JP2012005748A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】球検出センサの検出領域に滞留し得る大球を予め選別して排除することで、大球と電磁波出力装置とを組み合わせることで発生する球の誤検出という状況を未然に防止する。
【解決手段】2個以上の遊技球PBが互いに接触して列をなしているとき、遊技球PBの直径を一単位として整数倍のピッチで取り付けられた一対の電極206、208間を、前記複数の遊技球PBの電気的接触で電流が流れているか否かを判断し、大球PBBの有無を判定するようにした。大球PBBの有無を発射前に判定することで、外部からの電磁波による、誤った入賞検出の可能性の有無を事前に認識することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、遊技球が遊技盤の表面に沿って、釘及び風車を含む障害物に当接しながら落下する領域に設けられ、入賞することで遊技の進行に変化をもたらす入賞口を備えた遊技機に関する。
従来、遊技機、特にパチンコ機において、遊技球の発射操作によって遊技盤に遊技球を発射し、遊技盤に設けられた入賞口にパチンコ球が入賞すると予め定められた賞球数の遊技球が払い出される。また、これに加え、始動入賞口に遊技球が入賞、あるいは、抽選用のゲートを通過し、この通過した遊技球が再度遊技盤面に戻されると、制御上、内部的に抽選(当/落抽選)が実行され、役物内に設けた画像表示装置(LEDやLCD等)による図柄変動表示の演出、及び、他の画像表示演出によって抽選結果を報知する。この抽選結果の当選が報知された場合には、通常遊技状態では常に閉止状態の特別入賞口(「大入賞口」や「アタッカー」等と称する場合がある)が開放され、これにより、遊技盤面に打ち出された遊技球が特別入賞口に入賞し、この入賞に対する賞品球が払い出されるため、通常遊技状態よりも遊技者に有利な遊技状態(以下、「特別遊技状態」という)を付与することがなされている。なお、遊技球の入賞の検出は、入賞路に設けられた球検出センサによって行われる。
ところで、球検出センサは、円形の球通過口を球が通過すると、そのときに発生する電磁誘導作用等で、出力信号を変化させ、球の通過を検出している。
より具体的には、従来は、通常状態でL信号(例えば、無信号状態「0V」)とし、球が通過するときにH信号(例えば、0V以外の印加電圧(例えば、3.3V、5.0V等))のパルス信号を出力する。このH信号がコントローラ等の監視制御部に入力することで、球の通過があったことを検出している。
ところで、前記球検出センサに、特別な電磁波を発せられると、誤動作することがある。
すなわち、この電磁波出力装置から発振される電磁波は、センサ検出信号にノイズを付加するため、L信号がH信号に反転する機能を有しており、球が通過しなくても球が通過したときと同様の信号を出力させる。このH信号パルスが断続して発生すると、球入賞よる賞球が次々と実行されることになる。
この誤動作を防止するため、球検出センサの出力信号を通常時(球の非通過時)をH信号(0V以外の印加電圧)とし、球が通過したとき、L信号(0V)となるようにした(例えば、特許文献1参照)。これを実現する回路構成は、例えば、特許文献1の図3等に記載されている。なお、この対策は、球検出センサの出力信号を、後段で反転する構成では前記電磁波ノイズの影響を受けるため、球検出センサ自体の出力信号における通常時がH信号である必要がある。
この結果、L信号をH信号とする機能を有する電磁波出力装置が、意味を持たなくなり、誤動作を防止することができる。なお、ここで言う「誤動作」は、意図的に電磁波を出して、球検出センサの出力信号を操作する、所謂「不正行為」を含む場合がある。
しかしながら、上記特許文献1等では、球の非通過時をH信号とすることと、電磁波対策との関連性は述べられていない。
すなわち、特許文献1では、「電磁波による作用で、不正に信号を反転させることを防止するべく、ダミーセンサ(引用文献3の不正検出器30b)を配設し、電磁波を検出するようにした。」旨の記載しかない。
少なくとも、現在知られている電磁波出力装置では、球検出センサから出力されている信号(H信号)を、無信号状態(L信号)とする機能は持っておらず、この結果、引用文献3におけるダミーセンサ(不正検出器30b)による外部電磁波信号検出手段は無反応(H信号出力が継続されてL信号にはならない)であり、全く役に立たない構成となっている。
一方、近年、所謂大球(球径が、通常の遊技球(11.0mm)よりも大きい球)を用い、この大球が球検出センサの通過口を通らないことを利用して、当該通過口に大球を滞留させることがある。
この大球の滞留状態により球検出センサの出力信号がL信号に維持され、この状態で、電磁波出力装置の電磁波によって、L信号をH信号に反転させることを繰り返し、パルスを生成する。これは、言い換えれば、球通過を示すL信号が繰り返され、入賞を検出したときと同等の信号となる。
すなわち、大球と電磁波出力装置との組み合せにより、誤動作が発生することになる。
なお、参考として、球径の異なる遊技球を用いる例として、小球(球径が、通常の遊技球(11.0mm)よりも小さい球)がある。小球は、釘調整の如何に関わらず、釘間を通過し得ることで、入賞し易くなる。このため、小球を発射前に選別し、排除する構造は従来から知られている(特許文献2参照)。
参考として、大径球の排除については、特許文献3に、基準寸法(直径11mm程度)の開口を通過しない大球を排除する技術が開示されている。
特開2008−245763号公報 特開平02−265582号公報 実開昭63−174886号公報
本発明は上記事実を考慮し、球検出センサの検出領域に滞留し得る大球を予め選別して排除することで、大球と電磁波出力装置とを組み合わせることで発生する球の誤検出という状況を未然に防止することができる遊技機を得ることが目的である。
本発明は、遊技盤面へ遊技球を発射する発射装置よりも上流側で、前記遊技盤面上へ発射するための複数個の遊技球を配列し、かつ遊技球同士を接触させた状態で支持する支持部材と、前記支持部材に支持された遊技球を順次発射装置へ送り出す送出手段と、前記支持部材に設けられ予め定められた規格上の遊技球の直径を一単位として、少なくとも2個以上の連なった遊技球の数に応じて設定された距離をもって配置された一対の電極と、前記一対の電極間に電流を流し、前記連なった複数の遊技球を導線の一部とする回路の通電状態で遊技球の直径としての適否を判別する判別手段と、前記判別手段での判別の結果、遊技球として直径が不適であると判別されたことを報知する報知手段と、有している。
本発明によれば、規格に適合する遊技球が連なると、その両端の遊技球が、一対の電極と電気的に接続状態となるため、例えば、連なった複数の遊技球を導線の一部とする回路に電圧を印加すると電流が流れる。
例えば、連なって支持されている遊技球の中に大球が混在していると、球間ピッチがずれて、一対の電極間に電流が流れなくなる。或いは、遊技球の表面が絶縁膜(テープ等)で覆われている場合に、非導通状態となり、一対の電極間に電流が流れなくなる。
これにより、不正球の存在(直径の不適)を判別することができる。また、不正球が判別されると報知され、店側では迅速な対応が可能となる。
なお、複数球の間隔寸法が正規球の場合からずれる現象は、大径球が混入した場合だけでなく、小径球が混入した場合でも発生するので、いずれの場合でも容易に直径が不適格な遊技球を判別できる。
本発明において、前記支持部材が、遊技者に貸し出した遊技球を貯留するための球貯留皿に設けられていることを特徴としている。
支持部材を、遊技者に貸し出した遊技球を貯留するための球貯留皿に設ける。球貯留皿では、発射装置へ送り出す直前で、遊技球を例えば1列に配列する構造が予め設けられているため、この構造を利用することで、支持部材として既存の部材を利用することができる。
本発明において、前記判別手段での判別の結果、遊技球として直径が不適であると判別された場合に、導線の一部として適用された複数の遊技球を前記支持部材の流路から別経路へ案内する案内手段と、前記案内手段で別経路に案内された複数の遊技球から、直径が不適とされる遊技球を選別する選別手段と、をさらに有することを特徴としている。
判別手段で直径が不適である遊技球が判別されたとしても、それが直接不正につながらない場合があるため、発射装置の発射停止等の強制的な措置をとりずらい場合がある。そこで、導線の一部として適用された複数の遊技球を前記支持部材の流路から抽出し、抽出された複数の遊技球から、直径が不適とされる遊技球を選別する。
案内手段としては、例えば、一対の電極間の支持部材の底部を開閉可能とする構造や、切り替え弁等を配置する構造等が考え得る。
また、選別手段としては、例えば、規格上の球径と同等ゲートを設けたり、互いの距離が徐々に拡大するように、平面視でハの字型に配置した一対のレール部材で形成し、規格内外の直径の遊技球を仕分けるといった構造が考え得る。
以上説明した如く本発明によれば、球検出センサの検出領域に滞留し得る大球を予め選別して排除することで、大球と電磁波出力装置とを組み合わせることで発生する球の誤検出という状況を未然に防止することができるという優れた効果を有する。
本実施の形態に係るパチンコ機の正面図である。 本実施の形態に係る遊技盤の正面図である。 本実施の形態に係る制御系のハード構成を示すブロック図である。 (A)は球検出センサの斜視図、(B)は球検出センサの動作タイミングチャートである。 本実施の形態に係る一体皿正面図である。 本実施の形態に係る一体皿の平面図である。 上皿部の案内部に設けられた閉ループ回路の構成図であり(A)は正常時、(B)は図7(A)の等価回路図、(C)は大球混入時、(D)は図7(C)の等価回路図である。 大球混入監視制御ルーチンを示すフローチャートである。 (A)は案内手段としての一例であり、床部に位置する遊技球を別経路へ案内する構造を示す側面図、(B)は別経路に案内された遊技球をゲート方式で選別する構造を示す正面図、(C)は別経路に案内された遊技球をレール方式で選別する構造を示す平面図、(D)は別経路に案内された遊技球を光軸方式で選別する構造を示す正面図である。
(パチンコ機の構成)
図1に示されるように、パチンコ機10の前面下部には、化粧パネルとなる下飾り12が取り付けられている。
また、パチンコ機10の下飾り12の上部には、互いに平行、かつ奥行き方向に所定の間隔をおいて配置された一対のガラス板14を装着したガラス枠16が配置されており、ガラス枠16は左側端部が軸支されて開閉可能に取り付けられている。このガラス枠16の奥側には、着脱交換可能な遊技盤18がセットされており、遊技盤18は、ガラス枠16で閉塞された状態でガラス板14に対向するようになっている。
ガラス枠16の下部には、一体皿24が配置されている。一体皿24の図1の右端部には、鍵穴27が設けられ、この鍵穴27にキーを差し込み、左右の内、一方に回すとガラス枠16が開放し、他方に回すと一体皿24が開放する。
一体皿24には、上皿部28と、下皿部30とが設けられている。上皿部28を形成する周縁壁部32には、上皿球抜きレバー34が設けられ、この上皿球抜きレバー34を操作することで、上皿部28に貯留された遊技球を下皿部30へ送り出すことができるようになっている。また、下皿部30には、下皿球抜きボタン36が設けられ、この下皿球抜きボタン36を操作することで、下皿部30に貯留された遊技球PBを外部(例えば、所謂「ドル箱」)へ排出することができるようになっている。
上皿部28の周縁壁32における図1の右端部には、球貸ボタン42と、返却ボタン44が設けられている。
また、一体皿24の右側下部には打球の発射力(飛距離)を調整するためのグリップユニット(発射ハンドル)26が取り付けられ、左側下部には、灰皿46が取り付けられている。
一体皿24における下皿部30の図1の右側には受け皿スピーカ60Uが配置されている。
ここで、一体皿24における上皿部28の周縁壁32には、遊技者が操作可能な操作ボタン50が設けられている。この操作ボタン50は、遊技中において、操作有効期間中に操作することで、演出画像に対して介入することができるようになっており、それぞれの遊技仕様によって設定される。
ガラス枠16におけるガラス板14の周囲には、アーチ状に遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による視覚的効果や、音声等による聴覚的効果等の演出効果を生み出す上部演出部52が配置されている。この上部演出部52の下端部は、一体皿24の周囲に略U字型に配置された下部演出部54の上端部と連結されている。
この結果、上演出部52と下演出部54とで、遊技盤18の周囲を取り囲むように、演出部56が形成されている。
この演出部56は、上演出部52及び下演出部54共に、照明部材(LED等)が取り付けられた基板(図示省略)と、この基板を覆うように、所定の意匠で形成されたレンズカバー58が取り付けられている。
レンズカバー58は、前記照明部材が点灯する領域を区画するよう凹凸状にカットされており、区画された領域(以下、必要に応じて「レンズ部58」という)毎に照明部材の点灯制御がなされる。なお、照明部材は基本的にR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の3色に点灯するLEDが1組となっており、それぞれの点灯時の光量比により、様々な配色の点灯が可能となっている。また、ガラス枠の上部角部には、それぞれ三連表示62が設けられ、遊技状態の報知(エラー報知等を含む)に適用される。
また、前記上演出部52における、ガラス枠16の上部円弧の約1/3に相当する領域の中央及び両端には、ガラス枠スピーカ60C、60L、60Rが内蔵され、照明と同時に、音声を出力する。
なお、以下では、前述した受け皿スピーカ60Uと、このガラス枠スピーカ60C、60L、60Rを総称して、「スピーカ60」という。
(遊技盤の構成)
図2に示される遊技盤18は、基板となるベニヤ板に樹脂製シート状のセルが貼着されてそのセルの表面が盤面となっており、盤面の外周端部付近に、円弧状の外レール102及び内レール104が取り付けられている。これらの外レール102及び内レール104によって囲まれた円形状の領域は、発射装置165(図3参照)から発射されて打ち込まれた遊技球PBが自重落下により移動可能とされ、この領域が遊技を行う遊技領域とされている。
遊技盤18の遊技領域には、釘(図示省略)及び風車21が点在して打ち込まれている。また、遊技領域におけるほぼ中央には、センター役物105が配置されている。センター役物105は、各種演出等の映像を表示する液晶表示部(LCD表示部)106を備えている。
LCD表示部106では、例えば、3列の図柄列が独立して変動し、最終的に3列の図柄列が同一図柄で停止した場合に特別図柄抽選の当選を報知するといった、図柄変動パターン演出が実行される。なお、3列の内、先に2列が同一図柄で停止(仮停止)して、残りの1列が変動中の場合を、「リーチ」という。
センター役物105の下辺部は、ステージ105Sが形成されている。ステージ105Sには、釘等で跳ね返えることで受け入れた遊技球PB、或いは図示しないワープ路に案内されて受け入れた遊技球PBが送り込まれるようになっている。
ステージ105Sは、傾斜面や突起部等が形成され、前記遊技球PBの移動が当該傾斜面や突起部等により不規則に変化し、最終的に下辺手前から遊技盤18へ戻されるようになっている。
図2に示される如く、センター役物105の図2に向かって左側には、普通図柄抽選の始動機能を持つ通過ゲート118が配置されている。
また、センター役物105の下部には、特別図柄始動入賞口(A)130と特別図柄始動入賞口(B)134とが縦列に配置されている。
特別図柄始動入賞口(A)130が常時入賞可能に上部が開口しており、一方、特別図柄始動入賞口(B)134の上部開口は、特別図柄始動入賞口(A)130が閉塞している。
この特別図柄始動入賞口(B)134には、電動チューリップ136が取り付けられている。電動チューリップ136は、遊技盤18の裏面側に配設された電チューソレノイド138(図3参照)の通電・非通電によって開閉する構成となっている。
ここで、電動チューリップ136が開放状態になると、特別図柄始動入賞口(B)の入賞開口部へのパチンコ球PBの受け入れが可能となり、パチンコ球PBの入賞が可能となる。
さらに、図2に示される如く、前記特別図柄始動入賞口(B)134のさらに下部には、遊技領域の下端部付近に位置してアタッカー112が配置されている。
アタッカー112には、開閉扉116が設けられている。この開閉扉116が、アタッカーソレノイド148(図3参照)の通電・非通電によって開放又は閉塞する。すなわち、開閉扉116の開放時には、開閉扉116上に落下した遊技球PBが開閉扉116に案内されてアタッカー112へ入賞する。
また、遊技領域の最下位置には、外れ球を遊技盤18の裏側へ排出するアウト口124が設けられている。
さらに、センター役物105よりも下、かつ特別図柄始動入賞口(A)130と特別図柄始動入賞口(B)134の左右には、複数の一般入賞口120(本実施の形態では、図2に向かって左側に2個の一般入賞口120A、120C、右側に1個の一般入賞口120Cとする。)が設けられている。なお、一般入賞口120は、3個の限られるものではなく、例えば、入賞率等の設計上の演算によってその数を決めればよい。
また、この遊技領域に設けられたセンター役物105や盤面周縁には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の発光素子136(図3参照)が多数設けられている。
ここで、特別図柄始動入賞口(A)130又は特別図柄始動入賞口(B)134に遊技球PBが入賞すると、特別図柄抽選が実行され、この特別図柄抽選に当選すると、前記アタッカー112の開閉扉116が所定のパターンで開閉動作し、これを所定回数(所定ラウンド)繰り返すようになっている(「特別遊技状態」又は「大役処理」等と言う場合がある)。
なお、前記特別図柄抽選の当選/落選は、主としてLCD表示部106の図柄変動表示演出において報知され、この図柄変動パターン演出中、或いは、前記大役処理中の場合は、抽選結果を保留し、順次報知していくようになっている。また、図柄変動表示演出と共に、動物などが擬人化されたキャラクタが表示され、抽選で当選した旨を暗示させることにより、遊技者に期待感を持たせるといった、視覚的な演出をすることがあり、その場合は効果音によって聴覚からも遊技者の興趣を増大させる。
なお、本実施の形態では、1個の特別図柄始動入賞口に対して最大4個(本実施の形態では、特別図柄始動入賞口(A)130及び特別図柄始動入賞口(B)134の2個の特別図柄始動入賞口なので、8個となる。)の保留が可能となっている。なお、この保留球数に限定されるものではない。
保留球数は、センター役物105における、図2に向かって右下に配置され、主として特図表示部を備えた遊技進行ガイドランプユニット109の一部である保留ランプによって報知される他、LCD表示部106の一部を用いて、遊技者に見易く表示するようになっている。
(制御系の構成)
次に、図3を用いてパチンコ機10の制御系について説明する。
図3に示されるように、本実施形態に係るパチンコ機10の制御系は、主制御部150を中心として構成されており、この主制御部150には、演出制御部152と払出制御部154とが接続されている。主制御部150には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この主制御部150からの命令信号に基づいて、各部の動作が制御されるようになっている。
主制御部150からは盤用外部端子190を介してホールコンピュータ(図示省略)へ遊技の進行状態を示す情報(始動入賞信号や大当たり信号、図柄確定回数信号)が送信される。
主制御部150には、入力系として、通過ゲート118を通過する遊技球PBを検出する通過ゲートセンサ118S、特図A始動入賞口130への入賞球を検出する特図A始動口センサ130S、特図B始動入賞口134への入賞球を検出する特図B始動口センサ134S、特別遊技状態の際に開放するアタッカー112への入賞球を検出するアタッカーセンサ112S、一般入賞口120A、120B、120Cへの入賞球を検出する一般入賞センサ120AS、120BS、120CSが接続されている。
また、主制御部150には、出力系として、遊技情報をランプの点灯状態で報知するガイドランプユニット109、電動チューリップ136を開閉する電チューソレノイド138、アタッカー112の開閉扉116を開閉するためのアタッカーソレノイド148が接続されている。
演出制御部152には、入力系として、操作ボタン50が接続されている。また、演出制御部152には、出力系として、パチンコ機10の各種遊技部品に設けられた照明演出用の発光素子136、スピーカ60が接続されている。
さらに、演出制御部152には、図柄制御部156を介してLCD表示部106が接続されている。
払出制御部154には、払出装置160及び発射制御部164が接続され、発射制御部164には発射装置165が接続されている。この払出制御部154は、パチンコ機10内に設けられた払出装置160を作動させて、賞球又は貸し球の払い出し及び停止動作と払出数を制御する。また、発射制御部164は、遊技者によるグリップユニット26(図1参照)の操作により発射装置165を作動させて、遊技球PBの発射開始、及び、グリップユニット26の操作量に応じた発射力を制御する。
さらに、払出制御部154では、枠用外部端子191を介して払出情報をホールに設置されたホールコンピュータ(図示省略)へ送信するようになっている。
前記通過ゲートセンサ118S、特図A始動口センサ130S、特図B始動口センサ134S、アタッカーセンサ112S、一般入賞センサ120AS、120BS、120CSは、それぞれ同一形状、かつ同一機能を持つ球検出センサ212が適用されている。
図4(A)に示される如く、球検出センサ212は、薄型板状の直方体形状であり、円形の通過孔212Aが形成されている。
この通過孔212Aが遊技球PBを検出する検出領域であり、この検出領域(通過孔212Aの周縁)に検出部212Bが設けられている。また、球検出センサ212には、前記検出部212Bからの信号を受けて、出力信号を生成する信号生成部212Cが設けられている。本実施の形態では、図4(B)に示される如く、球検出センサ212に駆動電力が供給されると、前記通過孔212Aに遊技球PBが通過していない状態(通常状態)において、検出信号としてH信号(3.3V又は5.0V)を出力する構成となっている(第1の信号)。逆に、通過孔212Aを遊技球PBが通過するとL信号(無信号)となる(第2の信号)。
なお、上記H信号/L信号は相対的な信号レベルを表すものであり、逆に、第1の信号が−3.3V又は−5.0Vであり、第2の信号が0Vである場合は、第1の信号がL信号、第2の信号がH信号となる場合もある。ここで、重要なのは、遊技球PBを検出していないとき、0V以外の電圧が印加されていること(第1の信号)、並びに、遊技球PBを検出すると0Vとなること(第2の信号)、を条件とした出力信号を持つ球検出センサ212が適用されることである。
このように、球非検出でH信号、球検出L信号とすると、例えば、外部からの電磁波が当該球検出センサ212の検出領域に届いた場合でも、H信号が維持されることになる。すなわち、外部からの電磁波は、L信号(無信号状態)の出力を、H信号に変換させる能力はあるが、H信号をL信号に変換する能力はないからである。
ここで、例えば、球検出センサ212の通過孔212Aに、何らかの理由で磁性体が保持された状態で、電磁波が発生すると、この電磁波によりL信号−H信号が繰り返されると、入賞があったと認識する場合がある。
なお、球検出センサ212の通過孔212Aに、磁性体が保持される状況の一例としては、通常の遊技球PBの外径規格(11mm)程度よりも大きく、通過孔212Aに引っ掛かる程度の大球(直径d≦11.5mm)が混在することが考えられる。
そこで、本実施の形態では、球検出センサ212の通過孔212Aに滞留するほどの規格外の大球が遊技盤18へ発射される前、より具体的には、上皿部28から発射装置165へ送り込まれる前までに、当該大球を選別する機構を設けている。
図5及び図6は、図1に示した一体皿24の詳細図(平面図、正面図)であり、上皿部28は、複数の遊技球PBを貯留する役目を有している。上皿部28の貯留面は、その最も奥側に、遊技球PBを所定の位置(図5、6のA線矢視位置)へ、一列で送り出すための案内部200が形成されている。この案内部200は、図5の右から左に向かって低位となる傾斜面とされ、前記所定位置に向かって、遊技球PBは自重で流動するようになっている。
また、貯留面は、前記案内部200以外が遊技球貯留部202(図6参照)とされ、遊技球貯留部202は、大量の遊技球PBが三次元的に貯留される場合があり、これらの遊技球PB同士が噛み合って、球詰まりを起こすことがないように、また、流れが停滞しないように、事前に設計された段差や曲面等が各所に形成されている。
遊技球貯留部202の基本的構造としては、当該遊技球貯留部202の案内路が、前記案内部200へ向けて徐々に狭くなっており、遊技球PBは、整流されながら案内部200で一列縦隊となり、上皿部28の奥側に配置された発射装置165(図3参照、但し、構造としては図示省略)へ1個ずつ送られるようになっている。
図7には、この上皿部28の案内部200の概略図が示されている。
図7(A)に示される如く、上皿部28の案内部200は、左端の球ストッパ204を最低位とした傾斜面とされている。前記遊技球貯留部202の遊技球PBは、右端の最高位からこの案内部200へ送り込まれるため、遊技球PBは、当該案内部200の傾斜面に沿って自重で流動し、一列縦隊となる。前記球ストッパ204で停止した遊技球PBは、案内部200の図7(A)の奥側に設けられた発射装置165(図3参照)の発射機構部へ順次送り出され、遊技盤18へと発射されるようになっている。
ここで、案内部200の床部200Aには、一対の電極206、208が埋め込まれている。一対の電極206、208は、その上端が床部200Aの上面に露出し、接点となっている。接点は、少なくとも0.1〜0.2mm以下の接触面積であり、床部200Aの上面を流動する遊技球PBの点接触可能となっている。
ここで、一対の電極206、208の内、一方の電極206は、前記球ストッパ204によって停止された遊技球PBと点接触する位置に取り付けられている。また、一対の電極206、208の内、他方の電極208は、遊技球PBの直径を一単位とし倍数(本実施の形態では、7倍)の距離をおいて、取り付けられている。このため、正規の直径の遊技球PBが床部200Aに一列縦隊で配列されている場合は、合計8個の遊技球PBが連なった状態で一対の電極206、208間が電気的に導通することになる。
前記一対の電極206、208は、電源部210、抵抗213を介して閉ループ回路214(図7(B)の等価回路参照)が構成されている。
このため、8個の遊技球PBが連なっていると、この一対の電極206、208間が導通するため、抵抗213に電流iが流れることになる。監視部216では、この電流を監視している。すなわち、抵抗213の近傍には電流計218が設けられ、この電流計218の計測データが監視部216へ送出されるようになっている。なお、監視部216は、主制御部150(図3参照)の一部として設けてられている。
また、監視部216には、滞留センサ220が接続されている。滞留センサ220は、前記他方の電極208の直上、かつ、遊技球PBの直径+α以上の距離をおいて配置されている。滞留センサ220では、他方の電極208上に物体(遊技球PB又は後述する大球PBB(以下、遊技球PBと大球PBBとを総称する場合は、「遊技球等」という))が存在するか否かが判断されるようになっている。監視部216では、この滞留センサ220によって遊技球の存在を一定期間確認しているときに、前記電流の監視体制に入るようになっている。
なお、この一定期間とは、遊技球PBが無抵抗で流動するときの通過時間(例えば、0.1秒又はその前後)以上である。
なお、遊技が進行しているときは、遊技球PBは、案内部200に滞留されながら1分間に100球発射されるときの停止時間(0.6秒又はその前後)で、断続的に流動している。従って、0.6秒を経過して、一時的に電流が流れなくなるのは正常である。
ところで、図7(C)に示される如く、非正規の遊技球(ここでは、大球PBB)が混入した状態で案内部200に遊技球PB等が一列縦隊に配列されると、遊技球PBの直径と、大球PBBの直径との差分だけ位置ずれが発生し、一対の電極206、208の内の他方の電極208と遊技球PBとの接触が断たれる。このため、閉ループ回路214に電流が流れず(図7(D)の等価回路参照)、監視回路216では、前記他方の電極208上に遊技球等が存在するが、電流が流れていないことを認識する。
監視回路216は、演出制御部152及びホールコンピュータへ接続するインターフェイスである盤用外部端子190(共に図3参照)に接続されており、遊技球等が連なっている状態で、電流が流れない場合に、エラー信号を出力する。演出制御部152では、エラー信号を受けてスピーカ60から聴覚を通じたエラー報知、LCD表示部106及び発光素子136から視覚を通じたエラー報知を実行すると共に、ホールコンピュータへエラー発生を報知する。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
パチンコ機10による遊技では、遊技者がグリップユニット26を操作すると、一球ずつ発射装置165によって上方へ発射される。発射された遊技球PBは、外レール102に沿って遊技盤18の遊技領域19に打ち込まれ、遊技釘や風車に当たり方向を変えながら遊技領域19内を落下する。そして、入賞せずに遊技領域19の下端部に至った遊技球PBはアウト口40からパチンコ機10内に回収される。
また、遊技球PBが遊技領域19内に設けた始動入賞口20に入賞したり、通過ゲート22を通過すると、それぞれの遊技仕様に基づく処理(例えば、抽選等)が実行されると共に、LCD表示部106への画像表示演出、スピーカ60を用いた音演出等が実行される。また、図示は省略したが、普通入賞口に入賞すると、予め定めた賞球(払い出し)が実行される。
(遊技仕様の概要)
まず、主制御部150における抽選処理を中心とした遊技制御について説明する。
始動口(A)130又は始動口(B)134に、遊技球PBが入賞すると、有効始動入賞か否かが判断される。この有効始動入賞とは、保留球が満杯(例えば、1個の始動口に対して4個)ではなく、かつ始動口(A)130又は始動口(B)134へ遊技球PBが入賞したことを言い、これによって抽選権利を得ることになる。なお、無効始動入賞時は、抽選の権利は与えられないが、所定数(3〜5個程度)の賞球払出しがなされる場合もある。
上記始動入賞が有効始動入賞であった場合には、乱数を取得し、予め記憶されている当り値を読み出し、双方を比較して、抽選が当りか外れかを判定する。
なお、現在の遊技状態が大当たり処理中、或いは図柄変動パターン演出中の場合は、抽選の権利を保留にするべく、保留数を1つ加算(+1)し、現在の遊技状態が大当たり処理中ではなく、或いは図柄変動パターン演出中でもなくなったときに、保留数を1つ減算して抽選処理が実行される。
この抽選の当り/外れに基づいて、図柄変動パターン演出時間を設定し、抽選結果、図柄変動パターン時間を含むコマンドを副制御部152へ送出する。
副制御部152では、抽選の結果を、設定された演出時間を使って報知する。
この報知後、抽選の結果が当たりの場合には、特別遊技状態(大当たり処理)が実行される。通常遊技状態では常に閉止状態のアタッカー112を所定のラウンド数(5R,10R,15R)だけ開閉する。なお、アタッカー112の開放時間は最大30秒であり、アタッカー112が開放中に所定数(例えば、8〜10個)の遊技球の入賞があった時点で閉止し、所定の閉止時間をおいて、次のラウンド(開放)に移行する。これにより、遊技者は短時間で多くの遊技球の賞球を受けることができる。
ところで、各入賞口(特別図柄始動入賞口(A)130、特別図柄始動入賞口(B)134、一般入賞口120A、120B、120C等)に遊技球PBが入賞すると、これを球検出センサ212(特別A始動入賞センサ130S、特別B始動入賞センサ134S、一般入賞センサ120AS、120BS、120CS等)によって検出している。
この球検出センサ212では、球非検出状態では、その出力信号をH信号(3.3V又は5.0V等)とし、球検出状態、すなわち、通過孔212Aを遊技球PBが通過している間だけ、出力信号をL信号(無信号、0V)としている。
例えば、球検出センサ212の出力信号として、前記と逆に、球非検出状態でL信号、球検出状態でH信号とすると、外部から電磁波の影響で電界が変化し、ノイズが発生し、球検出と同等のH信号が出力されることがある。外部からの電磁波が、出力されている信号を無信号する能力はない。そこで、球非検出時をH信号、球検出時をL信号とすれば、外部からの電磁波による、「入賞」という誤判定を回避できる。
ところが、球検出センサ212の通過孔212Aに遊技球PBが滞留されたり、遊技球PBと同等の物性の部材が滞留されると、この滞留中は、球検出センサ212からの出力信号がL信号となる。この状態で、外部からの電磁波があると、球検出センサ212からの出力信号がL信号、H信号を繰り返す場合があり、この繰り返し分、「入賞」という誤判定をすることになる。
前記滞留の一例としては、規格上の遊技球PBの直径が11.5mmであるのに対し、規格以上の直径を持つ球(大球)が発射され、かつ入賞口に入賞した場合等が考えられる。
そこで、本実施の形態では、上皿部28の案内部200に一対の電極206、208を設け、この一対の電極206、208間で連なる遊技球等が等価回路上の導線と仮定して、抵抗218に電流が流れるか否かを、監視部216で監視するようにした。
図8は、監視部216における大球PBB等の混入の有無を一対の電極206、208に流れる電流監視制御ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ300では、滞留センサ220により遊技球等を検出したか否か判断され、否定判定された場合は、案内部200に遊技球等が存在しないと判断して、このルーチンは終了する。
また、ステップ300で肯定判定されると、案内部200に遊技球等が存在し、少なくとも、滞留センサ220の検出領域を通過したと判断し、ステップ302へ移行する。
ステップ302では、滞留センサ220による検出開始(立ち上がり)から0.1秒経過したか否かが判断される。このステップ302で否定判定されると、ステップ300へ戻り、上記工程を繰り返す。すなわち、滞留センサ220での遊技球等の検出が連続している間、このステップ300,302を繰り返すことになる。また、ステップ302で肯定判定されると、ステップ304へ移行して抵抗213を流れる電流値を電流計218から取得する。
次のステップ306では、取得した電流値が「0」か否かが判断され、否定判定された場合は、図7(B)に示すように、等価回路の閉ループに電流が流れている、言い換えれば、8個の遊技球Pが同じ直径であり、一対の電極206、208のそれぞれに両端の遊技球PBが電気的に接触し、大球PBB等の混入がないと判断し、このルーチンは終了する。
また、ステップ306において、肯定判定されると、図7(D)に示すように、等価回路の閉ループに電流が流れていない、言い換えれば、8個の遊技球Pの内、少なく共1個が異なる直径(ここでは、大球PBB)であり、一対の電極206、208の内、他方の電極208と図7(C)の右端の端の遊技球等が電気的に非接触状態であり、大球PBB等の混入がある判断し、ステップ308へ移行する。
ステップ308では、エラー処理を実行する。ここでのエラー処理は、ホールコンピュータへ通知すること、並びに、演出制御部152へ通知して、スピーカ60による聴覚を通じた報知、LCD表示部106及び発光素子136による視覚を通じた報知を実行する。
以上説明したように本実施の形態では、2個以上の遊技球PBが互いに接触して列をなしているとき、遊技球PBの直径を一単位として整数倍の間隔(複数球の間隔寸法)で取り付けられた一対の電極206、208間を、前記複数の遊技球PBの電気的接触で電流が流れているか否かを判断し、大球PBBの有無を判定するようにした。なお、複数球の間隔寸法が正規球の場合からずれる現象は、大径球が混入した場合だけでなく、小径球が混入した場合でも発生するので、いずれの場合でも容易に直径が不適格な遊技球を判別できる。
大球PBBの有無を発射前に判定することで、外部からの電磁波による、誤った入賞検出の可能性の有無を事前に認識することができる。
なお、エラー処理としては、発射装置165による遊技球PBの発射を中止する処理を行うことで、前記外部からの電磁波による、誤った入賞検出の可能性を無くすことができるが、大球PBBの存在が必ずしも意図的とは限らず、また、大球PBBが遊技盤18へ発射されても、入賞する可能性が100%ではないため、第1段階として、エラー報知のみであっても、充分に対応可能である。
必要であれば、例えば、上記監視によるエラー報知に加え、エラー報知の対象となっている8個の遊技球を、発射装置165方向とは別経路へ案内し、再度、1個1個を選別するようにすれば、遊技者の遊技の進行に影響を与えず、かつ、大球PBBの遊技盤18への発射を確実に防止することができる。なお、選別の結果、大球PBB以外の遊技球PBは、上皿部28へ戻すようにすれば、遊技者に対する損得もない。
前記別経路へ案内する手段としては、例えば、図9(A)に示される如く、案内部200の床部200Aを開閉可能とすることが考えられる。エラー発生時に床部200Aを開放して、一対の電極206、208間に滞留している全ての遊技球等を床部200Aの下方の別経路部222へ案内する。
また、選別の手段としては、例えば、ゲート224を配置して、直径の違いにより通過の可否で選別するゲート方式(図9(B)参照)、一対の棒状レール226を徐々に拡がるように「ハ」の字状に配列し、レール状の移動量によって選別(先に落下する方が遊技球PBで、後に落下する方が大球PBB)するレール方式(図9(C)参照)、単純に光電センサ228等の光軸を遊技球PBと大球PBBとの直径の差分の位置に配置して、光軸を遮るか否かで選別する光軸方式(図9(D)参照)等、様々な手段が考え得る。なお、ゲート方式に用いるゲートを球検出センサ212と同一形状としてもよい。
10 パチンコ機
18 遊技盤
60(60L、60C、60R、60U) スピーカ(報知手段)
105 センター役物
106 LCD表示部(報知手段)
130 特別図柄始動入賞口(A)
130S 特図A始動口センサ
134 特別図柄始動入賞口(B)
134S 特図B始動口センサ
138 発光素子(報知手段)
136 電動チューリップ
112 アタッカー
112S アタッカーセンサ
138 電チューソレノイド
148 アタッカーソレノイド
150 主制御部
152 演出制御部(報知手段)
154 払出制御部
190 盤用外部出力端子
212 球検出センサ
212A 通過孔
212B 検出部
212C 信号生成部
200 案内部(支持部材)
202 遊技球貯留部
204 球ストッパ(送出手段)
206、208 電極
210 電源部
213 抵抗
214 閉ループ回路
216 監視部(判別手段)
218 電流計
220 滞留センサ

Claims (3)

  1. 遊技盤面へ遊技球を発射する発射装置よりも上流側で、前記遊技盤面上へ発射するための複数個の遊技球を配列し、かつ遊技球同士を接触させた状態で支持する支持部材と、
    前記支持部材に支持された遊技球を順次発射装置へ送り出す送出手段と、
    前記支持部材に設けられ予め定められた規格上の遊技球の直径を一単位として、少なくとも2個以上の連なった遊技球の数に応じて設定された距離をもって配置された一対の電極と、
    前記一対の電極間に電流を流し、前記連なった複数の遊技球を導線の一部とする回路の通電状態で遊技球の直径としての適否を判別する判別手段と、
    前記判別手段での判別の結果、遊技球として直径が不適であると判別されたことを報知する報知手段と、
    を有する遊技機。
  2. 前記支持部材が、遊技者に貸し出した遊技球を貯留するための球貯留皿に設けられていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記判別手段での判別の結果、遊技球として直径が不適であると判別された場合に、導線の一部として適用された複数の遊技球を前記支持部材の流路から別経路へ案内する案内手段と、
    前記案内手段で別経路に案内された複数の遊技球から、直径が不適とされる遊技球を選別する選別手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
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