JP2012017761A - 一軸偏心ねじポンプに用いられるメカニカルシール及び一軸偏心ねじポンプ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】メカニカルシール20を構成する回転環21と回転軸3bとの間にエラストマーを材料とする回転環側弾性材23を配設し、固定環22とフレーム11との間にエラストマーを材料とする固定環側弾性材24を配設する。回転環側弾性材23と固定環側弾性材24との弾性力により回転環21の摺動シール面21aと固定環22の摺動シール面22aとの面圧を確保するとともに、回転環側弾性材23により回転環21と回転軸3bとの間を封止し、固定環側弾性材24により固定環22とフレーム11との間を封止する。
【選択図】図2
Description
図3に示す一軸偏心ねじポンプ101は、横置き型で、モータ(図示せず)に連結された駆動軸102が収容されるフレーム111と、このフレームに装着されたハウジング110とを備えている。このハウジング110は、吸込側に位置する吸込部110aと、吐出側に位置する吐出部110bとを備えている。ハウジング110の吸込部110aには圧送流体の吸込口113が形成されており、また、吐出部110bには圧送流体の吐出口114が形成されている。ハウジング110を構成する吸込部110aと吐出部110bとの間には、雌ねじ状の内面をもつステータ112が設けられ、このステータ112内には雄ねじ状のロータ103が設けられている。
メカニカルシール120は、軸部102aの周囲に配設された回転環121と、回転環121に対して軸部102aの回転軸線方向に対向配置され、フレーム111に固定された固定環122とを備えている。回転環121は、軸部102aとともに回転するように軸部102aの外周に装着されている。固定環122は、フレーム111に固定ピン126によって固定されている。軸部102aの回転環121よりもロータ103側の周囲には、フランジ部材124が固定ピン125により固定さている。フランジ部材124と回転環121との間には、回転環121を軸部102aの回転軸線方向であって固定環122に向かう方向に付勢し、回転環121を固定環122に対して押圧するスプリング123が配設されている。これにより、回転環121の摺動シール面と固定環122の摺動シール面とが周方向に摺動可能に接触し、所定の面圧が確保され、回転環121と固定環122との間が封止される。また、回転環121と軸部102aとの間にはOリング127が設けられ、これにより、回転環121と軸部102aとの間が封止される。更に、固定環122とフレーム111との間には、Oリング128が設けられ、これにより、固定環122とフレーム111との間が封止されるようになっている。
図4に示す一軸偏心ねじポンプ201は、モータ(図示せず)に連結された駆動軸202が収容されるフレーム211を有しており、このフレーム211には、ハウジング210が装着されている。このハウジング210は、吸込側(同図の右側)から順に、吸込部210a、本体部210b及び吐出部210cを備えて構成されている。ハウジング210の吸込部210aには圧送流体の吸込口212が形成されており、また、吐出部210cには圧送流体の吐出口213が形成されている。そして、この一軸偏心ねじポンプ201は、ハウジング210内に、雄ねじ状のロータ203と、雌ねじ状の内面をもつステータ204とを備えている。
そして、駆動軸202に連結されたロータ203の基端部203bとフレーム211との間には、サニタリー性を有するメカニカルシール220が設けられている。このメカニカルシール220は、吸込口212から流入した圧送流体が基端部203bとフレーム211との間の隙間を通ってフレーム211内に流入するのを阻止する機能を有する。
即ち、スプリング123,223(特許文献1に記載されたメカニカルシールも同様)を用いて回転環121、221を固定環122、222に向けて付勢するようにしているため、吸込口113、212から流入した圧送流体がスプリング123,223に付着してしまう。圧送流体がスプリング123,223に付着すると、清掃時においてその流体を洗浄する必要があるが、その洗浄がしづらいという問題があった。
また、本発明のうち請求項2に係る一軸偏心ねじポンプは、請求項1記載のメカニカルシールを備えたことを特徴としている。
図1に示すように、一軸偏心ねじポンプ1は、モータ(図示せず)に連結された駆動軸2が収容されるフレーム11を有しており、このフレーム11には、ハウジング10が装着されている。このハウジング10は、吸込側(同図の右側)から順に、吸込部10a、本体部10bおよび吐出部10cを備えて構成されている。ハウジング10の吸込部10aには圧送流体の吸込口12が形成されており、また、吐出部10cには圧送流体の吐出口13が形成されている。
ロータ3は、先端側の螺旋部3aと、後端側の基端部3bとから構成されている。基端部3bは、フレーム11内に直線状に延び、自在継手(ユニバーサルジョイント)を用いることなく駆動軸2に連結される。ロータ3の基端部3bは、駆動軸2に連結されて駆動軸2とともに回転するよう構成され、請求項1における「回転軸」を構成する。一方、螺旋部3aは、自身の回転軸線L2に対して偏心した長円形断面を有しており、この螺旋部3aが、雌ねじ状の内面を形成したステータ4に内装されている。そして、このステータ4の回転軸線L1に対して、ロータ2の回転軸線L2は、所定の偏心量Eだけ偏心するように配置されている。
メカニカルシール20は、回転軸を構成する基端部3bとともに回転するように基端部3bの外周に固定された回転環21と、回転環21に対して基端部3bの回転軸線L2方向に対向配置された固定環22とを備えている。
回転環21は、略円環状に形成され、外周面及び段差付きの内周面21cを有するとともに、固定環22に対向する摺動シール面21aと、摺動シール面21と反対側の端面21bとを有する。回転環21は、段差付き内周面21c側で固定ピン25によって基端部3bに固定されている。
そして、回転環21と基端部3bとの間には食品衛生法に適合したエラストマーを材料とする回転環側弾性材23を配設している。具体的には、回転環21の端面21bと基端部3bに設けられたフランジ部3cの側面3dとの間の隙間及び回転環21の段差付き内周面21cと基端部3bの外周面3eとの間の隙間を封止するように環状の回転環側弾性材23が配設される。
このように構成され一軸偏心ねじポンプ1において、モータの駆動軸2が回転するとロータ3は基端部3bを含めてその回転軸線L2を中心として回転し、ロータ2の螺旋部2aの動きに伴ってステータ4もその回転軸線L1を中心としてロータ3の回転と同期して従動回転することにより、圧送流体は吸込口12から吐出口13へ圧送される。
その一方、吸込口12から流入した圧送流体は、駆動軸2に連結されたロータ3の基端部3bとフレーム11との間に設けられたメカニカルシール20により、基端部3bとフレーム11との間の隙間を通ってフレーム11内に流入するのが阻止される。
また、固定環22とフレーム11との間にエラストマーを材料とする固定環側弾性材24を配設して固定環側弾性材24により固定環22とフレーム11との間の隙間を封止している。このため、このため、圧送流体が固定環22とフレーム11との間を通ってフレーム11内に流入することはない。
例えば、一軸偏心ねじポンプ1において、メカニカルシール20は、駆動軸2に連結されたロータ3の基端部3bとフレーム11との間に設けられているが、ロータ3の基端部3bとフレーム11との間に限らず、駆動軸に連結されて駆動軸とともに回転する回転軸とフレームとの間に設ければよい。例えば、図3に示したユニバーサルジョイント104,15を用いてロータ103と駆動軸102に連結された軸部102aとを連結する一軸偏心ねじポンプ101の場合、メカニカルシール20を、駆動軸102に連結されて駆動軸102とともに回転する軸部(回転軸)102aとフレーム111との間に設ければよい。
2 駆動軸
3 ロータ
3a 螺旋部
3b 基端部(回転軸)
3c フランジ部
3d フランジ部の側面
3e 基端部の外周面
4 ステータ
4a ステータ外筒
4b ステータ内筒
5 自己潤滑軸受
6 自己潤滑軸受
7 軸受ユニット
10 ハウジング
10a 吸込部
10b 本体部
10c 吐出部
11 フレーム
11a フレームの端面
11b フレームの内周面
12 吸込口
13 吐出口
20 メカニカルシール
21 回転環
21a 回転環の摺動シール面
21b 回転環の端面
21c 回転環の段差付き内周面
22 固定環
22a 固定環の摺動シール面
22b 固定環の段差面
22c 固定環の外周面
23 回転環側弾性材
24 固定環側弾性材
Claims (2)
- フレームと、モータに連結されるとともに前記フレーム内に回転可能に支承された駆動軸と、該駆動軸に連結されて前記駆動軸とともに回転する回転軸とを備えた一軸偏心ねじポンプに用いられるメカニカルシールであって、前記回転軸と前記フレームとの間に設けられたメカニカルシールにおいて、
前記回転軸とともに回転するように前記回転軸の外周に固定された環状の回転環と、該回転環に対して前記回転軸の回転軸線方向に対向配置され、前記回転環の摺動シール面に対して摺動する摺動シール面を有するとともに、前記フレームに固定された固定環とを備え、
前記回転環と前記回転軸との間にはエラストマーを材料とする回転環側弾性材を配設し、前記固定環と前記フレームとの間にはエラストマーを材料とする固定環側弾性材を配設し、
前記回転環側弾性材と前記固定環側弾性材との弾性力により前記回転環の摺動シール面と前記固定環の摺動シール面との面圧を確保するとともに、前記回転環側弾性材により前記回転環と前記回転軸との間を封止し、さらに、前記固定環側弾性材により前記固定環と前記フレームとの間を封止することを特徴とする一軸偏心ねじポンプに用いられるメカニカルシール。 - 請求項1記載のメカニカルシールを備えたことを特徴とする一軸偏心ねじポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010153884A JP2012017761A (ja) | 2010-07-06 | 2010-07-06 | 一軸偏心ねじポンプに用いられるメカニカルシール及び一軸偏心ねじポンプ |
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- 2010-07-06 JP JP2010153884A patent/JP2012017761A/ja active Pending
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