JP2012001229A - 結束具 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動爪とラチェット歯に傾斜を付与して、抜去方向における抵抗力を強化した結束具を容易に製造する方法、及び、このような製造方法によって製造される結束具を提供する。
【解決手段】可撓性を有する帯状体と、帯状体の長さ方向における一端に設けた頭部を備える。帯状体の長さ方向における他端側を、頭部に設けた貫通孔に挿入して、固定のためのループを形成し得る。帯状体は、曲部を介して頭部と接続され、曲部を中心に、貫通孔に対する帯状体の挿入方向等に直交する方向に対して鋭角を成している。
【選択図】図2

Description

本発明は、結束具、特に、そのバンド部分をループ状に巻き付けることによって対象物を固定することができる結束具に関する。
例えば、特開平09−188355号公報にこの種の結束具が示されている。ここに示された結束具は、可撓性を有する細長舌部と、細長舌部の一端に設けた頭部を備える。細長舌部の他端側は、頭部に設けた貫通孔に挿入されて、所望とする大きさのループを形成し、このループによって細長ケーブルや金属棒等の対象物を締め付けた状態としてそれらを固定できるようになっている。ループを固定するため、貫通孔の内部には可動爪が設けられており、これに対応して、細長舌部の他端側の表面に、細長舌部の長さ方向に沿ってラチェット歯が複数配列されている。これら可動爪とラチェット歯を、頭部の貫通孔内で互いに噛合わせて、細長舌部を貫通孔へ挿入する方向とは逆方向、つまり、抜去方向に、抵抗力を発揮させ、部材を固定するものである。
上記公報では、特に、抜去方向における抵抗力を強化するため、可動爪とラチェット歯の噛合部にそれぞれ、抜去荷重がかかる方向に対して、鋭角が形成されている。これにより、細長舌部が貫通孔に挿入されてラチェット歯のいずれかと可動爪が噛合わされた際、ラチェット歯が、可動爪によって形成されたラチェット歯のための収容ポケットにより深く入り込み、同様に、可動爪が、ラチェット歯によって形成された可動爪のための収容ポケットにより深く入り込むよう構成されている。この構成は、抜去加重(保持力)を向上させる。米国特許4502187号公報にも、同様の方法で、抜去に関する抵抗力を高めた結束具が開示されている。
特開平09−188355号公報 米国特許4502187号公報
上記公報には、可動爪とラチェット歯に傾斜を付与して、抜去方向における抵抗力を強化することは開示されているものの、どのような方法でそのような結束具を作るのか、また、その全体構成は具体的にどのようになっているのか、については何も明らかにされていない。
本発明は、このような結束具を容易に製造する方法、及び、このような製造方法によって製造される結束具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、可撓性を有する帯状体と、該帯状体の長さ方向における一端に設けた頭部を備え、該帯状体の長さ方向における他端側を、該頭部に設けた貫通孔に挿入することにより、固定のためのループを形成し得る結束具であって、該帯状体の他端側の表面に該帯状体の長さ方向に沿って噛合歯が複数配列されており、これに対応して、該貫通孔の内部に可動爪が設けられており、該他端側が、該貫通孔に挿入された際、該噛合歯のいずれかと該貫通孔の内部に設けた可動爪が互いに噛合わされることにより、該ループが固定されるようになっており、該噛合歯のいずれかと該可動爪は、該帯状体を該貫通孔に挿入する際に衝突し得る該可動爪及び該噛合歯のそれぞれの衝突面の裏側に位置する噛合面にて互いに対向し得るように構成されており、該帯状体は、曲部を介して該頭部と接続され、該帯状体が該貫通孔に挿入される前の成形状態において、該曲部を中心に、該貫通孔に対する該帯状体の挿入方向及びこれとは正反対の抜去方向の双方に直交する方向に対して鋭角を成しており、該噛合歯の該噛合面は、該挿入方向及び該抜去方向に沿った面として形成されている結束具を特徴とする。
曲部を設けたことにより、成形処理の際、噛合歯の噛合面に、鋭角部分を有した可動爪のための収容ポケット(空間)が成形処理の結果自然に形成される。この鋭角部分により、噛合歯が可動爪と噛合わされた際、可動爪の、特に、その先端側を、収容ポケットのより深くまで食い込ませることができる。また、曲部を設けたことにより、噛合歯が通常より尖った状態とされるため、噛合歯と可動爪が噛合わされる際、噛合歯の尖った先端側を、可動爪の収容ポケットに、より深く食い込ませることもできる。更に、噛合歯の噛合面は、挿入方向及び抜去方向に沿う面として形成されているため、成形処理における型抜きに適している。
本発明による結束具において、帯状体が該貫通孔に挿入される前の成形状態において、該噛合歯が配列された該帯状体の一部は略直線状とされているのが好ましい。これにより、一体成形処理を容易にできる。
本発明の結束具において、該可動爪の噛合面の先端側を、該挿入方向に向かって傾斜させてもよい。これにより、可動爪の噛合面を利用して、鋭角部分を有した噛合歯のための収容ポケットが形成されることになり、噛合歯が可動爪と噛合わされた際、噛合歯の先端側を、収容ポケットのより深くまで食い込ませることができる。
本発明による結束具において、該帯状体の両側面に該帯状体の長さ方向に沿って側壁が設けるのが好ましい。これにより帯状体の強度を高めることができる。
本発明による結束具において、該帯状体の他端部と、該噛合歯が配列された該帯状体の一部との接続部に、該曲部による曲がりを元の状態に戻す第二の曲部を設けてもよい。これにより、帯状体を貫通孔へ挿入する際に、貫通孔への挿入部となる帯状体の他端部を、貫通孔に対する帯状体の挿入方向に沿うものとして、貫通孔に対する帯状体の挿入性が向上する。
本発明による結束具において、該帯状体が該貫通孔に挿入される前の成形状態において、該帯状体の他端側は、該曲部を中心に、該挿入方向に向かって傾斜し、該直交する方向に対して鋭角を成していてもよい。この結束具を型抜きによって一体的に製造する場合、少なくとも、該噛合歯を複数配列した該帯状体部分は、該抜去方向に沿って型抜きされる。
本発明による結束具において、該帯状体が該貫通孔に挿入される前の成形状態において、該帯状体の他端側は、該曲部を中心に、該抜去方向に向かって傾斜し、該直交する方向に対して鋭角を成していてもよい。この結束具を型抜きによって一体的に製造する場合、少なくとも、該噛合歯を複数配列した該帯状体部分は、該挿入方向に沿って型抜きされる。
特に抜去方向における結束具の保持力を向上させた結束具を提供することができ、また、そのような結束具を安価に且つ容易に作ることができる。
本発明による結束具の平面図である。 図1のI−I線断面図である。 図1のバンドの部分拡大斜視図である。 図2の部分拡大図である。 図2の部分拡大図である。 貫通孔にバンドが挿入された後の状態を拡大図である。 本発明による他の実施形態を示す図である。 図7の部分拡大図である。
添付図面を参照して、本願発明による好適な一つの実施形態による結束具について説明する。
図1は、本発明による結束具10の平面図を、図2は、図1のI−I線断面図を、それぞれ示す。結束具10は、主に、可撓性を有する帯状のバンド40と、バンド長さ方向における一端に設けた頭部バックル20から成る。
バックル20は、バンド40を固定するための部分として機能する他、結束具10をパネル等へ固定するための部分として機能する。パネル等への固定部分としての構成は、一般の結束具のそれと同様であり、例えば特開平8−145021等にも詳細に説明されている。簡単に説明すると、パネル等への固定のため、バックル20には、主に、支柱21に連結され且つ先端22から後方へ折り返された、可撓性を有する一対の係止片39と、これら一対の係止片39の各端部に近接して配置されたフランジ30と、フランジ30の後側に設けられ水平方向(後述する挿入方向「A」及び抜去方向「B」の双方に直交する方向「C」に相当)に矩形断面を有する貫通孔23が含まれる。尚、貫通孔23へのバンド40の挿入性を向上させるため、フランジ30の上部に誘込部31を、また、貫通孔23からのバンド40の取出を容易にするため、フランジ30の下部に誘出部34を、それぞれ設けてもよい。バックル20の先端22を、自動車等の取付パネル(図示されていない)に設けた取付孔に挿入すると、一対の係止片39の係合段部39aは、取付孔の内周縁と係合し、且つ、取付パネルは係合段部39aとフランジ30の前壁33との間に挟み込まれた状態となる。この結果、バックル20は、取付パネルに係止固定される。
この本発明による結束具10は、射出成形等による型抜き処理によって一体成形することができる。よって、その製造は容易であり、製造コストも安価である。結束具10を構成する各部は、この型抜き処理によって形成された形状、及び、向きに対応している。例えば、バンド40の上部は、垂直方向、特に、抜去方向「B」に沿って、一方、バンド40の下部は、垂直方向、特に、挿入方向「A」に沿って、型抜きすることにより、それぞれ製造される。一体成形を採用することにより、結束具10を、安価に且つ容易に製造することができる。
使用時には、バックル20を設けた側とは反対側の、バンド長さ方向における他端側を、貫通孔23の壁面32に沿って、バックル20の貫通孔23へ挿入することにより、ループ(図示していない)が形成される。このループ状のバンドを、例えば、金属線等の結束すべき部材(図示されていない)に巻き付けた状態でバンド40を固定することにより、部材を固定できる。尚、図1、図2は、バンド40が貫通孔23に挿入される前の成形状態を示し、使用時の状態は示していない。後述する図6だけが、バンド40が貫通孔23に挿入された後の状態、即ち、使用時における状態を示している。
図3に、図1のバンド40の「a」部分における拡大斜視図を示す。バンド40を貫通孔23の所定位置に固定するため、バンド40の他端側の表面に、バンド40の長さ方向に沿って複数のラチェット歯43を設けている。ラチェット歯43を設けたことにより、バンド面に薄厚部分ができ、この結果、バンド40の強度が低下するおそれがあるが、バンド長さ方向に沿う両側面に側壁47を設けることによりこの問題を解決している。また、側壁47の更に側方に、外部に突出した対向する突出部48a、48bを、バンド長さ方向に沿って所定のピッチで設けることにより、バンド40を貫通孔23へ挿入する際の、貫通孔23に対する引っ掛りを形成している。これらの突出部48は、バンド40の強度を高める働きもある。ラチェット歯43を設けた部分は、バンド40が貫通孔23に挿入される前の成形状態において、略直線状とされている。全てのラチェット歯43を同じ状態で一体成形しているためである。
図4に、図2の「b」部分、即ち、貫通孔23内部の拡大図を示す。バンド40のラチェット歯43に対応して、貫通孔23の内部に、バックル爪25a、25bを設けている。これらのバックル爪25a、25bは、片持ち梁状の可動片24を介して可動状態とされており、図示矢印「C」方向に弾性変位可能である。バンド40が貫通孔23に挿入された際、バックル爪25a、25bは、その弾性作用を利用してバンド40のいずれかのラチェット歯43と互いに噛合わされて、バンド40を固定する。ラチェット歯43のいずれかを、これらのバックル爪25a、25bによって固定することにより、貫通孔23におけるバンド40の位置を調整し、ループの長さを設定できる。本実施形態では、バックル爪25を、2つ(25a、25b)設けるとしているが、必ずしも2つである必要はなく、1つであっても、3つ以上であってもよい。但し、1つでは、噛合せが不十分になる可能性が高く、また、3つ以上では、装置が大型化するため、2つが適当と考える。
図5に、図2の「c」部分における拡大図を示す。ラチェット歯43は、バンド40が貫通孔23に挿入される前の成形状態において、垂直方向、即ち、貫通孔23に対するバンド40の挿入方向「A」、及び、貫通孔23からバンド40を引き抜くための、挿入方向「A」とは正反対の抜去方向「B」、の双方に沿う方向、即ち「f’」に沿った面を形成する。これらの面は、貫通孔23内のバックル爪25と噛合わされる噛合面44として使用される。噛合面44は、結束具10を一体成形する際に、型を抜去方向「B」に沿って抜くことによって簡単に作り出すことができる。
噛合面44の方向「f’」が、ラチェット歯43の配列方向(図5の矢印「D」方向)に対して直交していない点に注意していただきたい。更に言えば、これら噛合面44の方向「f’」は、ラチェット歯43の配列方向(「D」方向)に直交する方向「f”」に対して、例えば、7°程度の鋭角α°(f)を成している。このように、噛合面44が鋭角(f)を成すことにより、ラチェット歯43には、鋭角部分51を有した、バックル爪25のための収容ポケット50が形成されることになる。図6を参照して、この収容ポケット50を設けたことによる効果を説明する。
図6は、貫通孔23にバンド40が挿入された後の、ラチェット歯43及びバックル爪25の噛合せ部分における拡大図である。バンド40が貫通孔23に挿入された際、挿入方向「A」に面を向けたラチェット歯43の衝突面29は、抜去方向「B」に面を向けたバックル爪25の衝突面42と衝突するが、バックル爪25の弾性作用によって、互いを乗り越えつつ、噛合わされる。バックル爪25とラチェット歯43は、それらの衝突面29、42の裏側に位置する噛合面26、44にて互いに対向する。これらの噛合せの結果、例えば、バックル爪25は、ラチェット歯43の収容ポケット50に収容されることになるが、このとき、バックル爪25の、特に、その先端側35は、収容ポケット50に形成された鋭角部分51の働きにより、鋭角部分51を設けていない通常の収容ポケットにおけるよりも、より深く収容ポケット50に食い込んだ状態となる。この結果、ラチェット歯43とバックル爪25の噛合せはより強固なものとなる。従って、この構成によれば、抜去方向「B」における結束具10の抜去加重(保持力)が向上し、高保持力が確保される。
また、ラチェット歯43に鋭角α°(f)を設けたことにより、ラチェット歯43の噛合面44の先端側46が、通常より尖った状態とされているため、ラチェット歯43とバックル爪25を噛合せる際、ラチェット歯43の尖った先端側46(図4)を、バックル爪25の収容ポケット36に、より深く食い込ませることもできる。
噛合せを強化するため、バックル爪25にも、ラチェット歯43に設けた鋭角(f)と同じような鋭角を設けてもよい。図4によく示されるように、本実施形態では、バックル爪25の噛合面26の先端側35を、挿入方向「A」及び抜去方向「B」の双方に直交する方向「C」に対して、その基端部37を中心に所定の鋭角(h)だけ、挿入方向「A」に向かって傾斜させた状態となっている。この結果、このバックル爪25の噛合面26を利用して形成された収容ポケット36は、鋭角部分38を有することになり、ラチェット歯43がバックル爪25と噛合わされた際に、ラチェット歯43の、特に、その先端側46を、収容ポケット36のより奥にまで食い込ませることができる。また、鋭角を設けたことにより、通常より尖った状態とされた先端側35を、ラチェット歯43の収容ポケット50に、より深く食い込ませることもできる。
特に、ラチェット歯43の鋭角(f)は、結束具10の成形時に、バンド40とバックル20の接続部に曲部28を設けることによって、簡単に作ることができる。更に言えば、結束具10の成形時、バンド40のバックル20の反対側、換言すれば、他端側を、曲部28を中心に、挿入方向(A)に向かって傾斜させ、挿入方向「A」及び抜去方向「B」の双方に直交する方向「C」、換言すれば、従来一般の結束具におけるバンド51(図2参照)が延びる方向に対して鋭角(e)を成すように設定するだけでよい。曲部28によって鋭角(e)を設定した状態で、射出成形等を行い、抜去方向「B」に型を抜くことにより、結果的に、また、自然に、曲部28における鋭角(e)に対応する大きさを有した鋭角(f)がラチェット歯43に形成される。尚、曲部28の強度を確保するため、その一部にW/Hズレ止めリブ27を設けてもよい。リブ27を設けることにより、バックル20に対するバンド40の、縦又は横方向のドリフトを効果的に防止することができる。
任意であるが、バンド40の貫通孔23への挿入性を向上させるため、曲部28の曲がりを相殺する第二の曲部49を設けてもよい。この第二の曲部49は、バンド40の他端部45と、ラチェット歯43が配列されたバンド40の一部と、の間の接続部に設ける。第二の曲部49は、曲部28による曲がりを元の状態に戻して、他端45を直交方向「C」に沿ったものとする。直交方向「C」に沿わせることにより、バンド40を貫通孔23に挿入する際、貫通孔への挿入部となる他端部45は、貫通孔23に対するバンド40の挿入方向Aに沿ったものとなるため、バンド40の貫通孔23に対する挿入性は向上する。
図7、図8に、本願発明による他の実施形態を示す。図7は、図2に相当する断面図、図8は、図7の「c’」部分における拡大図である。尚、前述した実施形態と同様の部材には同様の参照番号を付し、「’」を付している。
他の実施形態と図1等の実施形態との相違は、曲部28’の曲がり方向が、曲部28とは逆になっている点のみである。即ち、図1等の実施形態では、バンド40の他端側は、曲部28を中心に、挿入方向(A)に向かって傾斜され、挿入方向「A」及び抜去方向「B」の双方に直交する方向「C」に対して鋭角(e)を成すように設定されていたのに対し、図7の実施形態では、これとは逆に、抜去方向(B)に向かって傾斜され、直交する方向「C」に対して鋭角(e’)を成す。ここでは、鋭角(e’)は、鋭角(e’)と同じ大きさに設定してある。明らかなように、図7に示す向きの曲がりとした場合であっても、本願発明の効果を得ることができる。但し、型抜きの方向は、図1の実施形態とは逆になる。即ち、ラチェット歯43’が形成されたバンド40’の上部については「A」方向に沿って、バンド40’の下部については、「B」方向に沿って行う。
一体成形によって形成される結束具に適しているが、その他の製造方法によって製造される結束具にも幅広く使用できる。
10 結束具
20 バックル(頭部)
23 貫通孔
25 バックル爪
26 噛合面
28 曲部
29 衝突面
36 収容ポケット
38 鋭角部分
40 バンド(帯状体)
42 衝突面
43 ラチェット歯
44 噛合面
45 他端
46 先端側
50 収容ポケット
51 鋭角部分

Claims (9)

  1. 可撓性を有する帯状体と、該帯状体の長さ方向における一端に設けた頭部を備え、該帯状体の長さ方向における他端側を、該頭部に設けた貫通孔に挿入することにより、固定のためのループを形成し得る結束具であって、
    該帯状体の他端側の表面に該帯状体の長さ方向に沿って噛合歯が複数配列されており、これに対応して、該貫通孔の内部に可動爪が設けられており、
    該他端側が、該貫通孔に挿入された際、該噛合歯のいずれかと該貫通孔の内部に設けた可動爪が互いに噛合わされることにより、該ループが固定されるようになっており、
    該噛合歯のいずれかと該可動爪は、該帯状体を該貫通孔に挿入する際に衝突し得る該可動爪及び該噛合歯のそれぞれの衝突面の裏側に位置する噛合面にて互いに対向し得るように構成されており、
    該帯状体は、曲部を介して該頭部と接続され、該帯状体が該貫通孔に挿入される前の成形状態において、該曲部を中心に、該貫通孔に対する該帯状体の挿入方向及びこれとは正反対の抜去方向の双方に直交する方向に対して鋭角を成しており、該噛合歯の該噛合面は、該挿入方向及び該抜去方向に沿った面として形成されていることを特徴とする結束具。
  2. 該帯状体が該貫通孔に挿入される前の成形状態において、該噛合歯が配列された該帯状体の一部は略直線状とされている請求項1に記載の結束具。
  3. 該可動爪の噛合面の先端側を、該挿入方向に向かって傾斜させた請求項1又は2に記載の結束具。
  4. 該帯状体の両側面に該帯状体の長さ方向に沿って側壁が設けられている請求項1乃至3のいずれかに記載の結束具。
  5. 該帯状体の他端部と、該噛合歯が配列された該帯状体の一部との接続部に、該曲部による曲がりを元の状態に戻す第二の曲部が設けられている請求項1乃至4のいずれかに記載の結束具。
  6. 該帯状体が該貫通孔に挿入される前の成形状態において、該帯状体の他端側は、該曲部を中心に、該挿入方向に向かって傾斜し、該直交する方向に対して鋭角を成す請求項1乃至5のいずれかに記載の結束具。
  7. 請求項6に記載の結束具を型抜きによって一体的に製造する方法であって、少なくとも、該噛合歯を複数配列した該帯状体部分は、該抜去方向に沿って型抜きすることによって製造される方法。
  8. 該帯状体が該貫通孔に挿入される前の成形状態において、該帯状体の他端側は、該曲部を中心に、該抜去方向に向かって傾斜し、該直交する方向に対して鋭角を成す請求項1乃至5のいずれかに記載の結束具。
  9. 請求項8に記載の結束具を型抜きによって一体的に製造する方法であって、少なくとも、該噛合歯を複数配列した該帯状体部分は、該挿入方向に沿って型抜きすることによって製造される方法。
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