JP2012010983A - 摘み具 - Google Patents

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克哉 関
Yoshiko Matsunaga
佳子 松永
Erika Miki
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幹夫 根津
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Abstract

【課題】指を汚さずに食品などの対象物を摘む摘み具において、使用面をほかの物品に付着させないように載置できる摘み具を提供する。
【解決手段】摘み具1は、第1当接片10と、第2当接片20と、連結部30を有する。第1当接片10には、第1切欠部分51が形成され、第2当接片20には、第2切欠部分52が形成される。第1切欠部分51は、第1当接片10における指さし方向Dに沿った外縁部10ebから指さし方向Dに交差する交差方向CDに沿って形成されるとともに、第1当接片10における交差方向CDの途中に終端51eを有する。第2切欠部分52は、第2当接片20における指さし方向Dに沿った外縁部20ebから交差方向CDに沿って形成されるとともに、第2当接片20における交差方向CDの途中に終端52eを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、使用者が食品などの対象物を摘む際に、対象物と手指との間に介在して用いられる摘み具に関する。
従来、指を汚したくない作業の合間に、指を汚さないように、手早く食品などの対象物を摘むための道具として、指を覆う袋状のカバー部と、カバー部同士を連結する連結部とを有する指カバーと、指カバーを載置する台座が提案されている(特許文献1参照)。指カバーは、台座に載置されるため、食品が当接する使用面が不衛生な箇所に付着したり、食品が付着した使用面が作業中の機器などに付着したりすることを防止できる。
特開2009−000160(第1図)
しかし、特許文献1に記載された従来の指カバーには、以下のような問題点があった。すなわち、例えば、映画館の座席のように台座が置けない状況や、車内のように限られたスペースしかない状況や、台座から離れた場所で使用する状況においては、指から外した指カバーの使用面をほかの物品に付着させないように載置することが難しかった。
そこで、本発明は、食品などの対象物に当接する使用面をほかの物品に付着させないように載置でき、指を汚さずに食品などの対象物を摘むことのできる摘み具を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の第1の特徴は、対象物と使用者の手指との間に介在して用いられる摘み具(摘み具1)であって、前記手指(手指M)に沿って指腹(指腹Ma)に当接する第1外面(第1外面11)、及び前記第1外面の反対側に位置しており対象物に当接する第1内面(第1内面12)とを有する第1当接片(第1当接片10)と、前記手指に沿って指腹に当接する第2外面(第2外面21)、及び前記第2外面の反対側に位置しており前記対象物に当接する第2内面(第2内面22)とを有し、前記手指に沿った指さし方向(指さし方向D)において、指先に向かうに連れて前記第1内面と前記第2内面との間隔(間隔S)が広がるように前記第1内面と前記第2内面とを対向させた状態で配置された第2当接片(第2当接片20)と、前記指さし方向において、前記間隔を拡縮する動作に対して前記間隔を復元可能に前記第1当接片と前記第2当接片とを連結する連結部(連結部30)と、前記摘み具が係止される被係止物品(カップ500,携帯型電話機600,携帯型ゲーム機700)の端部(縁部500e,端部600e,端部700e)に係止される係止部(第1切欠部分51,第2切欠部分52,開口101,鉤状部240)とを有し、前記係止部は、前記第1当接片と前記第2当接片と前記連結部の少なくともいずれかに形成されることを要旨とする。
本発明の第1の特徴によれば、摘み具を第1当接片と第2当接片と連結部の少なくともいずれかに形成された係止部によって、被係止物品の端部に係止させることができる。従って、摘み具は、台座と対に構成されていないが、対象物に当接する使用面である摘み具の第1内面及び第2内面をほかの物品に付着させないように載置させることができる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記係止部は、第1切欠部分と、第2切欠部分とを含み、前記第1切欠部分は、前記第1当接片における前記指さし方向に沿った外縁部から前記指さし方向に交差する交差方向に沿って形成されるとともに、前記第1当接片の前記交差方向の途中に終端を有しており、前記第2切欠部分は、前記第2当接片における前記指さし方向に沿った外縁部から前記指さし方向に交差する交差方向に沿って形成されるとともに、前記第2当接片の前記交差方向の途中に終端を有しており、前記第1切欠部分と前記第2切欠部分とは互いに対向する位置に形成されていることを要旨とする。
本発明の第2の特徴によれば、摘み具の第1当接片と第2当接片とは、連結部によって、第1内面と第2内面との間隔を拡縮する動作に対して、間隔Sを復元可能に連結されている。このため、使用者が、摘み具を被係止物品の端部に取り付ける際に、摘み具の第1当接片と第2当接片との間隔を縮め、被係止物品の端部を第1切欠部分及び第2切欠部分に差し込んだ後、摘み具から指を離すと、摘み具の第1当接片と第2当接片とが拡開することによって、第1切欠部分及び第2切欠部分が被係止物品の端部に係止される。
このように、第1当接片と第2当接片とが拡開するように形成されているため、摘み具を被係止物品の端部に確実に係止できる。従って、摘み具は、台座と対に構成されていないが、摘み具の使用面である第1内面及び第2内面をほかの物品に付着させないように載置させることができる。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記係止部は、前記被係止物品の形状の一部が挿入される開口を含むことを要旨とする。
本発明の特徴によれば、使用者は、摘み具の開口に被係止物品の端部を挿入することによって、摘み具を被係止物品に係止させておくことができる。
また、本発明の第4の特徴は、本発明の第3の特徴に係り、前記開口を形成する前記連結部の壁部には、開口中心に向けて突出する少なくとも1つの突起が形成されていることを要旨とする。
本発明の第4の特徴によれば、突起によって滑り止め効果が得られ、摘み具を被係止物品の端部に確実に係止することができる。
本発明の第5の特徴は、本発明の第3の特徴に係り、前記開口は、連結部に形成されることを要旨とする。
本発明の第5の特徴によれば、開口が連結部に形成されることにより、使用面である第1内面及び第2内面を被係止物品から遠ざけることができ、使用面をほかの物品に付着させないようにする効果が高められる。
本発明の第6の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記係止部は、前記連結部の前記指さし方向に交差する交差方向における一方の端部から前記指さし方向に突出する庇部分と、前記庇部分から前記交差方向に延びる爪部分とを有する鉤状部を含むことを要旨とする。
本発明の第6の特徴によれば、鉤状であることにより、使用者にとって被係止物品の端部への着脱動作が行いやすい。
本発明によれば、食品などの対象物に当接する使用面をほかの物品に付着させないように載置でき、指を汚さずに食品などの対象物を摘むことのできる摘み具を提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る摘み具の平面図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る摘み具の側面図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る摘み具の斜視図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係る摘み具の使用時の様子を説明する断面図である。 図5は、本発明の第1実施形態に係る摘み具の使用時の様子を説明する斜視図である。 図6は、本発明の第1実施形態に係る摘み具をカップに取り付けた状態を説明する模式図である。 図7(a),(b)は、本発明の第1実施形態に係る摘み具をカップに取り付ける様子を説明する図である。。 図8(a),(b)は、本発明の第1実施形態に係る摘み具をカップに取り付けた状態を説明する模式図である。 図9は、摘み具の変形例を説明する斜視図である。 図10は、本発明の第2実施形態に係る摘み具の斜視図である。 図11(a)は、第2実施形態に係る摘み具を携帯型電話機の端部に取り付けた状態を説明する図であり、図11(b)は、第2実施形態に係る摘み具を携帯型ゲーム機の端部に取り付けた状態を説明する図であり。 図12は、第3実施形態に係る摘み具の斜視図である。 図13は、第3実施形態に係る摘み具をカップに取り付けた状態を説明する模式図である。
次に、本発明に係る摘み具の実施形態について、図面を参照しながら説明する。具体的には、(1)第1実施形態、(2)第2実施形態、(3)第3実施形態、(4)その他の実施形態について説明する。
(1)第1実施形態
(1−1)摘み具の構成
図1〜図3を参照して、摘み具1について説明する。図1は、摘み具1の平面図である。図2は、摘み具1の側面図である。図3は、摘み具1の斜視図である。摘み具1は、一例として、食品などの対象物を手指を使って食する際に、対象物と使用者の手指との間に介在して用いられる。摘み具1は、第1当接片10と、第2当接片20と、連結部30を有する。
第1当接片10は、手指M(図4参照)に沿って指腹Maに当接する第1外面11と、第1外面11の反対側に位置しており、対象物に当接する第1内面12とを有する。
第2当接片20は、手指Mに沿って指腹Maに当接する第2外面21と、第2外面21の反対側に位置しており、対象物に当接する第2内面22とを有する。第2当接片20は、手指Mに沿った指さし方向Dにおいて、指先に向かうに連れて第1内面12と第2内面22との間隔Sが広がるように第1内面12と第2内面22とを対向させた状態で配置されている。
連結部30は、間隔Sを拡縮する動作に対して間隔Sを復元可能に第1当接片10と第2当接片20とを連結する。実施形態の摘み具1では、図2に示すように、側面視において、連結部30は、指さし方向Dに対して傾斜している。指さし方向Dとのなす角度は、角度θである。また、連結部30の内面には、指さし方向Dに交差する方向に沿って複数の溝31,32が形成されている。
第1当接片10には、被係止物品の端部に形成される係止部として第1切欠部分51が形成されている。また、第2当接片20には、第2切欠部分52が形成されている。第1実施形態では、第1切欠部分51及び第2切欠部分52は、摘み具1の側方視において、連結部30と略平行に形成される。
第1切欠部分51は、第1当接片10における指さし方向Dに沿った外縁部10ebから指さし方向Dに交差する交差方向CDに沿って形成されるとともに、第1当接片10における交差方向CDの途中に終端51eを有する。
第2切欠部分52は、第2当接片20における指さし方向Dに沿った外縁部20ebから交差方向CDに沿って形成されるとともに、第2当接片20における交差方向CDの途中に終端52eを有する。
第1当接片10及び第2当接片20において、第1切欠部分51と第2切欠部分52とは互いに対向する位置に形成されている。また、第1切欠部分51及び第2切欠部分52は、指さし方向Dにおける中央領域Cよりも指付け根側に形成される。
第1実施形態において、第1切欠部分51と第2切欠部分52の指さし方向Dの幅w1は、略一定であり、終端51e,52eにおける指さし方向Dの幅w2は、幅w1よりも大きい。
第1当接片10及び第2当接片20において、指腹Maに対応する領域Yrには、窪みが形成されている。すなわち、第1外面11,第2外面21には、凹部Yrが形成されている。凹部Yrは、ずれ防止手段を構成する。
第1当接片10及び第2当接片20の指さし方向Dに沿った長さLは、手指Mの指先から付け根までの長さよりも短い。第1当接片10及び第2当接片20の第1外面11,第2外面21の上部はカバーなどにより覆われてはおらず、第1外面11,第2外面21が外部に露呈されている。
第1当接片10の第1内面12、及び第2当接片20の第1内面22には、対向する他方の第1内面側に突出する凸部41が形成されている。なお、凸部41に代わって、第1外面11,21側に窪んだ凹部が形成されていてもよい。また、凹部と凸部の両方が形成されていてもよい。
第1当接片10の指さし方向Dにおける指先側の先端部(指先側部分という)11a、及び第2当接片20の指さし方向Dにおける指先側の先端部(指先側部分という)21aにおいて、第1当接片10及び第2当接片20の指さし方向Dに直交する方向(交差方向CD、図2参照)の長さ(すなわち、摘み具1の幅W)は、指さし方向Dにおける指先側に向かうに連れて減少する。実施形態では、指先側部分11a(21a)が略円弧状に形成されている。
図4は、摘み具1の使用時の様子を説明する断面図である。図4に示すように、第1当接片10及び第2当接片20の指さし方向Dにおける指先側部分11a(21a)の厚みd3は、第1当接片10及び第2当接片20の指腹Maに対応する領域(凹部Yr)の周囲の部分11b(21b)厚みd2よりも厚い。図4では、凹部Yrの厚みd1で表される。d3>d2>d1である。
摘み具1の材料としては、例えば、シリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂、熱可塑性樹脂、などを使用できる。軟質の合成樹脂であれば、好適に使用可能である。また、ポリプロピレン樹脂のような硬質の合成樹脂であっても、連結部30の内面に形成される溝31,32の間隔、溝の数などを変更することによって、摘み具1の第1当接片10と第2当接片20における第1内面12と第2内面22との間隔Sを拡縮する動作に対して、間隔Sを復元可能な弾性力を付与することができる。
また、第1当接片10及び第2当接片20の指さし方向Dに沿った長さLは、例えば、20mm〜80mmとすることができる。また、第1内面12と第2内面22との間隔Sは、最も広いところで、例えば、10mm〜80mmとすることができる。連結部30と指さし方向Dとのなす角度θの範囲は、15°〜100°とすることができる。
(1−2)作用・効果
図6は、第1実施形態に係る摘み具1を被係止物品であるカップ500に取り付けた状態を説明する図である。図7(a),(b)は、摘み具1をカップ500に取り付ける様子を説明する図である。図8(a),(b)は、摘み具1をカップ500に取り付けた状態を説明する図である。図6に示すように、摘み具1の第1切欠部分51及び第2切欠部分52がカップ500の端部である湾曲した縁部500eに差し込まれることにより、摘み具1がカップ500に係止される。
摘み具1の第1当接片10と第2当接片20とは、連結部30によって、第1内面12と第2内面22との間隔Sを拡縮する動作に対して、間隔Sを復元可能に連結されている。このため、使用者は、摘み具1をカップ500に取り付ける際に、摘み具1の第1当接片10と第2当接片20との間隔Sを縮め(図7(b)白矢印参照)、カップの縁部500eを第1切欠部分51及び第2切欠部分52に差し込んだ後、摘み具1から指を離すと、摘み具1の第1当接片10と第2当接片20とが拡開する(図8(b)黒矢印参照)。
この状態において、第1切欠部分51及び第2切欠部分52は、カップ500の縁部500eと2箇所で接触する。すなわち、接点51a,51b,52a,52bの合計4箇所が縁部500eに当接することによって摘み具1が支持される。
このように、第1当接片10と第2当接片20とが拡開するように形成されているため、縁部500eが第1切欠部分51及び第2切欠部分52の幅w1よりも薄くても、摘み具1をカップ500に確実に係止できる。従って、摘み具1は、台座と対に構成されていないが、摘み具1の使用面(第1内面12、第2内面22)をほかの物品に付着させないように載置させることができる。
また、摘み具1では、第1外面11と第2外面21に形成された凹部Yrに使用者の指腹Maが収まるように形成されている。このように、摘み具1は、第1当接片10と第2当接片20の第1外面11と第2外面21の上部は、カバーなどにより覆われておらず、外部に露呈されているが、上述したように、間隔Sを拡縮する動作を復元可能にする連結部30により、使用者が手指Mの間隔を拡縮する動作に追従して、摘み具1の第1当接片10と第2当接片20とが拡縮する。このため、使用者の手指に馴染みやすい。従って、摘み具1によれば、指を汚したくない作業の合間に、手早く、指を汚さずに食品などの対象物を摘むことができる。
更に、摘み具1によれば、第1当接片10と第2当接片20の第1外面11と第2外面21の上部は、カバーなどにより覆われていないため、使用者の爪が長い場合、爪に付け爪が装着されている場合、爪に装飾が施されている場合であっても使用できる。
また、摘み具1の指さし方向Dに沿った長さLを、例えば、20mm〜80mmとすることにより、摘み具1が平均的な手のサイズにおいて、人差し指と親指との間の指股に収まるため、摘み具1を手指に介在させて使用できる。また、第1内面12と第2内面22との間隔Sは、最も広いところで、例えば、10mm〜80mmとすることができる。また、連結部30と指さし方向Dとのなす角度θの範囲は、15°〜100°とすることができる。この範囲から外れる場合には、摘み具1を手指に介在させることが困難になり、フィット性が悪化するとともに、使用者にとって扱いにくくなる。
第1当接片10及び第2当接片20の指さし方向Dにおける指先側の厚みd3は、凹部Yrの周囲の厚みd2よりも厚くすることにより、指腹Maが凹部Yrに収まるとともに、指先側の厚みが増した部分に、使用者の指先が当接し、指先が引っかかりうる。従って、摘み具1のフィット性を高めることができる。
実施形態の摘み具1においては、以下の値に限定されないが、一例として、指先側部分11a(21a)の厚みd3は、3.8mmとすることができる。凹部Yrの周囲の部分11b(21b)の厚みd2は、2.6mmとすることができる。また、凹部Yrの厚みd1は、2.2mmとすることができる。また、0.9mm≦(d3−d2)≦1.5mmとすることが好ましい。この範囲を外れる場合には、平均的な使用者の指腹から爪下部までの高さに合わなくなるため、第1当接片10及び第2当接片20の一部が爪に接触する可能性があり、使用者に違和感を与えることになる。
摘み具1において、連結部30の内面には、指さし方向Dに交差する方向に沿って複数の溝31,32が形成される。この溝の数により、第1当接片10と第2当接片20とが対象物を摘みやすい角度になるように、連結部の弾性力、剛性などを調整することができる。また、溝31,32の深さを調節することによっても、連結部の弾性力、剛性などを調整することができる。
また、摘み具1の指先側部分11a,21aにおいて、幅Wは、指さし方向における指先側に向かうに連れて減少する。すなわち、摘み具1は、指先の輪郭に沿った形状に形成されているため、使用者が対象物を摘み易い。
また、第1当接片10の第1内面12と第2当接片20の第2内面22には、凸部41が形成されている。この凸部41により、対象物が引っかかるため、保持性が高められる。
(1−3)変形例
摘み具1は、第1当接片10に第1切欠部分51が形成され、第2当接片20に第2切欠部分52が形成されているが、切欠部分は、連結部30に形成されていてもよい。図9は、摘み具1の変形例である摘み具2を説明する斜視図である。摘み具2は、連結部30に切欠部分51’,52’を備える。連結部30には、切欠部分51’,52’によって、中間部分33が形成される。摘み具2では、切欠部分51’,52’にカップ500の縁部500eが挿入される。
摘み具2の材料としては、摘み具1と同様に、例えば、シリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂、熱可塑性樹脂、などの軟質の合成樹脂を用いることが好ましい。これにより、中間部分33に、中間部分33の付け根部分33bを基点として指さし方向D(図9においては、紙面表裏方向)に変形する柔軟性と付勢力とを付与でき、縁部500eを安定して把持させることができる。
(2)第2実施形態
(2−1)摘み具の構成
本発明の第2実施形態に係る摘み具100について、図面を参照して説明する。図10は、摘み具100の斜視図である。摘み具100は、第1当接片110と、第2当接片120と、連結部130を有する。第1当接片110には、第1切欠部分51と同様の作用効果を有する第1切欠部分151が形成されている。また、第2当接片120には、第2切欠部分52と同様の作用効果を有する第2切欠部分152が形成されている。
また、摘み具2には、被係止物品の端部が挿入される開口101が形成されている。第2実施形態では、開口101は、連結部130に形成されている。第2実施形態において、開口101は、係止部を構成する。
開口101が形成される連結部130の壁面131,132,133,134のうち、壁面131,133には、開口中心に向けて突出する突起141,142が形成されている。
図11(a)は、摘み具2を携帯型電話機600の端部600eに取り付けた状態を説明する図であり、図11(b)は、摘み具2を携帯型ゲーム機700の端部700eに取り付けた状態を説明する図である。
(2−2)作用・効果
図11(a)(b)に示されるように、使用者は、摘み具100の開口101に被係止物品の端部である角部分を挿入することによって、摘み具100を携帯型電話機600や携帯型ゲーム機700に係止させておくことができる。これにより、使用者は、携帯型電話機600や携帯型ゲーム機700の操作の合間に、摘み具100を使用して、手早く、指を汚さずに食品などの対象物を摘むことができる。また、開口101が形成される連結部130の壁面131,133に形成された突起141,142によって滑り止め効果が得られるため、摘み具100を端部600e,700eに確実に係止することができる。開口101が連結部130に形成されることにより、使用面を携帯型電話機600や携帯型ゲーム機700などの被係止物品から遠ざけることができるため、使用面をほかの物品に付着させないようにする効果が高められる。
(3)第3実施形態
(3−1)摘み具の構成
本発明の第3実施形態について、図12,図13を参照して説明する。図12は、本発明の第3実施形態に係る摘み具200の斜視図である。図13は、摘み具200をカップ500に取り付けた状態を説明する模式図である。
摘み具200は、第1当接片210と、第2当接片220と、連結部230を有する。連結部230には、鉤状部240が形成されている。鉤状部240は、庇部分241と、爪部分242とを有する。
庇部分241は、連結部230の指さし方向Dに交差する交差方向CDにおける一方の端部231から指さし方向Dに突出する。爪部分242は、庇部分241から交差方向CDに延びる。
(3−2)作用・効果
摘み具200は、鉤状部240を備えることにより、使用者は、摘み具200の鉤状部240をカップ500の縁部500eに係止させておくことができる。また、鉤状であることにより、カップ500の縁部500eに着脱し易い。
(4)その他の実施形態
上記のように、実施形態をあげて本発明について記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には、様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
第1実施形態において、第1切欠部分51と第2切欠部分52の指さし方向Dの幅w1は、略一定であるように説明したが、第1切欠部分51と第2切欠部分52の幅w1は、終端に向かうに連れて狭められていてもよい。このような形状にした場合には、被係止物品の一部を第1切欠部分51及び第2切欠部分52に導きやすく、被係止物品への付け外しの動作が行いやすくなる。
第1実施形態では、第1切欠部分51及び第2切欠部分52は、摘み具1の側方視において、連結部30と略平行に形成されていると説明したが、必ずしも略平行である必要はない。また、第1切欠部分51及び第2切欠部分52は、指さし方向Dにおける中央領域Cよりも指付け根側に形成されると説明したが、使用面が他の物品に触れない範囲で中央領域Cよりも指先側に形成されていてもよい。
また、第1切欠部分51及び第2切欠部分52は、例えば、第1当接片10及び第2当接片20の指さし方向Dの指先側の指先側部分11a、及び指先側部分21aから中央領域Cに向けて形成されていてもよい。
なお、確実に係止させるという効果を得るには、第1切欠部分51と第2切欠部分52とを一対形成することが有用であるが、いずれか一方であっても摘み具1をカップ500に係止させることは可能である。
第2実施形態では、摘み具100の開口101が形成される連結部130の壁面131,132,133,134のうち、壁面131,133には、開口中心に向けて突出する突起141,142が形成されていると説明した。しかし、壁面132,134に形成されていてもよいし、壁面131,132,133,134の全てに形成されていてもよい。また、突起141,142は、必ずしも形成されていなくてもよい。開口の形状は、円形、四角形、台形(例えば、上方ほど壁面間が狭まる形状、上方ほど壁面間が広がる形状を含む)、四角形と円形組み合わせなど、変形が可能である。
貫通した開口101のほか、貫通していない窪みであってもよい。この場合には、窪み部の深さを被係止物品の端部に係止可能な程度にする。
実施形態において、被係止物品の端部の一例として、カップ500の縁部500e、携帯型電話機600の角部分である端部600e、携帯型ゲーム機700の角部分である端部700eであると説明した。しかし、摘み具1,100,200の係止部の形状に適合する被係止物品の一部分であれば、カップ500の縁部500e、携帯型電話機600の角部分である端部600e、携帯型ゲーム機700の角部分である端部700eに限定されない。
第3実施形態において、鉤状部240は、連結部230に形成されていると説明した。しかし、第1当接片210又は第2当接片220に形成されていてもよい。また、鉤状部240は、爪部分242を備えていなくてもよい。すなわち、被係止物品の端部に係止可能な程度に突出した庇部分241だけで構成されていてもよい。
また、第3実施形態において、鉤状部240を構成する爪部分242は、連結部30に沿った交差方向CDに、図12に示されているものよりも長く形成されてもよい。これにより、延ばされた爪部分242と連結部230とによって、摘み具200をカップ500の縁部500eを挟持させることができ、摘み具200をカップ500の縁部500eに確実に保持させることができる。この場合には、延ばされた爪部分242を連結部230に向けて付勢する構成にすることで、保持力を高めることができる。爪部分242の連結部230側の表面に突起などを設ければ、更に、滑り止め効果が付与され、保持力が高められる。
第1実施形態、第2実施形態、及び第3実施形態として示した摘み具の形状は、組み合わせ可能である。第1実施形態、第2実施形態、及び第3実施形態の特徴を併せ持つことにより、複数のシチュエーションにおいても、食品などの対象物に当接する使用面をほかの物品に付着させないように載置できる。
第1実施形態、第2実施形態、及び第3実施形態として示した摘み具の形状以外にも、摘み具を被係止物品に係止或いは保持可能な構成であれば、適用可能である。例えば、第1当接片、第2当接片、或いは連結部のいずれかに吸盤が形成されていてもよい。吸盤によって摘み具を被係止物品の表面に吸着させても、食品などの対象物に当接する使用面をほかの物品に付着させないように載置するという本発明と同等の効果が得られる。
摘み具は、手指を使って食する場合に使用されるだけでなく、汚れたものを摘む場合にも使用できる。更には、肌に直接触れると好ましくない液体、薬品、血液などが付着したものを摘む場合にも使用可能である。
連結部30は、図2に示すように、側面視において、指さし方向Dに対して傾斜していると説明した。しかし、連結部30は、指さし方向Dに対して、必ずしも傾斜していなくてもよい。すなわち、指さし方向Dとのなす角度が90°に形成されていてもよい。
摘み具1の材料としては、軟質の合成樹脂だけでなく、ポリプロピレン樹脂のように硬質の樹脂であっても使用できる。硬質の樹脂を使用する場合、指さし方向及び幅Wに交差する交差方向の連結部30の長さと、溝31,32の深さとを調節することにより、弾性力、剛性などを調整することができる。
上述のように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
1,100,200…摘み具、 10…第1当接片、 10eb…外縁部、 11…第1外面、 12…第1内面、 11a,21a…指先側部分、 11b,21b…周囲の部分、 20…第2当接片、 20eb…外縁部、 21…第2外面、 22…第2内面、 30…連結部、 31,32…溝、 33…中間部分、 33b…付け根部分、 41…凸部、 51…第1切欠部分、 52…第2切欠部分、 51a,51b,52a,52b…接点、 51e,52e…終端、 101…開口、 110…第1当接片、 120…第2当接片、 130…連結部、 131,132,133,134…壁面、 141,142…突起、 151…第1切欠部分、 152…第2切欠部分、 210…第1当接片、 220…第2当接片、 230…連結部、 231…端部、 240…鉤状部、 241…庇部分、 242…爪部分、 500…カップ、 500e…縁部、 600…携帯型電話機、 600e…端部、 700…携帯型ゲーム機、 700e…端部、 C…中央領域、D…指さし方向、S…間隔、 M…手指、 Ma…指腹、Yr…凹部

Claims (6)

  1. 対象物と使用者の手指との間に介在して用いられる摘み具であって、
    前記手指に沿って指腹に当接する第1外面、及び前記第1外面の反対側に位置しており対象物に当接する第1内面とを有する第1当接片と、
    前記手指に沿って指腹に当接する第2外面、及び前記第2外面の反対側に位置しており前記対象物に当接する第2内面とを有し、前記手指に沿った指さし方向において、指先に向かうに連れて前記第1内面と前記第2内面との間隔が広がるように前記第1内面と前記第2内面とを対向させた状態で配置された第2当接片と、
    前記指さし方向において、前記間隔を拡縮する動作に対して前記間隔を復元可能に前記第1当接片と前記第2当接片とを連結する連結部と、
    前記摘み具が係止される被係止物品の端部に係止される係止部と
    を有し、
    前記係止部は、前記第1当接片と前記第2当接片と前記連結部の少なくともいずれかに形成される摘み具。
  2. 前記係止部は、
    第1切欠部分と、第2切欠部分とを含み、
    前記第1切欠部分は、
    前記第1当接片における前記指さし方向に沿った外縁部から前記指さし方向に交差する交差方向に沿って形成されるとともに、前記第1当接片の前記交差方向の途中に終端を有しており、
    前記第2切欠部分は、
    前記第2当接片における前記指さし方向に沿った外縁部から前記指さし方向に交差する交差方向に沿って形成されるとともに、前記第2当接片の前記交差方向の途中に終端を有しており、
    前記第1切欠部分と前記第2切欠部分とは互いに対向する位置に形成されている請求項1に記載の摘み具。
  3. 前記係止部は、
    前記被係止物品の形状の一部が挿入される開口を含む請求項1に記載の摘み具。
  4. 前記開口を形成する前記連結部の壁部には、開口中心に向けて突出する少なくとも1つの突起が形成されている請求項3に記載の摘み具。
  5. 前記開口は、連結部に形成される請求項3に記載の摘み具。
  6. 前記係止部は、
    前記連結部の前記指さし方向に交差する交差方向における一方の端部から前記指さし方向に突出する庇部分と、
    前記庇部分から前記交差方向に延びる爪部分と
    を有する鉤状部
    を含む請求項1に記載の摘み具。
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