JP2011522628A5 - 収縮可能な分岐装置およびその製造方法 - Google Patents

Claims (20)

1. 基端側領域、先端側領域、および長手軸を有するカテーテルシャフトと、
   同カテーテルシャフトの先端側領域の周囲に長手軸に沿って位置される主バルーンと、
   該カテーテルシャフトの先端側領域に連結され、長手軸からずれて位置される副バルーンとを備え、同副バルーンは、第１の区域および第２の区域を含む膨張可能な部分を備え、該第１の区域および第２の区域は、変化する結晶化度および厚みのうち少なくともいずれか一方を有し、該第１の区域は第２の区域より高い可撓性を備えることを特徴とする分岐した血管を処置するための医療器具。
2. 前記副バルーンの膨張可能な部分が拡張される場合に、同拡張は、長手軸に平行な方向と比較して長手軸に直行する方向においてより大きく行われることを特徴とする請求項１に記載の医療器具。
3. 前記第１の区域および第２の区域は、パターンを形成することを特徴とする請求項１または２に記載の医療器具。
4. 前記パターンは、カテーテルシャフトの長手軸に平行なストライプのパターンであることを特徴とする請求項３に記載の医療器具。
5. 前記パターンは、カテーテルシャフトの長手軸に対して角度をなすストライプのパターンであることを特徴とする請求項３に記載の医療器具。
6. 前記第１の区域および第２の区域により、バルーンは、ひだ状に折りたたまれることを特徴とする請求項１乃至５のいずれか一項に記載の医療器具。
7. 前記第１の区域は破壊領域であることを特徴とする請求項１乃至６のいずれか一項に記載の医療器具。
8. 前記第２の区域は、第１の区域より高い結晶化度を有することを特徴とする請求項１乃至７のいずれか一項に記載の医療器具。
9. 前記第２の区域は、高分子材の隆起した小塊から形成されることを特徴とする請求項１乃至８のいずれか一項に記載の医療器具。
10. カテーテルシャフトの先端側領域の周囲に位置され、且つ該カテーテルシャフトの長手軸に沿った第１の膨張可能な部分と該カテーテルシャフトの長手軸から外れた第２の膨張可能な部分とを備えるバルーンシステムを設ける工程と、
    同バルーンシステムの第２の膨張可能な部分の領域を変形し、変化する結晶化度および厚みのうち少なくともいずれか一方を有する該第２の膨張可能な部分に第１の区域および第２の区域を形成する変形工程とを含み、該第１の区域は第２の区域より高い可撓性を備えることを特徴とする分岐したルーメンを処置するための医療器具を形成する方法。
11. 前記変形工程は、該第２の膨張可能な部分の領域に放射線を配向する工程を含むことを特徴とする請求項１０に記載の方法。
12. 前記放射線の配向工程は、第２の区域を形成すべく破壊閾値未満のフルエンスを有する放射線を配向する工程を含むことを特徴とする請求項１１に記載の方法。
13. 前記放射線の配向工程は、第１の区域を形成すべく破壊閾値を超えるフルエンスを有する放射線を配向する工程を含むことを特徴とする請求項１１または１２に記載の方法。
14. 前記第１の区域および第２の区域は、ストライプのパターンを形成することを特徴とする請求項１０乃至１３のいずれか一項に記載の方法。
15. 前記第１の区域および第２の区域により、第２の膨張可能な部分は、ひだ状に折りたたまれることを特徴とする請求項１０乃至１４のいずれか一項に記載の方法。
16. 前記第２の膨張可能な部分は高分子材を備え、前記第１の区域は破壊領域であることを特徴とする請求項１０乃至１５のいずれか一項に記載の方法。
17. 前記第２の膨張可能な部分は高分子材を備え、前記第２の区域は第１の区域より高い結晶化度を有することを特徴とする請求項１０乃至１６のいずれか一項に記載の方法。
18. 基端側領域および先端側領域を有するカテーテルシャフトと、
    同カテーテルシャフトの先端側領域の周囲に位置される第１のバルーンと、
    該カテーテルシャフトの先端側領域に連結される第２のバルーンとを備え、同第２のバルーンは、パターンを形成する第１の区域および第２の区域を備え、且つ変化する結晶化度および厚みのうち少なくともいずれか一方を有し、該第１の区域は第２の区域より高い可撓性を備えることと、
    該第１の区域および第２の区域により、バルーンは１つ以上のひだを有する所定の形状に折りたたまれることとを特徴とする分岐した血管を処置するための医療器具。
19. 前記第１の区域は破壊領域であることを特徴とする請求項１８に記載の医療器具。
20. 前記第２の区域は、第１の区域より高い結晶化度を有することを特徴とする請求項１８または１９に記載の医療器具。