JP2012020034A - 加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】エネルギー損失の少ない高効率の加熱調理器を提供する。
【解決手段】食品を加熱する加熱室1と、加熱室1内にマイクロ波を供給するマグネトロン6と、加熱室1に食品5を載置する金属製の棒材で構成された焼き網4とを備え、焼き網4の棒材をトラック楕円で構成することにより、加熱室1内に棒材の端面が露出しないため、電界が集中することによる発熱がなくなりエネルギー損失の少ない高効率の加熱調理器を提供することができることを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】食品を加熱する加熱室1と、加熱室1内にマイクロ波を供給するマグネトロン6と、加熱室1に食品5を載置する金属製の棒材で構成された焼き網4とを備え、焼き網4の棒材をトラック楕円で構成することにより、加熱室1内に棒材の端面が露出しないため、電界が集中することによる発熱がなくなりエネルギー損失の少ない高効率の加熱調理器を提供することができることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、マイクロ波加熱とヒータ加熱とを兼用して非加熱物を加熱するマイクロ波兼ヒータ加熱調理器に関するものである。
従来、この種の加熱調理器はヒータ加熱時に非加熱物が焦げないように加熱室底面から浮かせるため、金属製の棒材を組み合わせて溶接された焼き網が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、前記従来の構成では、図4に示すように金属製の棒材を組み合わせて溶接された焼き網100が用いられていたため、各々の棒材の端面101a、101bが加熱室に露出し、マイクロ波加熱モード時は電界が棒材の端面101a、101bに集中して発熱しエネルギー損失となり、加熱調理器の加熱効率を落としていた。
また、端面が出ないように金属鋼板を打ち抜いて焼き網を構成することも考えられるが、打ち抜いた孔のエッジ部に電界が集中しやすくなるため発熱しエネルギー損失となってしまう。
また、焼き網自体をなくすことは直接底面へ非加熱部を置くことによる焦げ付きが起こるばかりでなく、肉を加熱した場合肉から出た脂が下に落ちない、非加熱物への網模様の焦げ色がなくなってしまうため視覚的な出来栄えを損ねてしまう等の問題がある。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、エネルギー損失の少ない高効率の加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、食品を加熱する加熱室と、前記加熱室内にマイクロ波を供給するマイクロ波発生手段と、前記加熱室に被加熱物を載置する金属製の棒材で構成された焼き網とを備え、前記焼き網の棒材をトラック楕円状に構成したものである。
これによって、加熱室内に棒材の端面が露出しないため、電界が集中することによる発熱がなくなりエネルギー損失の少ない高効率の加熱調理器を提供することができる。
本発明の加熱調理器は、加熱室内に棒材の端面が露出しないため、電界が集中することによる発熱がなくなりエネルギー損失の少ない高効率加熱調理を実現することができる。
第1の発明は、食品を加熱する加熱室と、前記加熱室内にマイクロ波を供給するマイクロ波発生手段と、前記加熱室に被加熱物を載置する金属製の棒材で構成された焼き網とを備え、前記焼き網の棒材をトラック楕円状に構成することにより、加熱室内に棒材の端面が露出しないため、電界が集中することによる発熱がなくなりエネルギー損失の少ない高効率の加熱調理器を提供することができる。
(実施の形態1)
図1は、本発明にかかる第1の実施の形態における加熱調理器の正面から見た断面図を示すものである。
図1は、本発明にかかる第1の実施の形態における加熱調理器の正面から見た断面図を示すものである。
図1において、鋼板の表面をホーロー塗装された加熱室1内に上ヒータ2と下ヒータ3が設けられ、ステンレスの棒材を組み合わせて溶接された焼き網4の上に載せられた食品5を上ヒータ2と下ヒータ3とで挟むように加熱する。加熱室1壁面の角はRを付けて曲げられており、底面は大きな円弧形状になっている。
なお、本実施の形態では壁面はホーロー塗装を行ったが、他の耐熱性のある塗装を行ってもよい。また、壁面材質としてはステンレス、PCM鋼板、焼き網4はめっき処理の鋼材等を用いることもできる。
加熱室1の右上方にはマイクロ波を発生するマグネトロン6が水平方向に設けられ、マイクロ波と上下のヒータの輻射熱や対流熱の少なくともいずれかを供給して食品を加熱処理することができるようになっている。
上ヒータ2にはその表面に接触するように上ヒータ熱電対7が設けられ、マグネトロン6からのマイクロ波の影響を受けないように金属管で覆われて上ヒータ2のヒータ温度検出手段を構成している。また、下ヒータ3の表面には下ヒータ熱電対8が同様に設けられてヒータ温度検出手段となっている。
加熱室1の壁面には庫内温度検出手段であるサーミスタ9が固定されており、上ヒータ熱電対7と下ヒータ熱電対8とサーミスタ9は制御手段10に電気的に接続され、それぞれの出力に基づき、上ヒータ2と下ヒータ3への通電を制御して加熱量を加減制御できるようになっている。
右方から見て約□70mmのマグネトロン6は水平方向にL字状に内部通路が構成された導波管14に接続され、加熱室1水平方向中央付近には電波撹拌手段としての回転アンテナ11がモータ18に接続されて設けられている。導波管14は円錐形のドーム15と給電口17を合わせて備えられている。
回転アンテナ11はアンテナ部11aと軸部11bで構成され、アンテナ部11aは金属製で厚さ1mmの約φ62の略円板になっており、円板の中心から約12mm偏心したところに軸部11bが設けられている。
軸部11bのモータ18側はフッ素樹脂、アンテナ部11a側は金属で構成され、金属部は導波管14内部に約11mm、ドーム15の給電口17を通じて加熱室1側に約15mm突出しており、給電口17との隙間は5mm以上確保されている。
なお、マグネトロン6、回転アンテナ11、導波管14、ドーム15、および給電口17は、加熱室1の上面に設けているが、これに限らず加熱室1底部、側面側に設けることもでき、設置向きもあらゆる方向に設定することができる。
ドーム15下端部には回転アンテナ11に汚れが付着しないように絶縁体のフック19で脱着可能なマイカ製のカバー16が設けられている。上ヒータ2は直接マイクロ波の影響を受けないようにするため、ドーム15下開口部の直下は避けて配置されている。なお、カバー16は低損失誘電材料であるマイカを用いたが、セラミックやガラスでも同様に構成できるものである。
焼き網の平面図2種類を図2に示す。図2(a)において、焼き網4の中央部の5つの棒材がトラック楕円上に接合されている。また、棒材の間隔は1/4λ以上となっている。
図2(b)において、焼き網4の中央部の棒材が一筆書き上に1本の棒材で構成されている。また、棒材の間隔は1/4λ以上となっている。なお、ここで使用しているマグネトロン6の発振周波数より1/4λは約3cmとなっている。また、焼き網4の棒材の数については加熱室1の大きさ、載置する食品によって適宜変わるものである。
加熱調理器の側面から見た要部断面図を図3に示す。図3において、焼き網4はレールA12とレールB13に挟まれるように配置されており、焼き網4が加熱室1外に引き出される途中で傾くことをレールB13が防いでおり、また焼き網4下部にはレールA12と接する半球部20を2箇所備えている。
以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
使用者によってマイクロ波加熱モードを選択されスイッチONされると、マグネトロン6からマイクロ波が放出され、マイクロ波は導波管14を通り、回転アンテナ11に照射され、モータ18によって回転する回転アンテナ11によってマイクロ波を加熱室1内に撹拌されながら供給される。加熱室1内に供給されたマイクロ波は食品5に吸収され、食品5は加熱させられる。
ヒータ加熱モードを選択されスイッチONされると、上ヒータ2および下ヒータ3が通電されて発熱し、加熱室1内を輻射熱が伝達され食品5を加熱する。
マイクロ波加熱モード時、焼き網4の棒材に端面が露出していると電界が集中して発熱するが、本実施の形態では棒材がトラック楕円もしくは一筆書きで構成され棒材の端面の露出がないもしくは少ないため、電界が集中することによる発熱が最小限となりエネルギー損失の少ない高効率の加熱調理器を提供することができる。
また、棒材の間隔を1/4λ以上にすることにより、マイクロ波が焼き網4の下部に回り込み食品5が下部からマイクロ波を吸収し高効率化を実現することができる。
また、半球部20がないとき棒材とレールA12が線接触となるが、厳密にはモノづくり上、棒材とレールA12は直線ではなく曲がっているためわずかな隙間が開く。このわずかな隙間に電界が集中しエネルギー損失となってしまう。
しかし、半球部20を設けることにより焼き網4はレールA12と片側2点、左右合わせて4点で点接触で接しているため、レールA12に対してわずかな隙間が開くことが少なく、電界の集中を防ぎ高効率化を実現することができる。
なお、本実施の形態では半球部20を片側二箇所、左右四箇所設けたが、食品5を載せたときの焼き網4のバランス向上のため半球部20を多少増やしてもほぼ同様の効果が得られるものである。
また、半球部20の代わりに絶縁体を焼き網4のレールA12および加熱室1壁面近接部に備えることによっても電界の集中を防ぎ高効率化を実現することができる。
また、レールA12とレールB13を互い違いに配置することによりレール同士間に起こる電界の集中を防ぎ高効率化を実現することができる。なお、本実施の形態ではレールA12およびレールB13は加熱室壁面と同じ鋼板で構成したが、焼き網4と近接している箇所を絶縁体で構成したり、ホーロー塗装の厚みを増したりすることにより、より電界の集中を防ぎエネルギー損失を減らすことができる。
また、加熱室1壁面の角にRを設けたり、底面を大きな円弧にすることにより壁面で反射したマイクロ波が食品5に向かいやすくなり、より効率の良い加熱を行うことができる。
以上のように本発明にかかる加熱調理器は、エネルギー損失の少ない高効率の加熱が可能となるので、マイクロ波機能を使用する調理器具としての電子レンジ、オーブン電子レンジ、電気オーブン、業務用の各種マイクロ波加熱、解凍装置であるとか、乾燥装置などの工業分野での加熱装置、陶芸加熱、焼結あるいは生体化学反応等の用途に適用できる。
1 加熱室
4 焼き網
5 食品
6 マグネトロン
4 焼き網
5 食品
6 マグネトロン
Claims (1)
- 食品を加熱する加熱室と、前記加熱室内にマイクロ波を供給するマイクロ波発生手段と、前記加熱室に被加熱物を載置する金属製の棒材で構成された焼き網とを備え、前記焼き網の棒材をトラック楕円状に構成した加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010161364A JP2012020034A (ja) | 2010-07-16 | 2010-07-16 | 加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010161364A JP2012020034A (ja) | 2010-07-16 | 2010-07-16 | 加熱調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012020034A true JP2012020034A (ja) | 2012-02-02 |
Family
ID=45774819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010161364A Pending JP2012020034A (ja) | 2010-07-16 | 2010-07-16 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012020034A (ja) |
-
2010
- 2010-07-16 JP JP2010161364A patent/JP2012020034A/ja active Pending
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