JP2012007541A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 タービンの上流側に配置される排気浄化触媒における反応熱を必要に応じて増加させることにより、過給圧の過渡応答性を向上させることができる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】 検出される過給圧PBが目標過給圧PBCMDと一致するようにターボチャージャ8が制御され、過給圧PBと目標過給圧PBCMDの偏差DPBが判定閾値DPBX以上であるときは、目標過給圧PBCMDの変化に対する検出過給圧PBの変化の遅れが発生したと判定され、ポスト噴射INJPSTが実行される。ポスト噴射INJPSTによって第1酸化触媒30に未燃燃料成分が供給され、排気エネルギが増加され、過給圧PBの過渡応答性が向上する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、過給機を備える内燃機関の制御装置に関し、特に過給機のタービンの上流側に排気浄化触媒を備える内燃機関の過給圧制御及び燃料供給制御を行う制御装置に関する。
特許文献1には、過給機と、過給機のタービンの上流側に設けられた排気浄化触媒とを備える内燃機関が示されており、排気浄化触媒における反応熱により排気温度を高めて過給機が排気から得るエネルギを増加させることができる点が記載されている。
特開2006−70878号公報
特許文献1に示されるようにタービンの上流側に配置された排気浄化触媒における反応熱を利用して、過給機(タービン)に供給される排気エネルギを増加させることが可能であるが、特許文献1にはその反応熱を高めるための具体的な手法及び過給機制御への適応手法が示されておらず、改善の余地があった。
本発明はこの点に着目してなされたものであり、タービンの上流側に配置される排気浄化触媒における反応熱を必要に応じて増加させることにより、過給圧の過渡応答性を向上させることができる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、内燃機関の排気通路(4)に設けられたタービン(11)と、吸気通路(2)に設けられたコンプレッサ(16)とを有する過給機(8)と、前記排気通路(4)の前記タービン(11)の上流側に設けられた排気浄化触媒(30)とを備える内燃機関の制御装置において、過給圧(PB)を検出する過給圧検出手段(22)と、検出される過給圧(PB)が目標過給圧(PBCMD)と一致するように前記過給機(8)を制御する過給制御手段と、前記排気浄化触媒(30)に未燃燃料成分を供給する未燃燃料成分供給手段と、前記目標過給圧(PBCMD)の変化に対する検出過給圧(PB)の変化の遅れが発生したことを判定する過給遅れ判定手段と、前記過給遅れが発生したと判定されたときに、前記未燃燃料成分供給手段により未燃燃料成分の供給を行うことにより、排気エネルギを増加させる過渡制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の制御装置において、前記過渡制御手段は、前記目標過給圧(PBCMD)と検出過給圧(PB)との偏差(DPB)に基づいて、該偏差(DPB)を「0」とするために必要とされるエネルギ量の推定値である推定投入エネルギ量(WTBE)を算出する投入エネルギ推定手段を備え、前記推定投入エネルギ量(WTBE)に応じて前記未燃燃料成分の供給制御を行うことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の内燃機関の制御装置において、前記未燃燃料成分供給手段は、前記機関の燃焼室内に燃料を噴射する燃料噴射手段(9)と、該燃料噴射手段(9)により噴射される燃料の一部が未燃状態で排出されるようにポスト噴射(INJPST)を実行する噴射制御手段とによって構成され、前記過渡制御手段は、前記ポスト噴射における燃料噴射量(QPST)及び/または燃料噴射時期(CAPST)を、前記推定投入エネルギ量(WTBE)に応じて制御することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、検出される過給圧が目標過給圧と一致するように過給機が制御され、目標過給圧の変化に対する検出過給圧の変化の遅れが発生したと判定されたときに、排気浄化触媒への未燃燃料成分の供給を行うことにより、排気エネルギが増加される。したがって、目標過給圧が増加する過渡運転状態において過給遅れを抑制し、過給圧の制御応答性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、目標過給圧と検出過給圧との偏差に基づいて、該偏差を「0」とするために必要とされるエネルギ量の推定値である推定投入エネルギ量が算出され、推定投入エネルギ量に応じて未燃燃料成分の供給制御が行われるので、精度良く過給遅れを抑制することができる。
請求項3に記載の発明によれば、燃料噴射手段によるポスト噴射を実行することにより、未燃燃料成分が排気浄化触媒に供給され、ポスト噴射における燃料噴射量及び/または燃料噴射時期が推定投入エネルギ量に応じて制御されるので、未燃燃料成分の供給量を適量に制御することができる。また排気通路に燃料成分(炭化水素)を供給する装置を別途設けることなく排気浄化触媒に未燃燃料成分を供給することができる。
本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその制御装置の構成を示す図である。 本実施形態における燃料噴射の実行時期を説明するための図である。 アフタバーナ制御を行うモジュールの構成を示すブロック図でる。 アフタバーナ制御処理のフローチャートである。 図4の処理で実行される投入エネルギ推定処理のフローチャートである。 図4の処理で実行されるポスト噴射制御パラメータ算出処理のフローチャートである。 図4の処理を説明するためのタイムチャートである。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる内燃機関、及びその制御装置の構成を示す図である。内燃機関(以下「エンジン」という)1は、シリンダ内に燃料を直接噴射するディーゼルエンジンであり、各気筒に燃料噴射弁9が設けられている。燃料噴射弁9は、電子制御ユニット(以下「ECU」という)20に電気的に接続されており、燃料噴射弁9の開弁時期及び開弁時間、すなわち燃料噴射時期及び燃料噴射量は、ECU20により制御される。
エンジン1は、吸気通路2、排気通路4、及びターボチャージャ8を備えている。ターボチャージャ8は、排気の運動エネルギにより回転駆動されるタービンホイール10を有するタービン11と、タービンホイール10とシャフト14を介して連結されたコンプレッサホイール15を有するコンプレッサ16とを備えている。コンプレッサホイール15は、エンジン1に吸入される空気の加圧(圧縮)を行う。
タービン11は、タービンホイール10に吹き付けられる排気の流量を変化させるべく開閉駆動される複数の可変ベーン12(2個のみ図示)及び該可変ベーンを開閉駆動するアクチュエータ(図示せず)を有しており、可変ベーン12の開度(以下「ベーン開度」という)θvgtを変化させることにより、タービンホイール10に吹き付けられる排気の流量を変化させ、タービンホイール10の回転速度を変更できるように構成されている。可変ベーン12を駆動するアクチュエータは、ECU20に接続されており、可変ベーン12の開度は、ECU20により制御される。より具体的には、ECU20は、デューティ比可変の制御信号をアクチュエータに供給し、これによってベーン開度を制御する。なお、可変ベーンを有するターボチャージャの構成は広く知られており、例えば特開平1−208501号公報に示されている。
吸気通路2のコンプレッサ16の下流側にはインタークーラ18が設けられ、さらにインタークーラ18の下流側には、スロットル弁3が設けられている。スロットル弁3は、アクチュエータ19により開閉駆動可能に構成されており、アクチュエータ19はECU20に接続されている。ECU20は、アクチュエータ19を介して、スロットル弁3の開度制御を行う。
排気通路4と吸気通路2との間には、排気を吸気通路2に還流する排気還流通路5が設けられている。排気還流通路5には、排気還流量(EGR量)を制御するための排気還流制御弁(以下[EGR弁」という)6及び還流する排気の温度を下げるためのEGRクーラ7が設けられている。EGR弁6は、ソレノイドを有する電磁弁であり、その弁開度はECU20により制御される。
吸気通路2には、吸入空気流量GAを検出する吸入空気流量センサ21、コンプレッサ16の下流側の吸気圧(過給圧)PBを検出する過給圧センサ22、吸気温TIを検出する吸気温センサ23、及び吸気圧PIを検出する吸気圧センサ24が設けられている。これらのセンサ21〜24は、ECU20と接続されており、センサ21〜24の検出信号は、ECU20に供給される。
排気通路4の排気還流通路5の接続部より上流側には、第1酸化触媒(Pre TurboCharger Catalyst)30が設けられ、さらにタービン11の下流側には、第2酸化触媒31と、触媒が付加された煤フィルタ32とが設けられている。第1及び第2酸化触媒30,31は、排気中に含まれる炭化水素(未燃燃料成分)、CO、NOの酸化を促進する。
エンジン1により駆動される車両のアクセルペダル(図示せず)の踏み込み量(以下「アクセルペダル操作量」という)APを検出するアクセルセンサ27、エンジン回転数(回転速度)NEを検出するエンジン回転数センサ28、及び大気圧PAを検出する大気圧センサ29がECU20に接続されており、これらのセンサの検出信号は、ECU20に供給される。エンジン回転数センサ28は、所定クランク角度(例えば6度)毎に発生するクランク角度パルス及びエンジン1の各気筒のピストンが上死点に位置するタイミングに同期して発生するTDCパルスをECU20に供給する。
ECU20は、各種センサからの入力信号波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入力回路、中央演算処理ユニット(以下「CPU」という)、CPUで実行される各種演算プログラム及び演算結果等を記憶する記憶回路、タービン11の可変ベーン12を駆動するアクチュエータ、燃料噴射弁9、EGR弁6、スロットル弁3を駆動するアクチュエータ19などに駆動信号を供給する出力回路から構成される。
ECU20は、エンジン運転状態(主としてエンジン回転数NE及び要求トルクTRQD)に応じて燃料噴射弁9による燃料噴射制御、EGR弁6による排気還流制御、可変ベーン12による過給圧制御などを行う。要求トルクTRQDは、アクセルペダル操作量APに応じて算出され、アクセルペダル操作量APが増加するほど増加するように設定される。
図2は本実施形態における燃料噴射の実行時期を説明するための図であり、横軸は圧縮上死点に相当するクランク角度CAを「0度」とし、進角方向を正の値とするように定義されている。図2に示すように主噴射INJMを実行する前にパイロット噴射INJPLTを実行し、主噴射INJMの実行後にアフタ噴射INJAFTを実行し、さらにアフタ噴射INJAFTの実行後にポスト噴射INJPSTを実行する。ポスト噴射INJPSTは、後述するように加速時において目標過給圧PBCMDと実過給圧PBとの偏差DPBが大きくなったときに実行される。ポスト噴射INJPSTは、噴射された燃料がエンジンのトルク発生に寄与しないタイミングで実行される。ポスト噴射INJPSTにおいて噴射された燃料は、第1酸化触媒30において燃焼し、排気エネルギを増大させて過給圧PBの立ち上がり特性を改善する効果が得られる。このポスト噴射INJPSTを実行する制御を本明細書では、「アフタバーナ制御」という、
図3はアフタバーナ制御を実行するモジュールの構成を示すブロック図であり、この図に示す各ブロックの機能は、ECU20のCPUにおける演算処理により実現される。
図3に示すアフタバーナ制御モジュールは、加速判定部41と、目標過給圧算出部42と、アフタバーナ判定部43と、投入エネルギ推定部44と、噴射時期算出部45と、噴射量算出部46とを備えている。
加速判定部41は、アクセルペダル操作量AP、エンジン回転数NE及びエンジン1の演算トルクTRQOに応じてエンジン1の加速判定を行う。具体的には、アクセルペダル操作量APに応じてエンジン1の演算トルクTRQOが算出され、演算トルクTRQOの変化量DTRQO(=TRQO(k)−TRQO(k-1))が所定閾値DTRQXより大きく、アクセルペダル操作量APの変化量DAP(=AP(k)−AP(k-1))が所定操作量変化量DAPXより大きく、かつエンジン回転数変化量DNE(=NE(k)−NE(k-1))が所定回転数変化量DNEXより大きいとき、加速状態と判定される。演算トルクTRQOは、アクセルペダル操作量APに応じて算出される要求トルクTRQDをスモークリミットやエンジンプロテクトリミット等と比較して得られる最終的な出力が必要なトルク演算値である。
目標過給圧算出部42は、エンジン回転数NE及び演算トルクTRQOに応じて、PBCMDマップを検索することにより、目標過給圧PBCMDを算出する。PBCMDマップは、エンジン回転数NEが高いほど目標過給圧PBCMDが増加し、かつ演算トルクTRQOが増加するほど目標過給圧PBCMDが増加するように設定されている。
アフタバーナ判定部43は、加速判定部41において加速状態と判定されたときに、アフタバーナ制御を実行する条件(以下「アフタバーナ実行条件」という)が成立するか否かの判定を行う。具体的には、目標過給圧PBCMDと検出される過給圧PBとの偏差DPB(=PBCMD−PB)が判定閾値DPBX以上であるとき、アフタバーナ実行条件が成立していると判定される。
投入エネルギ推定部44は、アフタバーナ制御において必要なエネルギ量の推定値である推定投入エネルギ量WTBEを、エンジン回転数NE、要求トルクTRQD、及び過給圧偏差DPBに応じて算出する。噴射時期算出部45は、エンジン回転数NE及び推定投入エネルギ量WTBEに応じてポスト噴射INJPSTの実行時期(以下「ポスト噴射時期」という)CAPSTを算出する。噴射量算出部46は、要求トルクTRQD及び推定投入エネルギ量WTBEに応じてポスト噴射INJPSTにおける燃料噴射量(以下「ポスト噴射量」という)QPSTを算出する。
ターボチャージャ8の可変ベーン12の開度は、検出される過給圧PBが目標過給圧PBCMDと一致するように制御される。そしてアフタバーナ実行条件が成立するときは、上述したように通常のパイロット噴射INJPLT,主噴射INJM,及びアフタ噴射INJAFTが実行され、その後上述したポスト噴射時期CAPST及びポスト噴射量QPSTに応じたポスト噴射INJPSTが実行される。
図4は、図3に示すアフタバーナ判定部43、投入エネルギ推定部44、噴射時期算出部45、及び噴射量算出部46における演算処理のフローチャートである。このアフタバーナ制御処理は、エンジン1が加速状態にあると判定されたときに開始される。
ステップS11では、過給圧偏差DPBを算出し、過給圧偏差DPBが判定閾値DPBXより小さいか否かを判別する(ステップS12)。この答が肯定(YES)であるときはステップS11に戻る。過給圧偏差DPBが判定閾値DPBX以上であるときは、アフタバーナ実行条件が成立していると判定し、図5に示す投入エネルギ推定処理及び図6に示すポスト噴射制御パラメータ算出処理を実行する(ステップS13,S14)。
ステップS15では、過給圧偏差DPBを算出し、過給圧偏差DPBが判定閾値DPBX以上であるか否かを判別する(ステップS16)。その答が肯定(YES)であるときは、ステップS13に戻り、過給圧偏差DPBが判定閾値DPBXより小さくなると、アフタバーナ制御を終了する。
図5は、図4のステップS13で実行される投入エネルギ推定処理のフローチャートである。
ステップS21では、エンジン回転数NE及び要求トルクTRQDに応じてWTBBマップ(図示せず)を検索し、基本推定エネルギ投入量WTBBを算出する。WTBBマップは、エンジン回転数NEが高くなるほど基本推定エネルギ投入量WTBBが増加し、かつ要求トルクTRQDが増加するほど基本推定エネルギ投入量WTBBが増加するように設定されている。
ステップS22では、過給圧偏差DPBに応じて補正係数KDPBを算出する。補正係数KDPBは、過給圧偏差DPBが増加するほど増加するように算出される。ステップS23では、基本推定エネルギ投入量WTBBに補正係数KDPBを乗算することにより、推定エネルギ投入量WTBEを算出する。
図6は、図4のステップS14で実行されるポスト噴射制御パラメータ算出処理のフローチャートである。
ステップS31では、要求トルクTRQD及び推定エネルギ投入量WTBEに応じてQPSTマップ(図示せず)を検索し、ポスト噴射量QPSTを算出する。QPSTマップは、要求トルクTRQDが増加するほどポスト噴射量QPSTが増加し、かつ推定エネルギ投入量WTBEが増加するほどポスト噴射量QPSTが増加するように設定されている。
ステップS32では、ステップS31で算出したポスト噴射量QPSTのリミット処理を行う。具体的には、ポスト噴射量QPSTと所定上限値とを比較し、ポスト噴射量QPSTが所定上限値を超えたときは、ポスト噴射量QPSTをその所定上限値に設定する。
ステップS33では、エンジン回転数NE及び推定エネルギ投入量WTBEに応じてCAPSTマップ(図示せず)を検索し、ポスト噴射時期CAPSTを算出する。CAPSTマップは、エンジン回転数NEが増加するほどポスト噴射時期CAPSTが遅角(減少)し、かつ推定エネルギ投入量WTBEが増加するほどポスト噴射時期CAPSTが遅角(減少)するように設定されている。
ステップS34では、ステップS33で算出したポスト噴射時期CAPSTのリミット処理を行う。具体的には、ポスト噴射時期CAPSTと所定遅角限界値とを比較し、ポスト噴射時期CAPSTが所定遅角限界値より小さい(遅角側である)ときは、ポスト噴射時期CAPSTをその所定遅角限界値に設定する。
図7は、上述したアフタバーナ制御を説明するためのタイムチャートであり、時刻t0においてアフタバーナ実行条件が成立した例が示されている。図7(a)に示すように、目標過給圧PBCMDの増加に対応し、少し遅れて実過給圧PBが増加する。そして時刻t0より少し遅れて車速VPが増加し始める。
図7(a)の破線は、アフタバーナ制御を行わない場合の実過給圧PBの推移を示しており、アフタバーナ制御を行うことにより、過給圧の応答特性が向上することが確認できる。
以上のように本実施形態では、検出される過給圧PBが目標過給圧PBCMDと一致するようにターボチャージャ8が制御され、過給圧偏差DPBが判定閾値DPBX以上であるときは、目標過給圧PBCMDの変化に対する検出過給圧PBの変化の遅れが発生したと判定され、ポスト噴射INJPSTが実行される。これによって第1酸化触媒30に未燃燃料成分が供給され、排気エネルギが増加される。その結果、図7に示されるように、目標過給圧PBCMDが増加する過渡運転状態において過給遅れを抑制し、過給圧PBの制御応答性を向上させることができる。
また過給圧偏差DPBに基づいて、過給圧偏差DPBを「0」とするために必要とされるエネルギ量の推定値である推定投入エネルギ量WTBEが算出され、推定投入エネルギ量WTBEに応じてポスト噴射量QPST及びポスト噴射時期CAPSTの制御、すなわち未燃燃料成分の供給制御が行われるので、第1酸化触媒30に供給される未燃燃料成分量を適量に制御し、精度良く過給遅れを抑制することができる。
本実施形態では、ターボチャージャ8が過給機に相当し、可変ベーン12が過給制御手段の一部に相当し、過給圧センサ22が過給圧検出手段に相当し、燃料噴射弁9が燃料噴射手段に相当し、未燃燃料成分供給手段の一部を構成する。またECU20が、噴射制御手段、過給制御手段の一部、未燃燃料成分供給手段の一部、過給遅れ判定手段、過渡制御手段、及び投入エネルギ推定手段を構成する。具体的には、図4のステップS14が未燃燃料成分供給手段の一部に相当し、ステップS12が過給遅れ判定手段に相当し、ステップS13〜S16が過渡制御手段に相当し、ステップS13が投入エネルギ推定手段に相当し、ステップS14が噴射制御手段に相当する。
なお本発明は上述した実施形態に限るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上述した実施形態では、推定投入エネルギ量WTBEに応じてポスト噴射量QPST及びポスト噴射時期CAPSTを変更するようにしたが、推定投入エネルギ量WTBEに応じて何れか一方のみを変更するようにしてもよい。
また上述した実施形態では、燃料噴射弁によるポスト噴射によって酸化触媒にHC成分を供給するようにしたが、酸化触媒にHC成分を供給する燃料供給装置を別途設けるようにしてもよい。また本発明は、クランク軸を鉛直方向とした船外機などのような船舶推進機用エンジンなどの制御にも適用が可能である。
1 内燃機関
2 吸気通路
4 排気通路
8 ターボチャージャ(過給機)
9 燃料噴射弁(燃料噴射手段、未燃燃料成分供給手段)
11 タービン
12 可変ベーン(過給制御手段)
16 コンプレッサ
20 電子制御ユニット(噴射制御手段、過給制御手段、未燃燃料成分供給手段、過給遅れ判定手段、過渡制御手段、投入エネルギ推定手段)
22 過給圧センサ(過給圧検出手段)
30 第1酸化触媒(排気浄化触媒)

Claims (3)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられたタービンと、吸気通路に設けられたコンプレッサとを有する過給機と、前記排気通路の前記タービンの上流側に設けられた排気浄化触媒とを備える内燃機関の制御装置において、
    過給圧を検出する過給圧検出手段と、
    検出される過給圧が目標過給圧と一致するように前記過給機を制御する過給制御手段と、
    前記排気浄化触媒に未燃燃料成分を供給する未燃燃料成分供給手段と、
    前記目標過給圧の変化に対する検出過給圧の変化の遅れが発生したことを判定する過給遅れ判定手段と、
    前記過給遅れが発生したと判定されたときに、前記未燃燃料成分供給手段により未燃燃料成分の供給を行うことにより、排気エネルギを増加させる過渡制御手段とを備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記過渡制御手段は、前記目標過給圧と検出過給圧との偏差に基づいて、該偏差を「0」とするために必要とされるエネルギ量の推定値である推定投入エネルギ量を算出する投入エネルギ推定手段を有し、前記推定投入エネルギ量に応じて前記未燃燃料成分の供給制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記未燃燃料成分供給手段は、前記機関の燃焼室内に燃料を噴射する燃料噴射手段と、該燃料噴射手段により噴射される燃料の一部が未燃状態で排出されるようにポスト噴射を実行する噴射制御手段とによって構成され、
    前記過渡制御手段は、前記ポスト噴射における燃料噴射量及び/または燃料噴射時期を、前記推定投入エネルギ量に応じて制御することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の制御装置。
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