JP2011523998A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 熱交換器、自動車用空調装置、および熱交換器を製造するための方法において、管と集合管との間における機械的強度を向上させる。
【解決手段】 熱交換器、特に自動車用の熱交換器であって、この熱交換器が、多数の管と、壁および開口部を有する少なくとも1つの集合管であって、壁においておよび開口部において、壁から開口部の軸方向に突出する、好ましくは環状の通路が形成されており、管の端部の領域における管が部分的に通路に配置されており、流体密接続が通路と管との間に構成され、その結果、管と少なくとも1つの集合管とを介して流体を案内可能である少なくとも1つの集合管と、流体を流入させるための少なくとも1つの入口開口部と、流体を流出させるための少なくとも1つの出口開口部とを含み、通路の厚さが、集合管の特に開口部の領域における壁の厚さよりも薄い熱交換器によって解決される。管または開口部の断面は、例えば円形、長方形または正方形とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、熱交換器、特に自動車用の熱交換器と、熱交換器を製造する方法に関する。さらに、本発明は自動車用空調装置に関する。
熱交換器は、一方の流体から他方の流体に熱を伝達するのに役立つ。例えば、熱交換器によって、冷却液から周囲空気に熱を伝達する。このことは、特に、内燃機関から出た廃熱を周囲空気に放出するために熱交換器が使用される自動車に利用される。熱交換器は、一般に、多数の管が配置されている2つの集合管からなる。集合管には、管に通じる開口部が設けられている。管は集合管の開口部に流体密に接続されている。
集合管の開口部は打ち抜きまたは穿孔によって形成される。集合管の壁を打ち抜く際に、開口部が打ち抜かれるので、その後の開口部を形成する壁のその部分領域が除去される。したがって、集合管の開口部における管の支持面は、開口部の領域における集合管の壁の厚さに一致する。集合管の壁を介した開口部の穿孔時に、開口部には、部分領域における集合管の変形した壁に相当する環状通路が形成される。部分領域は、開口部の形成後に相当する集合管の壁のその領域である。開口部の領域における集合管の壁に相当する通路は、穿孔時に本質的に膨張せず、湾曲する。したがって、断面が例えば円形の開口部の場合、通路の長さは開口部の半径に一致する。
通路の長さ、または開口部における管の支持面は、管と集合管との間の接続部の機械的応力から本質的な影響を受ける。この接続部の機械的応力は、例えば、管または集合管における大きな圧力および/または引張力または膨張による熱応力、ならびに管のまたは集合管の曲げ重なりおよび湾曲または変形から生じる。これによって、管と集合管との間の接続部において破損、特に漏れが生じることがあり、そのことが熱交換器の故障をもたらす。このことは、一般に、高いコストを伴うが、その理由は、熱交換器の修理が不可能であり、したがって、熱交換器を交換しなければならないからである。特に、自動車では、熱交換器の漏れにより冷却液の損失が生じ、その結果、自動車の走行を中断しなければならない。
特許文献1は、同じ分野の熱交換器を記載している。管が設けられている通路の厚さは、管を挿入するために、開口部の外側の集合管の壁の厚さに一致する。さらに、開口部の軸方向における通路の部分領域にのみ、通路と管との間の接触が生じる。これによって、管のほんの小さな支持面が通路に存在するので、管と集合管との間のこの重要な接続領域における機械的強度はほんの小さなものである。
特許文献2から、同じ分野の熱交換器が知られている。打ち抜きによって、開口部が穿孔される。打ち抜きによって集合管の壁を穿孔した後に、通路の一部が分離される。これにより、通路は、開口部の軸方向において小さな長さを有し、その結果、小さな接触面が管と通路との間に形成される。したがって、不都合なことに、通路の領域の管と集合管との間の機械的強度は小さくなってしまう。
特許文献3は、同じ分野の熱交換器を記載している。集合プレートは、半田付けによって集合プレートの壁に接続される扁平管の端部が挿入される開口部を有する。この接続を容易にするために、各穴はカラーによって囲まれている。
欧州特許第0990868B1号明細書 独国特許出願公開第3316960A1号明細書 独国特許出願公表第69617598T2号明細書
したがって、本発明の課題は、熱交換器、自動車用空調装置、および熱交換器を製造するための方法において、管と集合管との間における機械的強度を向上させることである。熱交換器および自動車用空調装置は、製造が安価であるべきであり、作動時には確実かつ安全に作動すべきである。さらに、熱交換器を製造するための方法も簡単かつ安価に行うことができるようにすべきである。
この課題は、熱交換器、特に自動車用の熱交換器であって、この熱交換器が、多数の管と、壁および開口部を有する少なくとも1つの集合管であって、壁においておよび開口部において、壁から開口部の軸方向に突出する、好ましくは環状の通路が形成されており、管の端部の領域における管が部分的に通路に配置されており、流体密接続が通路と管との間に構成され、その結果、管と少なくとも1つの集合管とを介して流体を案内可能である少なくとも1つの集合管と、流体を流入させるための少なくとも1つの入口開口部と、流体を流出させるための少なくとも1つの出口開口部とを含み、通路の厚さが、集合管の特に開口部の領域における壁の厚さよりも薄い熱交換器によって解決される。管または開口部の断面は、例えば円形、長方形または正方形である。
特に、通路の厚さは、集合管の壁における通路の開始部から通路の端部に向かって、好ましくは常に減少する。通路の端部は集合管の流れ空間に終端することができ、すなわち、管の端部と同様に流れ空間に終端することができ、この端部は、集合管に配置されているかあるいは集合管の外側に終端し、つまり、通路の端部は、集合管に配置されている管のその端部として反対方向に終端する。
追加の実施形態では、基部の開始部から通路の先端までの通路の厚さは、集合管の特に開口部の領域における壁の厚さの少なくとも10%であり、この場合、通路の先端の長さは、集合管の特に開口部の領域における壁の厚さの少なくとも10%である。
別の実施形態では、基部の開始部から先端の前方の通路の全長の0.8倍までの通路の厚さは、集合管の特に開口部の領域における壁の厚さの0.9倍よりも薄い。
好ましくは、通路の最大長さは、開口部の最小直径の半分よりも長く、特に、半分の1.1〜3倍よりも長い。その後の開口部の部分領域における集合管の壁が通路に対して変形されるかまたは折り曲げられ、さらに通路が膨張する。これにより、通路の最大長さは開口部の最小直径の半分よりも長くなる。断面が長方形の管または開口部において、開口部の最小直径は開口部の幅に一致する。通路の形成時に集合管の壁が膨張するので、通路の長さは開口部の幅の半分よりも長い。したがって、断面が円形の管または開口部において、最小直径の半分が開口部の半径に一致する。
有効なことに、管は、材料結合によって、好ましくは半田付けによって、通路に流体密に、特に液密に接続されている。
別の実施形態では、管および/または少なくとも1つの集合管は、少なくとも部分的に、アルミニウムおよび/またはアルミニウム合金からおよび/またはプラスチックからなる。
集合管を複数の部分から形成することもできる。例えば、集合管は、金属、特にアルミニウム製の基部から、およびプラスチック製の箱からなることができる。箱は断面が例えばU字状に形成されており、基部の溝に固定されている。溝のシールによって、箱と基部との間に流体密接続が形成される。これによって、基部と箱との間には流れ空間が形成される。別の実施形態では、集合管は、例えば、断面がほぼU字状の基部とカバーとからなることができる。基部もカバーも金属、特にアルミニウムから形成されている。カバーには溝が形成されており、この溝によって、カバーが基部に流体密に接続されている。一般に、別個のシールなしに、カバーと基部の溝との間にシールが得られる。
管を形成するステップと、壁を有する少なくとも1つの集合管を少なくとも部分的に形成するステップと、通路を有する開口部に向かって、少なくとも1つの集合管の壁の部分領域を穿孔するステップと、管を開口部に挿入するステップと、管と通路とを流体密に接続するステップとを含む、熱交換器を製造するための本発明による方法において、少なくとも1つの集合管の壁が、部分領域を穿孔する前に鋳造部に向かって膨張し、その結果、通路の厚さが、膨張前の部分領域における集合管の壁の厚さよりも薄くなる。
追加の変形例では、基部の開始部から通路の先端までの通路の厚さが、集合管の特に開口部の領域における壁の厚さの少なくとも10%になるように、通路が膨張し、この場合、通路の先端の長さは、集合管の特に開口部の領域における壁の厚さの少なくとも10%である。
追加の変形例では、穿孔前に、部分領域における少なくとも1つの集合管の壁の膨張が別個の作業工程で行われる。したがって、時間的には穿孔前に、少なくとも1つの集合管の壁の膨張が行われる。その後の開口部が生じる少なくとも1つの集合管の壁の部分領域におけるだけでなく、この領域を越えた箇所においても膨張が行われる。壁の膨張がこの部分領域を越えて行われるならば、膨張していないその部分が集合管の壁の厚さとみなされる。したがって、壁の膨張時に、部分領域で鋳造部が生じる。
有効には、例えばスタンプによって、壁から材料が除去されず、すなわち、単に、集合管の壁の変形、特に湾曲によって、開口部が形成される。
追加の変形例では、部分領域における少なくとも1つの集合管の壁の膨張は、穿孔用の他の工具によって行われる。
開口部が打ち抜かれおよび穿孔される集合管の部分は、異なる形状を有することができる。例えば、この領域の集合管は平坦であるかまたは湾曲することができる。
本発明による熱交換器、特に自動車用の熱交換器は、多数の管と、開口部を有する少なくとも1つの集合管であって、開口部には、管の端部の領域における管が部分的に配置されており、開口部に流体密に接続されており、集合管が基部と箱とからなり、開口部が基部に形成されており、箱と基部とを接続するために、箱の端部が、基部に形成された溝によって収容されている少なくとも1つの集合管と、流体を流入させるための少なくとも1つの入口開口部と、流体を流出させるための少なくとも1つの出口開口部とを含み、この場合、溝の外面と管の外面との間に、特に、シールと管の管軸線との間に、材料結合による接続部が構成される。材料結合による接続部を形成するために、材料、例えば半田付け材料によって、両方の外面の間に好ましくは間接的に、材料結合による接続部が構成される。
特に、材料結合による接続部は半田付け接続部および/または接着接続部である。溝の外面と管の外面、特に管の幅狭側面との間に半田接続部を形成するために、断面が長方形の管において溝の外面と管の外面との間には、例えば0〜2mmの範囲の短い間隔が存在する。これによって、半田付けの際に、半田付け材料が、毛細管現象により、溝の外面と管の外面との間の領域に上昇するかまたは挿入されることができる。
別の実施形態では、材料結合による接続部の領域における溝の外面は、少なくとも1つの管の外面に対してほぼ平行に形成されている。
追加の実施形態では、開口部の軸方向には、好ましくは環状の通路が形成されており、この場合、管の端部の領域における管が通路に配置されており、流体密接続が通路と管との間に構成される。
自動車用空調装置または自動車は、本出願書類に記載されている熱交換器を含む。
添付図面を参照して、本発明の3つの実施例について以下に詳細に説明する。
熱交換器の図である。 図1による熱交換器の管を有する第1の実施形態の集合管の断面図A−Aである。 図1による熱交換器の管を有する第2の実施形態の集合管の断面図A−Aである。 管用の開口部に挿入する前の図2による集合管の基部の部分縦断面図である。 開口部に挿入した後の図4による基部の部分縦断面図である。 開口部の軸方向における開口部の図である。
図1には、熱交換器1の外観が示されている。2つの集合管3の間には多数の管2が配置されている。両方の集合管3は上部および下部において、接続フランジ26によりそれぞれ互いに接続されている。管2の間には、それらを機械的にも熱的にも接続する波形リブ4が形成されている。波形リブ4は、熱交換器1の表面を大きくするのに、したがって、熱伝達を向上させるのに役立つ。図1の右側に示した集合管3には、入口開口部5と出口開口部6とが形成されている。熱交換器1は自動車内で冷却液の熱を周囲に放出するのに役立つ。したがって、冷却液は、入口開口部5を介して熱交換器1に流入し、そして出口開口部6を介して冷却されるように流出する。両方の集合管3は、それぞれアルミニウム製の基部9からなり、それぞれプラスチック製の箱10からなり、この箱には、さらに、入口開口部5と出口開口部6とが形成されている。断面が長方形の管2は集合管3の基部9に通じる。これによって、両方の集合管3の間にならびに管2の間に液圧接続が構成される。管2の端部は流れ空間25に終端する。
基部9および箱10は、冷却液用の流れ空間25を閉じる(図2および図3)。箱10の断面はほぼU字状である。基部9の端部の断面には溝21が設けられている。溝21内にはシール12が配置されている。シール12、すなわち弾性部は、基部9を箱10に液密に接続するのに役立つ。基部9には、開口部13が形成されており、これらの開口部には、管軸線31を有する管2が配置されている。集合管3のまたは基部9の開口部壁14は通路7に対して変形されている。通路7の端部は集合管3の流れ空間25に終端する。したがって、通路7は基部9の以前の開口部壁14であり(図5)、この開口部壁は通路7に対して変形されている。
基部9の開口部13の形成時(図示せず)、基部9の壁8の、すなわち開口部壁14の部分領域20において、スタンプにより最初に鋳造部27が加えられる。部分領域20(図4)は、通路7に対して変形される壁8の部分に相当する。部分領域20は、図4において、破線内に形成されている壁8のその部分である。さらに、鋳造部27が図4の破線で示されている。鋳造部27のこの形状に基づいて、その後の通路7に相当する壁8が部分領域20で膨張し、その結果、通路7の厚さ16は、非変形領域の基部7の、すなわち部分領域20の外側の壁8の厚さ17、または開口部壁14の厚さ17よりも薄い。鋳造後に、穿孔工具によって開口部13が形成される。この場合、部分領域20の内側の基部9の壁8が折り曲げられ、その結果、図2および図5に示した通路7の形状が生じる。したがって、基部9の壁8の厚さ17は通路9の厚さ16よりも厚い。穿孔工程により、通路7の端部には先端15が形成される。先端15の断面はほぼ三角形に形成されている。先端15の前方の通路7の厚さは、例えば、変形前の基部9の壁8の厚さ17の20〜30%である。
通路7と管2との間には、半田接続部23として形成された材料結合による接続部22が構成される(図2)。図2において、表示面は、管2の幅広側壁の面に対して平行であり、管2の幅狭側壁28の面に対して垂直である。通路7の形成時に基部9の壁8が部分領域20で膨張しているので、通路7の長さ18は開口部13の最小直径29の半分よりも長い。開口部13は、管2の長方形断面に対応して同様に長方形状に形成されている。通路7の長さ18は開口部13の幅の半分よりも長い。開口部13の直径19は管2の対応する外径(図示せず)よりも僅かに小さい。このことは、管2の外面と通路7との間の全領域において、半田接続部23を形成するために、僅かな間隔があるようにするのに必要である。通路7と管2との間の間隔は例えば0.2〜1mmの範囲にあるので、半田付け材料は、毛細管現象によりこの隙間に浸透することができる。管2と基部9とが半田でメッキされており、半田接続部が半田付け炉内で形成される限り、間隔は不要である。
通路7の厚さは、基部9のまたは集合管3の壁8における通路7の開始部から、通路7の先端15における通路7の端部に向かって常に減少する。このことは通路7の形成からもたらされる。部分領域20における壁8の鋳造部27の形成時に、中央領域は、基部9の変形していないまたは膨張していない壁8の近傍において、部分領域20の縁部領域よりも大きく膨張する。さらに、通路7は、穿孔時にも膨張し、この場合も、この膨張は、通路7の開始部におけるよりも、通路7の端部領域における方が大きい。
図5には、部分領域20を穿孔した後の基部9の部分縦断面図が示されている。この場合、通路7は開口部13の軸線24に対して平行に形成されている。
図6には、開口部の軸方向における開口部13の外観が示されている。開口部13は長方形であり、最小直径29と最大直径30とを有する。
図3には、熱交換器1の集合管3の第2の実施形態が示されている。図2による第1の実施形態との相違点についてのみ以下に説明する。この場合、基部9は、溝21の外面と管2との間に、0〜2mmの範囲の短い間隔があるように形成されている。0〜2mmの厚さを有するこの隙間において、半田接続部23として形成された材料結合による接続部22が構成される。溝21の外面と管2の外面との間のこの隙間の厚さは好ましくは0.2〜0.8mmであるので、半田接続部23用の半田付け材料は、毛細管現象により隙間内に広がって上昇することができる。それに関連して、管2は、さらに有利には、基部9に接続されており、これにより、管2と基部9または集合管3との間の機械的接続部の強度が向上する。これによって、特に熱交換器1の熱変形から生じる機械的応力をより良く吸収することができる。したがって、管2と集合管3との間の接続部の損傷から生じる、熱交換器1に対する破損を低減することができる。
全体的に見ると、本発明による熱交換器1は大きな利点を伴う。通路7の形成時に、通路7の長さ18が開口部13の軸線24の方向に延びるように、通路7が膨張する。これにより、管2と通路7との間の、半田接続部23として形成された接触面が大きくなる。したがって、特に熱交換器1の熱変形から生じる、管2と通路7との間の接続部の機械的応力をより容易に吸収することができる。このようにして、それから生じる熱交換器1の破損、例えば、管2と通路7との間の接続部の漏れを本質的に低減することができる。したがって、より大きな接触面により、通路7に対する管2のより大きな当接面および支持面が得られる。それにより、本発明による熱交換器1のおよび本発明による自動車用空調装置の信頼性を著しく向上させることができる。
1 熱交換器
2 管
3 集合管
4 波形リブ
5 入口開口部
6 出口開口部
7 通路
8 集合管の壁
9 アルミニウム製の集合管の基部
10 プラスチック製の集合管の箱
11 管の端部
12 シール
13 開口部
14 開口部の領域の集合管の開口部壁
15 通路の先端
16 通路の厚さ
17 集合管の壁の厚さ
18 通路の長さ
19 開口部の直径
20 部分領域
21 溝
22 材料結合による接続部
23 半田接続部
24 開口部の軸線
25 流れ空間
26 接続フランジ
27 鋳造部
28 幅狭側壁
29 最小直径
30 最大直径
31 管軸線

Claims (15)

  1. 熱交換器(1)、特に自動車用の熱交換器(1)であって、
    −多数の管(2)と、
    −壁(8)と開口部(13)とを有する少なくとも1つの集合管(3)であって、前記壁(8)においておよび前記開口部(13)において、前記壁(8)から前記開口部(13)の軸方向に突出する通路(7)が形成されており、前記管(2)の端部(11)の領域における前記管(2)が、部分的に前記通路(7)に配置されており、流体密接続が前記通路(7)と前記管(2)との間に構成される少なくとも1つの集合管(3)と、
    −流体を流入させるための少なくとも1つの入口開口部(5)と、
    −前記流体を流出させるための少なくとも1つの出口開口部(6)と、
    を含む熱交換器(1)において、
    前記通路(7)の厚さ(16)が、前記集合管(3)の特に前記開口部(13)の領域における前記壁(8)の厚さ(17)よりも薄いことを特徴とする熱交換器(1)。
  2. 前記通路(7)の前記厚さ(16)が、前記集合管(3)の前記壁(8)における前記通路(7)の開始部から前記通路(7)の端部に向かって、好ましくは常に減少することを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記基部(9)の開始部から前記通路(7)の先端(15)までの前記通路(7)の前記厚さ(16)が、前記集合管(3)の特に前記開口部(13)の前記領域における前記壁(8)の前記厚さ(17)の少なくとも10%であり、前記通路(7)の前記先端(15)の長さが、前記集合管(3)の特に前記開口部(13)の前記領域における前記壁(8)の前記厚さの少なくとも10%であることを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 前記基部(9)の開始部から先端(15)の前方の前記通路(7)の全長の0.8倍までの前記通路(7)の前記厚さ(16)が、前記集合管(3)の特に前記開口部(13)の前記領域における前記壁(8)の前記厚さの0.9倍よりも薄いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱交換器。
  5. 前記通路(7)の最大長さが、前記開口部(13)の最小直径(29)の半分よりも大きく、特に、半分の1.1〜3倍よりも大きいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱交換器。
  6. 熱交換器(1)、特に、請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱交換器(1)を製造するための方法であって、
    −管(2)を形成するステップと、
    −壁(8)を有する少なくとも1つの集合管(3)を少なくとも部分的に形成するステップと、
    −通路(7)を有する開口部(13)に向かって、前記少なくとも1つの集合管(3)の前記壁(8)の部分領域(20)を穿孔するステップと、
    −前記管(2)を前記開口部(13)に挿入するステップと、
    −前記管(2)を前記通路(7)に流体密に接続するステップと、
    を含む方法において、
    前記少なくとも1つの集合管(3)の前記壁(8)が、前記部分領域(20)を穿孔する前に、鋳造部(27)に向かって膨張し、その結果、前記通路(7)の厚さ(16)が、膨張前の前記部分領域(20)における前記集合管(3)の前記壁(8)の厚さ(17)よりも薄いことを特徴とする方法。
  7. 前記基部(9)の開始部から前記通路(7)の先端(15)までの前記通路(7)の前記厚さ(16)が、前記集合管(3)の特に前記開口部(13)の領域における前記壁(8)の前記厚さ(17)の少なくとも10%になるように、前記通路が膨張し、前記通路(7)の前記先端(15)の長さが、前記集合管(3)の特に前記開口部(13)の前記領域における前記壁(8)の前記厚さの少なくとも10%であることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記部分領域(20)における前記少なくとも1つの集合管(3)の前記壁(8)の前記膨張が、前記穿孔前の別個の作業工程で行われることを特徴とする請求項6または7に記載の方法。
  9. 前記部分領域(20)における前記少なくとも1つの集合管(3)の前記壁(8)の前記膨張が、穿孔用の他の工具によって行われ、および/または材料が、例えばスタンプによって前記壁(8)から除去されないことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 熱交換器(1)、特に自動車用の熱交換器(1)であって、
    −多数の管(2)と、
    −開口部(13)を有する少なくとも1つの集合管(3)であって、前記開口部(13)には、前記管(2)の端部(11)の領域における前記管(2)が部分的に配置されており、前記開口部(13)に流体密に接続されており、前記集合管(3)が基部(9)と箱(10)とからなり、前記開口部(13)が前記基部(9)に形成されており、前記箱(10)と前記基部(9)とを接続するために、前記箱(10)の端部が、前記基部(9)に形成された溝(21)に収容されている少なくとも1つの集合管(3)と、
    −流体を流入させるための少なくとも1つの入口開口部(5)と、
    −前記流体を流出させるための少なくとも1つの出口開口部(6)と、
    を含む熱交換器(1)において、
    前記溝(21)の外面と前記管(2)の外面との間に、特に、シール(12)と前記管(2)の管軸線(31)との間に、材料結合による接続部が構成されることを特徴とする熱交換器(1)。
  11. 前記材料結合による接続部(22)が半田付け接続部および/または接着接続部(23)であることを特徴とする請求項10に記載の熱交換器。
  12. 前記溝(21)の前記外面が、前記材料結合による接続部(22)の領域において、前記管(2)の前記外面に対してほぼ平行に形成されていることを特徴とする請求項10または11に記載の熱交換器。
  13. 前記開口部(13)の軸方向において、好ましくは環状の通路(7)が形成されており、前記管(2)の端部(11)の領域における前記管(2)が前記通路(7)に配置されており、流体密接続が前記通路(7)と前記管(2)との間に構成されることを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の熱交換器。
  14. 前記熱交換器(1)が、請求項1〜5のいずれか1項に記載の少なくとも1つの特徴に従って形成されていることを特徴とする請求項10〜13のいずれか1項に記載の熱交換器。
  15. 自動車用空調装置であって、前記自動車用空調装置が、請求項1〜5のおよび/または請求項10〜14のいずれか1項に記載の熱交換器を含むことを特徴とする自動車用空調装置。
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