JP2011525465A - フィルムウェブから個々のブランクを製造するための装置および方法 - Google Patents

Abstract

フィルムウェブ（１）から個々のブランク（２）を製造し、それを搬送するための装置および方法が開示される。前記フィルムウェブ（１）は、第１のコンベヤ（１２）を使用して、少なくとも一つの潜在的な分割地点（３０）を作製するための手段（１６）に供給される。形成された個々のブランク（２）は、第２のコンベヤ（１４）を使用して搬出されて、後続の加工工程に供給される。前記第２のコンベヤ（１４）のガイドシステム（５）の領域において、前記個々のブランク（２）のちぎり取り部（３８）が形成されている。

Description

本発明は、フィルムウェブから個々のブランクを製造するための装置に関する。本装置においては、個々のブランクがそれぞれ個別に製造されて、相応のコンベヤを利用して次工程に搬送されるようになっている。これらの個々のブランクは、梱包業界において、外装として、または結束のために、使用されるものである。

本発明はさらに、フィルムウェブに分割地点を作製するための方法にも関する。本発明は特に、フィルムウェブから個々のブランクを製造するための方法に関する。フィルムウェブの搬送は、フィルムウェブを装置に供給する第１のコンベヤを使用して行われる。形成された個々のブランク（２）の装置からの搬出は、第２のコンベヤを使用して行われる。

特許文献１には、フィルムウェブから個々のブランクを切断するための装置が開示されている。そこでは、フィルムウェブを明確に定義された地点でカッタを使用して切断することにより、個々のブランクが製造される。個々のブランクは、カッタが描く円形軌道の至近に達するガイドにより受け止められて、後置されたコンベヤに引き渡されるようになっている。

この従来技術においては、個々のブランクが、カッタ軸とガイドとの間の、３乃至５センチメートルの自由空間を克服しなければならない点が問題となっている。この領域においては、個々のブランクが、ガイドによって適正に受け止められずに、カッタ軸まわりに巻き取られたり、装置内の別の地点でからまったりする事態を頻繁に来たしている。それ以外にも、カッタ軸に取り付けられたカッタの摩耗量が多い点も不利である。このカッタは、あっというまに切れ味がなまってしまうために、頻繁に交換しなければならない。

ドイツ実用新案登録第２０２００４０１１３３４号明細書

本発明の課題は、後工程の加工機へのフィルムブランクの支障のない供給を保証することにある。
本発明のさらにもう一つの課題は、後工程の加工機へのフィルムブランクの支障のない供給を可能とする方法を得ることにある。

上述の課題は、請求項１の特徴を具備した装置、ならびに請求項９の特徴を具備した方法により解決される。
本発明の有利な展開構成例は、それぞれの従属請求項により明らかにされる。

フィルムウェブから個々のブランクを製造するための装置に、フィルムウェブを供給するための第１のコンベヤと、個々のブランクを搬出するための第２のコンベヤが備えられると有利である。第１のコンベヤ内には、少なくとも一つの潜在的な分割地点を作製するための手段が配置されている。第２のコンベヤに対しては、フィルムウェブのためのガイドシステムが配置されている。このガイドシステムの領域内で、個々のブランクがフィルムウェブから切り離されて、個々のブランク（２）のちぎり取り部（３８）が形成されているように、装置を制御する、制御装置が備えられる。

このガイドシステムは、フィルム用のレーキ、または負圧式ベルトコンベヤから成っている。さらに別の有利な実施形態において、ガイドシステムは、フィルム用のレーキと負圧式ベルトコンベヤとから成っている。フィルム用のレーキにより、フィルムウェブもしくは個々のブランクのまくれ上がりが阻止される。負圧式ベルトコンベヤにより、ほかにも、作製された個々のブランクの次工程への確実な搬送がもたらされることになる。

第１のコンベヤは、第１のローラ対および第２のローラ対から成っている。同様に第１のコンベヤは、第１のローラ対のみから構成されてもかまわない。第２のコンベヤは、第３のローラ対、負圧をかけられるベルトコンベヤ、およびフィルム用のレーキにより形成されている。フィルムウェブを供給するために、第１のコンベヤ内では少なくとも一つのローラ対が使用される。この第１のローラ対は二つのローラから成り、フィルムウェブはこれらのローラ間を案内されるようになっている。フィルムウェブは、第１のコンベヤ内を、ローラの回転と、ローラ同士の加圧力とにより搬送されて、少なくとも一つの潜在的な分割地点を作製するための手段に供給される。

この少なくとも一つの潜在的な分割地点を作製するための手段は、フィルムウェブに所定の穿孔パターンを作製するレーザとして構成されるとよい。個々のブランクは、この潜在的な分割地点のところで、フィルムウェブから最終的に切り離されることになる。この少なくとも一つの潜在的な分割地点を作製するための手段は、さらに別の実施形態にしたがって、カッタ軸に取り付けられたカッタであってもよい。

この少なくとも一つの潜在的な分割地点を作製するための手段から、後工程の加工設備にフィルムウェブを搬出するために、後置される第２のコンベヤにおいては、少なくとも一つのローラ対が使用される。フィルムウェブを確実に搬送するために、この第２のコンベヤ内にはガイドシステムが備えられている。

第１のコンベヤのさらにもう一つの可能性のある構成例として、第１のローラ対に追加して第２のローラ対が使用される。この場合は、少なくとも一つの潜在的な分割地点を作製するための手段が、第１のローラ対と第２のローラ対との間に配置される。

本装置には同様に、フィルムウェブの潜在的な分割地点が上述のガイドシステムの領域内にある場合に、第１のコンベヤの搬送速度を第２のコンベヤに対して減速する制御装置が含まれている。それにより、後からやってくるフィルムウェブからの、それぞれの個々のブランクのちぎり取り部（３８）を達成している。特にフィルムウェブは、個々のブランクがちぎり取られる前にすでに、第２のコンベヤのガイドシステムにより案内されていると有利である。

個々のブランクを作製するためには、フィルムウェブの潜在的な分割地点が第２のコンベヤのガイドシステム内にある場合に、第２のコンベヤの搬送速度を第１のコンベヤに対して上昇するという、さらにもう一つの可能性がある。

ほかにも、束材または商品が、本発明にしたがった装置にしたがって製造された個々のブランクにより包装されると有利である。
少なくとも一つの潜在的な分割地点を作製するためのカッタは、ポンチに取り付けられるとよい。この実施形態においては、カッタが、上または下から鉛直方向に繰り出されてフィルムウェブを貫通し、少なくとも一つの分割地点が作製された後には、その初期位置に戻されるようになっている。個々のブランクの長さは、カッタを下向きまたは上向きに繰り出す時間間隔により調整される。

この穿孔工程により、フィルムウェブの材料は、少なくとも一つの穿孔穴と、少なくとも二つの、穴と穴の間のつなぎ部分とが構成されるように加工される。この穿孔工程により生じる面積比は、穿孔加工される穴の面積がつなぎ部分の面積よりも大きいことを特色としている。それ以外にも、個々のブランクのフィルムウェブからの確実なちぎり取り部を形成できるようにするために、つなぎ部分は非常に細幅に構成されると有意である。

フィルムウェブから個々のブランクを製造するための方法も、同様に有利である。搬送は、フィルムウェブを供給するための第１のコンベヤと、フィルムウェブから形成された個々のブランクを搬出するための第２のコンベヤとを使用して行われる。少なくとも一つの潜在的な分割地点が、少なくとも一つの潜在的な分割地点を作製するための手段を備えた第１のコンベヤ内で、作製される。フィルムウェブは、この少なくとも一つの分割地点を備えた状態で、第２のコンベヤに連続供給される。制御装置が、個々のブランクのちぎり取り部が形成されるように、第２のコンベヤのガイドシステム内の位置に従属して、第１のコンベヤの搬送速度を、第２のコンベヤの搬送速度に関して調整する。

本発明にしたがった方法により製造される個々のブランクは、個装および／または結束のために使用される。
以下では、添付の図面に基づき、本発明にしたがった装置のさまざまな実施例、本発明にしたがった方法を、それぞれ長所とあわせて説明する。

フィルムウェブから個々のブランクを製造するための装置の概略図である。 回転式カッタによる穿孔パターンの作製工程を示す概略図である。 カッタ軸に取り付けられて部分円運動を実行するカッタによる穿孔パターンの作製工程を示す概略図である。 ポンチに取り付けられたカッタによる穿孔パターンの作製工程を示す概略図である。 フィルムウェブに作り込まれた穿孔パターンを示す概略図である。 第１コンベヤの搬送速度の減速によるフィルムウェブのばらし工程を示す概略図である。 第２コンベヤの搬送速度の上昇による、フィルムウェブのばらし工程を示す概略図である。

本発明の同一要素または作用が同等である要素には、同一符号が使用される。ほかにも、それぞれの図には、図を見やすくするために、それぞれの図を説明するために必要な符号だけが示されている。図示されている実施形態は、あくまでも、本発明にしたがった装置または本発明にしたがった方法がどのように構成されるとよいかを示す例に過ぎず、本発明を最終的に限定するものではない。

図１には、少なくとも一つの潜在的な分割地点３０を作製するための手段１６を備えた第１のコンベヤ１２と、この第１のコンベヤに後置される第２のコンベヤ１４との協働関係が図式的に示されている。第１のコンベヤ１２は、ここに示されている実施形態においては、少なくとも一つの潜在的な分割地点３０を作製するための手段１６を有している。この第１のコンベヤ１２は、言うまでもなく、少なくとも一つの潜在的な分割地点３０を作製するための手段１６に、フィルムウェブ１を供給するために利用されるものである。第１のコンベヤ１２は、少なくとも一つの第１のローラ対２０から成っている。

ここに示されている実施形態においては、第１のコンベヤ１２が、第１および第２のローラ対２０、２２を有している。少なくとも一つの潜在的な分割地点３０を作製するための手段１６には、一つのカッタ４２が含まれるとよい。このカッタ４２は、カッタ軸４０に取り付けられているが、これを利用して、フィルムウェブ１に少なくとも一つの潜在的な分割地点３０を作製できるようにしている。フィルムウェブ１は、カッタ４２が下降してこれに潜り込む際には、フィルムウェブ１が湾曲を防いで支持されるようにするために、切刃６０を利用して下向きに支持されるようになっている。

第２のコンベヤ１４には、ほかにもガイドシステム５が含まれている。このガイドシステム５には、フィルム用のレーキ６と負圧式のベルトコンベヤ１０が備えられている。このガイドシステム５により、フィルムウェブ１のまくれ上がりが阻止される。フィルムウェブ１の搬出は、第２のコンベヤ１４により行われる。第２のコンベヤ１４は、ここに示されている実施形態においては、少なくとも一つの第３のローラ対２４と、上記においてすでに言及したベルトコンベヤ１０とから成っている。

ばらばらにされた個々のブランク２を、後工程に確実に搬送するために保持できるようにするために、このベルトコンベヤ１０には負圧をかけられるようにするとよい。フィルムウェブ１は、第１および第２のコンベヤ１２、１４の搬送速度ないしは回転速度を制御するための特殊な制御装置１５により、分割地点３０のところで個々のブランク２にばらされる。このばらし工程は、個々のブランク２をフィルムウェブ１からちぎり取ることにより行われる。

図２には、少なくとも一つの潜在的な分割地点３０を作製するための手段１６を使用した穿孔パターン３２の作製工程の概略図が示されている。以下では、少なくとも一つの潜在的な分割地点３０の作製工程が、カッタ４２を使用した作製工程に限定して説明されている。しかしながらこれを、本発明を限定するものとして解釈することは許されない。当業者にとっては自明であるように、この少なくとも一つの潜在的な分割地点３０を作製するための手段１６は、さまざまな実施形態をとり得るものである。

図２に示されているように、穿孔パターン３２は、カッタ軸４０に取り付けられたカッタ４２により作製される。カッタ軸４０は、フィルムウェブ１の搬送方向１００と同じ向きの回転方向１０２に回転する。これは、それによりカッタ４２が、穿孔パターン３２の作製後には、フィルムウェブ１をせき止めることなく、フィルムウェブ１から遠ざかるために、有利である。これに加えてさらに、カッタがフィルムウェブ１に及ぼす不要な作用を最小限化するために、カッタも同様に、カム制御装置を利用して運動されるようになっている。カッタ４２は、穿孔パターン３２を作製する際には、切刃６０に沿って案内されるが、フィルムウェブ１は、この切刃６０により支持されることによって、カッタ４２がフィルムウェブ１に当たる際に、下に向かって移動しないようにしている。

図３には、少なくとも一つの潜在的な分割地点３０を作製するための手段１６における、穿孔パターン３２の作製工程が概略図で示されている。この穿孔パターン３２は、カッタ軸４０に取り付けられたカッタ４２により作製されるようになっている。カッタ軸４０の回転方向１０２は、この実施例においては、フィルムウェブ１の搬送方向とは逆向きになっている。カッタ軸４０に取り付けられたカッタ４２は、穿孔パターン３２を作製するために、部分円運動を描くようになっている。この部分円運動は、９０度から１２０度までの間の切削範囲に当該している。カッタ４２は、フィルムウェブ１内に穿孔パターン３２を作製した後には、その初期位置４６に戻される。カッタ４２は、穿孔パターン３２を作製する際には、切刃６０に沿って案内されるが、フィルムウェブ１は、この切刃６０により支持されることによって、カッタ４２がフィルムウェブ１に当たる際に、下に向かって移動しないようにしている。

図４には、少なくとも一つの潜在的な分割地点３０を作製するための手段１６における、穿孔パターン３２の作製工程のさらにもう一つの実施形態の概略図が示されている。この穿孔パターン３２は、ポンチ５０に取り付けられたカッタ４２により作製されるようになっている。穿孔パターン３２を作製するために、ポンチ５０は、その初期位置４６から、打抜き方向５２に下に向かって移動されることによって、フィルムウェブ１に突き通される。カッタ４２は、フィルムウェブ１に突き通される際には、切刃６０に沿って案内されるが、フィルムウェブ１は、この切刃６０により支持されることによって、カッタ４２がフィルムウェブ１に当たる際に、下に向かって移動しないようにしている。カッタ４２が、所望の深さまでフィルムウェブ１に突き通されると、ポンチ５０は再びその初期位置４６に戻される。

図５には、フィルムウェブ１に複数の穿孔パターン３２がどのように配置されるかが示されている。フィルムウェブ１は、分割地点３２の作製手段１６の搬送方向１００に供給される。穿孔パターン３２は、上記で説明したいずれかの実施形態により、フィルムウェブ１に作り込まれる。穿孔パターン３２を構成する際には、穿孔穴３４と、穴と穴の間のつなぎ部分３６が作製される。つなぎ部分３６は、穿孔穴３４と比べて大幅に細幅となっており、それによりフィルムウェブ１が確実に個々のブランク２にばらされることを保証している。

図６には、フィルムウェブ１の個々のブランク２へのばらし工程が示されている。以下の図においては、図を見やすくするために制御装置１５が示されていない。この実施形態においては、第１のローラ対２０により発生される搬送速度が、短時間低下されるようになっている。実質的に第３のローラ対２４により与えられる第２のコンベヤ１４の搬送速度は、引き続いて定常の連続した搬送速度で稼動される。第１のローラ対２０（もしくは第１のコンベヤ１２）の搬送速度１０６が低下されることにより、フィルムウェブ１に加わる張力１１０が増大する結果、フィルムウェブ１は潜在的な分割地点３０で引き裂かれて、ちぎり取り部３８が形成されることになる。それにより搬送ウェブ１は、個々のブランク２にばらされることになる。

図７には、フィルムウェブ１を個々のブランク２にばらすための、さらにもう一つの実施形態が示されている。この実施形態においては、少なくとも第２のコンベヤ１４の搬送速度が短時間加速されることによって、第３のローラ対２４を介してフィルムウェブ１に作用する張力１１０が増大されるようにしている。第１のコンベヤ１２の少なくとも一つのローラ対２０は、引き続き定常の連続した搬送速度が存在するように稼動される。第２のコンベヤ１４の搬送速度が短時間上昇されることによって、フィルムウェブ１に加わる張力１１０が増大され、その結果フィルムウェブ１は、これに備えられている潜在的な分割地点３０で引きちぎられて、個々のブランク２にばらされることになる。

１ フィルムウェブ
２ 個々のブランク
５ ガイドシステム
６ フィルム用レーキ
１０ ベルトコンベヤ
１２ 第１コンベヤ
１４ 第２コンベヤ
１５ 制御装置
１６ 分割地点作製手段
２０ 第１ローラ対
２２ 第２ローラ対
２４ 第３ローラ対
３０ 潜在的分割地点
３２ 穿孔パターン
３４ 穿孔穴
３６ つなぎ部分
３８ ちぎり取り部
４０ カッタ軸
４２ カッタ
４４ 切削範囲
４６ 初期位置
５０ ポンチ
５２ 打抜き方向
６０ 切刃
１００ 搬送方向
１０２ 回転方向
１１０ 張力

Claims (16)

1. フィルムウェブ（１）から個々のブランク（２）を製造するための装置であって、前記フィルムウェブ（１）を供給するための第１のコンベヤ（１２）、および前記個々のブランク（２）を搬出するための第２のコンベヤ（１４）、ならびに、前記第１のコンベヤ（１２）内の、少なくとも一つの潜在的な分割地点（３０）を作製するための手段（１６）を有している装置において、
   前記第２のコンベヤ（１４）に対して、前記フィルムウェブ（１）用のガイドシステム（５）が付設されること、および、前記ガイドシステム（５）の領域内で、前記フィルムウェブ（１）から個々のブランク（２）が切り離されることにより、前記個々のブランク（２）のちぎり取り部（３８）が形成されるように装置を制御する、制御装置（１５）が備えられることを特徴とする、装置。
2. 前記ガイドシステム（５）がフィルム用のレーキ（６）および／または負圧式ベルトコンベヤ（１０）を備えている、請求項１に記載の装置。
3. 前記第１のコンベヤ（１２）が第１のローラ対（２０）を備えている、請求項１または２に記載の装置。
4. 前記第１のコンベヤ（１２）が第１のローラ対（２０）と第２のローラ対（２２）を備えている、請求項１または２に記載の装置。
5. 前記第２のコンベヤが、第３のローラ対（２４）、負圧をかけられるベルトコンベヤ（１０）、およびフィルム用のレーキ（５）により構成されている、請求項１または２に記載の装置。
6. 前記少なくとも一つの潜在的な分割地点（３０）を作製するための手段（１６）が、レーザ、または、カッタ軸（４０）に取り付けられたカッタ（４２）である、請求項１〜５のいずれか一項に記載の装置。
7. 前記少なくとも一つの潜在的な分割地点（３０）が穿孔パターン（３２）である、請求項６に記載の装置。
8. 請求項１〜７のいずれか一項に記載の装置にしたがって製造される個々のブランクにより包装された束材。
9. フィルムウェブ（１）から個々のブランク（２）を製造するための方法であって、前記フィルムウェブ（１）の搬送が、前記フィルムウェブ（１）を供給するための第１のコンベヤ（１２）と、前記フィルムウェブ（１）から形成された個々のブランク（２）を搬出するための第２のコンベヤ（１４）とを使用して行われる方法において、
   ・少なくとも一つの潜在的な分割地点（３０）を作製するための手段（１６）により、前記第１のコンベヤ（１２）での前記フィルムウェブ（１）に少なくとも一つの分割地点（３０）を作製する工程、
   ・前記少なくとも一つの潜在的な分割地点（３０）が形成された前記フィルムウェブ（１）を、前記第２のコンベヤ（１４）に連続供給する工程、および、
   ・前記潜在的な分割地点（３０）が前記第２のコンベヤ（１４）のガイドシステム（５）の領域内に位置するときに、前記個々のブランク（２）のちぎり取り部（３８）が形成されるように、制御装置（１５）を用いて、前記第１のコンベヤ（１２）の搬送速度を前記第２のコンベヤ（１４）の搬送速度に関して制御する工程、
   から成ることを特徴とする、方法。
10. 前記ガイドシステム（５）が、フィルム用のレーキ（６）および／または負圧式ベルトコンベヤ（１０）として構成される、請求項９に記載の方法。
11. 前記第１のコンベヤ（１２）内における前記フィルムウェブ（１）の搬送を、第１のローラ対（２０）により実行する、請求項９に記載の方法。
12. 前記第１のコンベヤ（１２）内における前記フィルムウェブ（１）の搬送を、少なくとも一つの第１のローラ対（２０）および一つの第２のローラ対（２２）により実行する、請求項９に記載の方法。
13. 前記第２のコンベヤ（１４）内における、前記フィルムウェブ（１)および作製された前記個々のブランク（２）の搬送を、少なくとも一つの第３のローラ対（２２，２４）、および、負圧をかけられるベルトコンベヤ（１０）により実行する、請求項９に記載の方法。
14. 前記フィルムウェブ（１）の前記潜在的な分割地点（３０）が前記ガイドシステム（５）の領域内に位置するときに、前記制御装置が前記第１のコンベヤ（１２）の搬送速度を前記第２のコンベヤ（１４）に対して減速することによって、それぞれの個々のブランク（２）のちぎり取り部を形成する、請求項９〜１３のいずれか一項に記載の方法。
15. 前記フィルムウェブ（１）の前記潜在的な分割地点（３０）が前記ガイドシステム（５）の領域内に位置するときに、前記制御装置が前記第２のコンベヤ（１４）の搬送速度を前記第１のコンベヤ（１２）に対して上げることによって、それぞれの個々のブランク（２）のちぎり取り部を形成する、請求項９〜１３のいずれか一項に記載の方法。
16. 請求項９〜１５のいずれか一項に記載の方法により製造された個々のブランク（２）を、梱包用および／または結束用に用いる方法。

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