JP2011514661A - オンチップ集積電圧制御可変インダクタ、そのような可変インダクタの製作および調整方法、ならびにそのような可変インダクタを集積化する設計構造 - Google Patents

オンチップ集積電圧制御可変インダクタ、そのような可変インダクタの製作および調整方法、ならびにそのような可変インダクタを集積化する設計構造 Download PDF

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Abstract

【課題】オンチップ集積可変インダクタ、オンチップ集積可変インダクタの製作および調整方法、ならびにオンチップ集積可変インダクタを含む回路を具体化する設計構造を提供すること。
【解決手段】インダクタ(10)は、一般に、電気信号を伝えるように構成された信号線(12)と、信号線の近くに位置付けされた接地線(26)と、接地線と電気的に結合された(31、33)少なくとも1つの制御ユニット(32、34)とを含む。少なくとも1つの制御ユニットは、信号線のインダクタンスを変えるために接地線を接地電位と接続する電流路を開閉切り換えるように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般に、集積回路に関し、詳細には、集積回路用のオンチップ集積可変インダクタ、そのオンチップ集積可変インダクタを具体化する設計構造、オンチップ集積可変インダクタを製作する方法、および回路動作中にオンチップ集積可変インダクタを調整する方法に関する。
インダクタは、無線周波集積回路(RFIC)、複数帯域受動整合ネットワーク、複数帯域電圧制御発振器(VCO)タンク回路、および位相遅延ユニットを含む多くの集積回路中に存在する受動電気デバイスである。インダクタは、集積回路中で単独で使用されることがあり、または、集積回路中で差動インダクタまたはトランスフォーマとして対をなして配列されることがある。一般に、インダクタは、磁場中でエネルギーを蓄えることができるリアクタンス要素であり、その中を流れる電流量の変化に抵抗する傾向がある。インダクタの性能は、関連した集積回路の性能全体に著しく影響を及ぼし、性能制限構成要素であることさえある。オンチップまたはモノリシック・インダクタは、一般に、関連した集積回路の残りの部分と同じ基板上に製作される。インダクタは、従来の金属酸化物半導体(MOS)プロセスまたは高度シリコン・ゲルマニウム(SiGe)・プロセスを用いて製作することができる。
オンチップ・インダクタの重要なパラメータには、Q(品質係数)、自己共振周波数(インダクタンス値およびキャパシタンス値)およびチップ面積があり、回路設計でこれらの全てを最適化する必要がある。品質係数Qは、集積回路中での一般に認められたインダクタ性能指標であり、インダクタでのエネルギー損失とエネルギー蓄積の間の関係の目安を表す。Qの高い値は、低基板損失および低直列抵抗を反映している。
平面形状(線型および平面渦巻き型を含む)か渦巻き形状かのどちらかをとることがあるオンチップ・インダクタは、固定インダクタンスか可変インダクタンスかのどちらかを持つことができる。混合信号および無線周波用途には、一般に、同調、帯域切換え、位相同期ループ機能などを達成するために可変リアクタンス要素(例えば、インダクタまたはコンデンサ)が不可欠である。そのようなリアクタンス要素は、いくつかの型の回路で使用され、その回路で、リアクタンス要素は他のリアクタンス要素と共振する。望ましい結果は、1つの周波数から他の周波数に動的に調整することができる応答を持つ共振回路である。1つの取り組み方は、オンチップ可変インダクタの信号線へ追加の長さの導体を切り換える能力を回路設計に組み込むことである。追加の長さの導体は、元の長さの導体と直列か並列かのどちらかで接続することができる。信号線の導体を長くすることで、インダクタンス値が変わる。しかし、従来の構成は、可変インダクタの信号線中にある型のスイッチを必要とし、このスイッチが、多くの混合信号および無線周波用途で、Q値を許容できないほど低い値に悪化させることがある。
したがって、従来の可変インダクタのこれらおよび他の欠陥を克服する、オンチップ可変インダクタの改善された構成が必要とされている。
一実施形態では、オンチップ集積可変インダクタが、電気信号を伝えるように構成された信号線と、信号線の近くに位置付けされた接地線と、接地線を接地電位と接続する電流路に配置された少なくとも1つの制御ユニットとを備える。少なくとも1つの制御ユニットは、信号線が、電流路が開いているとき第1のインダクタンス値を持ち、電流路が閉じられて接地線を接地電位と結合するとき第2のインダクタンス値を持つように、電流路を選択的に開閉するように構成されている。
オンチップ集積可変インダクタの信号線は、チップ上に支持された集積回路と電気的に結合されている。オンチップ集積可変インダクタのインダクタンス値は、信号路を変えることなしに、信号線を長くすることなしに、または信号線にスイッチを組み込むことなしに変えることができる。代わりに、チップ上の集積回路が給電され動作している間に、信号線の近くに配置された1つまたは複数の接地線を接地することによって、可変インダクタのインダクタンス値を変え、または調整することができる。
他の実施形態では、可変オンチップ集積インダクタを作る方法が提供される。本方法は、チップ上の集積回路と電気的に結合された信号線をチップ上に製作することを含む。本方法は、さらに、信号線が、接地線が電流路で接地電位と結合されたとき第1のインダクタンス値を持ち、電流路が開いているとき第2のインダクタンス値を持つように、信号線に十分に近い接地線を製作することを含む。本方法は、さらに、電流路を選択的に開閉するように構成された少なくとも1つの制御ユニットを製作することを含む。接地線および信号線は、共通のメタライゼーション・レベルに配置されることがあり、または、異なるメタライゼーション・レベルに配置されることがある。
さらに他の実施形態では、オンチップ集積可変インダクタと電気的に結合された集積回路の動作中に、この可変インダクタを調整する方法が提供される。本方法は、電気信号を集積回路から可変インダクタの信号線を通して送ることを含む。本方法は、さらに、信号線のインダクタンス値を変えるために、信号線に十分に近い少なくとも1つの接地線を選択的に接地することを含む。
さらに他の実施形態では、回路を設計し製造するために機械読取可能媒体中に具体化された設計構造が提供される。本回路は、電気信号を伝えるように構成された信号線および信号線の近くに位置付けされた接地線を含むオンチップ集積可変インダクタを備える。本回路は、さらに、接地線を接地電位と接続する電流路に配置された少なくとも1つの制御ユニットを備える。少なくとも1つの制御ユニットは、信号線が、電流路が開いているとき第1のインダクタンス値を持ち、電流路が閉じられて接地線を接地電位と結合するとき第2のインダクタンス値を持つように、電流路を選択的に開閉するように構成されている。回路および回路構造は、設計ファイルまたは設計構造(例えば、GDSIIファイル)中に存在し、この設計ファイルは、設計会社、製造業者、顧客、または他の第三者に引き渡されることがある。
本発明の実施形態に従って信号線と切換え接地線で組み立てられたオンチップ集積可変インダクタを示す透視図であり、周囲の誘電体材料は、はっきりさせるために省略されている。 図1のインダクタを示す断面図である。 本発明の代替実施形態に従って信号線と複数の切換え接地線で組み立てられたオンチップ集積可変インダクタを示す、図1に似た透視図である。 本発明の代替実施形態に従って信号線と複数の切換え接地線で組み立てられたオンチップ集積可変インダクタを示す、図2に似た断面図である。 本発明の代替実施形態に従って、単一メタライゼーション・レベルに物理的に配置された信号線と複数の切換え接地線で組み立てられたオンチップ集積可変インダクタを示す、図1に似た透視図である。 本発明の代替実施形態に従って、単一メタライゼーション・レベルに物理的に配置された信号線と複数の切換え接地線で組み立てられたオンチップ集積可変インダクタを示す、図2に似た断面図である。 本発明の代替実施形態に従って、異なるメタライゼーション・レベルに物理的に配置された信号線および複数の切換え接地線で組み立てられたオンチップ集積可変インダクタを示す、図1に似た透視図である。 本発明の代替実施形態に従って、異なるメタライゼーション・レベルに物理的に配置された信号線と複数の切換え接地線で組み立てられたオンチップ集積可変インダクタを示す、図2に似た断面図である。 本発明の代替実施形態に従って、異なるメタライゼーション・レベルに物理的に配置された信号線と切換え接地線の積重ねで組み立てられたオンチップ集積可変インダクタを示す、図1に似た透視図である。 本発明の代替実施形態に従って、異なるメタライゼーション・レベルに物理的に配置された信号線と切換え接地線の積重ねで組み立てられたオンチップ集積可変インダクタを示す、図2に似た断面図である。 本発明の代替実施形態に従って組み立てられたオンチップ集積可変インダクタを示す、図1に似た透視図であり、信号線と接地線の間にキャパシタンス・シールドが配置されている。 本発明の代替実施形態に従って組み立てられたオンチップ集積可変インダクタを示す、図2に似た断面図であり、信号線と接地線の間にキャパシタンス・シールドが配置されている。 本発明の実施形態に従って渦巻き状信号線と切換え渦巻き状接地線で組み立てられたオンチップ集積可変インダクタを示す透視図であり、周囲の誘電体材料は、はっきりさせるために省略されている。 図13のインダクタを示す断面図である。 本発明の代替実施形態に従って組み立てられたオンチップ集積可変インダクタを示す、図13に似た透視図であり、信号線と接地線の間にキャパシタンス・シールドが配置されている。 本発明の代替実施形態に従って組み立てられたオンチップ集積可変インダクタを示す、図14に似た断面図であり、信号線と接地線の間にキャパシタンス・シールドが配置されている。 例の設計フローを示すブロック図である。 図17のプロセスを実施するのに適したコンピュータ・システム中の主要なハードウェア構成要素を示すブロック図である。
図1および2に関して、参照数字10で全体的に指示されたオンチップ集積可変インダクタは、誘電体材料の絶縁層14(図2)中に埋め込まれそれによって囲繞された、導体材料のストリップの典型的な形をした信号線12から成る。インダクタ10は基板16上に支持され、その基板16は、信号線12と接触した、特徴18、20が表す特徴を持つデバイスと共に、基板上または基板中あるいはその両方に形成された少なくとも1つの集積回路を含む。これらの特徴18、20は、基板16上または基板16中あるいはその両方に前もって形成されたメタライゼーション線、コンタクト、半導体材料、または回路要素の特徴あるいはそれらの複数を含むことがある。基板16は、典型的には、集積回路全体を含む一片の半導体ウェーハを含むチップまたはダイである。
信号線12の相対する端部に位置付けされたポートまたは端子22、24は、絶縁層14中および誘電体層25、27などの任意の介在誘電体層中の導電路21、23によって、基板16上の特徴18、20と電気的に結合されている。電気信号は、基板16上の集積回路から信号線12に伝えられる。あるいは、端子22、24は、上にあるメタライゼーション・レベル(図示されない)の導電路によって、基板16上の他の回路と結合されることがある。
インダクタ10の接地線26は、信号線12と基板16の間に配置されている。接地線26は、絶縁層25(図2)中に埋め込まれこれによって囲繞された導電材料の直線ストリップである。一般に信号線12の下にある接地線26は、電気的分離をもたらす、少なくとも絶縁層14、25の誘電体材料の一部によって、信号線12から隔てられている。典型的な実施形態では、インダクタ10は1つの信号線12を含むだけであり、接地線26は、信号線12と実質的に平行に並べられる。
接地線26の相対する端部は、制御ユニット32、34によって選択的なやり方で接地と電気的にそれぞれ結合されるコンタクト28、30を構成する。基板16上に存在するものとして例示された制御ユニット32、34は、絶縁層25中および絶縁層27のような任意の他の介在誘電体層中の導電路31、33によってコンタクト28、30と物理的に結合されている。制御ユニット32、34は、任意の電圧制御デバイス、すなわちp型金属酸化物半導体(PMOS)トランジスタまたはn型金属酸化物半導体(NMOS)トランジスタなどの電界効果トランジスタおよびP型−真性−N型(p−i−n)ダイオードであることがあるが、これらに限定されず、これらは、当業者によって理解される構成を持っている。両方の制御ユニット32、34が適切な電圧制御信号によって開かれたとき、接地線26は開回路になり、電気的に浮動状態である。制御ユニット32、34が開状態であるとき、接地線26の存在は、信号線12のインダクタンスに大きな影響を及ぼさない。両方の制御ユニット32、34が適切な電圧制御信号によって閉じられたとき、接地線26は、短絡によって接地電位に結合された閉回路中に配列される。接地された接地線26が信号線12に近いことで、以下でさらに説明されるように、インダクタ10のインダクタンスが変わる。
代替実施形態では、接地線26のコンタクト28、30の一方は常に接地電位とつながれ、接地線26のコンタクト28、30のうちの他方だけが、接地への閉回路を完成するように切り換えられることがある。他の代替実施形態では、接地線26はセグメント化されることがあり、追加の制御ユニットが、追加されて、セグメントを互いに選択的に結合して接地線26の実効長を調節することができる。例えば、接地線26は、コンタクト28、30の中間点に近い中心コンタクト(図示されない)と、中心コンタクト用の追加の制御ユニット(図示されない)とを含むことがあり、その結果、インダクタ10は、異なるコンタクトの組合せが選ばれたとき3以上のインダクタンス状態を持つようになる。
制御ユニット32、34の動作は、接地線26を接地と結合してインダクタ10のインダクタンス値を変えるのに効果的である。制御ユニット32、34が閉じられ、接地線26が導電路31、33によって接地と電気的に結合されたとき、接地線26が信号線12に近いことで、インダクタ10のインダクタンス値が減少する。インダクタ10は、制御ユニット32、34が開いているとき第1のインダクタンス値を持ち、制御ユニット32、34が閉じているとき第1のインダクタンス値よりも小さな第2のインダクタンス値を持つという点で、インダクタンスのこの減少は2値である。制御ユニット32、34が閉じているとき、接地線26は、インダクタ10の帰路になる。基板16上の集積回路の動作中に制御ユニット32、34を開閉することができるという点で、インダクタ10は、電圧信号によって電子的に調整可能である。
接地線26の幅wは、信号線12の幅wよりも大きいことがあり、このことは、基板16との結合を減少させるように作用することができる。一実施形態では、接地線26の幅wは、信号線12の幅wと、信号線12と接地線26の間の間隔の2倍との積に等しいことがある。あるいは、信号線12および接地線26は、ほぼ同じ幅を持つことがあり、または、接地線26は、信号線12よりも狭いことがある。接地線26の幅wを減少させると、制御ユニット32、34が閉じられて接地線26を接地と接続するときインダクタンスの減少が少なくなる。信号線12および接地線26は、線厚さと線幅の比を表すアスペクト比によって特徴付けられる。一般に、接地線26の厚さtは、信号線12の厚さtよりも小さく、このことで、信号線12と比べて接地線26のアスペクト比がより小さくなる。信号線12および接地線26の長さは、ほぼ等しい。インダクタ10に関連した集積回路が設計されるとき、信号線12および接地線26の寸法が選ばれる。
信号線12および接地線26は、基板16上の集積回路の相互接続構造を画定する、ダマシンおよびデュアルダマシン・プロセスなどの従来のバックエンド工程(BEOL)処理によって、基板16上に製作された相互接続金属線とビアの層状積重ねの特徴である。例えば、信号線12は、M5レベルまたはM6レベルに配置された金属線であることがあり、接地線26は、信号線12のメタライゼーション・レベルよりも基板16に近いM2レベルに配置された金属線であることがある。結果として、絶縁層14は、典型的には、同様に相互接続構造の導電性特徴を含む介在絶縁層(図示されない)によって絶縁層25から隔てられている。典型的には、BEOL処理によってより上のメタライゼーション・レベルに形成されたメタライゼーション特徴は、より下のメタライゼーション・レベルに形成されたメタライゼーション特徴よりも厚く、このことは、信号線12が接地線26よりも厚い可能性があることを暗示している。
典型的な製作順序では、特徴18、20および制御ユニット32、34、ならびにインダクタ10に関連した集積回路は、従来のフロントエンド工程(FEOL)処理、すなわち最初のM1レベルまでのデバイス製造の過程における集積回路の半導体デバイスの製作に関連した処理によって、基板16中および基板16上に形成される。BEOL処理は、M1レベルの上にあるメタライゼーション・レベルの各々(M2レベル、M3レベルなど)を形成するために使用される。特に、BEOL処理は、より下のメタライゼーション・レベルの信号線12およびより上のメタライゼーション・レベルの接地線26、ならびに導電路21、23、31、33を画定する金属充填ビアおよび導電線、を形成するために使用される。
その目的のために、絶縁層27が塗布されBEOL処理によって処理されて金属充填ビアおよび導電線を画定し、それらのビアおよび導電線のいくつかが、導電路21、23、31、33の画定に関係する。絶縁層25が絶縁層27上に塗布され、知られたリソグラフィおよびエッチング技術を使用してビアおよびトレンチ(接地線26用のトレンチを含めて)が絶縁層25中に画定され、さらに、トレンチおよびビアに所望の導体が充填される。充填ステップの後で残っている導体のどんな過剰なオーバーバーデンも、化学機械研磨(CMP)プロセスなどによる平坦化によって除去される。介在メタライゼーション層が、もしあれば、BEOL処理を使用して塗布される。絶縁層14が塗布され、知られたリソグラフィおよびエッチング技術を使用してビアおよびトレンチ(信号線12用のトレンチも含めて)が絶縁層14中に画定され、さらにトレンチおよびビアに所望の導体が充填される。充填ステップの後で残っている導体のどんな過剰なオーバーバーデンも、CMPプロセスなどによる平坦化によって除去される。次に、上にあるメタライゼーション層が、もしあれば、BEOL処理を使用して塗布されて、相互接続構造を完成する。
本発明の代替実施形態では、接地線26は、FEOL処理中にM1レベルに形成されることがある。次に、信号線12を含むメタライゼーション・レベルを含めてより上のメタライゼーション・レベルが、上で説明されたように塗布される。
絶縁層14、25、27は、当業者によって認められるどんな有機または無機誘電体材料でも含むことができ、これらの材料は、スパッタリング、スピンオン塗布、化学気相成長(CVD)プロセスまたはプラズマ増速CVD(PECVD)プロセスのような任意の数のよく知られた従来技術によって堆積させることができる。絶縁層14、25、27用の無機誘電体材料候補には、二酸化珪素、フッ素ドープ珪素ガラス(FSG)、およびこれらの誘電体材料の組合せがある可能性があるが、これらに限定されない。絶縁層14、25、27を構成する誘電体材料は、約3.9である二酸化珪素の比誘電率よりも小さな相対誘電率すなわち比誘電率によって特徴付けられる可能性がある。絶縁層14、25、27用のローk誘電体材料候補には、スピンオン芳香族熱硬化性重合体樹脂などの多孔性および無孔性スピンオン有機ローk誘電体、有機珪酸塩ガラス、水素に富んだ珪素オキシカーバイド(SiCOH)、および炭素ドープ酸化物などの多孔性および無孔性無機ローk誘電体、ならびに有機および無機誘電体の組合せがあるが、これらに限定されない。当業者によって理解されるように、そのようなローk材料から絶縁層14、25、27を製作することは、完成した相互接続構造のキャパシタンスを小さくするように作用する可能性がある。
信号線12および接地線26用の適切な導電材料には、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、これらの金属の合金、および他の同様な金属があるが、これらに限定されない。これらの金属は、CVDプロセスおよび電解めっきまたは無電解めっきのような電気化学プロセスを含むがこれらに限定されない従来の堆積プロセスによって堆積することができる。障壁層(図示されない)が、信号線12および接地線26の1つまたは複数の面を被覆することがある。障壁層は、例えば、従来の堆積プロセスによって塗布されたチタンと窒化チタンの二重層、またはタンタルと窒化タンタルの二重層を含むことがある。当業者によって理解されるように、導電路21、23、31、33は、信号線12および接地線26と同じ材料と、タングステン(W)および金属シリサイドのような追加の種類の材料とから成ることがある。
基板16は、シリコン(Si)、シリコン・ゲルマニウム(SiGe)、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)層、および他の同様なSi含有半導体材料を含むがこれらに限定されない半導体材料から成る半導体ウェーハであることがある。あるいは、基板16は、石英ウェーハまたはAlTiC(Al−−TiC)ウェーハなどのセラミック基板、または当業者には知られているIII−V化合物半導体基板などの他の種類の基板を含むことがある。
使用中に、続けて図1および2に関して、制御ユニット32、34が開に切り換えられて接地線26を電気的浮動状態にしたとき、インダクタ10は第1のインダクタンス値を持つ。インダクタ10を含む関連した集積回路の動作中に、インダクタ10のインダクタンスを調整する必要に基づいて、集積回路が、適切な制御線(図示されない)で電圧信号を制御ユニット32、34に伝える。その電圧信号は、制御ユニット32、34が状態を変え電流路を閉じて、導電路31、33を通して接地線26を接地に接続するのに効果的である。例えば、電圧信号は、制御ユニット32、34として動作する電界効果トランジスタまたはp−i−nダイオードに電気的にバイアスを掛けてそれぞれのソース/ドレイン領域間に電流を伝導し、このことが、接地線26を閉じた電流路で接地電位と接続する。接地線26を接地することは、インダクタ10のインダクタンスを、第1のインダクタンス値よりも小さな第2のインダクタンス値に減少させるように作用する。その結果として、関連した集積回路が動作している間に、インダクタ10のインダクタンスを能動的に調整することができ、したがって、インダクタンスの変化はプログラム可能である。
同様な参照数字は図1、2の同様な特徴を指示する図3、4に関して、また、本発明の代替実施形態に従って、オンチップ集積可変インダクタ38は、インダクタ10(図1、2)の構成を変えて接地線26のほかに接地線40、42を取り入れることによって、複数の接地線を組み込んでいる。接地線26と同様に、接地線40、42は、接地線26の一方の側に接地線40が配置され反対の側に接地線42が配置されるように絶縁層14中に埋め込まれた導電材料の直線ストリップである。接地線40、42は、また、信号線12と基板16の間に配置され、接地線26と同じメタライゼーション・レベルに存在し、さらに、接地線26に関して上で説明されたように形成される。
接地線40、42は、絶縁層14の誘電体材料の部分によって、互いに、接地線26から、さらに信号線12から電気的に分離されている。また、接地線40、42は、接地線26と同じBEOLプロセス技術によって同じBEOL金属から形成され、典型的には、接地線26と同時に形成される。接地線40、42は、信号線12と接地線26の間の寸法関係に似た、信号線12との寸法関係を持つことができる。しかし、個々の接地線26、40、42の幅または厚さあるいはその両方が異なることがある。
接地線26の相対する端部は、制御ユニット32、34によって選択的なやり方で接地と電流路でそれぞれ電気的に結合されるコンタクト28、30を構成する。基板16上に存在するものとして例示された制御ユニット32、34は、絶縁層25中、および絶縁層27のような任意の他の介在誘電体層中の導電路31、33によって、コンタクト28、30と物理的に結合されている。
接地線40の相対する端部は、制御ユニット48、50によって選択的なやり方で接地とそれぞれ電気的に結合されるコンタクト44、46を構成する。接地線42の相対する端部は、制御ユニット56、58によって選択的なやり方で接地とそれぞれ電気的に結合されるコンタクト52、54を構成する。制御ユニット32、34に似た構成を持つ制御ユニット48、50および制御ユニット56、58は、同時に閉じたとき、接地線26に対する制御ユニット32、34の動作と似たやり方で、それぞれの接地線40、42を個別の分離された電流路で接地と選択的に接続するように動作する。制御ユニット48、50、56、58は、基板16上に位置付けされ、導電路31、33(図2)に似た導電路(図示されない)によってそれぞれの接地線40、42と結合されることがある。図を簡単にするために、導電路21、23、31、33は図4から削除されている。
制御ユニット32、34、制御ユニット48、50、および制御ユニット56、58の動作は、接地線26、40、42を個々に接地と結合することによって、あるいは、接地線26、40、42の異なる組合せを接地と結合することによって、インダクタ38のインダクタンスを変えるのに効果的である。制御ユニット32、34、制御ユニット48、50、または制御ユニット56、58の組の1つまたは複数が閉じたとき、接地線26、40、42のうちの接地された1つまたは複数が信号線12に近いことで、インダクタ38のインダクタンスが減少する。インダクタ10(図1、2)の2値維持可能性とは対照的に、インダクタンスの異なる減少量の数は、切換え接地線26、40、42の数に比例する。例えば、3つの接地線26、40、42を選択的に接地することによって、インダクタ38は、制御ユニット32、34、制御ユニット48、50、制御ユニット56、58、およびこれらの組合せをただ単に開閉することによって選ぶことができる8つの異なるインダクタンス値を持つことができるようになる。
同様な参照数字は図1、2の同様な特徴を指示する図5、6に関して、また、本発明の代替実施形態に従って、オンチップ集積可変インダクタ60は、インダクタ10(図1、2)に存在する接地線26の代わりに接地線62、64を含む。接地線26と同様に、接地線62、64は、信号線26の一方の側に接地線62が配置され反対側に接地線64が配置されるように絶縁層14中に埋め込まれた導電材料の直線ストリップから成っている。接地線62、64は、信号線12と同じメタライゼーション・レベルに存在している。接地線62、64は、絶縁層14の部分によって、互いに、さらに信号線12から電気的に分離されている。接地線62、64は、また、信号線12と同じBEOLプロセス技術によって同じBEOL金属から形成され、典型的には、信号線12と同時に形成される。接地線62、64は、信号線12と接地線26(図1、2)の間の寸法関係に似た、信号線12との寸法関係を持つことができる。しかし、接地線62、64の各々は、異なる幅を持つことができる。
接地線62の相対する端部は、制御ユニット70、72によって選択的なやり方で接地と電流路でそれぞれ電気的に結合されるコンタクト66、68を構成する。接地線64の相対する端部は、制御ユニット78、80によって選択的なやり方で接地と他の電流路でそれぞれ電気的に結合されるコンタクト74、76を構成する。制御ユニット32、34と似た構成を持つ制御ユニット70、72および制御ユニット78、80は、同時に閉じたとき、接地線26に対する制御ユニット32、34の動作に似たやり方で、それぞれの接地線62、64を個別の分離された電流路で接地と選択的に結合するように動作する。制御ユニット70、72、78、80は、基板16上に位置付けされて、導電路31、33(図2)に似た導電路(図示されない)によってそれぞれの接地線62、64と結合されることがある。図を簡単にするために、導電路21、23、31、33は図6から削除されている。
制御ユニット70、72および制御ユニット78、80の動作は、接地線62、64を個々に接地と結合することによって、あるいは、接地線62、64の両方を接地と結合することによって、インダクタ60のインダクタンスを変えるのに効果的である。制御ユニット70、72または制御ユニット78、80の組の1つまたは両方が閉じたとき、接地された接地線62、64が信号線12に近いことで、インダクタ60のインダクタンスが減少する。接地線62、64を選択的に接地することで、インダクタ60は、制御ユニット70、72および制御ユニット78、80をただ単に開閉することによって選ぶことができる3つの異なるインダクタンス値を持つことができるようになる。
代替実施形態では、接地線62、64の一方または両方と信号腺12の間に配置された一連のビアを使用して、キャパシタンス・シールド(図示されない)が画定されることがある。この随意のキャパシタンス・シールドは、キャパシタンス・シールド106(図11、12)に似たやり方で動作する。
同様な参照数字は図3、4および図5、6の同様な特徴を指示する図7、8に関して、また、本発明の代替実施形態に従って、オンチップ集積可変インダクタ81は、信号線12と異なるメタライゼーション・レベルにある接地線26、40、42と、信号線12と同じメタライゼーション・レベルにある接地線62、64とを含む。異なる接地線26、40、42、62、64またはそれらの置換および組合せを接続することによって、インダクタ81のインダクタンスは、それら接地線の数に比例した複数の異なるインダクタンス値に切り換えることができる。一実施形態では、接地線26を接地に切り換え、その他の接地線40、42、62、64を単独か組合せかで切り換えてインダクタ81を調整することができる。この実施形態では、インダクタ81は、垂直方向と水平方向の両方で調整可能である。図を簡単にするために、導電路21、23、31、33は図8から削除されている。
同様な参照数字は図1、2の同様な特徴を指示する図9、10に関して、また、本発明の代替実施形態に従って、オンチップ集積可変インダクタ82は、インダクタ10(図1、2)の構成を変えて、接地線26のほかに接地線84、86を取り入れることによって接地線の積重ねを組み込んでいる。接地線84、86ならびに接地線26は、信号線12と基板16の間に配置されている。接地線26と同様に、接地線84、86は、接地線84が接地線26と信号線12の間にあり接地線26が接地線84と86の間にあるように絶縁層83、85中にそれぞれ埋め込まれた導電材料の直線ストリップである。絶縁層83、85は、絶縁層14、25に似ており、絶縁層25と積み重ねられている。接地線84は、信号線12を含むメタライゼーション・レベルと接地線26を含むメタライゼーション・レベルの間のメタライゼーション・レベルに存在することがあり、接地線26は、接地線84を含むメタライゼーション・レベルと接地線86を含むメタライゼーション・レベルの間のメタライゼーション・レベルに存在することがある。例えば、信号線12はM6レベルに配置された金属線であることがあり、接地線86はM2レベルに配置された金属線であることがあり、接地線26は、M3レベルに配置された金属線であることがあり、さらに接地線84は、M4レベルに配置された金属線であることがある。
接地線84、86は、少なくとも絶縁層14、25、83、85の部分によって、互いに、接地線26から、さらに信号線12から電気的に分離されている。また、接地線84、86は、接地線26と同じBEOLプロセス技術によって同じBEOL金属から形成される。接地線84、86は、信号線12と接地線26の間の寸法関係に似た、信号線12との寸法関係を持つことができる。しかし、接地線26、84、86の各々は、図9、10に図示されたように、異なる幅または厚さあるいはその両方を持つことができる。
接地線84の相対する端部は、制御ユニット92、94によって選択的なやり方で接地と電流路でそれぞれ電気的に結合されるコンタクト88、90を構成する。接地線86の相対する端部は、制御ユニット100、102によって選択的なやり方で接地と他の電流路でそれぞれ電気的に結合されるコンタクト96、98を構成する。制御ユニット32、34と似た構成を持つ制御ユニット92、94および制御ユニット100、102は、同時に閉じたとき、接地線26に対する制御ユニット32、34の動作に似たやり方で、それぞれの接地線84、86を接地と選択的に結合するように動作する。制御ユニット92、94、100、102は、基板16上に位置付けされて、導電路31、33(図2)に似た導電路(図示されない)によってそれぞれの接地線84、86と結合されることがある。図を簡単にするために、導電路21、23、31、33は図10から削除されている。
制御ユニット32、34、制御ユニット92、94、および制御ユニット100、102の動作は、接地線26、84、86を個々に接地電位と結合することによって、あるいは、接地線26、84、86の異なる組合せを接地電位と結合することによって、インダクタ82のインダクタンスを変えるのに効果的である。制御ユニット32、34、制御ユニット92、94または制御ユニット100、102の組の1つまたは複数が閉じたとき、接地線26、84、86の接地された1つまたは複数が信号線12に近いことで、インダクタ82のインダクタンスが減少する。インダクタンスの異なる減少量の数は、切換え接地線26、84、86の数に比例する。例えば、接地線26、84、86を選択的に接地することで、インダクタ82は、制御ユニット32、34、制御ユニット92、94および制御ユニット100,102をただ単に開閉することによって選ぶことができる8つの異なるインダクタンス値を持つことができるようになる。
接地線26、84、86のどれも接地と結合されないとき、インダクタ82のインダクタンスは最大になる。接地線26、84、86の1つまたは複数を接地に結合することは、インダクタ82のインダクタンスを減少させるように作用する。信号線12に最も近い接地線84が接地と結合され、さらに、接地線84が、下にある接地線26および86のどちらとも同じくらいの幅であるかそれよりも広い場合に、接地線26、86のどちらかもまた接地と結合されるか否かにかかわらず、インダクタ82のインダクタンスは最小になる。
インダクタ82は、接地線26、84、86の1つまたは複数と同じメタライゼーション・レベルに、インダクタ38(図3、4)の接地線26、40、42に似た追加の接地線(図示されない)をさらに含むことができる。あるいは、インダクタ82は、信号線12と同じメタライゼーション・レベルに、インダクタ60(図5、6)の接地線62、64に似た追加の接地線(図示されない)をさらに含むことができる。
同様な参照数字は図1、2の同様な特徴を指示する図11、12に関して、また、本発明の代替実施形態に従って、他の点ではインダクタ10(図1、2)に似ているオンチップ集積可変インダクタ104は、キャパシタンス・シールド106を組み込んでいる。キャパシタンス・シールド106は、信号線12と接地線26の間の絶縁層83中に配置され、したがって、信号線12を含むメタライゼーション・レベルと接地線26を含むメタライゼーション・レベルの間のメタライゼーション・レベルに存在している。例えば、信号線12はM6レベルに配置された金属線であることがあり、キャパシタンス・シールド106はM3レベルに配置された金属線であることがあり、さらに接地線26は、M2レベルに配置された金属線であることがある。信号線12、接地線26、およびキャパシタンス・シールド106は、少なくとも絶縁層14、25、83の部分によって、互いに電気的に分離されている。また、キャパシタンス・シールド106は、信号線12および接地線26を形成する同じBEOLプロセス技術によって同じまたは同様なBEOL金属から形成される。図を簡単にするために、導電路21、23、31、33は、図12から削除されている。
キャパシタンス・シールド106は、蛇のような形に互いに電気的に連結された複数の実質的に同一のセグメント108を含む。キャパシタンス・シールド106が連続した接地面または薄板に似ないように、さらに接地線26の切換えがキャパシタンス・シールド106の存在する状態で信号線12のインダクタンスに影響を及ぼすことができるように、セグメント108が組み立てられ配列されてギャップを画定している。キャパシタンス・シールド106は、常に、接地線につながれているので、選択的に切り換えられない。
キャパシタンス・シールド106は、信号線12と基板16の間の容量性結合を減少させ、このことが、接地線26の2つの異なる状態に関して同様なQ係数をインダクタ104に与えている。その上、キャパシタンス・シールド106は、インダクタ104の信号線12を、基板16上の集積回路中の回路のその他の部分から分離するのに役立つ。代替実施形態では、キャパシタンス・シールド106は櫛形であることがある。
同様な参照数字は図1、2の同様な特徴を指示する図13、14に関して、また、本発明の代替実施形態に従って、オンチップ集積可変インダクタ118は、渦巻き状信号線120と、信号線120と基板16の間に配置された渦巻き状接地線126とを含む。信号線120および接地線126は、各々、信号線12および接地線26(図1、2)に似た導電性材料の平面ストリップから形成される。信号線120は、絶縁層14中に埋め込まれて絶縁層14で囲繞され、同様に、接地線126は、絶縁層25中に埋め込まれて絶縁層25で囲繞されている。信号線120および接地線126の渦巻き形状は実質的に同一である。信号線120の相対する端部に位置付けされたポートまたは端子123、124は、導電路21、23によって、基板16上の集積回路の特徴18、20と電気的に結合されている。
一般に信号線120の下にある接地線126は、電気的な分離をもたらす絶縁層14、25の部分によって、信号線120から隔てられている。信号線120および接地線126は、信号線12および接地線26(図1、2)に関して本明細書で説明されたように、そのようなプロセス技術で使用される従来のBEOLプロセス技術によって従来のBEOL金属から、異なるメタライゼーション・レベルに形成される。例えば、信号線120はM5レベルまたはM6レベルに配置されることがあり、接地線126は基板16により近いM2レベルに配置されることがある。信号線120および接地線126は、当業者によって理解されるように、ドロップダウン・ビアおよびアンダーパスと共に追加の同心配列平面渦巻き線(図示されない)を含むことがある。信号線120および接地線126は、図13に、多角形を、典型的な実施形態では八角形を持つものとして図示されている。しかし、信号線120および接地線126は、代わりに、長方形、円形、または楕円形をした渦巻きとして、または異なる数の辺を持った多角形として巻かれることがある。
接地線126の相対する端部は、制御ユニット32、34によって選択的なやり方で接地と電流路でそれぞれ電気的に結合されるコンタクト128、130を構成する。コンタクト128、130は、導電路31、33によって制御ユニット32、34と物理的に結合されている。適切な電圧制御信号によって両方の制御ユニット32、34が開に切り換えられたとき、接地線126は開路で電気的に浮動状態である。制御ユニット32、34が開状態であるとき、浮動接地線126は、信号線120のインダクタンスを大きく変えない。両方の制御ユニット32、34が適切な電圧制御信号によって閉じられたとき、接地線126は、短絡によって接地電位に結合された閉じた電流路になっている。代替実施形態では、接地線126のコンタクト128、130の一方は常に接地とつながれ、接地線126のコンタクト128、130の他方だけが、接地電位への閉じた回路を完成するように切り換えられることがある。
制御ユニット32、34の動作は、接地線126を接地電位と選択的に結合することによって、インダクタ118のインダクタンスを変えるのに効果的である。制御ユニット32、34が閉じられ、接地線126が接地と電流路で電気的に結合されたとき、接地線126が信号線12に近いことで、インダクタ118のインダクタンスが減少する。インダクタ118は、制御ユニット32、34が開に切り換えられたとき第1のインダクタンス値を持ち、制御ユニット32、34が閉に切り換えられたとき第1のインダクタンス値よりも小さな第2のインダクタンス値を持つという点で、この減少は、2値である。制御ユニット32、34が閉じられたとき、接地線126は、インダクタ118の信号経路にない。基板16上の集積回路の動作中に制御ユニット32、34を開閉できるという点で、インダクタ118は、電子的に調整可能である。
同様な参照数字は図1、2の同様な特徴を指示する図15、16に関して、また、本発明の代替実施形態に従って、他の点ではインダクタ118(図13、14)に似ているオンチップ集積可変インダクタ140は、キャパシタンス・シールド142を組み込んでいる。キャパシタンス・シールド142は、信号線120と接地線126の間のメタライゼーション・レベルに配置されている。キャパシタンス・シールド142は、信号線120と接地線126の間の絶縁層83中に配置され、したがって、信号線120を含むメタライゼーション・レベルと接地線126を含むメタライゼーション・レベルの間のメタライゼーション・レベルに存在する。例えば、信号線120は、M6レベルに配置された金属線であることがあり、キャパシタンス・シールド142はM3レベルに配置された金属線であることがあり、さらに接地線126はM2レベルに配置された金属線であることがある。信号線120、接地線126、およびキャパシタンス・シールド142は、絶縁層14、83、122の部分によって互いに電気的に分離されている。キャパシタンス・シールド142は、また、信号線120および接地線126を形成する同じBEOLプロセス技術によって同じまたは同様なBEOL金属から形成される。図を簡単にするために、導電路21、23、31、33は図16から削除されている。
キャパシタンス・シールド142は、中央ブリッジ148の相対する側端から延びるシールド線144、146の形をした複数の実質的に同一の平行な線セグメントまたは指状部を含む。シールド線144、146の各隣接した対は、キャパシタンス・シールド142が連続した接地面または薄板を画定しないように、さらに接地線126の切換えが、キャパシタンス・シールド142の存在する状態で信号線120のインダクタンスに影響を及ぼすことができるように、ギャップで隔てられている。キャパシタンス・シールド142は、常に、接地につながれている。
キャパシタンス・シールド142は、信号線120と基板16の間の容量性結合を減少させて、インダクタ140に最適化されたQ係数を与える。その上、キャパシタンス・シールド142は、インダクタ140の信号線120を、基板16上の集積回路中の回路のその他の部分から分離するのに役立つ。あるいは、シールド線が信号線120に対して垂直に向けられている限りで、キャパシタンス・シールド142は、放射型シールドに見られるものなどの異なるパターンの導電特徴を持つことができる。
図17は、集積回路を製造するための例の設計フロー160のブロック図を示す。設計フロー160は、設計される集積回路の型に依存して変わることがある。例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)を組み立てるための設計フロー160は、標準部品を設計するための設計フロー160と違っている。設計構造164は、設計プロセス162の入力であり、知的所有権(IP)提供者、コア開発者、または他の設計会社から来ることがある。設計構造164は、回路図および配置図、またはVHDLやVerilogなどのハードウェア記述言語(HDL)の形でオンチップ集積可変インダクタ10、38、60、81、82、104、118、または140の1つまたは複数を含む。HDL表現は、一般に、回路設計で行われるべき論理または機能を定義するので、集積回路のHDL表現は、多くの点でソフトウェア・プログラムに似ている。設計構造164は、図18の背景において下で説明されるように、1つまたは複数の機械読取可能媒体にあることがある。例えば、設計構造164は、1つまたは複数のオンチップ集積可変インダクタ10、38、60、81、82、104、118、または140を含む集積回路のテキスト・ファイルまたは図的表現であることがある。設計プロセス162は、1つまたは複数のオンチップ集積可変インダクタ10、38、60、81、82、104、118、または140を含む集積回路をネットリスト176に合成し(または、変換し)、ネットリスト176は、例えば、厖大なワイヤ、トランジスタ、論理ゲート、制御回路、I/O、モデルなどのリストであり、集積回路設計において他の要素および回路への接続を記述し、少なくとも1つの機械読取媒体に記録される。
設計プロセス162は、様々な入力を使用することを含み、例えば、ある製造技術(例えば、異なるテクノロジ・ノード、32nm、45nm、90nmなど)のための、モデル、配置図、および記号表現を含めて一組の共通に使用される要素、回路およびデバイスを収納することがあるライブラリ要素166と、設計仕様168と、特徴付けデータ170と、検証データ172と、設計ルール174と、試験パターンおよび他の試験情報を含むことがある試験データ・ファイル178とからの入力を使用する。設計プロセス162は、さらに、例えば、タイミング解析のような標準回路設計プロセス、検証ツール、設計ルール・チェッカ、位置およびルート・ツールなどを含む。集積回路設計の当業者は、設計プロセス162の代替実施形態で使用される可能性のある可能な電子設計自動ツールおよびアプリケーションの範囲を理解することができる。
設計プロセス162は、最終的には、1つまたは複数のオンチップ集積可変インダクタ10、38、60、81、82、104、118、または140を含む回路を、集積回路設計のその他の部分(応用可能な場合)と共に最終設計構造180(例えば、GDS記憶媒体中に格納された情報)に変換する。最終設計構造180は、試験データ・ファイル、設計内容ファイル、製造用データ、配置パラメータ、ワイヤ、金属のレベル、ビア、形状、試験データ、製造ラインに通すためのデータ、および1つまたは複数のオンチップ集積可変インダクタ10、38、60、81、82、104、118、または140を含む回路を製造する半導体製造業者によって要求される任意の他のデータのような情報を含むことができる。次に、最終設計構造180は、設計フロー160の段階182に進むことができ、段階182は、例えば、最終設計構造180がテープ出力に進み、製造のために解放され、他の設計会社に送られ、または顧客に返されるところである。
次に、図18は、設計プロセス162の様々なステップを行うことができる装置190を例示する。例示された実施形態の装置190は、ネットワーク192を介して1つまたは複数のクライアント・コンピュータ194に結合されるサーバまたは多ユーザ・コンピュータとして実現される。本発明の目的のために、各コンピュータ190、194は、実際には、任意の型のコンピュータ、コンピュータ・システムまたは他のプログラム可能電子デバイスに相当することができる。さらに、各コンピュータ190、194は、1つまたは複数のネットワーク・コンピュータを、例えば集合または他の分布コンピューティング・システムで使用して実現されることがある。代わりに、コンピュータ190は、単一のコンピュータまたは他のプログラム可能電子デバイス、例えば、デスクトップ・コンピュータ、ラップトップ・コンピュータ、ハンドヘルド・コンピュータ、セル電話、セット・トップ・ボックスなどの中に実現されることがある。
コンピュータ190は、典型的には、メモリ198に結合された少なくとも1つのマイクロプロセッサを含む中央処理ユニット(CPU)196を含み、メモリ198は、コンピュータ190の主記憶装置を含むランダム・アクセス・メモリ(RAM)・デバイス、ならびに、任意の補助レベルのメモリ、例えばキャッシュ・メモリ、不揮発性またはバックアップ・メモリ(例えば、プログラム可能またはフラッシュ・メモリ)、読出し専用メモリなどであることがある。その上、メモリ198は、コンピュータ190中のどこか他のところに物理的に位置付けされたメモリ記憶装置、例えば、CPU196のプロセッサ中の任意のキャッシュ・メモリ、ならびに、例えば大容量記憶デバイス200またはコンピュータ190に結合された他のコンピュータに格納されるように仮想メモリとして使用される任意の記憶容量、を含むと考えられることがある。また、コンピュータ190は、典型的には、情報を外部に伝えるためにいくつかの入力および出力を受け取る。ユーザまたはオペレータとのインタフェースとして、コンピュータ190は、典型的には、1つまたは複数のユーザ入力デバイス(例えば、特に、キーボード、マウス、トラックボール、ジョイスティック、タッチパッド、またはマイクロフォンあるいはそれらの複数)およびディスプレイ(例えば、特に、CRTモニタ、LCDディスプレイ・パネル、またはスピーカあるいはそれらの複数)を組み込んだユーザ・インタフェース202を含む。さもなければ、ユーザ入力は、他のコンピュータまたは端子を介して受け取られることがある。
追加の記憶のために、コンピュータ190は、また、1つまたは複数の大容量記憶デバイス200、例えば、特に、フロッピまたは他の取外し可能なディスク・ドライブ、ハード・ディスク・ドライブ、直接アクセス記憶デバイス(DASD)、光ドライブ(例えば、CDドライブ、DVDドライブなど)、またはテープ・ドライブあるいはそれらの複数を含むことができる。さらに、コンピュータ190は、他のコンピュータおよび電子デバイスとの情報の通信を可能にするために、1つまたは複数のネットワーク192(例えば、特に、LAN、WAN、無線ネットワーク、またはインターネットあるいはそれらの複数)とのインタフェース204を含むことができる。理解されるべきことであるが、当技術分野でよく知られているように、コンピュータ190は、典型的には、CPU196と構成要素198、200、202および204の各々との間に適切なアナログ・インタフェースまたはディジタル・インタフェースあるいはその両方を含む。本発明の背景の中に他のハードウェア環境が予想される。
以下でより詳細に説明されるように、コンピュータ190は、オペレーティング・システム206の制御の下で動作して、様々なコンピュータ・ソフトウェア・アプリケーション、構成要素、プログラム、オブジェクト、モジュール、データ構造など実行し、またはその他の形で利用する。さらに、様々なアプリケーション、構成要素、プログラム、オブジェクト、モジュールなどは、また、ネットワーク192を介してコンピュータ190に結合された他のコンピュータ中の1つまたは複数のプロセッサで、例えば分布またはクライアント・サーバ・コンピューティング環境で、実行されることがあり、それによって、コンピュータ・プログラムの機能を実現するために必要な処理は、ネットワーク上の複数のコンピュータに割り当てられることがある。
一般に、本発明の実施形態を実施するために実行されるルーチンは、オペレーティング・システムの一部または特定のアプリケーション、構成要素、プログラム、オブジェクト、命令のモジュールまたは列、またはそれどころか命令の部分集合として実施されるとしても、本明細書では、「コンピュータ・プログラム・コード」またはただ単に「プログラム・コード」と呼ばれる。プログラム・コードは、典型的には、様々なときにコンピュータ中の様々なメモリおよび記憶デバイスに常駐し、かつ、コンピュータ中の1つまたは複数のプロセッサによって読み出され実行されるとき、本発明の様々な態様を具体化するステップまたは要素を実行するために必要なステップをそのコンピュータに行わせる1つまたは複数の命令を含む。さらに、本発明は、完全に機能するコンピュータおよびコンピュータ・システムの背景でこれまで説明され、また以下でも説明されるが、本発明の様々な実施形態は様々な形のプログラム製品として配布されることが可能であり、さらに本発明は、この配布を実際に行うために使用される特定の型の機械読取可能媒体とは関係なく等しく適用されることを、当業者は理解するだろう。機械読取可能媒体の例には、特に、揮発性および不揮発性メモリ・デバイス、フロッピおよび他の取外し可能ディスク、ハード・ディスク・ドライブ、磁気テープ、光ディスク(例えば、CD−ROM、DVD、その他)のような有体記録可能型媒体、およびディジタルおよびアナログ通信リンクのような伝送型媒体があるが、これらに限定されない。
その上、以下で説明される様々なプログラム・コードは、本発明の特定の実施形態でそのプログラム・コードが実施されるアプリケーションに基づいて識別されることがある。しかし、理解されるべきことであるが、以下のどんな特定のプログラム名称集もただ単に便宜上使用されるだけであり、したがって、本発明は、そのような名称集によって識別または暗示された、あるいはその両方の任意の特定のアプリケーションだけでの使用に限定されるべきでない。さらに、コンピュータ・プログラムをルーチン、手順、方法、モジュール、オブジェクト、および同様なものに編成することができる典型的には無限数のやり方、ならびに、典型的なコンピュータ内に常駐する様々なソフトウェア層(例えば、オペレーティング・システム、ライブラリ、API、アプリケーション、アプレットなど)の間にプログラム機能を割り当てることができる様々なやり方を考慮に入れると、本発明は、本明細書で説明されるプログラム機能の特定の編成および割当てに限定されないことは、理解されるべきである。
図17の設計プロセス162の様々なアクティビティを実施するために、コンピュータ190は、例えば設計プロセス・ツール208を含めていくつかのソフトウェア・ツールを含む。集積回路の設計、検証または試験あるいはそれらの複数に関連して利用される他のツールは、また、コンピュータ190でも利用することができる。さらに、設計プロセス・ツール208は、単一コンピュータ190中に示されているが、特に複数の個人が集積回路設計の論理設計、集積化および検証に参加する場合には、これらのツールは、典型的には、別個のコンピュータ中に配置されることは、本開示の恩恵を受ける当業者によって理解されるだろう。したがって、本発明の実施形態は、図18に例示された単一コンピュータ実施に限定されない。
当業者は認めることであろうが、図17および18に例示された典型的な環境は、本発明の実施形態を限定する意図でない。実際は、他の代替ハードウェア環境またはソフトウェア環境あるいはその両方が使用されることがあることを、当業者は認めるだろう。
「垂直面」、「水平面」などのような用語についての本明細書での言及は、言及のフレームを確定するために例として行われ、限定として行われない。本明細書で使用されるような「水平面」という用語は、実際の3次元空間の方位とは関係なく、半導体基板の慣例的な平面に平行な平面として定義される。「垂直面」という用語は、たった今定義されたような水平面に対して垂直な方向を意味する。「上に」、「上方に」、「下方に」、「側」(「側壁」のような)、「より上の」、「より下の」、「離れて上に」、「真下に」および「下に」などの用語は、水平面に対して定義される。理解されることであるが、本発明の精神および範囲から逸脱することなしに本発明を説明するために、言及の様々な他のフレームが使用されることがある。また、理解されることであるが、本発明の特徴は、図面で必ずしも一定の率で拡大して示されていない。さらに、「含む」、「持っている」、「持つ」、「の付いた」という用語、またはこれらの変形が詳細な説明か特許請求の範囲かのどちらかで使用される程度に、そのような用語は、用語「備える」と同様なやり方で包括的である意図である。
本発明は、様々な実施形態の説明によって例示され、さらにこれらの実施形態はかなり詳細に説明されたが、添付の特許請求の範囲をそのような詳細に制限すること、または多少なりとも限定することは、本出願人の意図でない。追加の有利点および修正は当業者に容易に明らかである。したがって、本発明は、より広い態様では、特定の詳細、典型的な装置および方法、および図示され説明された例示の例に限定されない。したがって、出願人の全体的な発明概念の精神または範囲から逸脱することなしに、そのような詳細から逸脱する可能性がある。

Claims (25)

  1. 電気信号を伝えるように構成された信号線と、
    前記信号線の近くに位置付けされた第1の接地線と、
    前記第1の接地線を接地電位と接続する第1の電流路に配置された少なくとも1つの制御ユニットとを備え、
    前記少なくとも1つの制御ユニットは、前記信号線が、前記第1の電流路が開いているとき第1のインダクタンス値を持ち、前記第1の電流路が閉じられて前記第1の接地線を前記接地電位と結合するとき第2のインダクタンス値を持つように、前記第1の電流路を選択的に開閉するように構成されている、オンチップ集積可変インダクタ。
  2. 前記電気信号を伝えるために前記信号線と電気的に結合された集積回路と、
    前記第1の接地線、前記信号線、および前記集積回路を支持するチップと
    をさらに備え、前記第1の接地線が、前記信号線と前記チップの間に位置付けされている、請求項1に記載のオンチップ集積可変インダクタ。
  3. 前記少なくとも1つの制御ユニットが、前記チップ上に製作される、請求項2に記載のオンチップ集積可変インダクタ。
  4. 前記信号線が、第1の平面渦巻き状巻き線であり、前記第1の接地線が、前記第1の平面渦巻き状巻き線の下にある第2の平面渦巻き状巻き線である、請求項1に記載のオンチップ集積可変インダクタ。
  5. 前記信号線が、第1の平面導電線であり、前記第1の接地線が、前記第1の平面導電線と間隔を空けた関係で配置された第2の平面導電線である、請求項1に記載のオンチップ集積可変インダクタ。
  6. 前記信号線および前記第1の接地線を囲繞する誘電体材料をさらに備え、前記誘電体材料の一部が、前記信号線と前記第1の接地線の間に配置されて前記信号線と前記第1の接地線の間の電気伝導を妨げている、請求項1に記載のオンチップ集積可変インダクタ。
  7. 前記第1の接地線と前記信号線の間に配置されたキャパシタンス・シールドをさらに備える、請求項1に記載のオンチップ集積可変インダクタ。
  8. 前記第1の接地線および前記信号線を支持するチップと、
    前記チップ上に支持された集積回路と
    をさらに備え、前記集積回路が、前記電気信号を伝えるために前記信号線と電気的に結合されている、請求項1に記載のオンチップ集積可変インダクタ。
  9. 前記信号線の近くに位置付けされた第2の接地線をさらに備え、前記第2の接地線が、第2の電流路で前記接地電位と選択的に結合されるように構成され、前記第2の電流路が、前記第1の電流路から電気的に分離され、さらに、前記第2の接地線が前記接地電位と結合されたとき、前記信号線が、第3のインダクタンス値を持つ、請求項1に記載のオンチップ集積可変インダクタ。
  10. 前記第1の接地線が、第1のメタライゼーション・レベルに含まれ、前記第2の接地線が、第2のメタライゼーション・レベルに含まれ、前記信号線が、第3のメタライゼーション・レベルに含まれ、さらに、前記第1の接地線、前記第2の接地線、および前記信号線は、前記第2のメタライゼーション・レベルが前記第1のメタライゼーション・レベルと前記第3のメタライゼーション・レベルの間に配置される積重ね配列を持っている、請求項9に記載のオンチップ集積可変インダクタ。
  11. 前記第1の接地線、前記第2の接地線、および前記信号線が、共通のメタライゼーション・レベルに含まれ、前記信号線が、前記第1の接地線と前記第2の接地線の間に配置されている、請求項9に記載のオンチップ集積可変インダクタ。
  12. 前記第1の接地線および前記第2の接地線が、第1のメタライゼーション・レベルに含まれ、前記信号線が、前記第1のメタライゼーション・レベルと異なる第2のメタライゼーション・レベルに含まれる、請求項9に記載のオンチップ集積可変インダクタ。
  13. 前記信号線の近くに位置付けされた第3の接地線をさらに備え、前記第3の接地線が、第3の電流路で前記接地電位と選択的に結合されるように構成され、前記第3の電流路が、前記第1および前記第2の電流路から電気的に分離され、さらに、前記第3の接地線が前記接地電位と結合されたとき、前記信号線が、第4のインダクタンス値を持つ、請求項9に記載のオンチップ集積可変インダクタ。
  14. 前記第1の接地線、前記第2の接地線、および前記信号線が、第1のメタライゼーション・レベルに含まれ、前記第3の接地線が、前記第1のメタライゼーション・レベルと異なる第2のメタライゼーション・レベルに配置されている、請求項13に記載のオンチップ集積可変インダクタ。
  15. オンチップ集積可変インダクタを作る方法であって、
    チップ上の集積回路と電気的に結合された信号線を前記チップ上に製作することと、
    前記信号線が、第1の接地線が第1の電流路で接地電位と結合されたとき第1のインダクタンス値を持ち、前記第1の電流路が開いているとき第2のインダクタンス値を持つように、前記信号線に十分に近い前記第1の接地線を製作することと、
    前記第1の電流路を選択的に開閉するように構成された少なくとも1つの制御ユニットを製作することと
    を含む方法。
  16. 前記第1の接地線が、第1のメタライゼーション・レベルに製作され、前記信号線が、前記第1のメタライゼーション・レベルと異なる第2のメタライゼーション・レベルに製作される、請求項15に記載の方法。
  17. 前記第1の接地線および前記信号線が、同じメタライゼーション・レベルに製作される、請求項15に記載の方法。
  18. 前記信号線が、第2の接地線が第2の電流路で前記接地電位と結合されたとき第3のインダクタンス値を持ち、前記第2の電流路が開いているとき前記第2のインダクタンス値を持つように、前記信号線に十分に近い前記第2の接地線を製作することと、
    前記第2の電流路を選択的に開閉するように構成された少なくとも1つの制御ユニットを製作することと、
    をさらに備える、請求項15に記載の方法。
  19. オンチップ集積可変インダクタと電気的に結合された集積回路の動作中に前記オンチップ集積可変インダクタを調整する方法であって、
    電気信号を前記集積回路から前記オンチップ集積可変インダクタの信号線を通して送ることと、
    前記信号線のインダクタンス値を変えるために、前記信号線に十分に近い少なくとも1つの接地線を選択的に接地することと
    を含む方法。
  20. 前記少なくとも1つの接地線を選択的に接地することが、前記少なくとも1つの接地線を接地電位に電気的に結合するように少なくとも1つの制御ユニットを動作させることをさらに含む、請求項19に記載の方法。
  21. 前記少なくとも1つの制御ユニットを動作させることが、前記少なくとも1つの接地線を前記接地電位に電気的に結合するのに効果的な電圧信号を前記少なくとも1つの制御ユニットに伝えることをさらに含む、請求項20に記載の方法。
  22. 回路を設計し製造するために機械読取可能媒体中に具体化された設計構造であって、
    前記回路が、
    電気信号を伝えるように構成された信号線および前記信号線の近くに位置付けされた接地線を含むオンチップ集積可変インダクタと、
    前記接地線を接地電位と接続する電流路に配置された少なくとも1つの制御ユニットとを備え、
    前記少なくとも1つの制御ユニットは、前記信号線が、前記電流路が開いているとき第1のインダクタンス値を持ち、前記電流路が閉じられて前記接地線を前記接地電位と結合するとき第2のインダクタンス値を持つように、前記電流路を選択的に開閉するように構成されている設計構造。
  23. 前記信号線が、第1の平面渦巻き状巻き線であり、前記接地線が、前記第1の平面渦巻き状巻き線の下にある第2の平面渦巻き状巻き線である、請求項22に記載の設計構造。
  24. 前記信号線が、第1の平面導電線であり、前記接地線が、前記第1の平面導電線と間隔を空けた関係で配置された第2の平面導電線である、請求項22に記載の設計構造。
  25. 前記回路が、前記接地線と前記信号線の間に配置されたキャパシタンス・シールド
    をさらに備える、請求項22に記載の設計構造。
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