JP2012006347A - パンク修理キットの接続方法 - Google Patents

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    • B29C73/16Auto-repairing or self-sealing arrangements or agents
    • B29C73/166Devices or methods for introducing sealing compositions into articles

Abstract

【課題】配線・配管の接続作業の途中で、コンプレッサ装置が誤って作動した場合にも、注入ホースからのパンクシーリング剤の飛散を回避させる。
【解決手段】 コンプレッサ装置2の電源プラグ15を、シガーソケット18に接続する電源接続K1と、ボトルユニット3の注入ホース62のバルブ接続金具61を、タイヤバルブTvに接続するバルブ接続K2とを行った後に、ボトルユニット3の接続ノズル41を、コンプレッサ装置2の圧縮空気吐出口部8に接続するボトル・コンプレッサ接続K3を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンプレッサ装置と、パンクシーリング剤を収容したボトル容器の口部にキャップを取り付けたボトルユニットとを具え、パンクしたタイヤにパンクシーリング剤と圧縮空気とを順次注入してパンクを応急的に修理するタイヤのパンク修理キットの接続方法に関する。
例えば下記の特許文献1に、図12に示すように、収納ケースa内に、圧縮空気を発生させるコンプレッサbと、パンクシーリング剤を収容したボトル容器c1の口部にキャップc2を取り付けたボトルユニットcとを、予め接続した状態で収容した一体型パンク修理装置dが提案されている。
この一体型パンク修理装置dでは、パンク修理現場における配線・配管の接続作業が、コンプレッサbの電源プラグbaを自動車のシガーソケットに接続する電源接続と、ボトルユニットcからのびる注入ホースcaの先端をタイヤバルブに接続するバルブ接続との2つのみとなるため、作業工数が少なく取扱い性に優れるという利点がある。しかしながら、コンプレッサbとボトルユニットcとが一体となっているため、装置が大となるなど大きな保管スペースが必要となる。又使用後、或いは期限切れとなったボトルユニットcの交換作業が面倒であるという問題がある。
そこで、本発明者らは、コンプレッサとボトルユニットとを分離させたパンク修理キットの状態で保管し、パンク修理現場において、前記電源接続、バルブ接続、及び前記コンプレッサとボトルユニットとを接続するボトル・コンプレッサ接続を行うことを提案した。この場合、コンプレッサとボトルユニットとが分離しているため、それぞれを小さなスペースで保管しうるなど保管性に優れ、かつボトルユニットcを容易に交換することができる。又、ボトル・コンプレッサ接続においても、ボトルユニットに接続ノズルを設け、この接続ノズルを、コンプレッサに設ける圧縮空気吐出口部にホースを介在させることなく差し込み状に直接接続できるように構成することで、接続作業自体の効率低下を抑えることができる。
しかし、前記パンク修理キットでは3つの接続が必要であるため、その接続順序によっては、配線・配管の接続作業の途中でコンプレッサが誤って作動した場合、前記注入ホースcaの先端からパンクシーリング剤が飛散して周囲を汚損させるという事故を招く危険性が生じる。従って、前記パンク修理キットでは、前記接続の順序を規制して、少なくとも前記事故を回避することが必要である。
特開2009−226891号公報
本発明は、最後にボトル・コンプレッサ接続を行うことを基本として、配線・配管の接続作業の途中で、コンプレッサが誤って作動した場合にも、注入ホースからパンクシーリング剤が飛散するという事故を回避しうるパンク修理キットの接続方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本願請求項1の発明は、圧縮空気を吐出させる圧縮空気吐出口部を有するコンプレッサ装置と、パンクシーリング剤を収容したボトル容器の口部にキャップを取り付けたボトルユニットとを具えるパンク修理キットの接続方法であって、
前記コンプレッサ装置は、自動車のシガーソケットに接続可能かつ前記コンプレッサ装置の電源スイッチに連なる電源プラグを有し、
かつ前記ボトルユニットの前記キャップは、前記圧縮空気吐出口部に直接接続可能かつ接続によって圧縮空気吐出口部からの圧縮空気をボトル容器内へ送り込む接続ノズルと、この圧縮空気の送り込みにより前記ボトル容器からパンクシーリング剤と圧縮空気とを順次取り出すシーリング剤・圧縮空気取出し口部に後端部が連結されるホース本体の前端部に、タイヤのタイヤバルブに接続可能なバルブ接続金具を設けた注入ホースとを具えるとともに、
前記コンプレッサ装置の電源プラグを、前記シガーソケットに接続する電源接続と、前記注入ホースの前記バルブ接続金具を、前記タイヤバルブに接続するバルブ接続とを行った後に、前記キャップの接続ノズルを、コンプレッサ装置の前記圧縮空気吐出口部に接続するボトル・コンプレッサ接続を行うことを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記コンプレッサ装置は、前記電源プラグが前記シガーソケットに接続されかつ前記自動車のキースイッチがONしたときに、前記電源スイッチのON/OFFの関係なく点灯する電源ランプを有するとともに、前記ボトル・コンプレッサ接続は、前記電源ランプが点灯していない状態の時に行うことを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記バルブ接続金具は、前記タイヤバルブに接続されていないとき、このバルブ接続金具からのパンクシーリング剤の吐出を防止する吐出防止手段を具えることを特徴としている。
又請求項4、5の発明では、前記吐出防止手段は、前記バルブ接続金具に内蔵される一方弁、或いは前記バルブ接続金具の先端に着脱自在に取り付く蓋であることを特徴としている。
本発明は叙上の如く、パンク修理キットにおける電源接続と、バルブ接続と、ボトル・コンプレッサ接続との接続順序として、ボトル・コンプレッサ接続を最後に規定している。そのため、もし配線・配管の接続作業の途中で、コンプレッサ装置が誤って作動した場合にも、この作動を作業者は、ボトル・コンプレッサ接続時にコンプレッサ装置の振動などによって認識できる。従って、最終段階で、ボトル・コンプレッサ接続を中止することができ、注入ホースからパンクシーリング剤が飛散するという事故を回避することができる。
本発明の接続方法が適用されるパンク修理キットの斜視図である。 コンプレッサ装置を示す斜視図である。 コンプレッサ装置の内部構造を示す断面図である。 コンプレッサ本体を示す分解斜視図である。 その主要部を示す部分断面図である。 圧縮空気吐出口部と接続ノズルとの接合前の状態を示す断面図である。 圧縮空気吐出口部と接続ノズルとの接合状態を示す断面図である。 キャップをボトル容器とともに示す断面図である。 (A)、(B)は、補助取外し手段の機能を説明する部分断面図である。 ボトル容器の胴部の横断面図である。 バルブ接続金具の断面図である。 一体型パンク修理装置の分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は、本発明の接続方法が適用されるパンク修理キット1の斜視図であって、このパンク修理キット1は、圧縮空気を吐出させる圧縮空気吐出口部8を有するコンプレッサ装置2と、パンクシーリング剤を収容したボトル容器4の口部5にキャップ6を取り付けたボトルユニット3とから構成される。
前記コンプレッサ装置2は、図2、3に示すように、収納ケース9に、モータM、及び該モータMに連結されるピストン10との間でポンプ室11を形成するシリンダ12を有するコンプレッサ本体13を少なくとも収納している。なお、前記収納ケース9は、小高さの偏平な略直方体の箱状をなし、本例では、上下のケース部分に分割可能に形成されている。
前記モータMとしては、自動車の12V直流電源で作動する市販の種々のDCモータが採用できる。このモータMには、自動車のシガーソケット18に接続可能な電源プラグ15を先端に設けた電源コードが、コンプレッサ装置2の電源スイッチ16を介して接続されている。本例では、前記電源スイッチ16は、前記収納ケース9の上面に配されるとともに、前記電源プラグ15は、前記収納ケース9の側面、或いは底面に設ける凹所(図示しない)内に取り出し自在に収納される。
又本例では、前記収納ケース9の上面に、前記電源プラグ15が前記シガーソケット18に接続されかつ自動車のキースイッチ(図示しない)がONしたときに、前記電源スイッチ16のON/OFFに関係なく点灯する電源ランプ55が配される。この電源ランプ55は、本例では、電源スイッチ16がOFFの時、例えば赤色に点灯し、又ONの時、例えば緑色に点灯して電源スイッチ16のON/OFFを識別させることができる。
次に、前記コンプレッサ本体13は、図4、5に示すように、前記モータMにクランク機構17を介して連結されるピストン10と、このピストン10を往復動可能に収容するとともに前記ピストン10との間でポンプ室11を形成するシリンダ12とを具える。ピストン10には、このピストン10をその軸芯方向に貫通してのびる吸気孔19Aと、この吸気孔19Aをポンプ室側からバネ性を有して閉じる、例えばゴム、合成樹脂、金属等の弾性体などの弁19Bとを用いた吸気弁19が形成される。
前記シリンダ12は、本例では、前記ポンプ室11を形成する円筒状のシリンダ本体20の後端側に、前記ポンプ室11からの圧縮空気を貯留してピストン10による圧力の脈動を抑えるサージタンク室21Aを形成するためのシリンダ副部21を一体に具える。本例では、前記サージタンク室21Aは、前記シリンダ本体20の後端を閉じる隔壁20Aに形成される小孔20A1を介して前記ポンプ室11に導通している。
そして、前記シリンダ副部21の周壁には、圧縮空気を吐出させる圧縮空気吐出口部8が突設される。本例では、前記シリンダ副部21の周壁には、他に、圧力計22を取り付ける第1の連結部24A、及びリリーフバルブ23を取り付ける第2の連結部24Bが、それぞれ向きを違えて突設される。
前記圧縮空気吐出口部8は、図6に示すように、前記シリンダ副部21から突出する円筒状をなし、その内部に前記サージタンク室21Aからのびる吐出流路26が形成される。なお圧縮空気吐出口部8の内孔は、内径一定の平行孔部8Aの前後に、シリンダ副部21に向かって先細コーン状をなす前後のテーパ面部8B、8Cを連設している。
次に、前記ボトルユニット3は、パンクシーリング剤を収容したボトル容器4と、その口部5に取り付くキャップ6とから構成され、該キャップ6を下方に向けた倒立状態にて前記コンプレッサ装置2に直接接続される。
前記ボトル容器4は、図8に示すように、胴部30の下端に、パンクシーリング剤を出し入れしうる小径円筒状の口部5を突出している。本例では、前記胴部30は、図10に示すように、その高さ方向と直角な横断面が、ボトル外側に向かって凸円弧状に湾曲する一対の長辺部30Aと、凸円弧状に湾曲する一対の短辺部30Bとで四辺を囲む略矩形状に形成される。そして、前記長辺部30Aの長さをW、長辺部30Aの曲率半径をRW、前記短辺部30Bの長さをD、短辺部30Bの曲率半径をRDとしたとき、本例では、下記式(1)〜(3)を充足するように設定されている。
1.3≦W/D≦1.7 −−−(1)
0.5≦RW/W≦3.0 −−−(2)
0.5≦RD/D≦20.0 −−−(3)
ここで、車両内、例えばトランク内におけるパンク修理キット1の収納性を考慮したとき、前記コンプレッサ装置2が略直方体状をなすため、ボトル容器4の胴部30も、略直方体状に形成するのが好ましい。しかしパンク修理の際、ボトル容器4には、例えば350kPa近くの高内圧が作用する。このとき、前記胴部30が断面円形状の場合には、内圧によって前記胴部30が半径方向に均等に膨張するため、圧縮空気充填時の変形があまり認識されず、ユーザーへの不安感は低いものとなる。しかしながら、胴部30が断面矩形状の場合には、内圧による膨れは均一ではなく、断面矩形状から断面円形状に近づくように膨張するなど、その変形量は実際よりも大きく感じられる。そのために、耐圧範囲内とはいえ、ユーザーに破裂などの不安を与える可能性がある。
そこで本例では、予め、前記長辺部30A及び短辺部30Bをそれぞれ凸円弧状として、膨張時の変形形状に近い形状に形成している。そのため、収納性を向上しながら、圧縮空気充填時の変形があまり認識されなくなり、使用者の不安を低く抑えることが可能となる。
本発明者の実験の結果、前記不安感を抑えるためには、長辺側の膨張量を抑えることが重要であり、そのためには、長辺側の長さWを大きく、かつ曲率半径RWを小さく設定するのが好ましい。もし前記比W/Dが1.3を下回る、或いは比RW/Wが3.0を越えると、前記長さWが相対的に小、或いは曲率半径RWが大きくなって長辺側の膨張量の増加を招く。逆に、前記比W/Dが1.7を越える、或いは比RW/Wが0.5を下回る場合には、収納性に不利が生じる。又前記比RD/Dが20.0を越えると、短辺側の膨張量が増大して、圧縮空気充填時の変形が大きくなり、逆に、比RD/Dが0.5を下回ると、収納性に不利を招く。このような観点から比W/Dの下限は1.4以上がより好ましく、又上限は1.6以下がより好ましい。又比RW/Wの下限は0.7以上がより好ましく、又上限は2.0以下がより好ましい。又比RD/Dの下限は1.0以上がより好ましく、又上限は10.0以下がより好ましい。
なお長辺部30Aと短辺部30Bとが交わるコーナ部分は、応力集中を緩和して耐圧性能を高めるために、曲率半径15mm±5mmの円弧30Cにて形成するのが好ましい。
次に、前記キャップ6は、前記圧縮空気吐出口部8に直接接続可能かつ接続によって圧縮空気吐出口部8からの圧縮空気をボトル容器4内へ送り込む接続ノズル41と、この圧縮空気の送り込みにより前記ボトル容器4からパンクシーリング剤と圧縮空気とを順次取り出すシーリング剤・圧縮空気取出し口部7とを有するキャップ本体29、並びに前記シーリング剤・圧縮空気取出し口部7に連結される注入ホース62とを具える。
具体的には、前記キャップ本体29は、図8に示すように、底面をなす底板部分31と、前記ボトル容器4の口部5を取り付ける口部取付部分32と、その間に配されるくびれ部分33とを一体に具える。又キャップ本体29内には、前記接続ノズル41からボトル容器4の前記口部5内に通じる空気流路35と、シーリング剤・圧縮空気取出し口部7からボトル容器4の前記口部5内にのびるシーリング剤・圧縮空気取出し流路36とが形成される。
前記口部取付部分32は、前記口部5を固定する取付け凹部32Aと、この取付け凹部32Aの底面から隆起するボス部32Bとを有する。なお取付け凹部32Aは、その内壁面に設ける内ネジにより前記口部5を螺着しうる。又前記ボス部32Bの上面には、前記空気流路35の上端である空気流路上開口35aと、前記シーリング剤・圧縮空気取出し流路36の上端であるシーリング剤・圧縮空気取出し流路上開口36aとがそれぞれ開口している。
なお前記空気流路35は、前記空気流路上開口35aから下方にのびる縦の流路部35Aと、この縦の流路部35Aの下端で折れ曲がりかつ前記接続ノズル41の先端で開口する空気流路下開口35bまでのびる横の流路部35BとからなるL字状をなす。本例では、前記縦の流路部35Aには、前記空気流路上開口35aからパンクシーリング剤が逆流するのを阻止するための一方弁39が形成される。
又前記シーリング剤・圧縮空気取出し流路36は、前記シーリング剤・圧縮空気取出し流路上開口36aから下方にのびる縦の流路部36Aと、この縦の流路部36Aの下端で折れ曲がりかつ前記シーリング剤・圧縮空気取出し口部7の先端で開口するシーリング剤・圧縮空気取出し流路下開口36bまでのびる横の流路部36BとからなるL字状をなす。本例では、前記縦の流路部36Aは前記ボス部32Bの中心を通る中心孔として形成される。
又前記キャップ本体29には、内蓋34が配される。この内蓋34は、図9(A)、(B)に示すように、前記ボス部32Bの外周面に嵌着される上端閉止のカップ状内蓋本体34Aと、この内蓋本体34Aの上板部から下方に突出しかつ前記シーリング剤・圧縮空気取出し流路上開口36a内に挿入されて該シーリング剤・圧縮空気取出し流路上開口36aを塞ぐ栓部分34Bとを具える。
この内蓋34は、保管時には、前記空気流路上開口35aとシーリング剤・圧縮空気取出し流路上開口36aとを閉じて、パンクシーリング剤をボトル容器4内に閉じ込めうる。又パンク修理の際には、空気流路35から前記内蓋本体34A内に流入する圧縮空気の圧力によって、前記ボス部32Bから自動的に外れる。
なお図中の符号50は、前記圧縮空気の圧力によっても前記内蓋34が外れないとき、手操作によって内蓋34を取り外す補助取外し手段である。この補助取外し手段50は、前記縦の流路部35Aの下端Qに連なり、前記キャップ本体29の底面側で開口する下開放口51aまで前記縦の流路部35Aとは一直線状に連なってのびる延長流路部51と、この延長流路部51内に上下に摺動可能に保持されかつ上方への摺動により、前記栓部分34Bを上方に押し上げうる押し軸52とを含んで構成される。
なお前記押し軸52は、前記延長流路部51内にOリングを介して気密に配される挿入部分52Aと、この挿入部分52Aに連なり前記下開放口51aから下方に突出する突出部分52Bとを具える。そして、この押し軸52は、その上端が前記縦の流路部36Bの下端Qよりも下方の下降位置YLと、前記栓部分34Bの下端を上方に押し上げて内蓋34を取り外す上昇位置YUとの間を移動しうる。なお押し軸52の下端部には、手操作によって押し軸52を上方に押し上げるレバー52Cが配されるとともに、前記キャップ本体29の底板部分31には、前記下降位置YLで前記押し軸52の下端部と当接するストッパ31Aが形成される。又前記突出部分52Bには、前記押し軸52を下方に付勢して前記下降位置YLに復帰させるバネ手段53が配される。
次に、前記接続ノズル41は、前記くびれ部分33から前記圧縮空気吐出口部8側に突出し、この圧縮空気吐出口部8内に嵌り合うことにより直接接続される。
前記接続ノズル41は、図6、7に示すように、平行なノズル本体41Aの先端側に、先細コーン状のテーパ面部41Bを具えるとともに、ノズル本体41Aの外周には、前記圧縮空気吐出口部8の内周面との間をシールするOリング43が装着される。本例では、消耗品であるOリング43を、キャップ本体29側に配することで、コンプレッサ装置2をメンテナンスすることなく繰り返し使用することが可能となる。
なお圧縮空気吐出口部8内の前記後のテーパ面部8Cは、前記テーパ面部41Bとほぼ同傾斜をなし、前記接続ノズル41を圧縮空気吐出口部8内に挿入する際、前記テーパ面部41Bを受けて同心に保持する受け面として機能する。
又前記キャップ本体29には、前記接続ノズル41の両側(本例では上下)に、一対の係止爪45が突設されるとともに、前記コンプレッサ装置2には、前記係止爪45と向き合う位置に、該係止爪45と係合することにより前記直接接続の状態にて前記コンプレッサ装置とボトルユニット3とを固定する爪係合穴46が形成される。
前記係止爪45は、前記キャップ本体29から接続ノズル41と平行にのびる主部45Aの先端に、直角三角形状のフック部45Bを外向きに突設している。そして、前記爪係合穴46は、前記係止爪45が入る本例では矩形穴状をなし、その上下縁で前記フック部45Bと係合し、抜け止めされる。なお係止爪45とキャップ本体29とは、例えばナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのプラスチック、或いはこれらにグラスファイバなどの短繊維を配合した強化プラスチックからなる一体成形体として形成される。又前記爪係合穴46は、本例では、前記圧縮空気吐出口部8に支持されるフレーム枠47によって形成されるとともに、このフレーム枠47と、圧縮空気吐出口部8と、シリンダ12とは、例えば亜鉛合金、アルミ合金などの軽量合金からなる一体成形体として形成される。
次に、前記注入ホース62は、前記シーリング剤・圧縮空気取出し口部7に連結されるホース本体60の前端部に、図11に示すように、タイヤバルブTvに接続可能なバルブ接続金具61を具える。このバルブ接続金具61は、タイヤバルブTvに接続されていないとき、このバルブ接続金具61からのパンクシーリング剤の吐出を防止する吐出防止手段63を具えることが好ましく、本例では、この吐出防止手段63が、バルブ接続金具61に内蔵される一方弁64である場合が例示される。
具体的には、バルブ接続金具61は、タイヤバルブTvのバルブステムTv1を螺着する内ネジ部66Aを有するバルブ接続筒66と、前記ホース本体60の前端部を嵌着するホース連結筒67とを有し、本例では、バルブ接続筒66内に一方弁64を形成している。
前記ホース連結筒67は、後端側に竹の子状のホース嵌入部67Aを設けた基体の前部に、段差部67Bを介して弁座金具68を螺着する外ネジ部67Cを形成している。前記弁座金具68は、その中心孔68Hの後端側に、前記ホース連結筒67を螺着する内ネジ部68Haを設けた筒状体からなり、前記中心孔68Hの前端側には、先細のコーン面を有する弁座部68Hbが形成される。
又前記バルブ接続筒66は、前記弁座金具68に外挿される筒状をなし、その後端には、前記弁座金具68後端と前記段差部67Bとの間で狭持されるリング状の内向き片66Bを半径方向内側に向かって突設している。これにより、バルブ接続筒66は、前記ホース連結筒67および弁座金具68とは回転自在に保持される。なおバルブ接続筒66は、前記弁座金具68よりも前方に突出する部分に、タイヤバルブ螺着用の前記内ネジ部66Aを形成している。
又弁座金具68の中心孔68H内には、弁体69が前後に移動可能に配される。この弁体69は、その前端側に、前記弁座部68Hbと当接することにより中心孔68Hを閉じるコーン状の弁部69Aを具えるとともに、この弁部69Aには、タイヤバルブTvが螺着したとき、タイヤバルブTvのバルブコアTv2先端と当接して弁部69Aを後退させて中心孔68Hを開く作動突起部69A1を突設している。従って、本例では前記弁座金具68と弁体69とで前記一方弁64を構成する。なお弁体69の後端には、ホース連結筒67との間に、前記弁体69を前方に付勢し、バルブ接続金具61がタイヤバルブに接続されていないときに弁を閉じる例えばコイルバネ状のバネ手段70が配される。
なお前記吐出防止手段63としては、バルブ接続金具61の先端に着脱自在に取り付く蓋であっても良い。
そしてこのような、パンク修理キット1では、図1に示すように、パンク修理現場において、前記コンプレッサ装置2の電源プラグ15を、前記シガーソケット18に接続する電源接続K1と、前記注入ホース62のバルブ接続金具61を、前記タイヤバルブTvに接続するバルブ接続K2と、前記ボトルユニット3の接続ノズル41を、前記コンプレッサ装置2の圧縮空気吐出口部8に接続するボトル・コンプレッサ接続K3との3つの接続によって、配線・配管作業が完了する。
このとき、3つの接続の順序によっては、配線・配管作業の途中で、コンプレッサ装置2が誤操作或いは誤動作などによって誤って作動した場合、バルブ接続金具61の先端からパンクシーリング剤が飛散して周囲を汚損させるという事故の危険性が生じる。従って、少なくとも前記事故の危険性を回避するために、本発明では、電源接続K1と、バルブ接続K2と、ボトル・コンプレッサ接続K3との接続順序を規制している。
具体的には、電源接続K1と、バルブ接続K2とを行った後に、ボトル・コンプレッサ接続K3を行う。即ち、接続順序として、最後にボトル・コンプレッサ接続K3を行うように規制している。
これにより、配線・配管作業の途中で、コンプレッサ装置2が誤って作動した場合にも、この作動を作業者は、ボトル・コンプレッサ接続K3時にコンプレッサ装置2の振動、騒音などによって認識できる。従って、最終段階で、ボトル・コンプレッサ接続K3を中止することができ、バルブ接続金具61の先端からパンクシーリング剤が飛散するという事故を回避することができる。
前記事故の回避をより確実とするために、前記ボトル・コンプレッサ接続K3を、前記電源ランプ55が点灯していない状態の時、即ち自動車のキースイッチがOFFの時に行うことが好ましい。これにより、この場合、コンプレッサ装置2の電源スイッチ16が誤操作や誤動作などによって誤ってONした場合にも、配線・配管作業が完了するまで、コンプレッサ装置2の作動を止めることができる。
又前記バルブ接続金具61に吐出防止手段63を設けた場合には、前記接続順序が守られず、バルブ接続K2前に、ボトルユニット3からパンクシーリング剤が送り出された場合にも、バルブ接続金具61からのパンクシーリング剤の飛散を防止することができる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
1 パンク修理キット
2 コンプレッサ装置
3 ボトルユニット
4 ボトル容器
5 口部
6 キャップ
7 シーリング剤・圧縮空気取出し口部
8 圧縮空気吐出口部
15 電源プラグ
16 電源スイッチ
18 シガーソケット
41 接続ノズル
55 電源ランプ
60 ホース本体
61 バルブ接続金具
62 注入ホース
63 吐出防止手段
64 一方弁
K1 電源接続
K2 バルブ接続
K3 ボトル・コンプレッサ接続
Tv タイヤバルブ

Claims (5)

  1. 圧縮空気を吐出させる圧縮空気吐出口部を有するコンプレッサ装置と、パンクシーリング剤を収容したボトル容器の口部にキャップを取り付けたボトルユニットとを具えるパンク修理キットの接続方法であって、
    前記コンプレッサ装置は、自動車のシガーソケットに接続可能かつ前記コンプレッサ装置の電源スイッチに連なる電源プラグを有し、
    かつ前記ボトルユニットの前記キャップは、前記圧縮空気吐出口部に直接接続可能かつ接続によって圧縮空気吐出口部からの圧縮空気をボトル容器内へ送り込む接続ノズルと、この圧縮空気の送り込みにより前記ボトル容器からパンクシーリング剤と圧縮空気とを順次取り出すシーリング剤・圧縮空気取出し口部に後端部が連結されるホース本体の前端部に、タイヤのタイヤバルブに接続可能なバルブ接続金具を設けた注入ホースとを具えるとともに、
    前記コンプレッサ装置の電源プラグを、前記シガーソケットに接続する電源接続と、前記注入ホースの前記バルブ接続金具を、前記タイヤバルブに接続するバルブ接続とを行った後に、前記キャップの接続ノズルを、コンプレッサ装置の前記圧縮空気吐出口部に接続するボトル・コンプレッサ接続を行うことを特徴とするパンク修理キットの接続方法。
  2. 前記コンプレッサ装置は、前記電源プラグが前記シガーソケットに接続されかつ前記自動車のキースイッチがONしたときに、前記電源スイッチのON/OFFの関係なく点灯する電源ランプを有するとともに、
    前記ボトル・コンプレッサ接続は、前記電源ランプが点灯していない状態の時に行うことを特徴とする請求項1記載のパンク修理キットの接続方法。
  3. 前記バルブ接続金具は、前記タイヤバルブに接続されていないとき、このバルブ接続金具からのパンクシーリング剤の吐出を防止する吐出防止手段を具えることを特徴とする請求項1又は2記載のパンク修理キットの接続方法。
  4. 前記吐出防止手段は、前記バルブ接続金具に内蔵される一方弁であることを特徴とする請求項3記載のパンク修理キットの接続方法。
  5. 前記吐出防止手段は、前記バルブ接続金具の先端に着脱自在に取り付く蓋であることを特徴とする請求項3記載のパンク修理キットの接続方法。
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