JP2012013985A - スタンディングpop - Google Patents

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【課題】商品の陳列棚の棚板の前面に設けられたレールに装着して使用するスタンディングPOPであって、一枚の平面シートで構成しても立体的に見栄え良くスタンディングさせて装着することができ、さらに一枚の平面シートで構成されるため生産性が良く、また各商店への搬送性や商店内での持ち運び性が良く、さらにはリサイクル性にも優れるスタンディングPOPを提供する。
【解決手段】商品の陳列棚の棚板の前面に設けられたレールに装着して使用するスタンディングPOPであって、スタンディングPOPを、幅方向中央の山折り線に沿って線対称に形成された一枚のシートで構成し、このシートは少なくとも片面にPOPが印刷されるPOP部と、レールに装着される装着部と、POP部と装着部とを連結する連結部とを具備し、装着部の連結部との境界線を含む辺の長さを、境界線の長さよりも長くする。
【選択図】図1

Description

本発明は、商品の陳列棚の棚板の前面に設けられたレールに装着して使用する、商品の販売促進等に用いられるスタンディングPOPに関する。
従来より、スーパーマーケットやコンビニエンスストアー等の商品等を並べる商品陳列棚において、陳列棚上の商品を紹介或いは宣伝等するための印刷した広告板(POP)が知られている。このようなPOPとして、例えば特許文献1に示されるようなプラスチック製材料から成る固定具を用い、POPと連結して使用するものが一般的である。
しかしながら、このようなPOPはプラスチック製材料が用いられているため、立体的なPOPを容易にスタンディングさせ、さらにスタンディング状態を容易に維持することはできるものの、このようなプラスチック製材料からなるPOPはあらかじめ立体的に形成されているため、嵩張ってしまい、持ち運びや搬送性が悪いという問題があった。
さらに、従来のスタンディングPOPは、少なくとも装着部がプラスチック製材料から形成されているので、リサイクルしようとすると、プラスチック製材料とその他の紙でできた部分等とに分別する必要があり、リサイクル性が低かった。このため、より簡便にリサイクルできるリサイクル性に優れたスタンディングPOPの出現が望まれている。
特開平9−73270号公報
本発明は、上述したような実状に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、商品の陳列棚の棚板の前面に設けられたレールに装着して使用するスタンディングPOPであって、一枚の平面シートで構成しても立体的に見栄え良くスタンディングさせて装着することができ、さらに一枚の平面シートで構成されるため生産性が良く、また各商店への搬送性や商店内での持ち運び性が良く、さらにはリサイクル性にも優れるスタンディングPOPを提供することにある。
本発明の上記目的は、商品の陳列棚の棚板の前面に設けられたレールに装着して使用するスタンディングPOPであって、前記スタンディングPOPを、幅方向中央の山折り線に沿って線対称に形成された一枚のシートで構成し、前記シートは、少なくとも片面にPOPが印刷されるPOP部と、前記レールに装着される装着部と、前記POP部と前記装着部とを連結する連結部とを具備し、また、前記装着部は、前記連結部との境界線を含む辺の長さが、前記境界線の長さよりも長いことを特徴とするスタンディングPOPを提供することによって達成される。
また、本発明の上記目的は、前記連結部と前記装着部との間の前記境界線を谷折り線としたことを特徴とするスタンディングPOPを提供することによって、効果的に達成される。
また、本発明の上記目的は、前記装着部は、前記境界線を含む辺と直交する1本以上の折り線を有することを特徴とするスタンディングPOPを提供することによって、より効果的に達成される。
また、本発明の上記目的は、前記POP部には、前記連結部の下方に少なくとも1つの保持部を設け、該保持部の幅の長さは、前記連結部の幅の長さよりも短いことを特徴とするスタンディングPOPを提供することによって、より効果的に達成される。
また、本発明の上記目的は、前記山折り線、前記谷折り線、前記装着部に設けられる折り線は、それぞれミシン目を形成して設ける、あるいはエンボス型押し加工を施して設けられることを特徴とするスタンディングPOPを提供することによって、より効果的に達成される。
さらにまた、本発明の上記目的は、前記シートは、厚みが150〜900μmであることを特徴とするスタンディングPOPを提供することによって、より効果的に達成される。
本発明に係るスタンディングPOPによれば、少なくとも片面にPOPが印刷されるPOP部と、レールに装着される装着部と、POP部と装着部とを連結する連結部とを具備し、幅方向中央の山折り線に沿って線対称に形成された一枚のシートで構成し、また、装着部は、連結部との境界線を含む辺の長さを境界線の長さよりも長くしたので、これにより、一枚のシートをくり抜いて作成することができるため生産性に優れることに加え、リサイクル性にも優れる。また、このようなスタンディングPOPであっても、棚板の前面に設けられたレール部に装着して使用することができ、さらに、平面シートであるので各商店への搬送性や、商店内での持ち運び性に優れるものとなり、持ち運びや搬送性に優れるものとなる。
本発明に係るスタンディングPOPの展開平面図である。 本発明に係るスタンディングPOPの使用形態を示す図である。 本発明に係るスタンディングPOPの変更例を示す展開平面図である。 本発明に係るスタンディングPOPの変形例を示す展開平面図である。 本発明に係るスタンディングPOPのさらなる変更例を示す展開平面図である。 本発明に係るスタンディングPOPのさらなる変更例を示す展開平面図である。 本発明に係るスタンディングPOPの他の使用形態を示す図である。 本発明に係るスタンディングPOPのさらなる変更例を示す展開平面図である。 図8に示すスタンディングPOPの使用形態の一例を示す図である。
以下、本発明に係るスタンディングPOPについて、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明に係るスタンディングPOPは、以下の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲内においてその構成を適宜変更できることはいうまでもない。
図1は、本発明に係るスタンディングPOP(A)(以下、「本POP(A)」と言う。)の展開平面図である。また、図2は、図1に示す本POP(A)を、商品の陳列棚の前面に設けられたプライスレール等のレールに装着された状態を示す図である。
図1に示すように、本POP(A)は、幅方向中央に設けられた山折り線1に沿って線対称に形成された一枚のシート2で構成し、またこのシート2はPOP部3と、装着部4と、連結部5とを具備して構成されている。このように本POP(A)は一枚のシートを打ち抜いて形成されているため生産性が良い。
POP部3は、その少なくとも片面にPOP(広告等)が印刷される部分であり、装着部4は、商品の陳列棚の前面に設けられたプライスレール等のレール6の上下に設けられた溝7に係合して着脱可能にレール6に装着される部分である。また、連結部5はPOP部3と装着部4とを連結する部分である。なお、本POP(A)のPOP部3は、図示するような矩形状に限定されるものではなく、山折り線1を介して線対称に形成されていれば、このほか、楕円状、円形状、ハート形状等、公知の種々の形状とすることができることはいうまでもない。
本POP(A)の装着部4は、連結部5との境界線8を含む辺9の長さaが、装着部4と連結部5との境界線8の長さbよりも長くなるように、すなわちa>bの関係を有するように形成されている。このように形成することにより、本POP(A)の装着部4の上下に、商品棚の棚板の前面に設けられたプライスレール等のレール6の上下の溝7に掛止可能なレール掛止部10が形成される。この掛止部10をレール6の上下の溝7にそれぞれ掛止することにより、本POP(A)を着脱可能にレール6に装着することができる。
また、本実施例では、装着部4と連結部5との間の境界線8は谷折り線で形成されている。これにより、本POP(A)をこの谷折り線に沿って折った際に、装着部4をレール6の上下の溝7により容易に掛止することができる。なお、装着部4と連結部5との間の境界線8はこのような谷折り線に限定されず、山折り線でも本発明の目的を達成することができ、さらには装着部4と連結部5との間の境界線8を折り曲げ線としなくても、装着部4をレール6の上下の溝7に掛止することはできる。
また、本実施例では、装着部4の縦方向の長さaが、装着されるレール6の高さhと同じ長さとなるように構成されている。さらに、連結部5の幅cの最短の長さは、本POP(A)が装着されるレール6の幅d(レール6の上下に設けられた溝7の幅d)よりも大きい長さを有する。これにより、本POP(A)をレール6に装着する際、レール6の上下の溝7に引っかかることなく、容易にかつ確実に装着することができるようになる。より詳細には、連結部5の最短部の幅cの長さは3mm以上、好ましくは5mm〜30mmである。連結部5の最短部の幅cの長さが3mm未満では、レール6への装着(取り付け取り外し)や移動時の作業性が劣る場合が生じる。また、特に30mmを超えるとスタンディングPOPのPOP部3が商品の陳列棚等から過度の突出になるため、陳列台での見栄えや商品の陳列や購入者等の取り扱い時の作業性を低下させたり、レール6への保持力が低下する問題が生じる場合がある。
また、本実施形態では、装着部4は、装着部4と連結部5との間の境界線8を含む辺9が、POP部3の縦方向の辺11に対する角度θが約10°となるように傾いて形成されている。このように、装着部4と連結部5との間の境界線8を含む辺9と、POP部3の縦方向の辺11との間の角度θが5〜45°、好ましくは10〜30°となるように装着部4を傾けて設けることにより、本POP(A)の装着角度を所望の角度に調整することができる。これにより、例えば下段の商品棚のレールに装着されることが予測される場合には、POPが上向きとなるように形成し、上段の商品棚のレールに装着されることが予測される場合には、POPが下向きとなるように形成する等、購入者等の目線の位置によってPOPの向きを変更することができる。これにより、購入者等の視認性をより向上させることができ、POPの広告効果をより高めることができる。
なお、本POP(A)は、図3に示すように、装着部4と連結部5との間の境界線8を含む辺9と、POP部3の縦方向の辺11との間の角度θが0°となるように、すなわち装着部4の連結部5との境界線8を含む辺9が、POP部3の縦方向の辺11に対して平行となるように設けても良く、これによっても本願発明の目的を達成することができる。
また、本POP(A)を構成するシート2は厚さが150〜900μmであり、150〜200μmであるとより好ましい。本POP(A)を構成するシート2の厚さはこのレール6の溝7に掛止できる厚みでなければならない。本POP(A)が主に装着されることを想定している商品の陳列棚の棚板の前面に設けられるレール6の上下に設けられた溝7の幅dは、一般的に1.0mm程度である。従って、本POP(A)を構成するシート2の厚みを150〜900μmとすることにより、後述するように本POP(A)の装着部4を2つ折りとした場合であっても、本POP(A)をレール6の溝7に掛止することができるようになる。
なお、本POP(A)のシート2の厚みが150μm未満であると、レール6の溝7に本POP(A)の装着部4を入れることはできるものの、掛止することが難しく、またシート2の厚さが薄すぎるため、このようなシート2で形成されたPOPをスタンディングさせることが難しくなる。一方で、POPを構成するシート2の厚みが900μmを超えると、シート2の厚みがレール6の溝7の幅dよりも厚くなってしまうおそれがあり、本POP(A)の装着部4をレール6に装着することができなくなるおそれがある。
さらに、本POP(A)のシート2の厚みが200μm以上であると、シート2全体のコシがより高くなるため、本POP(A)の立ち適性をより向上させることができる。すなわち、本POP(A)をスタンディングさせた状態をより維持し易くなるのでより好ましい。
また、本POP(A)に形成されるPOP部3の山折り線1、装着部4と連結部5との境界線8の谷折り線は、それぞれミシン目を形成する、あるいはエンボス押し型加工を施して設けられることが好ましい。これにより、各折り線1,8が折り易くなり、折り曲げ適性を向上させることができる。特に本POP(A)を構成するシート2の厚みが250μmを超えると、折り線1,8を折り曲げ難くなる。これに加えて、折り線部分の反発力で、折り線を折り曲げる際に連結部5等に不要の皺が入ってしまい、POPのスタンディング状態を維持することが難しくなる、すなわち立ち適性が低下するおそれがある。さらに、POP部3に皺が入る場合もあり、この場合は、POP部3に印刷されたPOPの見栄えが低下するおそれがある。従って、このように折り線1,8をミシン目、あるいはエンボス加工を施して形成すると、折り線の折り曲げ適性を向上させることができると共に、POPとしての見栄え及び立ち適性をより容易に維持することができる。
また、本POP(A)のシート2として紙製のシートが好適に用いられる。紙製のシートは、抄き合わせや抄紙時の坪量設定により容易に所望の厚みや柔軟性を付与可能であるとともに、POPの大きさや形状設計が容易であり、リサイクル性に優れ環境にも優しい物となる。このように本POP(A)のシート2として紙製のシートを用いることにより、本POP(A)はレールの溝7に容易に掛止されるとともに、掛止部10も紙で構成されるので、本POP(A)の全てを古紙として再利用することができ、リサイクル性に優れる。すなわち、従来よのうにプラスチック材料でできた部分と紙でできた部分とに分別することがない。また、本POP(A)のシート2として、このような紙製のシートのほか、紙製のシートの表面をPPフィルム、PETフィルム等でラミネートしたものを用いることもできる。これにより、本POP(A)の見栄えを向上させることができるとともに、シート2全体にコシを与えることができるので、本POP(A)のスタンディングした状態をより維持し易くなる、すなわち立ち適性をより向上させることができる。また、冷凍食品などの陳列台に用いた場合に想定される水濡れトラブルが生じても、スタンディングPOPの立ち適性を維持できる効果を有する。
以上のように構成された本POP(A)を山折り線、谷折り線に沿って折り曲げると、一枚のシートをくり抜いて作成した本POP(A)であっても、図2に示すように、商品の陳列棚の前面に設けられたプライスレール等のレールに立体的に装着することができる、すなわちスタンディングPOPとすることができる。従って、本発明に係るスタンディングPOPは各商店への搬送時や各商店内での持ち運び時は平面な1枚のシートであるので、搬送性及び持ち運び性に優れる。また、一枚のシートをくり抜いて生産されるため生産性も良い。さらに、本POP(A)の装着に際しても難しい作業を必要とせず、容易に装着することができる。
次に、図4に本POPの第1変形例を示す。すなわち、図4に示すように、本POP(B)は、図1等に示すスタンディングPOP(A)と同様に、幅方向中央に設けられた山折り線1に沿って線対称に形成された一枚のシート2で構成され、またこのシート2はPOP部3と、装着部4と、連結部5とを具備して構成されている。本POP(B)は、装着部4の縦方向の長さaが、装着されるレール6の高さhよりも長くなるように構成されている点を除くその他の構成は、上述した本POP(A)と同様である。従って、同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本POP(B)は、図4に示すように、装着部4の縦方向の長さaが、装着されるレール6の高さhよりも長い長さを有するように構成されている。さらに、装着部4には、連結部5と装着部4との間の境界線8を含む辺9と直交する折り線12(以下、「装着部4の直交する折り線12」と言う。)が1本形成されている。この装着部4の直交する折り線12は、連結部5を延長した場合における延長部分13(以下、単に「延長部13」と言う。)と重なる部分以外の装着部4の部分に設けられる。このように構成することにより、レール6の高さhに応じて装着部4の長さを調整することができるようになる。すなわち、装着部4の直交する折り線12の位置を調整することにより、装着部4の長さをレール6の高さhに応じて変更することができるようになり、これにより、レール6の高さhに左右されずに、本POP(B)をレール6に装着して使用することができるようになる。
また、この装着部4の直交する折り線12は、図4に示すように、装着部4が下側に伸びて形成されている場合には、少なくとも延長部13よりも下側に装着部4の直交する折り線12を設けることが好ましい。一方で、図5に示すように、装着部4が上側に伸びて形成されている場合には、少なくとも延長部13よりも上側に装着部4の直交する折り線12を設けることが好ましい。しかしながら、本POP(B)において、装着部4の直交する折り線12の形成位置はこれらに限られるものではなく、装着部4の適宜の場所に設けることができる。すなわち、図4に示すように、装着部4が下側に伸びて形成されている場合であっても、延長部13よりも上側に装着部4の直交する折り線12を設けても良い。
ここで、本実施形態では、装着部4の直交する折り線12を1本形成したが、この折り線12は1本に限らず、図6に示すように、装着部4の直交する折り線12を2本以上形成しても良い。これにより、レール6の高さhに応じて装着部4の縦方向の長さを容易に微調整することができるようになる。また、装着部4の直交する折り線12を2本以上形成する場合は、図6に示すように、延長部13の上下に1本ずつ折り線12を設けても良く、さらには図示しないが、例えば延長部13の下側に2本の装着部4の直交する折り線14を設ける、あるいは延長部13の上側に2本の装着部4の直交する折り線を設けても良い。なお、本POP(B)は、装着部4の直交する折り線12は形成しなくても、レール6の高さhに応じて装着部4の縦方向の長さを調整することはできる。しかしながら、装着部4に直交する折り線12が形成されていると、折り曲げ適性を向上させることができることに加え、折り曲げる際に不要な皺が本POP(B)に形成されることを防止することができるため、立ち適性及びPOPの見栄えも維持することができる。
また、この装着部4の直交する折り線12は、谷折り線でも山折り線でも良いが、谷折り線の方がレール6に装着した際の見栄えがより良好となるので、より好ましい。また、装着部4の直交する折り線12はミシン目を形成する、あるいはエンボス押し型加工を施して設けられると、折り線12が折りやすくなり、折り曲げ適性を向上させることができるのでより好ましい。
さらに、図7に本POP(B)の他の使用形態を示す。すなわち、図4に示すような本POP(B)は、図7に示すような使用形態とすることもできる。
より詳細に説明すると、本POP(B)のように、装着部4の縦方向の長さが延長部13よりも下側に伸びて形成されている場合、本POP(B)がPOP部3の山折り線1を介して線対称に折られると、図4に示すように、装着部4の延長部13よりも下側の部分に差込み部14が形成される。この差込み部14を、商品の陳列棚の棚板とプライスレールとの間等に差し込む(引っ掛ける)ことにより、本POP(B)を図7に示すようにスタンディングさせることができる。このような使用形態であっても、本願発明の目的を達成することができる。
なお、図4に示す本POP(B)のように、装着部4の縦方向の長さが延長部13よりも下側に延びて形成されている場合に限らず、例えば図5に示すような本POP(B)のように、装着部4の縦方向の長さが延長部13より上側に伸びて形成されている場合であっても、延長部13の下に差込み部14が形成されていれば、図7に示すような使用形態とすることができる。
さらに、図8に、本POPの第2変形例である本POP(C)の展開平面図を示し、図9に本POP(C)の使用形態の一例を示す。すなわち、図8に示すように、本POP(C)は、図1〜図6に示すスタンディングPOP(A),(B)と同様に、幅方向中央に設けられた山折り線1に沿って線対称に形成された一枚のシート2で構成され、またこのシート2はPOP部3と、装着部4と、連結部5と、保持部15とを具備して構成されている。なお、保持部15を設けたことを除くその他の点は、上述したスタンディングPOP(A),(B)と同様であるので、以下では同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
すなわち、図8に示すように、本POP(C)は、POP部3の縦方向の辺11上で、連結部5の下方に保持部15が形成されている。このように保持部15を形成することにより、図9に示すように、本POP(C)を例えば商品の陳列棚の棚板とプライスレールとの間等に差し込んで(引っ掛けて)使用される場合、棚板と本POP(C)との間にできる隙間をなくす、ないし、隙間を小さくすることができる。
また、保持部15の幅の長さeが短すぎると、棚板の前面や、棚板の前面に設けられたプライスレール等のレール6と本POP(C)との間に隙間ができてしまい、保持部15を設ける効果が少なくなってしまう。従って、この保持部15の幅の長さeは20mm以上で、かつ連結部15の幅の最短の長さcよりも短い長さを有するように形成されることが好ましい。
なお、図8に示すように、本実施形態では、本POP(C)のPOP部3の縦方向の両辺11のそれぞれに保持部15が設けられている、すなわち保持部15が2つ設けられているが、本POP(C)はこのような形態に限らず、保持部15がPOP部3の縦方向の2つの辺11のうち、いずれか1つの辺上で、連結部5の下方に設けられていれば良い。すなわち、保持部15は必ずしも2つ設ける必要はなく、1つであっても良い。
また、保持部15の形状は、図示するように半円状に限られるものではなく、このほか、矩形状、楕円状等の公知の種々の形状とすることができる。
以上のように形成された本POP(C)は、図9に示すように陳列棚の棚板とプライスレールとの間等に差し込んで(引っ掛けて)使用される場合、保持部15で本POP(C)を保持することができるので、より強固に棚板等に装着することができる。従って、本POP(C)を図9に示すように装着してスタンディングさせた際、本POP(C)が倒れにくくなるという利点がある。
なお、本POP(C)は、図9に示すような使用形態に限らず、図2に示すように、商品の陳列棚の前面に設けられたプライスレール等のレール6の上下に設けられた溝7に掛止して装着することもできる。
以上に上述したように、本発明に係るスタンディングPOPによれば、シートをくり抜くことにより一枚のシートで構成されている。これにより、嵩張らずに搬送性に優れるとともに、持ち運び性にも優れ、さらに1枚のシートから成る平面的なシートであっても、立体的なPOP、すなわちスタンディングPOPとすることができる。
A,B,C 本発明に係るスタンディングPOP
1 幅方向中央に設けられた山折り線
2 シート
3 POP部
4 装着部
5 連結部
6 レール
7 レールの上下に設けられた溝
8 連結部と装着部との間の境界線
9 連結部と装着部との間の境界線を含む辺
10 レール掛止部
11 POP部の縦方向の辺
12 装着部の直交する折り線
13 延長部
14 差込み部
15 保持部
a 装着部の連結部との境界線を含む辺の長さ(装着部の縦方向の長さ)
b 連結部と装着部との間の境界線の長さ
c 連結部の最短の幅の長さ
d レールの溝の幅の長さ
e 保持部の幅の長さ
h レールの高さ

Claims (6)

  1. 商品の陳列棚の棚板の前面に設けられたレールに装着して使用するスタンディングPOPであって、
    前記スタンディングPOPを、幅方向中央の山折り線に沿って線対称に形成された一枚のシートで構成し、
    前記シートは、少なくとも片面にPOPが印刷されるPOP部と、
    前記レールに装着される装着部と、
    前記POP部と前記装着部とを連結する連結部とを具備し、
    また、前記装着部は、前記連結部との境界線を含む辺の長さが、前記境界線の長さよりも長いことを特徴とするスタンディングPOP。
  2. 前記連結部と前記装着部との間の前記境界線を谷折り線としたことを特徴とする請求項1に記載のスタンディングPOP。
  3. 前記装着部は、前記境界線を含む辺と直交する1本以上の折り線を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスタンディングPOP。
  4. 前記POP部には、前記連結部の下方に少なくとも1つの保持部を設け、
    該保持部の幅の長さは、前記連結部の幅の長さよりも短いことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のスタンディングPOP。
  5. 前記山折り線、前記谷折り線、前記装着部に設けられる折り線は、それぞれミシン目を形成して設ける、あるいはエンボス型押し加工を施して設けられることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のスタンディングPOP。
  6. 前記シートは、厚みが150〜900μmであることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のスタンディングPOP。
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