JPH11347050A - 楊 枝 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 物を採り上げるという楊枝としての本来的機
能の他に、自分の容器と他人の容器との識別機能、更に
は容器内容物等の表示機能をも有する楊枝を提供するこ
と。 【解決手段】 頭部１０と、該頭部１０と連なる先端尖
鋭状の楊枝部１１と、頭部１０と楊枝部１１との連設基
部から分岐し、かつ楊枝部１１との間に空隙１２を有し
て設けられた掛着腕部１３とを含み、該掛着腕部１３が
飲物の入っているコップ等の容器１００の開口部周縁に
挟み込まれて楊枝部１１が容器外側に位置して取り付け
られ、これにより該容器と他の容器とが識別され、ま
た、頭部１０の切り込み溝等に、容器内容物の品名や人
名等が表記されたカードが差し込み取り付けられれば、
それらの表示機能をも併せ得られる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、楊枝に関し、更に
詳しくは、楊枝としての本来的機能の他に、該楊枝をコ
ップ等の容器に取り付け可能とすることにより他の容器
との識別機能を有し、更には容器内容物の品名や氏名等
の表示カードを取り付け可能とすることによりこれら容
器内容物等の表示機能をも有する楊枝に関するものであ
る。

【０００２】

【発明が解決しようとする課題】多数人による立食パー
ティー等において、終わり近くになったり、またはつい
笑談に夢中になったりするとテーブル上に置いた自分の
コップが分からなくなって、他人のコップでビール等を
飲んでしまうということは誰でもが経験するところであ
る。

【０００３】そこで、本発明は、このような問題点に鑑
みなされたもので、その目的とするところは、楊枝とし
ての本来的機能の他に、該楊枝をコップ等の容器に取り
付け可能とすることにより他の容器との識別機能を有
し、更には容器内容物の品名や氏名等の表示カードを取
り付け可能とすることによりこれら容器内容物等の表示
機能をも有する商品価値の高い楊枝を提供することにあ
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項１に係る発明は、飲物が入ったコップ等の容
器に対する付設手段が設けられて、該付設手段により付
設された容器と他の容器との識別機能を有するととも
に、楊枝としての本来的機能をも有する構成を特徴とす
るものである。

【０００５】請求項２に係る発明は、請求項１の楊枝
に、更に容器内容物の品名、氏名等の表示カードの取付
手段が設けられている構成を特徴とするものである。

【０００６】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照し、その作用と共に説明する。図１は本発明に係
る楊枝の一例での使用状態における正面図で、本楊枝全
体は、食品衛生上問題の生じない木材、竹材、硬質合成
樹脂材等によって一体に形成されている。

【０００７】図１において、本楊枝は、頭部１０と、該
頭部１０に連なる先端尖鋭状の楊枝部１１を有し、更に
頭部１０と楊枝部１１との連設基部には、楊枝部１１と
の間に空隙１２を有して左右対称形の下向きの掛着腕部
１３がそれぞれ設けられ、図１に示されているように、
左右対称形の掛着腕部１３の一方をコップ等の容器１０
０の開口周縁部の内側に挟み込み、空隙１２で容器１０
０の側面に取り外し自在に掛着できるようになってい
る。

【０００８】なお、図１に示された実施例においては、
図３に示されているように、全体が断面平板状体とされ
ているが、断面楕円状或いは円形状であってもよく、そ
の断面形状は特に限定されるものではない。

【０００９】また、頭部１０は円形状とされ、その両面
ないし片面には、例えば××ホテル、××ビール、××
会館等の広告宣伝表示１４が施されているが、頭部１０
は球状体でもよく、また、図４および図５に示されてい
るように、ブロック体でもよく、更には動物の似顔や花
等の具象体としてもよく、特に限定されるものではな
い。

【００１０】また、掛着腕部１３は左右対称に設けられ
ているが、これは一方でもよく、また、その形状や長さ
等は適宜である。本実施例においては、容器１００に対
する付設手段の一例として掛着腕部１３による挟み込み
の場合であるが、切り込みによる差し込みであってもよ
い。

【００１１】更にまた、楊枝部１１は、図２に示されて
いるように、二股フォーク状としてもよく、特に限定さ
れるものではない。

【００１２】このように構成された本楊枝は、例えば立
食パーティーにおいて、飲みかけのビールコップ等の容
器１００をテーブル上に置いてその場所を一時的に離れ
るような場合には、図１に示されているように、その掛
着腕部１３を容器開口周縁の内側に挟み込んで取り付
け、または各自の着色を施した楊枝を取り付けておけ
ば、目印となって、他人の容器と識別でき、間違って他
人の容器を使ってしまうというトラブルはなくなる。

【００１３】このように、自分の容器と他人の容器との
識別機能を有し、容器１００より取り外せば、オードブ
ル等を採り上げる楊枝としての本来的機能を有する。

【００１４】図４から図６に示された実施例は、前記実
施例に係る楊枝に、例えば容器内容物の品名や氏名等を
表記したカード２００の取付手段が設けられたものであ
る。

【００１５】即ち、ブロック状頭部１０（ある程度の厚
みを有すればよい）の上面中央部位に幅いっぱいにカー
ド差し込み溝１５が設けられ、該溝１５に表示カード２
００が差し込みされて、容器内容物や該容器使用者の表
示機能が得られるようになっている。

【００１６】なお、表示カード２００の取付手段として
は、差し込み溝１５による他、特に図示しないが、挟着
腕部１３の一方を変形させて、該変形腕部と頭部１０と
の間に差し込み、取り付けるようにしてもよい。

【００１７】

【発明の効果】しかして、本発明によれば、物を採り上
げるという楊枝としての本来的機能の他に、自分の容器
と他人の容器との識別機能を有し、また、容器内容物の
品名や人名等の表示機能を有し、更には広告宣伝機能を
も有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る楊枝の一例での使用状態での正面
図である。

【図２】楊枝部の他例を示す部分的正面図である。

【図３】図１の３−３線に沿った拡大断面図である。

【図４】本発明の他例を示す正面図である。

【図５】図４の縦断面図である。

【図６】図５の平面図である。

【符号の説明】

１０ 頭部 １１ 楊枝部 １２ 空隙 １３ 掛着腕部 １４ 広告宣伝表示 １５ 表示カード差し込み溝 １００ 容器 ２００ 表示カード

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 飲物が入ったコップ等の容器に対する付
   設手段が設けられて、該付設手段により付設された容器
   と他の容器との識別機能を有するとともに、楊枝として
   の本来的機能をも有する構成を特徴とする楊枝。
2. 【請求項２】 請求項１の楊枝において、容器内容物の
   品名、氏名等の表示カードの取付手段が設けられている
   楊枝。