JP5716704B2 - データ連携フロー管理装置およびデータ統合装置 - Google Patents

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Description

本発明はデータ連携フロー管理装置およびデータ統合装置に関するものであり、特に複数の業務システムを接続し、各業務システムが保有するデータを他の業務システムに連携させる流れを管理するデータ連携フロー管理装置、および実際にデータを連携させるデータ統合装置に関するものである。
ある業務システムで生成されたデータを他の業務システムに伝達して利用する試みをデータ統合と称し、そのためのデータ連携を行うシステムをデータ統合装置と称する。
データ統合の実行においては、対象となる業務システムの要件に応じて業務システム間のデータの伝達順序に制約がある場合があり、ある業務システムで生成されたデータを他の複数の業務システムに伝達する流れを示す「データ連携フロー情報」を指定する必要があり、データ連携フロー情報をデータの生成元となる業務システム毎に作成する必要がある。
従来のデータ統合においては、業務システムの数が増えた場合のデータ連携フロー情報のメンテナンスの煩雑さを軽減するため、業務システム間を、2つの業務システム間の単純なデータ連携の連鎖によって接続している。
特許文献1には、メッセージ・アクション反応によってオブジェクト同士を連携する装置が開示されている。メッセージ・アクション反応に従って呼び出されたオブジェクト上のアクションが、新たなメッセージを動的に作成することで、オブジェクト同士を連鎖させている。
WO2001/20966号公報
データ統合の実行においては、ある業務システムで生成されたデータを他の複数の業務システムに伝達する流れを示す「データ連携フロー情報」を、データの生成元となる業務システム毎に作成する必要があるが、多数の業務システム間のデータ統合を行う場合、データ連携の数が増え、データ連携の長さが長くなるため、業務システムの追加、除去時のデータ連携の作成や変更が煩雑であった。
この煩雑さを解消するために、業務システム間を、2つの業務システム間の単純なデータ連携の連鎖によって接続する手法が取られている。しかし、この手法では、データ連携の連鎖がデータ連携中に動的に組み立てられるため、データ連携中にデータ連携の連鎖を構成する個々のデータ連携が変更されると、データ連携の連鎖が途中で切れたり、ユーザが意図しない連携が行われたりする可能性があった。これを解消するためには、データ連携の連鎖の変更は、データ連携を停止し、またはデータ連携が行われていないタイミングで実行する必要があり、実質的なデータ連携の把握や適用が煩雑であった。
特許文献1のオブジェクト連携装置においてメッセージ・アクション反応によって呼び出される連鎖オブジェクトは、オブジェクト連携装置にメッセージが到着した時点で、動的に評価される仕組みとなっている。オブジェクトがメッセージを発すると、そのオブジェクトに連携している他のオブジェクトすべてにそのメッセージが伝わり、他のオブジェクトがすべて連携される。そのため、連携される数が多くなり変更が煩雑になる。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、多数の業務システムが存在する環境のデータ連携において、登録すべき情報を少なくでき、業務システムの追加、除去時のデータ連携の作成や変更を容易に実行でき、業務システムのデータ管理が容易となるデータ連携フロー管理装置を得ることを目的とする。また、このデータ連携フロー管理装置を利用して実際にデータを連携する、データ統合装置を得ることを目的とする。
本発明のデータ連携フロー管理装置は、複数の業務システムの業務システム名と複数の業務システムの先後関係とを含む情報が入力されるデータ連携入力部と、データ連携入力部に入力された情報を業務システム名と業務システムに対し新規データの書込みが行われるか否かを示す書込有無情報とをそれぞれ含む複数のデータ取扱箇所情報として記憶するデータ取扱箇所情報記憶部と、データ連携入力部に入力された情報を先行箇所の業務システム名と後続箇所の業務システム名との組み合わせで示される複数のデータ取扱箇所間連携情報として記憶するデータ取扱箇所間連携情報記憶部と、データ取扱箇所情報記憶部から書込有無情報に基づいて業務システム名を順次取得し、取得した業務システム名を連携済リストに登録し、連携済リストに登録された業務システム名を先行箇所にもつ第1のデータ取扱箇所間連携情報をデータ取扱箇所間連携情報記憶部から取得し、連携済リストに登録された業務システム名を後続箇所に持つ第2のデータ取扱箇所間連携情報を除外し、第2のデータ取扱箇所間連携情報を除外した後に、データ取扱箇所間連携情報記憶部から第1のデータ取扱箇所間連携情報の後続箇所に示される業務システム名を先行箇所にもつ第3のデータ取扱箇所間連携情報を取得し、取得した第1のデータ取扱箇所間連携情報および第3のデータ取扱箇所間連携情報の先行箇所および後続箇所に示される業務システム名にそれぞれ対応した業務システム同士の連携の流れを示すデータ連携フロー情報を生成するデータ連携フロー情報生成部と、を備える。
また、本発明のデータ統合装置は、データ連携フロー管理装置と、データの連携を実行するタイミングでトリガを出力するデータ連携実行トリガ部と、データ連携フロー管理装置からデータ連携フロー情報を取得し、トリガとデータ連携フロー情報をもとにデータの連携を実行する実行データ連携フローを決定する実行データ連携フロー定義決定部と、実行データ連携フロー定義決定部から取得した実行データ連携フローに基づいて複数の業務システムの連携を実行するデータ連携フロー実行部と、を備える。
この発明のデータ連携フロー管理装置によれば、データを連携するための業務システムの先後関係
であるデータ取扱箇所間連携情報をもとにデータ連携フロー情報を生成するので、業務システムの追加、除去時のデータ連携の作成や変更を容易に実行でき、業務システムのデータ管理が容易となるデータ連携フロー管理装置を得ることができる。また、このデータ連携フロー管理装置を利用して実際にデータを連携する、データ統合装置を得ることができる。
この発明の実施の形態1のデータ連携フロー管理装置の構成を示す構成図である。 この発明の実施の形態1のデータ連携フロー管理装置においてデータ取扱箇所情報の設定例を示す図である。 この発明の実施の形態1のデータ連携フロー管理装置においてデータ取扱箇所間連携情報の設定例を示す図である。 この発明の実施の形態1のデータ連携フロー管理装置においてデータ連携フロー情報の生成例を示す図である。 この発明の実施の形態1のデータ連携フロー管理装置においてデータ連携フロー情報生成部の処理フローの全体を示す図である。 この発明の実施の形態1のデータ連携フロー管理装置においてデータ連携フロー情報生成部のステップS130の処理フローを示す図である。 この発明の実施の形態2のデータ連携フロー管理装置の構成を示す構成図である。 この発明の実施の形態2のデータ連携フロー管理装置においてデータ取扱箇所情報およびデータ取扱箇所間連携情報の登録画面例を示す図である。 この発明の実施の形態2のデータ連携フロー管理装置においてデータ連携フロー情報の確認画面例を示す図である。 この発明の実施の形態3のデータ統合装置の構成を示す構成図である。 この発明の実施の形態3のデータ統合装置においてデータ連携実行状況の情報例を示す図である。 この発明の実施の形態4のデータ統合装置の構成を示す構成図である。 この発明の実施の形態4のデータ統合装置においてデータ連携実行状況の確認画面例を示す図である。 この発明の実施の形態5のデータ連携フロー管理装置を業務システムに適用した例を示す図である。 この発明の実施の形態5のデータ連携フロー管理装置においてデータ取扱箇所情報の出力例を示す図である。 この発明の実施の形態5のデータ連携フロー管理装置においてデータ取扱箇所間連携情報の設定例を示す図である。 この発明の実施の形態5のデータ連携フロー管理装置においてデータ連携フロー情報の出力例を示す図である。 この発明の実施の形態6のデータ連携フロー管理装置においてデータアクセス方法の変更例を示す図である。 この発明の実施の形態6のデータ連携フロー管理装置においてデータアクセス方法の変更後のデータ連携フロー情報の出力例を示す図である。 この発明の実施の形態7のデータ連携フロー管理装置においてデータ取扱箇所情報に業務システムを新たに追加した例の構成を示す図である。 この発明の実施の形態7のデータ連携フロー管理装置においてデータ取扱箇所情報に業務システムを追加した例を示す図である。 この発明の実施の形態7のデータ連携フロー管理装置においてデータ取扱箇所間連携情報の設定例を示す図である。 この発明の実施の形態7のデータ連携フロー管理装置において業務システムの追加後のデータ連携フロー情報の出力例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図において同一または相当する部分については同一の符号を付して、その説明を繰り返さない。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1のデータ連携フロー管理装置の構成を示す図である。データ連携フロー管理装置は、データ連携入力部10、データ取扱箇所情報記憶部11、データ取扱箇所間連携情報記憶部12、データ連携フロー情報生成部13、データ連携フロー情報記憶部14、データ連携フロー定義出力部15を備えている。
データ連携入力部10はデータ取扱箇所情報記憶部11およびデータ取扱箇所間連携情報記憶部12を介して、データ連携フロー情報生成部13に接続されている。データ連携フロー情報生成部13はデータ連携フロー情報記憶部14を介してデータ連携フロー定義出力部15に接続されている。
続いて実施の形態1のデータ連携フロー管理装置の各構成部の機能を説明する。
図1において、データ連携入力部10は、業務システム名と、連携する業務システムの情報を入力する部分である。データ連携する2つの業務システム間において、データを追加、変更する業務システムと、この業務システムからデータ提供を受ける業務システムとの関係を業務システムとの先後関係と呼ぶ。
データ連携入力部10は入力された業務システム名を含む業務システムの情報をデータ取扱箇所情報記憶部11およびデータ取扱箇所間連携情報記憶部12に送る。
データ取扱箇所情報記憶部11は、データ連携入力部10から取得したデータ取扱箇所情報を記憶する。データ取扱箇所情報とは、データ連携入力部に入力された業務システムが持っているデータ取扱箇所名、書込有無、データアクセス方法などの情報である。データ取扱箇所情報記憶部11に記憶されたデータ取扱箇所情報はデータ連携フロー情報生成部13に出力する。
各業務システムは、書込有無情報、データアクセス方法などの属性を持っている。データとは業務システムに格納できるあらゆる単語、または数字、である。
データ取扱箇所間連携情報記憶部12は、データ連携入力部10から入力された業務システムの先後関係をデータ取扱箇所間連携情報として記憶し、そのデータ取扱箇所間連携情報をデータ連携フロー情報生成部13に出力する。
データ連携フロー情報生成部13は、データ取扱箇所情報記憶部11からデータ取扱箇所情報を取得し、データ取扱箇所間連携情報記憶部12からデータ取扱箇所間連携情報を取得し、取得したデータ取扱箇所情報とデータ取扱箇所間連携情報に基づき、複数の業務システム間でのデータ連携の流れを表す情報であるデータ連携フロー情報を生成する。
データ連携フロー情報記憶部14は、データ連携フロー情報生成部13からデータ連携フロー情報を取得し記憶する。
データ連携フロー定義出力部15は、データ連携フロー情報記憶部14からデータ連携フロー情報を取得および定義し出力する。
続いて実施の形態1のデータ連携フロー管理装置の業務システムへの設定例を説明する。
図2は、この発明の実施の形態1のデータ連携フロー管理装置においてデータ取扱箇所情報の設定例を示す図である。
データ取扱箇所情報には、データ統合の対象となる業務システムの名称が「データ取扱箇所名」として設定されている。また、業務システムが新規データの書込みが行なわれるものである否かを示す「書込有無」の情報が設定されている。
また、データアクセス方法は、その情報にアクセスする方法を示すものであり、具体的には、どのデータベースのどのファイル(テーブル)に格納されているかを示す情報である。図2の例では、入出庫管理システムのデータはDB1のテーブル1に格納されていることを示している。
図2の例では、「入出庫管理システム」「発注管理システム」「在庫管理システム」が、業務システムによってデータが書き込まれる可能性があるデータ取扱箇所である。また、「売上管理システム」および「データ分析システム」は、他のデータ取扱箇所で作成されたデータを利用するだけで、新たなデータを作成することはない業務システムである。
図3は、この発明の実施の形態1のデータ連携フロー管理装置においてデータ取扱箇所間連携情報の設定例を示す図である。データ取扱箇所間連携情報には、「先行箇所」と「後続箇所」の組み合わせが設定されている。
「先行箇所」と「後続箇所」の組み合わせは、「先行箇所」でデータが作成されるか「先行箇所」にデータ連携が完了したあと、「後続箇所」に示されたデータ連携箇所に対してデータ連携を行うことを表す。なお、先行箇所とは連携元の業務システムであり、後続箇所とは先行箇所の業務システムに連携させる連携先の業務システムである。
図3の例では、1行目が「入出庫管理システム」でデータが作成されたか、「入出庫管理システム」へのデータ連携が完了したあと、「売上管理システム」へのデータ連携を実施することを示している。
なお、後続箇所にデータを連携するにあたり、先行箇所にデータが連携されている以外の条件を指定する必要がある場合、その条件をデータ取扱箇所間連携情報に含めても良い。
データ取扱箇所情報に「書込有無」が設定されていない場合、書込有無はデフォルトの状態で「有」として扱われる。そのため、データ提供箇所にはすべての業務システムが出力される。
図4はこの発明の実施の形態1のデータ連携フロー管理装置においてデータ連携フロー情報の出力例を示す図である。データ連携フロー情報は、データ連携の出発点となる「データ提供箇所」毎に、データ連携フロー情報内の連携の流れの要素を表す複数の「先行箇所」と「後続箇所」の組み合わせの集合で構成されている。この例では、データ連携フロー情報自身を識別するための「フロー番号」が付与され、「後続箇所」に対応した「データアクセス方法」も示されている。
次に実施の形態1のデータ連携フロー管理装置の動作について業務システムの設定例を用いて説明する。
図5はこの発明の実施の形態1のデータ連携フロー管理装置においてデータ連携フロー情報生成部の処理フローの全体を示す図である。データ連携フロー情報生成部13は起動されると、データ連携フロー情報のフロー番号を決定する(ステップS110)。この番号は、データ連携フロー情報生成部13が起動されるたびに異なる値をとり、データ連携フロー情報が、いつ生成されたものかを特定する役割を持つ。
次に、データ連携フロー情報生成部13では、データ取扱箇所情報記憶部11に記憶されたデータ取扱箇所情報を参照し、データ提供箇所一覧を取得する(ステップS120)。データ提供箇所とはデータ連携を開始する業務システムである。データ取扱箇所情報記憶部11に図2に示す情報が格納されている場合、「書込有無」が「有」となっている、「入出庫管理システム」、「発注管理システム」、「在庫管理システム」が取得されることになる。
データ取扱箇所情報に「書込有無」が設定されていない場合、データ提供箇所にはすべての業務システムが出力されるのでデータ提供箇所には、「入出庫管理システム」、「売上管理システム」、「発注管理システム」、「在庫管理システム」、「データ分析システム」が出力されることになる。
次に、データ連携フロー情報生成部13では、ステップS120で取得したデータ提供箇所の一覧からデータ取扱箇所情報を1つ取り出し、そのデータ取扱箇所を出発点とするデータ連携フロー生成処理を実施する(ステップS130)。
ステップS130が終了すると、データ連携フロー情報生成部13では、ステップS120で取得したデータ提供箇所一覧の全件に対して、ステップS130の処理を実施したかを確認する。未処理の項目がある場合は、ステップS130に戻り、全件完了している場合は処理を終了する(ステップS140)。
図6は、この発明の実施の形態1のデータ連携フロー管理装置においてデータ連携フロー情報生成部のステップS130の処理フローを示す図である。
まず、ステップS131では、ステップS130が実行されると、まず、呼び出し時に指定されたデータ取扱箇所を連携済リスト(後続箇所)に登録する。例えば、図2の「入出庫管理システム」がステップS130の呼び出し時に指定された場合、「入出庫管理システム」(先行箇所)が、「連携済リスト」(後続箇所)に登録される。
連携元リストとは、他の業務システムにデータを提供する側の業務システムのリストである。連携済リストとは、他の業務システムからデータの提供を受ける側の業務システムのリストである。
次に、ステップS132では、呼び出し時に指定されたデータ取扱箇所を連携元リスト(先行箇所)にも登録する。図2の「入出庫管理システム」がステップS130の呼び出し時に指定された場合、「入出庫管理システム」が、連携元リスト(先行箇所)に登録される。
次に、ステップS133では、現在の連携元リストからデータ取扱箇所情報を1つ取り出し、データ取扱箇所間連携情報記憶部12の中から、取り出したデータ取扱箇所情報を先行箇所に持つデータ取扱箇所間連携情報を抽出する。例えば、先行箇所から取り出したデータ取扱箇所情報が「入出庫管理システム」の場合、図3のデータ取扱箇所間連携情報からは、先頭の1行(先行箇所,後続箇所)=(「入出庫管理システム」,「売上管理システム」)が抽出される。連携元リストから取り出したデータ取扱箇所が「発注管理システム」の場合、図3のデータ取扱箇所間連携情報からは、(先行箇所,後続箇所)=(「発注管理システム」,「在庫管理システム」)および(先行箇所,後続箇所)=(「発注管理システム」,「データ分析システム」)の2行が抽出される。
次に、ステップS134では、ステップS133で抽出したデータ取扱箇所間連携情報のうち、後続箇所が、現在の後続箇所の連携済リストに記載済みのものを除外する。例えば、ステップS133で(先行箇所,後続箇所)=(「在庫管理システム」,「入出庫管理システム」)の1件が抽出された状態で、連携済リストに、「入出庫管理システム」が含まれている場合、ここでの処理結果は0件となる。
次に、ステップS135では、ステップS134の処理結果を、ステップS130呼び出し時に指定された呼び出し時に指定されたデータ取扱箇所とともに、データ連携フロー情報記憶部14に記録する。このとき、ステップS110で決定したデータ連携フロー情報の生成番号や、データ取扱情報記憶部12に格納されているデータアクセス方法などの情報を含めて記録しても良い。
次に、ステップS136では、ステップS135で記録したデータ取扱箇所間連携情報の後続箇所に記載されたデータ取扱箇所を、後続箇所、および先行箇所に追加する。例えば、ステップS134の処理結果のデータ取扱箇所間連携情報(先行箇所,後続箇所)=(「入出庫管理システム」,「売上管理システム」)であった場合、「売上管理システム」が、連携済リスト、および連携元リストに追加される。これにより、次回ステップS133以降では、「売上管理システム」を先行箇所とするデータ取扱箇所間連携情報が抽出されるようになり、「売上管理システム」を後続箇所とするデータ取扱箇所間連携情報が除外されるようになる。
次に、ステップS137では、連携元リスト全件に対してステップS133〜ステップS136の処理の有無について確認を行い、残りの項目がある場合にはステップS133に戻る。連携元リスト全件完了している場合は、ステップS130を終了する。
処理の際の注意点は以下である。
先行箇所に同じ業務システム名が複数行入る場合、先行箇所にその同じ業務システムを複数行設定する。したがって図4では「発注管理システム」が2行先行箇所に入り、先行箇所に対応して後続箇所に「在庫管理システム」と「データ分析システム」が入る。また、発注管理システムが2行入った後に、在庫管理システムの後続である入出庫管理システムが次の行に入る。在庫管理システムの3行目の後は先行箇所の発注管理システムに対応する後続箇所は在庫管理システムとデータ分析システムの2つだが、在庫管理システムはデータ提供箇所にあるので除外する。
以上のように、実施の形態1のデータ連携フロー管理装置は、業務システム名、新たなデータの書込有無、データアクセス方法を設定しているデータ取扱箇所情報を記憶しているデータ取扱箇所情報記憶部と、先後関係のデータ取扱箇所間連携情報を記憶しているデータ取扱箇所間連携情報記憶部と、データ取扱箇所情報記憶部とデータ取扱箇所間連携情報記憶部から各データ生成元のデータ連携フロー情報を生成するデータ連携フロー情報生成部を設ける構成とすることで、データ取扱箇所情報と、データ取扱箇所間連携情報を登録するだけで、データ統合の際のデータ連携フロー情報を得ることができる。
また、業務システムの追加、変更、削除の際も、データ取扱箇所情報またはデータ取扱箇所間連携情報の一部を更新するだけで、データ連携フロー情報を簡単に追加、変更、削除することができる。
実施の形態2.
図7は、この発明の実施の形態2のデータ連携フロー管理装置の構成を示す図である。実施の形態2のデータ連携フロー管理装置は、実施の形態1のデータ連携フロー管理装置のデータ連携入力部10に、データ連携定義グラフィカル・ユーザ・インターフェイス部20が追加された構成となっている。
データ連携定義グラフィカル・ユーザ・インターフェイス部20は、データ連携入力部10と、データ連携フロー定義出力部15とに接続され、データ取扱箇所情報やデータ取扱箇所間連携情報の登録や、その結果として生成されたデータ連携フロー情報の確認を、ユーザがビジュアル画面上で実行できるようにするための部分である。
図8は、この発明の実施の形態2のデータ連携フロー管理装置においてデータ取扱箇所情報およびデータ取扱箇所間連携情報の登録画面の例を示す図である。登録画面は、データ連携定義グラフィカル・ユーザ・インターフェイス部20に設定されている。登録画面上には有向グラフが表示され、有向グラフは、データ取扱箇所情報を表すアイコンであるノード201、表示されるデータ取扱箇所情報202、データ取扱箇所がデータ連携の作成元であることを示すマーク203、データ取扱箇所間連携を設定するためのラインであるリンク204、設定されたデータ取扱箇所間連携を表す矢印205からなっている。ユーザは登録画面上でデータ取扱箇所間連携を設定したいノード間のリンクを選択することにより、データ取扱箇所間連携を設定できる。データ取扱箇所間連携が設定されるとリンク204は矢印205として表示される。
図8の例では、画面上で特定のキーを押すなどの操作により、データ取扱箇所を表すノード201を作成する。そして、業務システム名を入力することでデータ取扱箇所名の表示202が表示される。また、特定のデータ取扱箇所を選択した状態で特定のキーを押すなどの操作により、データ取扱箇所の書込有無を「有」にすることができ、データ取扱箇所を表すノード201上にデータ取扱箇所がデータの作成元であることを示すマーク203が表示される。
矢印は業務システムの連携の順序を表しており、業務システム自体が矢印の経路で連携されるわけではない。業務システム間同士で直接連携するのではなく、実際には業務システムはデータ統合装置を介して他の業務システムに連携される。データ作成元であることを示すマーク(図8ではS)のものが業務システムのデータ提供箇所である。
例えば図2の書込有無情報より、まず入出庫管理システムがデータ取扱箇所となる。そして、図8によれば売上管理システム、発注管理システム、在庫管理システム、データ分析システムと連携される。したがって、図2の書込有無の列が「有」の箇所でデータは作成または連携され、「無」の箇所でデータは連携のみされる。
データ取扱箇所を表すノード201を複数作成すると、データ取扱箇所間を結ぶデータ取扱箇所間連携を設定するためのライン204が表示され、ライン204を選択することで、設定されたデータ取扱箇所間連携を表す矢印205を登録できる。データ取扱箇所を表すアイコンであるノード201、データ取扱箇所名の表示202、データ取扱箇所がデータの作成元であることを示すマーク203は、データ取扱箇所情報に含まれる情報に相当し、データ取扱箇所間連携を設定するためのライン204、設定されたデータ取扱箇所間連携を表す矢印205は、データ取扱箇所間連携情報に相当する。図8は、図2に示すデータ取扱箇所情報および図3に示すデータ取扱箇所間連携情報を登録した場合の表示例である。
図9は、この発明の実施の形態2のデータ連携フロー管理装置においてデータ連携フロー情報の確認画面例を示す図である。画面では、データ連携フロー情報の表示を選択したデータ取扱箇所を表すアイコンであるノード211、データ連携先となるデータ取扱箇所を表すアイコンであるノード212、データ取扱箇所名の表示213、複数のノード間を結び、データ連携フロー情報を示す矢印214が有向グラフの形式で示されている。この有向グラフは、選択したデータ取扱箇所をデータの作成元とするデータ連携フロー情報となっており、図8の有向グラフの一部となる。そのため、図9は、図8と重ね合わせて1つの画面で表示しても良い。図9と図8を重ね合わせた場合は、ユーザがどちらか一方の画面もしくは重ね合わせた画面を表示できるよう選択することができる。
図9の例では、画面上で特定の「データ取扱箇所」を選択することで、そのデータ取扱箇所をデータ作成元とするデータ連携フロー情報が表示される。表示されるデータ連携フロー情報は、データ連携フロー情報格納部14に格納されたデータ連携フロー情報に対応している。図9は、「発注管理システム」を選択した場合のデータ連携フロー情報の表示例を示している。
以上のように、実施の形態2のデータ連携フロー管理装置は、データ連携入力部に、データ連携定義グラフィカル・ユーザ・インターフェイス部20が追加された構成となっている。このような構成とすることで、データ取扱箇所情報やデータ取扱箇所間連携情報をより簡単に登録できるほか、登録状況をユーザが視覚的に確認できることにより、登録漏れの低減を期待できる。また、登録したデータ取扱箇所情報や、データ取扱箇所間連携情報によって作成されたデータ連携フロー情報もユーザが視覚的に確認できるため、登録誤りの低減につながる。
実施の形態3.
図10は、この発明の実施の形態3のデータ統合装置の構成を示す図である。実施の形態3のデータ統合装置は実施の形態1のデータ連携フロー管理装置に加え、データ連携実行トリガ部30、実行データ連携フロー定義決定部31、データ連携フロー実行部32を備えている。
データ連携実行トリガ部30は、データの連携を実行するタイミングを任意に決定している部分である。データを連携するタイミングは任意であり、時刻に基づくものや、ユーザからの指示、外部プログラムからの指示によるものであってよい。また、各業務システム40a〜40n上でのデータ生成またはその検出をデータ連携のタイミングとしてもよく、その場合は、データ連携実行トリガ部30は、各業務システム40a〜40nと接続される。直前のデータ連携フロー情報の完了をデータ連携のタイミングとする場合は、データ連携実行トリガ部30を、データ連携フロー実行部32と接続してもよい。
実行データ連携フロー定義決定部31は、データ連携フロー定義出力部15からデータ連携フロー情報を取得し、トリガとデータ連携フロー情報をもとにデータの連携を実行する実行データ連携フローを決定する。実行データ連携フロー定義決定部31は、基本的に、データ連携実行トリガ部30からデータ連携が開始された時点の最新のデータ連携フロー情報を、実行データ連携フロー定義として決定するが、ユーザから指定されたデータ連携フロー情報を実行データ連携フロー定義として決定してもよい。
データ連携フロー実行部32は、業務システム40a〜40nと接続され、実行データ連携フロー定義決定部31によって決定されたデータ連携フロー情報に基づいて、業務システム40a〜40n間のデータ連携を実行する部分である。
本実施の形態において業務システム40a〜40nは、データ統合の対象となる業務システムであり、各業務に必要なデータや処理を有している。
図11は、この発明の実施の形態3のデータ統合装置においてデータ連携実行状況の情報例を示す図である。図11では、実行データ連携フロー定義決定部31およびデータ連携フロー実行部32から得られるデータ連携を設定している。「トリガ番号」「フロー生成番号」「データ提供箇所」「先行箇所」「後続箇所」は、実行データ連携フロー定義決定部31から得られる情報であり、このうち、「トリガ番号」は、データ連携実行トリガ部30で作成されるデータ連携実行のタイミングを特定する番号、「フロー生成番号」「データ提供箇所」「先行箇所」「後続箇所」は、データ連携フロー定義出力部15から取得される情報である。「実行状況」はデータ連携フロー実行部32から得られる情報で、実行データ連携フロー定義決定部31が決定した実行データ連携フロー定義のうち、どの部分が完了したかを示すものである。「実行状況」がすべて完了となった段階で、あるデータに対するデータ連携がすべて完了したことを意味する。図11の列には更にデータ連携実行状況を実行した時刻の欄を設けてもよい。
図11は、データ連携フロー定義記憶部14に図4のデータ連携フロー情報が記憶されている場合のデータ連携実行状況の情報例である。
「発注管理システム」で作成されたトリガ番号1001で識別されるデータが、「在庫管理システム」、「データ分析システム」、「入出庫管理システム」、「売上管理システム」に連携される計画のうち、「在庫管理システム」および「データ分析システム」についてはデータ連携が完了しており、「入出庫管理システム」と「売上管理システム」についてはデータ連携が完了していないという状態を表している。また、処理が完了したという事実を表すために、データ連携完了時刻の欄を設けてもよい。
以上のように、実施の形態3のデータ統合装置は、データ連携入力部10、データ取扱箇所情報記憶部11、データ取扱箇所間連携情報記憶部12、データ連携フロー情報生成部13、データ連携フロー情報記憶部14、データ連携フロー定義出力部15、データ連携実行トリガ部30、実行データ連携フロー定義決定部31、データ連携フロー実行部32を備えているので、実行するデータ連携フロー情報の計画と、データ連携フロー情報の実行実績を連動させて管理できるようになる。また、最新のデータ連携フロー情報と実行データ連携フローが「フロー生成番号」によって区別されているため、データ連携の実行中に新たなデータ連携フロー情報が作成されても実行中のデータ連携フロー情報には影響せず、データ連携フロー情報の把握や変更の適用を容易にすることができる。また、データ連携完了時刻の欄を設けることにより、ユーザはどの業務システム間のデータ連携がいつ行われたのかを確認することができる。
実施の形態4.
図12は、この発明の実施の形態4のデータ統合装置の構成を示すものである。実施の形態3に対して、実施の形態4では、データ連携入力部10にデータ統合グラフィカル・ユーザ・インターフェイス部21が追加された構成となっている。データ統合グラフィカル・ユーザ・インターフェイス部21はデータ連携フロー定義出力部15、実行データ連携フロー定義決定部31、データ連携フロー実行部32に接続されているため、ユーザは登録画面上の有向グラフによって、視覚的に分かりやすくデータ統合装置にデータ連携フロー情報の作成に必要な業務システム名、書込有無、データアクセス方法などの入力ができるとともに、データ連携フロー情報を確認することができる。
図13は、この発明の実施の形態4のデータ統合装置においてデータ連携実行状況の確認画面例を示す図である。確認画面は、データ統合グラフィカル・ユーザ・インターフェイス部21に設定されている。確認画面では、表示対象となるデータを特定するトリガ番号221、表示対象のデータが作成されたデータ取扱箇所を表すアイコン222、データ連携済みのデータ取扱箇所を表すアイコン223、データ連携が完了していないデータ取扱箇所を表すアイコン224、データ取扱箇所名の表示225、処理済のデータ連携フロー情報の要素を表す矢印226、処理が完了していないデータ連携フロー情報の要素を表す矢印227が示されている。データ連携の実行状況を識別するために、データ連携の完了していないデータ取扱箇所と矢印は細線で表され、データ連携の完了しているデータ取扱箇所と矢印は太線で表されている。
図13は、データ連携済みのデータ取扱箇所を表すアイコン223、データ連携が完了していないデータ取扱箇所を表すアイコン224をノード、処理が完了していないデータ連携フロー情報の要素を表す矢印227をノード間のリンクとする有向グラフとなっている。また、表示対象のデータが作成されたデータ取扱箇所を表すアイコン222、データ連携済みのデータ取扱箇所を表すアイコン223および処理済のデータ連携フロー情報の要素を表す矢印226はその部分グラフとなっている。図13は図9と重ね合わせて1つの画面で表示しても良い。図13と図9を重ね合わせた場合は、ユーザがどちらか一方の画面もしくは重ね合わせた画面を表示できるよう選択することができる。図13は、図11に示すデータ連携実行状況の表示例を示している。
以上のように、実施の形態4のデータ統合装置では、データ連携入力部10、データ取扱箇所情報記憶部11、データ取扱箇所間連携情報記憶部12、データ連携フロー情報生成部13、データ連携フロー情報記憶部14、データ連携フロー定義出力部15、データ統合グラフィカル・ユーザ・インターフェイス部21、データ連携実行トリガ部30、実行データ連携フロー定義決定部31、データ連携フロー実行部32を備える構成とすることで、作成されたデータ連携フロー情報に加えて、実行中のデータ連携フロー情報や、その実行状況をユーザが視覚的に把握することができるため、実行状況に即したデータ連携フロー情報の問題点の発見や改善の検討が容易となる。
実施の形態5.
図14は、この発明の実施の形態5のデータ連携フロー管理装置を業務システムに適用した例を示す図である。実施の形態1では、本発明の構成や設定例を示したが、実施の形態5では、データ連携フロー管理装置を業務システムに適用した場合の具体例について説明する。
衣料品を扱う会社Aには複数の営業所があり、それぞれの営業所は、販売する商品を本社工場に注文することで仕入れを行っている。各営業所には専用の発注管理システム500a〜500nがあり、営業所の仕入れ担当者は、必要な商品の商品コード、単価、必要数、納期を発注管理システム500aに入力することで注文情報を作成する。注文情報中の営業所コードおよび注文番号は、発注管理システム500aによって注文情報の入力完了時に付与される。
この例では、各営業所の発注管理システム500a〜500n上の注文情報は、それぞれ「database501a」〜「database501n」というリレーショナル・データベースの「cyuumon_table」というテーブルに格納されている。「cyuumon_table」には、「eigyousyo」、「cyuumonbangou」、「syouhin」、「tannka」、「cyuumonnsuu」、「nouki」のカラムが設けられている。注文情報の営業所コード、注文番号、商品コード、単価、必要数、納期の各項目は、それぞれ「cyuumon_table」テーブル内の「eigyousyo」、「cyuumonbangou」、「syouhin」、「tannka」、「cyuumonnsuu」、「nouki」のカラムに対応している。
会社Aの本社工場では、各営業所からの商品の注文情報を在庫管理システム510に入力し、工場での商品の生産計画を立てている。この例では、在庫管理システム510上の注文情報は、「database511」というリレーショナル・データベースの「jyucyuu_table」というテーブルに格納されている。「jyucyuu_table」には、「shopcode」、「orderno」、「item」、「order」、「delivery」のカラムが設けられている。
注文情報の営業所コード、注文番号、商品コード、必要数、納期の各項目は、それぞれ「jyucyuu_table」テーブル内の「shopcode」、「orderno」、「item」、「order」、「delivery」のカラムに対応している。在庫管理システム510では、単価の情報は必要ないため、「tannka」のカラムは格納されていない。発注管理システム500a〜500nと在庫管理システム510の間では、発注管理システム500a〜500nから在庫管理システム510に向かって、営業所コード、注文番号、商品コード、必要数、納期を含む注文情報のデータ連携610a〜610nが構築されている。
図15は、この発明の実施の形態5のデータ連携フロー管理装置においてデータ取扱箇所情報の設定例を示す図である。図16は、この発明の実施の形態5のデータ連携フロー管理装置においてデータ取扱箇所間連携情報の設定例を示す図である。
図17は、この発明の実施の形態5のデータ連携フロー管理装置においてデータ連携フロー情報の出力例を示す図である。図15のデータ取扱箇所情報と図16のデータ取扱箇所間連携情報に基づいて、図17のデータ連携フロー情報が出力される。
以下、データ連携フロー情報を出力する方法について図15〜図17にもとづき1)〜4)を説明する。
1)図17のデータ提供箇所には図15の「書込有無」が「有」である「発注管理システムa」が入る。
2)図17のデータ提供箇所にある「発注管理システムa」が先行箇所1行目に入る。その際、先行箇所の業務システム「発注管理システムa」に対応した図15のデータアクセス方法「database501a」も出力する。
3)図16のデータ取扱箇所間連携情報の先行箇所に「発注管理システムa」を出力する。その際、後続箇所の業務システムである「在庫管理システム」に対応した図15の「データアクセス方法」「database511」も出力する。
4)1)〜3)を繰り返し、図15の書込有無のうち、「有」が全て終わると図17の出力を終了する。
続いて、実施の形態5のデータ連携フロー管理装置においてデータ取扱箇所におけるデータアクセス方法が変更された場合の例を示す。
図18は、実施の形態5のデータ連携フロー管理装置においてデータアクセス方法の変更例を示す図である。図19は、実施の形態5のデータ連携フロー管理装置においてデータアクセス方法変更後のデータ連携フロー情報の出力例を示す図である。
例えば、会社Aの在庫管理システムが更新され、在庫管理システム上で注文情報を格納するデータベースが「database511」上の「jyucyuu_table」から、「database512」上の「order_table」に変更される場合を考える。この場合には、図18のようにデータ取扱箇所情報上で、在庫管理システムのデータアクセス方法を「database511」上の「jyucyuu_table」から、「database512」上の「order_table」に変更する。
続いて、図18のようにデータ取扱箇所情報のアクセス方法が変更されると、これに対応して、図19のようにデータアクセス方法が変更されたデータ連携フロー情報が出力される。
以上のようにデータアクセス方法を変更でき、新しいデータ連携フロー情報を生成できる。
従来は、データ統合に必要なデータ連携610a〜610nは個別に作成・管理されていたが、実施の形態1の構成を用いたことで、実施の形態5では、データ取扱箇所情報およびデータ取扱箇所間連携情報から、図17のデータ連携フロー情報を生成できるため、一元管理することが出来る。
一元管理することが出来ることで、データの管理が容易となる。また、これらのデータ連携によって、一度作成した情報を他の業務システムでも利用でき、変更がデータアクセス方法の1箇所で済むため、二重に入力することによる作業量の軽減と、作業する際に起こる漏れ誤りを削減できる。
実施の形態6.
図20は、この発明の実施の形態6の構成を示す図である。実施の形態5では、一度作成した情報を他の業務システムでも利用できるというデータ統合状態が記載されているが、実施の形態6では、さらに、業務システムを追加した例を説明する。
図21は、この発明の実施の形態6のデータ連携フロー管理装置においてデータ取扱箇所情報に業務システムを追加した例を示す図である。図22は、この発明の実施の形態6のデータ連携フロー管理装置においてデータ取扱箇所間連携情報の設定例を示す図である。図23はこの発明の実施の形態6のデータ連携フロー管理装置において業務システムの追加後のデータ連携フロー情報の出力例を示す図である。
図20のように会社Aの業務システムに、注文情報を用いた売上管理システム520が新たに追加される場合を考える。各発注管理システム500a〜500nから売上管理システム520への注文情報のデータ連携処理を、データ連携620a〜620nとする。この例では、売上管理システム520上の注文情報は、それぞれ「database521」というリレーショナル・データベースの「order_tab」というテーブルに格納されている。「order_tab」には、「shopid」、「orderno」、「shopid」、「tranid」、「itemno」、「rate」、「quantity」、「dvrdate」のカラムが設けられている。注文情報の営業所コード、注文番号、商品コード、単価、必要数、納期の各項目は、それぞれ「order_tab」テーブル内の「shopid」、「tranid」、「itemno」、「rate」、「quantity」、「dvrdate」のカラムに対応している。
この売上管理システム520は、入力者から注文情報を受けるたびに、その注文情報が在庫管理システム511上に登録されていることを確認してから、売上見込み(売上管理システム520)を更新するようになっている。したがって、発注管理システム500a〜500nで作成された注文情報は、売上管理システム520に連携される前に、在庫管理システム511に連携されている必要がある。
このとき、発注管理システム500a〜500nの何れかで作成された注文情報は、まず、在庫管理システム511に連携され、その後、売上管理システム520に連携を行うことになる。
したがって、図23のデータ連携フロー情報のうちデータアクセス方法には、図22のデータ取扱箇所関連連携情報を基に、図21に設定されているデータアクセス方法「database521」が新しく追加される。
従来の方法では、データ連携610a〜610nの完了後に、データ連携620a〜620nを実行するように制御する必要があったが、この発明の実施の形態6では、図23のように在庫管理システムを先行箇所、売上管理システム520を後続箇所とするデータ連携フロー情報を生成でき、変更が1箇所で済む。
この発明の実施の形態6によれば、データ取扱箇所情報およびデータ取扱箇所間連携情報から、データ連携フロー情報を生成するようになっているので、データ取扱箇所間連携情報を1件追加するだけで、新しいデータ連携フロー情報を生成できる。変更が1箇所で済むため、作業量の軽減と、漏れ誤りの防止を期待できる。
10 データ連携入力部
11 データ取扱箇所情報記憶部
12 データ取扱箇所間連携情報記憶部
13 データ連携フロー情報生成部
14 データ連携フロー情報記憶部
15 データ連携フロー定義出力部
20 データ連携定義グラフィカル・ユーザ・インターフェイス部
30 データ連携実行トリガ部
31 実行データ連携フロー定義決定部
32 データ連携フロー実行部
201 ノード
202 データ取扱箇所情報
204 リンク
205 矢印
211 アイコン
212 ノード
214 リンク
222 アイコン
223 アイコン
224 アイコン
226 矢印
227 矢印

Claims (9)

  1. 複数の業務システムの業務システム名と複数の前記業務システムの先後関係とを含む情報が入力されるデータ連携入力部と、
    前記データ連携入力部に入力された前記情報を前記業務システム名と前記業務システムに対し新規データの書込みが行われるか否かを示す書込有無情報とをそれぞれ含む複数のデータ取扱箇所情報として記憶するデータ取扱箇所情報記憶部と、
    前記データ連携入力部に入力された前記情報を先行箇所の業務システム名と後続箇所の業務システム名との組み合わせで示される複数のデータ取扱箇所間連携情報として記憶するデータ取扱箇所間連携情報記憶部と、
    前記データ取扱箇所情報記憶部から前記書込有無情報に基づいて業務システム名を順次取得し、
    取得した前記業務システム名を連携済リストに登録し、
    前記連携済リストに登録された前記業務システム名を前記先行箇所にもつ第1のデータ取扱箇所間連携情報を前記データ取扱箇所間連携情報記憶部から取得し、
    前記連携済リストに登録された前記業務システム名を前記後続箇所に持つ第2のデータ取扱箇所間連携情報を除外し、
    前記第2のデータ取扱箇所間連携情報を除外した後に、前記データ取扱箇所間連携情報記憶部から前記第1のデータ取扱箇所間連携情報の後続箇所に示される業務システム名を前記先行箇所にもつ第3のデータ取扱箇所間連携情報を取得し、
    取得した前記第1のデータ取扱箇所間連携情報および前記第3のデータ取扱箇所間連携情報の前記先行箇所および前記後続箇所に示される業務システム名にそれぞれ対応した業務システム同士の連携の流れを示すデータ連携フロー情報を生成するデータ連携フロー情報生成部と、を備えるデータ連携フロー管理装置。
  2. 前記データ取扱箇所情報は、前記業務システムのデータへのアクセス方法を示すデータアクセス方法を含む請求項に記載のデータ連携フロー管理装置。
  3. 前記業務システム名および前記データ連携フロー情報を有向グラフとして画面に表示するデータ連携定義グラフィカル・ユーザ・インターフェイス部を備える請求項1または請求項2に記載のデータ連携フロー管理装置。
  4. 前記画面は前記業務システム名、または前記データ連携フロー情報を登録可能な登録画面または確認可能な確認画面である請求項に記載のデータ連携フロー管理装置。
  5. 前記有向グラフは前記データ取扱箇所情報を表すアイコンである複数のノードと、
    数の前記ノード間を結び、前記データ連携フロー情報を示す矢印とを有する請求項に記載のデータ連携フロー管理装置。
  6. 前記登録画面は、連携可能な前記業務システムに対応する複数の前記ノード間を結ぶリンクを有し、前記リンクを選択することによって前記リンクを前記矢印として表示する請求項5に記載のデータ連携フロー管理装置。
  7. 前記確認画面は、前記データが連携されていない場合と連携済の場合とで、前記ノードと前記矢印のうち少なくともいずれか一方の表示が異なる請求項に記載のデータ連携フロー管理装置。
  8. 前記データ連携フロー管理装置と、
    前記データの連携を実行するタイミングでトリガを出力するデータ連携実行トリガ部と、
    前記データ連携フロー管理装置から前記データ連携フロー情報を取得し、前記トリガと前記データ連携フロー情報をもとに前記データの連携を実行する実行データ連携フローを決定する実行データ連携フロー定義決定部と、
    前記実行データ連携フロー定義決定部から取得した前記実行データ連携フローに基づいて複数の前記業務システムの連携を実行するデータ連携フロー実行部とを備える請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載のデータ統合装置。
  9. 前記データ連携実行トリガ部は、時刻、またはユーザもしくは外部プログラムの指示に基づき前記トリガを出力する請求項に記載のデータ統合装置。
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