JP3483538B2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP3483538B2
JP3483538B2 JP2001069776A JP2001069776A JP3483538B2 JP 3483538 B2 JP3483538 B2 JP 3483538B2 JP 2001069776 A JP2001069776 A JP 2001069776A JP 2001069776 A JP2001069776 A JP 2001069776A JP 3483538 B2 JP3483538 B2 JP 3483538B2
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    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02Header boxes; End plates
    • F28F9/04Arrangements for sealing elements into header boxes or end plates
    • F28F9/16Arrangements for sealing elements into header boxes or end plates by permanent joints, e.g. by rolling
    • F28F9/18Arrangements for sealing elements into header boxes or end plates by permanent joints, e.g. by rolling by welding
    • F28F9/182Arrangements for sealing elements into header boxes or end plates by permanent joints, e.g. by rolling by welding the heat-exchange conduits having ends with a particular shape, e.g. deformed; the heat-exchange conduits or end plates having supplementary joining means, e.g. abutments
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/02Header boxes; End plates
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の空調装
置に組み込まれてヒーターコア等として使用される熱交
換器に関し、特に、その熱交換器の熱交換流体を分配・
収集を行うタンク部とこのタンク部への熱交換流体の給
排を行うパイプとの接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の空調装置のヒーターコ
アとして使用される熱交換器として、例えば、特開平5
−34090号公報が知られている。この熱交換器で
は、図10に示す様に、扁平チューブ101とフィン1
02とが交互に積層され、その両端部に入口側タンク1
03、出口側タンク104が設けられている。この入口
側タンク103に入口パイプ105、出口側タンク10
4に出口パイプ106が接続されている。
【0003】入口側タンク103と入口パイプ105と
をろう付けするための構造として、この図10では、入
口側タンク103の外壁107に形成された開口部の周
辺を内側に折り曲げ、そこに入口パイプ105を挿入し
て固定している。出口側タンク104と出口パイプ10
6とも同様に固定されている。この図10に示す構造で
は、入口側タンク103や出口側タンク104へのパイ
プの挿入位置決めが困難であり、ばらつきが発生する。
入口側タンク103や出口側タンク104とのパイプの
ろう付け面積も少なく、ろう付け不良率も高い。
【0004】そのために、タンクとパイプを接合する別
の構造として、例えば特開平10−89885号公報で
は、図11に示すような構造が開示されている。この構
造では、入口パイプ115、出口パイプ116をタンク
113、114の外壁117に挿入位置決めするため
に、入口パイプ115、出口パイプ116の基端部をバ
ルジ加工して部分的に拡径している。このようにすれ
ば、入口パイプ115、出口パイプ116の挿入位置を
比較的容易に設定位置にできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図11に示す
ような構造では、タンク113、114の外壁の端面に入
口パイプ115、出口パイプ116の外壁が接触してい
るだけであり、接触面積が少なく、両者間のろう付けは
十分ではなく、また、バルジ加工により拡径した部分と
タンクの外壁とのろう付けも不十分である。
【0006】また、特開平10−89885号公報で
は、タンクとパイプを接合する別の構造として、図12
に示すように、別の接続部材120をタンク113の外
壁117に位置決め接合するものも開示している。この
図12に示すような構造では、別の接続部材120の鍔
部121とタンク113の外壁117とは強固にろう付
け接合できるが、接続部材120の中空筒部122とパ
イプ115とのろう付け接合強度は不十分となりやす
い。この構造では、接続部材120とパイプ115との
ろう付け面がタンク113の外壁117の内側に位置す
るために、このろう付け面を直接加熱してろう付けがで
きなく、ろう付け不良が生じやすい。
【0007】特に、パイプだけを部分的に後からバーナ
ー等で加熱してろう付けする際には、ろう付け不良率が
高くなる。即ち、入口パイプや出口パイプが長い場合に
は、一旦仮組付けすると容積が大きくなりすぎて、熱処
理炉に入らないものが有る。このような場合には、扁平
チューブ、フィン、入口側タンク、出口側タンク等の構
成部品だけを仮組付けし、熱処理炉で一体ろう付けした
後に、熱処理炉から取り出して入口パイプ及び出口パイ
プを後から別の加熱手段を用いてろう付けする方法が取
られている。
【0008】上記したように、パイプを後からタンクに
ろう付けするタイプの熱交換器に、図12に示すような
構造を応用した場合には、接続部材120の鍔部121
の外側をバーナー等で加熱しても、接続部材120の中
空筒部122とパイプ115、116とのろう付け部分
への伝熱性は悪く、この部分のろう付けが不十分とな
る。また、この図12の構造のものでは、接続部材12
0の中空筒部122の内端側に流れをさえぎるような板
部材123が配設されているので、熱交換流体の流れが
悪く、圧力損出が大きい。
【0009】本発明では、上記したような従来構造の不
具合を解消することを狙いとして、タンクとパイプとの
組立時の位置決めが安定して得られ、且つ両者のろう付
け強度が十分得られる構造を提供することを目的とす
る。特に、パイプが長くて熱処理炉でタンクと一体ろう
付けできない場合であっても、パイプをタンクに確実に
且つ高強度でろう付けできる構造を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、熱交
換流体を流す扁平チューブと空気と、熱交換するファン
とを交互に積層し、その両端部に熱交換流体の分配・収
集を行うタンク部を備え、該タンク部に熱交換流体を給
排するパイプが該タンク部に接続された熱交換器におい
て、該パイプが接続される該タンク部の外壁に接続部が
設けられ、該接続部は、該パイプが内嵌される第1中空
円筒部を該外壁と交差して、該外壁の内外に伸びて備
え、該第1中空円筒部の外周を取り巻くように配設さ
れ、該第1中空円筒部の外端部に一体に接続され、該外
壁に接続された第2中空円筒部を備え、該第1中空円筒
部の内端部からその中心に向かって一体に形成されたス
トッパ片を備える構成である。
【0011】この構成では、パイプの先端をタンク部の
外壁に確実且つ簡単に仮組付けでき、その上、特に、第
1中空円筒部とパイプとを強固にろう付けできるので、
タンク部の外壁とパイプとを強固にろう付けできる。ま
た、パイプが長くて、扁平チューブやフィンといっしょ
に仮組み付けして熱処理炉に投入して一度にろう付けす
ることができずに、後から別にパイプをろう付けするも
のであっても、タンク部の外壁等に穴明きや変形を生じ
させることなく、確実にろう付け固定できる。
【0012】請求項2の発明は、請求項1記載の熱交換
器において、該接続部が該外壁を絞り加工することによ
り一体に形成されているので、接続部と外壁との接合が
不要であり、部品点数が少なく、組立が容易である。
【0013】請求項3の発明は、熱交換流体を流す扁平
チューブと、空気と熱交換するファンとを交互に積層
し、その両端部に、熱交換流体の分配・収集を行うタン
ク部を備え、該タンク部に熱交換流体を給排するパイプ
が該タンク部に接続された熱交換器において、該パイプ
が接続される該タンク部の外壁に接続部が配設され、該
接続部は、該パイプが内嵌される第1中空円筒部を該外
壁と交差して、該外壁の内外に伸びて備え、該第1中空
円筒部の外周を取り巻くように配設され、該第1中空円
筒部の外端部に一体に接続された第2中空円筒部を備
え、該第2中空円筒部の内端部から該外壁に沿うように
該内端部に一体に形成され、該外壁の外面に接続された
鍔部を備え、該第1中空円筒部の内端部からその中心に
向かって一体に形成されたストッパ片を備える構成であ
る。
【0014】この構成では、タンク部の外壁にパイプの
外周壁にフィットした形状を有する接続部が配設される
ので、互いの仮組付け時の位置決めが精度良くでき、接
合が強固にできる。また、タンク部の外壁を複雑に加工
する必要が無く、タンク部の加工が容易である。
【0015】請求項4の発明は、請求項3記載の熱交換
器において、該第1中空円筒部の該内端部付近が半径方
向外側に拡径されて形成されている構成であり、接続部
の抜け止め或は接続部をタンク部の外壁に挟持するよう
な状態にできるので、仮組付け時に接続部を安定保持で
きる。
【0016】請求項5の発明は、請求項4記載の熱交換
器において、該第1中空円筒部の該内端部は円筒方向に
切り込みが入れられて複数のスリット片に形成され、該
スリット片の一部が内側に折曲げられてストッパ部を形
成し、別の一部が外側に拡径加工されて接続部の保持部
を形成する構成であり、ストッパ部と拡径部との両方を
無理なく形成することができ、接続部の加工歪みを減少
でき、パイプとのろう付面の変形を最小限に留めること
ができる。
【0017】請求項6の発明は、請求項1ないし5のい
ずれか記載の熱交換器において、第1中空円筒部と第2
中空円筒部との重なり部位の大部分が密着しているの
で、バーナー等の加熱手段で第2中空円筒部の外周から
加熱しても第1中空円筒部への熱伝達が良く、第1中空
円筒部とパイプ間のろう付けを強固にでき、接続部及び
その周囲の部材に穴明きや変形を発生することが無い。
【0018】請求項7の発明は、請求項1ないし6のい
ずれか記載の熱交換器において、該ストッパ片間の内径
が該パイプの内径以上で、かつ該パイプの外径以下であ
るので、パイプに対して熱交換流体が流出入する際の圧
力損失を低減できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を図面に
基づいて説明する。図1及び図2は、第1実施例の熱交
換器を示す図である。図1に示すように、複数の扁平チ
ューブ1と放熱用の波状フィン2とが交互に積層され、
この積層された扁平チューブ1及び波状フィン2の左右
端部にタンク部3、4が接続されている。熱交換流体を
供給する入口パイプ5及び熱交換流体を排出する出口パ
イプ6が右側タンク部3に接続されている。図2に示す
ように、入口パイプ5及び出口パイプ6は、かなり長い
ものからなっている。
【0020】熱交換流体は、入口パイプ5から右側タン
ク部3の上側室に入り、扁平チューブ1内を通流し、左
側タンク部4に至る。そして、左側タンク部4内を下降
し、Uターンして扁平チューブ1内を通流し、右側タン
ク部3の下側室に至る。そこから出口パイプ6を介して
流出される。
【0021】この熱交換器において、入口パイプ5又は
出口パイプ6をタンク部3の外壁7に接続する接続部1
0の拡大断面図を図3に示す。この接続部10では、パ
イプ5、6の外径に相当する内径開口部を有する第1中
空円筒部11がタンク部3の外壁7にほぼ直角にこの外
壁7の内外を跨って設けられている。この第1中空円筒
部11の外周には、第1中空円筒部11の外端部に一体
に接続されてU字状に折れ曲がって形成された第2中空
円筒部12が配設されている。この第2中空円筒部12
の内端部がタンク部3の外壁7と一体に形成されてい
る。一方、第1中空円筒部11の内端部は、第1中空円
筒部11の中心方向に折り曲げて形成されたストッパ片
13を備えている。即ち、この接続部10は、タンク部
3の外壁7の一部をバルジ加工で外側に折り曲げ、更に
U字状の折曲げ部を介して、内側に折り曲げてタンク内
側まで伸ばし、更にその先端部を中心方向に折り曲げた
形状に形成されている。なお、上記折り曲げ状態の説明
順番とこの接続部の形成方法とは必ずしも同一ではな
い。この接続部の折り曲げ形成方法の説明は省略する。
【0022】タンク部3にパイプ5、6をろう付けする
場合、パイプ先端がストッパ片13に当たるまで圧入す
ればよく、挿入位置は誰が作業しても同じ位置でセット
できる。また、第1中空円筒部11とパイプ5、6との
接触面積が大きく、両者の圧入密着度が高いとともにろ
う付け面積も大きく接合強度も優れている。また、第1
中空円筒部11の内端部に形成されたストッパ片13の
内径r1はパイプの内径R1よりも大きくパイプの外径
R0よりも小さくなっており、パイプに入出する熱交換
流体の圧損を少なくしている。
【0023】図4は本発明の第2実施例を示し、図3と
同様な図である。接続部30の第1中空円筒部31と第
2中空円筒部32との重なり部位を密着させて、隙間の
ない状態にしている。このようにすることによって、バ
ーナー等の加熱手段で第2中空円筒部32の外周から加
熱して、この接続部30を加熱した場合でも、第2中空
円筒部32から第1中空円筒部31への熱伝動が良く、
タンク部23の外壁27やパイプ25等に穴明きを生じ
ることなく、第1中空円筒部31とパイプ25とを高精
度でろう付けできる。33はストッパ片である。なお、
1中空円筒部31と第2中空円筒部32との重なり部位
を圧接して、両者のトータル厚さを外壁27の2倍以下
として、熱伝達率を向上させるようにしても良い。この
場合には、熱伝達率がさらに向上するだけでなく、強度
がアップしパイプの保持力が強化される。
【0024】図5は本発明の第3実施例を示し、図3と
同様な図である。この実施例では、接続部50は、タン
ク部43の外壁47に一体に形成するのではなく、別体
物で形成している。この実施例では、第1中空円筒部5
1、第2中空円筒部52及びストッパ片53を備えると
ともに、第2中空円筒部52の内端部に一体に接続さ
れ、タンク部43の外壁47に沿う形状の鍔部54を備
えている。
【0025】組立時には、タンク部43の外壁47の開
口に接続部50を挿入し、鍔部54がタンク部43の外
壁47に接触したら、挿入を止める。挿入した際に、開
口の内端縁に第1中空円筒部51の外周が接するような
大きさになっており、接続部50が外壁47に仮保持さ
れる。なお、保持力を強くするためには、開口内端を内
側にバルジ加工しても良い。この状態で、接続部50を
扁平チューブ、フィン及びタンク部43とともに炉中で
一体ろう付けする。その後、炉中から取り出して、別工
程でパイプ45を接続部50の第1中空円筒部51に挿
入する。パイプ45の先端がストッパ片53に当接した
時点で挿入を中止する。そして、バーナー等の加熱手段
(図示せず)で、第2中空円筒部52の外側から加熱
し、第1中空円筒部51とパイプ45間のろう付けを行
う。
【0026】なお、この実施例では接続部50を先にタ
ンク部43に一体ろう付けするようにしたが、パイプ4
5を第1中空円筒部51に挿入しろう付けする際に、接
続部50を外壁47にろう付けしても良い。また、先
に、接続部50の第1中空円筒部51にパイプ45を挿
入してろう付けしておき、この状態で接続部50を外壁
47に挿入してろう付けするようにしても良い。
【0027】この実施例では、ストッパ片53の内径r
1は、パイプ45の内径R1よりも大きく、パイプの外
径R0よりも小さい径に形成されており、パイプ45に
流入する或は流出する熱交換流体の圧損を少なくしてい
る。
【0028】図6は、図5(第3実施例)の構造を入口
パイプ側に適用した場合を示す。図6(A)はタンク部
の部分断面図、図6(B)はタンクの側面図を示す。出
口パイプ66側の接続部70は、第2中空円筒部72を
省略したものである。このように少なくとも一方は、第
2中空円筒部72を省略したものでも良い。このこと
は、接続部70をタンク63の外壁67に別体でなく一
体に形成した場合でも同様なことが言える。71は第1
中空円筒部を示し、73はストッパ片を示し、74は鍔
部を示す。
【0029】図7は第4実施例を示し、図5(第3実施
例)と同様な図である。この第4実施例では、第1中空
円筒部80の内端が一旦外側に拡径加工されている。こ
の拡径部分85により、接続部80がタンク83の外壁
87の開口から外れて落ちることが防止される。
【0030】図8及び図9は第5実施例を示す。この第
5実施例では、第1中空円筒部91の先端部は複数の切
り込みが設けられて複数のスリット片に区分されてい
る。一部のスリット片が外側に拡径95されて、抜け止
めの機能を果たし、一部のスリット片が内側に折り曲げ
られてストッパ片93の機能を果たしている。90は接
続部、92は第2中空円筒部、94は鍔部を示し、97
は外壁を示す。なお、これらのスリット片の一部は、拡
径95或はストッパ片93としなくて、そのまま残して
も良い。このようにすれば、拡径95、ストッパ片93
を必要最小限加工すれば良いので、加工工数が削減でき
るとともに、そのまま残した部分があることによってパ
イプの変形防止上好ましい。なお、拡径95の拡径量を
大きくして、接続部90でタンクの外壁97を挟持する
ような状態とすれば、接続部90がずれることなく仮位
置決めできる。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明では、タンク部の接続部
の第1中空円筒部がタンク部の外壁の内外に跨って伸び
て設けられ、第2中空円筒部が第1中空円筒部の外周に
一体に設けられ、更に、ストッパ片が第1中空円筒部の
内端部からその中心に向かって一体に形成されているの
で、パイプの挿入位置決めが容易であり、且つ、第1中
空円筒部とパイプとのろう付けを強固なものとすること
ができる。特に、パイプが長くて、後から部分的に加熱
してろう付けする場合であっても、確実に不良率の少な
いろう付けが得られる。
【0032】請求項2の発明のように、タンク部の外壁
を絞り加工することにより、接続部をタンク部に一体に
形成すれば、接続部と外壁との接合が不要であり、部品
点数が少なく、組立が容易である。
【0033】請求項3の発明のように、タンク部の接続
部が、該外壁の内外に伸びて設けられた第1中空円筒部
と、該第1中空円筒部の外周を取り巻くように配設さ
れ、該第1中空円筒部の外端部に一体に接続された第2
中空円筒部と、該第2中空円筒部の内端部から該外壁に
沿うように該内端部に一体に形成され、該外壁の外面に
接続された鍔部と、該第1中空円筒部の内端部からその
中心に向かって一体に形成されたストッパ片とを備える
構成では、タンク部の外壁にパイプの外周壁にフィット
した形状を有する接続部をセットできるので、互いの仮
組付け時の位置決めが精度良くでき、接合が強固にでき
る。また、接続部はタンクとは関係なく単品として加工
できるので、接続部の加工が容易であり、タンク部の外
壁を複雑に加工する必要が無く、タンク部の加工不良を
低減でき、加工工数も低減できる。
【0034】請求項4の発明では、第1中空円筒部の内
端部付近が半径方向外側に拡径されているので、接続部
の抜け止め或は接続部をタンク部の外壁に挟持するよう
な状態にでき、仮組付け時に接続部を安定保持できる。
【0035】請求項5の発明では、ストッパ部と拡径部
との両方を無理なく形成することができ、接続部の加工
歪みを減少でき、パイプとのろう付面の変形を最小限に
留めることができる。
【0036】請求項6の発明では、第1中空円筒部と第
2中空円筒部との重なり部位の大部分が密着しているの
で、バーナー等の加熱手段で第2中空円筒部の外周から
加熱しても第1中空円筒部への熱伝達が良く、第1中空
円筒部とパイプ間のろう付けを強固にできる。特に、接
続部及びその周囲の部材の過加熱を防止できるので、そ
れらの部分の穴明き不良や変形不良を大幅に削減でき
る。
【0037】請求項7の発明では、ストッパ片間の内径
が該パイプの内径以上で、かつ該パイプの外径以下であ
るので、パイプに対して熱交換流体が流出入する際の圧
力損出を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した熱交換器の概略図である。
【図2】図1の熱交換器の側面図である。
【図3】本発明の第1実施例に関わるタンク部とパイプ
との接続部の部分拡大断面図である。
【図4】本発明の第2実施例に関わり、図3と同様な図
である。
【図5】本発明の第3実施例に関わり、図3と同様な図
である。
【図6】図5に示す第3実施例を適用したタンク部の部
分拡大図であり、図6(A)はタンク部の断面図、図6
(B)はタンク部の側面図である。
【図7】本発明の第4実施例に関わり、図5と同様な図
である。
【図8】本発明の第5実施例に関わり、タンク部の部分
断面図である。
【図9】図8の接続部の外観図である。
【図10】図10は従来例を示す断面図である。
【図11】図11は他の従来例を示す断面図である。
【図12】図12は別の他の従来例を示す部分拡大断面
図である。
【符号の説明】
1 扁平チューブ 2 波状フィン 3 タンク部(右側) 4 タンク部(左側) 5 入口パイプ 6 出口パイプ 7 外壁 10 接続部 11 第1中空円筒部 12 第2中空円筒部 13 ストッパ片 r1 内径 R1 内径 R0 外径 23 タンク部 25 パイプ 27 外壁 30 接続部 31 第1中空円筒部 32 第2中空円筒部 33 ストッパ片 43 タンク部 45 パイプ 47 外壁 50 接続部 51 第1中空円筒部 52 第2中空円筒部 53 ストッパ片 54 鍔部 63 タンク部 65 入口パイプ 66 出口パイプ 67 外壁 70 接続部 71 第1中空円筒部 72 第2中空円筒部 73 ストッパ片 74 鍔部 83 タンク部 87 外壁 80 接続部 85 拡径部分 97 外壁 90 接続部 91 第1中空円筒部 92 第2中空円筒部 93 ストッパ片 94 鍔部 95 拡径部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新谷 嘉宏 広島県東広島市八本松町大字吉川5658番 株式会社日本クライメイトシステムズ 内 (56)参考文献 特開 平10−89885(JP,A) 特開 平11−311494(JP,A) 特開 平10−148490(JP,A) 特開2001−280558(JP,A) 特開 平8−327283(JP,A) 特開 平2−258122(JP,A) 実開 平3−14057(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28F 9/02 301 B21D 53/08 B60H 1/08 611 F16B 9/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換流体を流す扁平チューブと、空気
    と熱交換するフィンとを交互に積層し、その両端部に、
    熱交換流体の分配・収集を行うタンク部を備え、該タン
    ク部に熱交換流体を給排するパイプが該タンク部に接続
    された熱交換器において、該パイプが接続される該タン
    ク部の外壁に接続部が設けられ、該接続部は、該パイプ
    が内嵌される第1中空円筒部を該外壁と交差して、該外
    壁の内外に伸びて備え、該第1中空円筒部の外周を取り
    巻くように配設され、該第1中空円筒部の外端部に一体
    に接続され、該外壁に接続された第2中空円筒部を備
    え、該第1中空円筒部の内端部からその中心に向かって
    一体に形成されたストッパ片を備えることを特徴とする
    熱交換器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱交換器において、該接
    続部が該外壁を絞り加工することにより一体に形成され
    ていることを特徴とする熱交換器。
  3. 【請求項3】 熱交換流体を流す扁平チューブと、空気
    と熱交換するフィンとを交互に積層し、その両端部に、
    熱交換流体の分配・収集を行うタンク部を備え、該タン
    ク部に熱交換流体を給排するパイプが該タンク部に接続
    された熱交換器において、該パイプが接続される該タン
    ク部の外壁に接続部が配設され、該接続部は、該パイプ
    が内嵌される第1中空円筒部を該外壁と交差して、該外
    壁の内外に伸びて備え、該第1中空円筒部の外周を取り
    巻くように配設され、該第1中空円筒部の外端部に一体
    に接続された第2中空円筒部を備え、該第2中空円筒部
    の内端部から該外壁に沿うように該内端部に一体に形成
    され、該外壁の外面に接続された鍔部を備え、該第1中
    空円筒部の内端部からその中心に向かって一体に形成さ
    れたストッパ片を備えることを特徴とする熱交換器。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の熱交換器において、該第
    1中空円筒部の該内端部付近が半径方向外側に拡径され
    て形成されていることを特徴とする熱交換器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の熱交換器において、該第
    1中空円筒部の該内端部は円筒方向に複数の切り込みが
    入れられて複数のスリット片に形成され、該スリット片
    の一部が内側に折曲げられてストッパ部を形成し、別の
    一部が外側に拡径加工されて接続部の保持部を形成する
    こと特徴とする熱交換器。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか記載の熱交
    換器において、第1中空円筒部と第2中空円筒部との重
    なり部位の大部分が密着していることを特徴とする熱交
    換器。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか記載の熱交
    換器において、該ストッパ片間の内径が該パイプの内径
    以上で、かつ該パイプの外径以下であることを特徴とす
    る熱交換器。
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