JP2012014384A - プログラマブル表示器およびデータ表示プログラム - Google Patents

プログラマブル表示器およびデータ表示プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2012014384A
JP2012014384A JP2010149791A JP2010149791A JP2012014384A JP 2012014384 A JP2012014384 A JP 2012014384A JP 2010149791 A JP2010149791 A JP 2010149791A JP 2010149791 A JP2010149791 A JP 2010149791A JP 2012014384 A JP2012014384 A JP 2012014384A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
display
time
alarm
analysis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010149791A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5462733B2 (ja
Inventor
Tsuyoshi Ikezoe
剛 池添
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Schneider Electric Japan Holdings Ltd
Original Assignee
Digital Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Digital Electronics Corp filed Critical Digital Electronics Corp
Priority to JP2010149791A priority Critical patent/JP5462733B2/ja
Publication of JP2012014384A publication Critical patent/JP2012014384A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5462733B2 publication Critical patent/JP5462733B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】アラームデータとアラームを特定するための各種のデータとの関連を容易に把握する。
【解決手段】解析リスト表示処理部212は、サンプリングデータおよび操作ログをデータメモリ26において例えば発生時間に基づいて検索する。解析リスト表示処理部212は、検索の結果、アラーム履歴が表示された画像で選択されたアラームデータの発報時間(基準時間)を含む指定期間内のサンプリングデータおよび操作ログデータをまとめて抽出して解析リストデータベース29に登録する。解析リスト表示処理部212は、解析リストデータベース29から所定数以下のサンプリングデータおよび操作ログデータを抽出して解析リスト画像に発生時間順に一覧表示する。また、詳細表示処理部213は、基準時間または基準時間に最も近い時間に発生したサンプリングデータまたは操作ログデータを含むサンプリングデータまたは操作ログデータの詳細を表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、個別に記憶しているアラームデータと各種のデータとをアラームデータの発生時間で関連付けて表示することができるように構成されたプログラマブル表示器およびデータ表示プログラムに関するものである。
プログラマブル表示器は、画像を表示するスクリーンと、タッチ入力のためのタッチパネルと、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)のようなコントローラとの通信のためのインターフェースと、上記の各部を制御する制御部とを備えている。このようなプログラマブル表示器は、スクリーンに表示される画像上でコントローラの稼働状況を表したり、コントローラに対する制御指示を与えるための操作入力をスクリーン上のタッチパネルから受け付けたりする機能を備えた操作型表示器である。一般に、プログラマブル表示器は、グラフィック表示機能を有するので、操作盤、スイッチ、表示灯等を予め用意された画像上で表示することができ、制御システムにおける操作端末としての役割を果たす。制御システムにおいて、各コントローラの稼働状況などの表示やコントローラへの制御指示は、コントローラ付近に配置されたプログラマブル表示器によって行われる。
また、プログラマブル表示器は、コントローラから受信した各種のデータやプログラマブル表示器において発生する各種のデータを記憶している。このようなデータとして、コントローラにおいては、異常や不具合の状況をユーザに報知するために発されるアラーム(アラームデータ)や、制御動作によって生じたデータ(サンプリングデータ)などが発生時間とともに記憶されている。また、上記のデータとして、プログラマブル表示器においては、プログラマブル表示器に対するユーザの操作内容が発生時間とともに履歴(操作ログデータ)として記憶されている。
特許文献1には、アラームデータを蓄積して履歴表示することが記載されている。また、特許文献2には、異常の発生などを検知すると履歴情報として蓄積し、検知内容に応じたメッセージを作成して表示することが記載されている。さらに、特許文献3には、上記のような各種のデータをプログラマブル表示器に蓄えることが記載されている。
特許第3729457号公報(2005年12月21日発行) 特許第3479238号公報(2003年12月15日発行) 特開2009−9498号公報(2009年1月15日公開)
ところで、アラームは、コントローラそのものやコントローラが制御するデバイスの動作異常などが原因となって発されたり、ユーザによるプログラマブル表示器の誤操作(例えばコントローラへの誤指示)が原因となって発されたりすることがある。このため、アラーム発生時のサンプリングデータや操作ログデータを確認することにより、アラームの発生原因を特定できる可能性がある。
しかしながら、特許文献1〜3に記載されているシステムを含めた従来のシステムでは、上記の各種のデータは、個別に蓄えられているが、相互に関連付けられてはいない。このため、アラームの発生原因がサンプリングデータや操作ログデータにあるか否かを確認するには、ユーザが、解析対象となるアラームの発生時間に基づいて、蓄積されたサンプリングデータや操作ログデータから上記の発生時間やその付近の時間で発生したデータを探し出さなければならない。このように、従来のシステムでは、アラーム発生原因の特定に時間がかかるため、アラーム発生から復旧までに要する時間が長引くという不都合があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、アラームデータとアラームの発生原因を特定するための各種のデータとの関連を容易に把握することである。
本発明に係るプログラマブル表示器は、アラームデータを当該アラームデータの状態が変化した状態変化時間とともに記憶し、前記アラームデータとは個別に、前記アラームデータの発生原因を解析するために有効となる解析用データを当該解析用データが発生した発生時間とともに記憶する記憶装置を備えているプログラマブル表示器において、前記発生時間で検索することにより、表示された前記アラームデータの履歴において選択されたアラームデータの前記状態変化時間を基準時間として含む予め指定された期間内の前記解析用データを前記データベースから抽出して一覧表示する一覧表示手段とを備えていることを特徴としている。
上記の構成では、アラーム履歴表示手段によって表示されたアラームデータから、アラームの解析対象となる所望のアラームデータが選択されると、そのアラームデータの状態変化時間に基づいて、登録手段および一覧表示手段によるデータの表示処理が行われる。この表示処理では、まず、登録手段によって、解析用データが記憶装置からデータベースに登録される。一覧表示手段によって、データベースにおいて、記憶装置に記憶された解析用データが発生時間で検索された結果、上記の状態変化時間を基準時間として含む予め指定された期間内の解析用データがデータベースから抽出されて一覧表示される。
これにより、解析対象となるアラームデータと関連する可能性のある解析用データを上記の期間でまとめて抽出して一覧表示することができる。特に、アラームデータの状態変化時間やそれに近い時間(アラーム発生の直前など)で発生した解析用データは、アラームの発生に関与している可能性が高く、また、その解析用データの周辺のデータも、アラームの発生を誘発する解析用データや、アラーム発生後の影響を分析する解析用データなどとして参考にすることができる。したがって、従来のように、ユーザが、解析対象となるアラームの状態変化時間に基づいて、所望の解析用データを探し出す必要がなくなり、アラーム解析をより容易に行うことができる。
本発明に係る他のプログラマブル表示器は、アラームデータを当該アラームデータの状態が変化した状態変化時間とともに記憶し、前記アラームデータとは個別に、前記アラームデータの発生原因を解析するために有効となる解析用データを当該解析用データが発生した発生時間とともに記憶する記憶装置を備えているプログラマブル表示器において、上記の課題を解決するために、前記記憶装置に記憶された前記解析用データをデータベースに登録する登録手段と、前記データベースにおいて、前記発生時間で検索することにより、任意に指定された期間であって、当該期間の範囲で指定された時間を基準時間として含む期間内の前記解析用データを前記データベースから抽出して一覧表示する一覧表示手段とを備えていることを特徴としている。
上記の構成では、まず、登録手段によって、解析用データが記憶装置からデータベースに登録される。一覧表示手段によって、データベースにおいて、記憶装置に記憶された解析用データが発生時間で検索された結果、指定された基準時間を含む任意に指定された期間内の解析用データがデータベースから抽出されて一覧表示される。
これにより、解析対象となるアラームデータと関連する可能性のある解析用データを上記の期間でまとめて抽出して一覧表示することができる。特に、アラームデータの状態変化時間やそれに近い時間(アラーム発生の直前など)で発生した解析用データは、アラームの発生に関与している可能性が高く、また、その解析用データの周辺のデータも、アラームの発生を誘発する解析用データや、アラーム発生後の影響を分析する解析用データなどとして参考にすることができる。したがって、基準時間を解析対象となるアラームデータの状態変化時間に関連付ければ、従来のように、ユーザが、解析対象となるアラームの状態変化時間に基づいて、所望の解析用データを探し出す必要がなくなり、アラーム解析をより容易に行うことができる。
前記プログラマブル表示器は、前記一覧表示手段によって表示されている前記解析用データのうち、前記基準時間または当該基準時間に最も近い時間に発生した前記解析用データの1つを注目データとして選択し、当該注目データが属するデータ群の全ての前記解析用データを前記データベースから抽出して表示し、前記注目データを強調表示する詳細表示手段を備えていることが好ましい。
この構成によれば、詳細表示手段によって、注目データは1つのみが選択され、この注目データが属するデータ群の全ての解析用データがデータベースから抽出されて表示されるとともに、注目データが強調表示される。これにより、基準時間に基づいて特定される注目データとともに、注目データが属するデータ群の解析用データが表示されるので、表示された解析用データを、アラーム発生の原因を特定するために利用することができる。
前記プログラマブル表示器において、前記一覧表示手段は、前記基準時間または当該基準時間に最も近い時間に発生した前記解析用データの1つを中央または中央に最も近い位置に表示することが好ましい。
基準時間と同じか、またはその基準時間に最も近い時間に発生した解析用データは、基準時間が解析対象となるアラームデータの状態変化時間に関連付けられているとすれば、当該アラームデータとの関連性が最も高いと推測される。このため、そのような解析用データを最も目立つ中央または中央に最も近い位置に表示することにより、アラームの発生原因をより効率的に特定することができる。
あるいは、前記プログラマブル表示器において、前記一覧表示手段は、前記基準時間または当該基準時間に最も近い時間に発生した前記解析用データの1つを強調表示することが好ましい。
基準時間と同じか、またはその基準時間に最も近い時間に発生した解析用データは、基準時間が解析対象となるアラームデータの状態変化時間に関連付けられているとすれば、当該アラームデータとの関連性が最も高いと推測される。このため、そのような解析用データを強調表示することにより、アラームの発生原因をより効率的に特定することができる。
特に、前記解析用データが、外部機器でサンプリングされたサンプリングデータ、前記プログラマブル表示器のユーザによる操作記録である操作ログデータ、または動画データであることが好ましい。これにより、アラームの発生原因に関与する可能性が高いサンプリングデータ、操作ログデータまたは動画データをアラーム解析に用いることができ、アラーム解析の精度を向上させることができる。
本発明のデータ表示プログラムは、前記プログラマブル表示器の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。このように、データ表示プログラムをコンピュータに読み取らせて実行させることにより、前記プログラマブル表示器を実現することができる。
本発明に係るプログラマブル表示器は、以上のように構成されているので、アラームデータとアラームの発生原因を解析するために有効となる各種のデータとの関連の有無を容易に把握することができる。したがって、本発明を採用すれば、アラームの原因特定を効率的に行うことにより、アラームの復旧に要する時間を短縮することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係るプログラマブル表示器を含む制御システムの構成を示すブロック図である。 上記プログラマブル表示器におけるHMI処理部のアラーム表示処理部が表示するアラーム履歴画像を示す図である。 上記HMI処理部の解析リスト表示処理部が表示するデータ抽出設定画像を示す図である。 上記解析リスト表示処理部が表示する解析リスト画像を示す図である。 (a)はアラーム履歴画像において選択されたアラームデータと同時間に発生したサンプリングデータが強調表示されている状態を上記解析リスト画像において示す図であり、(b)は上記アラームデータと同時間に発生した操作ログデータにフォーカスが当てられた状態を上記解析リスト画像において示す図である。 (a)はHMI処理部の詳細表示処理部が表示するサンプリング画像を示す図であり、(b)は上記詳細表示処理部が表示するヒストリカルトレンドグラフ画像を示す図である。 上記詳細表示処理部が表示する操作ログ画像を示す図である。
本発明の一実施形態について図1ないし図7に基づいて説明すると、以下の通りである。
〔1.制御システムの構成〕
図1に示すように、本実施形態に係る制御システム1は、プログラマブル表示器2と、ホストコンピュータ3と、ネットワーク4と、プログラマブルロジックコントローラ5(以降「PLC5」と称する)と、デバイス6とを備えている。
プログラマブル表示器2は、ネットワーク4を介してホストコンピュータ3と接続されている。ネットワーク4は、共通の通信プロトコル(共通通信プロトコル)で通信を行うことが可能なイーサネット(登録商標)などからなるローカルエリアネットワーク(LAN(Local Area Network))やインターネットを含むような通信ネットワークである。
〔1−1.ホストコンピュータの構成〕
ホストコンピュータ3は、PLC5に与える制御データ(レシピデータ)やプログラマブル表示器2から取得した各種のデータを管理しており、制御システム1における制御の中心として機能している。このため、ホストコンピュータ3は、レシピデータをプログラマブル表示器2に送信したり、プログラマブル表示器2に収集されて記憶された各種のデータをプログラマブル表示器2から受信したりする。プログラマブル表示器2から提供されるデータは、アラームデータ、サンプリングデータ、操作ログデータなどである。これらのデータについては後に詳しく説明する。
〔1−2.PLCの構成〕
外部機器としてのPLC5は、入力ユニットを介して入力元のデバイス6の状態を取り込むとともに、出力ユニットを介して出力先のデバイス6に制御指示を与える。PLC5は、ユーザが作成したシーケンスプログラム(ラダープログラムなど)にしたがって、例えば、数十msなどの予め定められたスキャンタイム毎に上記の動作を行う。
入力元のデバイス6としては、センサ(温度センサ、光センサなど)、スイッチ(押ボタンスイッチ、リミットスイッチ、圧力スイッチなど)のような機器が用いられる。出力先のデバイス6としては、アクチュエータ、リレー、電磁弁、表示器などが用いられる。これらのデバイス6は、製造ラインなどの各種のターゲットシステムの所要各部に配置されて、制御システム1の一部を構成している。
なお、デバイス6は、後述するタッチパネル23からユーザによって入力されたデータを記憶するために設けられたデータメモリ26における特定の領域であってもよい。また、デバイス6は、PLC5内のメモリにおける特定の領域であってもよい。
PLC5内のメモリ(デバイスメモリ)は、デバイス6の状態(デバイス6からの出力値やデバイス6への設定値)を示すデータ(ワードデータやビットデータ)を、デバイスアドレスで特定される領域に記憶している。上記メモリにおいて、ワードデバイスとビットデバイスとが設定される。ワードデバイスは、入出力されるデータが数値のようなワードデータを記憶する領域として設定され、ワードアドレス(デバイスアドレス)で指定される。また、ビットデバイスは、オン・オフ状態のようなビットデータを記憶する領域として設定され、ビットアドレス(デバイスアドレス)で設定される。これにより、デバイスアドレスを指定してメモリ内の任意のワードデバイスまたはビットデバイスをアクセスすることで、デバイス6を制御したり、デバイス6の状態に関するデータを個別に取り出したりすることができる。
〔1−3.プログラマブル表示器の構成〕
〔1−3−1.プログラマブル表示器の基本機能〕
プログラマブル表示器2は、各機能を実現するHMI制御プログラムの命令を実行するCPU(Central Processing Unit)、HMI制御プログラムを記憶したROM(Read 0nly Memory)、HMI制御プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、HMI制御プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。このプログラマブル表示器2は、ユーザが作成した入力操作および表示用の画像データを表示することにより、プログラマブル表示器特有の操作機能および表示機能を実現する専用コンピュータであり、HMI機器として好適に使用される。上記の画像データは、入力操作や表示動作に関する各種の処理を規定する処理規定情報を組み合わせて作成される。プログラマブル表示器2は、このような画像データに基づいて、デバイス6の状態を表示する動作や、入力操作に応じてデバイス6の状態を制御する動作を特定することができる。
プログラマブル表示器2は、その通信機能によって、通信ケーブル7を介してPLC5と通信を行って、PLC5のメモリに記憶されている各デバイス6の状態を取得し、例えば、後述のスクリーン22に各デバイス6の状態を表示する。また、プログラマブル表示器2は、その通信機能によって、後述のタッチパネル23への入力操作に応じて、PLC5へ制御指示などを送信する。さらに、プログラマブル表示器2は、ネットワーク4を介してホストコンピュータ3とも通信可能に接続されているので、その通信機能によって、ホストコンピュータ3との間でデータの送受信を行う。
なお、デバイス6の状態の取得/変更については、その都度指示してもよいし、プログラマブル表示器2内に一時的なメモリ空間を用意し、取得/変更時には、当該メモリ空間へアクセスするとともに、所定の時間間隔毎や所定のイベント毎にPLC5と通信して各々のアドレスが割り当てられた実体と同期を取ってもよい。
〔1−3−2.プログラマブル表示器の各部の構成〕
プログラマブル表示器2は、上記の機能を実現するために、HMI処理部21と、スクリーン22と、タッチパネル23と、インターフェース部(図中、I/F)24,25と、データメモリ26と、ユーザメモリ27と、作業メモリ28と、解析リストデータベース29とを備えている。以下、プログラマブル表示器2の主要各部について詳細に説明する。
〔1−3−2−1.表示・入力部の構成〕
スクリーン22は、プログラマブル表示器1を薄型に構成するために、液晶パネルや、ELパネルや、プラズマディスプレイパネルのような平板型表示パネルが好適に用いられる。タッチパネル23は、スクリーン22の表示面上でタッチ入力を行うために設けられている入力装置である。
〔1−3−2−2.インターフェース部の構成〕
インターフェース部24は、プログラマブル表示器2がホストコンピュータ3との間の通信を行うための通信制御部であり、ネットワーク4に接続されている。このインターフェース部24は、ホストコンピュータ3のIPアドレスに基づくネットワーク通信を行うことができるように構成される。
一方、インターフェース部25は、プログラマブル表示器2がPLC5との間の通信を行うための通信制御部である。このインターフェース部25は、PLC5がシリアル通信を行う機種である場合にシリアル通信制御を行う一方、PLC5がネットワーク通信を行う機種である場合にネットワーク通信を行うように構成されている。インターフェース部25は、シリアル通信制御を行う場合、PLC5のメーカや機種に応じた通信プロトコルを用いて通信を行う。
〔1−3−2−3.各種メモリおよびデータベースの構成〕
データメモリ26(記憶装置)は、SRAMやDRAMによって構成されており、PLC5から得たデータやプログラマブル表示器2で発生したデータを記憶している。また、データメモリ26は、PLC5以外の外部機器から得られたデータも記憶している。データメモリ26は、このように異なる種類のデータを記憶することから、必ずしも単一のメモリで構成される必要はなく、データの種類に応じて異なる種類のメモリで構成されたり、同一のメモリであってもデータの種類に応じて記憶領域を異ならせたりすることが好ましい。
PLC5から得られるデータとしては、サンプリングデータやアラームデータなどが挙げられる。サンプリングデータは、PLC5がデバイス6から得たデータであり、発生時間とともにデータメモリ26に蓄えられていく。プログラマブル表示器2で発生したデータとしては、操作ログデータなどが挙げられる。
ここで、サンプリングデータの収集については、収集の対象となるデバイスアドレスと、収集のタイミングと、収集回数とが予め設定されている。また、1回の収集で異なる複数のデバイスアドレスから得られるサンプリングデータは、設定によりグループ分けされている。各グループには、グループ番号が付与されている。このサンプリングデータは、アラームの発生原因を解析するために有効となる解析用データとして利用される。
PLC5以外の外部機器から得られるデータとしては、温調器、インバータ、バーコードリーダーなどの外部機器から取り込んだデータが挙げられる。また、外部機器から得られるデータとしては、ホストコンピュータ3から与えられる前述のレシピデータや、ビデオカメラから出力される動画(例えば製造ラインの様子が撮影された動画)のデータなどが挙げられる。
アラームデータは、PLC5で確認されたアラームに関するデータである。PLC5においては、異常などが発生すると、所定のビットデバイスに設定されたアラームビットがアラームを示す状態(ONまたはOFF)になったり、所定のワードデバイスに警報値が書き込まれたりする。アラームデータは、ユーザにアラームを報知するために、HMI処理部21によって、これらのデバイスの状態に基づいて、アラームについての内容(メッセージ)などをアラームの状態が変化したときの時間(状態変化時間)と併せて作成されるデータである。
上記の状態変化時間は、アラームが発報された発報時間(アラームの発生時間)や、アラームが復旧した復旧時間のようにアラームそのものの状態が変化した時間である。また、アラームがユーザに確認(認知)されているか否かという状態についても、未確認状態から確認状態への変化が時間として記録されるので、アラームが確認された確認時間も状態変化時間となる。
操作ログデータは、プログラマブル表示器2に対するユーザの操作記録(操作履歴)に関するデータである。この操作ログデータは、ユーザがプログラマブル表示器2に対してした操作内容(ログイン、ログアウト、画像における各タッチ操作など)や、操作者情報(ID、氏名、所属など)や、その発生時間などからなる。この操作ログデータは、アラームの発生原因を解析するために有効となる解析用データとして利用される。
ユーザメモリ27は、画像データ、上記の通信プロトコルなどを記憶するためのメモリであり、FEPROM(Flash Erasable and Programmable ROM)が用いられる。FEPROMは、書き替え可能な読み出し専用のフラッシュメモリであるので、一般のパーソナルコンピュータにおけるハードディスクドライブの役割を果たす。フラッシュメモリは、可動部を持たず、かつ衝撃に強いので、劣悪な周囲環境でも安定して動作する。
画像データは、プログラマブル表示器2に表示される1つ以上のユーザ画像(1フレーム分の画像データによって構成される単位画像)のデータをまとめた画像ファイルである。画像データは、通常、ターゲットシステムやターゲットシステムで製造される製品などに応じた一連の関連する複数の画像データがひとまとまりのプロジェクトファイルとして用意される。
また、画像データは、画像作成ソフトウェアによって作成され、ベース画像上に部品画像が配置されたり、図形が描画されたり、テキストが記載されたりして構成されている。部品画像としては、スイッチ(オン・オフスイッチ、切替スイッチ、押しボタンスイッチなど)、ランプ、テンキー、各種表示部品(例えば、数値表示部品、メータ表示部品、グラフ表示部品、アラーム表示部品など)などが画像作成ソフトウェアに用意されている。部品画像には、その機能を実現するための処理内容が前述の処理規定情報として設定されている。例えば、スイッチの部品画像には、タッチ操作されると、所望のビットアドレスで指定されるビットデバイスの値を“0”と“1”との間で書き替えるという処理内容を規定した処理規定情報が、画像作成ソフトウェアによって予め設定されている。
作業メモリ28は、例えば、DRAMによって構成されており、表示制御などの演算処理時の作業用に用いられる他、PLC5との間でやり取りされるデータの一時的な記憶に用いられる。
解析リストデータベース29(データベース)は、アラームを解析するための解析リストを構成する各種のデータを保存するために構築されるデータベースである。この解析リストデータベース29は、例えば作業メモリ28に構築されてもよい。解析リストは、選択されたアラームの発報時間から指定時間範囲のサンプリングデータおよび操作ログデータの一覧であり、後述する解析リスト表示処理部212によって表示される。
〔1−3−2−4.HMI処理部の構成〕
〔1−3−2−4(a).HMI処理部の基本機能〕
HMI処理部21は、所定の時間間隔毎や所定のイベント毎にPLC5と通信することによって、PLC5のデバイスメモリ(外部デバイスメモリ)から、PLC5に接続されたデバイス6の状態を状態データとして取得する。HMI処理部21は、このように取得した状態データを、プログラマブル表示器2内に用意された一時的なメモリ空間、例えば前述の作業メモリ28における特定の領域(状態メモリ領域)に書き込む。また、HMI処理部21は、プログラマブル表示器2内に用意されたデータ記憶領域、例えばデータメモリ26の特定の領域(内部デバイスメモリ)に書き込まれたデータを取得してその状態をプログラマブル表示器2の画面に表示する。
一方、HMI処理部21は、プログラマブル表示器2のスクリーン22上に設けられたタッチパネル23への操作などに応じて、外部デバイスメモリにおけるデータを更新するように、PLC5と通信することによって外部デバイスメモリのデータを書き替える。また、HMI処理部21は、タッチパネル23への操作などに応じて、内部デバイスメモリにおけるデータを更新するように、内部デバイスメモリのデータを書き替える。
HMI処理部21は、デバイス6の状態データをPLC5から取得して画像における部品画像の表示状態に反映させるときの動作や、部品画像への操作に応じてデバイス6の状態の変更を指示するときの動作を、部品画像に規定されている処理規定情報によって特定する。
上記のようなHMI処理部21は、本発明のデータ表示プログラムとしても機能する前述のHMI制御プログラムをプログラマブル表示器2が備える前述のCPUに実行させることにより実現される機能ブロックである。上記のHMI制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)は、プログラマブル表示器2と分離可能に構成されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体にも記録可能であり、その記録媒体からプログラマブル表示器2にインストールされてもよい。
上記の記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM(compact disc read-only memory)/MO(magneto-optical)/MD(Mini Disc)/DVD(digital versatile disk)/CD−R(CD Recordable)等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM(erasable programmable read-only memory)/EEPROM(electrically erasable and programmable read-only memory)/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、プログラマブル表示器2がネットワーク4と接続されていることから、ネットワーク4を介してHMI制御プログラムをダウンロードしてもよい。このネットワーク4としては、前述のインターネットやLANに限定されず、イントラネット、エキストラネット、ISDN(integrated services digital network)、VAN(value-added network)、CATV(community antenna television)通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、ネットワーク4を構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE(institute of electrical and electronic engineers)1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(asynchronous digital subscriber loop)回線等の有線でも、IrDA(infrared data association)やリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR(high data rate)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
ただし、このようにネットワーク4からHMI制御プログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プログラムは予めプログラマブル表示器2に格納されるか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであってもよい。
〔1−3−2−4(b).アラーム解析のための構成〕
ここで、HMI処理部21は、アラーム解析を行うために、アラーム表示処理部211と、解析リスト表示処理部212と、詳細表示処理部213とを含んでいる。
〔1−3−2−4(b−1).アラーム表示処理部の構成〕
アラーム表示処理部211(アラーム履歴表示手段)は、データメモリ26に記憶(タンキング)されているアラームデータに基づいて、アラーム履歴を図2に示すアラーム履歴画像101に表示する。
アラーム履歴画像101は、履歴表示領域101a、アップスクロールボタン101b、ダウンスクロールボタン101cおよび解析ボタン101dを含んでいる。
履歴表示領域101aは、アラーム表示部品によって構成されており、アラームデータとして、日付、発報時間(図中「発報」)およびメッセージを1行に表示する。アラームデータは、任意の項目を設定することができ、例えば、日付、メッセージなどの設定が可能である。メッセージは、アラームの内容や、アラームの発生箇所などのアラームに関する情報として用意されている。
アップスクロールボタン101bおよびダウンスクロールボタン101cは、履歴表示領域101aに表示できるアラーム履歴数が、表示面積の都合上で所定の行数に制限されるため、上方および下方にスクロールさせるための操作ボタンである。解析ボタン101dは、解析リストの表示を指示するための操作ボタンである。アップスクロールボタン101b、ダウンスクロールボタン101cおよび解析ボタン101dは、押しボタンスイッチの部品によって構成されている。
アラーム表示処理部211は、アラームデータをデータメモリ26から読み出して、設定により定められた順(例えばアラームの発報時間順)に履歴表示領域101aに表示する。また、アラーム表示処理部211は、アップスクロールボタン101bまたはダウンスクロールボタン101cがタッチ操作されると、履歴表示領域101aの表示を上方または下方にスクロールする。さらに、アラーム表示処理部211は、解析の対象となるアラームの行が選択された状態で解析ボタン101dがタッチ操作されると、解析リスト表示処理部212に、当該アラームの発報時間、確認時間または復旧時間を基準時間として解析リストの表示を行うように指示する。
〔1−3−2−4(b−2).解析リスト表示処理部の構成〕
解析リスト表示処理部212は、アラーム表示処理部211からの指示を受けて、解析リストの表示に必要な全データ(サンプリングデータおよび操作ログデータ)をデータメモリ26から読み出して、解析リストデータベース29に登録する(登録手段)。また、解析リスト表示処理部212は、解析リストデータベース29に登録されたデータに基づいてデータの一覧を解析リストとして表示する(一覧表示手段)。
解析リスト表示処理部212は、データ抽出の条件を設定するために、図3に示すように、データ抽出設定画像102を表示する。
データ抽出設定画像102は、日時設定欄102a,102b、数字キー102c、バックスペースキー102d、デリートキー102e、エンターキー102f、クリアキー102g、カーソルキー102h,102iおよびスタートキー102jを含んでいる。
日時設定欄102a,102bは、それぞれ、データが抽出される期間(解析範囲)の先頭および末尾の日時を設定するために設けられている。この日時設定欄102a,102bは、数値表示部品によって構成されている。日時設定欄102a,102bでは、年(西暦)、月、日、時、分、秒を設定することができる。上記の解析範囲は、日時設定欄102aに設定された日時から日時設定欄102bに設定された日時までの期間として特定される。
前述のように、基準時間は、アラーム表示処理部211によって、アラーム履歴画像101に表示された各アラームから選択されたアラームの発報時間、確認時間または復旧時間が基準時間として設定される。本実施形態では、これに限らず、次のように、ユーザが設定した解析範囲に基づいて基準時間を設定するようにしてもよい。
解析リスト表示処理部212は、データ抽出設定画像102の設定が行われるとき、デフォルトの状態では、前述の基準時間が日時設定欄102bに自動的に設定され、基準時間の1時間前の時間が日時設定欄102aに自動的に設定される。あるいは、デフォルトの状態では、前述の基準時間が日時設定欄102aに自動的に設定され、基準時間の1時間後の時間が日時設定欄102bに自動的に設定される。これにより、ユーザの設定による操作の負担を軽減することができる。あるいは、解析範囲内であれば、ユーザによって自由に基準時間を指定できるようにしてもよい。このため、図示はしないが、データ抽出設定画像102には、基準時間を設定するための設定欄が設けられる。解析リスト表示処理部212は、解析範囲内で設定された時間のみを基準時間として受け付ける。
また、日時設定欄102a,102bの日時の設定は、上記のデフォルトの状態から、ユーザによって自由に変更することもできる。このため、解析リスト表示処理部212は、日時設定欄102bの日時が変更されると、変更された日時を新たな基準時間として設定する。これにより、アラーム履歴画像101で選択されたアラームにとらわれず、ユーザの都合に応じた解析範囲を設定することができる。
数字キーは、日時設定欄102a,102bに日時を設定するために設けられる0〜9の数値のキー(テンキー)である。バックスペースキー102dは、桁を移動させずに上位桁の値を0にするためのキーである。デリートキー102eは、日時設定欄102a,102bにおける桁を右に移動させて上位桁の値を0にするためのキーである。エンターキー102fは、日時を日時設定欄102a,102bに入力された値に更新するためのキーである。クリアキー102gは、カーソル(図示せず)のあたっている項目のみ全て0にするキーである。カーソルキー102h,102iは、日時設定欄102a,102bに表示される入力位置を示すカーソル(図示せず)を左右に移動させるためのキーである。スタートキー102jは、解析リストの表示を指示するためのキーである。
解析リスト表示処理部212は、日時設定欄102a,102bにそれぞれ入力された日時が設定(更新)された状態でスタートキー102jがタッチ操作されると、解析リストデータベース29に登録されているサンプリングデータおよび操作ログデータから、上記の解析範囲内にあるサンプリングデータおよび操作ログデータを発生時間で検索する。また、解析リスト表示処理部212は、検索の結果、解析範囲で特定される期間内のサンプリングデータおよび操作ログデータを解析リストデータベース29から抽出して、時間でソートした上で、図4に示す解析リスト画像103に解析リストとして表示する。
解析リスト画像103は、解析リスト領域103a、アップスクロールボタン103b、ダウンスクロールボタン103c、ジャンプボタン103dおよび戻りボタン103eを含んでいる。
解析リスト領域103aは、サンプリングデータおよび操作ログデータを行単位で表示する領域である。この解析リスト領域103aは、表示可能な行数が表示面積の都合上で所定の行数に制限されるため、上下方向のスクロール表示が可能である。
解析リスト領域103aは、サンプリングデータおよび操作ログデータを表示するために、発生時間表示欄(図中「Time」)、機能表示欄(図中「機能」)およびコメント表示欄(図中「コメント」)を有している。発生時間表示欄には、サンプリングデータおよび操作ログデータの発生時間が表示される。機能表示欄には、表示されるデータがサンプリングデータまたは操作ログデータであることが示される。
コメント表示欄には、サンプリングデータおよび操作ログデータに関する情報が示される。図4において、コメント表示欄には、サンプリングデータそのものだけでなく、グループ番号を表示することができる。グループ番号は、サンプリングデータを取得するデバイスアドレスがグループ分けされた各グループに付される番号である。
アップスクロールボタン103bおよびダウンスクロールボタン103cは、解析リスト領域103aにおけるスクロール表示のために設けられており、それぞれ上方および下方にスクロールさせるための操作ボタンである。ジャンプボタン103dは、指定されたサンプリングデータおよび操作ログデータの詳細を表示するための操作ボタンである。戻りボタン103eは、アラーム履歴画像101に表示を戻すための操作ボタンである。アップスクロールボタン103b、ダウンスクロールボタン103c、ジャンプボタン103dおよび戻りボタン103eは、押しボタンスイッチの部品によって構成されている。
解析リスト表示処理部212は、前述のように時間でソートすることにより、サンプリングデータおよび操作ログデータを、解析リスト領域103aに発生時間順に表示する。このとき、解析リスト表示処理部212は、前述の基準時間に発生したサンプリングデータまたは操作ログデータ(またはそれがなければ基準時間に最も近い時間に発生したサンプリングデータまたは操作ログデータ)を注目データとする。また、解析リスト表示処理部212は、注目データがサンプリングデータである場合、当該サンプリングデータを含むグループを記載した行を、注目データが操作ログデータである場合、当該操作ログデータを記載した行を解析リスト領域103aの上下方向の中央または最も中央に近い位置となるように配置して、フォーカスを当てた状態で表示する。さらに、解析リスト表示処理部212は、注目データを含む行を強調表示することでフォーカスを当ててもよい。例えば、図2に示すように、2009年12月25日の11時45分(基準時間)のアラームが選択されて解析ボタン101dがタッチ操作された場合、図4に示すように、同時間のサンプリングデータが解析リスト領域103aの最も中央に近い位置に強調表示される。
なお、注目データとして特定されるべきサンプリングデータおよび操作ログデータの双方が同時間に発生している場合は、サンプリングデータが優先的に注目データとして特定されて、中央(または中央に最も近い位置)に強調表示される。
解析リスト表示処理部212は、アップスクロールボタン103bまたはダウンスクロールボタン103cがタッチ操作されると、解析リスト領域103aの表示を上方または下方にスクロールする。また、解析リスト表示処理部212は、ジャンプボタン103dがタッチ操作されると、詳細表示処理部213に、選択された行に記載されているサンプリングデータまたは操作ログデータの詳細を表示するように指示する。さらに、解析リスト表示処理部212は、戻りボタン103eがタッチ操作されると、アラーム履歴画像101に表示を切り替える。
なお、解析リスト表示処理部212は、データ抽出の条件を設定するために、前述のデータ抽出設定画像102をユーザインターフェースとして表示するが、予めデータ抽出の条件(解析範囲)を他の手法で実現してもよい。例えば、予め基準時間の前後の所定時間を解析範囲として設定するような手法では、データ抽出設定画像102のようにユーザが自由にデータ抽出の条件を設定することはできないが、そのような必要がない場合には設定に手間がかからず好ましい。
〔1−3−2−4(b−3).詳細表示処理部の構成〕
詳細表示処理部213(詳細表示手段)は、解析リスト表示処理部212による指示を受けて、解析リスト画像103において強調表示された行に記載されているサンプリングデータまたは操作ログデータの詳細を表示する。詳細表示処理部213は、サンプリングデータについては、ヒストリカルトレンドグラフと履歴とを表示する。
詳細表示処理部213は、解析リスト画像103において強調表示された行の注目データがサンプリングデータのグループである場合、そのグループの全てのサンプリングデータの一覧を後述するように表示し、注目データが操作ログデータである場合、操作ログデータの全ての一覧を後述するように表示する。このように、詳細表示処理部213は、注目データが属するデータ群の全てのデータを解析リストデータベース29から読み出して表示する。データ群が、サンプリングデータの場合は解析リストデータベース29に登録された各グループであり、操作ログデータの場合は解析リストデータベース29に登録された全ての操作ログデータである。
詳細表示処理部213は、基準時間とサンプリングデータの発生時間とを比較し、基準時間と一致する発生時間のサンプリングデータがあれば、そのサンプリングデータを強調表示する。あるいは、詳細表示処理部213は、基準時間とサンプリングデータの発生時間とを比較した結果、基準時間と一致する発生時間のサンプリングデータがなければ、基準時間に最も近い発生時間のサンプリングデータを特定して、当該サンプリングデータを強調表示する。また、詳細表示処理部213は、操作ログデータについても上記の処理と同様の処理を行う。
〈サンプリングデータ表示〉
図5(a)に示すように、サンプリングデータ(グループ)を記載した行が強調表示されている状態でジャンプボタン103dがタッチ操作されると、詳細表示処理部213はサンプリングデータを表示する。このとき、詳細表示処理部213は、デフォルトの表示として、解析リストデータベース29からサンプリングデータの上記のグループの全てを読み出して、通常のサンプリングデータ表示と同様にして、図6(a)に示すようなサンプリング画像104に表示する。
サンプリング画像104は、サンプリング表示領域104a、戻りボタン104bおよびトレンド表示移行ボタン104cを含んでいる。サンプリング画像104は、戻りボタン104bおよびトレンド表示移行ボタン104cを有する点で通常のサンプリング画像と異なる。
サンプリング表示領域104aは、サンプリングデータを表示するためのサンプリング表示部品によって構成されており、サンプリングデータとして、日付(図中「Date」)、発生時間(図中「Time」)およびデータ値(図中「Sampling」)を1行に表示する。解析リスト画像103においてフォーカスが当てられた行のグループ番号のデータ値のみが一覧表示される。
戻りボタン104bは、アラーム履歴画像101に表示を戻すための操作ボタンである。トレンド表示移行ボタン104cは、後述するヒストリカルトレンドグラフ画像105(図6(b)参照)へ表示を移行させるための操作ボタンである。戻りボタン104bおよびトレンド表示移行ボタン104cは、押しボタンスイッチの部品によって構成されている。
詳細表示処理部213は、注目データとして注目されているサンプリングデータを含むグループについて得られた全てのサンプリングデータの一覧を表示する。また、詳細表示処理部213は、戻りボタン104bがタッチ操作されると、アラーム履歴画像101に表示を切り替える。
〈ヒストリカルトレンドグラフ表示〉
詳細表示処理部213は、上記のトレンド表示移行ボタン104cがタッチ操作されると、図6(b)に示すヒストリカルトレンドグラフ画像105を表示する。
ヒストリカルトレンドグラフ画像105は、グラフ表示領域105a、戻り表示ボタン105b、送り表示ボタン105c、戻りボタン105dおよびサンプリング表示移行ボタン105eを含んでいる。
グラフ表示領域105aは、トレンドグラフ表示部品によって構成されており、サンプリングデータに基づくグラフが表示される領域である。
戻り表示ボタン105bは、現在表示されているグラフより前のサンプリングデータについてのグラフを表示させるための操作ボタンである。送り表示ボタン105cは、現在表示されているグラフより後のサンプリングデータについてのグラフを表示させるための操作ボタンである。戻りボタン105dは、アラーム履歴画像101に表示を戻すための操作ボタンである。サンプリング表示移行ボタン105eは、前述のサンプリング画像104へ表示を移行させるための操作ボタンである。
戻り表示ボタン105b、送り表示ボタン105c、戻りボタン105dおよびサンプリング表示移行ボタン105eは、押しボタンスイッチの部品によって構成されている。
詳細表示処理部213は、前述のサンプリング画像104に表示されるサンプリングデータと同じサンプリングデータの値を用いてグラフを描画する。また、詳細表示処理部213は、初期の表示状態では、基準時間に最も近いサンプリングデータをグラフ表示領域105aにおける左右方向の中央に中央値指示線Lとともに表示する。
詳細表示処理部213は、戻り表示ボタン105bがタッチ操作されると、グラフ表示領域105aに、現在表示されているグラフを描画するサンプリングデータより以前のサンプリングデータにより新たなグラフを描画する。一方、詳細表示処理部213は、送り表示ボタン105cがタッチ操作されると、現在表示されているグラフを描画するサンプリングデータより以降のサンプリングデータにより新たなグラフを描画する。
詳細表示処理部213は、戻りボタン105dがタッチ操作されると、アラーム履歴画像101に表示を切り替える。また、詳細表示処理部213は、サンプリング表示移行ボタン105eがタッチ操作されると、サンプリング画像104に表示を切り替える。
〈操作ログ表示〉
図5(b)に示すように、操作ログデータを記載した行が強調表示されている状態でジャンプボタン103dがタッチ操作されると、詳細表示処理部213は操作ログデータを図7に示すような操作ログ画像106に表示する。このとき、詳細表示処理部213は、解析リストデータベース29から全ての操作ログデータを抽出して、図7に示すような操作ログ画像106に表示する。
操作ログ画像106は、操作ログ表示領域106a、アップスクロールボタン106b、ダウンスクロールボタン106c、ライトスクロールボタン106d、レフトスクロールボタン106eおよび戻りボタン106fを含んでいる。
操作ログ表示領域106aは、操作ログデータを表示するための表示部品によって構成されており、操作ログデータとして、日付(図中「Date」)、時間(図中「Time」)、ユーザID(図中「Use ID」)、コメント(図示せず)などの各要素を1行に表示する。この操作ログ表示領域106aは、表示可能な行数および列数が表示面積の都合上で所定の行数および列数に制限されるため、上下方向および左右方向のスクロール表示が可能である。
コメントは、サンプリング画像104に設けられているコメント表示欄に表示される操作ログデータに関する情報と同じ情報が示される。この情報としては、操作内容そのものや操作対象物を表す単語や、それらを意味する略称などが用いられる。
アップスクロールボタン106bおよびダウンスクロールボタン106cは、操作ログ表示領域106aにおけるスクロール表示のために設けられており、それぞれ上方および下方にスクロールさせるための操作ボタンである。ライトスクロールボタン106dおよびレフトスクロールボタン106eは、操作ログ表示領域106aにおけるスクロール表示のために設けられており、それぞれ右方および左方にスクロールさせるための操作ボタンである。図7は、操作ログ画像106において、日付、時間およびユーザIDが操作ログ表示領域106aに表示されている状態を示している。
戻りボタン106fは、アラーム履歴画像101に表示を戻すための操作ボタンである。
アップスクロールボタン106b、ダウンスクロールボタン106c、ライトスクロールボタン106d、レフトスクロールボタン106e、および戻りボタン106fは、押しボタンスイッチの部品によって構成されている。
詳細表示処理部213は、各操作ログデータを解析リストデータベース29から抽出して行単位で発生時間順に表示する。また、詳細表示処理部213は、基準時間に最も近い発生時間の操作ログデータを含む行を、操作ログ表示領域106aの上下方向の中央または最も中央に近い位置に配置して強調表示する。
詳細表示処理部213は、アップスクロールボタン106bまたはダウンスクロールボタン106cがタッチ操作されると、操作ログ表示領域106aの表示を上方または下方にスクロールする。また、詳細表示処理部213は、ライトスクロールボタン106dまたはダウンスクロールボタン106eがタッチ操作されると、操作ログ表示領域106aの表示を右方または左方にスクロールする。さらに、詳細表示処理部213は、戻りボタン106fがタッチ操作されると、アラーム履歴画像101に表示を切り替える。
〔2.プログラマブル表示器によるアラーム解析表示〕
続いて、上記のように構成されるプログラマブル表示器2によって、アラームを解析するためのサンプリングデータおよび操作ログの表示を行う動作について説明する。
〔2−1.アラーム履歴の表示〕
まず、アラーム表示処理部211によって、図2に示すように、アラーム履歴画像101にアラーム履歴を表示させる。この状態で、ユーザによって、解析したいアラームを示す行がタッチされて選択されると、この行が強調表示される(着色表示、反転表示など)。そして、この状態で、ユーザによって、解析ボタン101dがタッチ操作されると、アラーム表示処理部211から解析リスト表示処理部212に解析リストの表示の指示が与えられる。このとき、選択されたアラームの発報時間が、基準時間として上記の指示と併せて解析リスト表示処理部212に与えられる。図2に示す例では、2009年11月11日の11時45分のアラームが選択されており、この時間が基準時間となる。
〔2−2.解析リストの表示〕
上記の指示を受けると、解析リスト表示処理部212によって、図3に示すように、データ抽出設定画像102が表示される。ユーザによって、データ抽出設定画像102の日時設定欄102a,102bに解析範囲を規定する日が設定されて、スタートキー102jがタッチ操作されると、解析リスト表示処理部212によって、解析リスト表示処理が行われる。図3に示す例では、2009年11月11日の11時00分00秒から、2009年11月11日の12時00分00秒までが解析範囲として規定されている。
解析リスト表示処理が開始すると、解析リスト表示処理部212によって、解析リストデータベース29において、サンプリングデータおよび操作ログデータが発生時間に基づいて検索された結果、解析範囲にあるサンプリングデータおよび操作ログデータが時間でソートされた上で抽出され、解析リスト画像103に表示される。
このとき、基準時間または基準時間に最も近い時間に発生したサンプリングデータを含むグループにおける当該サンプリングデータを注目データとし、そのグループを含む行が中央(または中央に最も近い位置)に表示される。同様に、基準時間または基準時間に最も近い時間に発生した操作ログデータの1つを注目データとし、その注目データを含む行が中央(または中央に最も近い位置)に表示される。図4に示す例では、11時45分のグループ5の行が、注目データのサンプリングデータを含む行として解析リスト領域103aの中央に最も近い位置に配置されて強調表示され、かつ各データが発生時間順に並ぶように表示されている。
〔2−3.サンプリングデータの表示〕
サンプリングデータを表示する場合、例えば、図5(a)に示すように、解析リスト領域103aにおいて基準時間となる11時45分のグループ4の行が強調表示されており、このグループ4が注目データを含んでいることが示された状態となっている。この状態で、ジャンプボタン103dがユーザによってタッチ操作されると、詳細表示処理部213によって、図6(a)に示すように、解析リストデータベース29から読み出されたグループ4の全てのサンプリングデータがサンプリング画像104に表示される。図6(a)の例では、グループ4を構成する、デバイスアドレスD100,D200から収集されたサンプリングデータが一覧表示される。このとき、基準時間に発生したサンプリングデータの行が、サンプリング表示領域104aにおける上下方向の中央に強調表示される。
サンプリングデータをトレンドグラフとして表示する場合、トレンド表示移行ボタン104cがユーザによってタッチされると、詳細表示処理部213によって、図6(b)に示すように、グループ4のサンプリングデータに基づいてヒストリカルトレンドグラフ画像105が表示される。このヒストリカルトレンドグラフ画像105には、上記の解析リスト画像103に表示されたサンプリングデータと同じサンプリングデータを用いてグラフが描画される。このとき、基準時間に発生したサンプリングデータが、中央値指示線Lで示される左右方向の中央に位置するように、初期状態のグラフが描画される。この状態から、サンプリング表示移行ボタン105fがユーザによってタッチされると、詳細表示処理部213によって、図6(a)に示すように、サンプリング画像104が表示される。
また、ユーザによって戻り表示ボタン105bまたは送り表示ボタン105cがタッチ操作されることにより、現在表示されているグラフ以前または以降のグラフが表示される。これにより、現在表示されているグラフのサンプリングデータ以前または以降のサンプリングデータの変化を確認することができる。戻り表示ボタン105bまたは送り表示ボタン105cの1回のタッチ操作によってグラフの変化する期間は所定の期間(例えば1秒)に設定されている。
このように、基準時間(または基準時間に最も近い時間)に発生した値を中心としてサンプリングデータが表示されるので、その中心値あるいはその周辺のサンプリングデータがアラームに関与しているような値であるか否かを確認することができる。特に、サンプリングデータを値そのもので表示するだけでなく、ヒストリカルトレンドグラフでも表示することにより、サンプリングデータの変化を容易に把握することができる。それゆえ、アラームの発生原因となるような異常な値を容易に判別することができる。
〔2−4.操作ログ表示〕
操作ログデータを表示する場合、例えば、図5(b)に示すように、解析リスト領域103aにおいて基準時間となる11時45分の操作ログデータ(注目データ)の行が強調表示されており、この操作ログデータが注目データとして示された状態となっている。この状態で、ジャンプボタン103dがユーザによってタッチ操作されると、詳細表示処理部213によって、図7に示すように、解析リストデータベース29から読み出された全ての操作ログデータが操作ログ画像106に表示される。このとき、基準時間の操作ログデータの行が、操作ログ表示領域106aにおける上下方向の中央に強調表示される。
このように、基準時間(または基準時間に最も近い時間)に発生した操作を中心として操作内容が表示されるので、その中心の操作あるいはその周辺の操作がアラームに関与しているような内容であるか否かを確認することができる。
〔3.実施形態の総括〕
このように、制御システム1は、プログラマブル表示器2が、アラーム解析のために、アラーム表示処理部211、解析リスト表示処理部212および詳細表示処理部213を備えている。これにより、解析リストデータベース29においてアラームの発生原因となり得る2種類のサンプリングデータおよび操作ログデータが発生時間に基づいて検索された結果、基準時間を含む解析範囲のサンプリングデータおよび操作ログデータがまとめて抽出されて、解析リスト画像103に一覧表示される。この結果、アラームの原因特定を容易にして、アラームの復旧に要する時間を短縮することができる。
また、解析リスト画像103において、基準時間または基準時間に最も近い時間に発生した注目データが強調表示された状態でジャンプボタン103dをタッチ操作するだけで、サンプリングデータまたは操作ログデータの詳細が表示される。このとき、各サンプリングデータがサンプリング画像104またはヒストリカルトレンドグラフ画像105に注目データを中心にして一覧表示され、各操作ログデータが注目データを中心にして操作ログ画像106に一覧表示される。これにより、注目データだけでなく、その周辺のデータを確認することにより、さらに精度高くアラームの解析を行うことができる。
しかも、サンプリング画像104および操作ログ画像106においては、注目データを含む行が強調表示される。このような注目データは、基準時間に発生したアラームデータとの関連性が最も高いと推測される。このため、注目データを強調表示することにより、アラームの発生原因をより効率的に特定することができる。
一方、ヒストリカルトレンドグラフ画像105において表示されるグラフには、注目データとなるサンプリングデータに、グラフ表示領域105aにおける左右方向の中央を示す中央値指示線Lが表示される。これにより、ヒストリカルトレンドグラフ画像105においても、注目データを中央値指示線Lで強調表示することで、アラームの発生原因をより効率的に特定することができる。また、従来、このような指示線は、自動的には表示されず、ユーザの操作によって任意の位置に表示されていた。これに対し、上記の中央指示線Lは自動的に表示されるので、ユーザが操作する手間を省くことができる。
なお、アラームデータに関連付けるデータは、サンプリングデータおよび操作ログデータに限定されず、例えば、前述のレシピデータや動画データであってもよい。
レシピデータは、前述のように、ホストコンピュータ3からプログラマブル表示器2に送信されて、データメモリ26に記憶されるので、サンプリングデータおよび操作ログデータと同様にして、アラームデータの発報時間を基準にした関連付けを容易にすることができる。これにより、不適切なレシピデータが設定されていたか否かなどを確認して、レシピデータのアラームへの関与を容易に判定することができる。
なお、レシピデータの時間は、プログラマブル表示器2からPLC(プログラマブルロジックコントローラ)5に送信されるときの時間であり、発生時間として扱われる。この時間は、HMI処理部21によって付与される。これにより、アラームデータとレシピデータとの発報時間を基準にした関連付けが可能となる。
また、動画データは、前述のように、製造ラインなどに設置されたビデオカメラによって撮影された動画のデータであり、プログラマブル表示器2に入力される。この動画データも、データメモリ26に記憶されるので、サンプリングデータおよび操作ログデータと同様にして、アラームデータの発報時間を基準にした関連付けを容易にすることができる。これにより、動画データに現れた事象を確認して、当該事象のアラームへの関与を容易に判定することができる。
なお、動画データは、時間管理するために、所定時間毎にタイムスタンプが付与された状態でデータメモリ26に記憶される。これにより、アラームデータと画像データとの発報時間を基準にした関連付けが可能となる。
ここで、アラームデータと関連付けられるデータを記憶する媒体は、データメモリ26だけでなく、プログラマブル表示器2の内外に設けられた他のメモリであってもよく、例えば、プログラマブル表示器2に着脱可能なカードメモリのような記憶媒体であってもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明のプログラマブル表示器は、アラームデータの発報時間を含む所定の期間内のデータを抽出して、その一覧を表示するので、アラーム解析に好適に利用できる。
1 制御システム
2 プログラマブル表示器
3 ホストコンピュータ
5 プログラマブルロジックコントローラ(外部機器)
6 デバイス
21 HMI処理部
26 データメモリ
29 解析リストデータベース
211 アラーム表示処理部
212 解析リスト表示処理部(登録手段,一覧表示手段)
213 詳細表示処理部(詳細表示処理手段)

Claims (7)

  1. アラームデータを当該アラームデータの状態が変化した状態変化時間とともに記憶し、前記アラームデータとは個別に、前記アラームデータの発生原因を解析するために有効となる解析用データを当該解析用データが発生した発生時間とともに記憶する記憶装置を備えているプログラマブル表示器において、
    前記記憶装置に記憶された前記解析用データをデータベースに登録する登録手段と、
    前記データベースにおいて、前記発生時間で検索することにより、表示された前記アラームデータの履歴において選択されたアラームデータの前記状態変化時間を基準時間として含む予め指定された期間内の前記解析用データを前記データベースから抽出して一覧表示する一覧表示手段とを備えていることを特徴とするプログラマブル表示器。
  2. アラームデータを当該アラームデータの状態が変化した状態変化時間とともに記憶し、前記アラームデータとは個別に、前記アラームデータの発生原因を解析するために有効となる解析用データを当該解析用データが発生した発生時間とともに記憶する記憶装置を備えているプログラマブル表示器において、
    前記記憶装置に記憶された前記解析用データをデータベースに登録する登録手段と、
    前記データベースにおいて、前記発生時間で検索することにより、任意に指定された期間であって、当該期間の範囲で指定された時間を基準時間として含む期間内の前記解析用データを前記データベースから抽出して一覧表示する一覧表示手段とを備えていることを特徴とするプログラマブル表示器。
  3. 前記一覧表示手段によって表示されている前記解析用データのうち、前記基準時間または当該基準時間に最も近い時間に発生した前記解析用データの1つを注目データとして選択し、当該注目データが属するデータ群の全ての前記解析用データを前記データベースから抽出して表示し、前記注目データを強調表示する詳細表示手段を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のプログラマブル表示器。
  4. 前記一覧表示手段は、前記基準時間または当該基準時間に最も近い時間に発生した前記解析用データの1つを中央または中央に最も近い位置に表示することを特徴とする請求項3に記載のプログラマブル表示器。
  5. 前記一覧表示手段は、前記基準時間または当該基準時間に最も近い時間に発生した前記解析用データの1つを強調表示することを特徴とする請求項3に記載のプログラマブル表示器。
  6. 前記解析用データが、外部機器でサンプリングされたサンプリングデータ、前記プログラマブル表示器のユーザによる操作記録である操作ログデータ、または動画データであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のプログラマブル表示器。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のプログラマブル表示器の各手段としてコンピュータを機能させるためのデータ表示プログラム。
JP2010149791A 2010-06-30 2010-06-30 プログラマブル表示器およびデータ表示プログラム Active JP5462733B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010149791A JP5462733B2 (ja) 2010-06-30 2010-06-30 プログラマブル表示器およびデータ表示プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010149791A JP5462733B2 (ja) 2010-06-30 2010-06-30 プログラマブル表示器およびデータ表示プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012014384A true JP2012014384A (ja) 2012-01-19
JP5462733B2 JP5462733B2 (ja) 2014-04-02

Family

ID=45600748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010149791A Active JP5462733B2 (ja) 2010-06-30 2010-06-30 プログラマブル表示器およびデータ表示プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5462733B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015059816A1 (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 発紘電機株式会社 プログラマブル表示器、プログラム
JP2015099432A (ja) * 2013-11-18 2015-05-28 株式会社東芝 プラント監視システム及びプラント監視方法
JP2015163017A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 株式会社東光高岳 運用パターン表示装置
CN110019285A (zh) * 2017-07-14 2019-07-16 张涛 一种警情识别分派方法及电子设备
JP2020013528A (ja) * 2018-10-23 2020-01-23 株式会社キーエンス プログラマブルロジックコントローラ用のエンジニアリングツール

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003337621A (ja) * 2002-05-22 2003-11-28 Yamatake Corp プロセス監視装置、プロセス監視プログラムおよびプロセス監視プログラムを記録した記録媒体
JP2009075633A (ja) * 2007-09-18 2009-04-09 Mitsubishi Electric Corp プログラマブル表示器
JP2009110086A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Mitsubishi Electric Corp 監視制御システム
JP2009303462A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Mitsubishi Electric Corp 監視制御システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003337621A (ja) * 2002-05-22 2003-11-28 Yamatake Corp プロセス監視装置、プロセス監視プログラムおよびプロセス監視プログラムを記録した記録媒体
JP2009075633A (ja) * 2007-09-18 2009-04-09 Mitsubishi Electric Corp プログラマブル表示器
JP2009110086A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Mitsubishi Electric Corp 監視制御システム
JP2009303462A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Mitsubishi Electric Corp 監視制御システム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015059816A1 (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 発紘電機株式会社 プログラマブル表示器、プログラム
CN105593774A (zh) * 2013-10-25 2016-05-18 发纮电机株式会社 可编程显示器及其程序
JPWO2015059816A1 (ja) * 2013-10-25 2017-03-09 発紘電機株式会社 プログラマブル表示器、プログラム
JP2015099432A (ja) * 2013-11-18 2015-05-28 株式会社東芝 プラント監視システム及びプラント監視方法
JP2015163017A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 株式会社東光高岳 運用パターン表示装置
CN110019285A (zh) * 2017-07-14 2019-07-16 张涛 一种警情识别分派方法及电子设备
CN110019285B (zh) * 2017-07-14 2023-06-16 张涛 一种警情识别分派方法及电子设备
JP2020013528A (ja) * 2018-10-23 2020-01-23 株式会社キーエンス プログラマブルロジックコントローラ用のエンジニアリングツール
JP7412076B2 (ja) 2018-10-23 2024-01-12 株式会社キーエンス プログラマブルロジックコントローラ用のエンジニアリングツール

Also Published As

Publication number Publication date
JP5462733B2 (ja) 2014-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5462733B2 (ja) プログラマブル表示器およびデータ表示プログラム
EP3504613A1 (en) A refrigerator storage system having a display
JP5462734B2 (ja) プログラマブル表示器およびデータ表示プログラム
US20070011152A1 (en) Device, method, and recording medium recording a program for image display
US11960925B2 (en) Program generating device, program generating method, and information storage medium
JP2008040560A (ja) 履歴情報の表示装置および方法
WO2014125587A1 (ja) プログラマブル表示器、そのプログラム
CN105474112A (zh) 程序编辑用程序
JP2004199258A (ja) プロセス監視装置
JP2009289064A (ja) ヒューマンインタフェース機能付き監視システム
JP5805612B2 (ja) プログラマブル表示器、制御プログラムおよび制御システム
JP6514276B2 (ja) 情報処理装置および情報処理システム
JPH1195971A (ja) ユーザインタフェースシステム
JP2005300324A (ja) 被試験対象デバイスの測定データ解析方法、プログラム、および測定データ解析システム
JP2006227721A (ja) パラメータ設定支援装置およびパラメータの表示方法
JP2009168468A (ja) 環境試験装置
JP2012113586A (ja) プラント運転監視装置
JPH10143238A (ja) プラント監視装置
JP4944559B2 (ja) 履歴情報表示装置および方法
JP7162484B2 (ja) ヘルプ情報表示システム、ヘルプ情報表示装置、ヘルプ情報表示方法及びヘルプ情報表示プログラム
CN110073302B (zh) 信息处理装置、信息处理装置的控制方法以及存储介质
JP2013196414A (ja) 情報処理プログラム、情報処理装置、情報処理システムおよび表示制御方法
JP5379878B2 (ja) 端末装置の入力パターン最適化処理方法、入力パターン最適化処理システムおよび入力パターン最適化処理プログラム
JP6875878B2 (ja) 情報処理装置、プログラム、及び制御方法
US5299114A (en) Sequence program search method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120723

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130723

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130919

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5462733

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250