JP2009000160A - 指の保護カバーとその台座 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来、パソコン操作、製図など汚れを嫌う事務作業をする際、揚げ菓子や砂糖菓子などの菓子類を指や手で再三とることがある。その場合、指や手が汚れ、その度に、ティッシュ、おしぼりなどで拭わなければならない。
【解決手段】手や指がよごれたものに直に触れないように、袋状の指保護カバーを片手で簡単に装着或いは離脱することができるようにした、指の保護カバーとその台座を提供する。
【選択図】図1
【解決手段】手や指がよごれたものに直に触れないように、袋状の指保護カバーを片手で簡単に装着或いは離脱することができるようにした、指の保護カバーとその台座を提供する。
【選択図】図1
Description
この発明は、直接、手や指がよごれたものに触れないように、袋状、指型状、円筒状、或いは、手袋状の保護カバーと片手だけで容易に脱着出来るようにした保護カバーの台座からなる手や指を汚さないで、ものを取ることを特徴とする指の保護カバーとその台座に関する。
従来、パソコン操作、伝票処理、執筆、製図など汚れを嫌う事務作業をする際、油やインク、クレヨン、墨などの汚れが付きやすいものや揚げ菓子や砂糖菓子、チョコレートなどの菓子類を指や手で再三とることがある。その際、片手は、作業をしながら、他方の手で、汚れたものをとることが多い。通常は、その場合、直接、ものをとることになり、指や手が汚れ、その度に、ティッシュ、おしぼりなどで拭く。特に昨今、汚れを非常に嫌うパソコン入力操作を行う機会が、一般事務だけでなく、製造現場や屋外で使用することが多くなり、片手は、作業をしながら、他方の手だけで容易に脱着出来る指の保護カバーが要望されるようになってきた。
先行技術として、たとえば、特許文献1のお勝手に手袋では、手袋の指部分が三本指の手袋になっており、脱着に工夫はある。また、特許文献2の臭い移り防止指カバーは、人差し指カバーと親指カバーだけをつなげ、より簡素化して、脱着に工夫している。しかし、いずれも、片手は、作業をしながら、他方の手で、容易に脱着することはできない。
同じように、特許文献3の使い捨て指カバーも、脱着はかなり容易になっているが、台座がなく、片手は、作業をしながら、他方の手で脱着することは、やはり、困難である。また、使い捨ての薄紙を用いており、コスト高となり、環境的にも、課題がある。
他方、台座に関係する先行技術として、たとえば、特許文献4手袋支持具があるが、5本の指挿入部分が下方に垂れることなく、支持するとあり、脱着を容易にするために考案されたものではない。
実開平8−10459号公報
特開2005−232658号公報
特開2007−90015号公報
登録実用新案第3006345号
他方、台座に関係する先行技術として、たとえば、特許文献4手袋支持具があるが、5本の指挿入部分が下方に垂れることなく、支持するとあり、脱着を容易にするために考案されたものではない。
以上の先行技術は、パソコン操作、伝票処理、執筆、製図など一般事務の作業をする際や、さらに、製造現場や屋外でパソコン入力操作を行う際など、片手は、作業をしながら、他方の手で、容易に保護カバーを脱着することができるようにすることを目的として考案された技術ではないと思われる。
そうした中、片手は、作業をしながら、他方の手で、容易に保護カバーを脱着することができるようにすることを目的とした、保護カバーとその台座が、一般事務や製造現場や屋外でパソコン入力操作を行う職場で望まれている。これまで、このような要望に応える製品はなかった。
以上の課題を解決するために、この発明は、直接、手や指がよごれたものに触れないように、指の保護カバーとその台座からなる手や指を汚さないで、ものを取る方法を考案した。
指の保護カバーは、片手で簡単に装着や外すことができるようにしたもので、広くは、親指全体(第三関節)、人さし指、中指、薬指がつながった部分を覆う範囲(手の保護カバーに相当する)大きさから、人さし指と親指がそれぞれの指先の第一関節が入るようにした部分を覆う(指の保護カバーに相当する)範囲まで、一体化されたものや、それぞれの指ごとに単独にしたものを言う。いずれも、保護カバーは、すくなくとも指先の第一関節の腹が覆われるような構造になっているが、その他の部分、たとえば、指先の第一関節の背の部分や手の甲その他の部分は、構造的に保持できるならば、必ずしも、保護カバーで覆う必要はない。
保護カバーの形状は、袋状、指型状、円筒状になっており、汚れがつかないように、また、しっかりと装着し、物をつかむ時に、簡単に抜け落ちない構造や素材になっている。保護カバーの指先の第一関節が入る部分以外は、全体を一体化するために保持できておれば、どのような形状でもよいが、手指の形をかたどった形が好ましい。
こうして作られた指の保護カバーは、袋状、指型状、円筒状、或いは、手袋状などの形状をしており、その形状を保持できる紙、布、ゴム製、ビニール製やゴム弾性のあるプラスチック製などから選ばれる。しっかりと装着し、物をつかむ時に、簡単に抜け落ちない素材としては、シリコーン樹脂やポリウレタン樹脂、熱可塑性エラストマーなどが好ましい。使用後、保護カバーに付いた汚れ、油などを水や湯などで洗うことができ、その形状を保持し、何度も使用できる素材であれば、上述の素材に限られることはない。
他方、手や指の保護カバーを置く台座は、保護カバーを乗せても安定する程度の丈夫さ、構造、大きさが必要ですが、形状は、角柱、円柱、半球状、あん馬型など、いずれでもよい。また、ネコ、ウマなどの動物型やキノコ、たまごなどの形にデザインしてもよい。さらに、卓上カレンダーや筆立てなどの机上の事務品と合せることも、考えられる。台座の高さは、保護カバーの先が、台座の下につかない程度の高さが必要である。台座の幅、奥行きは、指の保護カバーを乗せても安定する程度の大きさが必要である。
台座の材質は、保護カバーを乗せても安定する程度の重量のある材質であれば良く、厚紙、段ボール、布、木材、プラスチック、ガラス、鉄、アルミなどの金属、陶磁器、石などが挙げられ、それら素材から成る複合体であっても構わない。好ましくは、衛生面から、水や湯などで洗うことができ、その形状を保持できる素材であれば、上述の素材に限られることはない。
台座と保護カバーを乗せる接触部は、磁石、マジックテープや凹凸構造など固定するもので保護カバーを固定し、また、簡単に脱着できるように工夫してある。たとえば、台座の上部や側部に磁石が付いており、他方、保護カバーの接触部分に金属板が付いている。こうして、それらの部分を付けることにより、台座に固定でき、保護カバーの装着が容易になる。また、脱着をより容易にするために、磁石やマジックテープ、凹凸部の上下に止め具(ツメ)を付けることもある。
同じように、台座の上部や側部と保護カバーにマジックテープを付けることにより、また、台座の上部や側部と保護カバーに凹凸構造を持たせることにより、台座で固定でき、保護カバーの装着が容易になる。当然、これらを複合させることも効果的である。
片手で、装着するには、さらに、保護カバーと手や指の挿入、外す際の角度を工夫することで、さらに容易になる。それには、保護カバーがその台座に対して、少なくとも、人さし指の入る保護カバー部分が90度から180度に角度を保持するようにすることにより、手や指の挿入がさらに容易になる。好ましくは、70度から30度に角度をつけるのが、適度と言える。使用者の好みにより、角度を調整できるようにするのも、良い方法である。
以上の説明から明らかのように、直接、手や指がよごれたものに触れないように、保護カバーとその保護カバーを片手だけで容易に脱着出来るように固定できる台座からなる発明品で、片手で、容易に、手や指を汚さないで、ものを取ることができる。
以下、この発明の実施形態を、図1から図4で、例を挙げて詳細に説明する。図1は、二本指がつながった保護カバー(1)とその台座(2)の側面図である。その接触部には脱着できるように、指の保護カバーには金属板(3)、台座には(4)磁石が付いている。マジックテープや凹凸でも構わない。図2は、指の保護カバー(1)をその台座(2)に置いた図である。接触部でしっかりと固定されている。図3は、横から見た図である。図4は、人差し指と親指を保護カバーに挿入したところの図である。
次いで、図5は、二本指がつながった保護カバーの立体図で、人差し指用保護カバー(5)、親指用保護カバー(6)、それをつなぐベルト(7)からなる。接触部には、金属板(3)がある。図6は、二本指がつながっていないそれぞれの指が単独になった保護カバーの立体図で、人差し指用保護カバー(5)、親指用保護カバー(6)からなる。
図7は、3本指がつながった保護カバーの立体図で、人差し指用保護カバー(5)、親指用保護カバー(6)、中指用保護カバー(8)、それをつなぐベルト(7)からなる。図8は、三本指がつながっていないそれぞれの指が単独になった保護カバーの立体図で、人差し指用保護カバー(5)、親指用保護カバー(6)中指用保護カバー(8)からなる。
図9は、二本指がつながっていないそれぞれの指が単独になった保護カバーの側面図で、図10の台座に着ける。この場合、二本指がつながった場合に比べ、安定性と脱着に不安定さが残る。そこで、図10に示すように、脱着をより容易にするために、磁石やマジックテープ、凹凸部の上下に止め具(ツメ)(9)を付ける。それによって、装着時には、下にある止め具(ツメ)(9)で保護カバーを抑え、また、脱離時は、上にある止め具(ツメ)(9)で、保護カバーから指を抜けやすくする。
図12は、台座と垂直に、つまり、90度で人差し指を挿入した図で、図13は、水平に、つまり、180度で人差し指を挿入した図である。いずれも、この範囲の角度であれば、容易に、指を脱着することができる。
1 指保護カバー、
2 台座、
3 接触部の金属板やマジックテープ、
4 磁石やマジックテープ、
5 人差し指用保護カバー、
6 親指用保護カバー、
7 ベルト、
8 中指用保護カバー
9 留め具(ツメ)
2 台座、
3 接触部の金属板やマジックテープ、
4 磁石やマジックテープ、
5 人差し指用保護カバー、
6 親指用保護カバー、
7 ベルト、
8 中指用保護カバー
9 留め具(ツメ)
Claims (4)
- 手や指がよごれたものに直に触れないように、少なくとも指先の第一関節の腹が覆われるようにした袋状、指型状、円筒状、或いは手袋状の保護カバーとその保護カバーを片手だけで容易に脱着出来るように固定できる台座からなることを特徴とする指の保護カバーとその台座。
- 手や指がよごれたものに直に触れないように、少なくとも人さし指と親指がそれぞれその指先の第一関節の腹が覆われるようにした袋状、指型状、円筒状、或いは手袋状の保護カバーとその保護カバーを片手だけで容易に脱着出来るように固定できる台座からなる請求項1記載の指の保護カバーとその台座。
- 手や指がよごれたものに直に触れないように、少なくとも指先の第一関節の腹が覆われるようにした袋状、指型状、円筒状、或いは、手袋状の指の保護カバーとその台座とは、その両方の接触部において、磁石、マジックテープや凹凸構造などでお互いにしっかり固定することができるようになっており、さらに、その両方あるいは、片方の接触部には、片手の手や指で、簡単に保護カバーを台座から脱離できるように留め具(ツメ)を施したことを特徴とする請求項1記載の指の保護カバーとその台座。
- 手や指がよごれたものに直に触れないように、少なくとも指先の第一関節の腹が覆われるようにした袋状、指型状、円筒状、或いは、手袋状の手や指のよごれを防止する保護カバーはその台座に対して、装着しやすいように、少なくとも人さし指の入る保護カバーが90度から180度の範囲内に角度を保持するようにようにしたことを特徴とする請求項1記載の手や指の保護カバーとその台座。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007161409A JP2009000160A (ja) | 2007-06-19 | 2007-06-19 | 指の保護カバーとその台座 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009000160A true JP2009000160A (ja) | 2009-01-08 |
Family
ID=40317237
Family Applications (1)
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JP2007161409A Pending JP2009000160A (ja) | 2007-06-19 | 2007-06-19 | 指の保護カバーとその台座 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2009000160A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011200544A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Noriko Tadashige | 高温容器の把持具 |
JP2012010983A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Fuji Television Network Inc | 摘み具 |
WO2023238782A1 (ja) * | 2022-06-09 | 2023-12-14 | 信広 星野 | 指カバー |
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JP2007090015A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Kazuto Tani | 使い捨て指カバー |
-
2007
- 2007-06-19 JP JP2007161409A patent/JP2009000160A/ja active Pending
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