JP2021134669A - 過給機付きエンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】排気の浄化性能の向上と、過給レスポンスの向上とを両立させる過給機付きエンジンを提供する。【解決手段】過給機付きエンジン2は、燃料噴射弁(インジェクタ21)と、エンジンの排気通路に設けられた排気浄化装置6と、排気通路において、排気浄化装置よりも下流に設けられた、排気ターボ過給機4のタービン42と、制御対象に制御信号を出力する制御ユニット(ECU)と、を備える。制御ユニットは、アクセル開度の増加に伴う車両加速時に、エンジンへの主噴射の後に、排気行程中の燃料噴射を燃料噴射弁に実行させる。【選択図】図1

Description

ここに開示する技術は、過給機付きエンジンに関する。
特許文献1には、過給機付きエンジンが記載されている。このエンジンの排気通路には、排気ターボ過給機のタービンが設けられている。また、排気通路における、タービンよりも上流には、酸化触媒とDPFとが配設されている。エンジンの吸気通路には、排気ターボ過給機のコンプレッサが設けられている。
特開2013−189900号公報
特許文献1に記載された過給機付きエンジンは、酸化触媒が、タービンよりもエンジンに近い位置に設けられている。このため、酸化触媒の温度は高くなる。この構成は、排気の浄化性能の向上に有利である。
一方、タービンは、酸化触媒及びDPFよりも下流に設けられているため、タービン上流の容積が大きい。タービン上流の容積が大きいと、アクセル開度の増加を伴う運転者の加速要求に対し、排気ターボ過給機の過給レスポンスが低下する。
ここに開示する技術は、過給機付きエンジンにおいて、排気の浄化性能の向上と、過給レスポンスの向上とを両立させる。
ここに開示する技術は、過給機付きエンジンに関する。この過給機付きエンジンは、
エンジンへ燃料を供給する燃料噴射弁と、
前記エンジンの排気通路に設けられかつ、前記エンジンから排出された排気を浄化する排気浄化装置と、
前記排気通路において、前記排気浄化装置よりも下流に設けられた、排気ターボ過給機のタービンと、
制御対象に制御信号を出力する制御ユニットと、を備え、
前記制御ユニットは、アクセル開度の増加に伴う車両加速時に、前記エンジンへの主噴射の後に、排気行程中の燃料噴射を前記燃料噴射弁に実行させる。
この構成によると、排気浄化装置は、排気通路において排気ターボ過給機のタービンよりも上流に設けられている。排気浄化装置はエンジンに近いため、排気浄化装置の温度が高く保たれる。
特に、燃費性能の向上を目的としてエンジンの熱効率を高めると、排気の温度は低下する。排気の温度が低いと排気浄化装置の温度は低くなりがちになる。前記の構成は、エンジンと排気浄化装置との間に、熱容量の大きいタービンが介在しないため、排気の温度が低い場合でも、排気浄化装置の温度を高くできる。排気浄化装置が活性温度に維持されることにより、排気浄化装置は、排気を浄化できる。エンジンの燃費性能の向上と共に、エンジンの排出ガス性能が良好になる。
排気ターボ過給機のタービンは、排気浄化装置よりも下流に設けられているため、運転者が車両の加速を要求した際の、排気ターボ過給機の過給レスポンスは低い。これに対し、前記のエンジンの制御ユニットは、アクセル開度の増加に伴う車両加速時に、エンジンへの主噴射の後に、排気行程中の燃料噴射を燃料噴射弁に実行させる。排気行程中に噴射された燃料は、未燃焼、又は、ほぼ未燃焼のままでエンジンから排出されて排気浄化装置に供給される。排気浄化装置において燃料が反応し、反応熱が生じる。その反応熱によって、タービンへ供給される排気エネルギが増加する。その結果、この構成のエンジンは、タービン上流の容積が大きいものの、車両加速時に、排気ターボ過給機の過給レスポンスが向上する。
よって、このエンジンは、排気の浄化性能の向上と、過給レスポンスの向上とが両立する。
前記過給機付きエンジンは、
前記エンジンの吸気通路に設けられかつ、前記エンジンに供給する吸気を過給する前記排気ターボ過給機のコンプレッサと、
前記吸気通路における前記コンプレッサよりも下流に設けられた電動過給機と、を備え、
前記制御ユニットは、前記車両加速時に、前記電動過給機を駆動させる、としてもよい。
この構成によると、吸気通路には、排気ターボ過給機のコンプレッサに加えて、電動過給機が設けられている。制御ユニットは、車両加速時に、電動過給機を駆動させる。これにより、エンジンの過給レスポンスは向上する。
ここで、電動過給機は、吸気通路における排気ターボ過給機のコンプレッサよりも下流に設けられている。コンプレッサと電動過給機とは、直列配置である。電動過給機のコンプレッサの容量は、排気ターボ過給機のコンプレッサの容量よりも小にしてもよい。こうすることで、電動過給機は、エンジンの運転状態が所定の低回転領域内にある場合に、吸気を効率的に過給できる。電動過給機よりも上流の、排気ターボ過給機のコンプレッサは、エンジンの運転状態が所定の低回転領域内にある場合に、実質的に、非駆動となる。排気ターボ過給機のコンプレッサは、エンジンの運転状態が低回転領域以外の高回転領域にある場合に、吸気を効率的に過給できる。二つの過給機の組み合わせは、エンジンの広い運転領域に亘って、吸気の過給を可能にする。
前記制御ユニットは、前記車両加速時に、前記電動過給機を駆動させると共に、前記電動過給機の駆動のみでは前記アクセル開度に応じた要求加速度が不足する場合に、前記燃料噴射弁に、前記排気行程中の燃料噴射を実行させる、としてもよい。
こうすることで、電動過給機の駆動によって過給レスポンスの向上を図ることができると共に、電動過給機の駆動と排気行程中の燃料噴射との組み合わせにより、エンジンの要求トルクを達成できる。
前記制御ユニットは、前記排気浄化装置の温度が制約温度を超える場合には、前記排気行程中の燃料噴射を禁止する、としてもよい。
排気浄化装置において発生する反応熱によって、排気浄化装置の温度が制約温度を超えてしまうと、排気浄化装置の信頼性が低下する。排気浄化装置の温度が制約温度を超える場合に、制御ユニットが排気行程中の燃料噴射を禁止することにより、排気浄化装置の信頼性が確保される。
前記過給機付きエンジンは、
前記排気通路における前記排気浄化装置と前記タービンとの間の部位と、前記エンジンの吸気通路とを互いに接続するEGR通路と、前記EGR通路に設けられかつ、前記EGR通路を流れるEGRガスを冷却するEGRクーラと、を有しかつ、排気の一部をEGRガスとして、前記吸気通路に還流するEGRシステムを備え、
前記制御ユニットは、前記車両加速時に、前記排気行程中の燃料噴射を前記燃料噴射弁に実行させた場合であって、前記排気浄化装置の温度が制約温度を超える場合には、前記EGRシステムに、前記EGRガスの還流を実行させる、としてもよい。
EGR通路を通じてEGRガスを還流させると、エンジンの燃焼室内の酸素濃度が低下することにより、燃焼温度が下がる。また、EGRクーラがEGRガスを冷却することにより、燃焼温度をさらに下げることができる。その結果、排気温度が下がる。
排気浄化装置の温度が制約温度を超える場合に、エンジンからの排気の温度を下げると、排気浄化装置の温度が過剰に高くなることが抑制される。
前記排気通路における前記排気浄化装置と前記タービンとの間の部位と、前記エンジンの吸気通路とを互いに接続するEGR通路と、前記EGR通路に設けられかつ、前記EGR通路を流れるEGRガスを冷却する液冷式のEGRクーラと、を有しかつ、排気の一部をEGRガスとして、前記吸気通路に還流するEGRシステムを備え、
前記制御ユニットは、前記車両加速時に、前記EGRシステムに、前記EGRガスの還流を実行させ、
前記制御ユニットは、前記車両加速時に、前記排気行程中の燃料噴射を前記燃料噴射弁に実行させた場合であって、前記排気浄化装置の温度が制約温度を超える場合には、前記EGRシステムに、前記EGRクーラへの冷却液の供給量を増大させる
、としてもよい。
前述したように、EGR通路を通じてEGRガスを還流させると、エンジンの燃焼室内の酸素濃度が低下することにより、燃焼温度が下がる。また、EGRクーラがEGRガスを冷却することにより、燃焼温度をさらに下げることができる。さらに、液冷式のEGRクーラへの冷却液の供給量を増大させると、吸気通路へ還流するEGRガスの温度がさらに下がる。その結果、エンジンからの排気の温度が下がる。
排気浄化装置の温度が制約温度を超える場合に、エンジンからの排気の温度を下げると、排気浄化装置の温度が過剰に高くなることが抑制される。
前記排気浄化装置は、排気中の有害物質を反応させる触媒装置と、排気中の粒子状物質を捕集するフィルタ装置と、を含み、
前記制御ユニットは、前記フィルタ装置の粒子状物質の堆積量が多いと、排気行程中の噴射量を減らし、前記粒子状物質の堆積量が少ないと、排気行程中の噴射量を増やす、としてもよい。
フィルタ装置の粒子状物質の堆積量が多いと、排気浄化装置において燃料を反応させた場合に、排気浄化装置の温度が上昇しやすい。制御ユニットが、排気行程中の噴射量を減らすことにより、排気浄化装置の温度が過剰に上昇することを抑制できる。
フィルタ装置の粒子状物質の堆積量が少ない場合、制御ユニットが、排気行程中の噴射量を増やす。排気浄化装置の温度が過剰に高くなることを抑制しつつ、タービンへ供給される排気エネルギが増加する。車両加速時に、排気ターボ過給機の過給レスポンスが向上する。
以上説明したように、前記の過給機付きエンジンは、排気の浄化性能の向上と、過給レスポンスの向上とが両立する。
図1は、エンジンシステムの構成を例示する概略図である。 図2は、エンジンの制御構成を例示するブロック図である。 図3は、エンジンの運転領域を例示するマップである。 図4は、電動式過給機のコンプレッサの特性を例示する図である。 図5は、エンジンのp−v線図の例である。 図6は、ECUによるエンジン制御を例示するフローチャートである。 図7は、アクセル開度増加率と、過給手段の選択モードとの関係を例示する図である。 図8は、ECUによるエンジン制御の変形例を例示するフローチャートである。 図9は、ECUによるエンジン制御の変形例を例示するフローチャートである。 図10は、ECUによるエンジン制御の変形例を例示するフローチャートである。
以下、過給機付きエンジンの実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、実施形態に係るエンジンシステム1を示す。このエンジンシステム1は、車両に搭載される。エンジンシステム1のエンジン2は、軽油を主成分とした燃料が供給されるディーゼルエンジンである。エンジン2は、図示は省略するが、複数の気筒を有している。各気筒は、エンジン2の燃焼室を形成する。燃焼室内に供給された燃料は、圧縮自着火により燃焼する。
(エンジンシステムの構成)
エンジン2には、燃料噴射弁、つまりインジェクタ21が取り付けられている。インジェクタ21は、エンジン2に燃料を供給する。より詳細に、インジェクタ21は、気筒毎に設けられ、気筒内に燃料を直接噴射する。インジェクタ21は、後述するECU100からの制御信号を受ける。インジェクタ21は、エンジン2の運転状態に応じて設定された噴射タイミングでかつ、エンジン2の運転状態に応じた量の燃料を、燃焼室内に噴射する。
エンジン2には、吸気通路31が接続されている。吸気通路31は、各気筒に吸気を供給する。吸気は、空気、又は、空気及びEGRガスを含む。エンジン2にはまた、排気通路32が接続されている。排気通路32は、各気筒からの排気を排出する。
吸気通路31には、上流側から下流側へ向かって順に、排気ターボ過給機4のコンプレッサ41と、電動過給機5と、インタークーラ43とが配設されている。コンプレッサ41は、吸気を昇圧する。電動過給機5も、吸気を昇圧する。インタークーラ43は、昇圧された吸気を冷却する。インタークーラ43は、例えば水冷式の熱交換器である。インタークーラ43は、図示は省略するが、例えばエンジン2の冷却水の循環回路8に接続されている。
電動過給機5は、吸気通路31内に設けられたコンプレッサホイール51と、このコンプレッサホイール51を駆動する電動モータ52とを有している。電動モータ52が運転すると、コンプレッサホイール51が回転し、コンプレッサホイール51は、吸気通路31を流れる吸気を昇圧する。電動過給機5は、排気エネルギを利用しない過給機である。電動モータ52は、車両に搭載されたバッテリ55からの電力供給を受ける。バッテリ55には、例えばオルタネータ(図示省略)によって発電された電力が蓄積される。
ここで電動過給機5の容量は、排気ターボ過給機4のコンプレッサ41の容量よりも小に設定されている。電動過給機5は、後述するように、エンジン2が低回転領域の高負荷状態で運転している場合に駆動し、それ以外の場合には駆動しない。大容量の排気ターボ過給機4のコンプレッサ41と、小容量の電動過給機5とを直列に設け、排気ターボ過給機4のコンプレッサ41のみの駆動、電動過給機5のみの駆動、及び、排気ターボ過給機4のコンプレッサ41と電動過給機5の両方の駆動を切り替えることにより、このエンジン2は、広い運転領域に亘って、吸気を過給できる。
吸気通路31には、コンプレッサホイール51をバイパスするバイパス通路53が設けられている。バイパス通路53の上流端は、吸気通路31におけるコンプレッサ41とコンプレッサホイール51との間に接続されている。バイパス通路53の下流端は、吸気通路31におけるコンプレッサホイール51とインタークーラ43との間に接続されている。バイパス通路53には、バイパス弁54が設けられている。バイパス弁54は、バイパス通路53を流れる吸気量を調整する。電動過給機5が駆動している間、バイパス弁54は閉弁する。電動過給機5が駆動していない間、バイパス弁54は開弁する。
排気通路32には、上流側から下流側へ向かって順に、排気浄化装置6と、排気ターボ過給機4のタービン42とが配設されている。
排気浄化装置6は、触媒装置としての酸化触媒(Diesel Oxidation Catalyst: DOC)と、フィルタ装置としてのDPF(Diesel Particulate Filter)とを含んでいる。詳細な図示は省略するが、排気浄化装置6において、DOCは、DPFの上流に配置されている。
DOCは、排気中のCO及びHCが酸化されてCO及びHOを生成する反応を促す。また、DPF62は、エンジン2の排気中に含まれるスート等の粒子状物質を捕集する。
このエンジンシステム1は、排気中のNOxを浄化する触媒を備えていない。但し、ここに開示する技術は、NOxを浄化する触媒を備えたエンジンに適用することを排除しない。
排気ターボ過給機4のタービン42は、排気のエネルギによって回転する。図示を省略する連結シャフトは、タービン42とコンプレッサ41とを互いに連結する。排気通路32においてタービン42が回転すると、吸気通路31においてコンプレッサ41が回転し、吸気を昇圧する。
排気ターボ過給機4は、詳細な図示は省略するが、可変容量式のターボ過給機である。タービンケース内には、可動ベーンが配設されている。可動ベーンの開度を調整することによって、排気ターボ過給機4における通路面積が変わる。
エンジンシステム1はまた、EGR(Exhaust Gas Recirculation)システム7を備えている。EGRシステム7は、排気の一部を、EGRガスとして吸気通路31に還流する。EGRシステム7は、第1EGR通路71と、第2EGR通路72とを有している。
第1EGR通路71は、吸気通路31におけるコンプレッサ41と電動過給機5との間の部位と、排気通路32における排気浄化装置6とタービン42との間の部位とを互いに接続している。第1EGR通路71には、第1EGR弁73が設けられている。第1EGR弁73は、例えば電磁式の開度調整弁である。第1EGR弁73は、第1EGR通路71を通って吸気通路31に還流されるEGRガスの流量を調整する。
第1EGR通路71にはまた、EGRクーラ75が設けられている。EGRクーラ75は、図1の構成例においては、EGRガスの流れる方向を基準にして、第1EGR弁73の上流に設けられている。EGRクーラ75は、第1EGR通路71を流れるEGRガスを冷却する。EGRクーラ75は、例えば水冷式の熱交換器である。EGRクーラ75は、冷却水の循環回路8に接続されている。EGRクーラ75は、EGRガスと冷却水との間で熱交換させる。尚、循環回路8の構成は後述する。
第2EGR通路72は、第1EGR通路71の途中から分岐している。より詳細に、第2EGR通路72は、第1EGR通路71におけるEGRクーラ75の上流部から、分岐している。第2EGR通路72はまた、吸気通路31における電動過給機5の下流に接続されている。より詳細に、第2EGR通路72は、吸気通路31におけるインタークーラ43とエンジン2との間の部位に接続されている。
第2EGR通路72には、第2EGR弁74が設けられている。第2EGR弁74は、例えば電磁式の開度調整弁である。第2EGR弁74は、第2EGR通路72を通って吸気通路31に還流されるEGRガスの流量を調整する。
エンジンシステム1は、冷却水の循環回路8を有している。図1における破線は、循環回路8を構成する冷却水の流路を示している。循環回路8は、ラジエータ81と、ウォーターポンプ82と、エレキサーモスタット弁85とを含んでいる。
循環回路8は、メイン流路83を有している。メイン流路83は、エンジン2からラジエータ81、エレキサーモスタット弁85、及び、ウォーターポンプ82を通って、エンジン2に戻る通路である。ウォーターポンプ82は、循環回路8において、冷却水を循環させる。ウォーターポンプ82は、例えばエンジン2によって駆動される。ラジエータ81は、エンジン2において受熱した冷却水を放熱させる。エレキサーモスタット弁85は、メイン流路83を開閉する。エレキサーモスタット弁85は、後述するECU100からの制御信号に基づいて、開弁及び閉弁を電磁的に切り替える。
循環回路8はまた、サブ流路84を有している。サブ流路84は、ラジエータ81及びエレキサーモスタット弁85をバイパスするように設けられている。EGRクーラ75は、サブ流路84に設けられている。サブ流路84を流れる冷却水は、エンジン2からEGRクーラ75及びウォーターポンプ82を通って、エンジン2に戻る。サブ流路84を流れる冷却水は、ラジエータ81を通らない。
図2は、エンジンシステム1の制御構成を例示するブロック図である。エンジンシステム1は、エンジン・コントロール・ユニット(以下、ECUという)100を備えている。ECU100は、CPU101、メモリ102、カウンタタイマ群103、インターフェース104及びこれらのユニットを接続するバス105を有するマイクロプロセッサで構成されている。ECU100は、エンジン2を制御する。ECU100は、制御ユニットの一例である。
ECU100は、水温センサSW1、過給圧センサSW2、排気温度センサSW3、クランク角センサSW4、アクセル開度センサSW5、車速センサSW6、DPF差圧センサSW7、及び、触媒温度センサSW8からの信号を受ける。
水温センサSW1は、循環回路8に設けられかつ、エンジン2の冷却水の温度に対応する信号を出力する。過給圧センサSW2は、吸気通路31に設けられかつ、過給圧に対応する信号を出力する。排気温度センサSW3は、排気通路32に設けられかつ、排気温度に対応する信号を出力する。クランク角センサSW4は、エンジン2に取り付けられかつ、エンジン2のクランクシャフトの回転角に対応する信号を出力する。アクセル開度センサSW5は、アクセルペダル(図示省略)に連結されかつ、運転者によるアクセルペダルの操作量に対応する信号を出力する。車速センサSW6は、例えば図示省略の車軸に設けられかつ、車両の車速に対応する信号を出力する。DPF差圧センサSW7は、排気浄化装置6に取り付けられかつ、DPFの入口圧と出口圧との圧力差に対応する信号を出力する。触媒温度センサSW8は、排気浄化装置6に取り付けられかつ、DOCの温度に対応する信号を出力する。
ECU100は、クランク角センサSW4の信号に基づいてエンジン回転数を算出し、アクセル開度センサSW5の信号に基づいてエンジン負荷を算出する。また、ECU100は、水温センサSW1の信号に基づいて、エンジン2の冷間状態及び温間状態を判断する。ECU100は、アクセル開度センサSW5の信号に基づいて、車両の運転者の加速要求の有無、及び、その加速要求の度合いを判定する。
ECU100はまた、DPF差圧センサSW7の信号に基づいて、DPFの再生の要否を判定する。DPFの再生は、DPFに堆積した粒子状物質を燃焼させることである。ECU100は、DPFの再生が必要と判断すれば、DPFの再生制御を行う。
ECU100は、入力された信号に基づいてエンジン2の運転状態を判断し、判断した運転状態に対応するよう、インジェクタ21、電動モータ52、バイパス弁54、ベーンアクチュエータ44、第1EGR弁73、第2EGR弁74、エレキサーモスタット弁85へ制御信号を出力する。尚、ベーンアクチュエータ44は、排気ターボ過給機4の可動ベーンを動かすアクチュエータである。
エンジン2の燃焼室内には、エンジン2の運転状態に応じた量の空気及びEGRガスが導入されると共に、燃料が供給される。燃焼室内に供給された燃料は、適切なタイミングで圧縮自己着火により燃焼する。
ここで、このエンジン2は、熱効率が向上するよう、空気が過剰な状態で燃料を燃焼させる。また、EGRガスを燃焼室に導入することにより、燃焼室内の空気量の調整も行われる。このエンジンシステム1を搭載した車両は、燃費性能が高い。
その一方で、エンジン2の熱効率が高いため、燃焼室から排出される排気の温度は低い。排気の温度が低いと、DOCの活性化には不利になる。従来のエンジンは、排気ターボ過給機のタービンの下流に排気浄化装置を設けることが一般的である。この従来構成はタービンの熱容量が大きいため、排気の温度が低いと、排気浄化装置の温度が、より一層上がりにくいという問題がある。
これに対し、このエンジンシステム1は、排気浄化装置6を、排気ターボ過給機4のタービン42の上流に設けている。エンジン2と排気浄化装置6との間にタービンが存在しないため、排気浄化装置6は、排気によって温度が上がりやすくかつ、エンジン2の運転中は、高温に保たれる。このエンジンシステム1は、排気の温度が低くても、エンジン2の運転中にDOCの活性状態が維持できるから、排出ガス性能が向上する。
(ECUによる電動過給機の制御)
次に、ECU100によるエンジン2の制御について説明をする。図3は、エンジン2の運転領域を例示している。運転領域は、エンジン回転数と、トルク(つまり、エンジン負荷)とによって規定される。
図3は、電動過給機5の運転に関するマップ301である。ECU100は、エンジン2の全運転領域のうち、第2領域において、電動過給機5を駆動し、第2領域以外の第1領域において、電動過給機5を駆動しない。
第2領域は、低回転領域における高負荷領域に相当する。ここで、低回転領域は、エンジン2の全運転領域を、回転数方向に低回転領域と高回転領域とに二等分した場合の、低回転領域に相当する。または、低回転領域は、エンジン2の全運転領域を、回転数方向に低回転領域と中回転領域と高回転領域とに三等分した場合の、低回転領域に相当する。高負荷領域は、エンジン2の全運転領域を、負荷方向に低負荷領域と高負荷領域とに二等分した場合の、高負荷領域に相当する。または、高負荷領域は、エンジン2の全運転領域を、負荷方向に低負荷領域と中負荷領域と高負荷領域とに三等分した場合の、高負荷領域に相当する。
第2領域において電動過給機5が駆動している場合、ECU100は、バイパス弁54を閉弁する。吸気は、電動過給機5のコンプレッサホイール51を通過してエンジン2へ流れる。電動過給機5の運転中、コンプレッサホイール51は、吸気を過給する。
第1領域において電動過給機5が停止している場合、ECU100は、バイパス弁54を開弁する。吸気は、電動過給機5のコンプレッサホイール51を通過せずに、エンジン2へ流れる。電動過給機5の停止中に、エンジン2のポンプ損失の増大が抑制される。
前述したように、電動過給機5のコンプレッサホイール51は、排気ターボ過給機4のコンプレッサ41よりも容量が小さい。電動過給機5は、エンジン2の低回転領域において、効率が高い。電動過給機5は、第2領域において、吸気を効率的に過給できる。
排気ターボ過給機4のコンプレッサ41は、容量が大きいため、エンジン2の運転状態が第2領域にある場合は、実質的に吸気を過給しない。コンプレッサ41は、エンジン2の回転数が高い場合に吸気を過給する。コンプレッサ41は、エンジン2の運転状態が第1領域にある場合に駆動し、吸気を過給する。尚、第1領域と第2領域との境界付近においては、コンプレッサ41が吸気を昇圧しかつ、電動過給機5が吸気をさらに昇圧する場合がある。
次に、電動過給機5を駆動させる車両の運転シーンについて説明する。図3の実線の矢印及び破線の矢印は、運転者がアクセルペダルを踏み込んで車両の加速を要求した場合の、エンジン2の運転状態の変化を例示している。ECU100は、アクセル開度センサSW5の信号に基づいて、図3に白丸で示す運転状態から、エンジン2の負荷を高める。これにより、エンジン2の運転状態は第1領域から第2領域へと移行する。ECU10は、電動過給機5を運転する。その後、ECU100は、エンジン2の回転数を高める。エンジン2の運転状態が第2領域から第1領域へと移行すると、ECU100は、電動過給機5の運転を終了する。
前述したように、このエンジンシステム1は、排気浄化装置6を、排気ターボ過給機4のタービン42よりも上流に設けている。運転者が車両の加速を要求した場合に、タービン42よりも上流の容積が大きいため、排気ターボ過給機4は過給レスポンスが低い。
しかしながら、エンジンシステム1は、電動過給機5を備えており、車両の加速が要求された場合に、ECU100は、電動過給機5を駆動できる。その結果、エンジン2の過給レスポンスが向上する。
従って、このエンジンシステム1は、排気浄化装置6をタービン42よりも上流に配置することによる排気の浄化性能の向上と、電動過給機5が加速要求時に駆動をすることによる過給レスポンスの向上と、の両方が実現する。
電動過給機5は、エンジン2の運転状態が低回転領域内にある場合でかつ、車両が加速過渡にある時、及び、エンジン2が低回転領域内において高負荷運転をしている時、の両方において駆動する。
これにより、電動過給機5は、前述したように、車両の加速過渡時における過給レスポンスを向上することができる。電動過給機5はまた、エンジン2が低回転高負荷運転をしているときに、吸気を十分に過給できるから、空気及びEGRガスが燃焼室内に十分に導入される。これは、エンジン2のトルク向上、及び、排出ガス性能の向上に有利である。
尚、電動過給機5は、エンジン2の運転状態が低回転領域内にある場合でかつ、車両が加速過渡にある時、又は、エンジン2が低回転領域内において高負荷運転をしている時、のいずれか一方において駆動してもよい。
(ECUによるEGRシステムの制御)
ECU100は、エンジン2の全運転領域において、EGRガスを吸気通路31に還流させる。つまり、ECU100は、第1EGR弁73、及び/又は、第2EGR弁74を開弁する。エンジン2が全負荷(つまり、フルスロットル)で運転している場合に、EGRガスを吸気通路31に還流することにより、燃焼室内の酸素濃度が低下して、燃焼温度が下がる。燃焼温度が下がると、NOxの生成を抑制できる。電動過給機5は、エンジン2が低回転かつ全負荷で運転している場合、つまり、エンジン2が第2領域で運転している場合に、大量の空気と大量のEGRガスとを、燃焼室内に導入することを可能にする。電動過給機5は、エンジン2の排出ガス性能を向上させる。
電動過給機5が駆動している場合、吸気通路31において、電動過給機5の上流は圧力が低く、電動過給機5の下流は圧力が高い。電動過給機5は、前述したようにエンジン2の低回転領域において駆動するため、電動過給機5が駆動している場合、エンジン2の排気側の圧力は比較的低い。そのため、第2EGR通路72を通じてEGRガスを吸気通路31に還流させようとしても、吸気通路31側の圧力が排気通路32側の圧力よりも高くなるから、EGRガスを吸気通路31に還流させることができない。
これに対し、エンジンシステム1は、第1EGR通路71を有している。第1EGR通路71は、吸気通路31において、コンプレッサ41と電動過給機5との間の部位に接続されている。このため、電動過給機5が駆動している場合でも、EGRシステム7は、第1EGR通路71を介して、吸気通路31にEGRガスを還流させることができる。ECU100は、図3に示すように、エンジン2の運転状態が第2領域にある場合、換言すると、電動過給機5を運転している場合に、第1EGR弁73を開弁し、第2EGR弁74を閉弁する。エンジン2の運転状態に応じた量のEGRガスが、吸気通路31へ還流する。
ここで、図4は、電動過給機5のコンプレッサホイール51の特性を示す性能曲線401を例示している。図4の横軸は、コンプレッサホイール51を通過するガスの流量であり、縦軸は、コンプレッサホイール51の上流圧力と下流圧力との圧力比である。性能曲線401は、コンプレッサホイール51の効率の等高線を示している。
前述したように、第1EGR通路71を介してEGRガスを吸気通路31に還流させると、電動過給機5のコンプレッサホイール51に流入するガスの量は、空気とEGRガスとを足し合わせた量になる。ここで、図4の黒丸は、電動過給機5の上流にEGRガスを還流しない場合のコンプレッサホイール51の動作点を例示している。この場合、コンプレッサホイール51には、空気のみが流入する。電動過給機5は、エンジン2の低回転領域で運転するため、コンプレッサホイール51を通過する吸気の流量は少ない。この場合、コンプレッサホイール51の効率は低い。これに対し、図4の白丸は、電動過給機5の上流にEGRガスを還流した場合のコンプレッサホイール51の動作点を例示している。コンプレッサホイール51には、空気及びEGRガスが流入する。つまり、コンプレッサホイール51の通過流量には、EGRガスがプラスされる。コンプレッサホイール51を通過する流量が多くなるため、コンプレッサホイール51の効率は高まる。
従って、電動過給機5を駆動する第2領域において、第1EGR通路71を通じて電動過給機5の上流に、EGRガスを還流させることによって、電動過給機5の効率を高めることができる。
また、第1EGR通路71には、EGRクーラ75が介設している。EGRクーラ75は、EGRガスを冷却する。エンジン2の負荷が高い場合に、EGRシステム7は、冷却したEGRガスを吸気通路31に還流できる。EGRガスが導入される燃焼室内の温度が、過剰に高くなることが抑制される。エンジン2において異常燃焼の発生が抑制される。
電動過給機5が駆動していない場合、つまり、エンジン2の運転状態が第1領域内にある場合、ECU100は、第2EGR弁74を開弁する。エンジン2の回転数が高くなれば排気の流量が増大するため、エンジン2の排気側の圧力が吸気側の圧力よりも高くなる。第2EGR通路72を通じて、EGRガスが吸気通路31に還流する。
ここで、第2EGR通路72は、EGRクーラ75をバイパスしている。また、第2EGR通路72は、吸気通路31において、インタークーラ43とエンジン2との間の部位に接続されているため、EGRガスはインタークーラ43によって冷却されない。さらに、第2EGR通路72を通じてEGRガスを還流する場合は、第1EGR通路71を通じてEGRガスを還流する場合と比べて、短い通路長でEGRガスを還流できる。加えて、EGRシステム7は、EGRガスを、タービン42よりも上流から抽出している。これらの要因により、EGRシステム7は、第2EGR通路72を通じて、比較的温度の高いEGRガスを、エンジン2に導入できる。
エンジン2の負荷が低い場合は、燃焼室内の温度が低くなりがちで、燃料の着火性が低下しやすい。エンジン2が第1領域において低負荷又は軽負荷で運転している場合に、EGRシステム7が、第2EGR通路72を介して、温度の高いEGRガスを吸気通路31に還流することにより、燃焼室内の温度を高めて、燃料の着火性を向上できる。このことは、エンジン2の燃焼安定性を高める。
また、図3にハッチングを付して示すように、第1領域においてエンジン2が高回転かつ全負荷で運転している場合に、EGRシステム7が、第2EGR通路72を介してEGRガスを吸気通路31に還流すると、エンジン2のポンプ損失が低減する。図5は、エンジン2のp−v線図501を例示している。EGRシステム7は、排気通路32を流れる排気の一部をEGRガスとして抽出するため、エンジン2の排気圧が低下する。また、EGRシステム7は、EGRガスを吸気通路31に導入するため、エンジン2の吸気圧が上昇する。エンジン2の排気圧が低下しかつ吸気圧が上昇することで、排気圧と吸気圧との差圧が小さくなるため、エンジン2のポンプ損失が低減する。
また、エンジン2が高回転全負荷領域内において運転している場合、コンプレッサ41を通過する空気の流量は多い。コンプレッサ41を通過する空気の流量が多い状態で、仮にEGRガスを吸気通路31におけるコンプレッサ41の上流に導入しようとしても、コンプレッサ41の通過が増えすぎてコンプレッサ41の効率低下を招く。これに対し、前記のエンジンシステム1は、第2EGR通路72を通じて、吸気通路31におけるコンプレッサ41の下流にEGRガスを導入する。これにより、エンジンシステム1は、コンプレッサ41の効率が低下しないという利点も得られる。
従来のエンジンシステムは、高圧EGR通路と低圧EGR通路との二つの経路を有していた。これに対し、このエンジンシステム1のEGR通路は、第1EGR通路71と、第1EGR通路71から分岐した第2EGR通路72とによって構成されている。EGRシステム7は、一つの経路によって構成されている。この構成は、エンジンシステム1の構成が簡略化するという利点がある。
また、第1EGR通路71は、排気通路32における排気浄化装置6の下流に接続されている。EGRシステム7は、排気浄化装置6が浄化したクリーンな排気を、EGRガスとして吸気通路31に還流できる。吸気系の構成部材が、例えば粒子状物質に汚染されることが抑制される。
(ECUによる加速要求時の制御)
次に、運転者が加速要求を行った場合の、ECU100によるエンジン2の制御を説明する。図6は、ECU100が実行するエンジン2の制御手順を示すフローチャートである。
前述したように、運転者が加速要求を行った場合、ECU100は、電動過給機5を駆動する。これにより、エンジン2の過給レスポンスが向上する。運転者の加速要求が高い場合、電動過給機5のみでは、要求過給圧を達成できない場合がある。このエンジンシステム1は、電動過給機5のみでは要求過給圧を達成できない場合、排気ターボ過給機4を駆動させる。
排気ターボ過給機4を駆動させる場合に、エンジンシステム1は、排気浄化装置6を利用して排気ターボ過給機4の駆動を促進させる。具体的には、インジェクタ21に、エンジン2への主噴射の後に、排気行程中の燃料噴射を実行させる。尚、インジェクタ21は、圧縮上死点付近において主噴射を行う。排気行程中の燃料噴射は、主噴射の後に行う噴射であるため、以下においては、ポスト噴射と呼ぶ場合がある。
排気行程中に噴射された燃料は、未燃焼、又は、ほぼ未燃焼のままで排気浄化装置6に供給される。排気浄化装置6のDOCにおいて燃料が反応し、反応熱が発生する。その反応熱によって、排気浄化装置6の下流のタービン42へ供給される排気エネルギが増加する。その結果、排気ターボ過給機4の駆動が促進され、過給圧が速やかに高まる。
図6のフローチャートにおいて、ECU100は、先ず、ステップS61において、各種センサの信号を読み込み、続くステップS62において、ECU100は、アクセル開度増加率が、予め定めた第1閾値を超えるか否かを判定する。アクセル開度増加率は、アクセル開度センサSW5の信号に基づき検出される。アクセル開度増加率は、運転者のアクセルペダル操作の踏み込み速度に相当する。踏み込み速度が速いとアクセル開度増加率は高く、踏み込み速度が遅いとアクセル開度増加率は低い。
図7は、アクセル開度増加率と、過給手段の選択モードとの関係701を例示する図である。当該関係701において、アクセル開度増加率が第1閾値以下の場合、ECU100は、電動過給機5をOFFにする。つまり、電動過給機5を駆動しない。運転者の要求する加速が緩加速であるため、電動過給機5を用いた過給は行わない。尚、エンジン2の運転状態によっては、排気ターボ過給機4が吸気の過給を行う。
関係701において、アクセル開度増加率が第1閾値を超える場合、ECU100は、電動過給機5を駆動する。
関係701において、アクセル開度増加率が第2閾値を超える場合、ECU100は、電動過給機5を駆動すると共に、前述した、排気行程中の燃料噴射、つまり、ポスト噴射を実行する。尚、第2閾値は、第1閾値よりも大きい。
図6のフローチャートに戻り、ステップS62の判定がYESの場合、プロセスはステップS63に進む。ステップS62の判定がNOの場合、プロセスはリターンする。この場合、ECU100は、ステップS63〜S66における加速制御を行わずに、通常のエンジン制御を実行する。
ステップS63においてECU100は、電動過給機5を駆動する。電動過給機5は、吸気を速やかに過給し、エンジン2の過給レスポンスが向上する。
続くステップS64においてECU100は、アクセル開度増加率が、予め定めた第2閾値を超えるか否かを判定する。ステップS62の判定がYESの場合、プロセスはステップS65に進む。ステップS62の判定がNOの場合、プロセスはリターンする。この場合、ECU100は、運転者のアクセルペダル操作に応じて、電動過給機5の駆動を継続する、又は、通常のエンジン制御へ移行する。
ステップS65においてECU100は、排気行程中の燃料噴射が可能か否かを判断する。具体的にECU100は、(1)DOCの温度が制約温度を超えるか否か、(2)タービン42の温度が制約温度を超えるか否か、を判断する。
ECU100は、例えば触媒温度センサSW8の信号に基づいて、DOCの温度を判断できる。制約温度は、DOCの信頼性を考慮して予め定めておけばよい。
ECU100はまた、例えば排気温度センサSW3の信号と、予め定めた排気通路32の温度予測モデルとに基づきタービン42の温度を推定してもよい。制約温度は、タービン42の信頼性を考慮して予め定めておけばよい。
例えばECU100のメモリ102は、これらの制約温度の情報及び温度予測モデルを記憶している。
ステップS65の判定がYESの場合、プロセスはステップS66に進む。ステップS65の判定がNOの場合、プロセスはステップS63に戻る。ポスト噴射を行わないことによって、DOC及び/又はタービン42の信頼性が確保される。
ステップS66においてECU100は、インジェクタ21に、排気行程中のポスト噴射を実行させる。前述したように、排気浄化装置6のDOCにおいて燃料が反応し、反応熱が発生する。その反応熱によって、タービン42へ供給される排気エネルギが増加する。その結果、排気ターボ過給機4の駆動が促進される。エンジンシステム1は、排気ターボ過給機4のコンプレッサ41と、電動過給機5との両方により、吸気を過給するから、要求される過給圧に速やかに到達できる。
このように、エンジンシステム1は、直列に配置された排気ターボ過給機4のコンプレッサ41と、電動過給機5を用いて、過給レスポンスの向上と、エンジン2の要求トルクの達成とを実現できる。
(加速制御の第1変形例)
図8は、ECU100が実行するエンジン2の制御手順の変形例を示すフローチャートである。このフローチャートのステップS81〜S84は、図6のフローチャートのステップS61〜S64に対応する。
ステップS84においてECU100が、アクセル開度増加率が、予め定めた第2閾値を超えると判定した後、プロセスは、ステップS85に進む。ステップS85において、ECU100は、インジェクタ21に、排気行程中のポスト噴射を実行させる。前述したように、排気浄化装置6のDOCにおいて発生した反応熱によって、タービン42へ供給される排気エネルギが増加する。
続くステップS86においてECU100は、DOCの温度が制約温度を超えるか否かを判断する。この判断は、ステップS65における判断と同じである。DOCの温度が制約温度を超える場合、プロセスは、ステップS87に進み、DOCの温度が制約温度を超えない場合、プロセスは、ステップS88に進む。尚、ステップS86においてECU100は、タービン42の温度が制約温度を超えるか否か、を判断してもよいし、触媒温度とタービン温度との両方を判断してもよい。
ステップS87においてECU100は、第1EGR弁73を開弁する。これにより、EGRガスがEGRクーラ75によって冷却され、低温のEGRガスが吸気通路31に還流する。EGRガスが導入される燃焼室内の温度が低下する。また、EGRガスの還流によって燃焼室内の酸素濃度が低下し、燃焼温度が下がる。
その結果、エンジン2から排出される排気の温度が低下する。DOCの温度が制約温度を超えることが抑制される。エンジンシステム1は、DOCの信頼性を確保しつつ、排気エネルギを増加させて、過給レスポンスを向上できる。
ステップS88においてECU100は、第1EGR弁73を閉弁する。これにより、第2EGR通路72を通じて、EGRガスが吸気通路31に還流する。EGRガスの温度が高いため、燃焼温度も高まる。
その結果、排気ターボ過給機4のタービン42に供給される排気エネルギが増加し、過給レスポンスが向上する。
(加速制御の第2変形例)
図9は、ECU100が実行するエンジン2の制御手順の別の変形例を示すフローチャートである。このフローチャートのステップS91〜S96は、図8のフローチャートのステップS81〜S86に対応する。
第2変形例においては、エンジンシステム1のウォーターポンプ82は、エンジン2によって駆動されるのではなく、電気モータによって駆動される。ECU100が、電気モータを制御することにより、ウォーターポンプ82は、冷却水の循環流量を変更できる。
また、EGRシステム7は、加速要求があった際に、第1EGR弁73を開弁し、EGRクーラ75が冷却したEGRガスを、吸気通路31へ還流させる。
図9のフローチャートのステップS96においてECU100が、DOCの温度が制約温度を超えると判断した後、プロセスは、ステップS97に進む。ステップS97においてECU100は、ウォーターポンプ82を制御することにより、EGRクーラ75へ供給する冷却水の流量を増加する。これにより、EGRクーラ75における熱交換が促進するから、吸気通路31へ還流されるEGRガスの温度がさらに低下する。その結果、エンジン2から排出される排気の温度が低下する。DOCの温度が制約温度を超えることが抑制される。エンジンシステム1は、DOCの信頼性を確保しつつ、排気エネルギを増加させて、過給レスポンスを向上できる。
一方、ステップS96の判定がNOの場合、プロセスはステップS98へ移行する。ECU100は、EGRクーラ75へ供給する冷却水の流量増加を停止する。これにより、吸気通路31へ還流されるEGRガスの温度が下がりすぎない。その結果、エンジン2から排出される排気の温度が相対的に高くなるから、DOCから排出される排気の温度も高まる。排気ターボ過給機4のタービン42に供給される排気エネルギが増加し、過給レスポンスが向上する。
(加速制御の第3変形例)
図10は、ECU100が実行するエンジン2の制御手順のさらに別の変形例を示すフローチャートである。このフローチャートのステップS101〜S104、S106、S107は、図9のフローチャートのステップS91〜S94、S95、S96に対応する。
ECU100は、排気行程中の燃料噴射、つまりポスト噴射の実行を決定した後、ステップS105において、DPFの堆積量に応じた、ポスト噴射の燃料噴射量を設定する。DPFの堆積量は、前述したように、DPF差圧センサSW8の信号に基づいて推定される。ECU100は、DPFの堆積量が多い場合は、ポスト噴射の燃料噴射量を少なくする。排気浄化装置6において反応熱を発生させ過ぎると、排気浄化装置6の温度が高くなりすぎる恐れがあるためである。DPFの堆積量が少ない場合、ECU100は、排気浄化装置6の温度が高くなりすぎないため、ポスト噴射の燃料噴射量を多くする。
続くステップS106において、ECU100は、設定した噴射量に従ってポスト噴射を実行する。そして、ステップS107において、DOCの温度が制約温度を超えるか否かを判断する。DOCの温度が制約温度を超える場合、プロセスは、ステップS108に進む。ECU100は、ポスト噴射を中止する。DOCの温度が制約温度を超えない場合、プロセスは、リターンする。これにより、DOCの信頼性を確保しつつ、可能な範囲で排気エネルギを増加させて、過給レスポンスを向上できる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
例えば、加速要求時に、ECU100は、電動過給機5を駆動しないで、排気行程中のポスト噴射を行い、排気ターボ過給機4の駆動を促進してもよい。
例えばここに開示する技術は、ディーゼルエンジンに適用することに限定されず、ガソリンや、ナフサを含む燃料を用いるエンジンに、適用することも可能である。
上述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本発明の範囲を限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
1 エンジンシステム
100 ECU(制御ユニット)
2 エンジン
21 インジェクタ(燃料噴射弁)
31 吸気通路
4 排気ターボ過給機
41 コンプレッサ
42 タービン
5 電動過給機
53 バイパス通路
6 排気浄化装置
7 EGRシステム
71 第1EGR通路
72 第2EGR通路
75 EGRクーラ

Claims (7)

  1. エンジンへ燃料を供給する燃料噴射弁と、
    前記エンジンの排気通路に設けられかつ、前記エンジンから排出された排気を浄化する排気浄化装置と、
    前記排気通路において、前記排気浄化装置よりも下流に設けられた、排気ターボ過給機のタービンと、
    制御対象に制御信号を出力する制御ユニットと、を備え、
    前記制御ユニットは、アクセル開度の増加に伴う車両加速時に、前記エンジンへの主噴射の後に、排気行程中の燃料噴射を前記燃料噴射弁に実行させる
    過給機付きエンジン。
  2. 請求項1に記載の過給機付きエンジンにおいて、
    前記エンジンの吸気通路に設けられかつ、前記エンジンに供給する吸気を過給する前記排気ターボ過給機のコンプレッサと、
    前記吸気通路における前記コンプレッサよりも下流に設けられた電動過給機と、を備え、
    前記制御ユニットは、前記車両加速時に、前記電動過給機を駆動させる
    過給機付きエンジン。
  3. 請求項2に記載の過給機付きエンジンにおいて、
    前記制御ユニットは、前記車両加速時に、前記電動過給機を駆動させると共に、前記電動過給機の駆動のみでは前記アクセル開度に応じた要求加速度が不足する場合に、前記燃料噴射弁に、前記排気行程中の燃料噴射を実行させる
    過給機付きエンジン。
  4. 請求項3に記載の過給機付きエンジンにおいて、
    前記制御ユニットは、前記排気浄化装置の温度が制約温度を超える場合には、前記排気行程中の燃料噴射を禁止する
    過給機付きエンジン。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の過給機付きエンジンにおいて、
    前記排気通路における前記排気浄化装置と前記タービンとの間の部位と、前記エンジンの吸気通路とを互いに接続するEGR通路と、前記EGR通路に設けられかつ、前記EGR通路を流れるEGRガスを冷却するEGRクーラと、を有しかつ、排気の一部をEGRガスとして、前記吸気通路に還流するEGRシステムを備え、
    前記制御ユニットは、前記車両加速時に、前記排気行程中の燃料噴射を前記燃料噴射弁に実行させた場合であって、前記排気浄化装置の温度が制約温度を超える場合には、前記EGRシステムに、前記EGRガスの還流を実行させる
    過給機付きエンジン。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の過給機付きエンジンにおいて、
    前記排気通路における前記排気浄化装置と前記タービンとの間の部位と、前記エンジンの吸気通路とを互いに接続するEGR通路と、前記EGR通路に設けられかつ、前記EGR通路を流れるEGRガスを冷却する液冷式のEGRクーラと、を有しかつ、排気の一部をEGRガスとして、前記吸気通路に還流するEGRシステムを備え、
    前記制御ユニットは、前記車両加速時に、前記EGRシステムに、前記EGRガスの還流を実行させ、
    前記制御ユニットは、前記車両加速時に、前記排気行程中の燃料噴射を前記燃料噴射弁に実行させた場合であって、前記排気浄化装置の温度が制約温度を超える場合には、前記EGRシステムに、前記EGRクーラへの冷却液の供給量を増大させる
    過給機付きエンジン。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の過給機付きエンジンにおいて、
    前記排気浄化装置は、排気中の有害物質を反応させる触媒装置と、排気中の粒子状物質を捕集するフィルタ装置と、を含み、
    前記制御ユニットは、前記フィルタ装置の粒子状物質の堆積量が多いと、排気行程中の噴射量を減らし、前記粒子状物質の堆積量が少ないと、排気行程中の噴射量を増やす
    過給機付きエンジン。
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