ガイド溝の下端から上端へと移動すると、第二連結軸は、第二ガイド溝の上端から下端へと移動するように案内される構成であってもよい。また、第四ガイド溝は、下端から上端まで前方側に張り出るように湾曲状に延在していてもよい。
好ましくは、育児器具は、自動車に適用されるチャイルドシートである。この構成によれば、新生児および乳児の時期から、幼児および学童の時期まで一貫して使用することが可能であって、前向き、後向き、およびベッド状態のいずれの使用形態においても、衝突事故時における乳幼児の安全を確保し、且つ、乳幼児を快適に着座させることができるチャイルドシートを実現することができる。
本発明によれば、背もたれ部が、第一および第二連結軸と、第一および第二ガイド溝を介して座席ベース部に係止され、且つ、第一および第二ガイド溝の延在方向に従って、背もたれ部を座席ベース部に対して相対移動させることが可能となる。これにより、第一および第二ガイド溝の配置を適宜設計することにより、背もたれ部の位置やリクライニング角度を任意に作り上げることができるため、前向きまたは後向き等の使用形態に応じて、安全性および快適性に好適な背もたれ部の配置を実現することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るチャイルドシートの全体斜視図である。 図1に示すチャイルドシートの分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る背もたれ部の全体斜視図である。 図3に示す背もたれ部を右側から見た側面図である。 図3に示す背もたれ部を上方から見た上面図である。 本発明の一実施形態に係る座席ベース部の全体斜視図である。 図6に示す座席ベース部を右側から見た側面図である。 図6に示す座席ベース部を左側から見た側面図である。 図6に示す座席ベース部を上方から見た上面図である。 本発明の一実施形態に係る座部の全体斜視図である。 図10に示す座部の正面図である。 図10に示す座部を右側から見た側面図である。 背もたれ部が第一後傾位置にある場合のチャイルドシートを右側から見た側面図である。 背もたれ部を第一後傾位置から第二後傾位置に傾倒させた場合のチャイルドシートを右側から見た側面図である。 背もたれ部を最大後傾位置に傾倒させた場合のチャイルドシートを右側から見た側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。なお、実際のチャイルドシートは、着座する乳幼児の安全性および快適性を確保するために、チャイルドシートの骨格を構成する硬質の芯部材の表面を、衝撃を吸収するための部材、たとえばウレタンフォームなどの柔軟性を有する部材によって覆っている。しかしながら以下の説明においては、理解の容易の観点から、これら衝撃吸収用の部材を図示せず、チャイルドシートの骨格を構成する芯部材のみを図示し、本発明の説明を行うものとする。
まず、図1および図2を用いて、本発明の一実施形態に係るチャイルドシート11の概略構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るチャイルドシート11の全体斜視図である。図2は、図1に示すチャイルドシート11の分解斜視図である。なお、以下の説明において前後、左右、上下方向は、チャイルドシート11に着座する乳幼児から見た方向を基準とする。
本発明の一実施形態に係るチャイルドシート11は、着座する乳幼児(図示せず)を下方から支持する座部12と、着座する乳幼児を背面から支持する背もたれ部13と、座部12および背もたれ部13を下方から支持する座席ベース部14とを備える。座部12は、第一連結軸15を介して背もたれ部13の下端に回動可能に連結されている。背もたれ部13は、第一連結軸15と、座席ベース部14に設けられた第二連結軸16を介して座席ベース部14に連結されている。具体的には、座席ベース部14には、上記第一連結軸15を受け入れる第一ガイド溝17および第四ガイド溝35が略V字状に連なるように形成されており、この第一ガイド溝17および第四ガイド溝35が、第一連結軸15を内部に受け入れて保持する。また、背もたれ部13には、上記第二連結軸16を受け入れる第二ガイド溝18が形成されており、この第二ガイド溝18が第二連結軸16を内部に受け入れて保持している。座部12は、座部12に設けられた第三連結軸19を介して座席ベース部14に連結されている。具体的には、座席ベース部14において、上記第一ガイド溝17の前方側に上記第三連結軸19を受け入れる第三ガイド溝20が形成されており、この第三ガイド溝20が第三連結軸19を内部に受け入れて保持する。このように、座部12、背もたれ部13、および座席ベース部14は、第一〜第三連結軸と、第一〜第四ガイド溝とを介して互いに連結されている。
次に、図3〜図5を用いて、本実施形態に係る背もたれ部13の構成について説明する。図3は、本実施形態に係る背もたれ部13の全体斜視図である。図4は、図3に示す背もたれ部13を右側から見た側面図である。図5は、図3に示す背もたれ部13を上方から見た上面図である。
図3〜図5を参照して、背もたれ部13は、上下方向に延在し、着座する乳幼児の背中と当接する背壁部21と、背壁部21の左右側端部から前方へ向けて延出する左右側壁部22、23とを有する。左右側壁部22、23は、背壁部21の下端から上端に亘って延在するように設けられている。また、背壁部21と左右側壁部22、23とは、着座する乳幼児の快適性向上のために、互いに滑らかに連続するように一体的に形成されている。背壁部21の下端部24には、左右方向に貫通する貫通孔25が設けられている。この貫通孔25に、上記第一連結軸15が挿通される。
左側壁部22の中央やや下方には、上下方向に湾曲状に延在する左側第二ガイド溝18aが設けられおり、右側壁部23の中央やや下方には、上下方向に湾曲状に延在する右側第二ガイド溝18bが設けられている。左側第二ガイド溝18aは、上端26から下端27まで、後方側、すなわち背もたれ部13の背面側に張り出る湾曲形状となるように設けられている。同様に、右側第二ガイド溝18bは、上端28から下端29まで、背もたれ部13の背面側に張り出る湾曲形状となるように、設けられている。本実施形態においては、左右の第二ガイド溝18a、18bは、互いに左右対称となるように左右側壁部22、23における同じ位置に設けられており、ともに左右側壁部22、23を貫通する貫通溝である。
次に、図6〜図9を用いて、本実施形態に係る座席ベース部14の構成について説明する。図6は、本実施形態に係る座席ベース部14の全体斜視図である。図7は、図6に示す座席ベース部14を右側から見た側面図である。図8は、図6に示す座席ベース部14を左側から見た側面図である。図9は、図6に示す座席ベース部14を上方から見た上面図である。
図6〜図9を参照して、座席ベース部14は、底壁部28と、底壁部28の左右側端部から上方に立ち上がる左右のアームレスト部29、30と、底壁部28の前端部から上方に立ち上がり、左アームレスト部29から右アームレスト部30に亘り延在する前壁部31と、底壁部28の後端部から上方に立ち上がり、左アームレスト部29から右アームレスト部30に亘り延在する後壁部32とを有する。
右アームレスト部30の中央下方側には、互いに略V字状に連なるように設けられた右側第一ガイド溝17bおよび右側第四ガイド溝35bが設けられている。より具体的には、右側第一ガイド溝17bは、後端33から、当該後端33の前方下方側に位置する前端34まで、上方側に張り出る湾曲形状となるように延在している。また、右側第四ガイド溝35bは、右側第一ガイド溝17bの前端34から、当該前端34の前方上方側に位置する上端36まで、前方側に張り出る湾曲形状となるように延在している。右側第一ガイド溝17bおよび右側第四ガイド溝35bは、同じ幅を有する貫通溝である。
右側第四ガイド溝35bの前方側には、前後方向に延在する右側第三ガイド溝20bが、さらに設けられている。右側第三ガイド溝20bは、後端38から、当該後端38の前方上方側に位置する前端39まで、略直線的に延在するように設けられている。また、右側第三ガイド溝20bの前端39には、当該前端39から上方側へ向けて凹むように切り欠き部37が設けられている。
右アームレスト部30の内壁面40には、座席ベース部14の内側方向、すなわち対向する左アームレスト部29側に向けて突出するように設けられた右側第二連結軸16bが、設けられている。より具体的には、右側第二連結軸16bは、右側第一ガイド溝17bの後端33の後方上方側に配置され、右アームレスト部30の内壁面40から左アームレスト部29側に向けて略水平に延在するように設けられた棒状部材である。
右アームレスト部30と同様に、左アームレスト部29の中央下方側には、互いに略V字状に連なるように設けられた左側第一ガイド溝17aおよび左側第四ガイド溝35aが設けられている。具体的には、左側第一ガイド溝17aは、後端41から、当該後端41の前方下方側に位置する前端42まで、上方側に張り出る湾曲形状となるように延在している。また、左側第四ガイド溝35aは、左側第一ガイド溝17aの前端42から、当該前端42の前方上方側に位置する上端43まで、前方側に張り出る湾曲形状となるように延在している。左側第一ガイド溝17aおよび左側第四ガイド溝35aは、同じ幅を有する貫通溝である。
左側第四ガイド溝35aの前方側には、前後方向に延在する左側第三ガイド溝20aが、さらに設けられている。左側第三ガイド溝20aは、後端44から、当該後端44の前方上方側に位置する前端45まで、略直線的に延在するように設けられている。また、左側第三ガイド溝20aの前端45には、当該前端45から上方側へ向けて凹むように切り欠き部46が設けられている。
左アームレスト部29の内壁面47には、対向する右アームレスト部30側に向けて突出するように設けられた左側第二連結軸16aが、設けられている。より具体的には、左側第二連結軸16aは、左側第一ガイド溝17aの後端41の後方上方側に配置され、左アームレスト部29の内壁面47から右アームレスト部30側に向けて略水平に延在するように設けられた棒状部材である。
なお、本実施形態においては、左右の第一ガイド溝17a、17b、左右の第三ガイド溝20a、20b、左右の第四ガイド溝35a、35b、および左右の第二連結軸16a、16bは、互いに左右対称となるように左右アームレスト部29、30における同じ位置に設けられている。
左右アームレスト部29、30は、図1に示すように、チャイルドシート11に組み立てられた場合に、背もたれ部13の左右側壁部22、23の外壁面と当接して重なるように、背もたれ部13の外方側に配置される。この構成により、着座する乳幼児の左右方向からの衝突に対し、座席ベース部14に設けられたアームレスト部と、背もたれ部13に設けられた側壁部との二重構造によって乳幼児を保護することが可能となる。したがって、背もたれ部13の形状および厚みや、左右アームレスト部29、30の形状、高さ、厚み等は、左右方向からの衝突に対する強度を考慮して適宜設定される。
次に、図10〜図12を用いて、本実施形態に係る座部12の構成について説明する。図10は、本実施形態に係る座部12の全体斜視図である。図11は、図10に示す座部12の正面図である。図12は、図10に示す座部12を右側から見た側面図である。
図10〜図12を参照して、座部12は、着座する乳幼児の臀部と下方から当接する底壁部48と、底壁部48の左右側端部から上方外方側に向けて立ち上がる左右の側壁部49、50とを有する。底壁部48と左右側壁部49、50とは、着座する乳幼児の快適性向上のために、互いに滑らかに連続するように一体的に形成されている。
底壁部48の下面51の左側端部には、下面51から下方へと突出する連結軸取り付け部52が設けられており、左側第三連結軸19aが、連結軸取り付け部52から外方側へ略水平に延在するように取り付けられている。同様に、下面51の右側端部には、下面51から下方へと突出する連結軸取り付け部53が設けられ、右側第三連結軸19bが、連結軸取り付け部53から外方側へ略水平に延在するように取り付けられている。なお、連結軸取り付け部52、53は、底壁部48の前後方向中央やや前方側に設けられ、底壁部48に一体的に形成されている。
底壁部48の右側端部の後端には、後方側に向けて突出する連結軸挿入部55が設けられている。そして、連結軸挿入部55の中央部には、後端60から前端61まで前後方向に略直線的に延在する貫通溝57が形成されている。同様に、底壁部48の左側端部の後端には、後方側に向けて突出する連結軸挿入部54が設けられ、連結軸挿入部54には、後端58から前端59まで前後方向に略直線的に延在する貫通溝56が、形成されている。
次に、図1〜図12を用いて、本実施形態に係るチャイルドシート11の組立構造について詳細に説明する。図1〜図12を参照して、背もたれ部13の下端部24に設けられた貫通孔25と、座部12の連結軸挿入部54、55に設けられた貫通溝56,57とが連通するように、背もたれ部13の下端部24が、連結軸挿入部54と連結軸挿入部55との間の空間に配置される。そして、第一連結軸15が、貫通孔25および貫通溝56、57を貫通するように挿通されている。こうして、座部12は、背もたれ部13の下端部24に第一連結軸15を介し、回動可能に連結される。
ここで、第一連結軸15は、座席ベース部14の左アームレスト部29の内壁面47と、右アームレスト部30の内壁面40との間の幅より長くなるように構成されている。そして、第一連結軸15の左側端部が、左アームレスト部29に略V字状に連なるように設けられている左側第一ガイド溝17aおよび左側第四ガイド溝35aに挿通され、保持される。同様に、第一連結軸15の右側端部が、右アームレスト部30に略V字状に連なるように設けられている右側第一ガイド溝17bおよび右側第四ガイド溝35bに挿通され、保持される。このようにして、背もたれ部13の下端部24と、座部12の後端部に相当する連結軸挿入部54、55とが、第一連結軸15を介して座席ベース部14に係止される。
座席ベース部14の左アームレスト部29の内壁面47に設けられた左側第二連結軸16aは、背もたれ部13の左側壁部22に設けられた左側第二ガイド溝18aに挿通される。それとともに、右アームレスト部30の内壁面40に設けられた右側第二連結軸16bが、背もたれ部13の右側壁部23に設けられた右側第二ガイド溝18bに挿通される。このようにして、背もたれ部13が、第二連結軸16および第二ガイド溝18を介し、座席ベース部14に係止される。すなわち、背もたれ部13は、上記のように、第一連結軸15および第二連結軸16の二つの軸を介し、座席ベース部14に係止されることとなる。
座部12の連結軸取り付け部52に取り付けられている左側第三連結軸19aは、座席ベース部14の左アームレスト部29に設けられた左側第三ガイド溝20aに挿通され、保持される。それとともに、座部12の連結軸取り付け部53に取り付けられている右側第三連結軸19bが、右アームレスト部30に設けられた右側第三ガイド溝20bに挿通され、保持される。このように、座部12は、第一連結軸15および第三連結軸19を介して座席ベース部14に係止されている。
上記のように、座部12と、背もたれ部13と、座席ベース部14とは、第一〜第三連結軸と、これらの連結軸を受け入れて保持する第一〜第四ガイド溝とを介して互いに連結され、組み立てられている。こうして、図1に示すチャイルドシート11が、構成される。
次に、図13〜図15を用いて、本実施形態に係るチャイルドシート11のリクライニング構造について説明する。図13は、背もたれ部13が第一後傾位置にある場合のチャイルドシート11を右側から見た側面図である。図14は、背もたれ部13を第一後傾位置から第二後傾位置に傾倒させた場合のチャイルドシート11を右側から見た側面図である。図15は、背もたれ部13を最大後傾位置に傾倒させた場合のチャイルドシート11を右側から見た側面図である。
図13〜図15を参照して、背もたれ部13が第一後傾位置にある場合においては、第一連結軸15は、左側第一ガイド溝17aおよび右側第一ガイド溝17bの後端33、41と当接するように配置されている。すなわち、背もたれ部13の下端部24、および座部12の後端部に相当する連結軸挿入部54、55も、座席ベース部14における後端33、41の位置に配置される。これとともに、座席ベース部14に設けられた左側第二連結軸16aは、背もたれ部13に設けられた左側第二ガイド溝18aの下端27と当接し、且つ、右側第二連結軸16bは、右側第二ガイド溝18bの下端29と当接するように配置されている。
この状態において、背もたれ部13のリクライニング角度は、座席ベース部14に設けられた連結軸16の位置と、第一ガイド溝17の後端33、41の位置とによって規定されることとなる。すなわち、第一後傾位置における背もたれ部13のリクライニング角度は、図13に示すように、連結軸16および後端33、41に当接する連結軸15によって画定される線62と、鉛直方向とのなす角度θとして近似的に表される。
また、座部12に設けられた左側第三連結軸19aは、座席ベース部14に設けられた左側第三ガイド溝20aの後端44と当接し、且つ、右側第三連結軸19bは、右側第三ガイド溝20bの後端38と当接するように配置されている。すなわち、座部12の背もたれ部13に対する角度は、第一ガイド溝17の後端33、41に対する第三ガイド溝20の後端38、44の位置によって規定される。
背もたれ部13を、図13に示す第一後傾位置から、図14に示す第二後傾位置へと後傾させると、第一連結軸15は、第一ガイド溝17の後端33、41から、第一ガイド溝17の延在方向に沿って前方下方側へと案内され、第一ガイド溝17の前端34、42の位置まで移動する。それとともに、座席ベース部14に設けられた左側第二連結軸16aは、背もたれ部13に設けられた左側第二ガイド溝18aの下端27から、左側第二ガイド溝18aによって案内されて上端26の位置まで相対的に移動し、且つ、右側第二連結軸16bは、右側第二ガイド溝18bの下端29から上端28の位置まで相対的に移動する。
この状態において、背もたれ部13のリクライニング角度は、座席ベース部14に設けられた連結軸16の位置と、第一ガイド溝17の前端34、42の位置とによって規定されることとなる。すなわち、第二後傾位置における背もたれ部13のリクライニング角度は、図14に示すように、連結軸16および前端34、42に位置する連結軸15によって画定される線63と、鉛直方向とのなす角度θとして近似的に表される。
また、座部12に設けられた左側第三連結軸19aは、座席ベース部14に設けられた左側第三ガイド溝20aの後端44から、左側第三ガイド溝20aによって案内されて前端45の位置まで移動し、且つ、右側第三連結軸19bは、右側第三ガイド溝20bの後端38から前端39の位置まで移動する。したがって、座部12は、背もたれ部13が前方下方側へ移動しつつ第一後傾位置から第二後傾位置に傾倒する動きに追随し、第三ガイド溝20の延在方向に従って前方側へと移動する。すなわち、座部12の背もたれ部13に対する角度は、第一ガイド溝17の前端34、42に対する第三ガイド溝20の前端39、45の位置によって規定されることとなる。
このように、本実施形態に係るチャイルドシート11においては、背もたれ部13が第一後傾位置から第二後傾位置まで傾倒する際に、背もたれ部13は、前方下方側に移動するとともに、図13に示すリクライニング角度θから、図14に示すリクライニング角度θまで傾倒する。この構成によれば、図14に示すように、第一後傾位置における背もたれ部13の位置(図14中の二点鎖線A)から、背面側に大きくずれ込むことなく、背もたれ部13をリクライニングさせることが可能となる。これにより、前向きおよび後向き双方の使用形態において、着座する乳幼児の安全性に配慮した背もたれ部13の配置を実現することができる。これについて以下に説明する。
チャイルドシートは、一般的に、自動車の座席シート上に載置され、シートベルトによって固定されて用いられる。ここで、自動車の座席シートは、使用者の座り心地等の観点から、車体前方に向けて盛り上がるような傾斜を有している。したがって、前向き使用形態から後向き使用形態に変更した場合、使用者は、必然的に、背もたれ部を背面側へと後傾させて後向き使用形態に適したリクライニング角度に調整する必要がある。この場合において、従来のチャイルドシートにおいては、前述したように、固定された一つの連結軸を中心として背もたれ部を回動させていたため、背もたれ部を背面側、すなわち車体前方側へ後傾させると、必然的に着座する乳幼児の頭部が車体前方側へ移動することとなっていた。
これに対して、本実施形態に係るチャイルドシート11においては、上記のように、ガイド溝の内部を相対的に移動する二つの連結軸15、16によって、背もたれ部13を、前方下方へと移動させるとともに後傾させることが可能な構成となっている。したがって、図14に示したように、第一後傾位置から第二後傾位置まで背もたれ部13をリクライニングさせても、背もたれ部13は、座席ベース部14から見て、背面側に大きくずれ込むことがない。したがって、チャイルドシート11を後向き使用形態に変更し、背もたれ部を後傾させる必要が生じた場合においても、着座する乳幼児の頭部の前後方向の位置をほぼ固定したまま、背もたれ部13を後傾させることが可能である。このように、後向き使用形態で背もたれ部を後傾させる場合においても、乳幼児の頭部をより車体後方側に近い位置に配置させることが可能となることから、本実施形態に係るチャイルドシート11は、前向きおよび後向き双方の使用形態において、衝突事故時における安全性に優れたチャイルドシートの座席構造を実現することができる。
また、本実施形態に係るチャイルドシート11においては、上記のように、背もたれ部13のリクライニング角度θ、θが、第一ガイド溝17、第二ガイド溝18、および第二連結軸16の配置によって規定され、且つ、背もたれ部13に対する座部12の角度が、第一ガイド溝17に対する第三ガイド溝20の配置によって規定されている。したがって、これらガイド溝の端部の位置や延在方向、および第二連結軸16の位置を適宜設計することにより、前向き使用形態に適した第一後傾角度、後向き使用形態に適した第二後傾角度、および、それぞれの後傾角度における背もたれ部13に対する座部12の角度を、安全性および着座する乳幼児の快適性の観点から最適となるように適宜作り上げることが可能である。
また、本実施形態においては、背もたれ部13が第一後傾位置にある場合、第一連結軸15が、左側第一ガイド溝17aの後端41および右側第一ガイド溝17bの後端33に当接する。そして、左側第二連結軸16aが、左側第二ガイド溝18aの下端27と当接し、且つ、右側第二連結軸16bが右側第二ガイド溝18bの下端29と当接している。さらに、背もたれ部13が第二後傾位置にある場合、第一連結軸15が、左側第一ガイド溝17aの前端42および右側第一ガイド溝17bの前端34に配置される。そして、左側第二連結軸16aが、左側第二ガイド溝18aの上端26と当接し、且つ、右側第二連結軸16bが右側第二ガイド溝18bの上端28と当接している。
この構成によれば、背もたれ部13が第一後傾位置および第二後傾位置の位置にある場合の双方において、第一連結軸15が、第一ガイド溝17の端部に係止され、且つ、第二連結軸16が、第二ガイド溝18の端部に係止されることとなる。これにより、背もたれ部13が第一後傾位置または第二後傾位置の位置にある場合に、連結軸とガイド溝壁面との接触面積をより大きくすることができるため、背もたれ部13を座席ベース部14に係止する強度を向上させることができる。したがって、衝突事故時におけるチャイルドシート11の衝撃耐久性を向上させることができる。
背もたれ部13を、図14に示す第二後傾位置から、図15に示す最大後傾位置へと後傾させると、第一連結軸15は、第一ガイド溝17の前端34、42から、第四ガイド溝35の延在方向に沿って上方側へと案内され、第四ガイド溝35の上端36、43の位置まで移動する。すなわち、背もたれ部13の下端部24が、上端36、43の位置にまで上方側へ持ち上げられる。それとともに、座席ベース部14に設けられた左側第二連結軸16aは、背もたれ部13に設けられた左側第二ガイド溝18aの上端26から下端27の位置まで相対的に移動し、且つ、右側第二連結軸16bは、右側第二ガイド溝18bの上端28から下端29の位置まで相対的に移動する。
この状態において、背もたれ部13のリクライニング角度は、座席ベース部14に設けられた連結軸16の位置と、第四ガイド溝35の上端36、43の位置とによって規定されることとなる。すなわち、最大後傾位置における背もたれ部13のリクライニング角度は、図15に示すように、連結軸16および上端36、43に当接する連結軸15によって画定される線64と、鉛直方向とのなす角度θとして近似的に表される。
座部12においては、その後端部に相当する連結軸挿入部54、55が、第一連結軸15の移動に追随して上方側へと持ち上げられる。このときに、連結軸挿入部54、55に設けられた貫通溝56、57の内部において、第一連結軸15の位置が、貫通溝56、57の後端58、60から前端59、61へと相対的に移動する。それとともに、座部12に設けられた左側第三連結軸19aは、座席ベース部14に設けられた左側第三ガイド溝20aの前端45から上方へと移動し、切り欠き部46に入り込み、且つ、右側第三連結軸19bは、右側第三ガイド溝20bの前端39から上方へと移動し、切り欠き部37に入り込む。これらの貫通溝56、57および切り欠き部37、46が、座部12の移動を許容するための「遊び」として機能することにより、座部12の移動が円滑に行われる。このようにして、座部12は、背もたれ部13の動きに追随して移動し、背もたれ部13が最大後傾位置に傾倒したときに略水平となるように配置される。この状態において、座部12の背もたれ部13に対する角度は、第四ガイド溝35の上端36、43に対する切り欠き部37、46の位置によって規定されることとなる。
このように、本実施形態に係るチャイルドシート11は、第一連結軸15を第一ガイド溝17の後端33、41から前端34、42へ移動させ、次いで第一ガイド溝17の前端34、42から第四ガイド溝35の上端36、43にまで移動させる一連の動作によって、背もたれ部13を第一後傾位置から第二後傾位置、次いで最大後傾位置へと段階的にリクライニングさせることができる。したがって、使用者は、上記のような容易な操作によって、前向き使用形態から後向き使用形態、そしてベッド形態へとチャイルドシート11の形態を変更することができる。これにより、本実施形態に係るチャイルドシート11は、チャイルドシートをベッド状態にして用いることが多い年齢の小さな新生児や乳児の時期から、チャイルドシートを椅子状態にして用いることが多くなる幼児や学童の時期まで一貫して使用することが可能となる。
また、本実施形態に係るチャイルドシート11においては、背もたれ部13が最大後傾位置にある場合のリクライニング角度θが、第四ガイド溝35、第二ガイド溝18、および第二連結軸16の配置によって規定され、且つ、背もたれ部13に対する座部12の角度が、第四ガイド溝35の上端36、43に対する第三ガイド溝20の配置によって規定される。したがって、これらガイド溝の端部の位置や延在方向、および第二連結軸16の位置を適宜設計することにより、ベッド状態に適した最大後傾角度、および、ベッド状態に適した背もたれ部13に対する座部12の角度を、安全性および着座する乳幼児の快適性の観点から最適となるように適宜作り上げることが可能である。すなわち、本実施形態に係るチャイルドシート11は、新生児および乳児の時期から、幼児および学童の時期まで一貫して使用可能であって、且つ、前向き、後向き、およびベッド状態のいずれの使用形態においても、衝突事故時における乳幼児の安全性、および乳幼児の快適性を向上させることができる。
また、本実施形態に係るチャイルドシート11においては、上記のように、背もたれ部13を第一後傾位置から第二後傾位置、次いで最大後傾位置へと段階的にリクライニングさせるのにともない、第一連結軸15自体が、前方下方へ移動し、次いで前方上方へと移動する。そして、それに追随するように、背もたれ部13および座部12も前方側へと段階的に移動することとなる。すなわち、本実施形態に係るチャイルドシート11は、椅子状態からベッド状態としたときに、背もたれ部13および座部12の位置がより前方側に移動していく構成となっている。これにより、ベッド状態における背もたれ部13および座部12の重心を座席ベース部14の中心位置に近づけることができるため、チャイルドシート11の重心をより安定させることが可能となる。
また、本実施形態に係るチャイルドシート11においては、背もたれ部13が第二後傾位置から最大後傾位置まで傾倒する際に、背もたれ部13は、第一連結軸15を回動の基準点として後傾するのではなく、座席ベース部14の比較的に高い位置に設けられている第二連結軸16を回動の基準点として後傾する構成となっている。すなわち、本実施形態に係るチャイルドシート11をベッド状態とした場合においては、背もたれ部13および座部12が、第二連結軸16の位置を基準として係止されることとなるため、背もたれ部13および座部12を比較的に高い位置に配置させることが可能となる。これにより、自動車車内においてチャイルドシート11をベッド状態とした場合に、背もたれ部13および座部12を自動車の左右のドアの内壁に設けられた取手部の上方に配置させることができるため、背もたれ部13および座部12と、ドアの取手部とが、干渉することを防ぐことができる。
また、本実施形態に係るチャイルドシート11においては、第一ガイド溝17、第二ガイド溝18、および第四ガイド溝35は、いずれも湾曲状に延在するように設けられている。この構成によれば、第一連結軸15および第二連結軸16は、第一ガイド溝17、第二ガイド溝18、および第四ガイド溝35内を、各ガイド溝の延在方向に沿って湾曲状に滑らかに移動することとなる。したがって、背もたれ部13を、第一後傾位置から第二後傾位置、次いで最大後傾位置まで、より滑らかに傾倒させることが可能となる。
なお、チャイルドシート11は、背もたれ部13が第一後傾位置、第二後傾位置、および最大後傾位置にあるときに、背もたれ部13を座席ベース部14に係止するためのロック機構をさらに備えていてもよい。例えばこのロック機構は、背もたれ部13の左右側壁部22、23に設けられた第一ロック貫通孔と、座席ベース部14の左右アームレスト部29、30において、背もたれ部13が第一後傾位置、第二後傾位置、および最大後傾位置のそれぞれの位置にあるときに上記第一ロック貫通孔と連通するように三箇所に設けられた第二ロック貫通孔と、背もたれ部13が第一後傾位置、第二後傾位置、最大後傾位置にあるときに、上記第一ロック貫通孔および上記第二ロック貫通孔を貫通するように挿通されるロックピンとから構成されていてもよい。この構成によれば、ロックピンによって背もたれ部13を第一後傾位置、第二後傾位置、および最大後傾位置に係止することができるため、衝突事故時におけるチャイルドシート11の衝撃耐久性をさらに向上させることができる。
なお、上記の実施形態においては、第一連結軸が背もたれ部の下端部に取り付けられ、第一ガイド溝が座席ベース部に設けられている場合について述べたが、これに限らず、第一連結軸または第一ガイド溝は、背もたれ部または座席ベース部のいずれに設けられていてもよい。また、上記の実施形態においては、第二連結軸が座席ベース部に設けられ、第二ガイド溝が背もたれ部に設けられている場合について述べたが、これに限らず、第二連結軸または第二ガイド溝は、背もたれ部または座席ベース部のいずれに設けられていてもよい。また、上記の実施形態においては、第三連結軸が座部に設けられ、第三ガイド溝が座席ベース部に設けられている場合について述べたが、これに限らず、第三連結軸または第三ガイド溝は、座部または座席ベース部のいずれに設けられていてもよい。
また、上記の実施形態においては、背もたれ部が第一後傾位置、第二後傾位置、および最大後傾位置にあるときに、第一〜第三連結軸のいずれもガイド溝の端部と当接するように配置される場合について述べたが、これに限らず、背もたれ部が第一後傾位置、第二後傾位置、および最大後傾位置にあるときにおいても、連結軸がガイド溝の端部と当接しない構成であってもよい。
また、上記の実施形態においては、第一ガイド溝が、後端から前端まで前方下方側に延在するように設けられていた場合について述べたが、これに限らず、後端から前方側に向けて延在してさえいればよい。すなわち、上記した本発明の効果を得るためには、背もたれ部を前方側へ移動させながら後傾させるように、第一、第二ガイド溝、および第二連結軸が設けられていればよい。
また、上記の実施形態においては、座部が背もたれ部に第一連結軸を介して連結され、且つ、第三連結軸を介して座席ベース部に連結されており、背もたれ部に追随するように座部も段階的に移動していく構成について述べたが、座部が背もたれ部と分離されて座席ベース部に取り付けられる構成であってもよい。背もたれ部のみが上記のように第一後傾位置から第二後傾位置に傾倒し、座部が他部材に固定されている構成であっても、上記した本発明の効果は得られるからである。
また、上記の実施形態においては、座席ベース部に第四ガイド溝が設けられ、チャイルドシートをベッド状態とすることが可能である場合について述べたが、これに限らず、第四ガイド溝を設けない構成、すなわち、チャイルドシートを前向きまたは後向きの椅子状態としてのみ用いる構成であってもよい。
また、上記の実施形態においては、本発明に係る座席構造をチャイルドシートに適用した場合について述べたが、これに限らず、乳母車やベビーチェア等といったリクライニング可能な座席構造を備える育児器具全般に有利に適用することが可能である。
以上、図面を参照して本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、図示した実施の形態のものに限定されない。図示した実施の形態に対して、本発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
本発明は、着座する乳幼児の安全性、快適性を向上させることができる育児器具の座席構造を提供するものであり、座席構造を備える育児器具全般に有利に利用される。
11 チャイルドシート、12 座部、13 背もたれ部、14 座席ベース部、15 第一連結軸、16 第二連結軸、16a 左側第二連結軸、16b 右側第二連結軸、17 第一ガイド溝、17a 左側第一ガイド溝、17b 右側第一ガイド溝、18 第二ガイド溝、18a 左側第二ガイド溝、18b 右側第二ガイド溝、19 第三連結軸、19a 左側第三連結軸、19b 右側第三連結軸、20 第三ガイド溝、20a 左側第三ガイド溝、20b 右側第三ガイド溝、21 背壁部、22,49 左側壁部、23,50 右側壁部、24 下端部、25 貫通孔、26,28,36,43 上端、27,29 下端、28,48 底壁部、29 左アームレスト部、30 右アームレスト部、31 前壁部、32 後壁部、33,38,41,44,58,60 後端、34,39,42,45,59,61 前端、35 第四ガイド溝、35a 左側第四ガイド溝、35b 右側第四ガイド溝、37,46 切り欠き部、40,47 内壁面、51 下面、52,53 連結軸取り付け部、54,55 連結軸挿入部、56,57 貫通溝、62,63,64 線。

Claims (11)

  1. 座席ベース部と、第一連結軸および第二連結軸を介して後傾可能に前記座席ベース部に連結される背もたれ部と、を備え、
    前記第一連結軸は、前記座席ベース部または前記背もたれ部のいずれか一方に取り付けられ、他方の部材には、前記第一連結軸を受け入れて前記第一連結軸の移動を案内する第一ガイド溝が形成され、
    前記第二連結軸は、前記座席ベース部または前記背もたれ部のいずれか一方に取り付けられ、他方の部材には、前記第二連結軸を受け入れて前記第二連結軸の移動を案内する第二ガイド溝が形成されている、育児器具の座席構造。
  2. 前記背もたれ部が、第一後傾位置から第二後傾位置へ傾倒すると、
    前記第一連結軸は、前記第一ガイド溝の一方端から他方端へと移動するように案内され、且つ、前記第二連結軸は、前記第二ガイド溝の一方端から他方端へと移動するように案内される、請求項1に記載の育児器具の座席構造。
  3. 前記第一ガイド溝は、上方側に張り出るように湾曲状に延在し、
    前記第二ガイド溝は、後方側に張り出るように湾曲状に延在する、請求項1または2に記載の育児器具の座席構造。
  4. 前記第一連結軸は、前記背もたれ部に取り付けられ、前記第一ガイド溝は、前記座席ベース部に形成されており、
    前記第二連結軸は、前記座席ベース部に取り付けられ、前記第二ガイド溝は、前記背もたれ部に形成されている、請求項1〜3のいずれかに記載の育児器具の座席構造。
  5. 前記第一ガイド溝は、その後端から当該後端の前方下方側に位置する前端まで、上方側に張り出るように湾曲状に延在し、
    前記第二ガイド溝は、上端から下端まで後方側に張り出るように湾曲状に延在し、
    前記背もたれ部が、前記第一後傾位置から前記第二後傾位置へ傾倒すると、
    前記第一連結軸は、前記第一ガイド溝の後端から前端へと移動するように案内され、且つ、前記第二連結軸は、前記第二ガイド溝の下端から上端へと移動するように案内される、請求項4に記載の育児器具の座席構造。
  6. 前記背もたれ部に前記第一連結軸を介して連結された座部をさらに備え、
    前記座部と、前記座席ベース部とは、第三連結軸を介して連結され、
    前記第三連結軸は、前記座部または前記座席ベース部のいずれか一方に取り付けられ、他方の部材には、前後方向に延在し、前記第三連結軸を受け入れて前記第三連結軸の移動を案内する第三ガイド溝が形成されている、請求項1〜5のいずれかに記載の育児器具の座席構造。
  7. 前記第三連結軸は、前記座部に取り付けられ、前記第三ガイド溝は、前記座席ベース部に形成されている、請求項6に記載の育児器具の座席構造。
  8. 前記座席ベース部には、前記第一ガイド溝の前端に連なって上方側に延び、前記第一連結軸の上方への移動を案内する第四ガイド溝がさらに設けられており、
    前記第一連結軸が前記第四ガイド溝の上端に移動すると、前記背もたれ部は最大後傾位置へ傾倒し、前記育児器具はベッド状態となる、請求項5に記載の育児器具の座席構造。
  9. 前記第一連結軸が前記第四ガイド溝の下端から上端へと移動すると、
    前記第二連結軸は、前記第二ガイド溝の上端から下端へと移動するように案内される、請求項8に記載の育児器具の座席構造。
  10. 前記第四ガイド溝は、下端から上端まで前方側に張り出るように湾曲状に延在する、請求項8または9に記載の育児器具の座席構造。
  11. 前記育児器具は、自動車に適用されるチャイルドシートである、請求項1〜10のいずれかに記載の育児器具の座席構造。
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