JP2012015272A - 処理装置及び搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流体圧源の消費電力を低減させつつ、適切に駆動部にかかる負荷を低減させることができる処理装置等の技術を提供すること。
【解決手段】プラズマCVD装置100は、処理室10と、処理室10内で被処理基板1を保持する保持機構40と、保持機構40を昇降させる昇降機構50とを備える。昇降機構50は、保持機構40を支持し、保持機構40を昇降させる昇降台51と、昇降台51を昇降させる駆動部60と、シリンダ70と、シリンダ70に圧力油を供給するアキュムレータ82を含む油圧回路80とを有する。シリンダ70は、アキュムレータ82から圧力油が供給されることで、昇降台51等の重力や、処理室10の内外の圧力差等に起因して、昇降台51からボールネジ軸62に作用する力に対抗する反力を発生する。これにより、油圧ポンプ81の消費電力を低減させつつ、適切に駆動部60にかかる負荷を低減させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、昇降機構を備えた処理装置、搬送装置に関する。
従来から、処理室内でシリコン基板や、ガラス基板等の被処理基板に目的とする処理を施す処理装置や、被処理基板を搬送する搬送装置が広く知られている。
この種の処理装置、搬送装置では、処理対象物の受け渡し等のために、一般的に昇降機構が設けられている。
例えば、下記特許文献1に記載の搬送装置1では、搬送装置1の駆動軸1a〜1cを収容するハウジング61がベローズ36を介して真空層20の下部に取り付けられている。そして、このハウジング61がボールネジ52の回転することで搬送装置1が昇降するように構成されている。
ところで、特許文献1に記載の搬送装置1では、ボールネジ52に対して、搬送装置1の重力等に起因とした力が加わっており、この力に抗して搬送装置1を昇降させる場合、ボールネジやモータ51に対して負担がかかってしまうといった問題がある。
このような問題に関連する技術として、例えば、下記特許文献2には、ピストンシリンダ5と圧縮空気回路9とを有するカウンタバランス機構CBを備えた真空処理装置が記載されている。
この特許文献2に記載の真空処理装置では、成膜室10が大気圧下にある場合には、圧縮空気回路9を介して圧縮空気源90からピストンシリンダ5のヘッドカバー側ポートに圧縮空気が供給される。この場合、物品ホルダ3、支持部材41、ベローズ支持板等の部材重力WFを相殺する反力がピストンシリンダ5から生じるため、物品ホルダ3の昇降時にモータ7にかかる負荷が軽減される。
一方、成膜室10が減圧雰囲気下にある場合には、圧縮空気回路9を介して圧縮空気源90からピストンシリンダ5のロッドカバー側ポートに圧縮空気が供給される。この場合、成膜室10の内外の差圧によりベローズ支持板6に発生する力fから物品ホルダ3、支持部材41、ベローズ支持板6等の部材重力WFを差し引いた力F(F=f−WF)を相殺する反力がピストンシリンダ5から生じる。これにより、成膜室10が減圧雰囲気下にある場合にも、物品ホルダ3の昇降時にモータ7にかかる負荷が軽減される。
特開2006−013371号公報(段落[0058]〜[0060]図4) 特開2005−277300号公報(段落[0047]〜[0053]、図1、図2)
ところで、上記特許文献2の真空処理装置では、圧縮空気源90から圧縮空気回路9を介してピストンシリンダ5のヘッドカバー側ポート、あるいはロッドカバー側ポートに圧縮空気が供給されるとき、圧縮空気源90は駆動され続けている。従って、特許文献1に記載の真空処理装置は、圧縮空気源90の消費電力が大きく、エネルギー効率が悪い。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、流体圧源の消費電力を低減させつつ、適切に駆動部にかかる負荷を低減させることができる昇降機構を有する処理装置等の技術を提供することにある。
本発明の一形態に係る処理装置は、処理室と、保持機構と、昇降部と、駆動部と、アキュムレータと、反力発生部とを具備する。
前記保持機構は、前記処理室内で処理対象物を保持する。
前記昇降部は、前記保持機構を支持し、前記保持機構を昇降させる昇降部と、
前記駆動部は、前記昇降部を昇降させる駆動力を発生する駆動源と、前記昇降部の昇降方向へ延び、前記駆動源の駆動力を前記昇降部に伝達する駆動力伝達部材とを有する。
前記アキュムレータは、流体圧源から供給される作動流体を蓄圧する。
前記反力発生部は、前記アキュムレータから前記作動流体が供給されることで、前記昇降方向に沿って前記昇降部から前記駆動伝達部材に作用する力に対抗する反力を発生し、前記発生された反力を前記昇降部に伝える。
本発明の一形態に係る搬送装置は、搬送室と、搬送機構と、昇降部と、駆動部と、アキュムレータと、反力発生部とを具備する。
前記搬送機構は、前記搬送室内で処理対象物を搬送する。
前記昇降部は、前記搬送機構を支持し、前記搬送機構を昇降させる。
前記駆動部は、前記昇降部を昇降させる駆動力を発生する駆動源と、前記昇降部の昇降方向へ延び、前記駆動源の駆動力を前記昇降部に伝達する駆動力伝達部材とを有する。
前記アキュムレータは、流体圧源から供給される作動流体を蓄圧する。
前記反力発生部は、前記アキュムレータから前記作動流体が供給されることで、前記昇降方向に沿って前記昇降部から前記駆動伝達部材に作用する力に対抗する反力を発生し、前記発生された反力を前記昇降部に伝える。
本発明の一実施形態に係るプラズマCVD装置を示す図である。 プラズマCVD装置の内部構成を示すブロック図である。 プラズマCVD装置の動作を説明するための図であり、処理室が減圧状態である場合及び処理室が大気圧状態である場合の油圧回路の状態を示す図である。 1つの電磁切り替え弁により第1の供給状態と、第2の供給状態との切り替える場合の一例を示す図である。 他の実施の形態に係るプラズマCVD装置を示す図である。 処理室が減圧状態である場合及び処理室が大気圧状態である場合の油圧回路の状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る搬送装置を示す図である。
本発明の一形態に係る処理装置は、処理室と、保持機構と、昇降部と、駆動部と、アキュムレータと、反力発生部とを具備する。
前記保持機構は、前記処理室内で処理対象物を保持する。
前記昇降部は、前記保持機構を支持し、前記保持機構を昇降させる。
前記駆動部は、前記昇降部を昇降させる駆動力を発生する駆動源と、前記昇降部の昇降方向へ延び、前記駆動源の駆動力を前記昇降部に伝達する駆動力伝達部材とを有する。
前記アキュムレータは、流体圧源から供給される作動流体を蓄圧する。
前記反力発生部は、前記アキュムレータから前記作動流体が供給されることで、前記昇降方向に沿って前記昇降部から前記駆動伝達部材に作用する力に対抗する反力を発生し、前記発生された反力を前記昇降部に伝える。
処理装置としては、スパッタリング装置、蒸着装置等のPVD(Physical Vapor Deposition)装置や、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)装置、熱CVD装置等のCVD装置、レジスト塗布装置等が挙げられる。
この処理装置では、流体圧源からアキュムレータに作動流体が供給されてアキュムレータに作動流体が一端、蓄圧され、その蓄圧された作動流体が反力発生部に供給される。反力発生部では、アキュムレータから供給される作動流体により、昇降部から駆動伝達部材に作用する力に対抗する反力が発生する。そして、その発生した反力が昇降部に伝えられる。すなわち、駆動部の駆動伝達部材には、昇降部の重力等(昇降部上に搭載物が搭載される場合には、昇降部及び搭載物の重力等)に起因した力が作用することになるが、その力に対抗する反力が反力発生部から発生し、その反力が昇降部に伝えられる。これにより、駆動伝達部材にかかる負荷が軽減されるので、駆動源が駆動され、昇降部が昇降される際には、駆動源にかかる負荷も軽減されており、スムーズに昇降部を昇降させることができる。
また、この処理装置では、アキュムレータから作動流体が反力発生部に供給されることで、反力を発生させることができるので、昇降部の昇降時に流体圧源を駆動させ続ける必要もない。これにより、流体圧源の消費電力を低減させることができる。
このように、本発明の一形態に係る処理装置では、流体圧源の消費電力を低減させつつ、適切に駆動部にかかる負荷を低減させることができる。
上記処理装置は、センサと、制御部とをさらに有していてもよい。
前記センサは、前記アキュムレータの圧力を検出する。
前記制御部は、前記検出された前記アキュムレータの圧力の検出値に応じて、前記流体圧源の駆動を制御することで、前記アキュムレータに蓄圧される前記作動流体の圧力を制御する。
これにより、例えば、作動流体のリークにより、アキュムレータの圧力が低下した場合に、アキュムレータの圧力を適切に増加させることができる。これにより、駆動部の負荷軽減のための反力を反力発生部に適切に発生させることができる。
上記処理装置において、前記制御部は、前記アキュムレータの圧力の検出値が第1の値以下となった場合に、前記流体圧源を駆動させるように、かつ、前記アキュムレータの圧力の検出値が第1の値よりも大きい第2の値以上となった場合に、前記流体圧源の駆動を停止させるように、前記流体圧源の駆動を制御してもよい。
この場合、アキュムレータの圧力が低下して、アキュムレータの圧力の検出値が第1の値以下となったときに流体圧源が駆動され、これによりアキュムレータの圧力が上昇してアキュムレータの圧力の検出値が第2の値以上となった場合に流体圧源の駆動が停止される。このように、本発明の一形態に係る処理装置では、流体圧源が駆動されるタイミングが限られているので、流体圧源の消費電力を適切に低減させることができる。
上記処理装置において、前記昇降部は、第1の圧力と、前記第1の圧力よりも高い第2の圧力との間で圧力が変化する減圧室に対してベローズを介して接続されていてもよい。
この場合、前記反力発生部は、前記減圧室が前記第1の圧力のときに前記昇降部から前記駆動伝達部材に作用する第1の力に対抗する第1の反力を発生し、前記減圧室が前記第2の圧力のときに前記昇降部から前記駆動伝達部材に作用する第2の力に対抗する第2の反力を発生する。
この場合、前記処理装置は、前記減圧室の内圧に応じて、前記反力発生部により前記第1の反力が発生される第1の状態と、前記反力発生部により前記第2の反力が発生される第2の状態とを切り替える切り替え部をさらに具備していてもよい。
処理装置の昇降部が、第1の圧力と、第1の圧力よりも高い第2の圧力との間で圧力が変化する減圧室にベローズを介して接続されている場合、減圧室が第1の圧力のときと、第2の圧力のときとでは、昇降部から駆動伝達部材に作用する力の大きさが変化する。
本発明の一形態に係る処理装置では、反力発生部により、減圧室が第1の圧力のときに駆動伝達部材に作用する第1の力に対抗する第1の反力が発生され、かつ、減圧室が第2の圧力のときに駆動伝達部材に作用する第2の力に対抗する第2の力が発生される。そして、切り替え部により、反力発生部から第1の反力が発生される第1の状態と、第2の反力が発生される第2の状態とが、減圧室の内圧に応じて切り替えられる。
このように、本発明の一形態では、減圧室の圧力の変化に応じて昇降部から駆動伝達部材に作用する力が変化したとしても、駆動伝達部材に作用する力に応じた適切な反力を反力発生部から発生させることができる。
上記処理装置において、前記切り替え部は、電磁切り替え弁と、センサと、制御部とを有していてもよい。
前記電磁切り替え弁は、前記アキュムレータと前記反力発生部との間に介在される。
前記センサは、前記減圧室の内圧を検出する。
前記制御部は、前記検出された前記減圧室の内圧の検出値に応じて、前記電磁切り替え弁の駆動を制御することで前記第1の状態と、前記第2の状態とを切り替える。
上記処理装置において、前記反力発生部は、シリンダチューブと、ピストンと、ロッドとを有するシリンダであってもよい。
前記ピストンは、前記シリンダチューブ内部を第1の部屋及び第2の部屋とに区分し、前記第1の部屋に前記アキュムレータから前記作動流体が供給されて前記第1の反力を発生し、かつ、前記第2の部屋にアキュムレータから前記作動流体が供給されて前記第2の反力を発生する。
前記ロッドは、前記ピストンに発生した前記第1の反力または前記第2の反力を前記昇降部に伝える。
この場合、前記切り替え部は、前記減圧室の内圧に応じて、前記アキュムレータから前記第1の部屋に前記作動流体を供給する第1の供給状態と、前記アキュムレータから前記第2の部屋に前記作動流体を供給する第2の供給状態とを切り替えることで前記第1の状態と、前記第2の状態とを切り替えてもよい。
上記したように、減圧室が第1の圧力のときと、第2の圧力のときとでは、昇降部から駆動伝達部材に作用する力が変化する。この場合、減圧室が第1の圧力のときと、第2の圧力のときとでは、昇降部から駆動伝達部材に作用する力の向きが反転する場合がある。
本発明の一形態では、切り替え部により第1の供給状態と、第2の供給状態とが切り替えられ、第1の供給状態では、シリンダチューブの第1の部屋にアキュムレータから作動流体が供給され、第2の供給状態では、シリンダチューブの第2の部屋にアキュムレータから作動流体が供給される。そして、第1の部屋にアキュムレータから作動流体供給されることでピストンに第1の反力が発生し、かつ、第2の部屋にアキュムレータから作動流体が供給されることで第2の反力が発生する。この場合、反力発生部に発生する第1の反力と、第2の反力とでは、力の向きが反転する。
このように、本発明の一形態では、第1の反力と第2の反力とで力の向きを反転させることができるので、昇降部から駆動伝達部材に作用する力の向きが反転する場合に、駆動伝達部材に作用する力の向きに応じた適切な向きに反力を発生させることができる。
本発明の一形態に係る搬送装置は、搬送室と、搬送機構と、昇降部と、駆動部と、アキュムレータと、反力発生部とを具備する。
前記搬送機構は、前記搬送室内で処理対象物を搬送する。
前記昇降部は、前記搬送機構を支持し、前記搬送機構を昇降させる。
前記駆動部は、前記昇降部を昇降させる駆動力を発生する駆動源と、前記昇降部の昇降方向へ延び、前記駆動源の駆動力を前記昇降部に伝達する駆動力伝達部材とを有する。
前記アキュムレータは、流体圧源から供給される作動流体を蓄圧する。
前記反力発生部は、前記アキュムレータから前記作動流体が供給されることで、前記昇降方向に沿って前記昇降部から前記駆動伝達部材に作用する力に対抗する反力を発生し、前記発生された反力を前記昇降部に伝える。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
<第1実施形態>
[プラズマCVD装置の全体構成及び各部の構成]
図1は、本発明の第1実施形態に係るプラズマCVD装置を示す図である。
プラズマCVD装置100は、処理室10(減圧室)と、処理室10の下方に連結されたフレーム11とを備える。また、プラズマCVD装置100は、処理室10内を真空排気する真空排気部20と、処理室10内にシランガスや、水素ガス等のガスを供給するガス供給部(図示せず)と、処理室10内にプラズマを発生させるためのプラズマ発生部30とを備える。
また、プラズマCVD装置100は、処理室10内でシリコン基板や、ガラス基板等の被処理基板1(処理対象物)を保持する保持機構40と、保持機構40を昇降させる昇降機構50とを備える。
処理室10の側周壁部にはゲートバルブ12が設けられており、処理室10は、このゲートバルブ12を介して、被処理基板1が搬送される搬送室等と繋がっている。また、処理室10には、処理室10の圧力を検出する処理室圧力センサ14が設けられる。
真空排気部20は、処理室10内を真空排気する真空ポンプ22と、真空ポンプ22による排気量を調整するコンダクタンスバルブ21とを含む。
プラズマ発生部30は、プラズマ発生用高周波電源32と、高周波放電電極31と、インピーダンス整合のためのマッチングボックス33とを含む。
保持機構40は、ホルダ41と、ホルダ41上に配置され、被処理基板1を加熱するヒータ42と、上端部がホルダ41の下部に連結され、ホルダ41を下方から支持する支持軸43とを含む。
昇降機構50は、保持機構40を支持し、保持機構40を昇降させる昇降台51(昇降部)と、昇降台51を昇降させる駆動部60とを含む。また、昇降機構50は、フレーム11の下壁部に連結されたシリンダ70(反力発生部)と、シリンダ70に圧力油を供給する油圧回路80とを含む。
昇降台51は、ベローズ13を介して処理室10の下方に連結される。ベローズ13は、その上端部が処理室10の下壁部に連結されており、下端部が昇降台51の上部に連結されている。ベローズ13は、昇降台51の昇降動作に応じて伸縮し、処理室10内の気密性を保持する。
昇降台51の略中央には、支持軸43を軸支するシール軸受52が設けられており、昇降台51の中央の下部には、支持軸43の下端部に連結され、支持軸43を回転させる保持機構回転用モータ53が設けられている。昇降台51の下方には、保持機構回転用モータ53を覆うようにカバー部材54が設けられている。
昇降台51の一方の側端部には、フレーム11の内壁部に上下方向に沿って設けられた案内レール56に案内される案内輪55が設けられている。昇降台51の他方の側端部には、ボールネジナット63が設けられている。
昇降台51を駆動する駆動部60は、昇降台51を昇降させる駆動力を発生するボールネジ駆動用モータ61(駆動源)(以下、モータ61)を含む。モータ61は、フレーム11の下壁部に設けられている。また、駆動部60は、昇降台51の昇降方向(上下方向)へ沿って延在し、モータ61によって回転されるボールネジ軸62(駆動伝達部材)と、昇降台51の側端部に設けられ、ボールネジ軸62に螺合するボールネジナット63とを含む。
ボールネジ軸62の上端部は、フレーム11の内周壁に固定された軸受64によって回転可能に軸支されている。
ボールネジ軸62は、モータ61の駆動により回転されることで、ボールネジナット63を介してモータ61の駆動力を昇降台51に伝達し、昇降台51を昇降させる。
シリンダ70は、シリンダチューブ71と、シリンダチューブ71内部をロッド側室71aと、ヘッド側室71bとに区分するピストン72と、ロッド側室71aに配置されたロッド73とを有する。
シリンダチューブ71は、ロッド側室71aに連通するロッド側ポート74と、ヘッド側室71bに連通するヘッド側ポート75とを有する。ロッド73は、下端部がピストン72に連結されており、上端部がカバー部材54の下部に連結されている。
油圧回路80は、油圧ポンプ81(流体圧源)と、油圧ポンプ81から圧力油が供給されて、内部に圧力油を蓄圧し、蓄圧された圧力油をシリンダ70に供給するアキュムレータ82とを含む。また、油圧回路80は、アキュムレータ82とシリンダチューブ71のロッド側ポート74との間に介在された第1の電磁切り替え弁83と、アキュムレータ82とシリンダチューブ71のヘッド側ポート75との間に介在された第2の電磁切り替え弁84とを含む。
油圧ポンプ81と、アキュムレータ82との間には、アキュムレータ82に蓄圧された油が油圧ポンプ81側に逆流することを防止するために第1のチェック弁87が設けられている。また、油圧回路80には、アキュムレータ82の圧力、あるいは、アキュムレータ82からシリンダ70に供給される圧力油の圧力が過度に高くならないように、リリーフバルブ86が設けられている。
また、油圧回路80には、リザーバタンク89が設けられており、リザーバタンク89と、油圧ポンプ81との間には、油圧ポンプ81側からリザーバタンク89側に油が逆流することを防止するために第2のチェック弁88が設けられている。
アキュムレータ82としては、例えば、ブラダ型、バネ型、ピストン72型、ダイヤフラム型のアキュムレータ82が挙げられる。アキュムレータ82としては、いずれの形態であっても構わないが、本実施形態では、内部にブラダ(ゴム袋)(図示せず)を有するブラダ型のアキュムレータ82であるとして説明する。
アキュムレータ82のブラダには、窒素などの気体が封入されている。アキュムレータ82は、油圧ポンプ81から圧力油が供給されてブラダが圧縮されることで、内部に圧力油を蓄圧することができる。
油圧回路80のアキュムレータ82の近くには(例えば、アキュムレータ82と電磁切り替え弁との間)、アキュムレータ82の圧力を検出するために、油圧回路80の回路圧を測定するアキュムレータ圧力センサ85が設けられる。
第1の電磁切り替え弁83は、一対のソレノイド83a、83bを有する3ポート2位置切り替え型の電磁切り替え弁83である。第2の電磁切り替え弁84も一対のソレノイド84a、84bを有する3ポート2位置切り替え型の電磁切り替え弁84である。
第1の電磁切り替え弁83及び第2の電磁切り替え弁84は、制御部5(図2参照)の制御により、処理室10の内圧に応じて位置が切り替えられ、ロッド側室71aにアキュムレータ82から圧力油が供給される第1の供給状態と、ヘッド側室71bにアキュムレータ82から圧力油が供給される第2の供給状態とを切り替える(図3参照)。
図2は、プラズマCVD装置100の内部構成を示すブロック図である。
図2に示すように、プラズマCVD装置100は、プラズマCVD装置100の各部を統括的に制御するマイクロコントローラ等の制御部5を備える。制御部5は、油圧ポンプ81、処理室圧力センサ14、アキュムレータ圧力センサ85、プラズマ発生用高周波電源32、メモリ6、ソレノイド83a、83b、84a、84b、ボールネジ駆動用モータ61、保持機構回転用モータ53、真空ポンプ22等と電気的に接続されている。
メモリ6には、あらかじめ制御部5が各部を制御するために必要なプログラム等が記憶されている。
[昇降台からボールネジ軸に作用する力]
ここで、昇降台51や、昇降台51に支持される保持機構40の重力等に起因して、昇降台51の昇降方向(上下方向)に沿って昇降台51からボールネジ軸62に作用する力について説明する。
昇降台51からボールネジ軸62に作用する力は、処理室10が減圧状態である場合と、処理室10が大気圧状態である場合とで異なっているので、分けて説明する。
まず、処理室10が減圧状態である場合について説明する。
なお、このプラズマCVD装置100では、プラズマCVD装置100の設置調整や、メンテナンス作業などにより、処理室10の内圧が大気圧とされている場合を除き、原則的には処理室10の内部は減圧されている。そして、プラズマCVD装置100は、処理室10が減圧された状態で生産稼動される。
処理室10が減圧されている状態では、ボールネジ軸62には、向きの異なる2つの力が作用する。すなわち、ボールネジ軸62には、昇降台51や、昇降台51に支持される保持機構40、昇降台51の下部に固定されたモータ61、モータ61を覆うカバー部材54等の重力fが、下向きに作用する。また、ボールネジ軸62には、ベローズ13の断面積Sに、処理室10の内外の圧力差を乗じた値の力f’が上向きに作用する。そして、この2つの力の差分(f−f’)がボールネジ軸62に作用する力F(F=f−f’)となる。
ここで、ボールネジ軸62に作用する力Fは、f’>fの場合と、f>f’の場合とで向きが異なり、f’>fのとき、力Fは、上向きであり、f>f’のとき、力Fは、下向きである。すなわち、力Fは、処理室10の内外の圧力差による力f’が、昇降台51等の重力fよりも大きい場合(f’>f)、上向きとなり、昇降台51等の重力fが処理室10の内外の圧力差f’よりも大きい場合(f>f’)、下向きとなる。
なお、本実施形態では、処理室10の内外の圧力差による力f’が、昇降台51等の重力fよりも大きく(f’>f)、減圧時に昇降台51からボールネジ軸62に上向きに力Fが作用する場合について説明する。
次に、処理室10が大気圧状態である場合に、昇降台51からボールネジ軸62に作用する力F’について説明する。
例えば、プラズマCVD装置100の設置調整時や、メンテナンス作業時には、処理室10の内部は大気圧に解放されている。この場合、ボールネジ軸62に作用する力F’は、昇降台51や、昇降台51に支持される保持機構40、昇降台51の下部に固定されたモータ61、モータ61を覆うカバー部材54等の重力fと等しい(F’=f)。
なお、以降の説明では、処理室10が減圧状態である場合にボールネジ軸62に作用する力Fを第1の力F、処理室10が大気圧状態である場合にボールネジ軸62に作用する力F’を第2の力F’と呼ぶ。
上記シリンダ70は、アキュムレータ82から圧力油が供給されることで、上述の力F、F’、すなわち、昇降台51等の重力や、処理室10の内外の圧力差等に起因して、昇降台51からボールネジ軸62に作用する力F、F’に対抗する反力を発生する。
具体的には、シリンダ70は、処理室10が減圧された状態では、ロッド側室71aにアキュムレータ82から圧力油が供給されることで(第1の供給状態)、第1の力F(F=f−f’)に対抗する第1の反力RFを発生する(第1の状態)(図3(A)参照)。
一方、処理室10が大気圧状態である場合には、ヘッド側室71bにアキュムレータ82から圧力油が供給されることで(第2の供給状態)、第2の力F’(F’=f)に対抗する第2の反力RF’を発生する(第2の状態)(図3(B)参照)。
なお、本実施形態では、第1の反力RFは下向きに、第2の反力RF’は上向きに発生する。
[動作説明]
次に、プラズマCVD装置100の動作について説明する。
図3は、プラズマCVD装置100の動作を説明するための図であり、処理室10が減圧状態である場合及び処理室10が大気圧状態である場合の油圧回路80の状態を示す図である。図3(A)には、処理室10が減圧状態である場合の油圧回路80の状態(第1の電磁切り替え弁83及び第2の電磁切り替え弁84の位置)が示されており、図3(B)には、処理室10が大気圧状態である場合の油圧回路80の状態(第1の電磁切り替え弁83及び第2の電磁切り替え弁84の位置)が示されている。
(処理室10が大気圧状態から減圧状態に変化する場合)
まず、処理室10が大気圧状態から減圧状態に変化する場合のプラズマCVD装置100の動作について説明する。処理室10が大気圧状態から減圧状態に変化する場合とは、例えば、メンテナンス等により処理室10が大気圧に開放され、その後、プラズマCVD装置100を生産稼動状態とするために、処理室10を減圧状態にする場合等である。
処理室10が大気圧状態である場合、ソレノイド83b、84aがON、ソレノイド83a、84bがOFFとされており、第1の電磁切り替え弁83及び第2の電磁切り替え弁84は、図3(B)に示す位置に配置されている。
メンテナンス調整等が終了後、制御部5の制御により真空ポンプ22が駆動され、処理室10内の圧力が低下する。
処理室10内の圧力は、処理室圧力センサ14により検出され、検出された検出値が制御部5に入力される。制御部5は、検出された値が所定の圧力(大気圧よりも低く、生産稼動時の圧力と同程度の圧力)に対応する値以下の値であるかを判定する。制御部5は、検出された値が上記値以下の値である場合、ソレノイド83b、84aをOFFとし、逆にソレノイド83a、84bをONとする。
これにより、第1の電磁切り替え弁83及び第2の電磁切り替え弁84の位置が切り替えられ、油圧回路80は、図3(A)に示す状態となる。
処理室10内が減圧された状態では、図3(A)に示すように、第1の電磁切り替え弁83によりアキュムレータ82と、ロッド側室71aとの間の油路が開通し、アキュムレータ82からロッド側室71aに圧力油が供給される。一方で、アキュムレータ82とヘッド側室71bとの間の油路は、第2の電磁切り替え弁84により遮蔽されており、ヘッド側室71bには、アキュムレータ82から圧力油は、供給されない。なお、このとき、第2の電磁切り替え弁84により、ヘッド側室71bとリザーバタンク89との間の油路が開通されており、これにより、ヘッド側室71bの内部の油は、フリーの状態とされる。
ロッド側室71aにアキュムレータ82から圧力油が供給されることで、ロッド側室71aの内部の圧力と、ヘッド側室71bの内部の圧力に差が生じ、これにより、ピストン72には、下方へ向けて第1の反力RFが発生する。すなわち、ロッド側室71aにアキュムレータ82から圧力油が供給されることで、処理室10が減圧されたときにボールネジ軸62に上向きに作用する第1の力F(F=f−f’)に対抗する第1の反力RFが下向きにピストン72に発生する。なお、第1の力Fは、上記したように、昇降台51、保持機構40等の重力fと、処理室10の内外の圧力差による力f’との差分(F=f−f’)である。
ピストン72により発生された第1の反力RFは、ロッド73、カバー部材54を介して昇降台51に伝えられる。これにより、昇降台51の昇降方向に沿って、昇降台51からボールネジ軸62に作用する第1の力Fは、第1の反力RFによってほとんど相殺される。なお、十分な第1の反力を発生させるためには、ヘッド側室71a内の圧力が大気圧より高い圧力となるように圧力油を供給することが望ましい。
処理室10が減圧された状態において、被処理基板1の受け渡し等のために、昇降台51、昇降台51に支持された保持機構40が昇降される。この場合、制御部5の制御により、モータ61が駆動され、ボールネジ軸62が回転することで、昇降台51や、昇降台51に支持された保持機構40が昇降される。
昇降台51等の昇降時には、上記したように、昇降台51からボールネジ軸62に作用する第1の力Fは、第1の反力RFによってほとんど相殺されているので、モータ61は、小さな力でスムーズに昇降台51を昇降させることができる。また、ボールネジ軸62や、モータ61にかかる負荷が軽減されるので、駆動部60の長寿命化を図ることができる。
また、本実施形態に係るプラズマCVD装置100では、昇降台51や、昇降台51に支持された保持機構40の昇降時には、アキュムレータ82とピストン72との間でエネルギーが交換される。
すなわち、駆動部60の駆動により昇降台51、保持機構40等が下方へ移動する場合、それに伴い、ピストン72が下方へ移動することになるが、このとき、アキュムレータ82内に蓄圧された圧力油がロッド側室71aに送り出されて、アキュムレータ82内のブラダが膨らむ。この場合、アキュムレータ82側からピストン72側にエネルギーが移動する。
一方、駆動部60の駆動による昇降台51、保持機構40等の上方へ移動に応じて、ピストン72が上方へ移動する場合、ロッド側室71a側の圧力油がアキュムレータ82内に戻されて、アキュムレータ82内のブラダが縮む。この場合、ピストン72側からアキュムレータ82側にエネルギーが移動する。
このように、本実施形態に係るプラズマCVD装置100では、アキュムレータ82と、ピストン72との間でエネルギーが交換されるので、エネルギー効率よく第1の反力RFを発生させることができる。
また、ピストン72に第1の反力RFを発生させるために昇降台51、保持機構40等の昇降時に油圧ポンプ81を駆動させ続ける必要もないので、消費電力を低減させることができる。
ところで、上記したように、駆動部60による昇降台51、保持機構40の昇降に応じて、ピストン72が上下方向へ移動するとき、アキュムレータ82内のブラダが膨張、あるいは収縮する。このように、アキュムレータ82内のブラダが膨張、あるいは収縮することによって、ピストン72の位置に応じて、アキュムレータ82からロッド側室71aに供給される圧力油の圧力が変化してしまう。これにより、ピストン72の位置に応じて、ピストン72に発生する第1の反力RFが変化してしまう。
例えば、ピストン72がシリンダチューブ71の上方寄りに位置している場合と、ピストン72がシリンダチューブ71の下方寄りに位置している場合とを比較すると、ピストン72が上方寄りに位置している場合の方が、ピストン72が下方寄りに位置している場合よりも、アキュムレータ82内のブラダが縮んだ状態である。従って、ピストン72がシリンダチューブ71の上方寄りに位置している場合の方が、ピストン72が下方寄りに位置している場合よりも、アキュムレータ82からシリンダ70に供給される圧力油の圧力が大きく、また、ピストン72に発生する第1の反力RFも大きい。
このように、ピストン72の位置に応じて、ピストン72に発生する第1の反力RFが変化してしまうといった問題がある。しかしながら、このような問題は、アキュムレータ82の容量と、シリンダ70の内部断面積との比率を調整することにより、解消することができる。すなわち、アキュムレータ82の容量をシリンダ70の内部断面積に比して大きく(シリンダ70の内部断面積をアキュムレータ82の容量に比して小さく)すればよい。これにより、ピストン72の移動によるブラダの大きさの変化量が小さくなるので、ピストン72の位置によらず、ピストン72に発生する第1の反力RFを一定にすることができる。
ここで、プラズマCVD装置100を生産稼動状態(減圧状態)で、長期間使用した場合、アキュムレータ82と、ロッド側室71aとの間で生じる圧力油のリークにより、アキュムレータ82内のブラダの圧力が低くなってしまう場合がある。この場合、ピストン72に発生する第1の反力RFが小さくなってしまうといった問題がある。
そこで、本実施形態では、アキュムレータ82の圧力が低下した場合に、アキュムレータ82の圧力を上昇させる処理が実行される。
このときの動作を簡単に説明する。
アキュムレータ圧力センサ85は、アキュムレータ82の圧力を検出し、制御部5に出力する。制御部5は、検出された値が第1の値以下の値であるかを判定する。第1の値は、ピストン72に適切な第1の反力RFを発生させるために設定された値であって、アキュムレータ82の圧力の下限に対応する値である。
制御部5は、アキュムレータ82の圧力が第1の値となった場合に、油圧ポンプ81を駆動させる。油圧ポンプ81が駆動されると、第1のチェック弁87を介して、圧力油がアキュムレータ82の内部へ供給され、圧力油がアキュムレータ82内部に蓄圧される。このとき、アキュムレータ82内のブラダが縮み、ブラダの圧力が上昇する。
制御部5は、油圧ポンプ81を駆動させると、アキュムレータ圧力センサ85からの検出値が第2の値以上であるか否かを判定する。第2の値は、ピストン72に適切な第1の反力RFを発生させるために設定された値であって、アキュムレータ82の圧力の上限に対応する値である。
制御部5は、アキュムレータ圧力センサ85からの検出値が第2の値以上となった場合、油圧ポンプ81の駆動を停止させる。
このような処理により、圧力油のリークにより、アキュムレータ82の圧力が低下してしまった場合に、ブラダの圧力を適切に増加させることができる。これにより、適切な大きさの第1の反力RFをピストン72に発生させることができる。
(処理室10が減圧状態から大気圧状態に変化する場合)
次に、処理室10が減圧状態から大気圧状態に変化する場合について説明する。
処理室10が減圧状態から大気圧状態に変化する場合とは、例えば、プラズマCVD装置100が生産稼動状態であり、処理室10が減圧状態である場合に、メンテナンス等により処理室10が大気圧に開放される場合等である。
制御部5は、処理室圧力センサ14により検出された値が、所定の圧力(大気圧程度で、生産稼動時の圧力よりも大きい圧力)に対応する値以上の値であるか否かを判定する。制御部5は、検出された値が上記値以上の値である場合、ソレノイド83a、84bをOFFとし、逆にソレノイド83b、84aをONとする。
これにより、第1の電磁切り替え弁83及び第2の電磁切り替え弁84の位置が切り替えられ、油圧回路80は、図3(B)に示す状態となる。
処理室10が大気圧状態の場合、図3(B)に示すように、第2の電磁切り替え弁84によりアキュムレータ82と、ヘッド側室71bとの間の油路が開通し、アキュムレータ82からヘッド側室71bに圧力油が供給される。一方で、アキュムレータ82とロッド側室71aとの間の油路は、第1の電磁切り替え弁83により遮蔽される。なお、このとき、第1の電磁切り替え弁83により、ロッド側室71aと、リザーバタンク89との間の油路が開通され、これにより、ロッド側室71a内の油は、フリーの状態とされる。
ヘッド側室71bにアキュムレータ82から圧力油が供給されることで、ピストン72には、上方へ向けて第2の反力RF’が発生する。すなわち、ヘッド側室71bにアキュムレータ82から圧力油が供給されることで、処理室10が大気圧状態であるときにボールネジ軸62に下向きに作用する第2の力F’(F’=f)に対抗する第2の反力RF’が上向きにピストン72に発生する。ここで、上記したように、第2の力F’は、昇降台51や、昇降台51に支持される保持機構40等の重力fに起因して、昇降台51からボールネジ軸62に下向に作用する力である(F’=f)。なお、十分な第2の反力を発生させるためには、ヘッド側室71b内の圧力が大気圧より高い圧力となるように圧力油を供給することが望ましい。
これにより、昇降台51の昇降方向に沿って、昇降台51からボールネジ軸62に作用する第2の力F’は、第2の反力RF’によってほとんど相殺される。
処理室10が大気圧状態である場合において、メンテナンス等のために、昇降台51、昇降台51に支持された保持機構40等が昇降される。
昇降台51等の昇降時には、昇降台51からボールネジ軸62に作用する第2の力F’(昇降台51等の重力f)は、第2の反力RF’によってほとんど相殺されているので、モータ61は、小さな力でスムーズに昇降台51を昇降させることができる。
また、昇降台51や、昇降台51に支持された保持機構40の昇降時には、アキュムレータ82とピストン72(ヘッド側室71b)との間でエネルギーが交換されるので、エネルギー効率よく第2の反力RF’を発生させることができる。また、ピストン72に第2の反力RF’を発生させるために昇降台51、保持機構40等の昇降時に油圧ポンプ81を駆動させ続ける必要もないので、消費電力を低減させることができる。
なお、処理室10が大気圧状態である場合においても、アキュムレータ82の圧力が低下した場合に、アキュムレータ82の圧力を上昇させる処理を制御部5に実行させてもよい。
[第1実施形態変形例]
上述の実施形態では、2つの電磁切り替え弁83、84により、アキュムレータ82からロッド側室71aに圧力油が供給される状態(第1の供給状態)と、アキュムレータ82からヘッド側室71bに圧力油が供給される状態(第2の供給状態)とを切り替える場合について説明した。しかしこれに限られず、1つの電磁切り替え弁により、第1の供給状態と、第2の供給状態とを切り替えてもよい。
図4は、1つの電磁切り替え弁により第1の供給状態と、第2の供給状態との切り替える場合の一例を示す図である。なお、図4(A)には、処理室10が減圧状態である場合の油圧回路の状態(電磁切り替え弁の位置)が示されており、図4(B)には、処理室10が大気圧状態である場合の油圧回路の状態(電磁切り替え弁の位置)が示されている。
図4に示す油圧回路90の電磁切り替え弁91は、2つのソレノイド91a、91bを有する3ポート3位置切り替え型の電磁切り替え弁91である。
上述の実施形態では、シリンダ70のロッド側室71aとヘッド側室71bとの位置関係について、ロッド側室71aが上側、ヘッド側室71bがした側に配置される場合について説明した。しかしながら、ロッド側室71aが下側に、ヘッド側室71bが上側に配置されてもよい。すなわち、図1に示す形態に比べて、シリンダ70は、上下方向が逆に配置されてもよい。この場合、ロッド73の一端部は、例えば、昇降台51の上部に連結される。
この場合、ヘッド側室71bにアキュムレータ82から圧力油が供給されて、シリンダ70から第1の力F(F=f−f’)に対抗する第1の反力RFが発生される。また、この場合、ロッド側室71aにアキュムレータ82から圧力油が供給されて、シリンダ70から第2の力F’(F’=f)に対抗する第2の反力RF’が発生される。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態の説明において、上述の第1実施形態と同様の構成及び機能を有する部材等については、説明を省略又は簡略化する。
上述の第1実施形態では、処理室10の内外の圧力差による力f’が、昇降台51等の重力fよりも大きく(f’>f)、処理室10の減圧時に昇降台51からボールネジ軸62に対して上向きに第1の力Fが作用する場合について説明した。
一方、第2実施形態では、処理室10の内外の圧力差による力f’が昇降台51等の重力fよりも小さく(f’<f)、処理室10の減圧時に昇降台51からボールネジ軸62に対して下向に第1の力Fが作用する場合が想定されており、これにより、油圧回路の構成が異なっている。
図5は、第2実施形態に係るプラズマCVD装置を示す図である。
図5に示すように、第2実施形態に係るプラズマCVD装置200の油圧回路110では、ロッド側室71aと、アキュムレータ82との間に電磁切り替え弁111が介在されている。
この電磁切り替え弁111は、2つのソレノイド111a、111bを有する3ポート2位置切り替え型の電磁切り替え弁111である。
第2実施形態では、処理室10の内外の圧力差による力f’が昇降台51等の重力fよりも小さく(f’<f)、処理室10の減圧時に昇降台51からボールネジ軸62に対して下向きに第1の力F(F=f−f’)が作用する。
一方、処理室10が大気状態の場合、昇降台51、昇降台51に支持される保持機構40等の重力fが、昇降台51からボールネジ軸62に下向きに作用する(第2の力F’(F’=f))。
なお、第1の力Fと、第2の力F’とは、向きは同じであるが、大きさは、第2の力F’の方が第1の力Fよりも大きい。
図6は、処理室10が減圧状態である場合及び処理室10が大気圧状態である場合の油圧回路110の状態を示す図である。図6(A)には、処理室10が減圧状態である場合の油圧回路110の状態(電磁切り替え弁111の位置)が示されており、図6(B)には、処理室10が大気圧状態である場合の油圧回路110の状態(電磁切り替え弁111の位置)が示されている。
処理室10が減圧された状態では、ソレノイド111bがON、ソレノイド111aがOFFとされており、電磁切り替え弁111は、図6(A)に示す位置に配置されている。
このとき、アキュムレータ82から、シリンダチューブ71のロッド側室71a及びヘッド側室71bの両方の部屋に圧力油が供給される。
このとき、ロッド側室71aに圧力油が供給されることで、ピストン72の上面側には、アキュムレータ82からの圧力油の圧力Pと、シリンダチューブ71の内部断面積S1及びロッド73の断面積S2の差分(S1−S2)との積による力f1(f1=P×(S1−S2))が加わる。
一方、ヘッド側室71bに圧力油が供給されることで、ピストン72の下面側には、アキュムレータ82からの油圧油の圧力Pと、シリンダチューブ71の内部断面積S1との積による力f2が加わる(f2=P×S1)。
これにより、ピストン72には、上向きに力RF(RF=f2−f1)が発生する。この上向きに発生する力RFが、減圧時に昇降台51からボールネジ軸62に下向に作用する第1の力F(F=f−f’)に対抗する第1の反力RFとなる。
プラズマCVD装置100のメンテナンス等で、処理室10が大気圧に開放されると、制御部5の制御によりソレノイド111bがOFF、ソレノイド111aがONとされ、電磁切り替え弁111は、図6(B)に示す位置に移動する。
電磁切り替え弁111が移動されると、電磁切り替え弁111により、ロッド側室71aと、アキュムレータ82との間の油路が遮断される。これにより、ヘッド側室71bにのみアキュムレータ82から圧力油が供給される。なお、電磁切り替え弁111の移動により、ロッド側室71aと、リザーバタンク89との間の油路が開通し、これにより、ロッド側室71aの内部の油は、フリーの状態となる。
ヘッド側室71bにアキュムレータ82から圧力油が供給されることで、ピストン72には、上方へ向けて第2の反力RF’が発生する。すなわち、ヘッド側室71bにアキュムレータ82から圧力油が供給されることで、処理室10が大気圧状態であるときにボールネジ軸62に下向きに作用する第2の力F’(F’=f)に対抗する第2の反力RF’が上向きにピストン72に発生する。
なお、処理室10内が大気圧状態のときにピストン72から発生する第2の反力RF’と、処理室10内が減圧状態のときにピストン72に発生する第1の反力RFとは、向きが同じであるが、第2の反力RF’の方が第1の反力RFよりも大きい。
この第2実施形態においても、上述の第1実施形態と同様の効果を奏する。
すなわち、昇降台51等の昇降時には、昇降台51からボールネジ軸62に作用する力F、F’は、反力RF、RF’によってほとんど相殺されているので、モータ61は、小さな力でスムーズに昇降台51を昇降させることができる。また、ボールネジ軸62や、モータ61にかかる負荷が軽減されるので、駆動部60の長寿命化を図ることができる。
さらに、第2実施形態においても、アキュムレータ82から圧力油がシリンダ70に供給されることで、反力RF、RF’を発生させることができるので、昇降台51等の昇降時に油圧ポンプ81を駆動させ続ける必要がない。これにより、油圧ポンプ81の消費電力を低減させることができる。
<各種変形例>
上述の各実施形態の説明では、処理装置の一例として、プラズマCVD装置を例に挙げて説明した。しかし、処理装置は、プラズマCVD装置に限られない。処理装置の他の例としては、例えば、スパッタリング装置、蒸着装置等のPVD(Physical Vapor Deposition)装置や、熱CVD装置等のCVD装置などが挙げられる。
処理装置は、処理室10が減圧状態と、大気圧状態とに切り替えられる形態に限られない。例えば、処理装置は、大気圧状態で、被処理基板1に処理を施すレジスト塗布装置等であってもよい。この場合、減圧状態と、大気圧状態とで、油圧回路を切り替える電磁切り替え弁等は、設けられていなくてもよい。
図7は、搬送装置の一例を示す図である。
搬送装置300は、搬送室310と、搬送室310の下方に連結されたフレーム311とを備える。搬送室310には、コンダクタンスバルブ21を介して真空ポンプ22が連結されている。搬送室310には、複数のゲートバルブ12が設けられており、このゲートバルブ12を介して、処理室10等と繋がっている。
また、搬送装置310は、被処理基板を保持するハンド321と、複数のリンク322とを有する伸縮可能なアームと、アームに連結されてアームを伸縮させる2つの駆動軸323と、2つ駆動軸323を独立して回転させる2つのモータ324とを有する搬送機構320を備える。2つモータ324は、ハウジング325(昇降部)内部に収容されている。ハウジング325は、ベローズ313を介して搬送室310の下壁部に連結されている。
また、搬送装置300は、上下方向に延びるボールネジ軸62と、ハウジング325の外周部に設けられたボールネジナット63と、ボールネジ軸62を回転させるボールネジ駆動用モータ61とを有する駆動部60を備える。
また、搬送装置300は、アキュムレータ82を含む油圧回路80と、アキュムレータ82から圧力油が供給されて上記反力を発生するシリンダ70とを有する。
図7では、油圧回路80の一例として、図1に示した油圧回路80を例に挙げたが、図4に示した油圧回路90あるいは、図5に示した油圧回路110が用いられてもよい。
このような、搬送装置においても、上述の各実施形態で説明した場合と同様の作用効果を奏する。
上述の説明では、駆動部60の一例として、ボールネジ軸62、ボールネジナット63及びボールネジ駆動用モータ61を含む形態を挙げて説明した。しかし、駆動部60は、これに限られない。例えば、駆動部60として、ラックアンドピニオン、ベルトアンドプーリ等が用いられてもよい。
また、上述の説明では、流体回路の一例として、油圧回路80、90、110を上げて説明したが、流体回路は、圧縮空気回路であっても構わない。すなわち、作動流体として油の代わりに空気が用いられてもよい。
1…被処理基板
5…制御部
10…処理室
13…ベローズ
14…処理室圧力センサ
40…保持機構
50…昇降機構
51…昇降台
60…駆動部
61…モータ
62…ボールネジ軸
63…ボールネジナット
70…シリンダ
71…シリンダチューブ
71a…ロッド側室
71b…ヘッド側室
72…ピストン
73…ロッド
80、90、110…油圧回路
81…油圧ポンプ
82…アキュムレータ
83、84、91、111…電磁切り替え弁
85…アキュムレータ圧力センサ
100、200…プラズマCVD装置
300…搬送装置

Claims (8)

  1. 圧力が変化する処理室と、
    前記処理室内で処理対象物を保持する保持機構と、
    前記保持機構を支持し、前記保持機構を昇降させる昇降部と、
    前記昇降部を昇降させる駆動力を発生する駆動源と、前記昇降部の昇降方向へ延び、前記駆動源の駆動力を前記昇降部に伝達する駆動力伝達部材とを有する駆動部と、
    流体圧源から供給される作動流体を蓄圧するアキュムレータと、
    前記アキュムレータから前記作動流体が供給されることで、前記昇降方向に沿って前記昇降部から前記駆動伝達部材に作用する力に対抗する反力を発生し、前記発生された反力を前記昇降部に伝える反力発生部と
    を具備する処理装置。
  2. 請求項1に記載の処理装置であって、
    前記アキュムレータの圧力を検出するセンサと、
    前記検出された前記アキュムレータの圧力の検出値に応じて、前記流体圧源の駆動を制御することで、前記アキュムレータに蓄圧される前記作動流体の圧力を制御する制御部とをさらに有する
    処理装置。
  3. 請求項2に記載の処理装置であって、
    前記制御部は、前記アキュムレータの圧力の検出値が第1の値以下となった場合に、前記流体圧源を駆動させるように、かつ、前記アキュムレータの圧力の検出値が第1の値よりも大きい第2の値以上となった場合に、前記流体圧源の駆動を停止させるように、前記流体圧源の駆動を制御する
    処理装置。
  4. 請求項1に記載の処理装置あって、
    前記昇降部は、第1の圧力と、前記第1の圧力よりも高い第2の圧力との間で圧力が変化する減圧室に対してベローズを介して接続されており、
    前記反力発生部は、前記減圧室が前記第1の圧力のときに前記昇降部から前記駆動伝達部材に作用する第1の力に対抗する第1の反力を発生させ、前記減圧室が前記第2の圧力のときに前記昇降部から前記駆動伝達部材に作用する第2の力に対抗する第2の反力を発生させる
    処理装置。
  5. 請求項4に記載の処理装置であって、
    前記減圧室の内圧に応じて、前記反力発生部により前記第1の反力が発生される第1の状態と、前記反力発生部により前記第2の反力が発生される第2の状態とを切り替える切り替え部をさらに具備する
    処理装置。
  6. 請求項5に記載の処理装置であって、
    前記切り替え部は、
    前記アキュムレータと前記反力発生部との間に介在された電磁切り替え弁と、
    前記減圧室の内圧を検出するセンサと、
    前記検出された前記減圧室の内圧の検出値に応じて、前記電磁切り替え弁の駆動を制御することで前記第1の状態と、前記第2の状態とを切り替える制御部とを有する
    処理装置。
  7. 請求項5に記載の処理装置であって、
    前記反力発生部は、
    シリンダチューブと、
    前記シリンダチューブ内部を第1の部屋及び第2の部屋とに区分し、前記第1の部屋に前記アキュムレータから前記作動流体が供給されて前記第1の反力を発生し、かつ、前記第2の部屋にアキュムレータから前記作動流体が供給されて前記第2の反力を発生するピストンと、
    前記ピストンに発生した前記第1の反力または前記第2の反力を前記昇降部に伝えるロッドとを有するシリンダであり、
    前記切り替え部は、前記減圧室の内圧に応じて、前記アキュムレータから前記第1の部屋に前記作動流体を供給する第1の供給状態と、前記アキュムレータから前記第2の部屋に前記作動流体を供給する第2の供給状態とを切り替えることで前記第1の状態と、前記第2の状態とを切り替える
    処理装置。
  8. 搬送室と、
    前記搬送室内で処理対象物を搬送する搬送機構と、
    前記搬送機構を支持し、前記搬送機構を昇降させる昇降部と、
    前記昇降部を昇降させる駆動力を発生する駆動源と、前記昇降部の昇降方向へ延び、前記駆動源の駆動力を前記昇降部に伝達する駆動力伝達部材とを有する駆動部と、
    流体圧源から供給される作動流体を蓄圧するアキュムレータと、
    前記アキュムレータから前記作動流体が供給されることで、前記昇降方向に沿って前記昇降部から前記駆動伝達部材に作用する力に対抗する反力を発生し、前記発生された反力を前記昇降部に伝える反力発生部と
    を具備する搬送装置。
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