JP2011514131A - 超音波モータ - Google Patents

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Abstract

本発明は、積層型プレートの形状を有する積層型アクチュエータを備えた、超音波モータに関する。このアクチュエータは、1つまたは複数の摩擦部位または摩擦層を、その側面に有している。また、超音波モータは、アクチュエータのための電気式励起装置を有している。本発明によれば、積層型プレートは、超音波振動のための、交差している鏡像型の非対称な2つのジェネレータを有しており、これらのジェネレータが、励起電極および通常電極からなる層の形状に精密化されており、これらの電極が、圧電性セラミックの層と交互に配されており、積層型アクチュエータに、2次元の非対称の定常音波が生成される。

Description

本発明は、積層型アクチュエータを備える超音波駆動装置のグループに属している。この装置は、小型の電気機械システムにおいて使用できるものであるとともに、レンズ、すなわち、光学レンズ群、光学装置、記憶デバイスの磁気もしくは光学ヘッド、または小型の位置決めテーブルなどの、高精度の可動部を有することが可能である。
超音波積層型アクチュエータを備えた超音波モータは、たとえば、特許文献US6,081,063;US7,205,703B2;US7,211,929B2;US2007/0108869A1によって知られている。これらのいずれのモータにおいても、アクチュエータは、プレートとして構成されている。このプレートは、第1の縦モード発振および第2の曲げモード発振に同調される。このことは、モータの動作中において、第1の縦モード発振および第2の曲げモード発振はプレートにおいて同時に励起する、ということを意味する。この場合、アクチュエータは、同一の周波数をもつ電圧によって励起される。摩擦部位の最適な動作経路を得るために、縦共振と曲げ共振との周波数は、互いにわずかに異なっている。したがって、これらのアクチュエータにおける周波数位相特性は、互いに近接した2つのゼロを有しており、アクチュエータの励起周波数は、一般的に、これらのゼロの近傍、すなわち、周波数位相特性における不明確な範囲内にある。
温度を変化させることによって、または、強く作用する力の影響によって、プレートの共振周波数がわずかにシフトし、このため、アクチュエータの励起周波数も、同様に修正されることになる。励起周波数定数を一定に維持することを可能とするために、励起デバイスは、位相信号に追従することができるような構成となっている。しかしながら、周波数位相特性が不明確であるために、励起デバイスの挙動が不安定となる。このため、ある周波数から別の周波数への、自発的な周期的スイッチングが生じる可能性がある。これにより、モータにおける機能の安定性が悪化するとともに、音響ノイズの発生および摩擦接触部の摩耗の増加を引き起こす。
曲げ発振モードを使用することは、さらに、アクチュエータにおける効率性の悪化を引き起こす。このため、このようなアクチュエータに作用する十分な剛性を有する移動部位を有することが、不可能となる。
さらに、上述のような不具合の生じにくい、積層型アクチュエータを備えた超音波モータが知られている(DE102005039358A1参照)。
このモータの機能原理は、アクチュエータプレートにおける、非対称の2次元定常波の励起に基づいている。このような波は、1つのアクチュエータ共振位置だけを有している。この波の励起は、2つの積層型ジェネレータの一方によって達成される。これらのジェネレータは、アクチュエータのプレート長さの中央を通過して伸びる断面の両側に配置されている。励起された波は、アクチュエータプレートの中央部分に位置する、非常に大きな共振最大値を有している。この最大値のみが、駆動部位の移動を可能とするのである。
最適な波形は、アクチュエータにおけるプレート高さに対するプレート長さの正確な比率によってのみ、得られる。このことは、比率が、ほぼ2〜3でなければならないということを意味する。この比率が増加または減少した場合、波形が変化して、モータの機能における非常に大きな悪化、すなわち、機械的な性能の劣化、および、摩擦接触部の摩耗の増加が再び生じる。したがって、アクチュエータの長さを一定にすると、モータの高さを小さくすることが不可能となる。このことは、このようなモータをフラットなモータとして実現することができない、ということを意味する。このことは、小型の電気機械システムのためのモータにおける利用分野を狭めている。特に、駆動部の構築高さは、システムの有用性にとって重要なファクターである。
さらに、特許文献DE102005039358A1に記載のモータを使用する場合、摩擦部位を、アクチュエータの一方の側に配置することが可能となる。このことは、アクチュエータを、機械的に不安定な状態とする。駆動部位の負荷が増大している場合、このようなアクチュエータは、その角度配置を変える。これにより、この場合にも摩擦接触部の劣化が生じ、これは、張力の減少を招来する。したがって、モータの安定性および駆動部位の位置決め精度が小さくなる。
本発明の目的は、機械的な性能を増大すること、アクチュエータの構築高さを小さくすること、アクチュエータの機械的な安定性を改善すること、動作の安定性を改善すること、摩擦接触部の摩耗を小さくすること、位置決め精度を高めること、ノイズの発生を減少すること、および、広い温度および負荷の範囲において、動作の安定性を高めること、にある。
本発明は、単純な手法によって、その固有の建設的な解決法および新しい音響超音波の使用の結果として、既存の従来技術に比して好ましい効果を奏する特性を得ることが可能となるような超音波モータを実現する、という目的に基づいている。
上述した目的は、特許請求項1の構成にしたがう、提案されている高精度の超音波モータを実現することによって、達成される。
さらに、積層型プレートは、矩形またはリングの一部として、または他の任意の随意的な形状に実現されてもよい。この場合、上述したジェネレータの一方によって励起された非対称の定常波は、第2のジェネレータによって生成された波の鏡像となる。このことは、提案されている発明の構造的な分野を広げている。
さらに、アクチュエータにおける積層型プレートの高さについては、その長さの4分の1に等しいか、それよりもわずかに低くすることが可能である。このことは、モータによって生成される出力を高める。
提案されているモータでは、矩形プレートとして実現されている積層型アクチュエータにおける、電極層と圧電性セラミック層とからなる交互層は、その主表面と平行に、もしくはその側面と平行に、またはその端面と平行に配されていてもよい。
これにより、励起電圧量を変えることが可能となる。提案されているモータにおける一実施例では、リングの一部として実現されている積層型アクチュエータにおける、電極層と圧電性セラミック層とからなる交互層を、積層型プレートの主表面と平行に配することが可能である。
このことは、アクチュエータに関する製造技術を単純化する。提案されている超音波モータでは、アクチュエータの積層型プレートにおける電極層および圧電性セラミック層を、この圧電性セラミックの製造時において互いに接続することが可能であり、これにより、モノリシックボディが形成される。このことは、積層型アクチュエータの安定性を高める。
提案されているモータにおけるさまざまな実施例では、アクチュエータの積層型プレートの表面に、薄い保護層を設けることが可能である。これにより、提案されているモータを、活動的なメディアの動作から保護することが可能となる。
提案されているモータにおける一部の実施例では、アクチュエータの積層型プレートが、1つまたは2つの摩擦部位を備えることが可能であり、これらの摩擦部位が、中央部分における1つまたは2つの側面に配置されている。このことは、駆動部位の動作速度を増加する。このモータにおける他の実施例では、アクチュエータの積層型プレートが、2つまたは4つの摩擦部位を備えることが可能であり、これらの摩擦部位が、1つまたは2つの側面上に、中心線に対してその長さの4分の1にほぼ等しい端面からの間隔で配置されている。このことは、モータによって生成される出力を高める。
提案されているモータにおける他の実施例では、摩擦部位は、硬質の耐摩耗性の材料、たとえば酸化セラミックまたは他の類似の材料から形成されていてもよい。これにより、モータの摩擦接触部における摩耗は小さくなる。提案されているモータにおける摩擦部位は、低融点ガラスによって、積層型プレートの表面に溶接されてもよい。これにより、モータにおける動作時の使用温度は高くなる。
上記の摩擦部位は、また、耐摩耗性のガラスまたは耐摩耗性の材料で強化されているガラスのストライプとして実現されていてもよい。このことは、積層型アクチュエータの製造技術を単純化する。
提案されているモータのさまざまな実施例では、アクチュエータにおける積層型プレートの側面または摩擦部位が、円形、V字形状または他の形状を有するガイド溝を備えていてもよい。
さらに、アクチュエータの積層型プレートの側面または摩擦部位が、円形、V字形状または他の形状を有するガイドレールを備えていてもよい。このことは、モータの構造を単純化する。
これらの提案されているモータの実施例では、ガイド溝またはガイドレールが、耐摩耗層を備えていてもよい。これにより、モータの寿命が長くなる。
提案されているモータにおける他の実施例では、発振器の積層型プレートが、2つまたは4つの保持部材を備えていてもよく、これらは、その側面の1つに配されている。これにより、モータにおける機能の安定性、および、駆動部位の位置決め精度が向上する。
提案されているモータにおける一部の実施例では、電気式励起デバイスが、自励式のジェネレータとして実現されていてもよい。このジェネレータの励起周波数は、それに接続されている発振器の共振周波数によって決定される。
提案されているモータにおける他の実施例では、励起デバイスが、電圧制御ジェネレータを備えることが可能である。このジェネレータの励起周波数は、位相検出器によってあらかじめ決定され、この位相検出器の位相入力部は、積層型アクチュエータのフィードバック部位または電極に対して電気的に接続されている。
これらの一方および他方の双方は、モータの動作時の信頼性を高める。提案されているモータの実施例では、励起デバイスが、ハーフブリッジ型またはブリッジ型のパワーアンプを備えていてもよい。このアンプは、LC直列(シリーズ)フィルタによって積層型アクチュエータに接続されており、そのコンデンサの容量は、積層型アクチュエータの入力容量とほぼ等しいか、または、この容量よりもわずかに大きくなっている。このことは、フィルタの品質を高める一方、パワーアンプのエネルギー損失を小さくする。
提案されているモータにおける一部の実施例では、励起デバイスが、自励式のジェネレータとして実現されており、このジェネレータの励起周波数が、それに接続されている発振器の共振周波数によって決定されており、さらに、励起デバイスが、フィードバック電圧のための対称的なPWM変調器と、変調されたメッシュ電圧のためのジェネレータとを含んでいてもよく、このメッシュ電圧の周波数が、積層型アクチュエータの動作周波数よりも10倍ほど大きくなっている。
この場合、励起デバイスを、LCバンドパスフィルタを介して積層型アクチュエータに接続することが可能である。そのコンデンサは、積層型アクチュエータの電気容量によって形成されており、その共振周波数は、アクチュエータの動作周波数とPWM変調器の変調周波数との間にある。
これにより、電気式励起デバイスにおけるエネルギー損失は小さくなる。提案されているモータでは、電気式励起デバイスは、線形パワーアンプと、積層型アクチュエータに並列に接続されている補償コイルから構成されていてもよい。これにより、モータの動作安定性は向上する。
本発明を、実施形態および図面を用いることによって、より詳細に説明することとする。
積層型アクチュエータを備えた提案されている超音波モータにおける、実施形態の一例を示す図である。 積層型アクチュエータを備えた提案されている超音波モータにおける、実施形態の一例を示す図である。 積層型アクチュエータを備えた提案されている超音波モータにおける、実施形態の一例を示す図である。 積層型アクチュエータを備えた提案されている超音波モータにおける、実施形態の一例を示す図である。 積層型アクチュエータを備えた提案されている超音波モータにおける、実施形態の一例を示す図である。 積層型アクチュエータを備えた提案されている超音波モータにおける、実施形態の一例を示す図である。 積層型アクチュエータを備えた提案されている超音波モータにおける、実施形態の一例を示す図である。 積層型アクチュエータを備えた提案されている超音波モータにおける、実施形態の一例を示す図である。 積層型アクチュエータを備えた提案されている超音波モータにおける、実施形態の一例を示す図である。 積層型アクチュエータを備えた提案されている超音波モータにおける、実施形態の一例を示す図である。 積層型アクチュエータを備えた提案されている超音波モータにおける、実施形態の一例を示す図である。 積層型アクチュエータを備えた提案されている超音波モータにおける、実施形態の一例を示す図である。 積層型アクチュエータを備えた提案されている超音波モータにおける、実施形態の一例を示す図である。 積層型アクチュエータを備えた提案されている超音波モータにおける、実施形態の一例を示す図である。 積層型アクチュエータを備えた提案されている超音波モータにおける、実施形態の一例を示す図である。 超音波発振のためのジェネレータの構成を説明するための図である。 超音波発振のためのジェネレータの構成を説明するための図である。 超音波発振のためのジェネレータの構成を説明するための図である。 超音波発振のためのジェネレータの構成を説明するための図である。 提案されているモータのアクチュエータにおける積層型プレートの実施例を示す図である。 提案されているモータのアクチュエータにおける積層型プレートの実施例を示す図である。 分極の方向を示す図である。 電極構造の実施例を示す図である。 電極構造の実施例を示す図である。 通電導体の実施例を示す図である。 摩擦部位の実施例を示す図である。 アクチュエータの実施例を示す図である。 駆動部位の実施例を示す図である。 駆動部位の実施例を示す図である。 保持部材を備えたアクチュエータを示す図である。 励起源に対して積層型アクチュエータを接続するための回路を示す図である。 アクチュエータの周波数特性を示す図である。 アクチュエータの変形を示す図である。 移動経路を示す図である。 励起源の実施例における電気回路を示す図である。 励起源の実施例における電気回路を示す図である。 励起源の実施例における電気回路を示す図である。 励起源の実施例における電気回路を示す図である。
図1は、提案されている超音波モータにおける、1つの実施例を示している。このモータは、矩形の積層型プレート2の形状に実現された、積層型アクチュエータ1から形成されている。それは、その側面4の中央部分に配置された、摩擦部位3から形成されている。この摩擦部位3は、駆動部位7における耐摩耗層6の摩擦面5に押圧されている。駆動部位7は、ベアリング9内に配されているロッド8を構成している。ベアリング9は、ベースプレート10上に位置している。摩擦部位3は、板バネ12および絶縁スリーブ13を備える圧縮デバイス11によって、摩擦面5に押圧されている。このモータの改良形では、絶縁スリーブが、同時に、保持部材14を形成している。
図2は、提案されているモータにおける、他の実施例を示している。この実施例では、駆動部位7が、軸16に取り付けられたディスク15として実現されている。耐摩耗層6によって、摩擦面5は、積層型アクチュエータ1の摩擦部位3の摩擦面に押圧されているが、この耐摩耗層6は、ディスク15上に位置している。
図3に示す実施例では、モータは、2つの摩擦部位3を備えており、これらは、アクチュエータ1の矩形の積層型プレート2における2つの対向する側面4に配置されている。積層型アクチュエータ1は、ベースプレート10上に位置している2つの橋台17によって保持されている。このモータの駆動部位7は、2つのロッド8を備えており、これらは、平行に配されているとともに、摩擦面5上に耐摩耗層6を有している。圧縮デバイス11は、1つまたは複数のU字型スプリング18の形状に実現されており、これらのスプリングは、摩擦部位3に対して、ロッド8の摩擦面5を押圧している。
駆動部位7は、複数のベアリング9を備えており、これらについては、ガイドロッド19において移動させることが可能である。
図4は、積層型プレート2における一方の側面4上に配置された2つの摩擦部位3からなる積層型アクチュエータ1を有する、モータを示している。
図5は、提案されているモータにおける、さらに他の実施例を示している。この実施例は、互いに対向して配されている2つの積層型アクチュエータ1を備えており、これらは、それぞれ、2つの摩擦部位3を有している。このモータの駆動部位7は、2つの摩擦部位3を有している。このモータの駆動部位は、ロッド8として設計されている。このロッド8には、摩擦面5を備えた対向して配置されている2つの耐摩耗層6が位置している。
図6は、モータの実施例を示している。この実施例では、積層型アクチュエータ1が、4つの摩擦部位3を備えており、これらは、2つの側面4上に位置している。各摩擦部位3は、V字形状または他の形状を有するガイド溝20を含んでいる。
このモータの駆動部位7は、2つのロッド8を備えており、これらは、平行に配置されているとともに、ガイドレール21を備えている。このガイドレール21は、V字形状または他の形状を有しており、耐摩耗層6およびその上の摩擦面5を備えている。圧縮デバイス11は、1つまたは複数のU字型スプリング18の形状に実現されており、これらのスプリングは、摩擦部位3に対して、ロッド8の摩擦面5を押圧している。
図7は、駆動部位7がリング22の一部として実現されているモータを示している。摩擦面5を備えた耐摩耗層6は、リング22における2つの平面上に設けられている。
図8は、積層型アクチュエータ1が積層型プレートとして実現されているモータを示している。この積層型プレートは、リング23の一部の形状を有している。アクチュエータ1の摩擦部位3は、内部円柱面24の中央部分に配置されている。
モータの駆動部位7は、さらに、リング25の一部の形状を有していてもよい。このリング25は、アクチュエータ1と同軸上に配されている。摩擦面5を備えた耐摩耗層6は、このリングの一部として、駆動部位7の外部円柱面25上に設けられている。
図9は、同軸上に配された3つの積層型アクチュエータ1を備えたモータを示している。これらの積層型アクチュエータ1は、積層型プレートとして実現されているとともに、リング23の一部の形状を有している。これらのアクチュエータのそれぞれは、内部円柱面24上に配された、2つの摩擦部位3を備えている。このモータでは、摩擦部位は、弾性的な(弾力的な)部位26によって、耐摩耗層6の摩擦面5に対して押圧されている。この弾性部位26は、同時に、絶縁スリーブ13および保持部材14の機能を担っている。このモータの駆動部位7は、ディスク15として設計されている。
図10は、提案されているモータの実施例を示している。この実施例は、リング23の一部の形状を有する積層型プレートとしてのアクチュエータ1を備えている。摩擦部位3は、アクチュエータ1の外部円柱面27上に配置されている。駆動部位7は、ロッド8として設計されている。
図11は、さらに他のモータの実施例を示しており、この実施例は、リング23の一部の形状を有する積層型プレートとしてのアクチュエータ1を備えている。このモータでは、2つの摩擦部位3が、アクチュエータ1の外部円柱面27上に配置されている。駆動部位7も、同様に、リング22の一部として実現されており、このリング22の耐摩耗層6は、内部円柱面28上に設けられている。
図12は、3つの超音波積層型アクチュエータ1を備えた超音波モータを示している。アクチュエータのぞれぞれは、積層型プレートとして設計されているとともに、リング23の一部を構成している。各アクチュエータは、各アクチュエータ1の外部円柱面27上に配置された摩擦部位3を備えている。このモータの駆動部位7は、アクチュエータ1を取り囲んでいるリング29として実現されている。その内表面30において、リング29は、V字形状のガイド溝20を有している。この場合、摩擦部位3は、V字形状のガイドレール21を含んでいる。
図13は、提案されている超音波モータの実施例を示している。この実施例では、超音波積層型アクチュエータ1が、矩形の積層型プレート2として実現されている。プレート2は、側面4の平面31上に、摩擦層32を備えている。このモータの駆動部位7は、2つのスライドを備えている。これらのスライド33は、さらに、摩擦プレート34を備えており、スライド33は、これを介して摩擦層32との接触を維持している。スライド33は、圧縮デバイス11における2次元的に(フラットに)形成されたスプリング35によって、アクチュエータ1に押圧されている。
図14は、超音波モータを示しており、そのスライド33は、圧縮デバイス11におけるU字型スプリングによって、積層型アクチュエータ1の側面4に押圧されている。スプリング18は、ピン36によって、スライド33を保持している。
このモータの実施例では、積層型アクチュエータ1の積層型プレート37における側面4が、摩擦層32上にV字型のガイド溝を有しており、その上において、スライド33が、そのV字型のガイドレール21を用いて移動する。
図15は、超音波モータの実施例を示しており、この実施例では、積層型アクチュエータ1の積層型プレート37における側面4が、摩擦層32上に、V字型のガイドレール21を有している。スライド33は、V字型のガイド溝20とともに、ガイドレール21に押圧されている。この押圧は、圧縮デバイス11における3次元的に(体積的に)形成されたスプリング38によって、達成されている。
提案されている超音波モータでは、積層型アクチュエータ1における積層型プレート2、37または23の長さL(中心線に関する長さ。図16のポジション39、40を参照)が、励起された非対称な2次元(平面)波の長さと等しくなっている。プレート2、37または23の高さHは、Lの1/4に等しくなるように、または、Lの1/4よりもわずかに低くなる(0.7〜1)ように、選択されている。
アクチュエータ1のプレートがリング23の一部として実現されている場合には、このプレートの半径r(中心線に関する半径)は、Lの1/2にほぼ等しくなるように選択されている(図16のポジション40を参照)。
アクチュエータ1における積層型プレート2、37または23の長さLは、4つのゾーンA、B、CおよびDに分割されている。各ゾーンの長さは、Lの1/4である(図16を参照)。
ゾーンAおよびCは、超音波発振のためのジェネレータGIを形成している。ゾーンBおよびDは、超音波発振のためのジェネレータGrを形成している(図17のポジション41、42を参照)。
図18、図19の描画は、ジェネレータGIおよびGrの幾何学的特性を説明している。
ジェネレータGIおよびGrのそれぞれは、プレート2、37および23の対称面Mに関して、非対称的に配されている。この対称面Mは、ポジション43、44、47および48に示すように、中心線Lの中心点を通過して延びている。このため、ジェネレータGIおよびGrは、非対称的なジェネレータを構成している。ジェネレータGIおよびGrのそれぞれは、鏡面Sにおいて、他方のジェネレータの鏡像となっている。面Sは、Lの1/2よりも長い間隔をおいて、対称面Mと平行に延びている。ポジション43、47に示すジェネレータGIは、ポジション44、48に示すジェネレータGrの鏡像である。このことは、逆の場合にも同様に当てはまる。したがって、ポジション44、48に示すジェネレータは、ポジション43、47に示すジェネレータGIの鏡像である。
積層型アクチュエータ1の積層型プレート2、37、23におけるジェネレータGIおよびGrは、図18、図19のポジション45、46、49、50に示すように、互いに交差している。この「交差」という用語は、ジェネレータGrおよびGIが、互いに非対称的に重なっている、ということを意味している。
ジェネレータGIおよびGrのそれぞれは、励起電極51における複数の層および通常電極52における複数の層で構成される。これらの層は、圧電性セラミック53における複数の層と交互になっている(図20におけるポジション54、55、56を参照)。圧電性セラミック層53の厚さは、20〜200ミクロンとなることが可能であり、また、金属電極52、53の厚さは、0.5〜10ミクロンとなることが可能である。これらの圧電性セラミックは、およそ800〜1000℃の低い製造温度を有する必要がある。電極52、53の金属層は、圧電性セラミックにおける上記の製造温度に耐えなければならない。電極の材料として、パラジウムまたはパラジウムと銀との合金を使用することが可能である。
上記の層51、52、53を、プレート2、37、23の主表面57と平行に配することも可能であるし(図20、図21のポジション54を参照)、または、側面59と平行に配することも可能である(図20のポジション53を参照)。
図22のポジション60、61における矢印は、電極51と電極52との間での圧電性セラミック層53の分極Eにおける、2つの可能な方向を示している。
図示するように、分極ベクトルが、励起電極51および通常電極52の表面に対して、ほぼ垂直に延びている。ポジション60では、分極ベクトルは、通常電極52から離れる方向を向いている。一方、これらは、ポジション61では、通常電極に向かっている。
分極ベクトルの進路を、ジェネレータごとに変えることも可能である。
図23は、その側面4の一方に摩擦部位3を有する積層型アクチュエータ1に関する、電極51および52における可能性のある形状を示している。
図24は、その側面4にガイド溝20を有する積層型アクチュエータ1に関する、電極51および52における可能性のある形状を示している。
構成を単純化するために、ジェネレータGIおよびGrの通常電極52は、コンパクトな電極に接続されている。励起電極51は、狭小な接続電極62によって、互いに接続されている。全ての電極は突起63を備えており、これらの突起63が、上記の電極を接触面64に接続するように機能している。積層型プレート2、37および23の表面と電極との間の電気絶縁破壊を防止するために、プレートの表面を、薄いガラス層(図示せず)によって覆うことも可能である。
図25のポジション65、66、67は、通電導体の実施例を示している。接触面64に半田付けされているケーブル68(ポジション65)を、通電導体として使用することも可能である。さらに、通電導体として板バネ69を使用することも可能である。これは、導電性ゴムからなるスペーサ70を介した接触面との接触を維持する(ポジション66)。板バネ69を、同時に、摩擦面5に対して摩擦部位3を押圧するための力を生成するために、圧縮デバイス11内において使用することも可能である。通電導体として、弾性的な金属製の薄板71を使用することも可能であり、これは、同時に、アクチュエータを保持する(ポジション67)。
図26のポジション72〜86は、摩擦部位3を示している。
摩擦部位3(ポジション72〜83を参照)は、耐摩耗性の材料からなるモノリシック部位として形成されている。このような材料は、たとえば、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウムを有する酸化セラミック、窒化ケイ素、炭化ケイ素を有するセラミック、炭化タングステン、窒化チタンを有する金属セラミック、または、他のいずれかの類似した固体の耐摩耗性セラミックからなるものである。さらに、摩擦部位3を、単結晶材料から形成することも可能である。このような材料は、酸化アルミニウム(たとえば、サファイア、ルビー)、または、他のいずれかの硬質な耐摩耗性の単結晶からなるものを含んでいる。このモノリシックの摩擦部位3については、硬質ガラス、または、耐摩耗性の粒子(たとえば、酸化アルミニウム、炭化ケイ素など)によって強化されたガラスを主成分とする材料から形成することも可能である。
ポジション72〜83に示す摩擦部位3は、有機高温接着剤によって、または、低融点ガラスによって、積層型プレート2上に溶接されている。
ポジション72〜83に示す摩擦部位3は、硬質の耐摩耗性の材料からなる粒子によって強化された、高温耐性プラスチックから形成することも可能である。
ポジション84、85に示す摩擦部位3は、耐摩耗性のガラスまたは耐摩耗性の材料からなる粒子によって強化されたガラスを積層型プレート2上に溶融することによって、形成されている。
ポジション86は、2層構造の摩擦部位3を示している。摩擦部位の下層87は、積層型プレート2の弾性係数および熱膨張係数と近い弾性係数および熱膨張係数を有する材料から形成されている。たとえば、ここに、非分極性の圧電性セラミックを使用することも可能である。上層88の材料は、非常に高い強度および非常に高い摩擦耐久性を有している必要がある。この層については、酸化セラミックの薄層からなる、または、他の硬質の耐摩耗性を有するセラミック材料からなる、耐摩耗性のガラスから形成することが可能である。
図27におけるポジション89〜95は、アクチュエータ1における他の実施例を示している。このアクチュエータ1の積層型プレート2、37および23は、その側面4上に、摩擦層32を備えている。
この摩擦層32については、たとえば、硬質の耐摩耗性の材料(たとえば、酸化セラミック、金属セラミック、ガラス、耐摩耗性の材料からなる粒子によって強化されたガラス)からなる薄いプレートとして、形成することが可能である。さらに、この層32を、ダイヤモンドの多結晶として製造された、耐摩耗性の薄いプレートとすることが可能である。これは、Ti、Cr、TiN、TiCN、TiC、CrN、TiAIN、ZrN、TiZrN、TiCrNまたはCなどの物質からなるガス状媒質を用いた沈着または蒸着によって、製造される。摩擦層32は、薄いグラファイト層、または、二硫化モリブデンの層を構成することが可能である。この層は、摩擦または他の任意の好適な方法によって、アクチュエータ1における側面4の表面に付与される。
ポジション89に示すアクチュエータ1の摩擦層32は、プレート2の側面4における平面31に位置している。ポジション90〜95に示すアクチュエータ1のプレート37は、それらの側面4に付与されている、円形、V字型および台形のガイド溝20またはガイドレール21を有している。他の実施例では、ガイド溝20およびガイドレール21は、薄いプレートとして実現されている摩擦層32上に位置している。さらに他の実施例では、摩擦層32を、ガイド溝20またはガイドレール21の表面に付与された層として、製造することが可能である。したがって、これらは、積層型プレート37の一部を形成する。
図28におけるポジション96〜105は、駆動部位7に関する可能性のある実施例の一部を示している。
駆動部位7については、ロッド8として実現することが可能である(ポジション96〜97)。このロッド8は、弾性的な保持プレート106、および、摩擦面5を備えた1つまたは2つの耐摩耗層6から形成される。
耐摩耗層6については、耐摩耗性の固体材料からなる薄いプレートとして形成することが可能である。この材料は、たとえば、酸化セラミック、金属セラミック、ガラスまたは耐摩耗性の材料からなる粒子によって強化されたガラス、または、耐摩耗性の硬質プラスチックからなるものである。これらは、なめらかな摩擦面5を有しているとともに、薄い遮音層107によって、保持プレート106に接続されている。
駆動部位7は、積層構造を有することも可能である。この積層構造では、薄い遮音層107が、薄い弾性プレート108と交互に配されている(ポジション98)。
駆動部位7の耐摩耗層6は、ガイドレール21(ポジション99)、ガイド溝20(ポジション100)、または、交互に配されたガイドレール21およびガイド溝20(ポジション101)を備えることが可能である。ガイドレール21およびガイド溝20については、円形、V字形状または他の形状に実現することが可能である。
図28のポジション102および103は、組み立てられた駆動部位7を示している。これらの駆動部位7は、2つのロッド8を有しており、これらは、スプリング38または18によって一緒に保持されている。これらの駆動部位7のロッド8を、射出成形によって、耐摩耗性の硬質プラスチックから製造することも可能である。スプリング38、18を、これらが成形されるように、ロッド8の本体と一体化することも可能である。
図28のポジション104、105は、モノリシックの駆動部位7における実施例を示している。これらの実施例は、たとえば射出成形を用いることによって、全体的にプラスチック材料から形成されている。
いずれの場合においても、これらのプラスチックは、半結晶のポリアクリルアミドによって形成された基礎を有する、適切なものである。これは、酸化アルミニウム粒子または他の耐摩耗性の材料からなる粒子を含むガラス相によって、強化されている。
図29のポジション109、110、111、112は、リング22の一部、リング29およびディスク15として実現された、駆動部位を示している。
図30は、アクチュエータ1、保持部材113を有する積層型プレート2を示している。
図31は、アクチュエータ1を電気式励起デバイス114に接続する電気回路を示している。この回路は、ジェネレータ115のための切換スイッチを備えている。電気式励起デバイス114は、周波数ωの正弦波の励起電圧Uを付与する。この電圧によって、正弦波電流Iが、アクチュエータ1を流れる。励起電極51と通常電極52との間に、電気容量Cが形成される。これは、同時に、アクチュエータ1の入力容量を表している。
図32は、アクチュエータ1のジェネレータGIまたはGrにおける電気インピーダンスZの周波数依存性(ポジション116)、および、励起電圧Uとアクチュエータ1を流れる電流Iとの間の位相シフトψにおける周波数依存性(ポジション117)を示している。この依存性は、矩形のプレート2として実現されているアクチュエータ1にも当てはまるとともに、L=50mm、H=10.5mm、D=4mmの大きさを有している。ωは、アクチュエータ1の動作周波数を表している。
図33は、アクチュエータ1の動作周波数であるωによって、プレート2の最大変形のイメージを表現している。ポジション118、119は、ジェネレータGIによって駆動された場合における、プレート2の変形のイメージを表現している。ポジション120、121は、ジェネレータGrによって駆動された場合における、プレート2の変形のイメージを表現している。
図34は、ジェネレータGIによって駆動された場合(ポジション124)、および、ジェネレータGrによって駆動された場合(ポジション125)における、プレート2の表面31(58)および59に位置している質点123の動作経路122を示している。
図35は、追加的な電気部品を含む、アクチュエータ1における電気式励起デバイス114のブロック図である。このブロック図は、パルス式のパワーアンプ126、出力部127、制御入力部129を有する電源スイッチ128、フィードバック部位130、フィードバック回路131、および、制御入力部133を有する可変切換スイッチ132から形成されている。
パワーアンプ126については、ハーフブリッジ型アンプ(図35参照)またはブリッジ型アンプとして実現することが可能である。ブリッジアンプが使用されている場合、マッチングトランスを適用する必要がある(図示せず)。フィードバック回路131は、電圧フィルタ134、フィードバック回路135のアンプ、位相シフタ136から構成されている。
アクチュエータ1は、出力フィルタ137を介して、アンプ126の出力部127に接続されている。出力フィルタ137は、インダクタンスLを有するインダクタンスコイル138、および、容量Cを有するコンデンサ139から形成されている。
図36は、電気式励起デバイス114における他の実施例を示している。この実施例では、フィードバック回路131が、方形波電圧のためのパルス整形器140、および、位相検出器141から形成されている。パルス整形器140は、電圧フィルタ134およびコンパレータ142から形成されている。位相検出器141は、位相シフトにおける制御電圧へのコンバータ143、および、電圧制御ジェネレータ144から形成されている。位相検出器141は、補助入力部145、位相入力部146および出力部147を備えている。
この実施例では、フィードバック回路131は、フィードバック部位130に対して直接的に接続されている。または、これを、図36に示すように、減結合レジスタ148によって、励起電極51に接続することも可能である。
図37は、励起デバイス114における他の実施例を示している。この励起デバイスは、フィードバック電圧のためのPWM変調器149から形成されている。変調器149は、変調部位150およびメッシュ電圧ジェネレータ151を備えている。
図35に示す電気式励起デバイス114の実施例は、線形パワーアンプ152、および、積層型アクチュエータ1と平行に接続されている補償コイル153から形成されている。補償コイル153は、インダクタンスLを有している。これは、容量Cを有する減結合コンデンサ154を介して、線形パワーアンプ152の出力部127に接続されている。提案されている超音波モータは、以下のように機能する。ジェネレータGIまたはGrによって生成された、ωと等しい周波数(図32を参照)を有する正弦波電圧U(図31を参照)が、励起電極52および通常電極51に印加された直後に、積層型アクチュエータ1において、2次元的な(平面的な)非対称の定常音波が生成される(図33を参照)。この場合、周波数ωは共振周波数であり、この周波数において上記のような波が生成される。波の励起は、ジェネレータGIまたはジェネレータGrにおける活性領域A、CまたはB、Dによって実行される(図16〜図21、図23を参照)。アクチュエータ1の長さLは、励起された非対称の波の長さを規定する。
ジェネレータGIまたはジェネレータGrにおける活性領域A、CまたはC、Dのそれぞれは、交互に配された電極層51、52と、これらの間の薄い圧電性セラミック層53とから形成されており(図20、図21、図22、図31を参照)、アクチュエータ1の最大変形は、低い励起電圧を必要とするだけである。さらに、アクチュエータ1は、アクチュエータ1の内部において濃縮され外部に出ることのない電場によって、体積の全体にわたって励起される。
活性領域A、CまたはB、Dのいずれか1つにおいて、励起層51、通常電極52、および、これらの間の圧電性セラミック層53を、図20、図21、図22のポジション54、55、56に示すように、配することも可能である。層の配置を変えることによって、非対称の定常波における励起の有効性を変更することが可能である。これにより、励起電圧Uの強度が、より低い電圧値範囲に向かって修正される。
非対称の定常波が生じた場合には、積層型プレート1の表面31(58)、59上に位置している質点123は、図34に示す線形の動作経路において移動する。
励起された非対称の定常波は、それを他の形状からなる非対称の定常波から区別する特性を有している。それは、たとえば、発振速度に関する3つの最大値、すなわち、中心最大値および2つの横方向の最大値を有している。中心最大値は、プレート2の中心に位置している。横方向の最大値は、プレート2の中心線に対してLのほぼ1/4である端面59からの間隔で位置している。中心最大値に位置している質点123の動作経路122は、表面31(58)に向かって、すなわち、横方向の最大値に位置している質点123の動作経路122とは逆方向に、傾いている。
上述した波は、積層型アクチュエータを備えた公知の超音波モータにおいては、現時点においては、使用されていない。
提案されているモータでは、図1〜図12、図30に示すように、摩擦部位3は、アクチュエータ1のプレート2における中心最大値のエリア内か、または、横方向の最大値のエリア内に配されている。ジェネレータGIまたはジェネレータGrによって電気的に励起された場合には、摩擦部位3は、動作経路122と同様に、摩擦面5に向かって傾斜している動作経路上を移動(発振)する。
駆動部位7の移動メカニズムについては、以下のように説明することが可能である。摩擦部位3が摩擦面5の方向からずれた場合、それは、摩擦面5に押しつぶされる/引っかかることになり、それを前方に押圧する。これにより、駆動部位7は、動作経路122の傾斜方向に移動する。摩擦部位3が摩擦面5から離れる方向にずれた場合、それが分離して、駆動部位7が、慣性によって移動することができるようになる。
アクチュエータ1のプレート2、37が摩擦層32を備えているモータ内では(図13〜図14、図24、図25を参照。図25内のポジション67、図27を参照)、駆動部位の動作の方向を、駆動部位7の摩擦面5上における摩擦層32の全ての発振している質点の相互作用によって、説明することが可能である。
アクチュエータ1がリング23の一部を形成しているモータは、アクチュエータ1が矩形のプレート2として設計されているモータと同様に動作する。これは、リング23の一部となっているアクチュエータ1が、わずかに湾曲している、という事実に起因する。この湾曲は、Lの1/2にほぼ等しくなるように選択されている、半径rによって規定される(図16、ポジション40を参照)。
駆動部位7の移動速度および生成される力は、「駆動部位5の耐摩耗層6における摩擦面5に対する、摩擦部位3の動作経路の傾斜角度」に依存する。この角度は、中心線に関する、プレート2の高さHに対するLの比率によって決定される。
試作品のモータのテスト中、これらのモータは、L/H=4.75の比率において、それらの最大速度および最大出力を発現している。これらのテストは、L=50mm、H=10.5mm、D=4mmのサイズを有するプレートを備えたアクチュエータを用いて、実行された。このプレートは、タイプPIC181の圧電性セラミックから製造されていた。最適なL/H比は、プレートの長さLおよび圧電性セラミックのタイプが異なる場合には、変化する可能性がある。
アクチュエータ1の動作周波数については、数式ω=N/Lにしたがって決定することも可能である。ここで、Nは、励起された非対称波の周波数定数である。タイプPIC181の圧電性セラミックから形成されたアクチュエータ1に関する周波数定数は、8250Hzである。
提案されているモータでは、アクチュエータ1の積層型プレート2(37、23)は、超音波を発振するための2つの非対称なジェネレータGIおよびGrを備えている。これらは、横向きに反転した状態で配されている(図18、図19を参照)。アクチュエータ1の構成によれば、ジェネレータ(GIまたはGr)の一方によって、アクチュエータ1内に、非対称の定常波を独立に生成することが可能である。これは、第2のジェネレータ(GIまたはGr)によって生成される波の鏡像である(図33、図34を参照)。ジェネレータの特性は、プレート2、23、37の表面32(58)、24、25上に位置している質点123の動作経路122における傾斜角度を反転させることが可能であり、このために、摩擦部位3の動作経路または摩擦層32の質点における動作経路の傾斜角度を変化させることが可能である。この傾斜角度の変化は、切換スイッチ115または132を用いることによって、ジェネレータGIおよびGrを単に切り替えることによって、達成される。同時に、生成された非対称波は、その横向きに反転している形状を変化させる(図33、図34を参照)。
動作経路122の傾斜角度を反転させることによって、モータの動作パラメータ(速度および出力)を維持した状態で、駆動部位7の動作方向を変えることが可能となる。この特性は、1つまたは2つの摩擦部位3をその一方の側面に備えているとともに(図1、図2、図4、図5、図7〜図12を参照)、2つまたは4つの摩擦部位3をその2つの反対側の側面に備えた(図3、図6を参照)アクチュエータ1によって、および、摩擦層32を備えたアクチュエータ1によって(図13、図14、図15、24、図27)、満たされる。
提案されている発明は、さらに、アクチュエータ1に関する他のプレート形状を考慮に入れている。これは、上述した形状とは異なっているとともに、ジェネレータ(GIおよびGr)の一方によって、アクチュエータ1内に非対称の定常波を独立に生成することが可能である。この波は、第2のジェネレータ(GIおよびGr)によって生成される波の鏡像を表している。提案されている超音波モータの効率的な動作を可能とするためには、励起電圧Uの周波数が、2次元の非対称の定常音波における共振周波数(アクチュエータ1の動作周波数ωと等しい)と等しくなるように維持されていること、が重要である。生成された2次元の非対称の定常音波における共振周波数は、気温および駆動部位7に付与される負荷に応じて、わずかに変化する。このため、電気式励起デバイスは、この変化に追随し、これを補償しなければならない。
このために、電気式励起デバイス114は、提案されている発明にしたがって、自励式のジェネレータとして実現されている。このジェネレータの励起周波数は、それに接続されている積層型アクチュエータ1の共振周波数によって、あらかじめ決定されている(図35を参照)。
電気式励起デバイスを実現するために、励起電圧Uに関する、アクチュエータ1を流れる電流Iの位相シフトにおける周波数依存性が利用される。この依存性は、アクチュエータ1の機械的な共振(図31、図32を参照)に近い(すなわち、周波数ωに近い)、ゼロの位相シフトだけを有している。
この電気式励起デバイス114は、以下のように機能する。供給電圧Eが印加されると、アクチュエータ1を電流インパルスが流れ、これにより、アクチュエータは、その共振周波数での発振を開始する。その結果として、フィードバック部位130にフィードバック電圧が形成される。これは、アクチュエータ1を流れる電流に比例するとともに、フィードバック信号を表している。この電圧は、フィードバック回路131の入力部に供給され、ここで、フィルタ134によってフィルタリングされる。このフィルタは、この電圧における第1の高調波を除去する。これは、アクチュエータ1の動作周波数ωに相当する。次に、アンプ135によって電圧振幅が増幅され、位相シフタ136によって位相がシフトされる。その後、電圧は、パワーアンプ126の入力部に供給され、同様に増幅されて、その出力部127から、フィルタ137を介して、アクチュエータ1に供給される。回路は、動作周波数ωにおいて、閉フィードバック回路の位相シフト角度がゼロに等しくなるとともに、増幅係数が1より大きくなるように、補償される。このように、図35に示す電気式励起デバイス114は、周波数ωで発振する自励式のジェネレータを表している。この回路の補償は、フィードバック回路131のアンプ135および位相シフタ136によって達成される。供給電圧Eを印加した直後、または、電源スイッチ128を閉じた直後に、デバイスは、周波数ωで独立に発振する。
また、励起デバイス114の動作周波数を周波数ωに維持するような、他の原理を適用することも可能である。この場合、フィードバック回路131は、方形波電圧のためのパルス整形器140および位相検出器141から形成される。パルス整形器140は、フィルタ134およびコンパレータ142から形成される。図36に示すように、位相検出器141は、位相シフトにおける制御電圧へのコンバータ143、および、電圧制御ジェネレータ144を備えている。
この電気式励起デバイスは、以下のように機能する。供給電圧Eが供給された直後、ジェネレータ144が、周波数ωに近い周波数での発振を開始する。最初に、アクチュエータ1は、この周波数で発振する。フィードバック部位130または励起電極(自由電極)51において、フィードバック電圧が形成される。この電圧は、フィルタ134を介して、コンパレータ142に供給される。コンパレータ142は、方形波電圧を生成し、この電圧は、位相検出器141の位相入力部(測定入力部)146に供給される。検出器141の補助入力部145では、補助的な方形波電圧を利用することが可能である。
したがって、入力部145および146において、位相シフトにおける2つの方形波電圧を利用することが可能である。これにより、コンバータ143の出力部において利用可能な制御電圧の強度が決定される。この電圧は、ジェネレータ144の入力部に供給される。ここでは、それは、周波数によって、ジェネレータの励起を制御する。すなわち、それが、周波数ωに対して永続的に等しくなるような範囲に周波数をシフトするように、励起を制御する。
この実施例では、位相検出器141を、個別の電子部品およびプログラム制御されたマイクロプロセッサの双方によって実現することが可能である。さらに、位相検出器141を、配線論理を有する部品によって実現することも可能である。第1および第2のケースでは、出力フィルタ137は、周波数ωに同調されたバンドパスフィルタを表している。これは、ωに等しい周波数を有するパワーアンプ126によって与えられた方形波電圧から、第1の高調波を除去するように機能する。このフィルタにおけるコンデンサ130の容量は、「それが、積層型アクチュエータ1の入力容量Cと等しいか、または、Cよりわずかに大きくならなければならない」という条件が満たされるように、選択される。これにより、必要なフィルタの品質を得ることが可能となる。
図37は、電気式励起デバイス114における別の実施例を示している。この場合、電気式励起デバイスは、フィードバック電圧に関する、対称的なPWM変調器149から形成されている。この変調器149は、変調部位150およびメッシュ電圧ジェネレータ151から形成されている。このジェネレータの周波数は、周波数ωのほぼ10倍の大きさである。オペアンプまたはコンパレータを、変調部位150として使用することも可能である。
変調器149を利用することによって、正弦波のフィードバック電圧が、高周波のメッシュ電圧によって変調される。その結果、変調器149の出力部において、PWM変調された対称的な方形波電圧が利用可能となる。そのパルス繰り返し周波数は、周波数ωのおよそ10倍の大きさである。この電圧は、パワーアンプ126の入力部に供給され、ここで、パワーアンプ126によって増幅される。
その結果、周波数ωのおよそ10倍の大きさのパルス繰り返し周波数を有する方形波のPWM電圧が、フィルタ137の入力部に供給される。この電圧スペクトルは、ωに等しい周波数を有する成分を含んでいる。この成分を選択するために、フィルタ137のコイル138におけるインダクタンスLを、上述した実施例に比べて極めて小さく(およそ5〜10倍ほど小さく)なるように、選択することが可能である。アクチュエータ1の入力容量C(図37を参照)を、フィルタ137に関するコンデンサ139として使用することが可能である。この場合、フィルタ137は、ωと10ωとの間の周波数に同調される。したがって、誘導コイル138のアクティブ抵抗を、著しく減少することが可能となる。すなわち、入力フィルタ137のエネルギー損失が、著しく小さくなる。このことは、電気式励起デバイス114の効率性を増大する。
線形パワーアンプ152が使用されている場合、図38に示すように、補償コイル153を、積層型アクチュエータ1と並列に接続することが可能である。インダクタンスは、条件ω=1/ωを考慮することによって、選択される。ここで、Cは、Cよりも極めて大きくなるように選択される。
このため、電気容量Cを補償することが可能となるとともに、線形パワーアンプ152の動作安定性を(したがって、モータ全体の動作安定性を)、実質的に増大することが可能となる。
本発明にしたがって実現される超音波モータでは、積層型アクチュエータにおける高さにHに対する長さLの比は、DE102005039358A1にしたがうアクチュエータに比べて、2倍ほど大きくなっている。したがって、同じ高さHを有する場合には、アクチュエータに摩擦部位を備えた本発明のモータにおける機械的な性能は、2倍高くなっている。他方、機械的な性能が同じ場合には、積層型アクチュエータの高さを、DE102005039358A1に比べて、2分の1に維持することが可能である。
このことは、本発明にしたがう超音波モータの用途における実用範囲を広げている。
提案されているモータでは、積層型アクチュエータにおける一方の側に、2つの摩擦部位を配することが可能である。このことは、積層型アクチュエータの機械的安定性を実質的に強化する。駆動部位7に任意的な機械的負荷が付与されている場合においても、このようなアクチュエータは、その角度位置を変更しない。このことは、モータの張力における安定性を著しく増大するとともに、駆動部位7の移動速度の不変性を増大する。これらの双方によって、モータの最大張力の範囲内において、駆動部位7の位置決め精度を高めることが可能となる。
提案されている本発明のモータの積層型アクチュエータは、高さHに対する長さLの比に関して、動作経路における最適な傾斜角度を有している。この比は、DE102005039358A1にしたがう積層型アクチュエータの比よりも、2倍大きい(より有利である)。DE102005039358A1にしたがう積層型アクチュエータにおける高さHに対する長さLの比は、最適ではない。したがって、積層型アクチュエータにおける同様の幾何学的なサイズとともに、本発明にしたがう提案されているモータは、DE102005039358A1にしたがうモータに比べた場合における、摩擦接触部の著しく小さい摩耗によって、および、その結果としてのより長い寿命によって、特徴づけられている。それは、より低いノイズレベルを有している。
提案されているモータのアクチュエータでは、2次元の定常音波が生成される一方、屈曲波が生成されない。このため、本発明にしたがって実現されるモータは、機械的により堅固な駆動部位を備えることが可能である。
したがって、このようなモータは、特許文献US6,081,063;US7,205,703B2;US7,211,929B2;US2007/0108869A1にしたがうモータに比べて、より高い機械的性能を有している。
提案されている超音波モータの積層型アクチュエータは、動作周波数に近い共振ポイントを有しているだけである。このため、電気式励起デバイスの周波数を、これをアクチュエータの動作周波数に等しい値に維持することが可能となるように、一意的に制御することが可能である。このことは、幅広い温度範囲において、非常に大きな負荷力が存在する場合に、本発明によって実現されている超音波モータの動作安定性を強化する。特許文献US6,081,063;US7,205,703B2;US7,211,929B2;US2007/0108869A1にしたがう公知のモータに比べて、提案にしたがって実現されているモータは、温度が変化したときに、および、非常に大きな張力が存在する場合に、より安定的に機能する。
1 積層型アクチュエータ
2 アクチュエータ1における矩形の積層型プレート
3 アクチュエータ1の摩擦部位
4 アクチュエータ1の側面
5 耐摩耗層6の摩擦面
6 駆動部位7の耐摩耗層
7 駆動部位
8 駆動部位7のロッド
9 ベアリング
10 ベースプレート
11 圧縮デバイス
12 圧縮デバイス11の板バネ
13 絶縁スリーブ
14 保持部材
15 ディスクとして設計された駆動部位7
16 軸
17 橋台
18 圧縮デバイス11のU字型スプリング
19 ガイドロッド
20 ガイド溝
21 ガイドレール
22 リングの一部として設計された駆動部位7
23 リングの一部の形状を有する積層型プレートとしての積層型アクチュエータ1
24 リング23の一部としてのアクチュエータ1における内部円柱面
25 リング23の一部としての駆動部位7における外部円柱面
26 弾性的な(弾力的な)部位
27 リング23の一部としてのアクチュエータ1における外部円柱面
28 リング23の一部としての駆動部位7における内部円柱面
29 リングとして設計された駆動部位7
30 リング29として設計された駆動部位7における内表面
31 プレート2の側面4における平面
32 摩擦層
33 駆動部位7のスライド
34 駆動部位7の摩擦プレート
35 圧縮デバイス11における2次元的に(フラットに)形成されたスプリング
36 スライド33のピン
37 ガイドチャネル20またはガイドレール21を有するアクチュエータ1の積層型プレート
38 圧縮デバイス11における3次元的に(体積的に)形成されたスプリング
39〜50 アクチュエータ1の積層型プレート2、37、23の描画を有する図
51 励起電極の層または励起電極
52 通常電極の層または通常電極
53 圧電セラミック層
54〜56 アクチュエータ1における積層型プレート2、34の描画を有する図
57 アクチュエータにおけるプレート2、37、23の主表面
58 アクチュエータ1におけるプレート2、37、23の側面4の表面
59 プレート2、37の端面
60、61 圧電セラミック層53の分極方向を示す図
62 接続電極
63 電極48、49の突起
64 接触面
65、66、67 通電導体の実施例の図
68 通電導体として使用されるケーブル
69 通電導体として使用される板バネ
70 導電ゴムのスペーサ
71 通電導体として使用される弾性層板
72〜86 摩擦部位3の実施例の図
87 摩擦部位86の下層
88 摩擦部位86の上層
89〜95 アクチュエータ1の実施例の図
96〜105 駆動部位7の実施例の図
106 保持プレート
107 遮音層
108 薄い弾性プレート
109〜112 駆動部位7の実施例を用いた図
113 保持部材
114 超音波発振のためのジェネレータにおける電気的な励起のためのデバイス
115 超音波発振のためのジェネレータにおける切換スイッチ
116、117 インダクタンスおよび位相シフトの周波数依存性を示す図
118、119、120、121 プレート2の変形を示す図
122 質点123の動作経路
123 プレート2の表面31(58)、59上の質点
124、125 動作経路122を示す図
126 パルス式のパワーアンプ
127 パワーアンプ126の出力部
128 電源スイッチ
129 電源スイッチ128の制御入力部
130 フィードバック部位
131 フィードバック回路
132 超音波ジェネレータのための可変切換スイッチ
133 切換スイッチ132の制御入力部
134 フィードバック回路の電圧フィルタ
135 フィードバック回路の電圧アンプ
136 フィードバック回路の位相シフタ
137 出力フィルタ
138 フィルタ137のインダクタンスコイル
139 フィルタ137のコンデンサ
140 方形波電圧のためのパルス整形器
141 位相検出器
142 コンパレータ
143 位相シフトにおける制御電圧へのコンバータ
144 電圧制御ジェネレータ
145 位相検出器141の補助入力部
146 検出器141の位相入力部
147 位相検出器141の出力部
148 減結合レジスタ
149 対称性的なPWM変調器
150 変調部位
151 メッシュ電圧ジェネレータ
152 線形パワーアンプ
153 補償コイル
154 減結合コンデンサ

Claims (26)

  1. 積層型プレートとしての積層型アクチュエータと、このアクチュエータの電気式励起デバイスとを備えた超音波モータであって、
    前記アクチュエータが、その側面に、1つまたは複数の摩擦部位または摩擦層を有しており、摩擦部位または摩擦層が、駆動部位における1つまたは2つの摩擦層に対して圧迫または押圧されている、超音波モータにおいて、
    前記積層型プレートが、超音波を発振するための、交差している鏡像型の非対称な2つのジェネレータを備えており、これらのジェネレータが、励起電極および通常電極からなる層の形状に実現されており、これらの電極が、圧電性セラミックの層と交互に配されており、前記積層型アクチュエータに2次元の非対称の定常音波が生成される、ことを特徴とする、超音波モータ。
  2. 前記積層型プレートが、矩形またはリングの一部として、または他の任意の随意的な形状に実現されており、前記ジェネレータの一方によって励起された非対称の定常波が、第2のジェネレータによって生成された波の鏡像を表していることを特徴とする、
    請求項1に記載の積層型アクチュエータを備えた超音波モータ。
  3. 前記積層型プレートの高さが、その長さの4分の1に等しいか、それよりもわずかに低いことを特徴とする、
    請求項1に記載の積層型アクチュエータを備えた超音波モータ。
  4. 矩形プレートの形状を有する前記積層型アクチュエータにおける、交互に配されている電極層と圧電性セラミック層とが、その主表面と平行に、またはその側面と平行に、またはその端面と平行に配されていることを特徴とする、
    請求項2に記載の積層型アクチュエータを備えた超音波モータ。
  5. 前記リングの一部の形状を有する前記積層型アクチュエータにおける、交互に配されている電極層と圧電性セラミック層とが、前記積層型プレートの主表面と平行に配されていることを特徴とする、
    請求項2に記載の積層型アクチュエータを備えた超音波モータ。
  6. 前記積層型プレートの電極層および圧電性セラミック層が、この圧電性セラミックの製造時において互いに接続されているとともに、モノリシックボディを形成していることを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の積層型アクチュエータを備えた超音波モータ。
  7. 前記積層型プレートの表面が、ガラスからなる薄い保護層によって覆われている、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の積層型アクチュエータを備えた超音波モータ。
  8. 前記積層型プレートが、1つまたは2つの摩擦部位を備えており、これらの摩擦部位が、中央部分におけるその1つまたは2つの側面に配置されていることを特徴とする、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の積層型アクチュエータを備えた超音波モータ。
  9. 前記積層型プレートが、2つまたは4つの摩擦部位を備えており、これらの摩擦部位が、その1つまたは2つの側面上に、中心線に対してその長さの4分の1である端面からの間隔で配置されていることを特徴とする、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の積層型アクチュエータを備えた超音波モータ。
  10. 前記摩擦部位が、硬質の、耐摩耗性の材料、酸化セラミック、または他の類似の材料から形成されていることを特徴とする、
    請求項8または9のいずれか1項に記載の積層型アクチュエータを備えた超音波モータ。
  11. 前記摩擦部位が、低融点ガラスによって、積層型プレートの表面に溶接されていることを特徴とする、
    請求項10に記載の積層型アクチュエータを備えた超音波モータ。
  12. 前記摩擦部位が、耐摩耗性のガラスまたは耐摩耗性の材料からなる粒子によって強化されているガラスのストライプとして実現されていることを特徴とする、
    請求項8または9に記載の積層型アクチュエータを備えた超音波モータ。
  13. 前記積層型プレートの側面または摩擦部位が、円形、V字形状または他の形状を有するガイド溝を備えていることを特徴とする、
    請求項2、8または9に記載の積層型アクチュエータを備えた超音波モータ。
  14. 前記積層型プレートの側面または摩擦部位が、円形、V字形状または他の形状を有するガイドレールを備えていることを特徴とする、
    請求項2、8または9に記載の積層型アクチュエータを備えた超音波モータ。
  15. 前記ガイド溝またはガイドレールが、耐摩耗層を備えていることを特徴とする、
    請求項13または14に記載の積層型アクチュエータを備えた超音波モータ。
  16. 前記発振器の積層型プレートが、2つまたは4つの保持部材を備えており、これらが、その側面の1つに配されていることを特徴とする、
    請求項1〜15のいずれか1項に記載の積層型アクチュエータを備えた超音波モータ。
  17. 前記電気式励起デバイスが、自励式のジェネレータとして実現されており、このジェネレータの励起周波数が、それに接続されている発振器の共振周波数によって決定されることを特徴とする、
    請求項1〜16のいずれか1項に記載の積層型アクチュエータを備えた超音波モータ。
  18. 前記電気式励起デバイスが、電圧制御ジェネレータを備えており、このジェネレータの励起周波数が位相検出器によってあらかじめ決定され、この位相検出器の位相入力部が、前記積層型アクチュエータのフィードバック部位または電極に対して電気的に接続されていることを特徴とする、
    請求項1〜16のいずれか1項に記載の積層型アクチュエータを備えた超音波モータ。
  19. 前記励起デバイスが、ハーフブリッジ型またはブリッジ型のパワーアンプを備えており、このアンプが、L直列フィルタによって前記積層型アクチュエータに接続されており、そのコンデンサの電気容量が、前記積層型アクチュエータの入力容量とほぼ等しいか、または、この容量よりもわずかに大きくなっていることを特徴とする、
    請求項17または18に記載の積層型アクチュエータを備えた超音波モータ。
  20. 前記電気式励起デバイスが、自励式のジェネレータとして実現されており、このジェネレータの励起周波数が、それに接続されている発振器の共振周波数によって決定されており、さらに、前記電気式励起デバイスが、フィードバック電圧のための対称的なPWM変調器と、変調されたメッシュ電圧のためのジェネレータとを含んでおり、このメッシュ電圧の周波数が、前記積層型アクチュエータの動作周波数よりも10倍ほど大きいことを特徴とする、
    請求項17に記載の積層型アクチュエータを備えた超音波モータ。
  21. 前記電気式励起デバイスが、Lバンドパスフィルタを介して前記積層型アクチュエータに接続されており、そのコンデンサが、前記積層型アクチュエータの電気容量によって形成されており、前記共振周波数が、前記アクチュエータの動作周波数と前記PWM変調器の変調周波数との間にあることを特徴とする、
    請求項20に記載の積層型アクチュエータを備えた超音波モータ。
  22. 前記電気式励起デバイスが、線形パワーアンプから構成されているとともに、前記積層型アクチュエータと並列に接続されている補償コイルを含んでいることを特徴とする、
    請求項1、17または18に記載の積層型アクチュエータを備えた超音波モータ。
  23. 前記圧電性セラミックが分極していることを特徴とする、
    上述した請求項のいずれか1項に記載の積層型アクチュエータを備えた超音波モータ。
  24. 前記分極している圧電性セラミックの分極ベクトルが、前記励起電極と通常電極との表面に対してほぼ垂直に延びていることを特徴とする、
    請求項23に記載の積層型アクチュエータを備えた超音波モータ。
  25. 前記分極している圧電性セラミックの分極ベクトルが、前記通常電極の方向を向いているか、または、この通常電極から離れる方向を向いていることを特徴とする、
    請求項23または24に記載の積層型アクチュエータを備えた超音波モータ。
  26. 前記分極ベクトルの方向が、ジェネレータごとに異なっていることを特徴とする、
    請求項23〜25のいずれか1項に記載の積層型アクチュエータを備えた超音波モータ。
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