JP2012006445A - サイドドア構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】インナパネルに直接ドアフレームを取付けることができると共に、サイドアウタパネル側からサイドドア側への荷重伝達経路が確保されたサイドドア構造を得る。
【解決手段】ドアインナパネル14に取付座面42を設け、当該取付座面42に直接フロントフレーム20を取付け可能としている。これにより、車両側面視で衝撃伝達部材40とドアインナパネル14の取付座面42との間には、隙間が設けられることとなる。この隙間に隙詰め部材44を設け、車両の前面衝突時にサイドアウタパネル36からベルトラインリンフォース部16側へ衝突荷重が伝達される荷重伝達経路を確保している。
【選択図】図4

Description

本発明は、車体側部のドア開口部を開閉するサイドドアに適用されるサイドドア構造に関する。
車両前突時にエプロンアッパメンバからフロントピラーへ衝突荷重が入力されると、フロントピラーの車両後方側に位置するサイドドアのドアベルトライン部に延設されたベルトラインリンフォースへ荷重が伝達されるようになっている(例えば、特許文献1)。
一方、ベルトラインリンフォースの延設方向の両端部には、それぞれドアフレームの前部又は後部が設けられている。このドアフレームの前部及び後部は、専用のブラケットを介して、ドアインナパネルに取付けられるが、軽量化、作業性、コスト低減などの観点から、インナパネルに直接ドアフレームを取付けるということが検討されている。
しかしながら、インナパネルにドアフレームを直接取付ける場合、当該インナパネルの形状を変更することとなるが、その場合、車両前突時において、エプロンアッパメンバからフロントピラー(サイドアウタパネル側)へ伝達された衝突荷重をベルトラインリンフォース(サイドドア側)へ伝達する荷重伝達経路を確保することが困難になる。
特開2005−41266号公報
本発明は、上記事実を考慮して、インナパネルに直接ドアフレームを取付けることができると共に、サイドアウタパネル側からサイドドア側への荷重伝達経路が確保されたサイドドア構造を得ることが目的である。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のサイドドア構造は、車幅方向外側に設けられたドアアウタパネルと、前記ドアアウタパネルよりも車幅方向内側に配置されたドアインナパネルと、車両側面視で車両下方側が開放された逆U字状を成し、前記ドアインナパネルの上部に両端部が直接取付けられたドアフレームと、前記ドアフレームの前部と後部の間に位置し、車両前後方向に沿って前記ドアインナパネルに設けられたベルトラインリンフォースと、車両の前面衝突時に車体側から前記ベルトラインリンフォース側へ衝突荷重が伝達される荷重伝達経路において、前記車体と前記ドアインナパネルとの間に生じる隙間を埋める隙詰め部材と、を有している。
請求項1に記載のサイドドア構造では、車幅方向外側にはドアアウタパネルが設けられており、当該ドアアウタパネルよりも車幅方向内側にはドアインナパネルが設けられている。ドアインナパネルの上部には、車両側面視で車両下方側が開放された逆U字状を成すドアフレームの両端部が直接取付けられており、ドアフレームの前部と後部の間には、車両前後方向に沿ってドアインナパネルにベルトラインリンフォースが設けられている。
そして、車両の前面衝突時に車体側からベルトラインリンフォース側へ衝突荷重が伝達される荷重伝達経路において、車体とドアインナパネルとの間に生じる隙間を埋める隙詰め部材が設けられている。これにより、車両の前面衝突時に車体側からの衝突荷重は、当該隙詰め部材を介して、ドアインナパネルへ伝達される。ドアインナパネルにはドアフレームが直接取付けられ、当該ドアフレームの前部と後部の間にはベルトラインリンフォースが設けられているため、ドアインナパネルへ伝達された衝突荷重は、ドアフレームの前部を介してベルトラインリンフォースへ伝達される。
請求項2に記載のサイドドア構造は、請求項1に記載のサイドドア構造において、車両前方側に位置する前記ベルトラインリンフォースの前端面に、互いに交叉して車両後方側へ行くにしたがって広がる当て面が形成されている。
請求項2に記載のサイドドア構造では、車両前方側に位置するベルトラインリンフォースの前端面に、互いに交叉して、又は延長面が互いに交叉して車両後方側へ行くにしたがって広がる当て面を形成することで、ベルトラインリンフォースの前端面には、少なくとも凸状部が形成されることとなる。
車両の前面衝突時に、隙詰め部材、ドアインナパネル及びドアフレームからベルトラインリンフォースへ伝達される衝突荷重の向きが、ベルトラインリンフォースの前端面に対して直交している場合、当該衝突荷重は、ベルトラインリンフォースの延設方向に沿って円滑に伝達される。しかし、当該衝突荷重の向きが、ベルトラインリンフォースの前端面に対して直交していない場合、衝突荷重が作用する線上から隙詰め部材が逃げて、当該衝突荷重が、ベルトラインリンフォースの延設方向に沿って円滑に伝達されない可能性もある。
本発明では、ベルトラインリンフォースの前端面に、互いに交叉して、又は延長面が互いに交叉して車両後方側へ行くにしたがって広がる当て面を形成することで、当該前端面には凸状部が形成され、車両の前面衝突時に、隙詰め部材には直接又はドアインナパネル及びドアフレームを介して間接的に、当該凸状部が食い込むこととなる。これにより、隙詰め部材の逃げが防止又は抑制される。したがって、隙詰め部材、ドアインナパネル及びドアフレームからベルトラインリンフォースへ伝達される衝突荷重の向きが、ベルトラインリンフォースの前端面に対して直交していなくても、当該衝突荷重をベルトラインリンフォースの延設方向に沿って伝達させることができる。
請求項3に記載のサイドドア構造は、請求項1又は2に記載のサイドドア構造において、前記隙詰め部材に設けられた係合部と、前記ドアインナパネルに設けられ、前記係合部と係合し、前記隙詰め部材の車幅方向及び車両上下方向の移動を規制する被係合部と、を有している。
請求項3に記載のサイドドア構造では、隙詰め部材には係合部が設けられており、ドアインナパネルには、当該係合部と係合する被係合部が設けられている。隙詰め部材の係合部がドアインナパネルの被係合部に係合された状態で、当該隙詰め部材の車幅方向及び車両上下方向の移動が規制される。このため、車両の前面衝突時に、隙詰め部材の逃げが防止又は抑制される。
以上説明したように、請求項1に記載のサイドドア構造によれば、インナパネルに直接ドアフレームを取付けることができると共に、サイドアウタパネル側からサイドドア側への荷重伝達経路を確保することができる。
請求項2に記載のサイドドア構造によれば、隙詰め部材を介してベルトラインリンフォースへ衝突荷重を円滑に伝達することができる。
請求項3に記載のサイドドア構造によれば、隙詰め部材を介して車体からドアインナパネルへ衝突荷重を円滑に伝達することができる。
本実施の形態に係るサイドドア構造が適用されたフロントサイドドアのドアインナパネルを示す側面図である。 本実施の形態に係るサイドドア構造のサイドアウタパネル側から見た拡大図である。 本実施の形態に係るサイドドア構造の要部を示すドアインナパネル側から見た斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 本実施の形態に係るサイドドア構造を構成するベルトラインリンフォースの形状を示すドアインナパネルから見た拡大図である。
本発明の実施の形態に係るサイドドア構造について、図1〜図4に基づいて説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印OUTは車幅方向の外側を示している。
(サイドドア構造の構成)
まず、本発明の実施の形態に係るサイドドア構造の構成について説明する。
図1には、本発明の実施の形態に係るサイドドア構造が適用された車両のフロントサイドドア12を構成するドアインナパネル14の側面図が示されている。以下、本実施形態では、フロントサイドドア12について説明するが、リアサイドドアについても同様である。
図1に示されるように、当該ドアインナパネル14には、ドアフレーム18が設けられている。このドアフレーム18は、車両前部側に位置するフロントフレーム20と、車両上部側に位置するアッパフレーム22と、車両後部側に位置するリアフレーム24と、を備えており、車両下方が開放された逆U字状を成している。このドアフレーム18のフロントフレーム20及びリアフレーム24が、ドアインナパネル14に取付けられており(この点については後述する)、当該ドアインナパネル14の上端部(いわゆるドアベルトラインL)との間で、窓部26を形成している。
ドアインナパネル14の中央部には、開口部14Aが形成されており、ドアインナパネル14の軽量化を図っている。ドアインナパネル14の外縁部の内側には,周壁14Bが車両内側へ向かって立設しており、ドアインナパネル14の中央部は車両内側へ突出している。これにより、図4に示されるように、ドアインナパネル14とドアアウタパネル28との間には空間29が設けられる。なお、図4は図2のA−A線断面図である。そして、この空間29内に、図示はしないがドアガラスが配置され、当該ドアガラスがウインドレギュレータ(図示省略)によって昇降移動可能とされている。このウインドレギュレータによるドアガラスの昇降移動によって、上記窓部26が開閉される。
また、図1に示されるように、ドアインナパネル14の上端部には、フロントフレーム20とリアフレーム24の間に位置して、ドアベルトラインLの補強部材としてのベルトラインリンフォース部16がドアインナパネル14に形成されている。このベルトラインリンフォース部16は、図2に示されるように(図2はサイドアウタパネル側から見た拡大図である)、ドアインナパネル14の上部に車両上下方向に沿って凹部30及び凸部31が形成されており、この凹部30及び凸部31が車両前後方向に亘って形成されている。これにより、ベルトラインリンフォース部16の剛性が高められている。
なお、ここでは、ドアインナパネル14の上端部に凹部30及び凸部31を形成して、ベルトラインリンフォース部16としたが、フロントフレーム20とリアフレーム24を架け渡す別部材としてのベルトラインリンフォースをドアインナパネル14の上端部に取付けても良いのは勿論のことである。
ここで、図5に示されるように、ベルトラインリンフォース部16の前端面32が、車両後方側が開口となる略V字型(記号「<」字型)(2点鎖線で示す)に形成されており、ベルトラインリンフォース部16の前端面32を構成する少なくとも2つの当て面32A、32Bが、互いに交叉すると共に車両後方側へ行くにしたがって広がっている。これにより、フロントフレーム20の側壁20Aに対して、ベルトラインリンフォース部16の前端面32には、凸状部34が形成されることとなる。
なお、ここでは、ベルトラインリンフォース部16の前端面32が、車両後方側が開口となる略V字型に形成されているが、ベルトラインリンフォース部16の前端面32を構成する少なくとも2つの当て面32A、32Bが、互いに交叉し車両後方側へ行くにしたがって広がっていれば良いため、これに限るものではない。例えば、ベルトラインリンフォース部16の前端面32が、車両後方側が開口となる略U字型(記号「[ 」字型)に形成されても良い。但し、この場合、凸状部34の面積は広くなる。
一方、図2に示す車両のボディー本体11の側部は、図示はしないが、エプロンアッパメンバ、フロントピラー、ルーフサイドレール、ロッカ、センターピラー及びリアピラー等の車両骨格部材によって構成されており、これらの車両骨格部材は、サイドアウタパネル36によって表面が覆われている。このサイドアウタパネル36にはドア開口部36Aが形成されており、当該ドア開口部36A内にサイドドア38が配置される。そして、サイドドア38の車両前方側が軸支され、ボディー本体11に対して当該サイドドア38が開閉可能となっている。
サイドアウタパネル36側(ボディー本体11側)には、フロントサイドドア12のドアベルトラインLの車両上下方向の高さに対応して、略箱状を成す衝撃伝達部材40が取付けられている。この衝撃伝達部材40は、鋼板で形成され、車両前突時にボディー本体11のエプロンアッパメンバから伝達された衝突荷重Fを、ドアベルトラインLに配設されたベルトラインリンフォース部16へ伝達するようになっている。
ところで、本実施形態では、図1に示されるように、ドアフレーム18のフロントフレーム20の下端部が、ドアインナパネル14に直接取付けられている。つまり、ドアインナパネル14には、フロントフレーム20を直接取付けるための取付座面42が形成されている。
従来では、図示はしないが、フロントフレーム20が専用のブラケットを介してドアインナパネル14に取付けられていた。したがって、本実施形態のように、ドアインナパネル14にフロントフレーム20を取付けるための取付座面42を形成するため、ドアインナパネル14の周壁14Bの位置を変え、図2で示す仮想線Pで示す位置から車両後方側へずらしている。これにより、車両側面視で衝撃伝達部材40とドアインナパネル14の取付座面42との間には、隙間45が設けられることとなる。
したがって、当該隙間45内に剛体(樹脂製であっても良い)の隙詰め部材44を配置する。この隙詰め部材44は、図4に示されるように(図2のA−A線断面図である)、ドアインナパネル14の車両内側に配置されるドアトリム46に接着され、ドアインナパネル14にドアトリム46が取付けられた状態で、ドアインナパネル14とドアトリム46の間に当該隙詰め部材44が配置される。なお、図3では、隙詰め部材44が目視可能となるように、ドアトリム46を途中で切断している。
また、隙詰め部材44には、円柱状の係合突起(係合部)48が突設されている。一方、ドアインナパネル14には、この係合突起48が嵌る大きさの被係合孔(被係合部)50が形成されており、ドアインナパネル14の被係合孔50に隙詰め部材44の係合突起48が係合された状態で、隙詰め部材44の車幅方向及び車両上下方向の移動が規制される。
なお、ここでは、隙詰め部材44は、側面視で三角形を有する角錐状を成し、フロントフレーム20の側面を回り込むようにして形成されているが、ドアインナパネル14及びドアトリム46の形状により、その形状は適宜変更可能とされる。
(サイドドア構造の作用・効果)
次に、本実施の形態に係るサイドドア構造の作用・効果について説明する。
図2及び図4に示されるように、ドアインナパネル14に取付座面42を設け、当該取付座面42に直接フロントフレーム20を取付け可能としている。これにより、ドアフレーム18取付け用のブラケットが不要となるため、その分軽量化を図ることができ、作業性も良くなり、コストが低減される。
その一方で、車両側面視で衝撃伝達部材40とドアインナパネル14の取付座面42との間には隙間45が設けられることとなるが、この隙間45を隙詰め部材44で埋めている。これにより、車両の前面衝突時に、ボディー本体11のエプロンアッパメンバから衝撃伝達部材40へ伝達された衝突荷重Fは、衝撃伝達部材40が取付けられたサイドアウタパネル36から隙詰め部材44を介してドアインナパネル14へ伝達される。当該ドアインナパネル14にはドアフレーム18が直接取付けられ、当該ドアフレーム18のフロントフレーム20とリアフレーム24の間には、ベルトラインリンフォース部16が設けられている。このため、ドアインナパネル14へ伝達された衝突荷重Fは、ドアフレーム18のフロントフレーム20を介してベルトラインリンフォース部16へ伝達される。
つまり、上記構成によれば、ドアインナパネル14に直接ドアフレーム18を取付けることができると共に、サイドアウタパネル36側からサイドドア38側への荷重伝達経路を確保して空走距離を短くすることができる。
一方、図5に示されるように、ベルトラインリンフォース部16の前端面32は、車両後方側が開口となる略V字状に形成されており、ベルトラインリンフォース部16の前端面32を構成する少なくとも2つの当て面32A、32Bが、互いに交叉し車両後方側へ行くにしたがって広がっている。これにより、フロントフレーム20の側壁20Aに対して、ベルトラインリンフォース部16の前端面32には、凸状部34が形成される。
隙詰め部材44、ドアインナパネル14及びフロントフレーム20からベルトラインリンフォース部16へ伝達される衝突荷重Fの向きが、ベルトラインリンフォース部16の前端面32に対して直交している場合、当該衝突荷重Fは、ベルトラインリンフォース部16の延設方向に沿って円滑に伝達される。しかし、当該衝突荷重Fの向きが、ベルトラインリンフォース部16の前端面32に対して直交していない場合、衝突荷重Fが作用する線上から隙詰め部材44が逃げて、当該衝突荷重Fが、ベルトラインリンフォース部16の延設方向に沿って円滑に伝達されない可能性もある。
本実施形態によれば、ベルトラインリンフォース部16の前端面32に、互いに交叉し車両後方側へ行くにしたがって広がる2つの当て面32A、32Bを形成することで、当該前端面32には凸状部34が形成される。このため、車両の前面衝突時に、ドアインナパネル14及びフロントフレーム20を介して隙詰め部材44には当該凸状部34が食い込むこととなる。なお、隙詰め部材44の側端面がフロントフレーム20の側壁20Aと面一に形成されている場合は、隙詰め部材44には直接凸状部34が食い込むこととなる。以上のように、隙詰め部材44に直接又は間接的に凸状部34が食い込むことで、当該隙詰め部材44の逃げを防止又は抑制することができる。
これにより、隙詰め部材44、ドアインナパネル14及びドアフレーム18からベルトラインリンフォース部16へ伝達される衝突荷重Fの向きが、ベルトラインリンフォース部16の前端面32に対して直交していなくても、当該衝突荷重Fをベルトラインリンフォース部16の延設方向に沿って伝達することができる。
なお、ここでは、ベルトラインリンフォース部16の前端面32に凸状部34が形成される内容について説明したが、ベルトラインリンフォース部16の前端面32に車両前方側が開口となる略V字型(記号「>」字型)に形成しても良い。この場合、図示はしないが、ベルトラインリンフォース部16の前端面32には凹状部が形成されることとなるが、車両の前面衝突時の隙詰め部材44等の塑性変形を考慮すると、隙詰め部材44の一部が直接又は間接的に当該凹状部内に食い込むこととなり、上記と同様の効果が得られる。
また、図4に示されるように、隙詰め部材44に係合突起48を設け、ドアインナパネル14にはこの係合突起48が嵌る大きさの被係合孔50を設けても良い。これによると、ドアインナパネル14の被係合孔50に隙詰め部材44の係合突起48が嵌ることで、隙詰め部材44の車幅方向及び車両上下方向の移動が規制される。なお、ここでは、円柱状の係合突起48を設けたが、係合突起の形状は特に規定されるものではなく、当該係合突起の形状に追従して被係合孔50の形状も変更可能である。
11 ボディー本体(車体)
12 フロントサイドドア(サイドドア)
14 ドアインナパネル
16 ベルトラインリンフォース部(ベルトラインリンフォース)
18 ドアフレーム
28 ドアアウタパネル
32 前端面
32A 当て面(前端面)
32B 当て面(前端面)
36 サイドアウタパネル(車体)
38 サイドドア
44 隙詰め部材
45 隙間
48 係合突起(係合部)
50 被係合孔(被係合部)

Claims (3)

  1. 車幅方向外側に設けられたドアアウタパネルと、
    前記ドアアウタパネルよりも車幅方向内側に配置されたドアインナパネルと、
    車両側面視で車両下方側が開放された逆U字状を成し、前記ドアインナパネルの上部に両端部が直接取付けられたドアフレームと、
    前記ドアフレームの前部と後部の間に位置し、車両前後方向に沿って前記ドアインナパネルに設けられたベルトラインリンフォースと、
    車両の前面衝突時に車体側から前記ベルトラインリンフォース側へ衝突荷重が伝達される荷重伝達経路において、前記車体と前記ドアインナパネルとの間に生じる隙間を埋める隙詰め部材と、
    を有するサイドドア構造。
  2. 前記ベルトラインリンフォースの前端面に、互いに交叉して、又は延長面が互いに交叉して車両後方側へ行くにしたがって広がる当て面が形成された請求項1に記載のサイドドア構造。
  3. 前記隙詰め部材に設けられた係合部と、
    前記ドアインナパネルに設けられ、前記係合部と係合し、前記隙詰め部材の車幅方向及び車両上下方向の移動を規制する被係合部と、
    を有する請求項1又は2に記載のサイドドア構造。
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