JPH0627613U - ケーブルタイ - Google Patents

ケーブルタイ

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JPH0627613U
JPH0627613U JP7103692U JP7103692U JPH0627613U JP H0627613 U JPH0627613 U JP H0627613U JP 7103692 U JP7103692 U JP 7103692U JP 7103692 U JP7103692 U JP 7103692U JP H0627613 U JPH0627613 U JP H0627613U
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JP
Japan
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lock
band portion
band
saw tooth
sawtooth
Prior art date
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Pending
Application number
JP7103692U
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English (en)
Inventor
保市 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKEUCHI PACKAGE CO., LTD.
Original Assignee
TAKEUCHI PACKAGE CO., LTD.
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Publication date
Application filed by TAKEUCHI PACKAGE CO., LTD. filed Critical TAKEUCHI PACKAGE CO., LTD.
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Publication of JPH0627613U publication Critical patent/JPH0627613U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブルを抱持するバンド部をロック部にお
いてロックしてケーブルを結束するケーブルタイにおい
て、ロック部における係止力を高めて、ケーブル結束の
信頼性を改善する。 【構成】 バンド部1とロック部2とで構成されるケー
ブルタイにおいて、バンド部には表裏両面に鋸歯帯部1
1,12が形成され、ロック部にはバンド部の表裏面の
各鋸歯帯部にそれぞれ係合してバンド部をロックする一
対の鋸歯部、例えば弾性変形可能な鋸歯ロック片22
と、ロック部に固定的に設けた鋸歯24とで構成し、鋸
歯ロック片22における係合外れや破損を防止して係止
力を高める。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はケーブルを結束するためのケーブルタイに関し、特に樹脂を成形して 得られるケーブルタイの結束強度を高める構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数本のケーブルを結束するためのツールとしてケーブルタイが用いら れている。このケーブルタイは、図8(a)にその一例を示すように、細片状の バンド部100と、このバンド部100の基端部に一体に設けられ、バンド部を 挿通させてロックさせるロック部200とで構成され、軟質樹脂により一体成形 されている。このケーブルタイは、結束する複数本のケーブルCをバンド部で包 持させた上で、バンド部100を先端側からロック部200のスリット201内 を挿通させれば、バンド部の片面に複数の鋸歯を配列して形成した鋸歯帯部10 1と、ロック部200のスリットに臨んで設けられてその一部に鋸歯203が形 成された舌片状の鋸歯ロック片202が係合し、バンド部100がその位置でロ ックされてその引抜きが係止され、ケーブルの結束を行うことができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来のケーブルタイは、バンド部100の鋸歯帯部101が鋸歯ロ ック片202に係合することによりその引き抜きが係止されるが、この鋸歯ロッ ク片202はバンド部100の挿入を許すために、ロック部内において弾性変形 可能な構成とされている。このため、図8(b)のように、係合した状態でバン ド部に図示矢印のように大きな引抜き方向の力が加えられると、この力が鋸歯帯 部101から鋸歯ロック片202に伝えられ、鋸歯ロック片202が変形されて 鋸歯帯部101との係合が外れてしまうことがある。また、極端な場合には、図 示のように所定以上の力によって鋸歯ロック片202が基部から剪断されてしま うことがある。このように鋸歯ロック片202における係合の外れや鋸歯ロック 片の剪断による破損が生じると、バンド部のロックが不可能になり、ケーブルの 結束というケーブルタイ本来の機能が損なわれることになる。 本考案の目的は、ロック部におけるバンド部の係止力を高めて、ケーブル結束 の信頼性を改善したケーブルタイを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、バンド部とロック部とで構成されるケーブルタイにおいて、バンド 部には表裏両面に鋸歯帯部が形成され、ロック部にはバンド部の表裏面の各鋸歯 帯部にそれぞれ係合してバンド部をロックする一対の鋸歯部を備える。
【0005】
【実施例】
次に、本考案について図面を参照して説明する。図1は本考案の第1実施例の 全体図構成を示す斜視図であり、細い帯状のバンド部1と、このバンド部1の基 端に一体に形成されたロック部2とで構成され、比較的に柔軟な樹脂材により一 体に成形されている。前記バンド部1は先端部1aの幅寸法がテーバ状に狭めら れ、ロック部2に設けたスリット21内への挿通を容易に行うように構成される 。また、図2に長さ方向の断面図を示すように、バンド部1の裏面には、その両 側縁部を除いた中央部に、断面構造が鋸歯状をした部分が所要の長さにわたって 連続形成された主鋸歯帯部12が一体に形成されている。更に、この主鋸歯帯部 11の裏面位置には、主鋸歯帯部11の鋸歯よりも狭幅でかつ低い高さの鋸歯が 略同じ長さにわたって形成された副鋸歯帯部12が一体に形成されている。なお 、ここでは主鋸歯帯部11と副鋸歯帯部12の各鋸歯ピッチは等しく形成されて いる。
【0006】 図3はロック部2の一部を破断した拡大斜視図であり、ロック部2は前記バン ド部よりも厚肉に形成され、その略中央部には前記バンド部1を先端側から挿通 させることができるスリット21が貫通形成される。また、このスリット21内 の一側には一端部をスリット内面に連結し、その片面に複数個の鋸歯23が一体 に形成された舌片状の鋸歯ロック片22が配設される。また、前記スリット21 の対向面には、前記鋸歯ロック片22の先端側の位置に狭幅の1個の鋸歯24を ロック部と一体に固定的に形成している。
【0007】 この構成によれば、図4のように、結束するケーブルCを包持するようにバン ド部1を巻き付けた上で、バンド部1の先端部1aをロック部2のスリット21 に挿通させる、そして、バンド部1の先端を引っ張ることで、バンド部1のリン グ径が縮小され、ケーブルCを結束する。このとき、ロック部2の鋸歯ロック片 22はその基部において弾性変形されるため、バンド部1の主鋸歯帯部11は鋸 歯ロック片22の鋸歯23を乗り越えながら挿通が可能とされる。同時にバンド 部の副鋸歯帯部12はロック部の鋸歯24を乗り越えながら挿通が可能とされる 。 そして、このバンド部の締結が完了されると、主鋸歯帯部11は鋸歯ロック片 22の鋸歯23に係合し、副鋸歯帯部12は鋸歯24に係合する。したがって、 この状態ではバンド部1はその表裏両面の各鋸歯帯部11,12がロック部2に 係止されることになり、バンド部のロックが行われ、ケーブルの結束状態が保持 される。
【0008】 この状態において、バンド部に引き抜き方向の力が加えられると、主鋸歯帯部 11と鋸歯ロック片22との噛合により、バンド部1の力が鋸歯ロック片22に 伝えられ、これに図示矢印方向の力が加えられる。このため、鋸歯ロック片22 は矢印方向に変形され、かつその基部に大きな剪断力が加えられることになる。 しかしながら、これと同時に副鋸歯帯部12と鋸歯24との噛合により、その力 の一部はロック部に一体形成された鋸歯24においても受け止められるため、鋸 歯ロック片22に及ぶ力は分割されて極めて小さいものとなり、鋸歯ロック片2 2の変形移動が防止され、かつその基部が剪断されることが防止される。これに より、鋸歯ロック片22の強制的な変形による主鋸歯帯部11との係合解除が防 止され、或いは鋸歯ロック片22の剪断により主鋸歯帯部11との係合が不能と されることが防止でき、強固なケーブルの結束が確保されることになる。
【0009】 図5は本考案をスナッピングリリーフタイと称するケーブルタイ、即ちロック 部をシャーシや基板等(以下、シャーシ等)に設けた穴に嵌合支持させる構成の ケーブルタイに適用した実施例の斜視図である。同図において、1Aはバンド部 、2Aはロック部である。ここでは、ロック部2Aの底部に碇状のクリップ部3 が一体形成され、かつその両側にはこのクリップ部3に対向する一対の弾性翼片 4が一体形成されている。 前記バンド部1Aは第1実施例のバンド部と同様に主鋸歯帯部11と副鋸歯帯 部12が形成される。また、図6に拡大断面図を示すように、ロック部2Aは第 1実施例の鋸歯ロック片と略同じ主鋸歯ロック片22が設けられる一方、これと 対向するロック部のスリット内面には副鋸歯ロック片25が設けられる。この副 鋸歯ロック片25はスリット21内面の一部を舌片状に切り起こした形状とし、 その先端部に鋸歯26を設けている。なお、この実施例では副鋸歯ロック片25 は主鋸歯ロック片22よりも短く形成され、その弾性移動が起こり難くされると ともに、その鋸歯26は主鋸歯ロック片22の鋸歯23よりも先端側に位置され ている。
【0010】 この構成のケーブルタイでは、図7のように、通常はケーブルの結束前にクリ ップ部3をシャーシB等に設けた穴に挿入させると、クリップ3の碇形状と弾性 翼片4とでシャーシB等を抱持させ、ロック部2Aをシャーシ等に固定する。し かる上で、バンド部1AをケーブルCに巻き付け、その先端部をロック部のスリ ットに挿通させる。これにより、主鋸歯帯部11が主鋸歯ロック片22に係合し 、同時に副鋸歯帯部12が副鋸歯ロック片25に係合し、これらでバンド部1A をロックしてケーブルの結束を行うことは第1実施例と同じである。
【0011】 また、バンド部1Aに引き抜き方向の力が加えられた場合に、この力が主鋸歯 帯部11を介して主鋸歯ロック片22に伝えられて、これを変形しようとするが 、このとき同時に副鋸歯帯部12が副鋸歯ロック片25にも伝えられ、これを変 形しようとする。しかしながら、副鋸歯ロック片25は短い長さに形成されてそ の変形移動が起こり難くなっているため、バンド部1Aに加えられた力の大部分 を副鋸歯ロック片25で受け止めることになり、主鋸歯ロック片22に及ぶ力を 極めて小さいものとする。これにより、主鋸歯ロック片22の弾性移動が抑制さ れ、主鋸歯帯部11との係合が外れることが防止され、或いは主鋸歯ロック片2 2が剪断されることが防止され、主鋸歯帯部11との係合を確保してケーブル結 束の信頼性を向上させることができることは言うまでもない。 なお、図示は省略するが、ロック部をネジによりシャーシ等に固定するように したケーブルタイにも本考案を同様に適用することができる。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、バンド部の表裏両面にそれぞれ鋸歯帯部が形成 され、ロック部にはバンド部の表裏面の各鋸歯帯部にそれぞれ係合してバンド部 をロックする一対の鋸歯部とを備えるので、バンド部の両面においてロックを行 うことができ、バンド部から鋸歯部に加えられる力を分割低減でき、鋸歯部の変 形による係合外れや鋸歯部の破損が防止でき、ケーブル結束の信頼性の高いケー ブルタイを得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の全体構成を示す斜視図で
ある。
【図2】図1の一部を省略した拡大断面図である。
【図3】ロック部の破断斜視図である。
【図4】ケーブルを結束した状態を示す断面図である。
【図5】本考案の第2実施例の全体斜視図である。
【図6】そのロック部の拡大断面図である。
【図7】ケーブルを結束した状態を示す断面図である。
【図8】従来のケーブルタイとその不具合を説明するた
めの断面図である。
【符号の説明】
1,1A バンド部 2,2A ロック部 11 主鋸歯帯部 12 副鋸歯帯部 21 スリット 22 主鋸歯ロック片 23,24 鋸歯 25 副鋸歯ロック片 26 鋸歯

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルを抱持する細帯状のバンド部
    と、このバンド部の基端に一体化され、バンド部を挿通
    させるとともにその一部においてバンド部に係合するロ
    ック部とで構成され、前記バンド部には表裏両面に鋸歯
    帯部が形成され、前記ロック部にはバンド部の前記表裏
    面の各鋸歯帯部にそれぞれ係合してバンド部をロックす
    る一対の鋸歯部を備えることを特徴とするケーブルタ
    イ。
JP7103692U 1992-09-18 1992-09-18 ケーブルタイ Pending JPH0627613U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7103692U JPH0627613U (ja) 1992-09-18 1992-09-18 ケーブルタイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7103692U JPH0627613U (ja) 1992-09-18 1992-09-18 ケーブルタイ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0627613U true JPH0627613U (ja) 1994-04-12

Family

ID=13448901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7103692U Pending JPH0627613U (ja) 1992-09-18 1992-09-18 ケーブルタイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0627613U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2990008A1 (fr) * 2012-04-26 2013-11-01 Ram Chevilles Et Fixations Collier d'assemblage autobloquant

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