JP5054627B2 - シーリング剤容器の蓋ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、パンクしたタイヤにパンクシーリング剤と高圧空気とを順次注入してパンクを応急的に修理するタイヤパンク応急修理装置に用いられるシーリング剤容器の蓋ユニットに関する。
前記タイヤパンク応急修理装置に用いられるシーリング剤容器の蓋ユニットとして、例えば特許文献1に記載のものが知られている。この蓋ユニットaは、図11に示すように、シーリング剤容器bの首部b1を挿入して固定する取付け凹部c1を有する蓋ユニット本体cを具え、該蓋ユニット本体cは、コンプレッサdからの圧縮空気を空気取り入れ口部e1からシーリング剤容器b内に送り込む空気流路eと、前記圧縮空気の送り込みによってシーリング剤容器bから前記パンクシーリング剤と圧縮空気とをタイヤT側に取り出すシーリング剤・圧縮空気取出し流路fとを有する。
そして、前記取付け凹部c1の底面c1aには、円柱状のボス部gが隆起するとともに、このボス部gの上面側には、前記空気流路eの上端が開口する空気流路上開口部e2と、前記シーリング剤・圧縮空気取出し流路fの上端が開口するシーリング剤・圧縮空気取出し流路上開口部f2とが設けられている。このように、シーリング剤・圧縮空気取出し流路上開口部f2を、前記底面c1aよりも高所に設けることにより、前記底面c1aとシーリング剤・圧縮空気取出し流路上開口部f2との間に、シーリング剤を排出する際にシーリング剤中に含まれる不純物を留まらせる貯留スペースh(ハッチングで示す)を形成することができる。なお前記不純物とは、パンクシーリング剤のゴム成分が保管中に凝集してなるクリーム状の凝集物を含み、この凝集物がシーリング剤容器bから排出された場合には、前記シーリング剤・圧縮空気取出し流路f、ホースi1、或いはタイヤバルブ内で目詰まりを生じさせ、正常なパンク修理ができなくなるという問題を招く。
なお図中の符号kは、前記ボス部gに嵌着されるキャップであり、未使用時には前記空気流路eとシーリング剤・圧縮空気取出し流路fとを閉じてシーリング剤を密封する。又パンク修理時には、空気流路eからの圧縮空気によってボス部gから外れて、圧縮空気をシーリング剤容器b内に送り込ませることができる。
特開2005−319615号公報
しかしながら、前記貯留スペースhの形成により、下記のような問題を招く。即ち、パンクシーリング剤と圧縮空気とのタイヤへの充填が終了してコンプレッサdを停止させた時、コンプレッサ側の圧力がなくなる。そのため、前記貯留スペースhに留まったシーリング剤は、重力によって前記空気流路eをへてコンプレッサ側に逆流し、ホースi2、或いはコンプレッサdを汚損させてしまうという問題がある。そのため、使用後のシーリング剤容器bを新しいシーリング剤容器bに交換する場合、前記ホースi2、さらにはコンプレッサdの交換も必要となるなど、コストの上昇を招くという問題がある。
そこで本発明は、貯留スペースからのパンクシーリング剤の逆流を、構成簡易に防止でき、使用後のシーリング剤容器の交換に際して、蓋ユニットよりも上流側の部材の再使用を可能とし、コストの上昇を抑えるシーリング剤容器の蓋ユニットを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、パンクシーリング剤を収容したシーリング剤容器を取付けでき、かつコンプレッサからの圧縮空気を空気取り入れ口部から前記シーリング剤容器に送り込む空気流路と、前記圧縮空気の送り込みによってシーリング剤容器から前記パンクシーリング剤と圧縮空気とをタイヤ側に取り出すシーリング剤・圧縮空気取出し流路とを有する蓋ユニット本体を具えるシーリング剤容器の蓋ユニットであって、
前記蓋ユニット本体は、前記シーリング剤容器の首部を挿入して固定する取付け凹部と、この取付け凹部の底面から隆起するボス部とを有し、
かつ該ボス部の上面側に、前記空気流路の上端が開口する空気流路上開口部と、前記シーリング剤・圧縮空気取出し流路の上端が開口するシーリング剤・圧縮空気取出し流路上開口部とが設けられ、
しかも前記空気流路は、前記空気取り入れ口から横向きにのびる横の空気流路部と、この横の空気流路部に交点Qで連なり前記空気流路上開口部までのびる縦の空気流路部とからなり、かつ該縦の空気流路部に、パンクシーリング剤がコンプレッサ側に逆流するのを防止する逆流防止手段が設けられるとともに、
前記逆流防止手段は、前記交点Qと空気流路上開口部との間に形成される内径を絞った弁座部と、
この弁座部の上方かつ縦の空気流路部内に上下動自在に遊挿され前記弁座部を開閉しうるボール状の球体弁と、
前記空気流路上開口部に取り付きかつ空気流路上開口部からの球体弁の飛び出しを防止する係止ピンとからなることを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記係止ピンは、前記球体弁よりも小径な中心孔を有しかつ前記空気流路上開口部に嵌着される円筒状のピン本体を有するとともに、このピン本体の下端部に、前記中心孔からピン本体の外周面にのびる圧縮空気流過用の切欠き溝を設けたことを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記ボス部には、その外側面に嵌着され、未使用時には前記空気流路とシーリング剤・圧縮空気取出し流路とを閉じるとともに、前記空気流路から圧縮空気が流入された時、その内圧によってボス部から外れて前記圧縮空気を前記シーリング剤容器内に送り込みさせうるキャップが配されることを特徴としている。
本発明は叙上の如く、横の空気流路部と、この横の空気流路部に連なる縦の空気流路部とからなる空気流路部の前記縦の空気流路部に、パンクシーリング剤の逆流防止手段を設けている。この逆流防止手段は、前記縦の空気流路部においてその内径を絞った弁座部と、この弁座部の上方かつ縦の空気流路部内に上下動自在に遊挿される球体弁とを具える。
従って、パンク修理が終了してコンプレッサを停止させた時、球体弁は、その自重によって弁座部上に落ち込み、該弁座部を閉じることができる。即ち、貯留スペースからのパンクシーリング剤の逆流を阻止できる。又パンク修理に際しては、空気取り入れ口部からの圧縮空気の圧力によって、球体弁は持ち上がり、弁座部から離間する。これにより圧縮空気の流過を可能とし、圧縮空気をシーリング剤容器内に送り込むことができる。なお空気流路上開口部に取り付く係止ピンにより、前記球体弁の飛び出しが防止されるため、球体弁を、縦の空気流路部内に保持できる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1は本発明のシーリング剤容器の蓋ユニットを用いた汎用型のパンク修理装置を概念的に示す線図、図2は前記パンク修理装置の斜視図、図3はその内部を示す斜視図である。
図1に概念的に示すように、本実施形態のパンク修理装置1は、収納ケース2に、圧縮空気を発生させるコンプレッサ3、パンクシーリング剤を収容したシーリング剤容器4、このシーリング剤容器4の首部4Aに取り付く蓋ユニット5、及び該蓋ユニット5に設ける空気取入れ口部7と前記コンプレッサ3との間に介在する切替スイッチ8とを収納している。さらに前記パンク修理装置1では、蓋ユニット5に設けるシーリング剤・圧縮空気取出し口部28に、パンク修理専用の注入ホース24が予め連結されるとともに、前記切替スイッチ8のポートP2には、圧縮空気充填専用のホース23が予め連結されている。
前記収納ケース2は、図2、3に示すように、周囲枠2aの前後を前板2b、後板(図示しない)で閉じた縦型の偏平な矩形箱状をなし、本例では、その底部のうちの巾方向の一方側(図では右側)を開口させた主ケース10と、この主ケース10の前記開口部10Aに着脱自在に取り付きその開口を閉じる底ケース12とから形成される。前記底ケース12は、例えばガイド溝(図示しない)などにより巾方向にスライド可能に案内されるとともに、閉止状態においては、フック17(図3に示す)により主ケース10に着脱容易に固定される。又前記主ケース10の内部は、上下にのびる隔壁体14により前記開口部10Aに通じる第1の収容スペース15Aと、その隣りの第2の収容スペース15Bとに区分されている。
次に、前記コンプレッサ3は、自動車のバッテリーを電源として駆動する市販の種々の小型コンプレッサが使用できる。このコンプレッサ3は重量物であるため、前記第2の収容スペース15Bの下方に取り付けて重心を下げることにより、パンク修理装置1の安定性が高められる。なお前記コンプレッサ3の上方には、コンプレッサ3によって発生する圧縮空気の圧力を測定する圧力計18、及びコンプレッサ3の電源スイッチ19が、前面側から目視乃至操作可能に並べて取り付けられる。又電源スイッチ19及び圧力計18と、前記コンプレッサ3との間には、図3に示すように、間仕切板20によって区画され、かつ前記主ケース10の側面に設ける切り欠き窓22によって開口する広い収納スペース21が形成される。このような配置は、収納ケース2の前面に、取り扱いを説明する表示部J(図2に示す)を広く確保するのに役立つ。なお前記収納スペース21には、前記電源スイッチ19からのびかつ自動車のシガーライターソケットに接続可能な電源コード(図示しない)、並びに前記圧縮空気充填専用ホース23が取り出し可能に収納される。
次に、前記シーリング剤容器4は、例えば1MPa以上の耐圧を有するボトル状の耐圧容器であって、その首部4A先端が開口する。又前記首部4Aには、蓋ユニット5が取り付くとともに、シーリング剤容器4は、前記蓋ユニット5を下方に向けた倒立状態にて、前記開口部10Aから第1の収容スペース15A内に上下に出し入れ自在に収納される。
前記蓋ユニット5は、図4に示すように、前記前記シーリング剤容器4の首部4Aを挿入して固定する取付け凹部30を有する蓋ユニット本体31と、この蓋ユニット本体31のボス部35に取り付くキャップ50とを具える。
前記蓋ユニット本体31には、前記コンプレッサ3からの圧縮空気を空気取り入れ口部7から前記シーリング剤容器4に送り込む空気流路33と、前記圧縮空気の送り込みによってシーリング剤容器4から前記パンクシーリング剤と圧縮空気とをタイヤ側に順次取り出すシーリング剤・圧縮空気取出し流路34とが形成される。
具体的には、蓋ユニット本体31は、例えば円柱状の胴部32上端に、前記首部4Aを螺着する取付け凹部30を具えるとともに、前記胴部32の下端側には、前記空気取り入れ口部7とシーリング剤・圧縮空気取出し口部28とが、それぞれホース継ぎ手状に形成される。又前記取付け凹部30の底面には、例えば円柱状のボス部35が隆起するとともに、このボス部35の上面側には、前記空気流路33の上端が開口する空気流路上開口部36と、前記シーリング剤・圧縮空気取出し流路34の上端が開口するシーリング剤・圧縮空気取出し流路上開口部37とがそれぞれ形成される。
本例では、前記ボス部35の上面35Sに、該上面35Sから例えばボス部35の中心線に沿って立ち上がる円筒状の筒部38を有し、この筒部38の上端に、前記シーリング剤・圧縮空気取出し流路上開口部37を形成している。又前記ボス部35上面35Sには、前記筒部38を囲む環状溝39が凹設されるとともに、この環状溝39の底面に、前記空気流路上開口部36を開口させている。従って、前記筒部38の上端よりも下方に、パンクシーリング剤の不純物を溜める貯留スペースhが形成される。前記環状溝39は、この貯留スペースhの容積を高めるのに役立つ。なお環状溝39を設けることなく、前記上面35Sに空気流路上開口部36を形成することもできる。
次に、前記空気流路33は、前記空気取り入れ口部7から横向きにのびる横の空気流路部33Aと、この横の空気流路部33Aに交点Qで連なり前記空気流路上開口部36まで上方にのびる縦の空気流路部33Bとからなる。そしてこの縦の空気流路部33Bに、パンクシーリング剤がコンプレッサ側に逆流するのを防止する逆流防止手段40を設けている。なお本例では、前記横の空気流路部33Aは、一端に前記空気取り入れ口部7が形成され、かつ他端に、開閉キャップ41の着脱によって開放閉止可能な開閉口42が形成される。又横の空気流路部33Aの中央側には、流路の内径を絞ったベンチュリー部43が形成されるとともに、このベンチュリー部43の近傍かつ下流側に、前記交点Qを設けている。
前記逆流防止手段40は、図5に示すように、前記交点Qと空気流路上開口部36との間に形成されかつ流路の内径を絞った弁座部45と、この弁座部45の上方かつ縦の空気流路部33B内に上下動自在に遊挿されるボール状の金属製球体弁46とを具える。前記弁座部45は、前記交点Qに向かって先細をなす円錐面をなし、通常は、球体弁46の自重によって該円錐面と当接して弁座部45を閉止する。これに対して、空気取り入れ口部7から圧縮空気が供給された場合(パンク修理の場合)には、一点鎖線で示すように、この圧縮空気の圧力によって球体弁46が持ち上がり、前記円錐面と離間することで弁座部45を開放できる。従って、前記球体弁46の外径D1は、前記弁座部45の最小内径D2よりも大であり、又縦の空気流路部33Bの弁座部45以外の内径D3よりも小に設定される。本例では、前記外径D1を2.0mm程度、前記最小内径D2を1.5mm程度、前記内径D3を3.0mm程度として形成している。
又前記逆流防止手段40には、前記空気流路上開口部36に取り付き、かつ該空気流路上開口部36からの球体弁46の飛び出しを防止する係止ピン47が含まれる。
この係止ピン47は、図6(A)に示すように、前記球体弁46よりも小径な中心孔48aを有するとともに前記空気流路上開口部36に嵌着される円筒状のピン本体48を具える。このピン本体48は、その下端部に、図6(B)に示す如く、前記中心孔48aからピン本体48の外周面にのびる圧縮空気流過用の切欠き溝48bを具える。従って、係止ピン47は、その下端によって球体弁46の飛び出しを防止でき、又切欠き溝48bによって圧縮空気を中心孔48a内に流過しうる。この流過のために、前記切欠き溝48bは、3本以上形成するのが好ましい。又中心孔48aの上端は、本例では、前記ピン本体48の上端部に設ける切り欠き部48cによって開口している。
なお係止ピン47の上端は、前記ボス部35上面35Sよりも上方に突出していることが好ましい。これにより、係止ピン47の空気流路上開口部36への取り付けが容易となる。なお係止ピン47としては、球体弁46の飛び出しを防止でき、かつ圧縮空気を流過しうるものであるならば、例えば図7(A)に示すように、前記空気流路上開口部36に嵌着される円柱体の周囲に、軸芯方向にのびる圧縮空気流過用の縦溝を設けたもの、及び図7(B)に示すように、前記空気流路上開口部36に圧着されるU字状のピンなど種々のものが採用しうる。
又前記蓋ユニット5は、前記ボス部35の外側面に嵌着され、未使用時には前記空気流路33とシーリング剤・圧縮空気取出し流路34とを閉じて、パンクシーリング剤をシーリング剤容器4内に密封するキャップ50を含む。このキャップ50は、パンク修理において前記空気流路33から圧縮空気が流入された時には、その内圧によってボス部35から自動的に外れ、前記圧縮空気を前記シーリング剤容器4内に送り込みさせることができる。
前記キャップ50は、例えばポリエチレン、ポリプロピレンなどの弾性変形可能な合成樹脂材からなり、図8に拡大して示すように、前記ボス部35の外側面に嵌着される円筒状の胴部51と、該胴部51の上端を閉じる天板部52とを具える。前記天板部52は、前記胴部51とは曲率半径Rの円弧で接続する円弧部分52Aを有する略半球面状をなし、前記曲率半径Rを、前記胴部51の内径Dの0.3〜0.5倍の範囲に設定している。なお前記曲率半径Rは、前記円弧部分52Aの内面における曲率半径であって、R=0.5×D のとき、前記天板部52は、実質的に前記円弧部分52Aのみからなる半球面状に形成される。又0.3×D≦R<0.5×D のときには、前記天板部52は、図9に例示するように、前記円弧部分52Aと、天板部52の頂部をなす平らな平滑部52Bとから形成される。又前記天板部52には、その内面から突出して前記シーリング剤・圧縮空気取出し流路上開口部37を閉じるピン状の栓部53が形成される。又前記胴部51の下端部かつ外周面には、周方向に連続してのびる補強用のフランジ部分50Aを凸設している。
前記キャップ50内に圧縮空気が充填された際、キャップ50は、図10に示すように、天板部52の円弧部分52Aから胴部51の上端側にかけて横に広がる変形をなし、逆に前記胴部51の下端側ではフランジ部分50Aにより補強、タガ締めされているため、横に広がりにくくなる。そのため、キャップ50が保管中にクリープを起こしてキャップ50とボス部35との締め付け力(嵌着力)が低下した場合にも、キャップ50とボス部35との接触状態を前記胴部51の下端側にて維持することが可能となる。その結果、キャップ50とボス部35との間からの圧縮空気の漏れを抑制できる。なお漏れが生じた場合には、漏れた圧縮空気によってシーリング剤容器4の内圧が上昇するため、キャップ50内の内圧との差が減じてしまい、キャップ50がボス部35から外れにくくなるという問題が生じる。なおR<0.3×D、或いはR>0.5×Dの場合、前記円弧部分52Aから胴部51の上端側にかけて変形しにくくなり、圧縮空気の漏れ抑制効果を有効に発揮することが難しくなる。
次に、前記切替スイッチ8は、前記コンプレッサ3と前記空気取入れ口部7との間に介在している。この切替スイッチ8は、図1の如く、弁軸8Aの進退動によって、コンプレッサ3に接続される流入ポートP0を、第1の流出ポートP1又は第2の流出ポートP2に切り替えて導通できる。そして、第1の流出ポートP1に導通した場合には、圧縮空気を空気取入れ口部7に供給でき、パンク修理専用の注入ホース24からパンクシーリング剤と圧縮空気とを順次送り出して、タイヤTのパンクを修理することができる。又第2の流出ポートP2に導通した場合には、圧縮空気のみを圧縮空気充填専用のホース23から送り出すことができ、例えば、空気圧が下がった非パンクのタイヤT0を標準内圧に昇圧させたり、或いはゴムボートや浮き袋などを膨張させるために使用することができる。
又前記空気流路33に、逆流防止手段40が配されているため、パンク修理が終了してコンプレッサ3を停止させた時、貯留スペースhに溜まったパンクシーリング剤が空気流路33から逆流して、前記蓋ユニット5よりも上流側に配される部材が汚損するのを防止できる。従って、使用後のシーリング剤容器4を新しいシーリング剤容器4に交換する場合、蓋ユニット5よりも上流側の部材の交換が不要となり、交換コストを低減することができる。
特に本実施形態のように、コンプレッサ3、切替スイッチ8、蓋ユニット5、シーリング剤容器4、及び各種のホースを予め連結しかつ一つの収納ケース2内にコンパクトに収納した一体型パンク修理装置1の場合には、漏れたパンクシーリング剤が切替スイッチ8やコンプレッサ3内にも進入する可能性が生じるため、本願の逆流防止によるメリットは非常に高いものとなる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
本発明の蓋ユニットを用いたパンク修理装置を概念的に示す線図である。 パンク修理装置の斜視図である。 パンク修理装置の内部を示す斜視図である。 蓋ユニットを示す断面図である。 空気流路を逆流防止手段とともに示す断面図である。 (A)は係止ピンを示す断面図、(B)はその切欠き溝を示す部分斜視図である。 (A)、(B)は、係止ピンの他の実施例を示す図面である。 キャップを拡大して示す断面図である。 キャップの他の実施例を示す断面図である。 キャップの圧縮空気による変形状態を示す断面図である。 従来の蓋ユニットを示す断面図である。
符号の説明
3 コンプレッサ
4 シーリング剤容器
4A 首部
5 蓋ユニット
7 空気取り入れ口部
30 取付け凹部
31 蓋ユニット本体
33 空気流路
33A 横の空気流路部
33B 縦の空気流路部
34 シーリング剤・圧縮空気取出し流路
35 ボス部
35S 上面
36 空気流路上開口部
37 シーリング剤・圧縮空気取出し流路上開口部
40 逆流防止手段
45 弁座部
46 球体弁
47 係止ピン
48 ピン本体
48a 中心孔
48b 切欠き溝
50 キャップ

Claims (3)

  1. パンクシーリング剤を収容したシーリング剤容器を取付けでき、かつコンプレッサからの圧縮空気を空気取り入れ口部から前記シーリング剤容器に送り込む空気流路と、前記圧縮空気の送り込みによってシーリング剤容器から前記パンクシーリング剤と圧縮空気とをタイヤ側に取り出すシーリング剤・圧縮空気取出し流路とを有する蓋ユニット本体を具えるシーリング剤容器の蓋ユニットであって、
    前記蓋ユニット本体は、前記シーリング剤容器の首部を挿入して固定する取付け凹部と、この取付け凹部の底面から隆起するボス部とを有し、
    かつ該ボス部の上面側に、前記空気流路の上端が開口する空気流路上開口部と、前記シーリング剤・圧縮空気取出し流路の上端が開口するシーリング剤・圧縮空気取出し流路上開口部とが設けられ、
    しかも前記空気流路は、前記空気取り入れ口から横向きにのびる横の空気流路部と、この横の空気流路部に交点Qで連なり前記空気流路上開口部までのびる縦の空気流路部とからなり、かつ該縦の空気流路部に、パンクシーリング剤がコンプレッサ側に逆流するのを防止する逆流防止手段が設けられるとともに、
    前記逆流防止手段は、前記交点Qと空気流路上開口部との間に形成される内径を絞った弁座部と、
    この弁座部の上方かつ縦の空気流路部内に上下動自在に遊挿され前記弁座部を開閉しうるボール状の球体弁と、
    前記空気流路上開口部に取り付きかつ空気流路上開口部からの球体弁の飛び出しを防止する係止ピンとからなることを特徴とするシーリング剤容器の蓋ユニット。
  2. 前記係止ピンは、前記球体弁よりも小径な中心孔を有しかつ前記空気流路上開口部に嵌着される円筒状のピン本体を有するとともに、このピン本体の下端部に、前記中心孔からピン本体の外周面にのびる圧縮空気流過用の切欠き溝を設けたことを特徴とする請求項1記載のシーリング剤容器の蓋ユニット。
  3. 前記ボス部には、その外側面に嵌着され、未使用時には前記空気流路とシーリング剤・圧縮空気取出し流路とを閉じるとともに、前記空気流路から圧縮空気が流入された時、その内圧によってボス部から外れて前記圧縮空気を前記シーリング剤容器内に送り込みさせうるキャップが配されることを特徴とする請求項1又は2記載のシーリング剤容器の蓋ユニット。
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