JP2012012735A - 可動シンカー部材、および横編機 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に組み立てることができるように形成されたシンカー本体とバネ部材とを組み合わせてなる可動シンカー部材と、その可動シンカー部材を用いた可動シンカー装置を備える横編機を提供する。
【解決手段】横編機100の針床1の歯口側先端部に回動可能に取り付けられる可動シンカー装置に用いられる可動シンカー部材αである。可動シンカー部材αは、回動軸となる支持部42の中心周りの一方に回転したときに針床1の編針3に係止される編地のシンカーループに作用して編地を押し下げる板状のシンカー本体4と、シンカー本体4に係合し、シンカー本体4を回動軸周りの一方に付勢する線細工バネ(バネ部材)5と、を備える。シンカー本体4とバネ部材5とはかしめにより係合されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、横編機の針床の歯口側に設けられ、横編機で編成される編地を歯口下方に押し下げる可動シンカー装置に用いられる可動シンカー部材と、この可動シンカー部材を用いて構成される可動シンカー装置を備える横編機に関する。
従来から、横編機の針床の歯口側先端部で、針床の編針に係止される編地のシンカーループを歯口の下方に押し下げるシンカー装置が知られている。特に、最近の横編機では、編地の押し下げ量を可変することができる可動シンカー装置が採用されている(例えば、特許文献1参照)。
図4は、横編機200における針床1の歯口側近傍の部分断面図である。図4に示すように、針床1には、針床1の長手方向(紙面奥行き方向)に一定間隔で並列される複数のプレート溝が形成され、各プレート溝にニードルプレート2が嵌め込まれている。隣接するニードルプレート2の間は、針溝として機能し、その針溝には先端にフック3Fを有する編針3が収納される。このような針床1において、可動シンカー装置は、ニードルプレート2の歯口側先端部に設けられている。
可動シンカー装置は、シンカー本体8とバネ部材(主として線細工バネ(formed wire spring))9とを一体化させた可動シンカー部材βを、上記ニードルプレート2における歯口側の先端で、かつプレート溝から突出した薄肉部20に取り付けることで構成される。薄肉部20にはプレート溝側に半円状に凹んだ案内部21が形成されており、この案内部21にシンカー本体8の支持部82が嵌め込まれている。このような構成により、シンカー本体8は、案内部21の半円の中心軸を中心に時計回り・反時計回りに所定の角度内で回動可能になっている。また、取り付けられた状態にある可動シンカー部材βの線細工バネ9の他端92は、薄肉部20とその上部にある厚肉の部分との段差面に摺接する。この線細工バネ9の弾性により、シンカー本体8は常時、図中時計回りに付勢され、その腕部83は歯口の下方(図中、二点鎖線に沿った左斜め下方向)に下がっている。シンカー本体8の腕部83には、編針3のフック3Fに係止される編地のシンカーループに作用する編糸受け部83Fが形成されており、この編糸受け部83Fにより編地が歯口下方に押し下げられる。ここで、編成される編地のシンカーループに編糸受け部83Fを作用させたくない場合、シンカー本体8の後端部84を図示しないシンカー制御用カムで針床1側に押圧することで、シンカー本体8を反時計回りに回転させる。
特公平5−83657号公報
図4を参照して説明した可動シンカー部材βは、シンカー本体8と線細工バネ9とを一体化するために、シンカー本体8の嵌め込み凹部81に、線細工バネ9の湾曲端部91をロウ付け(図中、ロウ付け部91Sを参照)している。そのため、この可動シンカー部材βには、その組み立て作業が煩雑であるという問題がある。可動シンカー部材βを構成するシンカー本体8も線細工バネ9もかなり小さな部材である上、線細工バネ9の弾性のために、シンカー本体8に線細工バネ9を組み付けること自体、手間のかかる作業である。しかも、線細工バネ9自身の弾性のためにシンカー本体8から外れやすい線細工バネ9をシンカー本体8にロウ付けすることも手間のかかる作業である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、容易に組み立てることができるように形成されたシンカー本体とバネ部材とを組み合わせてなる可動シンカー部材と、その可動シンカー部材を備える横編機を提供することにある。
本発明可動シンカー部材は、横編機の針床の歯口側先端部に設けられ、針床の編針に係止される編地のシンカーループを歯口の下方に押し下げることができ、かつその押し下げ量を可変することができる可動シンカー装置の一部を構成する可動シンカー部材である。本発明可動シンカー部材は、横編機の針床の歯口側先端部に回動可能に取り付けられて、回動軸周りの一方に回転したときに針床の編針に係止される編地のシンカーループに作用して編地を押し下げる板状のシンカー本体と、シンカー本体に係合し、シンカー本体を回動軸周りの一方に付勢するバネ部材と、を備える。そして、シンカー本体とバネ部材の一端とがかしめにより係合されていることを特徴とする。
本発明可動シンカー部材の一形態として、シンカー本体は、その一部を切り欠くことで形成される係合凹部を有し、バネ部材は、前記係合凹部の形状と相補的な形状を有する係合端部を有することが好ましい。この場合、係合凹部は、厚み方向中間部と、この厚み方向中間部よりも広がった形状の厚み方向表面部および厚み方向裏面部とを有する構成とする。また、係合端部の表面側と裏面側にそれぞれ、かしめにより広げられた塑性変形部を有する構成とする。そして、表面側の塑性変形部が、係合凹部の厚み方向中間部と厚み方向表面部との段差、もしくは厚み方向表面部に引っ掛かり、裏面側の塑性変形部が、係合凹部の厚み方向中間部と厚み方向裏面部との段差、もしくは厚み方向裏面部に引っ掛かり、それによってシンカー本体とバネ部材とが係合されるように構成する。
本発明可動シンカー部材の一形態として、バネ部材は、プレス加工またはワイヤーカット加工により得られたものであることが好ましい。
一方、本発明横編機は、針床の歯口側先端部に設けられ、針床の編針に係止される編地のシンカーループを歯口の下方に押し下げることができ、かつその押し下げ量を可変することができる可動シンカー装置を備える横編機であって、当該可動シンカー装置に、本発明可動シンカー部材を備えることを特徴とする。
本発明可動シンカー部材は、従来の可動シンカー部材よりも容易に作製されたものであるといえる。それは、可動シンカー部材を構成するシンカー本体とバネ部材とがかしめにより一体化できる構成となっているからである。そのため、本発明可動シンカー部材を用いて横編機に備わる可動シンカー装置を構成すれば、横編機全体の組み立て時間を短縮できるし、横編機の組み立てコストを低下させることができる。
また、シンカー本体の係合凹部を、シンカー本体を平面視したときにシンカー本体の平面方向に抉られた形状の係合凹部とし、バネ部材の係合端部を、上記係合凹部の形状と相補的な形状の係合端部とすることで、シンカー本体とバネ部材との係合を強固にすることができる。また、互いに相補的な係合凹部と係合端部とすることで、係合凹部に係合端部を嵌め込み易く、嵌め込んだ後にシンカー本体とバネ部材との位置関係がずれ難い。
また、バネ部材をプレス加工またはワイヤーカット加工で作製する場合、所望の形状のバネ部材を容易に作製することができる。
本発明可動シンカー装置を備える実施形態の横編機における針床の歯口側近傍の部分断面図である。 (A)は本発明可動シンカー部材の概略図、(B)は(A)のX−X断面矢視図であって、シンカー本体と線細工バネとの係合状態を示す説明図、(C)は(B)の可動シンカー部材の組み立て手順を示す説明図である。 (A),(C)はそれぞれ、図2(B)とは異なるシンカー本体と線細工バネとの係合状態を示す説明図である。また、(B),(D)はそれぞれ、(A),(C)の可動シンカー部材の組み立て手順を示す説明図である。 一般的な可動シンカー部材を備える横編機における針床の歯口側近傍の部分断面図である。
<実施形態1>
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。この実施形態に示す横編機100は、可動シンカー装置に用いる可動シンカー部材の構成に特徴があり、この可動シンカー部材以外の構成は、図4を参照して既に説明した従来の横編機200と同一である。従って、以下の実施形態では、従来の横編機200との相違点を中心に説明する。
図1,2に示すように可動シンカー部材αは、図4に示す従来の可動シンカー部材とほぼ同じ構成である。両者の相違点は、本発明可動シンカー部材αでは、シンカー本体4と線細工バネ(バネ部材)5とがかしめにより一体化されていることである。
シンカー本体4は、炭素工具鋼からなる概略S字状に形成される板状の部材であり、ニードルプレート2の薄肉部20の位置に、案内部21回りに所定の角度内で回動可能なように取り付けられる。このシンカー本体4は、従来と同様に、ニードルプレート2の半円状の案内部21に配置される円弧状の支持部42、支持部42から歯口側に伸びる腕部43、および支持部42から歯口とは反対側に伸びる後端部44を備える。腕部43の先端近傍には編糸受け部43Fが設けられている。また、後端部44は、可動シンカー部材αを薄肉部20に取り付けたときに、編針3の後端側に向かって薄肉部20から突出する。
シンカー本体4における支持部42と腕部43のおよそ中間の位置で、支持部42の突出方向とは反対側には、後述する線細工バネ5の一端(係合端部51)が係合される係合凹部41が形成されている。この係合凹部41は、図1、図2(A)に示すように、板状のシンカー本体4を部分的に切り欠くことで形成されている。また、図2(B),(C)に示すように、係合凹部41の断面を見たときに、係合凹部41は、一様な切り欠き長さ(図中、上下方向の幅であって、切り欠きの上縁から下縁までの長さ)を有する厚み方向中間部410と、この厚み方向中間部410よりも大きな切り欠き長さの厚み方向表面部411、および厚み方向裏面部412とに分けられる。なお、図2では、厚み方向表面部411と厚み方向裏面部412は、切り欠き長さが徐々に大きくなるテーパー状に形成されているが、厚み方向中間部410との間に階段状の段差ができるように、一様な切り欠き長さを有していても良い。
一方、線細工バネ5は、ステンレス鋼からなる平面的に屈曲された線状体であり、屈曲の反力によって弾性を発揮する部材である。図1、図2(A)に示すように、線細工バネ5の係合端部51は、シンカー本体4の係合凹部41の形状にほぼ一致する板状に形成されている。一方、線細工バネ5の他端52は、図1に示すように、可動シンカー部材αをニードルプレート2に取り付けたときに、ニードルプレート2の薄肉部20と、薄肉部20の上部にある厚肉の部分と、の段差面に摺接する。また、線細工バネ5における係合端部51と他端52以外の中間部53は、U字状に屈曲しており、シンカー本体4にほぼ沿って配置される。この中間部53は、全体的に一様な幅(図中の平面方向)を有するものであっても良いし、局所的に大きな幅を有するものであっても良い。例えば、中間部53のうち、シンカー本体4の支持部42の内周面に沿った箇所であって、曲げ応力が集中し易い箇所の幅を、それ以外の部分よりも大きくし、当該箇所に曲げ応力に耐えうる強度を持たせると良い。なお、線細工ばね5と上記シンカー本体4とは同一の材質で形成しても良い。
上記線細工バネ5は、プレス加工またはワイヤーカット加工などにより作製することができる。これらの加工であれば、中間部53の幅を局所的に調節することも容易に行うことができる。
上記シンカー本体4と線細工バネ5とは、線細工バネ5の係合端部51をかしめることで一体に係合される。まず、図2(C)に示すように、シンカー本体4の係合凹部41に、線細工バネ5の係合端部51を嵌め込む。かしめる前の係合端部51は、係合凹部41の厚み方向中間部410の切り欠き長さとほぼ同じ幅(図面上、上下方向の幅)となっており、係合凹部41に係合端部51を容易に嵌め込むことができる。ここで、図1、図2(A)に示すように、係合端部51の形状も、切り欠き状の係合凹部41の形状に沿った相補的な形状をしているため、係合凹部41に係合端部51を嵌め込み易く、嵌め込んだ後に両者4,5が外れ難い。この状態で、馬蹄状のジグで係合端部51を両面から挟み込むようにかしめる。それによって、図2(A)に示すように、係合端部51の周縁に沿って馬蹄状の圧痕51Hが形成され、図2(B)のX−X断面図に示すように、係合端部51の周縁部が、厚み方向表面部411(厚み方向裏面部412)に沿った周縁部外方に広がった塑性変形部510が形成される。そして、その塑性変形部510が、係合端部51が係合凹部41から外れることを防止する外れ止めとして、係合凹部41の厚み方向表面部411(厚み方向裏面部412)に引っ掛かる。
なお、係合端部51をかしめる際は、係合端部51がシンカー本体4の両表面から突出しないようにする。また、係合端部51と係合凹部41との係合強度を確保するために、係合凹部41の位置におけるシンカー本体4の厚み(図2中、紙面左右方向の長さ)と、係合端部51の厚みとは同一とすることが好ましい。
以上説明した構成を備える可動シンカー部材αを、図1に示すように、ニードルプレート2の薄肉部20に取り付けて可動シンカー装置を構成すれば、線細工バネ5の弾性により、シンカー本体4は支持部42を中心に時計回りに付勢され、腕部43が歯口の下方に下がる。この状態のとき、シンカー本体4の編糸受け部43Fが、編針3のフック3Fに係止される編地のシンカーループに作用し、編地を針床1の下方(図中の二点差線に沿った斜め左下)に押し下げて、編地の編成を容易にする。一方、編糸受け部43Fをシンカーループに作用させたくないときは、図示しないシンカー制御用カムによりシンカー本体4の後端部44を押し下げ、シンカー本体4を、支持部42を中心に反時計回りに回転させ、シンカー本体4の腕部43を歯口の上方(二点鎖線に沿った斜め右上)に移動させる。それによって、編糸受け部43Fがシンカーループに作用しないようにすることができる。
<実施形態2>
なお、シンカー本体4と線細工バネ5とは、かしめにより係合されていれば良く、上述した実施形態1に示す係合状態に限定されるわけではない。例えば、図3(A)や(C)に示すような係合状態であっても良い。なお、図3に示す断面は、図2のX−Xの位置に相当する断面である。
図3(A)に示す係合状態とするには、上記実施形態1と全く同じ構成のシンカー本体4を用意する。そして、このシンカー本体4に係合させる線細工バネ5Aとして、図3(B)に示すような、断面形状の係合端部51Aを持つ線細工バネ5Aを用意する。この線細工バネ5Aの係合端部51Aは、厚み方向の片方の縁部にだけ、厚み方向表面部411に沿った相補的な突起511を有しており、シンカー本体4の係合凹部41(厚み方向中間部410と厚み方向表面部411との段差)に引っ掛かる。その状態から、係合端部51Aの引っ掛かりの無い裏面側を、馬蹄状のジグでかしめることで、係合端部51Aに裏面側に馬蹄状の圧痕51Hが形成され、それによって係合凹部41の厚み方向裏面部412に沿った塑性変形部510が形成される。その結果、図3(A)に示すシンカー本体4と線細工バネ5Aの係合状態を形成することができる。
図3(C)に示す可動シンカー部材は、上述した例とは異なり、シンカー本体4Bの方をかしめ、シンカー本体4Bと線細工バネ5Bとを係合させることで形成されている。このような係合状態とするには、図3(D)に示すように、シンカー本体4Bの厚み方向に窪んだ係合凹部41Bを有するシンカー本体4Bと、係合凹部41Bの窪みの深さよりも若干薄い係合端部51Bを有する線細工バネ5Bを用意する。そして、係合凹部41Bに係合端部51Bを嵌め込んで、係合凹部41Bの縁部をかしめることで、かしめられた部分が塑性変形部420として係合凹部41Bの内方に迫り出て、係合凹部41B内に係合端部51Bを保持し、シンカー本体4Bと線細工バネ5Bとを一体化させる。このとき、塑性変形部420が、シンカー本体4Bの表面から突出しないようにすることが好ましい。
100,200 横編機
1 針床
2 ニードルプレート 20 薄肉部 21 案内部
3 編針 3F フック
α,β 可動シンカー部材
4,4B シンカー本体
41,41B 係合凹部
410 厚み方向中間部 411 厚み方向表面部 412 厚み方向裏面部
42 支持部 43 腕部 43F 編糸受け部
44 後端部
5,5A,5B 線細工バネ(バネ部材)
51,51A,51B 係合端部 511 突起
52 他端 53 中間部 51H 圧痕
420,510 塑性変形部
8 シンカー本体
81 嵌め込み凹部 82 支持部 83 腕部 83F 編糸受け部
84 後端部
9 線細工バネ(バネ部材)
91 湾曲端部 91S ロウ付け部 92 他端

Claims (4)

  1. 横編機の針床の歯口側先端部に設けられ、針床の編針に係止される編地のシンカーループを歯口の下方に押し下げることができ、かつその押し下げ量を可変することができる可動シンカー装置の一部を構成する可動シンカー部材であって、
    横編機の針床の歯口側先端部に回動可能に取り付けられて、回動軸周りの一方に回転したときに針床の編針に係止される編地のシンカーループに作用して編地を押し下げる板状のシンカー本体と、
    シンカー本体に係合し、シンカー本体を回動軸周りの一方に付勢するバネ部材と、を備え、
    シンカー本体とバネ部材の一端とがかしめにより一体に係合されていることを特徴とする可動シンカー部材。
  2. 前記シンカー本体は、その一部を切り欠くことで形成される係合凹部を有し、
    前記バネ部材は、前記係合凹部の形状と相補的な形状を有する係合端部を有し、
    前記係合凹部は、厚み方向中間部と、この厚み方向中間部よりも広がった形状の厚み方向表面部および厚み方向裏面部とを有し、
    前記係合端部の表面側と裏面側にそれぞれ、かしめにより広げられた塑性変形部を有し、
    表面側の塑性変形部が、前記厚み方向中間部と厚み方向表面部との段差、もしくは厚み方向表面部に引っ掛かり、
    裏面側の塑性変形部が、前記厚み方向中間部と厚み方向裏面部との段差、もしくは厚み方向裏面部に引っ掛かり、それによって前記シンカー本体と前記バネ部材とが係合されていることを特徴とする請求項1に記載の可動シンカー部材。
  3. 前記バネ部材は、プレス加工またはワイヤーカット加工により得られたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の可動シンカー部材。
  4. 針床の歯口側先端部に設けられ、針床の編針に係止される編地のシンカーループを歯口の下方に押し下げることができ、かつその押し下げ量を可変することができる可動シンカー装置を備える横編機であって、
    前記可動シンカー装置に、請求項1〜3のいずれか一項に記載の可動シンカー部材を備えることを特徴とする横編機。
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