JP2012016249A - 通電制御システム - Google Patents

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Tomoyuki Hatanaka
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修 関根
Hiroyasu Nakanishi
弘泰 中西
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ケリム トック
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Abstract

【課題】監視空間から人が居なくなったときに電気機器への通電が一斉に遮断されてしまうことを回避できる通電制御システムを提供する。
【解決手段】制御装置4は、判断部44にて第1の部屋101に人が居なくなったと判断されると、人が居なくなった部屋101のコンセント31,32を対象として、処理部45にてコンセント31,32の通電を遮断する通電遮断処理を開始する。記憶部43には、予め設定された遅延時間がコンセント31,32の識別子ごとに対応付けて記憶されている。処理部45は、通電遮断処理を開始すると、遅延時間を計時するタイマ46を起動し、タイマ46の計時する時間が遅延時間に達したコンセント31,32から順に通電を遮断する。処理部45は、遅延時間が経過する前に部屋101に人が戻ってきた場合には、タイマ46を停止して通電遮断処理を終了する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気機器への通電状態を制御する通電制御システムに関する。
従来から、電気機器への通電状態を制御装置にて制御できるようにした通電制御システムが提案されている(たとえば特許文献1,2参照)。
特許文献1記載のシステム(通電制御管理システム)では、制御装置(コントローラ)は、各部屋に配置されている人感(人検知)センサにて人が検知されると、人が検知された部屋にある電気機器への通電を行う。一方、通電状態の電気機器がある部屋に配置されている人感センサにて人が検知されない状態が所定時間継続すると、制御装置は、この部屋の電気機器への通電を遮断する。特許文献2においても、制御装置(電力制御サーバ)は、人感センサにより室内に人がいないと感知されたときに電気機器への通電を遮断することが記載されている。
この種の通電制御システムによれば、人が居ないときには電気機器への通電が遮断されるため、電気機器における待機電力の消費を抑制することができる。
特開2005−253223号公報 特開2005−107606号公報
ところで、上述したような従来の通電制御システムでは、所定の監視空間(たとえば部屋)から人が居なくなって所定時間が経過すると、この監視空間内の電気機器への通電は一斉に遮断される。
しかし、電気機器の種類や用途や設置場所等によっては、人が居なくなって所定時間経過後すぐに通電が遮断されることが好ましくない場合がある。
すなわち、プリンタのように電源投入後の立ち上がりに時間が掛かる電気機器や、テレビのように通電が再開されても電源ボタンが操作されるまでは待機状態を維持する電気機器などは、人がすぐに戻ってくる場合には通電が遮断されない方が望ましいこともある。
同様の問題は、複数の監視空間の間でも生じ得る。たとえば、トイレの照明器具などは人が居なくなってすぐに通電が遮断されても支障がないが、階段の照明器具のようにその場に人が居なくても付近に人が居れば点いていることが望ましい電気器具は、人が居なくなってすぐに通電が遮断されることは好ましくない。
本発明は上記事由に鑑みて為されており、監視空間から人が居なくなったときに電気機器への通電が一斉に遮断されてしまうことを回避できる通電制御システムを提供することを目的とする。
本発明の通電制御システムは、監視空間における人の存否を検知する人感センサと、前記監視空間に設けられており電気機器を接続可能な複数個のコンセントとを、複数の前記監視空間の各々について備えるとともに、前記コンセントの通電状態を制御する制御装置を備え、前記制御装置は、前記人感センサが発生する検知信号を受信する受信部と、前記人感センサに固有の識別子と前記コンセントに固有の識別子とが前記監視空間ごとに対応付けて記憶されている記憶部と、前記人感センサからの前記検知信号により前記監視空間の人の存否を判断する判断部と、前記判断部にて前記監視空間に人が居なくなったと判断されれば、人が居なくなった前記監視空間を検知対象とする前記人感センサに対応付けられている前記コンセントの通電を遮断する通電遮断処理を開始する処理部とを有し、前記記憶部は、予め設定された遅延時間が前記コンセントごとに対応付けて記憶されており、前記処理部は、前記通電遮断処理を開始すると前記遅延時間を計時するタイマを起動し、前記記憶部にて対応付けられている前記遅延時間に前記タイマの計時する時間が達した前記コンセントから順にそれぞれ通電を遮断し、前記判断部にて前記通電遮断処理の対象としている前記監視空間に人が居ると判断されれば前記タイマを停止することを特徴とする。
また、本発明の通電制御システムは、監視空間における人の存否を検知する人感センサと、前記監視空間に設けられており電気機器を接続可能な複数個のコンセントとを、複数の前記監視空間の各々について備えるとともに、前記コンセントの通電状態を制御する制御装置を備え、前記制御装置は、前記人感センサが発生する検知信号を受信する受信部と、前記人感センサに固有の識別子と前記コンセントに固有の識別子とが前記監視空間ごとに対応付けて記憶されている記憶部と、前記人感センサからの前記検知信号により前記監視空間の人の存否を判断する判断部と、前記判断部にて前記監視空間に人が居なくなったと判断されれば、人が居なくなった前記監視空間を検知対象とする前記人感センサに対応付けられている前記コンセントの通電を遮断する通電遮断処理を開始する処理部とを有し、前記記憶部は、予め設定された遅延時間が前記監視空間ごとに対応付けて記憶されており、前記処理部は、前記通電遮断処理を開始すると前記遅延時間を計時するタイマを起動し、前記通電遮断処理の対象としている前記監視空間に対応付けられている前記遅延時間に前記タイマの計時する時間が達した時点で、前記通電遮断処理の対象としている前記監視空間内の前記コンセントの通電を遮断し、前記判断部にて前記通電遮断処理の対象としている前記監視空間に人が居ると判断されれば前記タイマを停止することを特徴とする。
本発明は、監視空間から人が居なくなったときに電気機器への通電が一斉に遮断されてしまうことを回避できるという利点がある。
実施形態1の構成を示す概略システム構成図である。 同上の制御装置の動作を示すフローチャートである。 同上の通電遮断処理を示すフローチャートである。 同上の動作例を示すシーケンス図である。
以下の実施形態では戸建住宅に適用される通電制御システムを例示しているが、通電制御システムは、集合住宅や店舗、事務所等にも幅広く適用することができる。
(実施形態1)
本実施形態の通電制御システム1は、図1に示すように、人の存否を検知する人感センサ21,22と、電気機器(図示せず)を接続可能なコンセント31,32,33,34と、制御装置4と、入力装置5とを備えている。以下では、人感センサ21,22の各々を特に区別しないときには単に「人感センサ2」とし、コンセント31,32,33,34の各々を特に区別しないときには単に「コンセント3」として説明する。
本実施形態では、住宅100における第1の部屋101および第2の部屋102がそれぞれ監視空間となり、人感センサ2とコンセント3との組み合わせが監視空間としての第1および第2の各部屋101,102にそれぞれ設けられている。すなわち、第1の部屋101には人感センサ21と、コンセント31,32とが設けられ、第2の部屋102には人感センサ22と、コンセント33,34とが設けられる。これにより、人感センサ21は第1の部屋101における人の存否を検知し、人感センサ22は第2の部屋102における人の存否を検知する。
通電制御システム1を構成する人感センサ2とコンセント3と制御装置4と入力装置5とは、全て通信路6を介して接続されている。また、制御装置4は分電盤7内に収納され、入力装置5は住宅100の適当な場所(たとえばリビング)に設置されている。なお、図1では図示を省略しているが、分電盤7から人感センサ2およびコンセント3には、商用電源(図示せず)からの電力供給用の配電線が接続されている。
人感センサ2は、焦電素子を用いて人の存否を検知する赤外線型センサであって、検知結果を表す検知信号を制御装置4に対し通信路6を介して送信する送信部(図示せず)を有している。検知信号は、人感センサ2の検知対象である部屋101あるいは部屋102の人の存否を示す信号である。なお、人感センサ2は、部屋101,102における人の存否を検知するセンサであればよく、赤外線型センサに限らず、たとえば超音波を用いたセンサや、部屋101,102への入退室状況を管理する入退室管理装置などであってもよい。
コンセント3は、それぞれ各部屋101,102の壁などの適当な場所に設けられている。コンセント3に接続される電気機器としては、たとえばテレビ、プリンタ、扇風機、照明器具(電気スタンド等)など様々な電気機器がある。本実施形態では、各コンセント31,32,33,34はそれぞれコンセント口を2個ずつ持つ2個口のコンセントであるが、1個口、3個口等、適宜変更可能である。なお、1個口のコンセント3が1箇所に複数個まとめて設けられ、複数個口のコンセントを構成していてもよい。
ここで、コンセント3は、通信路6を介して制御装置4との間で通信する通信部(図示せず)を有している。さらにコンセント3は、コンセント口への通電を入切する開閉器(図示せず)と、開閉器を制御する開閉制御部(図示せず)とを有している。開閉制御部は、通信部が制御装置4から受信する制御信号に従って開閉器の開閉状態を制御する。
すなわち、制御装置4から、制御信号にて通電を遮断するように指示されると、開閉制御部は開閉器を開放してコンセント口への通電を遮断する。一方、制御装置4から、制御信号にて通電を再開するように指示されると、開閉制御部は開閉器を閉じてコンセント口への通電を再開する。
このように、コンセント3の通電状態(通電・遮断の2状態)は、制御装置4にて遠隔制御することができる。コンセント3の通電が遮断されている状態では、このコンセント3に接続されている電気機器への通電は停止し、待機電力も含めて電気機器での電力消費はなくなる。
また、コンセント3は、壁などの定位置に設けられているコンセントに限らずテーブルタップであってもよい。この場合、複数個のコンセント口を有するテーブルタップ全体が1個のコンセント3を構成していてもよいが、開閉部をコンセント口ごとに設け、各コンセント口単位でコンセント3を構成してもよい。
制御装置4は、図1に示すように第1の通信部41と、第2の通信部42と、記憶部43と、判断部44と、処理部45と、タイマ46とを備えている。
第1の通信部41は、通信路6を介して人感センサ2と通信する機能を有し、人感センサ2の送信部から送信される検知信号を受信する受信部を構成する。制御装置4の記憶部43には通信アドレスが記憶されており、人感センサ2の送信部は制御装置4の通信アドレスを送信先アドレスとして用いることにより、第1の通信部41に検知信号を送信する。また、各人感センサ2は、それぞれ個別の通信アドレスが記憶されたメモリ(図示せず)を有しており、第1の通信部41はこの通信アドレスによって個々の人感センサ2を識別する。第1の通信部41は、各人感センサ21,22からそれぞれ検知信号を定期的に受信する。
第2の通信部42は、通信路6を介してコンセント3の通信部と通信する機能を有し、コンセント3に対して通電状態を制御するための制御信号を送信する。各コンセント3は、それぞれ個別の通信アドレスが記憶されたメモリ(図示せず)を有しており、第2の通信部42はこの通信アドレスによって個々のコンセント3を識別する。制御信号は、上述したようにコンセント3の開閉器の開閉状態を制御する信号である。この制御信号により、制御装置4はコンセント3の通電状態を制御する。
本実施形態において、制御装置4と人感センサ2およびコンセント3との間の通信には、一例として時分割多重伝送方式が採用されている。すなわち、制御装置4は、複数の人感センサ2およびコンセント3と順に通信することによって、人感センサ2から検知信号を受信したり、コンセント3の通電状態を制御するための制御信号を送信したりする。
記憶部43は、各人感センサ2に固有の識別子と、各コンセント3に固有の識別子とを、監視空間である部屋101,102ごとに対応付けて記憶している。ここで、人感センサ2の識別子は、人感センサ2ごとに予め割り当てられてメモリに記憶されているセンサ番号であって、コンセント3の識別子は、コンセント3ごとに予め割り当てられてメモリに記憶されているコンセント番号である。
本実施形態では、下記表1,2のようにコンセント番号およびセンサ番号を部屋101,102ごとに対応付けたテーブルが記憶部43に記憶されている。なお、表中の「31」はコンセント31、「32」はコンセント32、「33」はコンセント33、「34」はコンセント34のコンセント番号をそれぞれ表し、「21」は人感センサ21、「22」は人感センサ22のセンサ番号をそれぞれ表している。表1の「制御遅延時間」は、詳しくは後述するが、コンセント3ごとに設定され、コンセント3の通電を遮断する際に用いられる遅延時間を表している。
Figure 2012016249
Figure 2012016249
すなわち、上記テーブルによれば、コンセント31,32と人感センサ21とが第1の部屋101に対応付けられることにより組を成し、コンセント33,34と人感センサ22とが第2の部屋102に対応付けられることにより組を成している。ただし、識別子はセンサ番号やコンセント番号に限らず、各人感センサ2、各コンセント3に対し予め個別に付与されている識別子であればよく、たとえば上述した通信アドレスやMACアドレスなどであってもよい。
判断部44は、人感センサ21からの検知信号により第1の部屋101の人の存否を判断し、さらに、人感センサ22からの検知信号により第2の部屋102の人の存否を判断する。ここでは、判断部44は、人が居ることを表す検知信号を受けた場合、すぐに人が居ると判断し、人が居ないことを表す検知信号を受けた場合には、所定時間経過するのを待ってから人が居ないと判断する。
つまり、部屋には人が居るにも関わらず、人感センサ2の検知範囲から人が一時的に外れたり人が静止していたりして、人感センサ2から人が居ないことを表す検知信号が出力されることがある。この場合、判断部44はすぐに人が居ないと判断するのではなく、所定時間経過するまでの間、人が居ることを表す検知信号を受けなかった場合に、人が居ないと判断する。言い換えれば、判断部44は、人が居ないことを表す検知信号を所定時間に亘って受けたときに初めて人が居ないと判断する。なお、所定時間の計時にはタイマ46が用いられる。
処理部45は、判断部44が第1の部屋101に人が居ないと判断した場合に、記憶部43において第1の部屋101と識別子が対応付けられているコンセント31,32の通電を遮断する通電遮断処理を開始する。そのため、第1の部屋101に人が居なくなると、第1の部屋101の人感センサ21と組になるコンセント31,32の通電を遮断するための処理が開始される。同様に、処理部45は、判断部44が第2の部屋102に人が居ないと判断した場合に、記憶部43において第2の部屋102と識別子が対応付けられているコンセント33,34の通電を遮断する通電遮断処理を開始する。
コンセント3の通電を遮断する処理は、対象となるコンセント3に対して第2の通信部42から制御信号を送信し、対象となるコンセント3の開閉器を開放させることにより行われる。
また、処理部45は、判断部44の判断結果が第1の部屋101に人が居ないという判断から、第1の部屋101に人が居るという判断に変化した場合、記憶部43において第1の部屋101と識別子が対応付けられているコンセント31,32の通電を再開させる。同様に、処理部45は、判断部44の判断結果が第2の部屋102に人が居ないという判断から、第2の部屋102に人が居るという判断に変化した場合、記憶部43において第2の部屋102と識別子が対応付けられているコンセント33,34の通電を再開させる。
入力装置5は、表示部(図示せず)を有しており、ユーザからの操作入力により上記表1,2のようなテーブルを表示部上で作成し、作成したテーブルを制御装置4の記憶部43に記憶させる。入力装置5と制御装置4とは、通信路6を介して通信可能に構成されており、入力装置5において作成されたテーブルは、制御装置4に転送され記憶部43に記憶される。
なお、入力装置5は、制御装置4が提供するWeb画面をWebブラウザなどで表示部に表示し、このWeb画面上で上記表1,2のようなテーブルを作成する構成であってもよい。また、入力装置5は、専用の装置に限らず通信路6を介して制御装置4と通信し、設定情報の入力ができる装置であればよく、たとえば住宅内の各種機器と接続された住宅情報盤や、パーソナルコンピュータや携帯端末などであってもよい。
次に、上記構成の制御装置4の動作について、図2に示すフローチャートを参照して簡単に説明する。
制御装置4は、通信路6に接続され電源が投入されると、各人感センサ2の識別子と各コンセント3の識別子とを部屋101,102ごとに対応付けて記憶したテーブル(表1,2参照)を、記憶部43から処理部45に読み込む(S1)。次に、制御装置4は、各人感センサ21,22から検知信号を受信し(S2)、判断部44にて人の存否を判断する。
このとき、制御装置4は、判断部44での判断結果に変化がなければ(S3:No)、テーブルを読み込む処理S1に戻り、判断結果に変化があれば(S3:Yes)、変化後の判断結果に基づいてコンセント3の通電を制御する。
つまり、判断部44にて人が居ると判断された場合(S4:Yes)、制御装置4は、人が居るという検知信号を出力した人感センサ2とテーブル上で対応付けられているコンセント3の通電を再開する通電再開処理を実行する(S5)。一方、判断部44にて人が居なくなったと判断された場合(S4:No)、制御装置4は、人が居なくなったという検知信号を出力した人感センサ2とテーブル上で対応付けられているコンセント3の通電を遮断する通電遮断処理を開始する(S6)。
ところで、本実施形態の制御装置4は、判断部44にて人が居なくなったと判断されたとしても、人が居なくなった部屋の全てのコンセント3の通電を一斉に遮断するのではなく、遅延時間が経過したコンセント3から順次通電を遮断する。そのために、記憶部43には、遅延時間がコンセント3の識別子ごとに対応付けて記憶されている。
以下に、処理部45の通電遮断処理(S6)について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。ここでは、判断部44にて第1の部屋101に人が居なくなったと判断され、処理部45が第1の部屋101のコンセント31,32について通電遮断処理を実行する場合を例として説明する。なお、以下では上記表1のテーブルに示すようにコンセント31には遅延時間として「5分」が対応付けられ、コンセント32には遅延時間として「3分」が対応付けられていると仮定する。
すなわち、処理部45は、判断部44にて第1の部屋101に人が居なくなったと判断され通電遮断処理が開始すると、まずタイマ46を起動し(S61)、変数iの初期化(i=1)を行う(S62)。変数iは、コンセント31,32を区別するための変数であって、ここでは遅延時間が短い方のコンセント32を1番目のコンセント、遅延時間が長い方のコンセント31を2番目のコンセントとする。
その後、処理部45は、変数iをインクリメントし(S63)、タイマ46の計時する時間がi番目のコンセント3に対応付けられている遅延時間に達すると(S65:Yes)、i番目のコンセント3の通電を遮断する(S66)。処理部45は、第1の部屋101内の全てのコンセント31,32の通電が遮断されるまで(S67)、処理S63〜S66を繰り返す。両コンセント31,32の通電が遮断されると(S67:Yes)、処理部45はタイマ46を停止し、タイマ46にて計時された時間をリセットして(S69)、通電遮断処理を終了する。
これにより、処理部45は、タイマ46が起動してから3分が経過した時点で、遅延時間が「3分」であるコンセント32の通電を遮断し、タイマ46が起動してから5分が経過した時点で、遅延時間が「5分」であるコンセント31の通電を遮断することになる。
ここで、処理部45は、処理S63と処理S65との間において、判断部44にて第1の部屋101に人が居ると判断されれば(S64:Yes)、第1の部屋101内のコンセント3への通電を再開させ(S68)、処理S69に移行し通電遮断処理を終了する。したがって、たとえばタイマ46が起動してからコンセント31の遅延時間が経過する前に、第1の部屋101に人が戻ってきた場合には、タイマ46が停止されるため、コンセント31の通電は遮断されることなく継続する。
なお、遅延時間はコンセント3ごとに任意に設定され、たとえばコンセント31とコンセント32とで遅延時間が同じであったり、一方の遅延時間がゼロ(0)であったりしてもよい。
次に、以上説明した構成の通電制御システム1の動作例について、図4のシーケンス図を参照して説明する。なお、以下では上記表1のテーブルに示すようにコンセント31の遅延時間=「5分」、コンセント32の遅延時間=「3分」、コンセント33の遅延時間=「10分」、コンセント34の遅延時間=「20分」と仮定する。
すなわち、制御装置4は、第1の部屋101の人感センサ21からの検知信号を受け、この検知信号により、第1の部屋101に人が居なくなったと判断部44にて判断する。制御装置4は、人が居なくなったという判断時点から3分経過すると、コンセント32に対して通電を遮断するための制御信号を送信し、さらに2分(つまり、判断時点から計5分)経過すると、コンセント31に対して通電を遮断するための制御信号を送信する。
その後、制御装置4は、第1の部屋101の人感センサ21からの検知信号を受け、この検知信号により、第1の部屋101に人が居ると判断部44にて判断する。そのため、制御装置4は、第1の部屋101内の両コンセント31,32に対し、通電を再開するための制御信号を送信する。
その後、制御装置4は、第2の部屋102の人感センサ22からの検知信号を受け、この検知信号により、第2の部屋102に人が居なくなったと判断部44にて判断する。制御装置4は、人が居なくなったという判断時点から10分経過すると、コンセント33に対して通電を遮断するための制御信号を送信する。
図4の例では、制御装置4は、人が居なくなったという判断時点から10分経過後さらに10分(つまり、判断時点から計20分)経過する前に、人感センサ22からの検知信号により、第2の部屋102に人が戻ってきたと判断部44にて判断する。そのため、コンセント34については通電を遮断することなく、制御装置4は、第2の部屋102内の両コンセント33,34に対し、通電を再開するための制御信号を送信する。
以上説明した本実施形態の通電制御システム1によれば、部屋から人が居なくなると、人が居なくなった部屋のコンセント3の通電が遮断されるので、このコンセント3に接続されている電気機器への通電は停止する。したがって、人が居ないときには電気機器への通電が自動的に遮断されることとなり、待機電力を含めて電気機器での電力消費を抑制することができるという効果がある。しかも、上記通電制御システム1では、複数の電気機器で1個の人感センサ2を兼用することができ、複数の電気機器のそれぞれに人感センサを付加する場合に比べて、人感センサの必要数を少なくすることができる。
また、処理部45は、人が居なくなった部屋の全てのコンセント3の通電を一斉に遮断するのではなく、遅延時間が経過したコンセント3から順次通電を遮断する。つまり、処理部45は、人が居なくなったと判断部44にて判断されてから、コンセント3ごとに対応付けられている遅延時間が経過する度に、遅延時間が経過したコンセント3の通電を順に遮断する。したがって、人が居なくなってすぐに通電が遮断されることが好ましくない電気機器にも対応できる。
すなわち、人が居なくなってすぐに通電が遮断されることが好ましくない電気機器については、遅延時間が比較的長いコンセント3に接続しておけば、人が居なくなってもすぐに通電が遮断されることはなく、人がすぐに戻ってくる場合には通電は遮断されない。なお、人が居なくなってすぐに通電が遮断されることが好ましくない電気機器としては、プリンタのように電源投入後の立ち上がりに時間が掛かる電気機器や、テレビのように通電が再開されても電源ボタンが操作されるまでは待機状態を維持する電気機器などがある。
ところで、本実施形態では、各コンセント3がそれぞれ通信部と開閉器と開閉制御部とを有し、制御装置4からの制御信号に従って通電状態を制御しているが、この構成に限らず、分電盤7内の分岐ブレーカにてコンセント3の通電状態を制御してもよい。つまり、コンセント3ごとに分岐ブレーカ(図示せず)が設けられていれば、この分岐ブレーカを開閉器として、制御装置4は、各分岐ブレーカを制御することによりコンセント3の通電状態を制御することが可能である。この場合、制御装置4からの制御信号を受けて開閉器を開閉制御する機能が分岐ブレーカにあればよい。したがって、分電盤7内で分岐ブレーカを制御装置4に直接接続することにより、通信によらずに制御装置4にて分岐ブレーカの開閉を制御することも可能である。
なお、本実施形態では制御装置4は、人感センサ2およびコンセント3との間の通信を、通信路6を通した有線通信により行っているが、この例に限らない。すなわち、制御装置4は、たとえば無線通信、あるいは配電線を通信路に兼用する電力線搬送通信などにより、人感センサ2およびコンセント3との間の通信を行うようにしてもよい。この場合、制御装置4と人感センサ2およびコンセント3との間に専用の通信線を設ける必要が無いため、システムの構築が簡単になる。
(実施形態2)
本実施形態の通電制御システム1は、監視空間ごとに遅延時間が設定されている点が、コンセント3ごとに遅延時間が設定されている実施形態1の通電制御システム1と相違する。
すなわち、本実施形態では、遅延時間は、監視空間としての第1の部屋101と第2の部屋102とのそれぞれ対応付けて記憶部43に記憶されている。処理部45は、通電遮断処理を開始すると、遅延時間を計時するタイマ46を起動し、通電を遮断する部屋と対応付けられている遅延時間が経過した時点で、この部屋のコンセント3に対して制御信号を送信し通電を遮断する。ただし、遅延時間が経過する前に、部屋に人が居ると判断部44にて判断されると、処理部45はタイマ46を停止し通電遮断処理を終了する。
以下に、第1の部屋101の遅延時間が30秒、第2の部屋102の遅延時間が3分に設定されていると仮定して、本実施形態の通電制御システム1の動作例を示す。
制御装置4は、第1の部屋101の人感センサ21からの検知信号を受け、第1の部屋101に人が居なくなったと判断部44にて判断すると、判断時点から30秒が経過するのを待って、第1の部屋101のコンセント31,32の通電を遮断する。一方、制御装置4は、第2の部屋102の人感センサ22からの検知信号を受け、第2の部屋102に人が居なくなったと判断部44にて判断すると、判断時点から3分が経過するのを待って、第2の部屋102のコンセント33,34の通電を遮断する。
以上説明した構成の通電制御システム1によれば、処理部45は、人が居なくなったと判断部44にて判断されてから、監視空間ごとに対応付けられている遅延時間が経過した時点で、監視空間のコンセント3の通電を遮断する。したがって、人が居なくなってすぐに通電が遮断されることが好ましくない監視空間については、遅延時間を比較的長く設定しておけば、人が居なくなってもすぐにコンセント3の通電が遮断されることはなく、人がすぐに戻ってくる場合には通電は遮断されない。
たとえば、トイレなど、人が居なくなってすぐに照明器具の通電が遮断されても支障がない監視空間については、遅延時間が比較的短く設定されることにより、制御装置4は、人が居なくなってすぐに通電を遮断することで消費電力を極力削減することができる。一方、階段のようにその場に人が居なくても付近に人が居れば照明器具が点いていることが望ましい監視空間については、遅延時間が比較的長く設定されることにより、制御装置4は、人が居なくなってもすぐに通電が遮断されないようにすることができる。
なお、本実施形態では、制御装置4はコンセント3ごとに通電を制御する必要がないので、分岐ブレーカが部屋101,102単位で設けられていれば、制御装置4は各分岐ブレーカを制御することによりコンセント3の通電状態を制御することが可能である。
また、遅延時間は、上述したように監視空間に直接対応付けられていてもよいし、人感センサ2に対応付けられることにより、各人感センサ2が検知対象とする監視空間に対して間接的に対応付けられていてもよい。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
1 通電制御システム
4 制御装置
21,22 人感センサ
31,32,33,34 コンセント
43 記憶部
44 判断部
45 処理部
46 タイマ
101 第1の部屋(監視空間)
102 第2の部屋(監視空間)

Claims (2)

  1. 監視空間における人の存否を検知する人感センサと、前記監視空間に設けられており電気機器を接続可能な複数個のコンセントとを、複数の前記監視空間の各々について備えるとともに、前記コンセントの通電状態を制御する制御装置を備え、
    前記制御装置は、前記人感センサが発生する検知信号を受信する受信部と、前記人感センサに固有の識別子と前記コンセントに固有の識別子とが前記監視空間ごとに対応付けて記憶されている記憶部と、前記人感センサからの前記検知信号により前記監視空間の人の存否を判断する判断部と、前記判断部にて前記監視空間に人が居なくなったと判断されれば、人が居なくなった前記監視空間を検知対象とする前記人感センサに対応付けられている前記コンセントの通電を遮断する通電遮断処理を開始する処理部とを有し、
    前記記憶部は、予め設定された遅延時間が前記コンセントごとに対応付けて記憶されており、前記処理部は、前記通電遮断処理を開始すると前記遅延時間を計時するタイマを起動し、前記記憶部にて対応付けられている前記遅延時間に前記タイマの計時する時間が達した前記コンセントから順にそれぞれ通電を遮断し、前記判断部にて前記通電遮断処理の対象としている前記監視空間に人が居ると判断されれば前記タイマを停止することを特徴とする通電制御システム。
  2. 監視空間における人の存否を検知する人感センサと、前記監視空間に設けられており電気機器を接続可能な複数個のコンセントとを、複数の前記監視空間の各々について備えるとともに、前記コンセントの通電状態を制御する制御装置を備え、
    前記制御装置は、前記人感センサが発生する検知信号を受信する受信部と、前記人感センサに固有の識別子と前記コンセントに固有の識別子とが前記監視空間ごとに対応付けて記憶されている記憶部と、前記人感センサからの前記検知信号により前記監視空間の人の存否を判断する判断部と、前記判断部にて前記監視空間に人が居なくなったと判断されれば、人が居なくなった前記監視空間を検知対象とする前記人感センサに対応付けられている前記コンセントの通電を遮断する通電遮断処理を開始する処理部とを有し、
    前記記憶部は、予め設定された遅延時間が前記監視空間ごとに対応付けて記憶されており、前記処理部は、前記通電遮断処理を開始すると前記遅延時間を計時するタイマを起動し、前記通電遮断処理の対象としている前記監視空間に対応付けられている前記遅延時間に前記タイマの計時する時間が達した時点で、前記通電遮断処理の対象としている前記監視空間内の前記コンセントの通電を遮断し、前記判断部にて前記通電遮断処理の対象としている前記監視空間に人が居ると判断されれば前記タイマを停止することを特徴とする通電制御システム。
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WO2017201975A1 (zh) * 2016-05-24 2017-11-30 乐视控股(北京)有限公司 一种电源插座通断电的控制方法、装置及电源插座
KR101824670B1 (ko) * 2016-11-08 2018-02-01 아이티비 주식회사 무선태그를 이용한 전원공급장치 자동 온/오프 제어시스템 및 방법
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