JP2012019138A - 太陽電池モジュール用裏面保護シート - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽電池モジュールの発電効率の向上に充分に寄与し、意匠性を有する太陽電池モジュール用裏面保護シートを提供する。
【解決手段】太陽電池モジュール用裏面保護シートが、粒径が0.5μm以上1.5μm以下の白色顔料を含む白色層と、近赤外線を透過する黒色材料を含む黒色層とを有する。粒径が0.8μm以上1.2μm以下の白色顔料の粒子が、全白色顔料の粒子中の80質量%以上であることが好ましい。また、黒色材料は、酸化鉄系の黒色顔料であることが好ましい。
【選択図】図2

Description

本発明は、太陽電池モジュール用裏面保護シートに関する。
近年、環境問題に対する意識の高まりから、クリーンなエネルギー源としての太陽電池が注目されている。一般に、太陽電池を構成する太陽電池モジュールは、受光面側から、透明前面基板、充填材、太陽電池素子、充填材及び裏面保護シートが順に積層された構成であり、太陽光が上記太陽電池素子に入射することにより発電する機能を有している。
上記太陽電池モジュールにおいては、通常、上記裏面保護シートを、白色顔料を含む材料を用いて形成した白色裏面保護シートとする。このようにすることで、上記透明前面基板から入射した光のうち太陽電池素子で吸収されず透過してきた光を反射し、再度太陽電池素子に光を吸収させることにより、太陽電池モジュールの発電効率を向上させることができる(特許文献1)。また、裏面保護シートを白色にすることは、意匠性の観点からも好ましいとされている。
しかし、太陽電池モジュールの発電効率向上に対する要求は、さらに強くなってきており、より発電効率向上に寄与する裏面保護シートが求められている。
また、太陽電池モジュールにおいては、意匠性の観点から最外層を黒色にしたものが求められる場合がある。この求めを満たすためには、裏面保護シートの裏面を黒色にする必要がある。黒色にするための方法としては、カーボンブラックを含む層を裏面に設ける方法が一般的である。
しかし、カーボンブラックは太陽光に含まれる近赤外線を吸収するため、使用時に太陽電池モジュールの温度を上昇させてしまい、その結果、太陽電池モジュールの発電効率は低下する。
そこで、赤外線反射特性を有する無機顔料を樹脂に練り込んだ層を用いた、太陽電池モジュールが開発されている(特許文献2)。しかし、赤外線反射特性が充分ではなく、赤外線反射率の更なる向上が求められているが、この求めを満たすのは困難である。
以上の通り、太陽電池モジュール用裏面保護シートには、意匠性を有すること、太陽電池モジュールの発電効率の向上に充分寄与することが求められるが、上記の通り、意匠性の観点から開発を進めると発電効率が低下する等の問題が生じる。このため、発電効率の向上に充分に寄与し、意匠性を有する太陽電池モジュール用裏面保護シートの開発は、困難である。
特開2007−177136号公報 特開2007−103813号公報
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、太陽電池モジュールの発電効率の向上に充分に寄与し、意匠性を有する太陽電池モジュール用裏面保護シートを提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた。その結果、太陽電池モジュール用裏面保護シートが、粒径が0.5μm以上1.5μm以下の白色顔料を含む白色層と、近赤外線を透過する黒色材料を含む黒色層と、を有することで、上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。より具体的には、本発明は、以下のものを提供する。
(1) 粒径が0.5μm以上1.5μm以下の白色顔料を含む白色層と、波長750nm以上1500nm以下の近赤外線を透過する黒色材料を含む黒色層と、を有する太陽電池モジュール用裏面保護シート。
(2) 粒径が0.8μm以上1.2μm以下の前記白色顔料の粒子が、全白色顔料の粒子中の80質量%以上である(1)に記載の太陽電池モジュール用裏面保護シート。
(3) 前記黒色材料は、酸化鉄系の黒色顔料である(1)又は(2)に記載の太陽電池モジュール用裏面保護シート。
(4) 前記白色層は、基材フィルム上に前記白色顔料をコーティングしたコート層である(1)から(3)のいずれかに太陽電池モジュール用裏面保護シート。
(5) 前記黒色層は、黒色接着剤層である(1)から(4)のいずれかに記載の太陽電池モジュール用裏面保護シート。
(6) (1)から(5)いずれか記載の太陽電池モジュール用裏面保護シートを積層してなる太陽電池モジュール。
本発明によれば、近赤外線を透過する黒色材料を用いるため、黒色層が太陽光を吸収し、太陽電池モジュールを高温にすることは無い。また、粒径が0.5μm以上1.5μm以下の白色顔料を含む白色層では、効率良く近赤外線を反射させることができるため、本発明の太陽電池モジュール用裏面保護シートは、太陽電池モジュールの発電効率の向上に充分寄与する。
太陽電池モジュ−ルについて、その層構成の一例を例示する断面の模式図である。 裏面保護シート6の断面を模式的に示す図であり、(a)は、白色層上に黒色層が形成された裏面保護シートを示す図であり、(b)は、黒色層上に白色層が形成された裏面保護シートを示す図である。 実施例1及び比較例1の裏面保護シートの波長250nmから2600nmの光の反射率(%)を示す図である。 評価例1及び評価例2のシートの波長250nmから2600nmの光の反射率(%)を示す図である。
以下、本発明の太陽電池モジュール用裏面保護シート(本明細書において、単に「裏面保護シート」という場合がある。)について詳細に説明する。本発明は以下に記載される実施形態に限定されるものではない。
先ず、本発明の太陽電池モジュール用裏面保護シートが使用される太陽電池モジュールについて説明する。図1は、太陽電池モジュ−ルについて、その層構成の一例を例示する断面の模式図である。太陽電池を構成する太陽電池モジュール1は、図1に示すように入射光7の受光面側から、透明前面基板2、前面充填材層3、太陽電池素子4、背面充填材層5、裏面保護シート6が順に積層された構成である。これらを順次積層し、次いで真空吸引等により一体化して加熱圧着するラミネ−ション法等の通常の成形法を利用し、上記の各層を一体成形体として加熱圧着成形して、太陽電池モジュ−ル1を製造することができる。
裏面保護シート6は、本発明の太陽電池モジュール用裏面保護シートにあたる。本発明の裏面保護シートは、白色層と黒色層とを有する。本発明の裏面保護シートを、図2を用いて説明する。図2には裏面保護シート6の断面が模式的に示され、(a)は、白色層60上に黒色層61が形成された裏面保護シート6を示す図であり、(b)は、黒色層61上に白色層60が形成された裏面保護シート6を示す図である。
本発明の裏面保護シート6は、図2に示されるような、白色層60と黒色層61とからなるものに限定されず、白色層60上、黒色層61上、白色層60と黒色層61との間に他の層を設けてもよい。以下の説明では、先ず、白色層60、黒色層61からなる裏面保護シートを例に、本発明の裏面保護シートについて説明し、次いで、他の層について説明する。
先ず、図2に示すような、白色層60、黒色層61からなる裏面保護シートを例に、本発明の裏面保護シートを説明する。最初に、図2(a)、(b)に示す裏面保護シートの概要をそれぞれ説明し、続いて、各層の詳細について説明する。
図2(a)に示すような裏面保護シート6の場合、黒色層61側から、太陽電池素子に吸収されなかった太陽光が入射する。入射光に含まれる近赤外線の多くは、黒色層61を透過するため、白色層60まで到達する。白色層60まで到達した近赤外線の多くは、黒色層61に戻るように反射される。反射した近赤外線は、黒色層61を透過し、さらに反射して太陽電池素子に吸収される。
図2(a)に示すような裏面保護シート6の場合、黒色層61が近赤外線を吸収しないため、黒色層での近赤外線吸収による太陽電池モジュールの温度上昇が抑制される。この結果、太陽電池モジュールの温度上昇による発電効率低下を防ぐことができる。
また、図2(a)に示すような裏面保護シート6の場合、白色層60には、粒径が0.5μm以上1.5μm以下の白色顔料が含まれる。このため、近赤外線の反射効率が高まり、太陽電池素子に吸収される近赤外線量が増大する。この結果、太陽電池モジュールの発電効率を向上させることができる。
また、図2(a)に示すような裏面保護シートの場合、裏面が白色のため、太陽電池モジュールとして裏面が白色になり、意匠性が向上する。
図2(b)に示すような裏面保護シート6の場合、太陽電池素子に吸収されなかった太陽光が白色層に到達する。白色層に到達した太陽光は反射を繰り返し、太陽電池素子に吸収される。
本発明では、粒径が0.5μm以上1.5μm以下の白色顔料を用いるため、太陽光に含まれる近赤外線を効率良く反射する。また、他の波長域(可視光)の光についても、従来の白色顔料と同程度反射する。この結果、従来の裏面保護シートを使用する場合と比較して、本願の裏面保護シートを使用すれば、太陽電池モジュールの発電効率をより高めることができる。
ところで、太陽電池モジュールが屋根に設置される場合、屋根と太陽電池モジュールの裏面との間には一定の空間が存在する。したがって、太陽電池モジュールの裏面にも太陽光があたる。図2(b)に示すような裏面保護シート6の場合、黒色層61に入射した太陽光に含まれる近赤外線は、黒色層61を透過して白色層60に到達する。白色層60に到達した近赤外線は、反射し、黒色層61を透過して、太陽電池モジュールの外部に出る。このように、黒色層61が近赤外線を吸収しないことから、太陽電池モジュールの温度が上昇することが抑えられ、太陽電池モジュールの発電効率の低下を抑えることができる。
以上の通り、本発明の裏面保護シートであれば、裏面が黒色の太陽電池モジュールであっても、裏面が白色の太陽電池モジュールであっても、太陽電池モジュールの発電効率の向上に大きく寄与する。即ち、本発明の裏面保護シートは、太陽電池モジュールの発電効率の向上に大きく寄与し、意匠性を有する太陽電池モジュール用裏面保護シートである。
次いで、白色層、黒色層について、さらに詳細に説明する。
<白色層>
白色層は、粒径が0.5μm以上1.5μm以下の白色顔料を含む。先ず、白色顔料について説明する。
白色顔料の粒径が上記の範囲にあれば、上述の通り、白色層は近赤外線を効率よく反射するため、上記白色顔料は太陽電池モジュールの発電効率向上に寄与する。白色顔料の粒径は0.8μm以上1.2μm以下であることがより好ましい。
粒径は、日本電子社製の透過型電子顕微鏡(JEM−1230)を用いて白色顔料の一次粒子径を写真に撮影した後、その画像をマウンテック社製の画像解析式粒度分布測定ソフトウェア(MAC−View Ver.3)にて統計処理を行い算出して得られる値を採用する。粒径の算出にあたっては体積基準の円相当径を採用する。
本発明においては、粒径が0.8μm以上1.2μm以下の白色顔料の粒子が、全白色顔料の粒子中の80質量%以上であることが好ましい。白色層の近赤外線反射効果が高まるからである。
近赤外線を効率よく反射とは、例えば、およそ750nm以上2200nm以下の波長領域において、積分反射率が85%以上である機能を意味する。
なお、750nm以下の波長の光を効率よく反射するために、粒径が0.2μm以上0.6μm以下の白色顔料の粒子が、全白色顔料の粒子中の60質量%以上である白色顔料を、全白色顔料中に10質量%以上20質量%以下含有することが好ましい。
粒径が0.5μm以上1.5μm以下の白色顔料の代表例は酸化チタンであり、本発明においても、白色顔料として、酸化チタンを用いることが好ましい。ここで、酸化チタンには表面処理された酸化チタンも含まれる。例えば、酸化チタンの場合、その製造は、以下のようにして行うことができる。
含水酸化チタンを原料とし、そこに酸化チタン分に対して酸化アルミニウム換算で0.1質量%以上0.5質量%以下のアルミニウム化合物と炭酸カリウム換算で0.1質量%以上0.5質量%以下のカリウム化合物、及び、酸化亜鉛換算で0.2質量%以上1.0質量%以下の亜鉛化合物を添加し、乾燥、焙焼することによって製造することができる。以下、上記の製造に用いる各材料について、簡単に説明し、より具体的な製造方法について説明する。
原料として使用される含水酸化チタンは、イルメナイトやルチル等のチタン含有鉱石を硫酸や塩酸で処理して不純物を除去した後に、水を加えたり酸化したりすることによって形成させることができる。また、チタンアルコキシドの加水分解によっても形成させることができる。本発明では、酸化チタンの工業的製法として知られている硫酸法において中間生成物として取り出されるメタチタン酸が好ましい。
含水酸化チタンに添加するアルミニウム化合物の種類については、最終的に得られる酸化チタンの、本発明が目的としている特性に悪影響をもたらさない化合物であれば、何ら制限はないが、酸化物や含水酸化物以外では、水溶性の化合物であることが好ましい。具体的には、硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム等が好ましい。アルミニウム化合物の添加量については酸化チタン分に対し酸化アルミニウム換算で0.1質量%以上0.5質量%以下が好ましい。
含水酸化チタンに添加するカリウム化合物の種類についても、アルミニウム化合物の場合と同様何ら制限はないが、具体的には水酸化カリウム、塩化カリウム等が好ましい。カリウム化合物の添加量については酸化チタン分に対し炭酸カリウム換算で0.2質量%以上0.5質量%以下が好ましい。カリウム化合物の不存在下及び痕跡量の存在下では、粒子同士の溶融が激しくなって、一次粒子径まで分散することが困難になるため、近赤外線を反射し難くなる。逆に過剰に添加すると、焙焼によって得られる酸化チタン粒子の形状が棒状となってしまい、近赤外線反射効果が低下する。また、最適な粒子径でのルチル化率が低下する。
含水酸化チタンに添加する亜鉛化合物の種類についても、上記の他の金属成分と同様、何ら制約はないが、具体的には酸化亜鉛、硫酸亜鉛、塩化亜鉛等が好ましい。亜鉛化合物の添加量については、酸化チタン分に対し酸化亜鉛換算で0.2質量%以上1.0質量%以下が好ましい。亜鉛化合物の不存在下及び痕跡量の存在下では、焙焼後の酸化チタン粒子の形状が棒状となるため、近赤外線反射効果が低下する。また、粒子成長に高い焙焼温度が必要となり、結果として粒子同士の溶融が激しくなって、一次粒子径まで分散することが困難になるため、近赤外線反射効果が低下する。なお、亜鉛化合物は容易に酸化チタンと反応しチタン酸亜鉛を生成する。チタン酸亜鉛は酸化チタンと比べ屈折率が低い。そのため、亜鉛量が増えていくと、赤外線反射効果は低下していくので、過剰の添加量は好ましくない。
具体的には、例えば、以下のようにして、粒径が0.5μm以上1.5μm以下の酸化チタンを製造することができる。
上記金属成分の含水酸化チタンへの添加方法としては、乾式による物理混合、スラリー中への湿式混合等があるが、添加金属成分が酸化チタン粒子の各々に充分分散できるように、湿式分散を行った方が好ましい。特に工業的製造における中間生成物として得られる、不純物除去を行った後の含水酸化チタンケーキを、必要に応じ水等の媒体中に分散し、そこへ上記添加成分を含有する化合物を加えて、充分に攪拌すればよい。
上述した、アルミニウム、カリウム、亜鉛の金属成分を、含水酸化チタンに混合した後、乾燥機にて乾燥する。この際、酸化チタン(TiO)分が全質量の50%以上65%以下となるように乾燥する。
上記含水酸化チタンの乾燥後、焙焼するにあたっては、顔料用酸化チタンを通常に焙焼する程度の温度範囲である、900℃以上1100℃以下の焙焼温度で処理を行う。この温度領域から低温側にシフトした場合は、一次粒子径が十分に成長せず、所望とする近赤外線反射効果の低下を招くことになる。逆に高温側にシフトした場合は、粒子同士の過剰な焼結が起こってしまい、粉砕性が低下して結果的に近赤外線反射効果の低下を招くことになる。
次いで、白色層の製造方法について説明する。例えば、基材フィルム上に白色顔料を含むコート層を形成する方法、基材フィルム中に白色顔料を練り込む方法が挙げられる。以下、これらの方法について説明する。なお、基材フィルムとしては、特開2007−306006号公報に記載のものと同様のものを使用できる。
基材フィルム上に白色顔料を含むコート層(塗布膜や印刷膜)を形成する方法について説明する。この方法では、先ず、通常の塗料用ないしインキ用ビヒクルを主成分とし、これに、白色顔料を添加し、さらに、必要ならば、紫外線吸収剤、可塑剤、光安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、架橋剤、硬化剤、充填剤、滑剤、強化剤、補強剤、難燃剤、耐炎剤、発泡剤、防カビ剤、顔料・染料等の着色剤、その他等の添加剤の1種ないし2種以上を任意に添加し、更に、要すれば、溶剤、希釈剤等を添加し、充分に混練して塗料ないしインキ組成物を調製する。上記で調製した塗料ないしインキ組成物を使用し、これを、基材フィルムの表面に、通常のコ−ティング法あるいは印刷法等を用いて塗布ないし印刷し、その塗布膜あるいは印刷膜を形成して、その表面に白色顔料を含む塗布膜あるいは印刷膜を有する基材フィルムを製造するものである。
コート層を形成する場合、例えば以下の方法で形成することが好ましい。
先ず、固形分比が20%以上50%以下のインキ組成物を調製する。ここで、全固形分に対して、白色顔料を10質量%以上70質量%以下配合する。
次いで、このインキ組成物を基材フィルム上に塗布する。塗布量は5g/m以上40g/m以下にする。
基材フィルム中に白色顔料を練り込む方法について説明する。この方法では、先ず、基材フィルムを構成する熱可塑性樹脂を主成分とし、これに、白色顔料を添加し、更に、必要ならば、紫外線吸収剤、可塑剤、光安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、架橋剤、硬化剤、充填剤、滑剤、強化剤、補強剤、難燃剤、耐炎剤、発泡剤、防カビ剤、顔料・染料等の着色剤、その他等の添加剤の1種ないし2種以上を任意に添加し、更に、要すれば、溶剤、希釈剤等を添加し、十分に混練して熱可塑性樹脂組成物を調製する。上記で調製した熱可塑性樹脂組成物を使用し、例えば、押し出し機、Tダイ押出機、キャスト成形機、インフレーション成形機等を使用し、押し出し法、Tダイ法、キャスト成形法、インフレーション法、その他等のフィルム成形法により、フィルムないしシートを製造し、更に、要すれば、例えば、テンター方式、あるいは、チューブラー方式等を利用して1軸ないし2軸方向に延伸して、白色顔料を練り込み加工してなるフィルムないしシートを製造するものである。
上記のような白色顔料を練り込む方法の場合、白色層中の白色顔料の含有量は、特に限定されないが、白色層中に10質量%以上70質量%以下であることが好ましい。10質量%以上であれば必要な反射性が確保されるという理由で好ましく、70質量%以下であればより良く分散されるという理由で好ましい。
<黒色層>
黒色層は、近赤外線を透過する黒色材料を含む黒色の層である。上述の通り、黒色層が近赤外線を吸収しないため、外観の色が黒でありながら、近赤外線の吸収による太陽電池モジュールの温度上昇を抑えることができる。その結果、太陽電池モジュールの発電効率の低下が抑えられる。
近赤外線とは、赤外線領域の内、もっとも可視領域に近い領域であるがその詳しい波長域は文献によっても値が様々である。本発明における近赤外線とは750nm以上2200nm以下の波長域の電磁波を指す。その内、特に蓄熱を促進する波長は1000nm以上1500nm以下である。
上記黒色材料は、可視光線を吸収し、近赤外線を透過する機能を有する。その結果、黒色層は、可視光線を吸収し、近赤外線を透過する。したがって、黒色材料には、波長1000nm以上、好ましくは750nm以上の光線を透過する特性を有する黒色材料を使用する。なお、「波長1000nm以上の光線を透過する」とは、黒色層において波長1000nm以上の光線を15%以上透過、好ましくは50%以上透過、更に好ましくは750nm以上の光線を50%以上透過及び1000nm以上の光線を80%以上透過することを意味する。また、可視光線、紫外線の透過率は黒色に着色されている範疇にあれば特に規定されない。
黒色材料の具体例としては、黒色顔料が挙げられる。黒色顔料の使用は耐久性等の観点から好ましい。黒色顔料としては、熱可塑性樹脂の着色に使用されている公知の有機、無機顔料が使用できる。有機顔料としてはピロール系、キナクリドン系、アゾ系、ペリレン系、ジオキサン系、イソインドリノン系、インダスレン系、キノフタロン系、ペリノン系、フタロシアニン系等が挙げられる。無機顔料としては酸化鉄、カドミウムレッド、チタンイエロー、カドミウムイエロー、群青、紺青、コバルトブルー、コバルトグリーン、セルリアンブルー等が挙げられる。
次いで、黒色層の製造方法について説明する。例えば、基材フィルム上に黒色材料を含む接着剤層を形成する方法、基材フィルム上に黒色材料を含むコート層を形成する方法、基材フィルム中に黒色材料を練り込む方法が挙げられる。
基材フィルム上に黒色材料を含むコート層を形成する方法については、上述の白色層の製造において、白色顔料を黒色材料に変更した方法にあたるため説明を省略する。
なお、黒色のコート層を形成する場合、例えば以下の方法で形成することが好ましい。
先ず、固形分比が10%以上80%以下のインキ組成物を調製する。ここで、全固形分に対して、黒色材料を10質量%以上80質量%以下配合する。また、より高い隠蔽性を付与する目的で、白色顔料を全固形分に対して5質量%以上10質量%以下配合してもよい。
次いで、このインキ組成物を基材フィルム上に塗布する。塗布量は3g/m以上10g/m以下にする。
基材フィルム中に黒色材料を練り込む方法については、上述の白色層の製造において、白色顔料を黒色材料に変更した方法にあたるため説明を省略する。
なお、上記のような黒色材料を練り込む方法の場合、黒色層中の黒色材料の含有量は、特に限定されないが、黒色層中に10質量%以上150質量%以下であることが好ましい。10質量%以上であれば必要な黒味が確保されるという理由で好ましく、150質量%以下であれば効率よく分散されるという理由で好ましい。
基材フィルム上に黒色材料を含む接着剤層を形成する方法では、接着剤層が黒色層になる。接着剤としては、例えば、ポリ酢酸ビニル系接着剤、アクリル酸のエチル、ブチル、2−エチルヘキシルエステル等のホモポリマー、あるいは、これらとメタクリル酸メチル、アクリロニトリル、スチレン等との共重合体等からなるポリアクリル酸エステル系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、エチレンと酢酸ビニル、アクリル酸エチル、アクリル酸、メタクリル酸等のモノマーとの共重合体等からなるエチレン共重合体系接着剤、ポリエチレン系樹脂あるいはポリプロピレン系樹脂等からなるポリオレフィン系接着剤、セルロース系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、ポリイミド系接着剤、尿素樹脂又はメラミン樹脂等からなるアミノ樹脂系接着剤、フェノール樹脂系接着剤、エポキシ系接着剤、ポリウレタン系接着剤、反応型(メタ)アクリル系接着剤、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、スチレン−ブタジエンゴム、スチレン−イソプレンゴム等からなるゴム系接着剤、シリコ−ン系接着剤、アルカリ金属シリケート、低融点ガラス等からなる無機系接着剤、その他等の接着剤(耐久性接着剤に準ずる樹脂)を使用することができる。上記の接着剤に黒色材料を含有させた組成物は、水性型、溶液型、エマルジョン型、分散型等のいずれの組成物形態でもよく、また、その性状は、フィルム・シート状、粉末状、固形状等のいずれの形態でもよく、さらに、接着機構については、化学反応型、溶剤揮発型、熱溶融型、熱圧型等のいずれの形態でもよいものである。上記の組成物は、例えば、ロールコート法、グラビアロールコート法、キスコート法、その他等のコート法、あるいは、印刷法等によって、基材フィルム上に塗布することができる。
なお、黒色接着剤層を形成する場合、例えば以下の方法で形成することが好ましい。
先ず、固形分比が10%以上60%以下の組成物を調製する。ここで、全固形分に対して、黒色材料を10質量%以上50質量%以下、接着剤を50質量%以上90質量%以下配合する。
次いで、この組成物を白色層上に塗布する。塗布量は3g/m以上7g/m以下にする。
<その他の層>
本発明の裏面保護シートには、本発明の効果を害さない範囲で、白色層上、黒色層上、白色層と黒色層との間に他の層を設けてもよい。例えば、上記の白色層、黒色層の製造において、基材フィルム上に白色層、黒色層をコーティングする場合や、黒色層の製造において、基材フィルム上に黒色接着剤層を形成する場合には、他の層として基材フィルムが必要になる。
また、その他の層としては、ポリオレフィン樹脂層を、充填剤と接触する面に設けることが好ましい。このポリオレフィン層を設けることは、エチレン−酢酸ビニルアルコール共重合体樹脂(EVA樹脂)を使用した充填剤、ポリエチレン等のポリオレフィンを使用した充填剤と、裏面保護シートとの密着性を向上させる観点から好ましい。ポリオレフィン樹脂としては、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等が挙げられる。
<太陽電池モジュール用裏面保護シートの製造方法>
最後に、本発明の太陽電池モジュール用裏面保護シートの製造方法について説明する。本発明の太陽電池モジュール用裏面保護シートの製造方法は、特に限定されるものではなく、例えば、各層の間に接着剤層を設けて、ドライラミネート加工により製造することができる。なお、上記黒色接着剤層は、裏面保護シートを製造するための接着剤層の機能も有する。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
以下に示す方法で、基材フィルム上に形成された白色層と、黒色層とが順次積層した三層構造の太陽電池モジュール用裏面保護シートを作製した。
[白色層]
白色顔料(テイカ株式会社製、「JR−1000」、粒径1μm、粒径が0.8μm以上1.2μm以下の白色顔料の粒子が、全白色顔料の粒子中の80質量%)を90質量%、白色顔料(粒径が0.2μm以上0.6μm以下の白色顔料の粒子が、全白色顔料の粒子中の60質量%)を10質量%を混合してなる組成物を調製した。
グラビアコート法により、上記組成物を、厚み30μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に塗布(塗布量は90g/m)し、膜厚40μm(乾燥状態)の白色層を形成した。
[黒色層]
黒色顔料として酸化鉄系無機フィラーを40質量%、以下、耐久性接着剤に準ずる樹脂を主成分とする接着剤を60質量%を混合してなる黒色層形成用の組成物を調製した。
[裏面保護シートの製造]
グラビアコート法により、上記黒色層形成用の組成物を、白色層上に塗布(塗布量は15g/m)し、厚み7μm(乾燥状態)の黒色層を形成した。
<比較例1>
以下に示す方法で、白色層と、黒色層とが順次積層した二層構造の太陽電池モジュール用裏面保護シートを作製した。
[白色層]
50μmの酸化チタン添加白色PETフィルム(東レ株式会社製、「ルミラー」)を白色層とした。なお、この白色層に含まれる酸化チタンの粒径は0.3μmである。
[黒色層]
実施例1と同様の、黒色層形成用の組成物を調製した。
[裏面保護シートの製造]
グラビアコート法により、上記黒色層形成用の組成物を、上記白色PETフィルム上に塗布し、厚み7μm(乾燥状態)の黒色層を形成した。
<評価1>
分光光度計(株式会社日立ハイテクノロジーズ製、「U−4100」)を用いて、実施例1及び比較例1の裏面保護シートの黒色層側から光を入射したときの、波長250nmから2600nmの光の反射率(%)を評価した。評価結果を図3に示した。
図3から本発明の裏面保護シートは、近赤外線の反射率が高いことが確認された。この結果は、本発明の裏面保護シートを用いて太陽電池モジュールを作製した場合に、白色層での近赤外線の反射によって、太陽電池モジュールの発電効率が向上することを意味する。
<評価2>
分光光度計(株式会社日立ハイテクノロジーズ製、「U−4100」)を用いて、実施例1の基材フィルム上に形成された白色層(評価例1)、比較例1の酸化チタン添加白色PETフィルム(評価例2)について、評価例1においては白色層側からから光を入射したときの、波長250nmから2600nmの光の反射率(%)を評価した。評価結果を図4に示した。
380nmから750nmの光の反射率は、評価例1の方が評価例2よりもやや小さい。一方、750nm以上の波長の光の反射率は、評価例1の方が評価例2よりも大きい。この結果は、黒色層上に白色層が形成される裏面保護シート(図2(b))の場合であっても、本発明の裏面保護シートは、全体として、太陽電池モジュールの発電に寄与する光を多く反射することを意味する。
1 太陽電池モジュール
2 透明前面基板
3 前面充填材層
4 太陽電池素子
5 背面充填材層
6 裏面保護シート
60 白色層
61 黒色層

Claims (6)

  1. 粒径が0.5μm以上1.5μm以下の白色顔料を含む白色層と、
    波長750nm以上1500nm以下の近赤外線を透過する黒色材料を含む黒色層と、を有する太陽電池モジュール用裏面保護シート。
  2. 粒径が0.8μm以上1.2μm以下の前記白色顔料の粒子が、全白色顔料の粒子中の80質量%以上である請求項1に記載の太陽電池モジュール用裏面保護シート。
  3. 前記黒色材料は、酸化鉄系の黒色顔料である請求項1又は2に記載の太陽電池モジュール用裏面保護シート。
  4. 前記白色層は、基材フィルム上に前記白色顔料をコーティングしたコート層である請求項1から3のいずれかに太陽電池モジュール用裏面保護シート。
  5. 前記黒色層は、黒色接着剤層である請求項1から4のいずれかに記載の太陽電池モジュール用裏面保護シート。
  6. 請求項1から5いずれか記載の太陽電池モジュール用裏面保護シートを積層してなる太陽電池モジュール。
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