JP5462734B2 - プログラマブル表示器およびデータ表示プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、同一内容の複数のアラームデータを最新のアラームデータに絞り込んで表示するように構成されたプログラマブル表示器およびデータ表示プログラムに関するものである。
プログラマブル表示器は、画像を表示するスクリーンと、タッチ入力のためのタッチパネルと、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)のようなコントローラとの通信のためのインターフェースと、上記の各部を制御する制御部とを備えている。このようなプログラマブル表示器は、スクリーンに表示される画像上でコントローラの稼働状況を表したり、コントローラに対する制御指示を与えるための操作入力をスクリーン上のタッチパネルから受け付けたりする機能を備えた操作型表示器である。一般に、プログラマブル表示器は、グラフィック表示機能を有するので、操作盤、スイッチ、表示灯等を予め用意された画像上で表示することができ、制御システムにおける操作端末としての役割を果たす。制御システムにおいて、各コントローラの稼働状況などの表示やコントローラへの制御指示は、コントローラ付近に配置されたプログラマブル表示器によって行われる。
また、コントローラにおいては、異常や不具合の状況をユーザに報知するためにアラームが発生すると、所定のメモリ領域に設定されているアラームビットがONとなったり、ワードデータの書き込み領域に警報値が書き込まれたりする。プログラマブル表示器は、このアラームビットのONの状態や警報値の状態をアラームデータとして取り込んでアラームが発生していることを表示する。また、プログラマブル表示器は、アラームデータをメモリに順次蓄積していき、蓄積したアラームデータを基にアラームの履歴も表示する。
アラームの履歴表示においては、同じアラームが多数発生した場合、当該アラームが表示されると、確認を必要とするアラームがどれかを判別することが難しい。
これに対し、特許文献1には、故障回復しているメッセージを最新メッセージデータから削除することが記載されている。これにより、故障回復していないメッセージを確認することができる。
また、特許文献2には、同じセンサから得られたアラーム情報を更新して、最新の異常状態の内容のみを表示することが記載されている。これにより、最新のアラームを容易に確認することができる。
特許第3379674号公報(2003年2月24日発行) 特開2006−10533号公報(2006年1月12日公開)
ところで、アラームを確認するために、何時どのような内容のアラームが発生したかという情報が必要であるため、アラームデータは、通常、発報時刻と、アラームの内容を表すメッセージとを基本情報として含んでいる。また、アラームデータは、この基本情報だけでなく、アラームをより多方面で解析するための付加情報を含んでいる。付加情報としては、アラームの累積の発生回数、アラームが発報されている累積時間、アラームの重要度を表すレベルなどが挙げられる。
アラームの解析を行う場合、注目する付加情報を最も目立つように表示させたい。このため、例えば、アラームを付加情報について優先順位を付けて表示させることが考えられる。特許文献2に記載されたシステムでは、付加情報で検索を行った場合、注目する付加情報を表示色、大きさ、形状などを変えることによって目立たせることができる。
しかしながら、特許文献2に記載されたシステムでは、最新のアラームの内容しか残らないので、同じアラームが複数発生した場合、最新のアラーム以外のアラームの履歴を確認することができない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、必要に応じて、最新のアラームのみ表示させたり、複数の同じアラームについての履歴を表示したりできるようにすることである。
本発明に係るプログラマブル表示器は、アラームの時刻に関する時刻情報およびアラームの内容に関するメッセージ情報からなる基本情報と、同一の前記メッセージ情報について同じ数値で与えられて当該基本情報に付加される数値付加情報および同一の前記メッセージ情報について任意の情報として与えられて当該基本情報に付加される非数値の非数値付加情報を有する付加情報とを含むアラームデータの履歴を一覧表示するアラーム履歴表示手段を備えているプログラマブル表示器において、上記課題を解決するために、同じ前記メッセージ情報に対して同じ情報を有する一致項目に基づいて前記アラームデータをソートする第1ソート処理、前記アラームデータを同じ前記メッセージ情報に対して相違する可能性のある情報を有する相違項目に基づいてソートする第2ソート処理、または前記アラームデータを前記メッセージ情報に基づいてソートする第3ソート処理のいずれか1つを行い、前記第1ソート処理および前記第2ソート処理と併せて、ソートされた前記アラームデータを同一のメッセージ情報を有するもの同士で並ぶように前記メッセージ情報に基づいてソートするソート手段と、前記第1ソート処理を行う場合、隣接する2つの前記アラームデータを前記時刻情報に基づいて比較し、両アラームデータが同一の前記メッセージ情報を含むとき、古い方の前記アラームデータを削除する間引き処理を行う一方、前記第1ソート処理および前記第3ソート処理を行う場合、前記間引き処理を行わない間引き手段とを備えていることを特徴としている。
上記の構成では、第1ソート処理を行う場合、一致項目が例えば数値付加情報であるとすると、アラームデータが、ソート手段によってソートされた結果、数値付加情報の順に並び替えられる。併せて、ソート手段によって、同一の一致項目を有するアラームデータの群に対して、アラームデータが同一のメッセージ情報を有するもの同士で並ぶようにメッセージ情報に基づいてソートされる。
第2ソート処理を行う場合、相違項目は例えば時刻情報であるとすると、アラームデータが、ソート手段によってソートされた結果、時刻情報の順に並び替えられる。併せて、ソート手段によって、ソートされたアラームデータを同一のメッセージ情報を有するもの同士で並ぶようにメッセージ情報に基づいてソートされる。
ここで、相違項目は、時刻情報のように、同じアラームデータについて相違する可能性のある情報を有している。例えば、異なる時刻に発報された2つの同じアラームデータが、偶然に同じ時刻に復旧した場合は、2つの同じアラームデータについて復旧時刻が同じとなる。また、上記の2つの同じアラームデータが異なる時刻に復旧した場合は、2つの同じアラームデータについて復旧時刻が相違することとなる。したがって、復旧時刻は、同じアラームデータについて相違する可能性のある情報を有する相違項目となる。
第3ソート処理を行う場合、アラームデータが、ソート手段によってソートされた結果、メッセージ情報(メッセージのコード)の順に並び替えられる。
第1ソート処理を行う場合、間引き手段によって、隣接する2つのアラームデータがそれぞれの時刻情報に基づいて比較され、両アラームデータが同一のメッセージ情報を含むとき、古い方のアラームデータが削除される。そして、この間引き手段による処理が履歴表示の対象となる全てのアラームデータについて行われることにより、各メッセージ情報について最新のアラームデータのみを残すことができる。それゆえ、確認を必要とするアラームを容易に探し出すことができる。
また、第2ソート処理および第3ソート処理を行う場合、間引き手段による間引き処理は行われない。
これにより、ソートの項目に応じてアラームデータを間引いたり、アラームデータを残したりすることができる。例えば、発生回数、累積時間またはレベルといった数値付加情報のように、メッセージ情報が同じであれば、対応する情報も同じになる一致項目については間引き処理を行うことにより、重複するアラームデータが削除される。一方、例えば、発報時刻、確認時刻または復旧時刻といった時刻情報や非数値付加情報のように、メッセージ情報が同じであっても、対応する情報が相違する可能性のある相違項目やメッセージ情報については間引き処理を行わないことにより、異なるアラームデータを残すことができる。
本発明のデータ表示プログラムは、前記プログラマブル表示器の前記アラーム履歴表示手段、前記ソート手段および前記間引き手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。このように、データ表示プログラムをコンピュータに読み取らせて実行させることにより、前記プログラマブル表示器を実現することができる。
本発明に係るプログラマブル表示器は、以上のように構成されているので、ソートの項目に応じて、各メッセージ情報について最新のアラームデータのみを残したり、アラームデータを間引きせずに残したりすることができる。それゆえ、同じアラームデータを間引いたり、異なるアラームデータを残したりといったことが可能となる。したがって、本発明を採用すれば、アラームの確認を効率的に行うことができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係るプログラマブル表示器を含む制御システムの構成を示すブロック図である。 上記プログラマブル表示器におけるソート処理部が行うソート処理および間引き処理部が行う間引き処理の手順を示すフローチャートである。 上記プログラマブル表示器におけるアラーム表示処理部によって表示されるアラーム履歴画像を示す図である。 上記ソート処理部によってアラームデータが発生回数によってソートされる内部動作の状態を示す図である。 上記ソート処理部によってアラームデータがメッセージによってソートされる内部動作の状態を示す図である。 上記プログラマブル表示器における間引き処理部によって発報時刻に基づいてアラームデータが間引かれる状態を示す図である。
本発明の一実施形態について図1〜図6に基づいて説明すると、以下の通りである。
〔1.制御システムの構成〕
図1に示すように、本実施形態に係る制御システム1は、プログラマブル表示器2と、ホストコンピュータ3と、ネットワーク4と、プログラマブルロジックコントローラ5(以降「PLC5」と称する)と、デバイス6とを備えている。
プログラマブル表示器2は、ネットワーク4を介してホストコンピュータ3と接続されている。ネットワーク4は、共通の通信プロトコル(共通通信プロトコル)で通信を行うことが可能なイーサネット(登録商標)などからなるローカルエリアネットワーク(LAN(Local Area Network))やインターネットを含むような通信ネットワークである。
〔1−1.ホストコンピュータの構成〕
ホストコンピュータ3は、PLC5に与える制御データ(レシピデータ)やプログラマブル表示器2から取得した各種のデータを管理しており、制御システム1における制御の中心として機能している。このため、ホストコンピュータ3は、レシピデータをプログラマブル表示器2に送信したり、プログラマブル表示器2に収集されて記憶された各種のデータをプログラマブル表示器2から受信したりする。プログラマブル表示器2から提供されるデータは、アラームデータ、サンプリングデータ、操作ログデータなどである。アラームデータについては後に詳しく説明する。
〔1−2.PLCの構成〕
外部機器としてのPLC5は、入力ユニットを介して入力元のデバイス6の状態を取り込むとともに、出力ユニットを介して出力先のデバイス6に制御指示を与える。PLC5は、ユーザが作成したシーケンスプログラム(ラダープログラムなど)にしたがって、例えば、数十msなどの予め定められたスキャンタイム毎に上記の動作を行う。
入力元のデバイス6としては、センサ(温度センサ、光センサなど)、スイッチ(押ボタンスイッチ、リミットスイッチ、圧力スイッチなど)のような機器が用いられる。出力先のデバイス6としては、アクチュエータ、リレー、電磁弁、表示器などが用いられる。これらのデバイス6は、製造ラインなどの各種のターゲットシステムの所要各部に配置されて、制御システム1の一部を構成している。
なお、デバイス6は、後述するタッチパネル23からユーザによって入力されたデータを記憶するために設けられたデータメモリ26における特定の領域であってもよい。また、デバイス6は、PLC5内のメモリにおける特定の領域であってもよい。
PLC5内のメモリ(デバイスメモリ)は、デバイス6の状態(デバイス6からの出力値やデバイス6への設定値)を示すデータ(ワードデータやビットデータ)を、デバイスアドレスで特定される領域に記憶している。上記メモリにおいて、ワードデバイスとビットデバイスとが設定される。ワードデバイスは、入出力されるデータが数値のようなワードデータを記憶する領域として設定され、ワードアドレス(デバイスアドレス)で指定される。また、ビットデバイスは、オン・オフ状態のようなビットデータを記憶する領域として設定され、ビットアドレス(デバイスアドレス)で設定される。これにより、デバイスアドレスを指定してメモリ内の任意のワードデバイスまたはビットデバイスをアクセスすることで、デバイス6を制御したり、デバイス6の状態に関するデータを個別に取り出したりすることができる。
また、デバイスメモリには、アラームを監視するためのビットデバイスやワードデバイスが割り当てられている。ビットで表されるアラームが発生すると、当該アラームに対応するビットデバイスに設定されたアラームビットがアラームを示す状態(ONまたはOFF)になる。また、数値で表されるアラームが発生すると、当該アラームに対応するワードデバイスにその値が警報値として書き込まれる。
〔1−3.プログラマブル表示器の構成〕
〔1−3−1.プログラマブル表示器の基本機能〕
プログラマブル表示器2は、各機能を実現するHMI制御プログラムの命令を実行するCPU(Central Processing Unit)、HMI制御プログラムを記憶したROM(Read 0nly Memory)、HMI制御プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、HMI制御プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。このプログラマブル表示器2は、ユーザが作成した入力操作および表示用の画像データを表示することにより、プログラマブル表示器特有の操作機能および表示機能を実現する専用コンピュータであり、HMI機器として好適に使用される。上記の画像データは、入力操作や表示動作に関する各種の処理を規定する処理規定情報を組み合わせて作成される。プログラマブル表示器2は、このような画像データに基づいて、デバイス6の状態を表示する動作や、入力操作に応じてデバイス6の状態を制御する動作を特定することができる。
プログラマブル表示器2は、その通信機能によって、通信ケーブル7を介してPLC5と通信を行って、PLC5のメモリに記憶されている各デバイス6の状態を取得し、例えば、後述のスクリーン22に各デバイス6の状態を表示する。また、プログラマブル表示器2は、その通信機能によって、後述のタッチパネル23への入力操作に応じて、PLC5へ制御指示などを送信する。さらに、プログラマブル表示器2は、ネットワーク4を介してホストコンピュータ3とも通信可能に接続されているので、その通信機能によって、ホストコンピュータ3との間でデータの送受信を行う。
なお、デバイス6の状態の取得/変更については、その都度指示してもよいし、プログラマブル表示器2内に一時的なメモリ空間を用意し、取得/変更時には、当該メモリ空間へアクセスするとともに、所定の時間間隔毎や所定のイベント毎にPLC5と通信して各々のアドレスが割り当てられた実体と同期を取ってもよい。
〔1−3−2.プログラマブル表示器の各部の構成〕
プログラマブル表示器2は、上記の機能を実現するために、HMI処理部21と、スクリーン22と、タッチパネル23と、インターフェース部(図中、I/F)24,25と、データメモリ26と、ユーザメモリ27と、作業メモリ28と、ソートデータベース29とを備えている。以下、プログラマブル表示器2の主要各部について詳細に説明する。
〔1−3−2−1.表示・入力部の構成〕
スクリーン22は、プログラマブル表示器1を薄型に構成するために、液晶パネルや、ELパネルや、プラズマディスプレイパネルのような平板型表示パネルが好適に用いられる。タッチパネル23は、スクリーン22の表示面上でタッチ入力を行うために設けられている入力装置である。
〔1−3−2−2.インターフェース部の構成〕
インターフェース部24は、プログラマブル表示器2がホストコンピュータ3との間の通信を行うための通信制御部であり、ネットワーク4に接続されている。このインターフェース部24は、ホストコンピュータ3のIPアドレスに基づくネットワーク通信を行うことができるように構成される。
一方、インターフェース部25は、プログラマブル表示器2がPLC5との間の通信を行うための通信制御部である。このインターフェース部25は、PLC5がシリアル通信を行う機種である場合にシリアル通信制御を行う一方、PLC5がネットワーク通信を行う機種である場合にネットワーク通信を行うように構成されている。インターフェース部25は、シリアル通信制御を行う場合、PLC5のメーカや機種に応じた通信プロトコルを用いて通信を行う。
〔1−3−2−3.各種メモリおよびデータベースの構成〕
データメモリ26(記憶手段)は、SRAMやDRAMによって構成されており、PLC5から得たデータやプログラマブル表示器2で発生したデータを記憶している。また、データメモリ26は、PLC5以外の外部機器から得られたデータも記憶している。データメモリ26は、このように異なる種類のデータを記憶することから、必ずしも単一のメモリで構成される必要はなく、データの種類に応じて異なる種類のメモリで構成されたり、同一のメモリであってもデータの種類に応じて記憶領域を異ならせたりすることが好ましい。
プログラマブル表示器2で発生したデータとしては、操作ログデータなどが挙げられる。
操作ログデータは、プログラマブル表示器2に対するユーザの操作記録(操作履歴)に関するデータである。この操作ログデータは、ユーザがプログラマブル表示器2に対してした操作内容(ログイン、ログアウト、画像における各タッチ操作など)や、操作者情報(ID、氏名、所属など)や、その発生時間などからなる。
PLC5から得られるデータとしては、アラームデータなどが挙げられる。
アラームデータは、PLC5で確認されたアラームに関するデータである。PLC5においては、異常などが発生すると、所定のビットデバイスに設定されたアラームビットがONしたり、所定のワードデバイスに警報値が書き込まれたりする。アラームデータは、ユーザにアラームを報知するために、これらのデバイスの状態に基づいて作成されるデータである。
具体的には、アラームデータは、発報日、発報時刻、メッセージ、確認時刻、復旧時刻、発生回数、累積時間、レベル、操作者名などの要素を含んでいる。通常、アラームは、内容と時刻とが関連付けられて確認される。このため、アラームデータにおいて、時刻情報としての発報日、発報時刻、確認時刻および復旧時刻とメッセージとは、アラームを確認するための基本的な基本情報となる。また、アラームデータにおいて、発生回数、累積時間、レベル、操作者名などは、基本情報に対して付加的に設けられる付加情報となる。
発報日および発報時刻は、アラームが発生した日時を示す情報である。
メッセージ(メッセージ情報)は、アラームの内容を表す情報であり、文字列で設定されている。
確認時刻は、表示されたアラームがユーザによって確認された時刻を示す情報である。ここでは、ユーザによるアラームの確認は、アラーム表示画像に設けられた確認用のスイッチがタッチ操作されることである。
復旧時刻は、アラームが復旧したときの時刻を示す情報である。アラームは、アラームを監視しているビットアドレスのアラームビットがOFFとなったり、ワードアドレスの値が警報値以外に書き替えられたりした時点で復旧する。
発生回数は、同一のアラームが発生した累積の回数を示す情報である。累積時間は、同一のアラームが発報された累積の時間を示す情報である。
レベルは、アラームの重要度を示す情報であり、例えば7段階で設定される。レベル1からレベル7へと重要度が高くなるように設定してもよいし、逆に、レベル7からレベル1へと重要度が高くなるように設定してもよい。
操作者名は、タッチパネル23への操作者の操作によってアラームが生じることもあることから、アラームの発生原因を特定する要素としてアラームデータに含まれる情報である。この操作者名は、プログラマブル表示器2にログインした操作者のIDや氏名として前述の操作ログデータから取得される。
ここで、付加情報には、前述の発生回数、累積時間およびレベルのように同一のメッセージについて同じ数値で表される数値付加情報と、操作者名のように同一の前記メッセージ情報について任意の情報として与えられる非数値の非数値付加情報とが用意される。
アラームデータは、上記のような各要素を配列データとして含んでおり、これらの配列データが1つのレコードを構成している。
ユーザメモリ27は、画像データ、アラーム設定データ、上記の通信プロトコルなどを記憶するためのメモリであり、FEPROM(Flash Erasable and Programmable ROM)が用いられる。FEPROMは、書き替え可能な読み出し専用のフラッシュメモリであるので、一般のパーソナルコンピュータにおけるハードディスクドライブの役割を果たす。フラッシュメモリは、可動部を持たず、かつ衝撃に強いので、劣悪な周囲環境でも安定して動作する。
画像データは、プログラマブル表示器2に表示される1つ以上のユーザ画像(1フレーム分の画像データによって構成される単位画像)のデータをまとめた画像ファイルである。画像データは、通常、ターゲットシステムやターゲットシステムで製造される製品などに応じた一連の関連する複数の画像データがひとまとまりのプロジェクトファイルとして用意される。
また、画像データは、画像作成ソフトウェアによって作成され、ベース画像上に部品画像が配置されたり、図形が描画されたり、テキストが記載されたりして構成されている。部品画像としては、スイッチ(オン・オフスイッチ、切替スイッチ、押しボタンスイッチなど)、ランプ、テンキー、各種表示部品(例えば、数値表示部品、メータ表示部品、グラフ表示部品、アラーム表示部品など)などが画像作成ソフトウェアに用意されている。部品画像には、その機能を実現するための処理内容が前述の処理規定情報として設定されている。例えば、スイッチの部品画像には、タッチ操作されると、所望のビットアドレスで指定されるビットデバイスの値を“0”と“1”との間で書き替えるという処理内容を規定した処理規定情報が、画像作成ソフトウェアによって予め設定されている。
アラーム設定データは、アラームデータを作成するための各種の情報が設定されているデータである。前述のように、アラームを監視するためにビットデバイスやワードデバイスが割り当てられているので、アラーム設定データには、そのビットデバイスのビットアドレスやワードデバイスのワードアドレスが設定されている。また、アラーム設定データには、上記のビットデバイスのビットアドレスに対応して、アラームの内容を示すメッセージが設定されている。さらに、アラーム設定データには、上記の発生回数、累積時間およびレベルを書き込む内部デバイスのアドレスが設定されている。
作業メモリ28は、例えば、DRAMによって構成されており、表示制御などの演算処理時の作業用に用いられる他、PLC5との間でやり取りされるデータの一時的な記憶に用いられる。
ソートデータベース29(データベース)は、後述するソート処理部212によってアラームデータのソートによる絞り込みを行うために、データメモリ26から読み出されたアラームデータに基づいて構築されるデータベースである。このソートデータベース29は、例えば作業メモリ28に構築されてもよい。
〔1−3−2−4.HMI処理部の構成〕
〔1−3−2−4(a).HMI処理部の基本機能〕
HMI処理部21は、所定の時間間隔毎や所定のイベント毎にPLC5と通信することによって、PLC5のデバイスメモリ(外部デバイスメモリ)から、PLC5に接続されたデバイス6の状態を状態データとして取得する。HMI処理部21は、このように取得した状態データを、プログラマブル表示器2内に用意された一時的なメモリ空間、例えば前述の作業メモリ28における特定の領域(状態メモリ領域)に書き込む。また、HMI処理部21は、プログラマブル表示器2内に用意されたデータ記憶領域、例えばデータメモリ26の特定の領域(内部デバイスメモリ)に書き込まれたデータを取得してその状態をプログラマブル表示器2の画面に表示する。
一方、HMI処理部21は、プログラマブル表示器2のスクリーン22上に設けられたタッチパネル23への操作などに応じて、外部デバイスメモリにおけるデータを更新するように、PLC5と通信することによって外部デバイスメモリのデータを書き替える。また、HMI処理部21は、タッチパネル23への操作などに応じて、内部デバイスメモリにおけるデータを更新するように、内部デバイスメモリのデータを書き替える。
HMI処理部21は、デバイス6の状態データをPLC5から取得して画像における部品画像の表示状態に反映させるときの動作や、部品画像への操作に応じてデバイス6の状態の変更を指示するときの動作を、部品画像に規定されている処理規定情報によって特定する。
HMI処理部21は、PLC5の所定のビットデバイスに設定されたアラームビットがONしたり、所定のワードデバイスに警報値が書き込まれたりすると、その状態を受信して、アラームデータを作成する。より具体的には、HMI処理部21は、ユーザメモリ27に記憶されている前述のアラーム設定データに基づいて、上記のデバイスのアドレスに対して設定されているメッセージや、その他の付加情報を時刻情報と併せてアラームデータを作成する。また、HMI処理部21は、同一のアラームが繰り返し発生したり、アラームが復旧したりして、何らかの変化があると、その変化に応じて付加情報や時刻情報を更新する。
上記のようなHMI処理部21は、本発明のデータ表示プログラムとしても機能する前述のHMI制御プログラムをプログラマブル表示器2が備える前述のCPUに実行させることにより実現される機能ブロックである。上記のHMI制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)は、プログラマブル表示器2と分離可能に構成されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体にも記録可能であり、その記録媒体からプログラマブル表示器2にインストールされてもよい。
上記の記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM(compact disc read-only memory)/MO(magneto-optical)/MD(Mini Disc)/DVD(digital versatile disk)/CD−R(CD Recordable)等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM(erasable programmable read-only memory)/EEPROM(electrically erasable and programmable read-only memory)/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、プログラマブル表示器2がネットワーク4と接続されていることから、ネットワーク4を介してHMI制御プログラムをダウンロードしてもよい。このネットワーク4としては、前述のインターネットやLANに限定されず、イントラネット、エキストラネット、ISDN(integrated services digital network)、VAN(value-added network)、CATV(community antenna television)通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、ネットワーク4を構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE(institute of electrical and electronic engineers)1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(asynchronous digital subscriber loop)回線等の有線でも、IrDA(infrared data association)やリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR(high data rate)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
ただし、このようにネットワーク4からHMI制御プログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プログラムは予めプログラマブル表示器2に格納されるか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであってもよい。
〔1−3−2−4(b).アラーム表示のための構成〕
ここで、HMI処理部21は、アラームデータを絞り込んで表示するために、アラーム表示処理部211と、ソート処理部212と、間引き処理部213とを含んでいる。
〔1−3−2−4(b−1).アラーム表示処理部の構成〕
アラーム表示処理部211(アラーム履歴表示手段)は、アラーム表示のための処理を行う。アラーム表示処理部211は、次の3つの動作モードでアラームを表示する。
(1)アクティブモード
現在発報されているアラームのみを一覧表示する。
(2)ログモード
同一のアラームを発報時刻、確認時刻、復旧時刻毎に異なる行に表示する。
(3)ヒストリモード
同一のアラームを発報時刻、確認時刻、復旧時刻について同一行で表示する。
アラーム表示処理部211は、ヒストリモードにおいて、データメモリ26に記憶(タンキング)されているアラームデータに基づいて、アラーム履歴を図3に示すアラーム履歴画像101に表示する。また、アラーム表示処理部211は、ソートデータベース29において、後述するソート処理部212および間引き処理部213によってソート・間引き処理されたアラームデータをアラーム履歴画像101に表示する。
アラーム履歴画像101は、アラーム表示部品によって構成されており、データメモリ26およびソートデータベース29からアラームデータを読み出して、アラームデータの表示すべき情報を1行単位で表示する。
アラーム表示処理部211は、ユーザが、ソート処理を行うための指示操作を行うと、ソート処理部212にソート処理を行うように指示を与える。また、アラーム表示処理部211は、ソート処理部212によってソートされたアラームデータを表示する。
アラーム履歴画像101は、上記の操作のために、ユーザによるタッチ操作を受け付けるように構成されている。このためのユーザインターフェースについては後に説明する。
〔1−3−2−4(b−2).ソート処理部および間引き処理部の構成〕
ソート処理部212(ソート手段)は、アラーム表示処理部211からの指示を受けて、ソートに必要なアラームデータをデータメモリ26から抽出して、ソートデータベース29に登録する。また、ソート処理部212は、ソートデータベース29に登録されたアラームデータに基づいて、数値付加情報によるソートと、時刻情報によるソートとを行う。
間引き処理部213(間引き手段)は、同一のメッセージを含む複数のアラームデータを最新のものに絞り込むための間引き処理を行い、ソートデータベース29のアラームデータの状態を更新していく。また、間引き処理部213は、ソート処理部212がソートする項目に応じて間引き処理を行うか否かを選択する。
続いて、ソート処理部212が行うソート処理および間引き処理部213が行う間引き処理の詳細について、図2のフローチャートを参照して説明する。
〈ソート処理〉
数値付加情報(発生回数、累積時間またはレベル)を第1キーとしてアラームデータを昇順または降順でソートする(ステップS1)(第1ソート処理)。これにより、第1キーの値の順にアラームデータが並び替えられる。
次いで、第1キーの値が同一であるアラームデータの群のそれぞれに対して、メッセージを第2キーとしてアラームデータを昇順または降順でソートする(ステップS2)。これにより、各アラーム群内で同一のメッセージが隣接するようにアラームデータが並び替えられる。
なお、上記の例と異なり、時刻情報を第1キーとして用いてアラームデータをソートしてもよいし(第2ソート処理)、メッセージを第1キーとして用いてアラームデータをソートしてもよい(第3ソート処理)。第1キーとしてメッセージを用いる場合は、第2キーとしてメッセージを用いたソートは行われない。
〈間引き処理〉
さらに、隣接する2つの行のアラームデータが同一のメッセージを含んでいるか否かを両アラームデータのメッセージを比較することにより判定する(ステップS3)。2つのアラームデータが同一のメッセージを含んでいると判定した場合、時刻情報(発報時刻、確認時刻または復旧時刻)を第3キーとして両アラームデータを比較し、古いアラームデータを削除する(ステップS4)。そして、比較される2つのアラームデータのうち一方が最終行のアラームデータであるか否を判定する(ステップS5)。ここで、最終行のアラームデータであると判定した場合、全てのアラームデータを対象として絞り込みが行われたので、処理を終える。
また、ステップS3で、2つのアラームデータが同一のメッセージを含んでいないと判定した場合、処理をステップS5に移行する。ステップS5で、最終行のアラームデータでないと判定した場合は、ステップS6の処理を行う。
なお、間引き処理部213が、ソートの項目に応じて間引き処理を行うか否かを選択する場合、ステップS2とステップS3との間でその判断を行う。
間引き処理部213は、上記の判断をするとき、ソート処理部212がソート処理を行うためのソートの第1キーの項目に応じて、間引き処理を行うか否かを選択する。具体的には、間引き処理部213は、同じメッセージに対して同じになる項目(例えば、発生回数、累積時間またはレベルといった数値付加情報のようにメッセージが同じであれば、対応する情報も同じになる一致項目)については間引き処理を行う。一方、間引き処理部213は、同じメッセージに対して異なる項目(例えば、発報時刻、確認時刻または復旧時刻といった時刻情報のようにメッセージが同じであっても、対応する情報が相違する相違項目)については間引き処理を行わない。これにより、同じアラームデータを間引き、異なるアラームデータを残すことができる。また、間引き処理部213は、第1キーがメッセージである場合も間引き処理を行わない。
なお、相違項目については、同じメッセージに対して必ずしも相違していなくてもよく、相違する可能性があればよい。
例えば、2つの同じメッセージのアラームデータが異なる時刻に発報されても、偶然に同じ時刻に復旧することがあり、この場合は、2つの同じメッセージのアラームデータについて復旧時刻が同じとなる。一方、上記の2つの同じメッセージのアラームデータが異なる時刻に復旧した場合は、2つの同じメッセージのアラームデータについて復旧時刻が相違することとなる。したがって、復旧時刻は、同じメッセージのアラームデータについて相違する可能性のある情報を有する相違項目となる。
また、前述の操作者名のような非数値付加情報も、相違項目として扱われる。例えば、2つの同じメッセージのアラームデータが同じ操作者の操作によって発生することがあり、その操作者名は、2つの同じメッセージのアラームデータについて同じとなる。一方、上記の2つの同じメッセージのアラームデータが異なる操作者の操作によって発生する場合は、2つの同じメッセージのアラームデータについて操作者名が相違することとなる。したがって、操作者名は、同じメッセージのアラームデータについて相違する可能性のある情報を有する相違項目となる。
〔2.プログラマブル表示器によるアラームデータの絞り込み〕
続いて、上記のように構成されるプログラマブル表示器2によって、アラームデータをソート処理および間引き処理によって絞り込んで表示する動作について説明する。
ここでは、図3に示すように、アラーム履歴画像101が表示されている状態から、第1キーとして発生回数を用い、第2キーとしてメッセージを用い、第3キーとして発報時刻を用いる場合について説明する。
まず、ユーザによってソート処理が指示される。このため、アラーム履歴画像101には、タッチ操作のためのユーザインターフェースが設けられている。例えば、図示はしないが、アラーム履歴画像101には、ソート処理を開始するボタンの部品画像が設けられている。あるいは、アラーム履歴画像101における発報時間等が表示される各項目欄がタッチ操作を受け付けるようにタッチスイッチの機能を有する。タッチ操作のためのユーザインターフェースは、様々な態様が適用できるため、これらに限定されない。以降の説明では、一旦、ユーザが指示を与えると自動的にソート処理および間引き処理を行う例について説明する。
〈ソート処理〉
ユーザが、図3のアラーム履歴画像101において、ソート処理を開始するボタンをタッチ操作すると、第1キーが発生回数である場合、ソート処理部212は、発生回数の降順にアラームデータをソートしていく。ソートが行われることにより、ソートデータベース29において、図4に示すように、発生回数が多い順にアラームデータが並び替えられる。このとき、同じ発生回数のアラームデータが複数あれば、発報時刻順にアラームデータが並べられる。
次いで、ソート処理部212は、発生回数の値が同一であるアラームデータの群のそれぞれに対して、メッセージを第2キーとしてアラームデータをソートしていく。これにより、ソートデータベース29において、図5に示すように、同一メッセージのアラームデータ同士が隣接し、メッセージのコード順にアラームデータが並び替えられる。
一方、第1キーが発報時刻である場合、ソート処理部212は、発報時刻の降順にアラームデータをソートしていく。このとき、発報時刻順にアラームデータが並び替えられるが、アラームデータは、元々図3に示すように発報時刻順に並んでいることから、結果的にはアラームデータの順に変化はない。第1キーとして確認時刻や復旧時刻が用いられる場合は、その順にアラームデータが並び替えられることになる。
次いで、ソート処理部212は、メッセージを第2キーとして全アラームデータをソートしていく。これにより、ソートデータベース29において、図5に示すように、同一メッセージのアラームデータが隣接し、メッセージのコード順にアラームデータが並び替えられる。
〈間引き処理〉
さらに、間引き処理部213は、前述のステップS3〜S6の処理を行うことにより、隣接する2つの行のアラームデータが同一のメッセージを含んでいる場合、古いメッセージを削除していく。これにより、同じメッセージを含むアラームデータについては、最新のアラームデータが残され、その結果が、アラーム表示処理部211によって、図6に示すように、アラーム履歴画像101に表示される。
図5に示す例では、メッセージが「オイル漏れ」の場合、最上位のアラームメッセージ(11:31発報)と、その次のアラームメッセージ(11:37発報)とが比較されると、最上位のアラームメッセージの方が古いので削除される。続いて、残ったアラームメッセージ(11:37発報)と、その次のアラームメッセージ(11:46発報)とが比較されると、残ったアラームメッセージの方が古いので削除されて、最も新しいアラームメッセージのみが残される。
一方、間引き処理部213は、第1キーが時刻情報であれば、上記のような間引き処理を行わない。これにより、図5に示す状態がアラーム履歴画像101に表示される。
〈付記事項〉
なお、上記の例では、予め第1キーおよび第3キーが固定的に設定された上で、自動的にソート処理および間引き処理が行われることについて説明した。これに対し、アラーム履歴画像101の各項目欄がタッチスイッチの機能を有するユーザインターフェースを採用する場合、ユーザによる操作で第1キーおよび第3キーをその都度自由に設定することや、図4および図5による表示でソートの過程を確認することができる。ただし、第1キーの指定時および第3キーの指定時には、タッチ操作可能な欄が制限される。第1キーの指定時には、発生回数、累積時間またはレベルのいずれか1つの欄のみがタッチ操作有効となり、第3キーの指定時には、発報時刻、確認時刻または復旧時刻のいずれか1つの欄のみがタッチ操作有効となる。
また、上記の例では、第1キーおよび第3キーの順にソートが行われる例について説明したが、ソートのアルゴリズムは、これには限定されない。例えば、第1キーで発生回数の多い順で上位に当るアラームデータを候補として挙げ、これらのうちでメッセージについて比較して順位を決定した後に同一メッセージのアラームデータを隣接させ、発生回数の多い順に抽出して並べ替えるという、第1キーおよび第2キーのソートを並行処理するようなアルゴリズムを採用することもできる。
〔3.実施形態の総括〕
このように、制御システム1は、プログラマブル表示器2が、アラームデータを絞り込んで表示するために、アラーム表示処理部211、ソート処理部212および間引き処理部213を備えている。
これにより、同じメッセージを含む複数のアラームデータがアラーム履歴画像101に表示されている場合、各メッセージについて最新のアラームデータのみを残すことができる。それゆえ、確認を必要とするアラームを容易に探し出すことができる。これは、アラーム(メッセージ)の数が多くなるほど、その効果が顕著になる。
また、アラームデータを絞り込む前の過程で、数値付加情報に基づいてアラームデータをソートすることにより、注目する数値付加情報を含むアラームデータをアラーム履歴画像101の最上位に表示させたり、最下位に表示させたりすることができる。それゆえ、数値付加情報に注目してアラームデータを探し出すことが容易になる。
さらに、間引き処理部213が、ソートの項目に応じて間引き処理を行うか否かを選択することにより、間引き処理を行う必要のあるソートの項目についてのみ、間引き処理を行うことができる。例えば、同じメッセージに対して同じ値となる数値付加情報に対してソートする場合には、その項目に対して間引き処理を行う一方、同じメッセージに対して異なる値となる時刻情報や、メッセージや、非数値付加情報に対してソートする場合には、その項目に対して間引き処理を行わないというような設定も可能となる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明のプログラマブル表示器は、付加情報に基づいてアラームデータをソートして、各メッセージについて最新のアラームデータのみに絞り込んで表示するので、アラームの確認に好適に利用できる。
1 制御システム
2 プログラマブル表示器
6 デバイス
21 HMI処理部
26 データメモリ
29 ソートデータベース
211 アラーム表示処理部(アラーム履歴表示手段)
212 ソート処理部(ソート手段)
213 間引き処理部(間引き手段)

Claims (3)

  1. ラームの内容に関するメッセージ情報と、当該メッセージ情報に関連する関連情報とを含むアラームデータの履歴を一覧表示するアラーム履歴表示手段
    同じ前記メッセージ情報に対して同じ情報を有し、かつ前記関連情報に含まれる一致項目に基づいて前記アラームデータをソートする第1ソート処理、同じ前記メッセージ情報に対して相違する可能性のある情報を有し、かつ前記関連情報に含まれる相違項目に基づいて前記アラームデータをソートする第2ソート処理、または前記メッセージ情報に基づいて前記アラームデータをソートする第3ソート処理のいずれか1つを行い、前記第2ソート処理を行う場合に、併せて、同一のメッセージ情報を有するもの同士で並ぶように前記メッセージ情報に基づいて前記アラームデータをソートするソート手段と、
    前記第1ソート処理を行う場合のみ、同一の前記メッセージ情報を有する前記アラームデータについて最も新しいアラームデータのみを残すように前記アラームデータを間引く間引き処理を行う間引き手段とを備えていることを特徴とするプログラマブル表示器。
  2. 前記第1ソート処理から前記第3ソート処理のいずれかのうち最初に行うソート処理に用いるキーをタッチ操作により指定する指定手段を備え、
    前記一致項目は数値で与えられて前記メッセージ情報に付加される数値付加情報であり、前記相違項目はアラームの時刻に関する時刻情報および同一の前記メッセージ情報について任意の情報として与えられて前記メッセージ情報に付加される非数値の非数値付加情報であることを特徴とする請求項1に記載のプログラマブル表示器。
  3. 請求項1または2に記載のプログラマブル表示器における前記アラーム履歴表示手段、前記ソート手段および前記間引き手段としてコンピュータを機能させるためのデータ表示プログラム。
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