JP7318396B2 - 表示体 - Google Patents

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Description

本発明は、広告、宣伝等に用いられる表示体に関する。
従来、商品の販売促進等を目的として、商品棚の前側に、商品情報等が印刷された表示体を設置することが行われている。この種の表示体として、中央領域を筒状に突出させて使用する表示体が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3036309号公報
店舗によっては、商品棚から表示体を前側(通路側)に突出させることが好まれなかったり、スペースの都合により突出形状の表示体を設置できなかったりすることもある。その場合、突出形状の表示体の代わりに平面形状の表示体を用意する必要があるため、表示体を設置したり、交換したりする際の手間が増える。また、使用できない突出形状の表示体を廃棄することもあるため、資源の無駄も生じる。このような事情から、平面形状及び突出形状のいずれの形状でも使用できる表示体が求められている。
本発明の目的は、平面形状及び突出形状のいずれの形状でも使用できる表示体を提供することにある。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜に改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、第1側部(12)、前面部(13)及び第2側部(14)が連なって設けられ、前記前面部と前記第1側部との間に第1折り曲げ部(21)が設けられ、前記前面部と前記第2側部との間に第2折り曲げ部(22)が設けられ、前記第1折り曲げ部及び前記第2折り曲げ部の折り曲げと前記前面部を突出させることで表示態様が変化する表示体(1)に関する。
第2の発明は、第1の発明に係る表示体において、前記第1側部において前記前面部と接する辺とは異なる辺に第1折り返し部(11)が設けられ、前記第1側部と前記第1折り返し部との間に第3折り曲げ部(23)が設けられ、前記第2側部において前記前面部と接する辺とは異なる辺に第2折り返し部(15)が設けられ、前記第2側部と前記第2折り返し部との間に第4折り曲げ部(24)が設けられ、前記第1折り返し部及び前記第2折り返し部は、それぞれ前記第3折り曲げ部及び前記第4折り曲げ部において、前記第1側部及び前記第2側部の裏面側に折り返される表示体に関する。
第3の発明は、第2の発明に係る表示体において、前記第1折り返し部及び前記第2折り返し部を折り曲げると共に、前記前面部を突出させた状態で前記第1折り返し部及び前記第2折り返し部を係合する係合部(16、20)を備える表示体に関する。
第4の発明は、第3の発明に係る表示体において、前記前面部は、前記第1側部及び前記第2側部と略同一面となる第1形態と、前記第1折り曲げ部及び前記第2折り曲げ部が折り曲げられることにより表面側に突出する第2形態とに変形し、前記係合部は、前記前面部が少なくとも前記第2形態である場合に、前記第1側部及び前記第2側部の裏面側に折り返された前記第1折り返し部及び前記第2折り返し部を係合する表示体に関する。
第5の発明は、第1から第4までのいずれかの発明に係る表示体において、前記第1折り曲げ部及び前記第2折り曲げ部には、スリット部(18、19)がそれぞれ連なって設けられる表示体に関する。
第6の発明は、第4の発明に係る表示体において、前記係合部における前記第1折り返し部及び前記第2折り返し部の係合位置は、第1側部、前面部及び第2側部の連接方向に沿って複数設けられ、前記前面部が第2形態である場合に、前記係合部の係合位置に応じて、表面側に突出する前記前面部の形状が変化する表示体に関する。
本発明によれば、平面形状及び突出形状のいずれの形状でも使用できる表示体を提供できる。
第1形態の表示体1を表示用レール2に挟み込んだ場合の斜視図である。 第2形態の表示体1を表示用レール2に挟み込んだ場合の斜視図である。 展開した表示体1を表面側から見たときの平面図である。 (A)及び(B)は、表示体1を第1形態に変形させる場合の手順を示す斜視図である。 (A)及び(B)は、表示体1を第2形態に変形させる場合の手順を示す斜視図である。 (A)~(C)は、第1折り返し部11と第2折り返し部15とを係合させる手順を示す平面図である。 (A)~(C)は、第1折り返し部11と第2折り返し部15との係合位置と前面部13の形状との関係を示す説明図である。 (A)は、第1変形形態の表示体1Aを表示用レール2に挟み込んだ場合の斜視図である。(B)は、第2変形形態の表示体1Bを表示用レール2に挟み込んだ場合の斜視図である。 展開した第1変形形態の表示体1Aを表面側から見たときの平面図である。 展開した第2変形形態の表示体1Bを表面側から見たときの平面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。本明細書に添付した各図面は、いずれも模式図であり、理解しやすさを考慮して、各部の形状、縮尺、縦横の寸法比等を、実物から適宜に変更又は誇張している。
本明細書中に記載する数値、形状、材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜に選択して使用してよい。
実施形態の各図面においては、部材の形状、輪郭を実線又は破線で表し、厚み部分の図示を適宜に省略している。本明細書中において、形状、幾何学的条件、これらの程度を特定する用語、例えば、「直交」、「方向」等の用語については、その用語の厳密な意味に加えて、ほぼ直交等とみなせる程度の範囲、概ねその方向とみなせる範囲を含む。また、図面においては、部材の断面を示すハッチングを適宜に省略する。
実施形態では、一部の図を除いて、図面にXYZ又はXZの互いに直交する座標系を記載した。この座標系は、使用状態の表示体1を正面から見たときの左右方向をX方向、前後方向をY方向、上下方向をZ方向とする。左右方向(X方向)においては、右方向をX1方向とし、左方向をX2方向とする。前後方向(Y方向)においては、前方向をY1方向とし、後方向をY2方向とする。上下方向(Z方向)においては、上方向をZ1方向とし、下方向をZ2方向とする。使用状態の表示体1をZ1側からZ2側に見たときを「上面視」ともいう。なお、本明細書においては、「~方向」を適宜に「~側」ともいう。
図1は、第1形態の表示体1を表示用レール2に挟み込んだ場合の斜視図である。図2は、第2形態の表示体1を表示用レール2に挟み込んだ場合の斜視図である。図3は、展開した表示体1を表面側から見たときの平面図である。
本実施形態の表示体1は、後述するように、第1折り返し部11、第1側部12、前面部13、第2側部14及び第2折り返し部15を備え、第1側部12と前面部13との間の第1折り曲げ部21及び第2側部14と前面部13との間の第2折り曲げ部22の折り曲げと前面部13を突出させることで表示態様が変化する。
なお、展開した表示体1の左右方向及び上下方向を、表示体1の使用状態を示す他の図と合わせるため、図3及び図6では、表示体1の長手方向をX方向(左右方向)、短手方向をZ方向(上下方向)として説明する。
図1に示すように、本実施形態の表示体1は、第1折り返し部11及び第2折り返し部15(後述)を裏面側(Y2側)に折り返すことにより、前面部13が第1側部12及び第2側部14(後述)と略同一面となる第1形態とすることができる。第1形態の表示体1は、表示用レール2の溝2cに挟み込むことにより設置できる。表示体1を第1形態に変形させる場合の手順については、後述する。
表示用レール2は、商品棚の前側(通路側)に設けられる部材であり、例えば、透明な樹脂材料により形成される。表示用レール2は、断面略U字形に構成されている。以下、表示用レール2の前側(Y1側)を前プレート2a、後側(Y2側)を後プレート2bとして説明する。表示体1を表示用レール2の溝2cに挟み込むことにより、表示体1は、前プレート2aと後プレート2bとの間に保持される。
図1及び図2に示すように、商品棚の後方には、表示体1により区分された商品(本例では、シャンプー、リンス)の容器が陳列される。後述するように、本実施形態の表示体1において、前面部13(後述)は、右側(X1側)の半分にシャンプーの商品名が印刷され、左側(X2側)の半分にリンスの商品名が印刷される。このように、表示体1は、商品棚に陳列された商品の境界を示すことができる。
一方、図2に示すように、本実施形態の表示体1は、第1折り返し部11及び第2折り返し部15を裏面側(Y2側)に折り返し、前面部13の第1折り曲げ部21及び第2折り曲げ部22を谷折りすると共に、第1折り返し部11及び第2折り返し部15を係合させることにより、前面部13が表面側となる前側(Y1側)に突出した第2形態とすることができる。第2形態の表示体1は、突出した前面部13を除いて、表示用レール2の溝2cに挟み込むことにより設置できる。表示体1を第2形態に変形させる場合の手順については、後述する。
図3に示すように、表示体1は、1枚のシート状の部材により形成されている。表示体1は、後述する折り曲げ部(21~25)により、第1折り返し部11、第1側部12、前面部13、第2側部14及び、第2折り返し部15に分かれている。展開した状態の表示体1は、長手方向のX2側からX1側に向かって、第1折り返し部11、第1側部12、前面部13、第2側部14及び第2折り返し部15が、この順に連なって設けられている。また、後述するように、表示体1には、長手方向のX2側からX1側に向かって、第3スリット部17、第1スリット部18、第2スリット部19、凹形スリット部20が順に形成されている。
表示体1を形成するシート状の部材としては、例えば、紙、樹脂等の材料が挙げられる。表示体1として用いられるシート状の部材は、表面に商品情報、イラスト、写真等を印刷可能な材質又はこれらを印刷したシールを貼り付け可能な材質であることが望ましい。また、表示体1として用いられるシート状の部材は、表示体1を表示用レール2に挟み込んだ状態で自立できるように、ある程度の強度と厚みを有する材料を選択することが望ましい。
第1折り返し部11は、展開した表示体1のX2側に位置する部分である。第1折り返し部11のX2側の端部には、凸形部16が設けられている。凸形部16は、表示体1を第2形態とする際に、第2折り返し部15の凹形スリット部20a~20c(後述)のいずれかに差し込まれる部分である。凸形部16の根本部分には、第3スリット部17が形成されている。第3スリット部17は、後述するように、第1折り返し部11と第2折り返し部15とを係合させた場合に、凹形スリット部20a~20c(第2折り返し部15)のZ1側の端に差し込まれる切り込みである。第3スリット部17は、Z2側の端部が閉じていて、Z1側の端部が開いている。
第1側部12は、第1折り返し部11のX1側に位置する部分である。第1側部12は、表示体1の訴求面となる部分であり、例えば、商品情報等が印刷される。本実施形態の第1側部12には、リンスの商品情報(不図示)が印刷される。第1側部12と第1折り返し部11との間には、第3折り曲げ部23が形成されている。第3折り曲げ部23は、第1側部12と第1折り返し部11との間において、折り目加工が短手方向(Z方向)に沿って施された部分である。第3折り曲げ部23は、短手方向のZ1側の端からZ2側の端まで形成されている。表示体1は、第3折り曲げ部23において、第1側部12と第1折り返し部11との間を山折りすることができる。
前面部13は、第1側部12のX1側に位置する部分である。前面部13は、展開した表示体1において、長手方向(X方向)の中央に位置する。前面部13は、表示体1において主な訴求面となる部分であり、例えば、商品名が印刷される。本実施形態の前面部13には、第5折り曲げ部25(後述)で仕切られる右側(X1側)の領域にシャンプーの商品名が印刷され、左側(X2側)の領域にリンスの商品名が印刷されている。
前面部13と第1側部12との間には、第1折り曲げ部21が形成されている。第1折り曲げ部21は、前面部13と第1側部12との間において、折り目加工が短手方向(Z方向)に沿って長さL1だけ施された部分である。表示体1は、第1折り曲げ部21において前面部13と第1側部12との間を谷折りすることができる。第1折り曲げ部21の長さL1は、表示体1の短手方向の長さLに応じて設定される。
前面部13と第1側部12との間には、第1スリット部18が形成されている。第1スリット部18は、表示体1の短手方向(Z方向)に沿って、第1折り曲げ部21と連なって設けられている。第1スリット部18は、表示体1を表示用レール2に挟み込む際に、後述する第2スリット部19と共に表示用レール2の前プレート2aと係合する部分である。第1スリット部18は、Z1側の端部が閉じていて、Z2側の端部が開いている。
第1スリット部18の短手方向(Z方向)の長さL2は、表示用レール2のZ方向の高さL3(図1参照)と同じか、L3よりも長く設定される。第1スリット部18の長さL2を長くすることにより、表示体1を、高さL3の異なる表示用レール2に挟み込むことが可能となる。第1スリット部18の長さL2は、表示体1の短手方向の長さLを1としたときに、例えば、0.5~0.8程度である。前面部13を第2形態とした表示体1を表示用レール2に挟み込んだ際の強度を保つためには、0.8以下とすることが好ましい。また、前面部13を第2形態とした表示体1を表示用レール2に挟み込んだ際の安定性を確保するためには、0.5以上とすることが好ましい。
前面部13には、第5折り曲げ部25が形成されている。第5折り曲げ部25は、前面部13のX方向の中央部分において、折り目加工が短手方向(Z方向)に沿って施された部分である。第5折り曲げ部25は、短手方向のZ1側の端からZ2側の端まで形成されている。表示体1は、第1折り曲げ部21において前面部13と第1側部12との間を谷折りし、第2折り曲げ部22(後述)において第2側部14と前面部13との間を谷折りすることにより、第5折り曲げ部25が山折りの状態となる。これにより、前面部13は、図2に示すように、前側(Y1側)に突出した第2形態となる。本実施形態において、前面部13の第2形態は、上面視においてV字形である。
第2側部14は、前面部13のX1側に位置する部分である。第2側部14は、表示体1の訴求面となる部分であり、例えば、商品情報等が印刷される。本実施形態の第2側部14には、シャンプーの商品情報(不図示)が印刷されている。第2側部14と前面部13との間には、第2折り曲げ部22が形成されている。第2折り曲げ部22は、第2側部14と前面部13との間において、折り目加工が短手方向(Z方向)に沿って長さL1だけ施された部分である。表示体1は、第2折り曲げ部22において、第2側部14と前面部13との間を谷折りすることができる。
第2側部14と前面部13との間には、第2スリット部19が形成されている。第2スリット部19は、表示体1の短手方向(Z方向)に沿って、第2折り曲げ部22と連なって設けられている。第2スリット部19は、表示体1を表示用レール2に挟み込む際に、前述した第1スリット部18と共に表示用レール2の前プレート2aと係合する部分である。第2スリット部19は、Z1側の端部が閉じていて、Z2側の端部が開いている。第2スリット部19の短手方向(Z方向)の長さL2は、前述した第1スリット部18と同じである。
第2折り返し部15は、展開した表示体1のX1側に位置する部分である。第2折り返し部15には、凹形スリット部20a、20b及び20c(以下、「凹形スリット部20」ともいう)が設けられている。凹形スリット部20は、表示体1を第2形態とする際に、第1折り返し部11に設けられた凸形部16が差し込まれる切り込みである。
凹形スリット部20は、Z1及びZ2側の端部が共に閉じている。凹形スリット部20a~20cは、第1側部12、前面部13及び第2側部14の連接方向(X方向)に沿って設けられている。上述した第1折り返し部11の凸形部16と、第2折り返し部15の凹形スリット部20a~20cは、係合部を構成する。係合部は、前面部13が少なくとも第2形態である場合に、第1側部12及び第2側部14の裏面側(Y2側)に折り返された第1折り返し部11と第2折り返し部15とを係合する部分である。
第2折り返し部15と第2側部14との間には、第4折り曲げ部24が形成されている。第4折り曲げ部24は、第2折り返し部15と第2側部14との間において、折り目加工が短手方向(Z方向)に沿って施された部分である。第2折り曲げ部24は、短手方向のZ1側の端からZ2側の端まで形成されている。表示体1は、第2折り曲げ部24において、第2折り返し部15と第2側部14との間を山折りすることができる。
次に、本実施形態の表示体1を、第1形態に変形させて表示用レール2に設置する手順について説明する。
図4(A)及び(B)は、表示体1を第1形態に変形させる場合の手順を示す斜視図である。
表示体1を第1形態に変形させる場合、図4(A)に示すように、表示体1の第3折り曲げ部23を山折りして、第1折り返し部11を裏面側(Y2側)に折り返す。同様に、表示体1の第4折り曲げ部24を山折りして、第2折り返し部15を裏面側に折り返す。第1折り返し部11及び第2折り返し部15の裏面側への折り返しは、どちらを先に行ってもよい。上述した第1折り返し部11及び第2折り返し部15の裏面側への折り返しにより、表示体1は、第1形態となる。
第1形態に変形させた表示体1は、図4(B)に示すように、表示用レール2の溝2cの間に挟み込むことができる。これにより、第1形態の表示体1を表示用レール2に設置できる。第1形態の表示体1は、図1に示すように、前面部13が前側(Y1側)に突出しないため、表示体1を前側(通路側)に突出させることが好まれない店舗や、スペースの都合により突出形状の表示体1を設置できない店舗においても使用できる。第1形態の表示体1を前側から見た消費者は、前面部13の中央部分を境として、商品棚の右側(X1側)にシャンプーが配置され、左側(X2側)にリンスが配置されていることを認識できる。
次に、本実施形態の表示体1を、第2形態に変形させて表示用レール2に設置する手順について説明する。
図5(A)及び(B)は、表示体1を第2形態に変形させる場合の手順を示す斜視図である。図6(A)~(C)は、第1折り返し部11と第2折り返し部15とを係合させる手順を示す平面図である。図7(A)~(C)は、第1折り返し部11と第2折り返し部15との係合位置と前面部13の形状との関係を示す説明図である。
表示体1を第2形態に変形させる場合の一例として、まず、展開した表示体1を図4(A)に示すように、第1形態に変形させる。次に、図5(A)に示すように、前面部13に対して、第1折り返し部11及び第1側部12をX1方向に移動させると共に、第2折り返し部15及び第2側部14をX2方向に移動させる。これにより、表示体1の第1折り曲げ部21及び第2折り曲げ部22がそれぞれ谷折りされ、表示体1の前面部13は、前側(Y1側)に突出した第2形態となる。そして、後述する手順により、表示体1の裏面側(Y2側)において第1折り返し部11と第2折り返し部15とを係合させることにより、表示体1は、第2形態を維持できる。
なお、表示体1を第2形態に変形させる場合、表示体1の第1折り曲げ部21及び第2折り曲げ部22を谷折りして前面部13を前側に突出させた後、第3折り曲げ部23及び第4折り曲げ部24を山折りして第1折り返し部11及び第2折り返し部15を裏面側へ折り返してもよい。
次に、第1折り返し部11の凸形部16と、第2折り返し部15の凹形スリット部20aとを係合させる手順を、図6を参照して説明する。
なお、図6では、凹形スリット部20a~20cのうち、凹形スリット部20aに第1折り返し部11の凸形部16を係合させる例について説明する。
まず、図6(A)に示すように、表示体1の裏面側において、第1折り返し部11及び第1側部12をZ2側に撓ませて、第1折り返し部11の凸形部16を、第2折り返し部15の凹形スリット部20aに差し込む。次に、図6(B)に示すように、第1折り返し部11及び第1側部12を、第2折り返し部15に対してZ1方向に移動させる。これにより、図6(C)に示すように、凸形部16(第1折り返し部11)の第3スリット部17が凹形スリット部20aZ1側の端部に差し込まれ、第1折り返し部11と第2折り返し部15とが係合した状態となる。
図6(C)に示す係合状態において、第1折り返し部11の第3スリット部17は、凹形スリット部20aのZ1側の端部に差し込まれているため、凸形部16(第1折り返し部11)のX2方向への移動が規制される。これにより、表示体1の前面部13が前側(Y1側)に突出した第2形態において、第1折り返し部11と第2折り返し部15との係合状態を維持できる。
なお、第2形態の表示体1において、前側へ突出する前面部13の形状は、係合部となる凸形部16と凹形スリット部20a~20cとの係合位置により変化する。
図7(A)は、第1折り返し部11の凸形部16(図2参照)と第2折り返し部15の凹形スリット部20a(図2参照)とを係合させた場合の前面部13の形状を示している。凸形部16と凹形スリット部20aとを係合させた場合、前側へ突出する前面部13の形状は、上面視においてV字形となる。
図7(B)は、第1折り返し部11の凸形部16と第2折り返し部15の凹形スリット部20b(図2参照)とを係合させた場合の前面部13の形状を示している。凸形部16と凹形スリット部20bとを係合させた場合、第1折り曲げ部21と第2折り曲げ部22の折り曲げ量が増えるため、前側へ突出する前面部13の形状は、図7(A)よりも幅の狭いV字形となる。図7(C)は、第1折り返し部11の凸形部16と第2折り返し部15の凹形スリット部20c(図2参照)とを係合させた場合の前面部13の形状を示している。凸形部16と凹形スリット部20cとを係合させた場合、第1折り曲げ部21と第2折り曲げ部22の折り曲げ量が更に増えるため、前側へ突出する前面部13の形状は、図7(B)よりも更に幅の狭いV字形となる。
第2形態に変形させた表示体1は、図5(B)に示すように、表示用レール2の溝2cの間に挟み込むことができる。第2形態の表示体1を表示用レール2の溝2cの間に挟み込む際に、表示体1の第1スリット部18及び第2スリット部19と表示用レール2の前プレート2aとを係合させることにより、図2に示すように、第2形態の表示体1を表示用レール2に設置できる。第2形態の表示体1は、前面部13が前側(Y1側)に突出するため、表示体1を見た消費者に対して、商品のアピール効果をより高めることができる。このように、第2形態の表示体1は、商品に対する興味、関心を喚起しやすくなるため、訴求効果をより高めることができる。
第2形態の表示体1において、前面部13を、図7(A)に示すような幅の狭いV字形とした場合、表示体1を前側から見た消費者は、前面部13の中央部分を境として、商品棚の右側(X1側)にシャンプーが配置され、左側(X2側)にリンスが配置されていることを認識できる。また、第2形態の表示体1において、前面部13を、図7(B)又は(C)に示すような幅のより狭いV字形とした場合、表示体1を斜め方向又は横方向から見たときに、前面部13に印刷された商品名をより認識しやすくなる。
上述した本実施形態の表示体1によれば、例えば、以下のような効果を奏する。
実施形態の表示体1は、第1折り返し部11及び第2折り返し部15を裏面側(Y2側)に折り返すことにより、図4(A)に示すように、前面部13が平面形状の第1形態となる。また、実施形態の表示体1は、第1形態において、前面部13の第1折り曲げ部21及び第2折り曲げ部22を谷折りすると共に、第1折り返し部11と第2折り返し部15とを所定の位置で係合させることにより、図5(A)に示すように、前面部13が前側(Y1側)に突出した第2形態となる。このように、実施形態の表示体1は、前面部13を、第1形態(平面形状)及び第2形態(突出形状)のいずれの形状にも使用できる。
実施形態の表示体1は、第1折り曲げ部21及び第2折り曲げ部22に、表示用レール2に係合する第1スリット部18及び第2スリット部19がそれぞれ連なって設けられている。そのため、図2に示すように、実施形態の表示体1は、第1スリット部18及び第2スリット部19と、表示用レール2の前プレート2aとを係合させることにより、上面視においてV字形に突出した前面部13を、表示用レール2の前側に安定して保持できる。
実施形態の表示体1において、凸形部16と係合する凹形スリット部20a~20cは、第1側部12、前面部13及び第2側部14の連接方向(X方向)に沿って設けられている。そのため、図7(A)~(C)に示すように、凹形スリット部20a~20cのうちの1つを選択して凸形部16と係合させることにより、表示体1において、前側へ突出する第2形態の前面部13の形状を変化させることができる。したがって、実施形態の表示体1は、設置する店舗の要望、販売方法等に応じて、前面部13の形状を適宜に設定できる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本開示の技術的範囲内に含まれる。また、実施形態に記載した効果は、本開示から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述の実施形態及び後述する変形形態は、適宜に組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
以下に説明する第1及び第2変形形態は、前面部13の形状が実施形態と相違する。その他の構成は、実施形態と同じである。そのため、第1及び第2変形形態の説明及び図面において、実施形態と同等の部材等には、実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図8(A)は、第1変形形態の表示体1Aを表示用レール2に挟み込んだ場合の斜視図である。図8(B)は、第2変形形態の表示体1Bを表示用レール2に挟み込んだ場合の斜視図である。図9は、展開した第1変形形態の表示体1Aを表面側から見たときの平面図である。図10は、展開した第2変形形態の表示体1Bを表面側から見たときの平面図である。
図8(A)に示す第1変形形態の表示体1Aは、前面部13を第2形態とした場合に、前面部13が上面視において凹形となるように構成されている。第1変形形態の表示体1Aにおいて、前面部13には、図9に示すように、第1折り曲げ部21と第2折り曲げ部22との間に、2つの折り曲げ部26及び27が形成されている。
図8(B)に示す第2変形形態の表示体1Bは、前面部13を第2形態とした場合に、前面部13が上面視においてU字形となるように構成されている。第2変形形態の表示体1Bにおいて、前面部13には、図10に示すように、第1折り曲げ部21と第2折り曲げ部22との間に折り曲げ部が形成されていない。
上述したように、第2形態とした前面部13の形状は、上面視においてV字形に限らず、例えば、上面視において凹形、U字形でもよいし、他の形状であってもよい。
実施形態では、第1形態とした表示体1において、裏面側へ折り返した第1折り返し部11及び第2折り返し部15を係合しない例について説明したが、これに限定されない。例えば、凸形部16と凹形スリット部20aとを係合させた場合でも、第1形態とした表示体1の前面部13が平面形状となるように、図3に示す凹形スリット部20aの位置を更にX1側に設けた構成としてもよい。この場合、第1形態とした表示体1において、前面部13の平面形状を維持しつつ、第1折り返し部11及び第2折り返し部15を係合させることができる。
実施形態では、図3に示すように、前面部13のX方向の中央部分に第5折り曲げ部25を設けた例について説明したが、これに限定されない。第5折り曲げ部25の位置は、前面部13のX方向の中央部分からX1側又はX2側にずれていてもよい。これにより、第2形態とした前面部13の形状を、例えば、上面視において、先端部(頂部)がX1側又はX2側にずれたV字形とすることもできる。
実施形態では、図3に示すように、第1折り返し部11に凸形部16を設け、第2折り返し部15に凹形スリット部20a~20cを設けた例について説明したが、これに限定されない。第1折り返し部11に凹形スリット部20a~20cを設け、第2折り返し部15に凸形部16を設けた構成としてもよい。また、凹形スリット部20は、第1折り返し部11又は第2折り返し部15において、1又は2つ設けてもよいし、4つ以上設けてもよい。
実施形態では、係合部として、凸形部16及び凹形スリット部20a~20cを設けた例について説明したが、これに限定されない。例えば、第1折り返し部11及び第2折り返し部15のX方向の端部に、それぞれフック形の突出部を設けた構成としてもよい。本構成によれば、折り返した第1折り返し部11及び第2折り返し部15の裏面側において、それぞれの突出部を互いに引っ掛けることにより、第1折り返し部11と第2折り返し部15とを係合させることができる。
実施形態では、表示体1を表示用レール2に挟み込む例について説明したが、これに限定されない。表示体1は、例えば、商品棚の枠部分に設けられた帯状の広告プレートに取り付けてもよいし、商品サンプルの胴部を覆うように設けられたラベル等に取り付けてもよい。
実施形態では、第1側部12において前面部13と接する辺と反対側の辺に第1折り返し部11を設けた例について説明したが、これに限定されない。第1折り返し部11は、第1側部12においてZ1側と接する辺に設けてもよいし、Z2側と接する辺に設けてもよい。すなわち、第1折り返し部11は、第1側部12において前面部13と接する辺と異なる辺に設けられていればよい。第2折り返し部15についても同様であり、第2側部14においてZ1側と接する辺に設けてもよいし、Z2側と接する辺に設けてもよい。すなわち、第2折り返し部15は、第2側部14において前面部13と接する辺と異なる辺に設けられていればよい。
1、1A、1B 表示体
11 第1折り返し部
12 第1側部
13 前面部
14 第2側部
15 第2折り返し部
16 凸形部
17 第3スリット部
18 第1スリット部
19 第2スリット部
20a、20b、20c 凹形スリット部
21 第1折り曲げ部
22 第2折り曲げ部
23 第3折り曲げ部
24 第4折り曲げ部
25 第5折り曲げ部

Claims (4)

  1. 第1側部、前面部及び第2側部が連なって設けられ、
    前記前面部と前記第1側部との間に第1折り曲げ部が設けられ、前記前面部と前記第2側部との間に第2折り曲げ部が設けられ、
    前記第1折り曲げ部及び前記第2折り曲げ部の折り曲げと前記前面部を突出させることで表示態様が変化し、
    前記第1側部において前記前面部と接する辺とは異なる辺に第1折り返し部が設けられ、
    前記第1側部と前記第1折り返し部との間に第3折り曲げ部が設けられ、
    前記第2側部において前記前面部と接する辺とは異なる辺に第2折り返し部が設けられ、
    前記第2側部と前記第2折り返し部との間に第4折り曲げ部が設けられ、
    前記第1折り返し部及び前記第2折り返し部は、それぞれ前記第3折り曲げ部及び前記第4折り曲げ部において、前記第1側部及び前記第2側部の裏面側に折り返され、
    前記第1折り返し部及び前記第2折り返し部を折り曲げると共に、前記前面部を突出させた状態で前記第1折り返し部及び前記第2折り返し部を係合する係合部を備える、
    表示体。
  2. 請求項に記載の表示体において、
    前記前面部は、前記第1側部及び前記第2側部と略同一面となる第1形態と、前記第1折り曲げ部及び前記第2折り曲げ部が折り曲げられることにより表面側に突出する第2形態とに変形し、
    前記係合部は、前記前面部が少なくとも前記第2形態である場合に、前記第1側部及び前記第2側部の裏面側に折り返された前記第1折り返し部及び前記第2折り返し部を係合する、
    表示体。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の表示体において、
    前記第1折り曲げ部及び前記第2折り曲げ部には、スリット部がそれぞれ連なって設けられる表示体。
  4. 請求項に記載の表示体において、
    前記係合部における前記第1折り返し部及び前記第2折り返し部の係合位置は、第1側部、前面部及び第2側部の連接方向に沿って複数設けられ、
    前記前面部が第2形態である場合に、前記係合部の係合位置に応じて、表面側に突出する前記前面部の形状が変化する表示体。
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