JP2011518267A - 連続的な敷設床を備える固形トラック路 - Google Patents
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Abstract
Description
DE 195 19 745 C2にもまた、レールの連続的な弾性的な敷設床を有する、バラストのないトラックの上部構造が開示されている。このレールもまた、ガイド梁を介したトラフにレールを受けて固定することにより連続的に取り付けられる。弾力性のあるモールドされた本体が、レール底部およびガイドの間に配置される。ガイドおよびトラフ壁の間のジョイントは、弾力性のあるグラウト材が充填されるため、レールもまた水平方向に連続的および弾性的に組み込まれる。このレールは、ほぼ完全に埋め込まれる。
この課題は、請求項1に示される特徴により解決される。
レールガイド車両のための固形トラック路は、コンクリートスラブ上のレールの概ね連続的な敷設床を備える。レールは、弾力性のある中間層の上にその底部において支持される。さらに、固形トラック路は、レールを水平方向に支持およびガイドするための側部ガイド部を含む。本発明では、レールは、取り付け手段を有する分離配置取り付け点上のコンクリートスラブ上に位置固定される。レールおよびコンクリートスラブの間には弾力性のある中間層だけが配置されるため、レールは、負荷分散スラブの介在なしに、弾力性のある中間層によってのみ、コンクリートスラブ上に配置される。レールが単に分離配置された取り付け点に固定されることにより、レールの製造および取り付けを経済的に行うことが可能になる。レールの水平方向の正確な位置は、ガイド部によって調節されるので、レールの仮の取り付けは必要ない。分離された取り付けおよび側部のガイドにも関らず、連続的な敷設床は、水平方向に掛かる力により起こる望ましくない傾きを防ぐ。したがって、本発明の固形トラック路は、特に音響放射、損耗に関する、連続的なレール敷設床の利点を、簡単な製造工程と組み合わせる。
また有利に、コンクリートスラブが溝を備え、それにより取り付け手段が稼動位置に支持される。したがって、取り付け手段は、コンクリートスラブ上に直接支持される。個々の支持点に使用される一般的な従来技術の取り付け部のような、鋼製またはプラスチックの中間スラブは不要であり、したがって、本発明の固形トラック路の構造は単純化することができる。
特に有利にコンクリートスラブは、取り付け手段が取り付け位置に支持されるもう1つの溝を備える。取り付け手段は、好ましくは張力クランプ(tension clamp)として設計されるべきであり、事前の製造において取り付けることができる。この場合、それは、作業場において最初にレールの組み入れを行う取り付け位置に固定される。
本発明のさらなる発展として、レールをその底部において水平方向に不連続的に支持するための側部ガイド部が考えられる。これにより、ガイド部は、レール取り付け部領域に簡単に配置でき、これらと共に位置固定される。
本発明のもうひとつの態様によれば、側部ガイド部は、ほぼ連続的に、レールを水平方向に支持する。ここで、有利にガイド部の長さは、所定のスラブの切断点間の距離とほぼ同等である。これにより、所定の切断点でのみ中断される、大部分で連続的な水平方向の支持が実現できる。レールが壊れた場合、連続的な側部の支持は、レールのスリップを妨げることができる。
有利にガイド部はプラスチック、特にガラス繊維強化プラスチックで作られる。同様に、コンクリートのガイド部を作ることも可能である。これらの素材の剛性により、レールの水平方向の確実な支持およびガイドを実現することができる。
さらにまた、有利にガイド部をトラフ状のくぼみの側部トラフ壁に配置する。ガイド部は、側部トラフ壁に接してしっかりと支持することができ、これによってレールを正確にガイドする。
もう1つの態様によれば、ガイド部は、スラブのコンクリートに固め込まれる。これにより、ガイド部は、固形トラック路にしっかりと付属され、時間のかかる組立て作業が必要なくなる。この場合には、ガイド部は突出部、刻み目(undercut)またはくぼみ(recess)を備えることができ、それをスラブのコンクリートへ取り付けまたは把持することができる。
ガイド部が概ねU形状の場合、それは例えば、コンクリートスラブのハンプの周囲をポジティブフィットで包み、これにより位置固定される。
本発明のもう1つの態様によれば、弾力性のある中間層および/またはガイド部は、有利にスラブの所定の切断点に係合することができる。これは、ガイド部のコンクリートスラブへのポジティブフィット取り付けを実現することができる。
本発明のさらなる有利な態様によれば、弾力性のある中間層は、レールの高さを調節するための調節スラブを包囲し、これにより、作業場においてレールの高さが簡単に調節することができる。
このスラブは、有利に事前作成済みのコンクリートスラブまたは現場打ちのコンクリートのコンクリートタイ(concrete ties)で作られる。
本発明のさらなる利点は、以下の態様図により示される。
図2にも示されるように、レール2は、ガイド部8を介して単にその底部10において支持されているにすぎないので、取り付け手段12によってレール取り付け9を可能にしている。ここで、ガイド部8は、取り付け点9の領域にくぼみ11を備えるため、レールは既知の方法で張力クランプにより取り付けることができる。ガイド部8の支持面13は、ガイド部8の長さ全体に沿って作成されており、支持はレール底部10の領域のみに起こる。
同様に、ガイド部8はまた、スラブ3の所定の切断点6に係合するようにでき、それをポジティブフィット(図7)で取り付けることができる。
ガイド部8および/または弾力性のある中間層7とスラブ3のもう一つの好ましい接続は、これらがスラブ3のコンクリートに固め込まれる場合に生まれる。これは、ガイド部8および中間層7をスラブ3に確実に密着させるもう一つの方法である。ガイド部8または弾力性のある中間層7のこのような設計は、図5および図6に概念的に示されている。したがって、上記の部品は、例えば、それによってコンクリートスラブ3にポジティブに密着することができるような突出部16を備える。突出部16は、スラブ3のコンクリートに固め込むことができ、この場合、突出部16のそれぞれは、図6に示されるように、所定の切断点6の領域または中心のガイド部8または中間層7の端部に配置することができる。当然ながら、ガイド部8および中間層7の両方は、スラブ3のコンクリートに固め込むことができる複数のくぼみおよび/または突出部16を備えることができる。鋳造の代わりに、コンクリートスラブ3またはハンプ4が、上記部品のくぼみまたは突出部16と共に動く、対応するくぼみまたは突出部を備えることも可能である。
本発明は示された態様に制限されるものではなく、特許請求の枠組みの範囲内での変更、組み合わせもまた、本発明の範囲に入る。
Claims (21)
- コンクリートスラブ(3)上に概ね連続的なレール(2)の敷設床を有するレールガイド車両のための固形トラック路(1)であって、レール(2)は、その底部を弾性のある中間層7上に支持され、ならびにレール(2)の側部ガイド部(8)によって水平方向に支持およびガイドされており、レール(2)は、分離された密着点(9)においてコンクリートスラブ(3)に取り付け手段(12)によって取り付けられ、弾性のある中間層(7)だけがレール(2)とコンクリートスラブ(3)との間に配置されることを特徴とする、前記トラック路。
- レール(2)が、レール頭部、ステムおよびレール底部(10)を備え、ガイド部(8)は、レール(2)をそのレール底部(10)上だけを支持することを特徴とする、請求項1に記載の固形トラック路。
- コンクリートスラブ(3)が、取り付け手段(12)が稼動位置に支持される溝(15)を備えることを特徴とする、請求項1または2に記載の固形トラック路。
- コンクリートスラブ(3)が、取り付け手段(12)が取り付け位置に支持されるもう一つの溝(15’)を備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の固形トラック路。
- レール(2)が、コンクリートスラブ(3)のトラフ状のくぼみ(5)に配置されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の固形トラック路。
- 側部ガイド部(8)が、レール(2)を水平方向に不連続的に支持することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の固形トラック路。
- 側部ガイド部(8)が、レール(2)を水平方向に概ね連続的に支持することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の固形トラック路。
- ガイド部(8)の長さが、スラブ(3)の所定の切断点(6)の間の距離に概ね等しいことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の固形トラック路。
- レール(2)の両側にガイド部(8)があり、レール(2)が両ガイド部の間で垂直方向にガイドされることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の固形トラック路。
- ガイド部(8)が、プラスチック、特にガラス繊維強化プラスチックで作られることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の固形トラック路。
- ガイド部(8)がコンクリートで作られることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の固形トラック路。
- ガイド部(8)が、スラブ状のくぼみ(5)の側部トラフ壁(14)上に配置されることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の固形トラック路。
- ガイド部(8)が、レール(2)の長手方向に取り付け手段(12)によって位置固定されることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載の固形トラック路。
- ガイド部(8)が、耐張クランプ(12)の領域にくぼみ(11)を備えることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載の固形トラック路。
- ガイド部(8)が、スラブ(3)のコンクリートに固め込まれることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載の固形トラック路。
- 弾性のある中間層(7)および/またはガイド部(8)が、コンクリートスラブ(3)にポジティブフィットで密着されることを特徴とする、請求項1〜15のいずれか一項に記載の固形トラック路。
- ガイド部(8)が、概ねU字型であることを特徴とする、請求項1〜16のいずれか一項に記載の固形トラック路。
- コンクリートスラブ(3)が、弾性のある中間層(7)および/またはガイド部(8)が係合する所定の切断点(6)を備えることを特徴とする、請求項1〜17のいずれか一項に記載の固形トラック路。
- 弾性のある中間層(7)および/またはガイド部(8)がモールドされる部品であることを特徴とする、請求項1〜18のいずれか一項に記載の固形トラック路。
- 弾性のある中間層(7)が、レールの高さを調節するための調節スラブを含むことを特徴とする、請求項1〜19のいずれか一項に記載の固形トラック路。
- スラブ(3)が、事前作製されたコンクリートスラブまたはコンクリート打設されたコンクリートタイから作られることを特徴とする、請求項1〜20のいずれか一項に記載のトラック路。
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